JP2003338333A - プリント基板用端子 - Google Patents

プリント基板用端子

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JP2003338333A
JP2003338333A JP2002145519A JP2002145519A JP2003338333A JP 2003338333 A JP2003338333 A JP 2003338333A JP 2002145519 A JP2002145519 A JP 2002145519A JP 2002145519 A JP2002145519 A JP 2002145519A JP 2003338333 A JP2003338333 A JP 2003338333A
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JP
Japan
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hole
terminal
circuit board
printed circuit
pair
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JP2002145519A
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English (en)
Inventor
Ken Koyata
憲 小八田
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一端側がプリント基板のスルーホールに挿入
されて、スルーホール内面に接触するプリント基板用端
子の、成形後のメッキ工程をなくして、コスト低減を図
る。 【解決手段】 表面にメッキを施された1枚の金属板で
形成される。スルーホール14に挿入される側が二股に分
かれており、二股に分かれた部分は、それぞれ樋状に形
成されていて、その凹面側を内側にして対向する一対の
弾性片32を構成している。この一対の弾性片32はO脚状
に屈曲され、屈曲部の頂部34がスルーホール14の内面と
の接触部となっている。一対の弾性片32は、スルーホー
ル14に挿入される前は先端が開いており、スルーホール
14に挿入されると先端が閉じて、強い弾性反発力を発揮
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、一端側がプリン
ト基板のスルーホールに挿入されて、スルーホール内面
に電気的に接続されるプリント基板用端子に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】 従来のこの種のプリント基板用端子を
図4に示す。この端子10は、一端側にプリント基板12の
スルーホール14への挿入部16を有し、他端側に他の接続
部品との接続を行うための雄端子部18を有している。挿
入部16の長手方向の中間には菱形の穴20が形成されてい
る。この穴20を形成した部分は他の部分よりも幅が広く
形成されており、幅が最も広い部分がスルーホール14内
面との接触部22となっている。また挿入部16の先端24は
スルーホール14に挿入しやすいように先細に形成されて
いる。このプリント基板用端子10は、導電性及びばね性
に優れた例えば黄銅等の金属薄板のプレス打ち抜き加工
により製作される。
【0003】 このプリント基板用端子10の挿入部16を
プリント基板12のスルーホール14に挿入すると、図5の
ようになる。すなわち、穴20を形成した区間がスルーホ
ール14の内面に押されて弾性変形し、その弾性反発力で
接触部22がスルーホール14の内面に強く接触する。これ
によって端子10とプリント基板10の導体26とが電気的に
接続される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 従来のプリント基板
用端子は、穴20を形成した部分の外側面の接触部22がス
ルーホール14の内面に弾性的に接触するものであるか
ら、安定な電気的接続状態を得るためには、接触部22に
錫メッキなどの軟質金属のメッキを施しておくことが望
ましい。しかし接触部22は金属板をプレス加工で打ち抜
いて形成される切断面であるため、予めメッキを施した
金属板を使用したとしても、接触部22はメッキのない状
態となってしまう。
【0005】 このため、接触部22にメッキを施したプ
リント基板用端子を製作する場合には、メッキを施され
ていない金属板から打ち抜き加工で端子の形を形成した
後に、全体にメッキを施すことになる。ところが周知の
ように、図4のような形の端子10にメッキを施す場合、
接触部22や先端部24のような出っ張った部分はメッキが
厚くつくが、穴20の内面のような凹んだ部分あるいは陰
になる部分はメッキがつきにくいという傾向がある。こ
れを是正してメッキ厚のバラツキを小さくするために
は、面倒なメッキ処理を行わざるを得ない。
【0006】 また図4の端子10は、挿入部16の反対側
が単純な形状の雄端子部18であるから、面倒なメッキ処
理を行えば済むが、雄端子部18の部分が例えば雌端子部
である場合は、さらに工程が複雑になる。雌端子は箱状
に折り畳まれた部分の内部に弾性舌片を有しており、こ
の弾性舌片に所定の厚さのメッキを施す必要があるが、
雌端子の形に成形した後では、弾性舌片に十分な厚さの
メッキを施すことはできない。このため、挿入部16の反
対側が雌端子部であるプリント基板用端子を製作する場
合には、端子外形の打ち抜き加工を行った後にメッキを
施し、次に雌端子部を形成するためのプレス曲げ加工を
行う必要がある。その結果、プリント基板用端子の製作
工程が複雑になるだけでなく、外形打ち抜き加工用と曲
げ加工用の二つの金型が必要になることなどから、製作
コストが高くなる。
【0007】 本発明の目的は、以上のような問題点に
鑑み、予めメッキを施された金属板から製作することが
可能なプリント基板用端子を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】 本発明に係るプリント
基板用端子は、一端側がプリント基板のスルーホールに
挿入されて、スルーホール内面に接触する端子であっ
て、表面にメッキを施された1枚の金属板で形成され、
前記スルーホールに挿入される側が二股に分かれてお
り、二股に分かれた部分は、それぞれ樋状に形成されて
いて、その凹面側を内側にして対向する一対の弾性片を
構成しており、さらにこの一対の弾性片はO脚状に屈曲
され、屈曲部の頂部(その付近を含む)がスルーホール
内面との接触部となっていることを特徴とするものであ
る。
【0009】 本発明のプリント基板用端子において、
一対の弾性片は、スルーホールに挿入される前は先端が
開いており、スルーホールに挿入されると先端が閉じ
て、先端が開いているときよりも強い弾性反発力を発揮
するように形成されていることが好ましい。
【0010】 また本発明のプリント基板用端子は、弾
性片のO脚状屈曲部の頂部における周方向の曲率半径
が、スルーホール内面の曲率半径よりも小さく設定され
ていることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態を、
図面を参照して詳細に説明する。
【0012】 図1は本発明の一実施形態を示す。この
プリント基板用端子30は、表面にメッキを施された1枚
の金属板からの打ち抜き、成形加工により形成されてい
る。金属板は導電性及びばね性に優れた黄銅板やその他
の銅合金板等であり、メッキは通常の端子用のメッキで
ある錫メッキ等である。このプリント基板用端子30の一
端側はプリント基板12のスルーホール14への挿入部16と
なっており、他端側は他の接続部品との接続を行うため
の雄端子部18となっている。なお他端側は雄端子部18で
はなく雌端子部である場合もある。
【0013】 挿入部16は二股に分かれており、二股に
分かれた部分は、それぞれ樋状(断面円弧状)に形成さ
れていて、その凹面側を内側にして対向する一対の弾性
片32を構成している。さらにこの一対の弾性片32はO脚
状に屈曲され(長手方向の中間が外側に折り曲げら
れ)、屈曲部の頂部34(その付近を含む)がスルーホー
ル14の内面との接触部となっている。この接触部は金属
板のメッキが施された面の一部であるので、弾性片32の
成形後にメッキを施す必要はない。
【0014】 一対の弾性片32は、スルーホール14に挿
入される前は図1に示すように先端(自由端)が開いて
いるが、スルーホール14に挿入されると図2に示すよう
に先端が閉じて、屈曲部の頂部34がスルーホール14の内
面で強く押されるように形成されている。このため弾性
片32は、スルーホール14に挿入された状態で強い弾性反
発力を発揮し、スルーホール14の内面と高い接触圧で接
触するので、良好な電気的接続状態を得ることができ
る。また弾性片32のO脚状屈曲部の頂部34における周方
向の曲率半径は、図3に示すように、スルーホール14の
内面の曲率半径よりも小さく設定しておくことが好まし
い。このようにすると、弾性片32がスルーホール14の内
面に、より小さい面積で接触することになり、単位面積
当たりの接触圧が高まって、より良好な接触状態が得ら
れる。
【0015】 なお、スルーホール14の内面との接触圧
が低くてもよい場合は、弾性片32はスルーホール14に挿
入されても先端が閉じないように形成しておくこともで
きる。
【0016】
【発明の効果】 以上説明したように本発明に係るプリ
ント基板用端子は、スルーホール内面との接触部が予め
メッキを施された金属板のメッキ面で形成されるので、
プリント基板用端子の成形後又は成形途中でメッキを施
す必要がなくなり、製作コストを低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るプリント基板用端子の一実施形
態を示す斜視図。
【図2】 図1のプリント基板用端子をプリント基板の
スルーホールに挿入した状態を示す断面図。
【図3】 図2のA−A線における断面図。
【図4】 従来のプリント基板用端子を示す斜視図。
【図5】 図4のプリント基板用端子をプリント基板の
スルーホールに挿入した状態を示す断面図。
【符号の説明】
16:挿入部 18:雄端子部 30:プリント基板用端子 32:弾性片 34:屈曲部の頂部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側がプリント基板のスルーホールに
    挿入されて、スルーホール内面に接触する端子であっ
    て、 表面にメッキを施された1枚の金属板で形成され、前記
    スルーホールに挿入される側が二股に分かれており、二
    股に分かれた部分は、それぞれ樋状に形成されていて、
    その凹面側を内側にして対向する一対の弾性片を構成し
    ており、さらにこの一対の弾性片はO脚状に屈曲され、
    屈曲部の頂部がスルーホール内面との接触部となってい
    ることを特徴とするプリント基板用端子。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の端子であって、一対の弾
    性片は、スルーホールに挿入される前は先端が開いてお
    り、スルーホールに挿入されると先端が閉じて、先端が
    開いているときよりも強い弾性反発力を発揮するように
    形成されていることを特徴とするプリント基板用端子。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の端子であって、弾
    性片のO脚状屈曲部の頂部における周方向の曲率半径
    が、スルーホール内面の曲率半径よりも小さく設定され
    ていることを特徴とするプリント基板用端子。
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