JPH08300648A - インクジェット記録装置及びインクジェットヘッド駆動回路 - Google Patents

インクジェット記録装置及びインクジェットヘッド駆動回路

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JPH08300648A
JPH08300648A JP7110812A JP11081295A JPH08300648A JP H08300648 A JPH08300648 A JP H08300648A JP 7110812 A JP7110812 A JP 7110812A JP 11081295 A JP11081295 A JP 11081295A JP H08300648 A JPH08300648 A JP H08300648A
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JP
Japan
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ink jet
drive circuit
head
jet head
carriage
Prior art date
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Pending
Application number
JP7110812A
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English (en)
Inventor
Tomoaki Nakano
智昭 中野
Tetsuo Hirota
哲郎 廣田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マルチノズル化やマルチヘッド化に対応でき
るインクジェットヘッド記録装置及びインクジェットヘ
ッド駆動回路を提供する。 【構成】 キャリッジ1の支持体部1bの一面にはスペ
ーサ34を介して、インクジェットヘッドからなる記録
ヘッド3の共通電極に駆動電圧を与える定電圧駆動回路
を形成したPCB基板35を取付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットヘッド
記録装置及びインクジェットヘッド駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置として、インク
を吐出する複数のノズルと、各ノズルが連通する複数の
液室と、各液室を加圧するための複数の加圧手段とを備
えたインクジェットヘッドを用いて高速、高密度、高品
質の記録を行えるようにしたもの、また、異なる色のイ
ンクを吐出する複数のインクジェットヘッドを備えるこ
とでカラー印字を可能にしたものがある。
【0003】このようなインクジェット記録装置におけ
るインクジェットヘッドを駆動するための駆動回路とし
ては、例えば特開平4−31047号公報や特開平2−
164544号公報に記載されているように、インクジ
ェットヘッドの各加圧手段に対する走査電圧を発生する
走査電圧発生回路と、ダイオード、トランジスタ、ラッ
チ、シフトレジスタからなる駆動する加圧手段を選択す
る切替え手段及び選択手段を備えたものが知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うにインクジェット記録装置においては、高速、高密
度、高品質化を図るために1ヘッド当たりのノズルの数
を増やすマルチノズル化やカラー印字を行うために搭載
するヘッド数を増加するマルチヘッド化が進んでいる。
【0005】このようなマルチノズル化、マルチヘッド
化の下では、インクジェットヘッドの各加圧手段の共通
電極と駆動回路とを結ぶ共通電極ラインに大電流が流れ
るようになるため、プリンタ基板上に従来の走査電圧発
生回路を組み込み、ハーネスを介してキャリッジに搭載
したインクジェットヘッドの加圧手段の共通電極に接続
する構成を採用すると、プリンタ基板とキャリッジとを
結ぶハーネスに大電流が流れることで発生する電磁波に
よるノイズが放射されて、印字品質に悪影響を与えるお
それがある。
【0006】また、大電流を流さなければならないこと
で駆動回路への電気的負担も大きくなるので、ドライバ
自身の発熱も考慮しなければならないし、更に駆動回路
の大型化による高コスト化、専有スペースの増大を抑え
なければならない。
【0007】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、マルチノズル化やマルチヘッド化に対応できる
インクジェットヘッド記録装置及びインクジェットヘッ
ド駆動回路を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1のインクジェット記録装置は、複数のノズ
ルと、各ノズルに連通する複数の液室と、各液室を加圧
するための複数の加圧手段とを備えたインクジェットヘ
ッドをキャリッジに搭載したインクジェット記録装置に
おいて、前記キャリッジには前記複数の加圧手段の共通
電極に接続する定電圧駆動回路を搭載した。
【0009】請求項2のインクジェット記録装置は、複
数のノズルと、各ノズルに連通する複数の液室と、各液
室を加圧するための複数の加圧手段とを備えたインクジ
ェットヘッドをキャリッジに搭載したインクジェット記
録装置において、前記複数の加圧手段を駆動する駆動回
路の回路素子がキャリッジに接している構成とした。
【0010】請求項3のインクジェット記録装置は、上
記請求項1又は2のインクジェット記録装置において、
前記キャリッジにはスリットを形成した部材を設けた。
【0011】請求項4のインクジェットヘッド駆動回路
は、複数のインクジェットヘッドからなる記録ヘッドを
駆動するインクジェットヘッド駆動回路において、前記
複数のインクジェットヘッドの共通電極を各ヘッド間で
共通化し、1つの定電圧駆動回路に接続した。
【0012】請求項5のインクジェットヘッド駆動回路
は、上記請求項4のインクジェットヘッド駆動回路にお
いて、各インクジェットヘッド間に所定のディレイ時間
を設けて駆動する手段を備えている構成とした。
【0013】請求項6のインクジェットヘッド駆動回路
は、上記請求項5のインクジェットヘッド駆動回路にお
いて、前記所定のディレイ時間をTd、前記インクジェ
ットヘッドの最高駆動周波数をfmaxとしたとき、Td
=(1/n)*(1/fmax)に設定した。
【0014】請求項7のインクジェットヘッド駆動回路
は、黒用インクジェットヘッド及びカラー用インクジェ
ットヘッドとからなる記録ヘッドを駆動するインクジェ
ットヘッド駆動回路において、前記黒用インクジェット
ヘッドとカラー用インクジェットヘッドとを独立して駆
動する定電圧駆動回路をそれぞれ設けた。
【0015】請求項8のインクジェットヘッド駆動回路
は、上記請求項7のインクジェットヘッド駆動回路にお
いて、前記カラー用インクジェットヘッドの定電圧駆動
回路の駆動電圧を前記黒用インクジェットヘッドの定電
圧駆動回路の駆動電圧より低く設定した。
【0016】
【作用】請求項1のインクジェット記録装置は、インク
ジェットヘッドの複数の加圧手段の共通電極に接続する
定電圧駆動回路をキャリッジに搭載したので、プリンタ
本体のプリンタ基板とキャリッジとの間でハーネスを介
して流す電流を低電流にすることができて周囲に悪影響
を及ぼすノイズの発生が防止され、マルチノズル化、マ
ルチヘッド化を図っても信頼性を確保することができ
る。
【0017】請求項2のインクジェット記録装置は、イ
ンクジェットヘッドの複数の加圧手段を駆動する駆動回
路の回路素子がキャリッジに接している構成としたの
で、駆動回路を構成する回路素子のために特別の放熱手
段を設ける必要がなくなって、マルチノズル化或いはマ
ルチヘッド化を図ってもキャリッジの小型化、省スペー
ス化を図ることができる。
【0018】請求項3のインクジェット記録装置は、上
記請求項1又は2のインクジェット記録装置において、
キャリッジにはスリットを形成した部材を設けたので、
駆動回路の回路素子等をカバーで覆っても低コスト、省
スペース化を図れる。
【0019】請求項4のインクジェットヘッド駆動回路
は、複数のインクジェットヘッドの共通電極を各ヘッド
間で共通化し、1つの定電圧駆動回路に接続したので、
駆動回路を増加することなくマルチヘッド化を図ること
ができる。
【0020】請求項5のインクジェットヘッド駆動回路
は、上記請求項4のインクジェットヘッド駆動回路にお
いて、各インクジェットヘッド間に所定のディレイ時間
を設けて駆動する手段を備えている構成としたので、ヘ
ッド駆動時に電流が時間的に分散され、駆動回路の負荷
が軽減されてノイズの発生を防止することができ、マル
チノズル化を図っても信頼性を確保することができる。
【0021】請求項6のインクジェットヘッド駆動回路
は、上記請求項5のインクジェットヘッド駆動回路にお
いて、所定のディレイ時間をTd、インクジェットヘッ
ドの最高駆動周波数をfmaxとしたとき、Td=(1/
n)*(1/fmax)に設定したので、ディレイ時間に
よって発生するドットの位置ずれを容易に補正すること
ができて、マルチヘッド化を図っても高画像品質を実現
することができる。
【0022】請求項7のインクジェットヘッド駆動回路
は、黒用インクジェットヘッドとカラー用インクジェッ
トヘッドとを独立して駆動する定電圧駆動回路をそれぞ
れ設けたので、黒用インクジェットヘッドとカラー用イ
ンクジェットヘッドとで独立して駆動波形を設定するこ
とができ、キャラクタ印字とグラフィック印字が混在す
る画像を記録するときでも適正な駆動波形で駆動するこ
とができて、高画像品質を確保することができる。
【0023】請求項8のインクジェットヘッド駆動回路
は、上記請求項7のインクジェットヘッド駆動回路にお
いて、カラー用インクジェットヘッドの定電圧駆動回路
の駆動電圧を黒用インクジェットヘッドの定電圧駆動回
路の駆動電圧より低く設定したので、重ね印字の頻度が
高いカラー印字における紙のインク含有量を制御するこ
とができ、受像紙のロール、しわの発生が防止されて、
キャラクタ印字と同様にグラフィック印字の高画像品質
を実現することができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
説明する。図1は本発明の一実施例を示すインクジェッ
ト記録装置のキャリッジ部の側面図、図2は図1のイン
クジェットヘッドの液室ユニットを除いた平面図、図3
は図2のA−A線に沿う液室ユニットを含む断面図、図
4は図2のB−B線に沿う図3と同様な断面図である。
【0025】このインクジェット記録装置のキャリッジ
1は、側面L字型に形成して2つの支持体部1a,1b
を設け、シャフト2に摺動自在に装着して紙面垂直方向
に移動可能としている。このキャリッジ1の一方の支持
体部1bには、前面にインクジェットヘッドからなる記
録ヘッド3を装着し、背面にインクを蓄積したインクタ
ンク4を装着して、インクタンク4からインク供給パイ
プ5を介して記録ヘッド3にインクを供給するようにし
ている。
【0026】記録ヘッド3は、図2乃至図4に示すよう
に、アクチュエータユニット11と、このアクチュエー
タユニット11上に接合した液室ユニット12とからな
る。アクチュエータユニット11は、セラミック、ガラ
スエポキシ樹脂等からなるヘッド基板13上に複数の加
圧手段である積層型圧電素子を列状に配置(列設)して
なる2列の圧電素子列14,14及びこれら2列の圧電
素子列14,14の周囲を取り囲むフレーム部材15を
接合剤16によって接合している。圧電素子列14は、
インクを液滴化して飛翔させるための駆動パルスが与え
られる複数の圧電素子(これを「駆動部圧電素子」とい
う。)17,17…と、駆動部圧電素子17,17間に
位置し、駆動パルスが与えられずに単に液室ユニット固
定部材となる複数の圧電素子(これを「固定部圧電素
子」という。)18,18…とを交互に配置したバイピ
ッチ構造としている。
【0027】液室ユニット12は、ダイアフラム部21
を形成した振動板22上に、加圧液室、共通インク流路
等を形成する2枚の感光性樹脂フィルム(ドライフィル
ムレジスト)23,24からなる液室流路形成部材23
を接着し、この液室流路形成部材25上に複数のノズル
26を形成したノズルプレート27を接着してなる。こ
れら振動板22、液室流路形成部材25及びノズルプレ
ート27によって、圧電素子列14の各駆動部圧電素子
17,17…に対向するダイヤフラム部21を有するそ
れぞれ略独立した複数の加圧液室28を形成すると共
に、加圧液室28の両側に流体抵抗部29,29を形成
し、これら流体抵抗部29,29の外側に共通液室3
0,30をそれぞれ形成している。
【0028】そして、アクチュエータユニット11のヘ
ッド基板13上には各圧電素子列14,14の内側にす
べての圧電素子P(駆動部圧電素子7及び固定部圧電素
子8)の+側を接続した共通電極パターン31を設け、
また、各圧電素子列14,14の外側に各圧電素子P毎
に分割した選択電極パターン31を設けている。なお、
固定部圧電素子8についても上記のように共通電極パタ
ーン31及び選択電極パターン32が接続されるが、こ
れはヘッド製造工程上のものであって駆動に使用するも
のではない。
【0029】図1に戻って、キャリッジ1の他方の支持
体部1bの一面にはスペーサ34を介して、記録ヘッド
3の共通電極パターン31に駆動電圧を与える定電圧駆
動回路を形成したPCB基板35を取付け、このPCB
基板35の定電圧駆動回路と共通電極パターン31とを
FPC36を介して接続し、また支持体部1bの他面に
は記録ヘッド3の各選択電極パターン32に選択信号を
与える圧電素子選択回路をなすドライバIC37を取付
け、ドライバIC37と各選択電極パターン32とをF
PC36を介して接続している。
【0030】ここで、インクジェットヘッド駆動回路に
ついて図5を参照して説明する。このヘッド駆動回路
は、記録ヘッド3の複数の加圧手段である駆動部圧電素
子列17の圧電素子14,14…に対して駆動電圧を与
える定電圧駆動回路41と、記録ヘッド3の駆動部圧電
素子列17の圧電素子14,14…に対して選択信号を
与える選択回路42とからなる。定電圧駆動回路41
は、方形状パルスからインク加圧時において所定の電圧
波形の駆動電圧を生成する波形生成回路43と、この波
形生成回路43の出力をインクジェットヘッドからなる
記録ヘッド3の複数の圧電素子14,14…に出力する
低インピーダンス出力回路44とからなる。
【0031】定電圧駆動回路41の波形生成回路43
は、ROM、D/Aコンバータ又は他のパルス発生回路
と微積分回路、クリップ回路、クランプ回路などの波形
変形回路で構成できる。また、低インピーダンス出力回
路44は、バッファアンプ、SEPP(Single Ende
d Push Pull)等で構成される低インピーダンス増
幅器からなる。なお、低インピーダンス出力回路を用い
ることで駆動電圧波形の出力は圧電素子に対して低イン
ピーダンス出力となり、圧電素子のバラツキや駆動チャ
ンネル数によって波形が歪むことがない。
【0032】一方、選択回路42は、シフトレジスタ回
路、ラッチ回路及び記録ヘッド3の各駆動部圧電素子1
7(チャンネル、なお、チャンネルとは、1個のノズ
ル、加圧液室及び圧電素子からなる部分の意味で用い
る。)に対応したトタンジスタとダイドードアレイから
なる。
【0033】そして、上述したように定電圧駆動回路4
1をキャリッジ1に搭載して、記録ヘッド3の共通電極
パターン31に低インピーダンス出力回路44の出力側
を接続(結線)している。これによって、プリンタ本体
側とキャリッジ1に搭載した定電圧駆動回路41(PC
B基板35)との間を結ぶハーネスに流れる電流の低電
流化を図ることができて、大電流を流すことによるノイ
ズの発生を防止することができると共に、結線数も減少
する。
【0034】また、選択回路42を構成するシフトレジ
スタ回路、ラッチ回路及び各チャンネルに対応したトラ
ンジスタとダイオードアレイは容易に1チップ化が可能
であるので、上述したようにドライバIC37として1
チップ化し、この選択回路42からの選択信号を選択電
極パターン32に入力し、他方入力信号(ラッチ、クロ
ック、イネーブル信号)系はプリンタ本体にFPCケー
ブルを介して接続する。なお、選択回路42(ドライバ
IC37)はヘッド基板13に搭載することもでき、ま
た、選択電極パターン32の各選択電極とチップ化した
選択回路44の出力端子ピッチがほぼ一致する場合に
は、両者をワイヤボンディング、バンプ(金、ハンダ
等)などで直接接合することもできる。
【0035】ここで、定電圧駆動回路41の具体例につ
いて図6乃至図9を参照して説明する。図6の定電圧駆
動回路41は、入力信号が与えられる入力端子INをバ
ッファBを介してトランジスタTr1のベースに、イン
バータIを介してトランジスタTr2のベースにそれぞ
れ接続し、これらトランジスタTr1のコレクタには第
1の電源電圧Vsを給電し、トランジスタTr2のエミ
ッタは接地している。
【0036】これらのトランジスタTr1のエミッタと
トランジスタTr2のコレクタとの間を、抵抗raとダ
イオードD1の直列回路と抵抗rbとダイオードD2の
直列回路との並列回路に接続し、これらダイオードD
1,D2間をa点に接続し、a点と接地間にコンデンサ
Ckを接続して、抵抗raとコンデンサCkで充電時の
時定数回路を、抵抗rbとコンデンサCkで放電時の時
定数回路を構成している。また、コンデンサCkと抵抗
ra及び抵抗rb間に接続されるa点をダイオードDk
を介して第2の電源電圧Vpd(Vpd<Vs)に接続
している。このダイオードDkがクリップ回路45とな
る。
【0037】そして、a点をトランジスタTr3〜Tr
6からなる低インピーダンス出力回路44の入力側であ
るトランジスタTr3のベースとトランジスタTr4に
ベースとの間に接続し、出力側となるトランジスタTr
5のエミッタとトランジスタTr6のコレクタとの間を
記録ヘッド3の複数の圧電素子14,14…の共通端子
COM(共通電極パターン31)に接続している。
【0038】この定電圧駆動回路においては、入力端子
INにパルス状入力信号が入力されると、バッファBを
介してトランジスタTr1がオン状態、インバータIを
介してトランジスタTr2がオフ状態になり、第1の電
源電圧Vsによって抵抗raとコンデンサCkで決まる
時定数でコンデンサCkの充電が開始される。このと
き、a点にはダイオードDk(降下電圧Vd)を介して
第2の電源電圧Vpdに接続されているため、コンデン
サCkの充電電圧は第1の電源電圧Vsまで上がらず、
電圧Vp(Vp=Vpd−Vd)にクリップされ、この
電圧が駆動電圧Vpの最大値となる。
【0039】また、入力端子INにパルス状入力信号が
入力されなくなると、バッファBを介してトランジスタ
Tr1がオフ状態、インバータIを介してトランジスタ
Tr2がオン状態になり、抵抗rbとコンデンサCkで
決まる時定数でコンデンサCkの放電が行われる。
【0040】図7に示す定電圧駆動回路は、抵抗r1,
r2、可変抵抗r3とダイオードDk及び電流補償用の
電界コンデンサCからなるクリップ回路45を備えたも
のである。このクリップ回路32においては、第1の電
源電圧Vsを抵抗r1と可変抵抗t3及び抵抗r2の直
列回路とで抵抗比分圧し、この分圧点bの電圧を第2の
電源電圧Vpdとして用いる。これにより、コンデンサ
Ckは、Vp=Vs*{(r2+r3)/(r1+r2
+r3)}−Vdまで充電されることになる。このよう
に、第1の電源電圧Vsから抵抗比分圧によって第2の
電源電圧Vpdを生成することによって、低コストでし
かも温度補償やヘッド特性のバラツキ補正などの駆動電
圧制御を容易に行うことが可能になる。
【0041】図8に示す定電圧駆動回路は、上記クリッ
プ回路45で生成した第2の電源電圧Vpdを低インピ
ーダンス出力回路44の電源電圧として給電するように
したものである。このようにすれば、低インピーダンス
出力回路44のトランジスタ損失が小さく抑えられる
が、図7の定電圧駆動回路の構成よりもクリップ回路4
5の電界コンデンサCの容量が大きくなる。
【0042】図9に示す定電圧駆動回路は、ツェナダイ
オードZDとダイオードDkからなるクリップ回路45
を備えたものである。この場合には、ツェナダイオード
ZDのツェナ電圧Vzが第2の電源電圧Vpdとなる
(Vz=Vpd)となって圧電素子に印加する駆動電圧
Vpはツェナ電圧Vzで決まることになる。したがっ
て、ヘッド特性の電圧制御を行う場合には、ツェナ電圧
Vzが異なる複数のツェナダイオードを選択すればよ
い。このように、第2の電源電圧Vpdを第1の電源電
圧Vsからツェナダイオードを用いて生成することによ
って、低コストでしかも省スペースでの実装が可能にな
る。
【0043】以上のように、本実施例においては、複数
のノズル26と、各ノズル26に連通する複数の加圧液
室27と、各加圧液室27を加圧するための複数の加圧
手段である駆動部圧電素子17,17…とを備えたイン
クジェットヘッドからなる記録ヘッド3を搭載したキャ
リッジ1に、記録ヘッド3の複数の駆動部圧電素子1
7,17…の共通電極(共通電極パターン31)に接続
する定電圧駆動回路41(PCB基板35)を搭載した
ので、プリンタ本体とキャリッジ1とを結ぶハーネス
(ケーブル)は、ロジック信号と電源及びグランドイン
用のみとなり、ハーネスを介して流す電流を低電流にす
ることができ、周囲に悪影響を及ぼすノイズの発生が防
止され、マルチノズル化やマルチヘッド化を図っても信
頼性を確保することができる。それと共に、プリンタ本
体とキャリッジ間の信号線の数が減少し、また、ヘッド
駆動時に発生する充放電電流はキャリッジ1上で吸収さ
れるのでケーブルを通るロジック信号への影響もなくな
る。
【0044】ところで、インクジェットヘッド駆動回路
を構成する定電圧駆動回路41や選択回路42(ドライ
バIC37)には大電流が流れて発熱するので、その放
熱手段が必要になる。そこで、このようなインクジェッ
トヘッド駆動回路の放熱手段の実施例について、図10
乃至図13を参照して説明する。
【0045】図10の実施例は、上記実施例におけるL
字型キャリッジ1の支持体部1bに定電圧駆動回路41
用PCB基板35上に突出する延出部51を形成し、定
電圧駆動回路41のトランジスタ素子52(前記図6の
トランジスタTr1〜Tr6等)を延出部51に接合な
いし当接させ、トランジスタ素子52の発熱を延出部5
1を介してキャリッジ1に伝達し、キャリッジ1を放熱
手段として用いるようにしたものである。図11の実施
例も、図10の実施例と同様にドライバIC37側に延
出部53を形成し、ドライバIC37を延出部53に接
合ないし当接させて、ドライバIC37の発熱を延出部
53を介してキャリッジ1に伝達し、キャリッジ1を放
熱手段として用いるようにしたものである。
【0046】図12に示す実施例は、L字型キャリッジ
1の支持体部1bと定電圧駆動回路41用PCB基板3
5Pとの間にトランジスタ素子52を配置し、トランジ
スタ素子52を支持体部1bに接合ないし当接させるこ
とによって、同じくキャリッジ1を放熱手段として用い
るようにしたものである。図13に示す実施例も、L字
型キャリッジ1の支持体部1bとFPC36との間にド
ライバIC37を配置し、ドライバIC37を支持体部
1bに接合ないし当接させることによって、同じくキャ
リッジ1を放熱手段として用いるようにしたものであ
る。
【0047】このように、キャリッジ1を放熱手段とし
て用いることによって特別な放熱手段を装着する必要が
なくなって、マルチノズル化或いはマルチヘッド化を図
ってもキャリッジの小型化、省スペース化を図ることが
できる。
【0048】なお、これらの実施例においては、いずれ
もインクジェットヘッド駆動回路として、図1等に示し
た前記実施例における定電圧駆動回路41や選択回路4
2(ドライバIC37)を用いているが、インクジェッ
トヘッド駆動回路としてはこれに限るものではなく、そ
の他のインクジェットヘッド駆動回路であってもその回
路素子をキャリッジ1或いはキャリッジ1から延出した
延出部51,53に接合ないし当接させることによって
同様の作用効果を得ることができる。
【0049】さらに、図14に示すように例えばPCB
基板35を覆うカバー54をキャリッジ1に取付ける場
合には、カバー54にスリット54aを形成することに
よって、通気性を確保できて放熱効果が低減しない。
【0050】次に、カラー画像を記録可能なカラーイン
クジェット記録装置におけるインクジェットヘッド駆動
回路について図15を参照して説明する。なお、上記各
実施例と共通する部分には同一符号を付して説明を省略
する。先ず、図15を参照して、カラーインクジェット
記録装置における記録ヘッド3は、例えばブラック
(黒:Bk)用インクジェットヘッド61K及びカラー
用インクジェットヘッドとしてのシアン(C)用,マゼ
ンタ(M)用,イエロー(Y)用の各インクジェットヘ
ッド61C、61M,61Yを備える。
【0051】そして、このインクジェットヘッド駆動回
路においては、これらの複数の各インクジェットヘッド
61K,61C,61M,61Yの共通電極(前記駆動
部圧電素子17,17…に接続した共通電極パターン3
1に相当する。)を互いに接続して、ヘッド間で共通化
し、この共通化した共通電極に対して駆動信号を出力す
る1つの定電圧駆動回路41を設けている。
【0052】このように複数のインクジェットヘッド6
1K,61C,61M,61Yの共通電極を各ヘッド間
で共通化し、1つの定電圧駆動回路41に接続すること
によって、インクジェットヘッド駆動回路を増加するこ
となくマルチヘッド化を図ることができ、カラー記録が
可能になり、しかも信号線の数を減らすことができる。
【0053】このインクジェットヘッド駆動回路を用い
た場合の各インクジェットヘッド61K,61C,61
M,61Yの駆動タイミング制御について図16ないし
図18を参照して説明する。この場合には、図16
(a)に示すように共通ライン(COMライン)に繰り
返し周期が時間tdの駆動波形を印加しておき、同図
(b)〜(e)に示すように各インクジェットヘッド6
1K,61C,61M,61Yに具備する選択回路42
のスイッチングタイミングを時間tdだけずらして、各
ヘッド61K,61C,61M,61Yの駆動タイミン
グにディレイ時間tdを設ける。
【0054】勿論、各インクジェットヘッド61K,6
1C,61M,61Yの駆動タイミング制御については
図17に示すように各ヘッドを同一タイミングで駆動す
ることも可能であるが、同一タイミングで駆動すると、
圧電素子の充放電電流が電圧立ち上がり及び立下がり時
間に集中して大電流が流れることになる。これに対し
て、図16に示すような駆動タイミング制御を行うこと
によって、集中する電流を1/4に分散させることがで
きて、大電流が流れることを防止できる。
【0055】また、各インクジェットヘッド61K,6
1C,61M,61Yは、図18に示すように取付けピ
ッチPhで取付けられるが、この取付けピッチPhは最
小ドットピッチの整数倍に設定されるので、ヘッドの最
高駆動周波数fmaxのタイミングに同期させて各ヘッド
の駆動タイミングを調整することによって、ヘッド間の
ドットの位置ずれを防止できる。
【0056】ここで、上記のように各ヘッド間でディレ
イ時間tdを設定する場合、キャリッジの移動速度をV
crとすると、ヘッド間のドットの位置ずれは、td*
Vcrだけ生じることになる。そこで、ディレイ時間t
dを、td=(1/n)*Tmin(Tmin=1/fmax)
に設定(n=整数)し、COMラインの駆動周期tdに
同期させて各ヘッドの駆動タイミングを調整制御するこ
とによって、ヘッド間のドットの位置ずれを容易に調整
することができて、ドット位置ずれのない高画質のカラ
ー画像を得ることができる。なお、図16はn=4の例
である。
【0057】次に、カラーインクジェット記録装置にお
けるインクジェットヘッド駆動回路の他の実施例につい
て図19を参照して説明する。このインクジェットヘッ
ド駆動回路は、記録ヘッド3のブラック用インクジェッ
トヘッド61Kに対して駆動波形を出力する定電圧駆動
回路41と、記録ヘッド3のカラー用、即ち共通電極を
共用化したシアン(C)用,マゼンタ(M)用,イエロ
ー(Y)用の各インクジェットヘッド61C、61M,
61Yに対して駆動波形を出力する定電圧駆動回路41
とをそれぞれ独立して設けたものである。なお、この実
施例では、定電圧駆動回路41の波形生成回路43とし
て図7に示す回路を用いているが、図6や図8或いは図
9に示す回路も同様に適用でき、またその他のインクジ
ェットヘッド駆動回路も適用することができる。
【0058】そして、このインクジェットヘッド駆動回
路の各定電圧駆動回路41の波形生成回路43において
は、駆動波形の電圧Vpを抵抗r3を可変することで自
由に設定することができ、また駆動波形の立ち上がり時
間tr、立下がり時間tfは抵抗ra,rbを可変する
ことで設定することができ、更にパルス幅Pwも入力信
号端子INのパルス幅で設定することができる。なお、
図6の波形生成回路43では電源電圧Vpdを、図8の
それでは抵抗r3を、図9のそれではツェナーダイオー
ドZDのツェナー電圧Vzをそれぞれ可変することで駆
動波形の電圧Vpを自由に設定できる。
【0059】そこで、ここでは、ブラック用インクジェ
ットヘッド61Kの定電圧駆動回路41の波形生成回路
43における駆動波形の電圧Vpを、カラー用インクジ
ェットヘッド61C,61M,61Yの定電圧駆動回路
41の波形生成回路43における駆動波形の電圧Vpよ
り高く設定している。
【0060】すなわち、キャラクタ印字のときは、グラ
フィック印字などの重ね印字を行うカラー印字比べて単
位面積当たりに印字するドット数(ドット密度)が少な
いので、ブラック用ヘッドの駆動波形の電圧Vpを高め
に設定することで、ドット径を大きめに設定する。
【0061】また、グラフィック印字のときは、ドット
密度がキャラクタ印字のときより多くなるので、カラー
用ヘッドの駆動波形の電圧Vpを低めに設定すること
で、ドット径をブラック用ヘッドのドット径よりも小さ
めに設定する。
【0062】このように黒(ブラック)用インクジェッ
トヘッドとカラー(シアン、マゼンタ、イエロー)用イ
ンクジェットヘッドとを独立して駆動する定電圧駆動回
路41,41をそれぞれ設けることによって、ブラック
用とカラー用で独立して駆動波形を設定することができ
て、キャラクタ印字とグラフィック印字が混在する画像
についても適切な駆動波形で各ヘッドを駆動することが
できて、画像品質が向上する。
【0063】また、カラー用インクジェットヘッドの定
電圧駆動回路41による駆動波形の電圧Vpを黒用イン
クジェットヘッドの定電圧駆動回路41による駆動波形
の電圧Vpより低めに設定することにより、高品質なグ
ラフィック印字を行うことができる。
【0064】つまり、グラフィック印字の場合には重ね
印字が多くなり、その分受像紙に付着するドットの数が
多くなってインクの付着量が多くなるが、受像紙はイン
クの付着量が多くなるとロールしたり、しわが発生する
などするため、重ね印字を行うカラー用インクジェット
ヘッドを用いるときには駆動波形の電圧Vpを低くして
上述したようにドット径を小さくすることで、受像紙へ
のインクの付着量を抑える。これによって重ね印字が多
くなるグラフィック印字の場合でもキャラクタ印字と同
様な高品質の画像が得られる。
【0065】なお、上記実施例ではノズルの開口方向を
圧電素子の変位方向と同軸上にしたサイドシュータ方式
のインクジェットヘッドに適用した例で説明したが、ノ
ズルの開口方向を圧電素子の変位方向と直交する方向に
したエッジシュータ方式のインクジェットヘッドにも適
用することができる。さらに上記実施例では駆動部圧電
素子と固定部圧電素子とを交互に配列したバイピッチ構
造としたが、すべての圧電素子を駆動部とするノーマル
ピッチ構造にすることもでき、上記実施例の説明中の固
定部圧電素子8も駆動部圧電素子7となる。さらに、液
室を加圧する加圧手段として圧電素子を用いたインクジ
ェットヘッドを例に説明したが、電気熱変換素子を用い
るインクジェットヘッドについても同様に適用すること
ができる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のインク
ジェット記録装置によれば、インクジェットヘッドの複
数の加圧手段の共通電極に接続する定電圧駆動回路をキ
ャリッジに搭載したので、大電流を流したときのノイズ
の発生を抑制することができて、マルチノズル化、マル
チヘッド化したインクジェット記録装置の信頼性を向上
することができる。
【0068】請求項2のインクジェット記録装置によれ
ば、インクジェットヘッドの複数の加圧手段を駆動する
駆動回路の回路素子がキャリッジに接している構成とし
たので、駆動回路を構成する回路素子のために特別の放
熱手段を設ける必要がなくなって、マルチノズル化或い
はマルチヘッド化したインクジェット記録装置における
キャリッジの小型化、省スペース化を図ることができ
る。
【0069】請求項3のインクジェット記録装置によれ
ば、上記請求項1又は2のインクジェット記録装置にお
いて、キャリッジにはスリットを形成した部材を設けた
ので、駆動回路の回路素子等をカバーで覆っても低コス
ト、省スペース化を図れる。
【0070】請求項4のインクジェットヘッド駆動回路
によれば、複数のインクジェットヘッドの共通電極を各
ヘッド間で共通化し、1つの定電圧駆動回路に接続した
ので、駆動回路を増加することなくマルチヘッド化を図
ることができる。
【0071】請求項5のインクジェットヘッド駆動回路
によればは、上記請求項4のインクジェットヘッド駆動
回路において、各インクジェットヘッド間に所定のディ
レイ時間を設けて駆動する手段を備えているので、ヘッ
ド駆動時に流れる電流を時間的に分散して駆動回路の負
荷を軽減し、ノイズの発生を防止することができ、マル
チヘッド化したインクジェット記録装置の信頼性を向上
することができる。
【0072】請求項6のインクジェットヘッド駆動回路
によれば、上記請求項5のインクジェットヘッド駆動回
路において、所定のディレイ時間をTd、インクジェッ
トヘッドの最高駆動周波数をfmaxとしたとき、Td=
(1/n)*(1/fmax)に設定したので、ディレイ
時間によって発生するドットの位置ずれを容易に補正す
ることができて、高画像品質のマルチヘッドインクジェ
ット記録装置を得ることができる。
【0073】請求項7のインクジェットヘッド駆動回路
によれば、黒用インクジェットヘッドとカラー用インク
ジェットヘッドとを独立して駆動する定電圧駆動回路を
それぞれ設けたので、キャラクタ印字とグラフィック印
字が混在する画像を記録するときでも適正な駆動波形で
駆動することができて、高画像品質を確保することがで
きる。
【0074】請求項8のインクジェットヘッド駆動回路
によれば、上記請求項7のインクジェットヘッド駆動回
路において、カラー用インクジェットヘッドの定電圧駆
動回路の駆動電圧を黒用インクジェットヘッドの定電圧
駆動回路の駆動電圧より低く設定したので、キャラクタ
印字と同様にグラフィック印字の高画像品質を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すインクジェット記録装
置のキャリッジ部の側面図
【図2】図1のインクジェットヘッドの液室ユニットを
除いた平面図
【図3】図2のA−A線に沿う液室ユニットを含む断面
【図4】図2のB−B線に沿う図3と同様な断面図
【図5】本発明の一実施例を示すブロック図
【図2】図1のインクジェットヘッドの液室ユニットを
除いた平面図
【図3】図2のA−A線に沿う液室ユニットを含む断面
【図4】図2のB−B線に沿う図3と同様な断面図
【図5】インクジェットヘッド駆動回路の一例を示すブ
ロック図
【図6】インクジェットヘッド駆動回路の具体例を示す
回路図
【図7】インクジェットヘッド駆動回路の他の具体例を
示す回路図
【図8】インクジェットヘッド駆動回路の更に他の具体
例を示す回路図
【図9】インクジェットヘッド駆動回路の更にまた他の
具体例を示す回路図
【図10】本発明のキャリッジ部の他の例を示す概略側
面図
【図11】本発明のキャリッジ部の他の例を示す概略側
面図
【図12】本発明の他のキャリッジ部の例を示す概略側
面図
【図13】本発明の他のキャリッジ部の他の例を示す概
略側面図
【図14】本発明の更に他のキャリッジ部の例を示す概
略側面図
【図15】本発明のインクジェットヘッド駆動回路の要
部を示すブロック図
【図16】図15のインクジェットヘッド駆動回路によ
るヘッド駆動タイミングの説明に供する波形図
【図17】図15のインクジェットヘッド駆動回路によ
る他のヘッド駆動タイミングの説明に供する波形図
【図18】図16の駆動タイミングの説明に供するヘッ
ドの配置説明図
【図19】本発明の他のインクジェットヘッド駆動回路
の要部を示すブロック図
【符号の説明】
1…キャリッジ、1a,1b…支持体部、2…シャフ
ト、3…記録ヘッド、4…インクタンク、11…アクチ
ュエータユニット、12…液室ユニット、13…ヘッド
基板、14…圧電素子列、15…フレーム部材、17…
駆動部圧電素子、18…固定部圧電素子、21…ダイア
フラム部、22…振動板、25…液室流路形成部材、2
6…ノズル、27…ノズルプレート、28…加圧液室、
31…共通電極パターン、32…選択電極パターン、3
5…定電圧駆動回路のPCB基板、36…FPC、37
…ドライバIC、41…定電圧駆動回路、42…選択回
路、43…波形生成回路、44…定インピーダンス出力
回路、51,53…延出部、52…トランジスタ素子、
54…カバー、54a…スリット、61K…ブラック用
インクジェットヘッド、61C…シアン用インクジェッ
トヘッド、61M…マゼンタ用インクジェットヘッド、
61Y…イエロー用インクジェットヘッド。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノズルと、各ノズルに連通する複
    数の液室と、各液室を加圧するための複数の加圧手段と
    を備えたインクジェットヘッドをキャリッジに搭載した
    インクジェット記録装置において、前記キャリッジには
    前記複数の加圧手段の共通電極に接続する定電圧駆動回
    路を搭載したことを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  2. 【請求項2】 複数のノズルと、各ノズルに連通する複
    数の液室と、各液室を加圧するための複数の加圧手段と
    を備えたインクジェットヘッドをキャリッジに搭載した
    インクジェット記録装置において、前記複数の加圧手段
    を駆動する駆動回路の回路素子がキャリッジに接してい
    ることを特徴とするインクジェットヘッド記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のインクジェット
    記録装置において、前記キャリッジにはスリットを形成
    した部材を設けたことを特徴とするインクジェット記録
    装置。
  4. 【請求項4】 複数のインクジェットヘッドからなる記
    録ヘッドを駆動するインクジェットヘッド駆動回路にお
    いて、前記複数のインクジェットヘッドの共通電極を各
    ヘッド間で共通化し、1つの定電圧駆動回路に接続した
    ことを特徴とするインクジェットヘッド駆動回路。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のインクジェットヘッド
    駆動回路において、各インクジェットヘッド間に所定の
    ディレイ時間を設けて駆動する手段を備えていることを
    特徴とするインクジェットヘッド駆動回路。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のインクジェットヘッド
    駆動回路において、前記所定のディレイ時間をTd、前
    記インクジェットヘッドの最高駆動周波数をfmaxとし
    たとき、Td=(1/n)*(1/fmax)に設定した
    ことを特徴とするインクジェットヘッド駆動回路。
  7. 【請求項7】 黒用インクジェットヘッド及びカラー用
    インクジェットヘッドとからなる記録ヘッドを駆動する
    インクジェットヘッド駆動回路において、前記黒用イン
    クジェットヘッドとカラー用インクジェットヘッドとを
    独立して駆動する定電圧駆動回路をそれぞれ設けたこと
    を特徴とするインクジェットヘッド駆動回路。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のインクジェットヘッド
    駆動回路において、前記カラー用インクジェットヘッド
    の定電圧駆動回路の駆動電圧を前記黒用インクジェット
    ヘッドの定電圧駆動回路の駆動電圧より低く設定したこ
    とを特徴とするインクジェットヘッド駆動回路。
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