JP3267917B2 - 高周波同軸コネクタの中心端子 - Google Patents

高周波同軸コネクタの中心端子

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JP3267917B2 JP00130698A JP130698A JP3267917B2 JP 3267917 B2 JP3267917 B2 JP 3267917B2 JP 00130698 A JP00130698 A JP 00130698A JP 130698 A JP130698 A JP 130698A JP 3267917 B2 JP3267917 B2 JP 3267917B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波同軸コネク
タの中心端子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高周波同軸コネクタは、種々の用
途に使用されているが、例えば、マイクロストリップラ
イン等に接続して使用するものがある。この種の高周波
同軸コネクタの中心端子は、主として、相手コネクタの
接触端子と接触する接触部と、マイクロストリップライ
ン等に対してハンダ付け接続するためのハンダ付け接続
部と、接触部とハンダ付け接続部との間の連接部とを備
えている。このような同軸コネクタの中心端子の例とし
ては、例えば、実開昭58−94287号公報に開示さ
れたようなものがある。
【0003】添付図面の図6は、この従来の中心端子の
ハンダ付け接続部の部分を示しており、この従来の中心
端子は、切削(削りだし)によって一体的に形成されて
いる。すなわち、この従来の中心端子10は、ハンダ付
け接続部11と、このハンダ付け接続部11とは反対端
の雄型または雌型の接触部(図6には現れていない)
と、ハンダ付け接続部11と接触部とをつなぐ連接部1
2とを備えており、バネ性のある導電性材料から切削に
て形成されている。そして、この中心端子10は、使用
に際しては、図7に略示するように、基板1上に形成さ
れたストリップライン2に対して、ハンダ付け接続部1
1をハンダ付け3するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の中心
端子は、切削にて形成されるのが一般的であったが、切
削にて形成するのは、非常にコスト高となってしまって
いた。そこで、コストを少しでも低減する試みとして、
他の製品で実施されている技術を応用して、この種の中
心端子を、プレス加工、すなわち、打ち抜き且つ折り曲
げ加工にて形成することが考えられる。しかし、単純な
打ち抜き折り曲げ加工によって形成した中心端子は、中
空形状となってしまうので、製造コストは低減できると
しても、次の点で問題が生じてしまう。すなわち、図7
に関して前述したようなハンダ付けの際に、ハンダが端
子の中空部を通して接触部の方へと流れ込んでしまう可
能性がある。例えば、雌型の中心端子であると、先端の
接触部のバネ部までハンダが流れ込んでしまうと、その
バネ部がハンダで固定されてしまい、本来の機能を果た
せなくなってしまう可能性がある。また、雄型の中心端
子では、ハンダがはみ出して接触部の先端形状が異形と
なってしまい、これまた、本来の機能を果たせなくなっ
てしまう可能性がある。
【0005】打ち抜き折り曲げ加工によって形成した中
空形状の中心端子におけるハンダの流れ込みの問題を解
消するものとして、図8に示すように、プレス端子の一
部を内部に打ち込むようにすることが考えられる。図8
の中心端子20は、図6および7に関して前述した端子
と違って、基板にハンダ付けするものでなく、ケーブル
にハンダ付けする型のものであるが、バネ性のある導電
性シート材料から打ち抜き折り曲げ加工によって形成さ
れたもので、ハンダ付け接続部21と、連接部22と、
接触部23とを備えており、ハンダ付け接続部21と接
触部23との間の連接部22の中空部を閉塞してハンダ
付け接続部21から接触部23へとハンダが流れ込まな
いようにするための蓋部24が連接部22の一部を内部
へ打ち込むことによって形成されている。このため、こ
の中心端子20では、端子の外周に不連続部分25が生
じてしまっている。このように端子に不連続部分が存在
する場合には、これを高周波回路に使用するときに、高
周波特性が劣化してしまうという問題が生じてしまう。
【0006】本発明の目的は、前述したような従来技術
の問題点を解消しうるような高周波同軸コネクタの中心
端子を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、高周波
同軸コネクタの中心端子において、接触部と、ハンダ付
け接続部と、前記接触部と前記ハンダ付け接続部との間
の筒状部と、該筒状部の内部にあって、前記接触部と前
記ハンダ付け接続部との間の該筒状部内を通しての連通
を遮断する蓋部とを備えており、前記接触部、前記筒状
部、前記ハンダ付け接続部および蓋部は、前記筒状部の
外周に実質的な不連続部分が存在しなようにして、導電
性シート材料から打ち抜き折り曲げ加工により一体的に
形成されており、前記蓋部は、折り曲げ加工により前記
筒状部を形成する打ち抜きシート材料部分の一方の縁の
部分を打ち抜くことによって形成された打ち抜き部分を
内側へ折り曲げることにより前記筒状部の内部の中間に
形成され、前記打ち抜きシート材料部分の他方の縁に
は、前記一方の縁の前記打ち抜き部分を内側へ折り曲げ
ることによって生ずる前記筒状部の外周の不連続部分を
実質的に無くするようにするための埋合せ片部が設けら
れていることを特徴とする。
【0008】本発明の一つの実施の形態によれば、前記
筒状部は、実質的に円筒状であり、前記打ち抜き部分
は、実質的に円形状である。
【0009】
【0010】
【発明の実施の形態】次に、添付図面の特に、図1から
図5を参照して、本発明の実施例について、本発明をよ
り詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明の前提としての高周波同軸
コネクタの中心端子の一部分を示す斜視図である。この
中心端子30は、バネ性のある導電性シート材料から打
ち抜き折り曲げ加工により一体的に形成されたものであ
り、ハンダ付け接続部31と、円筒状の連接部32と、
この連接部32に続いてハンダ付け接続部31とは反対
側の接触部(図には現れていない)とを備えている。こ
の接触部は、雄型の場合も、雌型の場合もある。この中
心端子30は、接触部とハンダ付け接続部31との間の
円筒状の連接部32内を通しての連通を遮断する蓋部3
3をさらに備えている。
【0012】図2は、図1の中心端子30を折り曲げ加
工によって形成する前の打ち抜きシート材料の部分を斜
視図にて示している。このシート材料部分30Aは、バ
ネ性のある導電性シート材料から打ち抜かれたもので、
ハンダ付け接続部31を形成するためのシート部31A
と、連接部32を形成するためのシート部32Aと、接
触部を形成するためのシート部(図には現れていない)
とを含み、シート部32Aの両縁端には、蓋部33を形
成するための半円状シート部33Aが形成されている。
このようなシート材料部分30Aを折り曲げ加工するこ
とにより、図1に示したような中心端子30が形成され
るのであり、蓋部33は、2つの半円状シート部33A
が合体することにより形成されている。そして、この蓋
部33は、ハンダ付け接続部31を基板上のマイクロス
トリップラインに対してハンダ付けする際に、ハンダが
連接部32の内部を通して接触部の方へと流れ込んでし
まうようなことを完全に防止する作用を果たす。
【0013】図3は、本発明の一実施例としての高周波
同軸コネクタの中心端子の一部分を示す斜視図である。
この中心端子40も、バネ性のある導電性シート材料か
ら打ち抜き折り曲げ加工により一体的に形成されたもの
であり、ハンダ付け接続部41と、円筒状の連接部42
と、この連接部42に続いてハンダ付け接続部41とは
反対側の接触部(図には現れていない)とを備えてい
る。この接触部も、雄型の場合も、雌型の場合もある。
図4は、図3のA−A線断面図であり、この図4によく
示されるように、本発明により、この中心端子40も、
接触部とハンダ付け接続部41との間の円筒状の連接部
42内を通しての連通を遮断する蓋部43をさらに備え
ている。また、この中心端子40には、図3によく示さ
れるように、蓋部43の打ち抜き折り曲げ加工により生
じた連接部42の外周の不連続部分44を実質的に無く
するようにするための埋合せ片部45が設けられてい
る。
【0014】図5は、図3の中心端子40を折り曲げ加
工によって形成する前の打ち抜きシート材料の部分を斜
視図にて示している。このシート材料部分40Aも、バ
ネ性のある導電性シート材料から打ち抜かれたもので、
ハンダ付け接続部41を形成するためのシート部41A
と、連接部42を形成するためのシート部42Aと、接
触部を形成するためのシート部(図には現れていない)
とを含む。シート部42Aの一方の縁には、打ち抜きに
より蓋部43を形成するための円形状シート部43Aが
形成されており、シート部42Aの他方の縁には、埋合
せ片部45を形成するためのシート部45Aが打ち抜き
により形成されている。このようなシート材料部分40
Aを折り曲げ加工することにより、図3に示したような
中心端子40が形成されるのであり、蓋部43(図4参
照)は、シート部42Aを折り曲げて形成した連接部4
2内へと円形状シート部43Aを曲げ込むことによって
形成されており、埋合せ片部45は、円形状シート部4
3Aを曲げ込むことにより生じた不連続部44に嵌まり
込むようにシート部45Aを折り曲げることによって形
成されている。この蓋部43は、ハンダ付け接続部41
を基板上のマイクロストリップラインに対してハンダ付
けする際に、ハンダが連接部42の内部を通して接触部
の方へと流れ込んでしまうようなことを完全に防止する
作用を果たす。また、埋合せ片部45は、不連続部44
によって生ずるかもしれないような高周波特性の劣化を
防止する作用を果たす。
【0015】前述した実施例の中心端子は、マイクロス
トリップラインを有する基板へ接続する型のものであっ
たが、本発明は、これに限らず、ケーブルへ接続するよ
うな型の中心端子にも同様に適用でき、同様の効果の得
られるものである。さらにまた、前述した実施例では、
中心端子の全体の形状を円筒状のものとしたのである
が、本発明は、これに限らず、六角筒状または八角筒状
等任意の筒状とすることもできる。
【0016】
【発明の効果】本発明による高周波同軸コネクタの中心
端子は、シート材料からの打ち抜き折り曲げ加工によっ
て形成されるので、安価であり、しかも、ハンダ付けの
際のハンダ流れによる接触部の不具合が生ずるようなこ
とも防止できる。また、実質的な不連続部を生じないよ
うにしているので、高周波特性の劣化を生ずるようなこ
ともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の前提としての高周波同軸コネクタの中
心端子の一部分を示す斜視図である。
【図2】図1の中心端子を折り曲げ加工によって形成す
る前の打ち抜きシート材料の部分を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施例としての高周波同軸コネクタ
の中心端子の一部分を示す斜視図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】図3の中心端子を折り曲げ加工によって形成す
る前の打ち抜きシート材料の部分を示す斜視図である。
【図6】従来の中心端子のハンダ付け接続部の部分を示
す斜視図である。
【図7】図6の従来の中心端子を基板に対してハンダ付
けしたところを示す斜視図である。
【図8】打ち抜き折り曲げ加工によって形成した中空形
状の従来の中心端子の一例を示す一部破断側面図であ
る。
【符号の説明】
1 基板 2 マイクロストリップライン 3 ハンダ付け 30 中心端子 31 ハンダ付け接続部 32 連接部 33 蓋部 40 中心端子 41 ハンダ付け接続部 42 連接部 43 蓋部 44 不連続部 45 埋合せ片部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 24/02 H01R 13/646

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波同軸コネクタの中心端子におい
    て、接触部と、ハンダ付け接続部と、前記接触部と前記
    ハンダ付け接続部との間の筒状部と、該筒状部の内部に
    あって、前記接触部と前記ハンダ付け接続部との間の該
    筒状部内を通しての連通を遮断する蓋部とを備えてお
    り、前記接触部、前記筒状部、前記ハンダ付け接続部お
    よび蓋部は、前記筒状部の外周に実質的な不連続部分が
    存在しなようにして、導電性シート材料から打ち抜き折
    り曲げ加工により一体的に形成されており、前記蓋部
    は、折り曲げ加工により前記筒状部を形成する打ち抜き
    シート材料部分の一方の縁の部分を打ち抜くことによっ
    て形成された打ち抜き部分を内側へ折り曲げることによ
    り前記筒状部の内部の中間に形成され、前記打ち抜きシ
    ート材料部分の他方の縁には、前記一方の縁の前記打ち
    抜き部分を内側へ折り曲げることによって生ずる前記筒
    状部の外周の不連続部分を実質的に無くするようにする
    ための埋合せ片部が設けられていることを特徴とする中
    心端子。
  2. 【請求項2】 前記筒状部は、実質的に円筒状であり、
    前記打ち抜き部分は、実質的に円形状である請求項1に
    記載の中心端子。
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