JP2001150666A - インクジェットヘッドの駆動回路 - Google Patents

インクジェットヘッドの駆動回路

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JP2001150666A
JP2001150666A JP33268399A JP33268399A JP2001150666A JP 2001150666 A JP2001150666 A JP 2001150666A JP 33268399 A JP33268399 A JP 33268399A JP 33268399 A JP33268399 A JP 33268399A JP 2001150666 A JP2001150666 A JP 2001150666A
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JP33268399A
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Hajime Asano
一 浅野
Koichi Ikeda
浩一 池田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の圧電素子を備えるインクジェットヘッ
ドに対し、圧電素子の各々を精確に定電流駆動すること
が可能な駆動回路を提供する。 【解決手段】 基準電流波形生成部51は、複数の圧電
素子1、2、・・3の駆動に適した基準電流波形を生成
する。電流分岐部52は、充電用の複数出力型カレント
ミラー回路52aと、放電用の複数出力型カレントミラ
ー回路52bとを有する。この両カレントミラー回路5
2a、52bは、電流源と見なされるに足る高い駆動イ
ンピーダンスでもって前記圧電素子1、2、・・3の各
々に対して電流を充電又は放電する。従って、各圧電素
子1、2、・・3がその駆動時に、それ等圧電素子が振
動することによる逆起電力の発生などの影響を受けるこ
となく一定電流でもって各圧電素子1、2、・・3を充
電及び放電できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット式
の記録装置に用いられるインクジェットヘッドの駆動回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】圧電素子を用いたインクジェットヘッド
では、圧電素子に電圧を印可して圧電素子を歪ませ、そ
のこの歪み時に生じる押圧力によりインク室のノズルか
らインク滴を吐出させている。
【0003】従来、例えば、特許第2689548号の
特許掲載公報に開示されているように、圧電素子を精確
に駆動制御するべく圧電素子の充電と放電を定電流制御
することを目的として、基準電圧波形を生成する回路と
複数の圧電素子との間に、プッシュプル型エミッタ・フ
ォロア接続の電流増幅用バッファを設けて、電圧勾配が
一定の電圧波形でもって複数の圧電素子を駆動する技術
が知られている。
【0004】前記特許公報に開示される駆動回路では、
具体的には、図5に示すように、電流増幅用バッファ1
01の出力側に複数の圧電素子102、103、・・1
04の一端が並列に接続され、それ等圧電素子の他端は
トランジスタ111、112、・・113に各々接続さ
れている。これ等トランジスタ111、112、・・1
13は、印刷データ信号1#、2#、・・3#によって
ON/OFFされて、電流増幅用バッファ101からの
駆動電圧を圧電素子102、103、・・104に選択
的に印可する。これにより、駆動電圧が印可された圧電
素子は歪み、その際に生じる押圧力によってインク室の
ノズルからインク滴が吐出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、圧電素
子の充電及び放電を定電流制御すべく設けられた電流増
幅用バッファ101は、圧電素子102、103、・・
104に対しては本来は電圧源として機能するものであ
り、定電流制御のための電流源として常に機能するもの
ではない。このため、前記公報のものでは、次の欠点が
ある。
【0006】即ち、前記公報の技術では、圧電素子10
2、103、・・104が一定の静電容量を持つコンデ
ンサであるとの仮定の下に、電圧勾配が一定の電圧波形
を供給することにより、定電流制御がなされるものであ
るが、その仮定がくずれた場合には、定電流制御とはな
り得ない。例えば、前記公報には、圧電素子自体は振動
して、インク滴が吐出するタイミングになってもこの振
動が残って、各ノズルから吐出するインク滴の吐出速度
等が影響を受けることが記述されている。圧電素子は電
圧を印可すると歪みを生ずるが、逆に圧電素子に歪みを
与えると逆起電力を生ずる。インクジェットヘッドの圧
電素子を駆動する際に大きな逆起電力が発生すること
は、例えば、日本印刷学会誌第25巻第1号の第35頁
に記述されている。つまり、圧電素子は単なるコンデン
サではなく、圧電素子自体の振動により、その振動に応
じた逆起電力を生ずる素子である。そのため、前記公報
の駆動回路では、圧電素子を充放電する電流は意図通り
の定電流にはなり得ず、圧電素子自体の振動に応じて生
ずる逆起電力によって変調された電流になるという問題
が存在する。
【0007】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、多数の圧電素子を備えるインクジ
ェットヘッドに対し、各圧電素子を定電流駆動すること
が可能な駆動回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明では、電流源とみなされるに足り得る高い駆
動インピーダンスでもって多数の圧電素子の各々を充放
電する構成を採用する。
【0009】具体的に、請求項1記載の発明のインクジ
ェットヘッドの駆動回路は、電圧が印可されてインク液
滴を吐出させる複数の圧電素子を駆動するインクジェッ
トヘッドの駆動回路であって、前記複数の圧電素子に対
して、電流源にほぼ等しい高い駆動インピーダンスにて
駆動電流を供給する電流供給手段を備えたことを特徴と
する。
【0010】請求項2記載の発明は、前記請求項1記載
のインクジェットヘッドの駆動回路において、前記電流
供給手段は、前記複数の圧電素子の充電に適した電流を
生成する充電用電流源回路と、前記複数の圧電素子の放
電に適した電流を生成する放電用電流源回路とを有する
ことを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明は、前記請求項1記載
のインクジェットヘッドの駆動回路において、前記電流
供給手段は、前記複数の圧電素子の駆動に適した基準電
流波形を生成する基準電流波形生成手段と、前記基準電
流波形生成手段の出力電流を前記複数の圧電素子に分岐
させる電流分岐手段とを有することを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明は、前記請求項3記載
のインクジェットヘッドの駆動回路において、前記電流
分岐手段は、前記複数の圧電素子の各々に応じて、各圧
電素子への電流の分岐比率を変更可能であることを特徴
とする。
【0013】請求項5記載の発明は、前記請求項3又は
請求項4記載のインクジェットヘッドの駆動回路におい
て、前記電流分岐手段は、前記複数の圧電素子の数に等
しい出力を持つ複数出力型のカレントミラー回路で構成
されることを特徴とする。
【0014】請求項6記載の発明は、前記請求項3、請
求項4又は請求項5記載のインクジェットヘッドの駆動
回路において、前記基準電流波形生成手段は、電流出力
型のD/A変換器で構成されることを特徴とする。
【0015】請求項7記載の発明は、前記請求項3、請
求項4又は請求項5記載のインクジェットヘッドの駆動
回路において、前記基準電流波形生成手段は、抵抗の作
用により基準電流波形を生成することを特徴とする。
【0016】請求項8記載の発明は、前記請求項1記載
のインクジェットヘッドの駆動回路において、前記電流
供給手段は、駆動する圧電素子の数に応じて出力電流の
値を変更可能な電流出力型のD/A変換器により構成さ
れることを特徴としている。
【0017】以上により、請求項1ないし請求項8記載
の発明では、電流源にほぼ等しい高い駆動インピーダン
スにて複数の圧電素子に駆動電流を供給したので、前記
複数の圧電素子駆動時に各圧電素子自体が振動すること
によって生じる逆起電力の発生等の影響を受けることな
く、駆動に適するよう設定された一定値の電流でもって
前記複数の圧電素子の各々を充電及び放電できるので、
精確な圧電素子の駆動が可能になる。従って、インクジ
ェットヘッドのインクの吐出性能を向上させることがで
きる。
【0018】特に、請求項3ないし請求項5記載の発明
では、電流分岐手段により、複数の圧電素子の各々を駆
動する構成としたので、インクジェットヘッドの特性に
応じて、圧電素子を駆動するのに適した充電電流及び放
電電流の電流値を各圧電素子毎に容易に設定することが
できる。
【0019】更に、請求項6記載の発明では、基準電流
波形生成手段を電流出力型のD/A変換器で構成したの
で、複数の圧電素子を駆動するのに適した充電電流及び
放電電流の電流値を、外部のマイクロコンピュータ等に
より容易に且つ細かく設定することができる。
【0020】加えて、請求項7記載の発明では、基準電
流波形生成手段が抵抗の作用によって基準電流波形を生
成する構成としたので、インクジェットヘッドの駆動回
路を簡易に実現することができる。
【0021】また、請求項8記載の発明では、電流供給
手段を、駆動する圧電素子の数に応じて出力電流を変更
可能な電流出力型のD/A変換器で構成したので、複数
の圧電素子を駆動するのに適した充電電流及び放電電流
の電流値を、外部のマイクロコンピュータ等により細か
く設定できるインクジェットヘッドの駆動回路を簡易に
実現することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0023】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態に係るインクジェットヘッドの駆動回路
を示す。同図において、インクジェットヘッドの駆動回
路50は、一端が共通に接続された複数の圧電素子1、
2、・・3に駆動電流を供給する電流供給回路(電流供
給手段)であって、この駆動回路50は、基準電流波形
生成部(基準電流波形生成手段)51と電流分岐部52
とを備えている。
【0024】前記駆動回路50の出力側は、スイッチ1
1、12、・・13の一端に各々接続されている。スイ
ッチ11、12、・・13は、印刷データ信号1#、2
#、・・N#を受けて圧電素子1、2、・・3の吐出−
非吐出状態を切り替える素子であって、これ等スイッチ
11、12、・・13の他端は圧電素子1、2、・・3
の一端に各々接続されている。圧電素子1、2、・・3
の他端は共通に接続され、駆動電流の帰路として一定の
電位、本実施の形態では信号グラウンドに接続されてい
る。
【0025】前記駆動回路50の基準電流波形生成部5
1は、圧電素子1、2、・・3を充電又は放電するため
の基準になる基準電流を各々生成して電流分岐部52に
出力する回路である。この基準電流波形生成部51は、
充電用の定電流回路51aと、放電用の定電流回路51
bとを備える。前記充電用の定電流回路51aは、トラ
ンジスタ33、トランジスタ30、ツェナーダイオード
31、及び抵抗32により構成される。そして、トラン
ジスタ25のベース端子に正電位を印加することによ
り、スイッチ素子としてのトランジスタ25及びトラン
ジスタ28が導通して、この定電流回路51aが動作
し、圧電素子1、2、・・3を充電するための基準にな
る充電用基準電流をトランジスタ33のコレクタ出力よ
り電流分岐部52に対して供給する。
【0026】また、前記基準電流波形生成部51の放電
用の定電流回路51bは、トランジスタ23、トランジ
スタ20、ツェナーダイオード21、及び抵抗22によ
り構成される。そして、トランジスタ18のベース端子
に正電位を印加することにより、スイッチ素子としての
トランジスタ18が導通して、この定電流回路51bが
動作し、圧電素子1、2、・・3を放電するための基準
になる放電用基準電流をトランジスタ23のコレクタ出
力より電流分岐部52に対して供給する。
【0027】本駆動回路50の電流分岐部52は、前記
基準電流波形生成部51から供給を受けた充電用基準電
流及び放電用基準電流と相似の複数の電流を生成して圧
電素子1、2、・・3に供給し、直接に圧電素子1、
2、・・3を充電又は放電するための電流分岐手段とし
て機能する。この電流分岐部52は、充電用のカレント
ミラー回路52aと放電用のカレントミラー回路52b
とを有する。前記充電用のカレントミラー回路52a
は、圧電素子1、2、・・3と同数のトランジスタ4
3、44、・・45、ダイオード42、抵抗34、及び
抵抗35、36、・・37から構成されて、圧電素子
1、2、・・3の数に等しい出力を持つ複数出力型のカ
レントミラー回路であって、前記基準電流波形生成部5
1が出力した充電用基準電流と相似の複数の電流を生成
すると共に、ベース接地モードで動作しているトランジ
スタ43、44、・・45の作用により、電流源とみな
されるに足る高い駆動インピーダンスでもって圧電素子
1、2、・・3の各々を充電する。つまり、この複数出
力型のカレントミラー回路52aが、圧電素子の充電に
適した電流を生成する充電用電流源回路の機能を果た
す。
【0028】また、前記電流分岐部52の放電用のカレ
ントミラー回路52bは、圧電素子1、2、・・3と同
数のトランジスタ47、48、・・・49、ダイオード
46、抵抗38、及び抵抗39、40、・・41によ
り、圧電素子1、2、・・3の数に等しい出力を持つ複
数出力型のカレントミラー回路を構成しており、前記基
準電流波形生成部51が出力した放電用基準電流と相似
の複数の電流を生成すると共に、ベース接地モードで動
作しているトランジスタ47、48、・・49の作用に
より、電流源とみなされるに足る高い駆動インピーダン
スでもって圧電素子1、2、・・3各々を放電する。即
ち、この複数出力型のカレントミラー回路52bが、圧
電素子1、2、・・3の放電に適した電流を生成する放
電用電流源回路として機能する。
【0029】このように、本実施の形態では、圧電素子
1、2、・・3の各々を、電流源とみなされるに足る高
い駆動インピーダンスを持つ充電用、放電用の各複数出
力型のカレントミラー回路52a、52bでもって駆動
するので、圧電素子1、2、・・3の駆動時に、これ等
圧電素子1、2、・・3自体が振動することによる逆起
電力の発生等の影響を受けることなく、駆動に最適なよ
うに設定された一定の電流で圧電素子1、2、・・3の
各々を充電及び放電できるという有用な効果を持つ。
【0030】また、製造上の都合により、圧電素子1、
2、・・3の各々の特性がばらつき、各々の駆動に最適
な充放電電流が異なる場合には、抵抗35、36、・・
37の抵抗値を一律とせず、これ等圧電素子1、2、・
・3の特性のばらつきに応じて微調整のためトリミング
することにより、圧電素子1、2、・・3の各々に供給
する充電電流の多少を調整することができる。同様に、
抵抗39、40、・・41の抵抗値を一律とせず、圧電
素子1、2、・・3の特性のばらつきに応じて微調整の
ためトリミングすれば、圧電素子1、2、・・3の各々
に供給する放電電流の多少を調整することができる。
【0031】また、製造上の都合だけではなく、圧電素
子の制御上の要請から、各々の圧電素子の駆動に最適な
充放電電流が異なる場合にも、同様に有用な効果を持
つ。例えば、4色カラーで、C、M、Y、Bkの4色各
々に複数の圧電素子を有するカラーインクジェットヘッ
ドの場合に、黒(Bk)用の圧電素子のみインク粘度を
変更する、又はノズル径を変更する等を理由として、他
の3色用の圧電素子とは圧電素子駆動の充放電電流を変
更したい要求がしばしばある。このような場合、抵抗3
5、36、・・37の抵抗値を一律とせず、変更すれ
ば、圧電素子1、2、・・3の各々に供給する充電電流
の多少を調整することができ、同様に、抵抗39、4
0、・・41の抵抗値を一律とせず、変更すれば、圧電
素子1、2、・・3の各々に供給する放電電流の多少を
調整することができて、特定の圧電素子のみ駆動する充
放電電流を変更することが可能になる。
【0032】尚、本実施の形態では、複数出力型のカレ
ントミラー回路52a、52bをバイポーラトランジス
タを用いた回路により構成したが、他の構成、例えばM
OSトランジスタを用いた回路により構成しても同様の
効果が得られるのは勿論である。更に、同じバイポーラ
トランジスタを用いた場合であっても、複数の出力が得
られるものであれば、他のカレントミラー回路を用いて
構成しても同様の効果が得られる。例えば、ウィルソン
型カレントミラー回路として知られる回路を用いた場合
には、カレントミラー回路の特性が向上し、その出力イ
ンピーダンスを更に高くできるので、圧電素子1、2、
・・3を更に高いインピーダンスで駆動できる有利な効
果が得られる。また、カレントミラー回路の出力部にカ
スコード回路を追加すれば、カスコード回路の作用によ
り、更に出力インピーダンスを高めることができるの
で、より有利な効果を得ることも可能である。
【0033】(第2の実施の形態)図2は、本発明の第
2の実施の形態に係るインクジェットヘッドの駆動回路
の構成を示す。
【0034】同図のインクジェットヘッドの駆動回路8
0は、図1に示した第1の実施の形態に係るインクジェ
ットの駆動回路の基準電流波形生成部51を2個のD/
A変換器、即ち、電流出力型のD/A変換器70と、電
流出力型のD/A変換器71とに置き換えた構成を採っ
ている。
【0035】前記インクジェットヘッドの駆動回路80
の出力側は、スイッチ11、12、・・13の一端に各
々接続されている。スイッチ11、12、・・13は、
各々印刷データ信号1#、2#、・・N#を受けて圧電
素子1、2、・・3の吐出−非吐出状態を切り替える素
子であって、これ等スイッチ11、12、・・13の他
端は圧電素子1、2、・・3の一端に各々接続されてい
る。圧電素子1、2、・・3の他端は共通に接続され、
駆動電流の帰路として一定の電位、本実施の形態では信
号グラウンドに接続されている。
【0036】前記駆動回路80の基準電流波形生成部8
1は、圧電素子1、2、・・3を充電又は放電するため
の基準になる基準電流を各々生成して電流分岐部52に
出力する回路である。一方の電流出力型のD/A変換器
70は、圧電素子1、2、・・3を充電するための基準
になる充電用基準電流を電流分岐部52に対して供給す
る。この電流出力型のD/A変換器70の出力電流の値
の設定は、図2に示されない外部のマイクロコンピュー
タ等により行う。他方の電流出力型のD/A変換器71
は、圧電素子1、2、・・3を放電するための基準にな
る放電用基準電流を電流分岐部52に供給する。この電
流出力型のD/A変換器71の出力電流の値の設定も、
前記外部のマイクロコンピュータ等により行う。
【0037】インクジェットヘッドの駆動回路80の電
流分岐部52は、前記基準電流波形生成部81から供給
を受けた充電用基準電流及び放電用基準電流と相似の複
数の電流を生成して前記各圧電素子1、2、・・3に供
給し、直接に圧電素子1、2、・・3を充電又は放電す
るための電流分岐手段としての役割を果たす。充電用の
カレントミラー回路52aは、その内部に配置されたト
ランジスタ43、44、・・45、ダイオード42、抵
抗34、抵抗35、36、・・37からなる複数出力型
のカレントミラー回路を構成しており、前記基準電流波
形生成部81が出力した充電用基準電流と相似の複数の
電流を生成すると共に、ベース接地モードで動作してい
るトランジスタ43、44、・・45の作用により、電
流源とみなされるに足る高い駆動インピーダンスでもっ
て圧電素子1、2、・・3各々を充電する。つまり、こ
の複数出力型のカレントミラー回路52aが、複数の圧
電素子1、2、・・3の充電に適した電流を生成する電
流源回路として機能する。
【0038】一方、電流分岐部52の放電用カレントミ
ラー回路52bは、トランジスタ47、48、・・4
9、ダイオード46、抵抗38、抵抗39、40、・・
41からなる複数出力型のカレントミラー回路を構成し
ており、前記基準電流波形生成部81が出力した放電用
基準電流と相似の複数の電流を生成すると共に、ベース
接地モードで動作しているトランジスタ47、48、・
・49の作用により、電流源とみなされるに足る高い駆
動インピーダンスでもって圧電素子1、2、・・3各々
を放電する。つまり。この放電用の複数出力型のカレン
トミラー回路52bが、複数の圧電素子1、2、・・3
の放電に適した電流を生成する電流源回路として機能す
る。
【0039】このように、本実施の形態では、圧電素子
1、2、・・3の各々を、電流源とみなされるに足る高
い駆動インピーダンスを持つ充電用、放電用の複数出力
型のカレントミラー回路52a、52bでもって駆動す
るので、圧電素子1、2、・・3の駆動時に、圧電素子
1、2、・・3自体が振動することによる逆起電力の発
生等の影響を受けることなく、その駆動に最適なように
設定された一定の電流でもって圧電素子1、2、・・3
の各々を充電及び放電できるという有用な効果を持つ。
【0040】また、製造上の都合により、圧電素子1、
2、・・3の各々の特性がばらつき、各々の駆動に最適
な充放電電流が異なる場合には、抵抗35、36、・・
37の抵抗値を一律とせず、圧電素子の特性のばらつき
に応じて微調整のためトリミングすれば、圧電素子1、
2、・・3の各々に供給する充電電流の多少を調整する
ことができ、また、抵抗39、40、・・41の抵抗値
を一律とせず、圧電素子の特性のばらつきに応じて微調
整のためトリミングすれば、圧電素子1、2、・・3の
各々に供給する放電電流の多少を調整することができる
という有用な効果も持つ。
【0041】また、製造上の都合だけではなく、圧電素
子の制御上から、各々の圧電素子1、2、・・3の駆動
に最適な充放電電流の値が異なる場合にも、同様に有用
な効果を持つ。即ち、例えば、4色カラーで、C、M、
Y、Bkの4色の各々に複数の圧電素子を有する一般的
なカラーインクジェットヘッドの場合に、黒(Bk)用
の圧電素子のみインク粘度を変更する、又はノズル径を
変更する等の理由により、他の3色用の圧電素子とは圧
電素子駆動の充放電電流を変更したいことがしばしばあ
る。このような場合、抵抗35、36、・・37の抵抗
値を一律とせず、変更すれば、圧電素子1、2、・・3
の各々に供給する充電電流の多少を調整することがで
き、また、抵抗39、40、・・41の抵抗値を一律と
せず、変更すれば、圧電素子1、2、・・3の各々に供
給する放電電流の多少を調整することができる。従っ
て、特定の圧電素子のみに対して、駆動する充放電電流
の値を変更することが可能になる。
【0042】また、前記の第1の実施の形態と同一の効
果に加えて、充電用及び放電用お2個の電流出力型D/
A変換器70、71を用いて基準電流波形を生成するよ
うにしたので、充放電の電流値を外部のマイクロコンピ
ュータ等により、より容易に且つ細かく設定できるとい
う特別の効果も生ずる。
【0043】尚、本実施の形態では、複数出力型のカレ
ントミラー回路52a、52bをバイポーラトランジス
タを用いた回路により構成したが、他の構成、例えばM
OSトランジスタを用いた回路により構成しても同様の
効果が得られる。更に、同じバイポーラトランジスタを
用いた場合であっても、複数の出力が得られるものであ
れば、他の構成のカレントミラー回路を用いて構成して
も同様の効果が得られる。例えば、ウィルソン型カレン
トミラー回路として知られる回路を用いた場合には、カ
レントミラー回路の特性が向上し、その出力インピーダ
ンスを更に高くできるので、圧電素子1、2、・・3を
更に高いインピーダンスで駆動できるという、より有利
な効果が得られる。また、カレントミラー回路の出力部
にカスコード回路を追加すれば、カスコード回路の作用
により、更に出力インピーダンスを高めることができる
ので、より有利な効果を得ることも可能である。
【0044】(第3の実施の形態)図3は、本発明の第
3の実施の形態に係るインクジェットヘッドの駆動回路
を示す。
【0045】同図のインクジェットヘッドの駆動回路9
0は、図1に示した第1の実施の形態に係るインクジェ
ットの駆動回路の基準電流波形生成部51を、より簡易
な構成に置き換えたものである。具体的には、定電流回
路を使用しない簡易な構成を採ったものである。
【0046】図3のインクジェットヘッドの駆動回路9
0の出力側は、スイッチ11、12、・・13の一端に
各々接続されている。これ等スイッチ11、12、・・
13は、各々印刷データ信号1#、2#、・・N#を受
けて圧電素子1、2、・・3の吐出−非吐出状態を切り
替える素子であって、各スイッチ11、12、・・13
の他端は圧電素子1、2、・・3の一端に各々接続され
ている。圧電素子1、2、・・3の他端は共通に接続さ
れ、駆動電流の帰路として一定の電位、本実施の形態で
は信号グラウンドに接続されている。
【0047】インクジェットヘッドの駆動回路90の基
準電流波形生成部91は、圧電素子1、2、・・3を充
電又は放電するための基準になる基準電流を各々生成し
て電流分岐部52に出力する回路である。この基準電流
波形生成部91において、抵抗69は、充電用基準電流
の値を設定するための抵抗であって、電流分岐部52の
充電用のカレントミラー回路52aの抵抗34の両端に
生ずる電圧が、電源電圧+Vccに比べて十分小さい場
合には、充電用基準電流の値は、電源電圧+Vccを抵
抗69の抵抗値で割った値にほぼ等しくなる。そして、
トランジスタ68のベース端子に正電位を印加すること
により、スイッチ素子としてのトランジスタ68が導通
し、抵抗69を貫通する電流として、圧電素子1、2、
・・3を充電するための基準になる充電用基準電流が生
じ、この充電用基準電流が電流分岐部52に対して供給
される。
【0048】また、前記基準電流波形生成部91におい
て、抵抗66は、放電用基準電流の値を設定するための
抵抗であって、電流分岐部52の放電用のカレントミラ
ー回路52bの抵抗38の両端に生ずる電圧が、電源電
圧+Vccに比べて十分小さい場合には、放電用基準電
流の値は、電源電圧+Vccを前記抵抗66の抵抗値で
割った値にほぼ等しくなる。トランジスタ62のベース
端子に正電位を印加することにより、スイッチ素子とし
てのトランジスタ62及びトランジスタ65が導通し、
抵抗66を貫通する電流として、圧電素子1、2、・・
3を放電するための基準になる放電用基準電流が生じ、
この放電用基準電流が電流分岐部52に対して供給され
る。
【0049】インクジェットヘッドの駆動回路90の電
流分岐部52は、前記基準電流波形生成部91から供給
を受けた充電用基準電流及び放電用基準電流と相似の複
数の電流を生成して圧電素子1、2、・・3に供給し、
直接に圧電素子1、2、・・3を充電又は放電するため
の電流分岐手段としての役割を果たす。電流分岐部52
の充電用のカレントミラー回路52aは、トランジスタ
43、44、・・45、ダイオード42、抵抗34、抵
抗35、36、・・37からなる複数出力型のカレント
ミラー回路を構成しており、前記基準電流波形生成部9
1が出力した充電用基準電流と相似の複数の電流を生成
すると共に、ベース接地モードで動作しているトランジ
スタ43、44、・・45の作用により、電流源とみな
されるに足る高い駆動インピーダンスでもって圧電素子
1、2、・・3各々を充電する。つまり、この複数出力
型のカレントミラー回路52aが、圧電素子1、2、・
・3の充電に適した電流を生成する電流源回路として機
能する。
【0050】また、前記電流分岐部52の放電用のカレ
ントミラー回路52bは、トランジスタ47、48、・
・49、ダイオード46、抵抗38、抵抗39、40、
・・41からなる複数出力型のカレントミラー回路を構
成しており、基準電流波形生成部91が出力した放電用
基準電流と相似の複数の電流を生成するとともに、ベー
ス接地モードで動作しているトランジスタ47、48、
・・49の作用により、電流源とみなされるに足る高い
駆動インピーダンスでもって圧電素子1、2、・・3各
々を放電する。このふたつ目の複数出力型のカレントミ
ラー回路が、圧電素子の放電に適した電流を生成する電
流源回路の出力部の役割をしている。
【0051】このように、本実施の形態では、圧電素子
1、2、・・3の各々を、電流源とみなされるに足る高
い駆動インピーダンスを持つ充電用、放電用の2個の複
数出力型のカレントミラー回路52a、52bでもって
駆動するので、圧電素子1、2、・・3の駆動時に、圧
電素子1、2、・・3自体が振動することによる逆起電
力の発生等の影響を受けることなく、その駆動に最適な
ように設定された一定値の電流で圧電素子1、2、・・
3の各々を充電及び放電できるという有用な効果を持
つ。
【0052】また、製造上の都合により、圧電素子の各
々の特性がばらついて、そお各々の駆動に最適な充放電
電流の値が異なる場合には、抵抗35、36、・・37
の抵抗値を一律とせず、圧電素子1、2、・・3の特性
のばらつきに応じて微調整のためトリミングすれば、圧
電素子1、2、・・3の各々に供給する充電電流の多少
を調整することができ、また、抵抗39、40、・・4
1の抵抗値を一律とせず、圧電素子の特性のばらつきに
応じて微調整のためトリミングすれば、圧電素子1、
2、・・3の各々に供給する放電電流の多少を調整する
ことができるという有用な効果も持つ。
【0053】また、製造上の都合だけではなく、圧電素
子の制御上の要請から、各々の圧電素子の駆動に最適な
充放電電流が異なる場合にも、同様に有用な効果を持
つ。即ち、例えば、4色カラーで、C、M、Y、Bkの
4色の各々に複数の圧電素子を有する一般的なカラーイ
ンクジェットヘッドの場合に、黒(Bk)用の圧電素子
のみインク粘度を変更する、又はノズル径を変更する等
の理由から、他の3色用の圧電素子に対して、圧電素子
駆動の充放電電流を変更したいことがしばしばある。こ
のような場合には、抵抗35、36、・・37の抵抗値
を一律とせず、変更すれば、圧電素子1、2、・・3の
各々に供給する充電電流の多少を調整することができ、
また、抵抗39、40、・・41の抵抗値を一律とせ
ず、変更すれば、圧電素子1、2、・・3の各々に供給
する放電電流の多少を調整することができる。従って、
特定の圧電素子のみに対して、駆動する充放電電流を変
更することが可能になる。
【0054】また、前記第1の実施の形態と同一の効果
に加えて、充電用及び放電用の基準電流の値を設定する
ための抵抗69、66を備えた簡易な構成の回路を用い
て基準電流波形を生成したので、インクジェットヘッド
の駆動回路90をより安価に構成し得るという別の効果
も生ずる。
【0055】尚、本実施の形態では、複数出力型のカレ
ントミラー回路52a、52bをバイポーラトランジス
タを用いた回路により構成したが、他の構成、例えばM
OSトランジスタを用いた回路により構成しても同様の
効果が得られる。更に、同じバイポーラトランジスタを
用いた場合であっても、複数の出力が得られるものであ
れば、他の構成のカレントミラー回路を用いて構成して
も同様の効果が得られる。例えば、ウィルソン型カレン
トミラー回路として知られる回路を用いた場合には、カ
レントミラー回路の特性が向上し、その出力インピーダ
ンスを更に高くできるので、圧電素子1、2、・・3を
更に高いインピーダンスで駆動できるという、より有利
な効果が得られる。また、カレントミラー回路の出力部
にカスコード回路を追加すれば、カスコード回路の作用
により、更に出力インピーダンスを高めることができる
ので、より有利な効果を得ることも可能である。
【0056】(第4の実施の形態)図4は、本発明の第
4の実施の形態に係るインクジェットヘッドの駆動回路
を示す。
【0057】同図のインクジェットヘッドの駆動回路7
5は、一端が共通に接続された複数の圧電素子1、2、
・・3に駆動電流を供給する回路であって、基準電流波
形生成部と電流分岐部とを機能を併有する電流出力型の
D/A変換器76を備えている。
【0058】前記インクジェットヘッドの駆動回路75
の出力側は、スイッチ11、12、・・13の一端に共
通に接続されている。これ等スイッチ11、12、・・
13は、印刷データ信号1#、2#、・・N#を受けて
圧電素子1、2、・・3の吐出−非吐出状態を切り替え
る素子であって、これ等スイッチ11、12、・・13
の他端は圧電素子1、2、・・3の一端に各々接続され
ている。圧電素子1、2、・・3の他端は共通に接続さ
れ、駆動電流の帰路として一定の電位、本実施の形態で
は信号グラウンドに接続されている。
【0059】前記電流出力型のD/A変換器76は、圧
電素子1、2、・・3を高い出力インピーダンスで直接
充電又は放電する部分である。この電流出力型のD/A
変換器76の出力電流の値の設定は、図4に示さない外
部のマイクロコンピュータ等により行う。この電流出力
型のD/A変換器76の出力電流の値は、充電及び放電
の電流値共に、各々、吐出状態とする圧電素子の数に比
例させて設定する。前記電流出力型のD/A変換器76
の出力電流は、圧電素子1、2、・・3のうち、吐出状
態にある圧電素子、即ち、対応するスイッチ11、1
2、・・13が閉じた圧電素子に等しく分流するので、
駆動する圧電素子の数に拘わらず、駆動に最適なように
設定された一定値の電流でもって圧電素子を充放電でき
る。
【0060】また、本実施の形態では、圧電素子1、
2、・・3の各々を、電流源とみなされるに足る高い駆
動インピーダンスを持つ電流出力型のD/A変換器76
でもって駆動するので、圧電素子1、2、・・3の駆動
時に、各圧電素子1、2、・・3自体が振動することに
よる逆起電力の発生等の影響を受けることなく、駆動に
最適なように設定された一定値の電流でもって圧電素子
1、2、・・3の各々を充電及び放電できるという有用
な効果を持つ点は第1ないし第3の実施の形態と同様で
ある。
【0061】尚、本実施の形態では、電流出力型のD/
A変換器76を用いて、圧電素子1、2、・・3を直接
駆動する構成としたが、電流出力型のD/A変換器76
の出力部にカスコード回路等を追加し、更に出力インピ
ーダンスを高めて、より有利な効果を得ることも可能で
ある。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし請
求項8記載の発明のインクジェットヘッドの駆動回路に
よれば、電流源にほぼ等しい高い駆動インピーダンスに
て複数の圧電素子に駆動電流を供給したので、前記複数
の圧電素子駆動時に各圧電素子自体が振動することによ
って生じる逆起電力の発生等の影響を受けることなく、
駆動に適するよう設定された一定値の電流でもって複数
の圧電素子の各々を充電及び放電して、精確な圧電素子
の駆動を可能にでき、ひいては、インクジェットヘッド
のインクの吐出性能を向上させることができる。
【0063】特に、請求項3ないし請求項5記載の発明
によれば、インクジェットヘッドの特性に応じて、圧電
素子を駆動するに適した充電電流及び放電電流の電流値
を各圧電素子毎に容易に設定することができる。
【0064】更に、請求項6記載の発明によれば、基準
電流波形生成手段を電流出力型のD/A変換器で構成し
たので、複数の圧電素子を駆動するのに適した充電電流
及び放電電流の電流値を、外部のマイクロコンピュータ
等により容易に且つ細かく設定することができる。
【0065】加えて、請求項7記載の発明によれば、基
準電流波形生成手段が抵抗の作用によって基準電流波形
を生成する構成としたので、インクジェットヘッドの駆
動回路を簡易に実現することができる。
【0066】また、請求項8記載の発明によれば、電流
供給手段を、駆動する圧電素子の数に応じて出力電流を
変更可能な電流出力型のD/A変換器で構成したので、
複数の圧電素子を駆動するのに適した充電電流及び放電
電流の電流値を、外部のマイクロコンピュータ等により
細かく設定できるインクジェットヘッドの駆動回路を簡
易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るインクジェッ
トヘッドの駆動回路を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係るインクジェッ
トヘッドの駆動回路を示す図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係るインクジェッ
トヘッドの駆動回路を示す図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態に係るインクジェッ
トヘッドの駆動回路を示す図である。
【図5】従来のインクジェットヘッドの駆動回路の構成
を示す図である。
【符号の説明】
1、2、3 圧電素子 50、75、80、90 駆動回路(電流供給
手段) 51 基準電流波形生成部(基準電
流波形生成手段) 52 電流分岐部(電流分岐手段) 52a 充電用電流源回路(カレント
ミラー回路) 52b 放電用電流源回路(カレント
ミラー回路) 70、71 電流出力型のD/A変換器 66、69 抵抗(基準電流設定用の抵
抗) 76 電流出力型のD/A変換器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧が印可されてインク液滴を吐出させ
    る複数の圧電素子を駆動するインクジェットヘッドの駆
    動回路であって、 前記複数の圧電素子に対して、電流源にほぼ等しい高い
    駆動インピーダンスにて駆動電流を供給する電流供給手
    段を備えたことを特徴とするインクジェットヘッドの駆
    動回路。
  2. 【請求項2】 前記電流供給手段は、 前記複数の圧電素子の充電に適した電流を生成する充電
    用電流源回路と、 前記複数の圧電素子の放電に適した電流を生成する放電
    用電流源回路とを有することを特徴とする請求項1記載
    のインクジェットヘッドの駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記電流供給手段は、 前記複数の圧電素子の駆動に適した基準電流波形を生成
    する基準電流波形生成手段と、 前記基準電流波形生成手段の出力電流を前記複数の圧電
    素子に分岐させる電流分岐手段とを有することを特徴と
    する請求項1記載のインクジェットヘッドの駆動回路。
  4. 【請求項4】 前記電流分岐手段は、 前記複数の圧電素子の各々に応じて、各圧電素子への電
    流の分岐比率を変更可能であることを特徴とする請求項
    3記載のインクジェットヘッドの駆動回路。
  5. 【請求項5】 前記電流分岐手段は、前記複数の圧電素
    子の数に等しい出力を持つ複数出力型のカレントミラー
    回路で構成されることを特徴とする請求項3又は請求項
    4記載のインクジェットヘッドの駆動回路。
  6. 【請求項6】 前記基準電流波形生成手段は、電流出力
    型のD/A変換器で構成されることを特徴とする請求項
    3、請求項4又は請求項5記載のインクジェットヘッド
    の駆動回路。
  7. 【請求項7】 前記基準電流波形生成手段は、抵抗の作
    用により基準電流波形を生成することを特徴とする請求
    項3、請求項4又は請求項5記載のインクジェットヘッ
    ドの駆動回路。
  8. 【請求項8】 前記電流供給手段は、 駆動する圧電素子の数に応じて出力電流の値を変更可能
    な電流出力型のD/A変換器により構成されることを特
    徴とする請求項1記載のインクジェットヘッドの駆動回
    路。
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