JP2006179209A - 雌端子及びコネクタ - Google Patents

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知永子 鳥居
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Abstract

【課題】材料の歩留りを向上することができる雌端子及びコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタ1は雌端子2を備えている。雌端子2は電気接触部7を備えている。電気接触部7は相手方の雄端子22の挿入子5が侵入する筒状の筒部10と弾性片13a,13bとインデント14a,14bを備えている。弾性片13a,13bは円盤状の中央部15と中央部15の周りに互いに間隔を空けて設けられているとともに中央部15と筒部10の壁8a,11とを連結する複数の連結片16とを備えており中央部15を壁8a,11より筒部10の内側に位置付けるように曲げられることで形成される。インデント14a,14bは壁8a,11から筒部10の内側に突出している。筒部10内に挿入された挿入子5は弾性片13a,13bとインデント14a,14bとに挟まれる。弾性片13a,13bは挿入子5を筒部10に内面に向かって付勢する。
【選択図】図3

Description

本発明は、雌端子及びコネクタに係り、例えば帯状の雄タブを挟持することにより導通を行う雌端子、かかる雌端子を有するコネクタに関する。
従来より、図9に示すような雌端子50(例えば特許文献1参照)が用いられている。雌端子50は、電気接触部51と、電気接触部51に連なりかつ電線(図示しない)が取り付けられる電線接続部52と、を備えている。電気接触部51は、筒状に形成されている。電気接触部51には、雄端子53の帯状の雄タブ54が挿入される。雄端子53は、帯状の雄タブ54と、前記雄タブ54に連なりかつ電線が取り付けられる電線接続部(図示しない)と、を備えている。
電気接触部51は、筒部55と、固定接点56と、舌片状のばね接点57と、を備えている。固定接点56は、筒部55の内面から凸状に形成されている。ばね接点57は、帯状に形成され、一端が筒部55の先端に連なり、筒部55内に収容されるように曲げられている。ばね接点57は、弾性変形自在である。ばね接点57は、筒部55内の固定接点56に相対する位置に設けられている。
図10中に実線で示すように、筒部55に雄タブ54が挿入されると、接点56,57と雄タブ54とが、当接する。雄タブ54が筒部55に挿入されるにしたがって、図10の一点鎖線で示すように、ばね接点57は、雄タブ54から離れる方向に徐々に変位する。すると、ばね接点57は、雄タブ54を固定接点56即ち筒部55の内面に向かって付勢する。こうして、雄タブ54と接点56,57とを接触して、雌端子50と雄端子53とが、電気的に接続される。すると、雌端子50の電線接続部52に取り付けられた電線と、雄端子53の電線接続部に取り付けられた電線と、が電気的に接続される。
特開2002−246094号公報
しかしながら、従来の雌端子50は、筒部55の先端に連なりかつ筒部55の内側に曲げられて形成された帯状のばね接点57で、雄タブ54を付勢していた。このため、電気接触部51の先端に連なる帯状のばね接点57を設けるため、雌端子50を構成する板金の材料の歩留りが悪かった。即ち、一枚の板金から得られる雌端子50の数が減少するとともに、板金の雌端子50以外となる部分(無駄となる部分)が多くなる傾向であった。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、材料の歩留りを向上することができる雌端子及びコネクタを提供することにある。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の雌端子は、電線が電気的に接続される電線接続部と、相手方の雄端子の挿入子が挿入される筒状の電気接触部とを備え、該電気接触部は、前記挿入子が侵入する筒部と、該筒部の内面に前記挿入子を付勢する弾性片を備えた雌端子において、前記弾性片が、前記筒部の一部を前記筒部の内側に向かって湾曲されることで形成されていることを特徴としている。
請求項2に記載の本発明の雌端子は、請求項1に記載の雌端子において、前記弾性片が、円盤状の中央部と、前記中央部の周りに互いに間隔をあけて設けられているとともに前記中央部と前記筒部の壁とを連結する複数の連結片と、を備えており、前記中央部を前記壁より前記筒部の内側に位置付けるように、曲げられることで形成されていることを特徴としている。
請求項3に記載の本発明の雌端子は、請求項1または請求項2に記載の雌端子において、前記弾性片が、前記挿入子の挿入方向に沿って複数設けられていることを特徴としている。
請求項4に記載の本発明のコネクタは、請求項1乃至請求項3のうちいずれか一項に記載の雌端子を備えたことを特徴としている。
請求項1に記載した本発明の雌端子によれば、挿入子を付勢する弾性片が、筒部の一部を筒部の内側に向かって湾曲されることで形成されているため、筒部の先端などの縁に弾性片を連ねる必要がなくなる。
請求項2に記載した本発明の雌端子によれば、弾性片が、円盤状の中央部と、中央部の周りに互いに間隔を空けて設けられているとともに中央部と筒部の壁とを連結する複数の連結片とを備えているので、弾性片を筒部の壁に確実に設けることができる。このため、筒部の先端などの縁に弾性片を連ねる必要が確実になくなる。
請求項3に記載した本発明の雌端子によれば、挿入子を付勢する弾性片が、挿入子の挿入方向に沿って複数設けられているので、筒部内に挿入された挿入子が該挿入子の挿入方向に交差する方向に振動しても、該挿入子を弾性片と筒部の内面との間に挟むことができる。このため、弾性片と筒部の内面との間に挟まれた挿入子が、挿入子の挿入方向に交差する方向に振動しても、挿入子との電気的な接続を保つことができる。
請求項4に記載した本発明のコネクタによれば、請求項1乃至請求項3のうちいずれか一項の雌端子を備えているため、雌端子の筒部の先端などの縁に弾性片を連ねる必要がなくなる。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明は、筒部の先端などの縁に弾性片を連ねる必要がなくなるので、折り曲げられる前の状態で筒部から外方向に延びる部分がなくなる。したがって、雌端子の材料の歩留りを向上させることができる。即ち、雌端子を構成する板金からより多くの雌端子を得ることができるとともに、板金の雌端子以外となる部分(無駄となる部分)を減少させることができる。
請求項2に記載の本発明は、弾性片を筒部の壁に確実に設けることができるため、筒部の先端などの縁に弾性片を連ねる必要が確実になくなる。したがって、雌端子の材料の歩留りを向上させることができる。
さらに、弾性片の連結片が互いに間隔をあけているので、中央部が筒部の壁に向かう方向に確実に弾性変形自在となる。即ち、弾性片は、挿入子を確実に筒部の内面に向かって付勢することができる。
請求項3に記載の本発明は、弾性片が挿入子の挿入方向に沿って複数設けられているので、筒部内に挿入された挿入子が該挿入子の挿入方向に交差する方向に振動しても、該挿入子を弾性片と筒部の内面との間に挟むことができる。このため、雌端子は、弾性片と筒部の内面との間に挟まれた挿入子が、挿入子の挿入方向に交差する方向に振動しても、挿入子との電気的な接続を保つことができる。したがって、相手方の雄端子と確実に電気的に接続することができる。
請求項4に記載の本発明は、請求項1乃至請求項3のうちいずれか一項の雌端子を備えているため、筒部の一部を筒部の内側に向かって湾曲されることで形成された弾性片で、挿入子を付勢するので、雌端子の材料の歩留りを良くさせることができる。
以下、本発明の一実施形態にかかるコネクタ及び雌端子を図1乃至図6を参照して説明する。コネクタ1は、図1に示すように、コネクタハウジング3と、雌端子2と、を備えている。コネクタハウジング3は、絶縁性の合成樹脂で構成され、箱状に形成されている。コネクタハウジング3は、雌端子2を収容する端子収容室を複数備えている。コネクタハウジング3即ちコネクタ1は、図示しない相手側のコネクタのコネクタハウジングと嵌合する。
雌端子2は、コネクタハウジング3内に収容されて、相手側のコネクタのコネクタハウジング内に収容された相手方の雄端子22の挿入子5と、電線4とを、相互に電気的に接続する。なお、前記相手方の雄端子22として、ブスバーなどの雄タブやリレー及びヒューズなどの電気部品の接続端子や所謂雄型の端子金具などがある。
相手方のコネクタは、図示しない相手方のコネクタハウジングと、前述した相手方の雄端子22と、を備えている。相手方のコネクタハウジングは、雄端子22を収容して、前述したコネクタハウジング3と嵌合する。前記相手方の雄端子22は、図3(b)に示すように、雌端子2の後述する電気接触部7内に侵入可能な挿入子5を備えている。挿入子5は、ブレード状に形成されている。相手方の雄端子22は、挿入子5を含めて導電性を有する金属などから構成されている。
雌端子2は、導電性の板金を打ち抜いて折り曲げられることで得られる。雌端子2は、図2(a)に示すように、電線4が電気的に接続される電線接続部6と、前記相手方の雄端子22の挿入子5が電気的に接続される電気接触部7と、を備えている。
電線接続部6は、図2(a)に示すように、底壁8aと、この底壁8aの幅方向の縁に連なる複数のかしめ片9と、を備えている。底壁8aは、平板状に形成されている。底壁8aは、平面形状が矩形状に形成されている。底壁8aは、その上に芯線が露出した状態の電線4の端部が載置される。かしめ片9は、底壁8aの幅方向の両縁それぞれに連なっている。
電線接続部6は、底壁8a上に芯線が露出した状態の電線4の端部を載置した後、この電線4の端部を底壁8aに向かって押しつける方向にかしめ片9を曲げて、即ちかしめ片9で電線4をかしめて、図1に示すように、電線4と電気的に接続される。
電気接触部7は、図2(a),(b)及び図3(a)に示すように、前述した電線接続部6と連なり、挿入子5が侵入する筒状の筒部10と、弾性片13と、インデント14とを備えている。筒部10は、平坦な底壁8bと、この底壁8bに間隔を存して相対する天井壁11と、前記底壁8bと天井壁11とを互いに連ねる一対の側壁12と、を備えている。電気接触部7は、各壁8b,11,12を備えた中空角柱状に形成されている。なお、底壁8bは、底壁8aと連続して連なっている。即ち底壁8a,8bは、一体の板である。
底壁8bは、その平面形状が矩形状に形成されている。底壁8bの幅は、前記電線接続部6の底壁8aの幅と略等しく形成されている。天井壁11は、その平面形状が底壁8bと略等しく形成されている。天井壁11は、平面形状が矩形状に形成されている。天井壁11は、底壁8bと平行に配されている。
それぞれの側壁12は、前記底壁8bの幅方向の両縁と、天井壁11の幅方向の両縁と、に連なっている。側壁12は、互いに平行に配されている。
このように筒状に形成された筒部10は、その内側に、挿入子5を挿入する。即ち、挿入子5を、底壁8bと天井壁11との間でかつ一対の側壁12の相互間に位置させる。筒部10は、その内側に、挿入子5を前記底壁8b及び天井壁11の長手方向に沿って出し入れされる。
弾性片13は、図示例では、一対設けられている。一つの弾性片13(以下、符号13aで示す)が底壁8bに設けられ、他の一つの弾性片13(以下、符号13b示す)が天井壁11に設けられている。弾性片13aは、底壁8bの電線接続部6から離れた端部に設けられている。弾性片13bは、天井壁11の電線接続部6寄りの端部に設けられている。こうして、一対の弾性片13a,13bは、挿入子5の挿入方向に沿って、互いに位置ずれしている。このように、一対の弾性片13a,13bは、挿入子5の挿入方向に沿って、設けられている。即ち、弾性片13a,13bは、挿入子5の挿入方向に沿って複数設けられている。
弾性片13a,13bは、それぞれ、円盤状の中央部15と、複数の連結片16と、を備えている。複数の連結片16は、中央部15の周りに互いに間隔をあけて並べられている。即ち、互いにとなり合う連結片16間には、スリット24が設けられている。弾性片13aの複数の連結片16は、中央部15と筒部10の底壁8bとを連結している。弾性片13bの複数の連結片16は、中央部15と筒部10の天井壁11とを連結している。
弾性片13a,13bは、中央部15を筒部10の壁8b,11より筒部10の内側に位置付けるように、前述した中央部15と連結片16とが曲げられることで形成されている。弾性片13aは、底壁8bの底壁8bから離れる方向に、筒部10の内側に向かって湾曲している。弾性片13bは、天井壁11の天井壁11から離れる方向に、筒部10の内側に向かって湾曲している。弾性片13a,13bは、筒部10の底壁8b及び天井壁11の一部を、筒部10の内側に向かって打ち出されて(湾曲されることで)形成されている。
前述した構成の弾性片13aは、中央部15が底壁8bから離れる方向に変位するように、弾性変形自在になっている。前述した構成の弾性片13bは、中央部15が天井壁11から離れる方向に変位するように、弾性変形自在になっている。弾性片13a,13bは、パンチ17などの工具(型ともいう)等を押し当てることにより筒部10の内側に向かって曲げられて形成される。
インデント14は、図示例では、一対設けられている。一つのインデント14(以下、符号14aで示す)が天井壁11に設けられ、他の一つのインデント14(以下、符号14b示す)が底壁8bに設けられている。インデント14aは、弾性片13aと相対している。インデント14bは、弾性片13bと相対している。
インデント14aは、筒部10の天井壁11bが、筒部10の内側に向かって打ち出されて形成されている。インデント14bは、筒部10の底壁8bが、筒部10の内側に向かって打ち出されて形成されている。インデント14a,14bは、筒部10の底壁8b及び天井壁11から離れる方向に、筒部10の内側に向かって突出している。インデント14aは、電線接続部6に向かうにしたがって徐々に底壁8bに向かうように、前述した挿入子5の挿入方向に対して傾斜している。インデント14bは、電線接続部6に向かうにしたがって徐々に天井壁11に向かうように、前述した挿入子5の挿入方向に対して傾斜している。インデント14a,14bは、表面上に挿入子5が位置して、該挿入子5から押圧されても、弾性変形しない(殆ど、弾性変形しない)。
弾性片13a,13bは、筒部10内の弾性片13a,13bとインデント14a,14bとの間に挿入子5が挿入されると、該挿入子5が中央部15に当接する。挿入子5が筒部10の奥に挿入されるにしたがって、弾性片13aの中央部15が天井壁11から離れる方向に徐々に変位するとともに、弾性片13bの中央部15が底壁8bから離れる方向に徐々に変位する。
そして、弾性片13aは、挿入子5を天井壁11に向かって付勢する弾性復元力を生じる。弾性片13bは、挿入子5を底壁8bに向かって付勢する弾性復元力を生じる。弾性片13aは、図3(b)に示すように、挿入された挿入子5をインデント14aとともに挟み込む。弾性片13bは、図3(b)に示すように、挿入された挿入子5をインデント14bとともに挟み込む。即ち、一対の弾性片13a,13bは、筒部10に挿入された挿入子5を、筒部10の内面に向かって付勢する。
弾性片13aとインデント14aとは、筒部10内に挿入された挿入子5の基部18を互いの間に挟む。弾性片13bと第二のインデント14bは、筒部10内に挿入された挿入子5の先端19を互いの間に挟む。弾性片13a,13b及びインデント14a,14b間に挟まれた挿入子5は、挿入子5が筒部10内で、該挿入子5の挿入方向に交差した方向に振動しても、弾性片13aとインデント14aとの間でかつ弾性片13bとインデント14bとの間に位置付けられる。
雌端子2は、電線接続部6と、電気接触部7と、の外形を形成するように打ち抜かれた図4に示す板金23が折り曲げられることによって製造される。
板金23を、図4に示す一点鎖線で示す折り目線20で折り曲げるとともに、図4中の二点鎖線で囲む部分を打ち抜いた後、前述した弾性片13a,13bを形成するとともに、図4中の点線で示す部分を切断してインデント14a,14bを形成する。
次に、弾性片13a,13bの形成手順について説明する。まず、図4に示す板金23の二点鎖線で囲む部分を打ち抜いて、図5(a)及び図6に示すように、スリット24を形成する。その後、図5(b)に示すように、前述した弾性片13a,13bと外径が等しく、先端面が前記板金23に向かって凸に湾曲したパンチ17を、前述したスリット24が形成された箇所に近づける。
そして、パンチ17の先端面を壁8b,11に押し付けて、中央部15及び連結片16を該壁8b,11から筒部10の内側に向かって押圧する(打ち出す)。すると、中央部15と連結片16とに亘って、壁8b,11から筒部10の内側に凸状に曲げられる。こうして、図5(c)に示すように、弾性片13a,13bは、中央部15から連結片16に亘って、壁8b,11から打ち出されて、壁8b,11即ち筒部10に形成される。
本実施形態によれば、挿入子5を付勢する弾性片13a,13bが、筒部10の一部を筒部10の内側に向かって湾曲されることで形成されているため、筒部10の先端などの縁に弾性片13a,13bを連ねる必要がなくなる。このため、折り曲げられる前の状態で筒部10から外方向に延びる部分がなくなる。したがって、雌端子2の材料の歩留りを向上させることができる。即ち、雌端子2を構成する板金23からより多くの雌端子2を得ることができるとともに、板金23の雌端子2以外となる部分(無駄となる部分)を減少させることができる。
また、弾性片13a,13bが、円盤状の中央部15と、中央部15の周りに互いに間隔を空けて設けられているとともに中央部15と筒部10の壁8b,11とを連結する複数の連結片16とを備えているので、弾性片13a,13bを筒部10の壁8b,11に確実に設けることができる。このため、筒部10の先端などの縁に弾性片13a,13bを連ねる必要が確実になくなる。したがって、雌端子2の材料の歩留りを向上させることができる。
また、弾性片13a,13bの連結片16が互いに間隔をあけているので、中央部15が筒部10の壁8b,11に向かう方向に確実に弾性変形自在となる。即ち、弾性片13a,13bは、挿入子5を確実に筒部10の内面に向かって付勢することができる。
また、弾性片13a,13bが挿入子5の挿入方向に沿って複数設けられているので、筒部10内に挿入された挿入子5が該挿入子5の挿入方向に交差する方向に振動しても、該挿入子5を弾性片13a,13bと筒部10の内面との間に挟むことができる。このため、雌端子2は、弾性片13a,13bと筒部10の内面との間に挟まれた挿入子5が、挿入子5の挿入方向に交差する方向に振動しても、挿入子5との電気的な接続を保つことができる。したがって、相手方の雄端子2と確実に電気的に接続することができる。
また、請求項1乃至請求項3のうちいずれか一項の雌端子2を備えているため、筒部10の一部を筒部10の内側に向かって湾曲されることで形成された弾性片13a,13bで、挿入子5を付勢するので、雌端子2の材料の歩留りを良くさせることができる。
本発明では、連結片16が中央部15の周りに互いに間隔を空けて並べられているとともに中央部15と筒部10の壁8b,11とを連結していれば、図7(a),(b)に示すように、連結片16を幾つ設けてもよく、連結片16をいかなる形状に形成しても良い。
また、本実施形態では、底壁8b及び天井壁11に弾性片13a,13bを設けたが、本発明では、側壁12に弾性片13a,13bを設けても良い。
また、本実施形態では、底壁8b及び天井壁11に弾性片13a,13b及びインデント14a,14bを設けている。しかしながら、本発明では、図8に示すように、弾性片13a,13bのみを設けても良い。この図8に示す場合では、底壁8b及び天井壁11それぞれに、弾性片13a,13bを一対設けている。互いに相対する弾性片13a間に挿入子5の基部18を挟み、互いに相対する弾性片13b間に挿入子5の先端部19を挟んでいる。
また、本実施形態では、弾性片13a,13bを一対設けている。しかしながら、本発明では、弾性片13を一つのみ設けても良い。この場合、弾性片13は、相対する壁即ち筒部10の内面に向かって挿入子5を付勢するとともに、該内面との間に挿入子5を挟む。要するに、本発明では、壁8b,11,12のうちいずれかに設けられた弾性片13を少なくとも一つ備えていれば良い。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の一実施形態に係るコネクタを示す斜視図である。 図1に示されたコネクタの雌端子の説明図であり、(a)は図1に示されたコネクタの雌端子の斜視図であり、(b)は図2(a)に示された雌端子の筒部を断面で示す斜視図である。 図2に示された雌端子の説明図であり、(a)は図2(a)中のIII−III線に沿う断面図であり、(b)は図3(a)に示された雌端子に挿入子を挿入した状態を示す断面図である。 図2に示された雌端子が形成される板金を示す平面図である。 図4に示された板金に弾性片を形成する過程を示す説明図であり、(a)は図4に示された板金にスリットを形成した状態の斜視図であり、(b)は図5(a)に示されたスリットにパンチを近づけた状態の側面図であり、(c)は図5(b)に示されたパンチを板金に押圧して弾性片を形成した状態を示す側面図である。 図5(a)に示された板金の要部を示す平面図である。 図2に示された雌端子の弾性片の変形例の説明図であり、(a)は図2に示された雌端子の弾性片の一つの変形例を示す平面図であり、(b)は図2に示された雌端子の弾性片の他の変形例を示す平面図である。 図3に示された雌端子の変形例の説明図であり、(a)は図3に示された雌端子の変形例の断面図であり、(b)は図8(a)に示された雌端子に挿入子を挿入した状態を示す断面図である。 従来の雌端子と雄端子とを示す断面図である。 図9に示された雌端子に雄端子を挿入する状態を示す断面図である。
符号の説明
1 コネクタ
2 雌端子
4 電線
5 挿入子
6 電線接続部
7 電気接触部
8a,8b 底壁
10 筒部
11 天井壁
13a,13b 弾性片
15 中央部
16 連結片
22 相手方の雄端子

Claims (4)

  1. 電線が電気的に接続される電線接続部と、相手方の雄端子の挿入子が挿入される筒状の電気接触部とを備え、該電気接触部は、前記挿入子が侵入する筒部と、該筒部の内面に前記挿入子を付勢する弾性片を備えた雌端子において、
    前記弾性片が、前記筒部の一部を前記筒部の内側に向かって湾曲されることで形成されていることを特徴とする雌端子。
  2. 前記弾性片が、
    円盤状の中央部と、前記中央部の周りに互いに間隔をあけて設けられているとともに前記中央部と前記筒部の壁とを連結する複数の連結片と、を備えており、
    前記中央部を前記壁より前記筒部の内側に位置付けるように、曲げられることで形成されていることを特徴とする請求項1記載の雌端子。
  3. 前記弾性片が、前記挿入子の挿入方向に沿って複数設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の雌端子。
  4. 請求項1乃至請求項3のうちいずれか一項に記載の雌端子を備えたことを特徴とするコネクタ。
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