JP3531338B2 - インクジェットヘッド駆動装置 - Google Patents

インクジェットヘッド駆動装置

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JP3531338B2
JP3531338B2 JP6601596A JP6601596A JP3531338B2 JP 3531338 B2 JP3531338 B2 JP 3531338B2 JP 6601596 A JP6601596 A JP 6601596A JP 6601596 A JP6601596 A JP 6601596A JP 3531338 B2 JP3531338 B2 JP 3531338B2
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は圧電素子を用いたオ
ンデマンド型インクジェットヘッドの駆動装置、更に詳
しくはヘッド駆動用圧電素子に台形波の電圧を印加し、
インクの吸引と吐出を行う駆動装置に係わり、特に該台
形波電圧の負荷変動及びサチレーション電圧に対する安
定化を可変とするインクジェットヘッド駆動装置の改良
に関する。 【0002】 【従来の技術】台形波電圧で圧電素子を駆動してその伸
縮によりインク滴をノズル孔より吐出して記録を行うイ
ンクジェットヘッドプリンタでは、台形波電圧の波形の
傾きが所定値から変化すると吐出するインク滴の重量及
び飛翔速度が変わってしまい印字品位が安定しなくなる
という問題を抱えている。 【0003】また、吐出するインク滴の重量及び飛翔速
度が変化するとインク滴をカウントすることでインクエ
ンドを検出する場合、インクエンドの検出精度が劣化し
てしまう。 【0004】このような問題を解決するために、例え
ば、特開平6−198874号公報に開示された従来技
術では図2のようなインクジェットヘッド駆動用回路が
使用されている。 【0005】同図において、1,2及び9は充電用定電
流回路を構成するトランジスタ、抵抗、5,6及び11
は放電用定電流回路を構成するトランジスタ、抵抗、7
及び10は充電回路を構成するトランジスタ及び抵抗、
8及び18は放電回路を構成するトランジスタ及び抵
抗、12は充放電用コンデンサ、3,4は出力回路を構
成するトランジスタ、13は出力端子である。 【0006】図2の回路で、図14(b)に示す充電信
号が印加されると、トランジスタ7がオンとなって、定
電流回路(1,2,9)より定電流IC3がコンデンサ
12に充電される。また図14(c)に示す放電信号が
印加されると、トランジスタ8がオフとなってコンデン
サ12より定電流回路(5,6,11)に定電流ID3
が放電され、その結果出力端子13には図14(a)に
示す台形波電圧が出力される。この台形波電圧でヘッド
の圧電素子を駆動してインクのジェットを噴射させる
が、この台形波電圧の立上り及び立下りの傾斜がインク
量及びインクの飛翔速度を決める。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平6−1
998874号公報の技術では、IC3で充電及びID
3で放電が行われているが、出力回路のトランジスタ3
とトランジスタ4のベース電流が動作状態になる圧電素
子数の変化に応じた負荷量によって変動しても、充放電
回路からは一定電流しか流れないためコンデンサ12へ
の充電電流及び放電電流が変化してしまう。そのため、
負荷量によって図14(a)の点線のように台形波電圧
の波形の傾きが変化してインク量及び飛翔速度がばらつ
いてしまう。 【0008】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであって、その目的とするところは、負荷量が変動
しても充放電電流のコンデンサへのばらつきを無くし、
設定通りの台形波電圧を圧電振動子に印加できる駆動装
置を提供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、充電用定電流回路と、放電用定
電流回路と、上記充電用定電流回路と放電用定電流回路
とに接続された充放電用コンデンサと、充電信号に応答
して上記充電用定電流回路より上記充放電用コンデンサ
に充電電流を与える充電回路と、放電信号に応答して上
記放電用定電流回路に上記充放電用コンデンサから放電
電流を与える放電回路と、上記充電電流と放電電流に応
じたインクジェットヘッド駆動用台形波電圧を出力する
出力回路と、を備えたインクジェットヘッド駆動装置に
おいて、上記充電信号が印加されなくなると、前記充電
用定電流回路を強制的にオフ状態にする第1のリセット
回路と、上記放電信号が印加されなくなると、前記放電
用定電流回路を強制的にオフ状態にする第2のリセット
回路とを備え、前記充電用及び放電用定電流回路は夫々
カレントミラー接続されたトランジスタを含み、前記第
1及び第2のリセット回路は夫々充電信号及び放電信号
が印加される第1及び第2のインバータ回路と、該イン
バータ回路の出力に応答して上記カレントミラー接続さ
れたトランジスタをオフ状態にするトランジスタを含む
とともに、前記充電信号及び放電信号に応答して第1及
び第2のリセット回路の遅延時間に応じた制御信号を第
1及び第2のインバータ回路に与える制御回路を備え
た、ことを特徴とする。 【0010】 【0011】 【0012】 【0013】 【0014】 【0015】 【0016】 【0017】 【0018】 【0019】 【0020】 【発明の実施の形態】図1は本発明のインクジェットヘ
ッド駆動装置において、台形波電圧発生のために使用さ
れる駆動回路の一構成例を示す。同図において、トラン
ジスタ20,21及び抵抗38,39はカレントミラー
回路を構成しており、充電用定電流回路として使用され
る。トランジスタ28,29及び抵抗41,42はカレ
ントミラー回路を構成しており、放電用定電流回路とし
て使用される。33は充放電用コンデンサで、出力増幅
回路を構成するトランジスタ23,24を介して夫々充
電用定電流回路と放電用定電流回路に接続される。 【0021】またトランジスタ30、抵抗36,37は
充電用定電流回路を、充電信号に応答して動作させて、
コンデンサ33への充電を行うための充電回路を構成す
る。更にトランジスタ32、抵抗34は放電用定電流回
路を、放電信号に応答して動作させて、コンデンサ33
からの放電を行わせるための放電回路を構成する。トラ
ンジスタ25,26で構成される出力回路は上記充放電
に応じた台形波電圧を出力し、圧電素子44,45に印
加してこれを駆動する。トランジスタ23,24で構成
される出力回路は上記出力回路のトランジスタ25,2
6のベース・エミッタ間抵抗での損失を補償するために
使用されており、また前記充電回路及び放電回路の抵抗
値を適当に設定することにより台形波電圧の立上り及び
立下りの傾斜を所望のように設定することができる。 【0022】さて、図1の回路で、図14(b)の充電
信号に応答して前記充電回路のトランジスタ30がオン
すると、抵抗37を介してトランジスタ20と21のベ
ースに作動バイアス電圧が与えられて前記充電用定電流
回路が動作し、該回路から定電流IC1が流れ、トラン
ジスタ25にはベース電流IBuが、コンデンサ33に
はトランジスタ24を介して充電電流Iccが流れるの
で、下式が成立する。 【0023】 Icc=IC1−IBu …(1) その後、図14(c)の放電信号に応答して前記放電回
路のトランジスタ32がオフすると、抵抗34を介して
前記放電用定電流回路のトランジスタ28,29のベー
スに作動バイアス電圧が与えられて該回路は動作する。
これによりコンデンサ33から放電電流Icdが流れ、
トランジスタ26のペースにはベース電流IBdが、放
電用定電流回路にはトランジスタ24を介して定電流I
D1が流れるので、下式が成立する。 【0024】 Icd=ID1−IBd …(2) 充放電時の前記ベース電流IBu、IBdは出力台形波
電圧を規定するもので、図9,図10に示すように負荷
量(動作する圧電素子数)に応じて変動するため、図1
の回路構成のままでは、負荷量の増大により充放電電流
Icc、Icdは減少してしまう。その結果、負荷量の
変動により台形波電圧の立上り及び立下りの傾斜が変動
してしまう。 【0025】かかる変動を補正するには負荷に対応する
IBu、IBdに応じて、 Icc=IC1+IC2−IBu(IC2=IBu) …(3) Icd=ID1+ID2−IBd(ID2=IBd) …(4) が成立するような補正電流IC2,ID2を作って定電
流IC1,ID1に加算してやればよいわけである。 【0026】上記補正を行うのが本発明の目的であり、
このため、本発明では前記負荷変動検出回路、負荷変動
補正回路、及び加算回路を用いており、これに対応する
本発明の第1の実施の形態としては、図11,図12に
示すような構成となる。 【0027】図11において、出力部は図1の回路の出
力段の部分で、ここに設けた抵抗器50により負荷に応
じた信号を発生させ負荷変動検出部304はこの信号よ
り負荷変動量を検出し、負荷変動補正部303はこの負
荷変動量を補正するための補正信号(IC2,ID2)
を生成する。放電電流加算部301、充電電流加算部3
02は補正信号を、出力部に出力して定電流IC1,I
D1に加算して負荷変動を補正する。 【0028】なお、インクジェットヘッドからドットを
吐出するために与えられる印字データパルスは負荷量に
対応しており、従って本発明の第2の実施の形態として
は図12に示すように負荷変動検出部304によって上
記パルスの積算値から負荷変動を検出するようにしても
よい。 【0029】図15は本発明のインクジェットヘッド駆
動装置において、台形波電圧発生のために使用される駆
動回路の他の構成例で、図1の回路と類似した構成をと
っているので、その説明は省略し、動作のみを説明す
る。 【0030】図15の回路において、充電信号IC1
(105)に応答してNPNトランジスタ201のベー
スに電圧を印加しトランジスタ201をオン状態にす
る。 【0031】これによりNPNトランジスタ201のコ
レクタからエミッタに電流が流れる。この電流をIc1
とする。PNPトランジスタ202、PNPトランジス
タ203はカレントミラー接続されており、Ic1によ
り抵抗206に発生する作動バイアス電圧でカレントミ
ラー回路が動作し、PNPトランジスタ203のコレク
タから流れ出る定電流Ic2は抵抗204、抵抗205
の比率により増幅された電流になる。 【0032】Ic2の電流はNPNトランジスタ216
のコレクタとベースに流れ込みNPNトランジスタ21
6のエミッタより充電電流Ichgが出力され、充放電
コンデンサ220が充電される。 【0033】また放電信号ID1(106)に応答して
NPNトランジスタ207のベースに電圧を印加する
と、トランジスタ207はオン状態になる。 【0034】これによりNPNトランジスタ207のコ
レクタよりエミッタに向け電流Ic3が流れる。電流I
c3が流れることにより抵抗208に電圧が発生し、こ
の電圧によりPNPトランジスタ210がオン状態にな
り抵抗211に作動バイアス電圧を発生する。NPNト
ランジスタ212とNPNトランジスタ213はカレン
トミラー接続されており、上記作動バイアス電圧でカレ
ントミラー回路は動作し、NPNトランジスタ213の
コレクタから流れ出る定電流Ie4は抵抗214、抵抗
215の比率により増幅された電流になる。この時、コ
ンデンサ220を通してPNPトランジスタ217のエ
ミッタに流れ入る放電電流IdchはNPNトランジス
タ213のコレクタに流れ込む電流Ic4からPNPト
ランジスタ217のベースからPNPトランジスタのベ
ースに流れ出す電流Ib4を差し引いた値になる。 【0035】 Idch=Ic4−Ib4(Ic4≒Ie4) …(5) しかしながら、上記の回路において充電側の定電流を作
っているPNPトランジスタ202とPNPトランジス
タ203のオフまでの遅延時間があるので、充電信号I
C1(105)をオフにしてもすぐにトランジスタ20
2,203、抵抗204,205から成る定電流回路が
オフにならない。 【0036】そのため放電信号IC1をオフにした後上
記遅延時間の間にVK電圧200より抵抗205を介し
て流れ込む電流Ie2により、PNPトランジスタ20
3のエミッタからコレクタに向け、サチレーション電圧
VHに対して高い電圧が発生する。この電圧の変化は図
16に示す台形波電圧の波形の電圧段差101として現
われる。この電圧段差は約0.6V〜1V位の電圧であ
った。 【0037】また放電側においても同様に放電側定電流
を作っているNPNトランジスタ212とNPNトラン
ジスタ213に遅延時間があり、放電信号ID1(10
6)をオフにしてもトランジスタ212,213、抵抗
214,215から成る定電流回路がオフにならずその
ため、抵抗215からグランドに向け流れ出る電流Ie
4によりNPNトランジスタ213のコレクタからエミ
ッタに向け、サチレーション電圧に対して電圧が発生す
る。この電圧の変化は図16に示す台形波電圧の波形の
電圧段差102として現われる。この電圧段差は駆動電
圧VHの下限電圧に対して約0.6V〜1V位の電圧で
あった。 【0038】駆動電圧VH(100)を有する台形波電
圧の波形の傾き及び電圧が変化して吐出するインク滴の
重量及び飛翔速度がばらついてしまう。 【0039】従って本発明の他の目的は出力波形に見ら
れるトランジスタによって発生するサチレーション電圧
を安定し、設定通りの台形波電圧を圧電振動子に印加で
きる駆動装置を提供することにある。 【0040】この目的を達成するため、本発明では、前
記第1及び第2のリセット回路を用いており、これに対
応する本発明の第3の実施の形態としては、図17に示
すような構成となる。同図において、401及び402
は充電信号検出回路及び放電信号検出回路、403及び
404は第1及び第2のリセット信号発生回路、405
及び406は第1及び第2のリセット部である。回路4
01,402は夫々充電信号、放電信号が印加されなく
なると、これを検出して回路403,404を動作させ
てリセット信号をリセット部405,406に与えて、
前記充電用定電流回路(202〜205)、放電用定電
流回路(212〜215)をオフ状態にリセットする。 【0041】 【実施例】以下図面に示す本発明の実施例を説明する。 【0042】図1,図3及び図4は本発明のインクジェ
ットヘッド駆動装置の第1の実施例で、図12に示す本
発明の第2の実施の形態に対応する具体的構成を示す。 【0043】図3において、負荷変動検出部304は、
インバータ61、トランジスタ53,57、抵抗54、
ダイオード55、コンデンサ56から成る。また負荷変
動補正部303は充電電流調整部59、放電電流調整部
60から成る。 【0044】放電電流調整部60は、例えば、図4に示
すように抵抗66,68及び差動増幅器71から成り、
充電電流調整部59は抵抗75,78及び差動増幅器7
2から成る。 【0045】図1において、トランジスタ22と抵抗4
0は充電電流加算部302を構成し、トランジスタ27
と抵抗43は放電電流加算部301を構成する。図1の
回路では、印字に先だって印刷データを転送クロック信
号に同期させてシフトレジスタにシリアル転送し、印刷
タイミング信号の発生により該印刷データをラッチ回路
に記憶させて、圧電振動子44、45への台形波電圧の
印加を制御する。 【0046】図3の回路では、印字パルス51が図6の
ような印字データパルス122として入力される。この
印字データパルス122は、上述の図1に示すシフトレ
ジスタへの印刷データ転送と同期して行われ、HIGH
レベルの時がインクジェットヘッドからドットを吐出す
るものであることを示している。インバータ61を介し
て印加される印字データパルス51がHIGHレベルの
間、トランジスタ53はオフ状態となり、抵抗54、ダ
イオード55を介してコンデンサ56に電荷が蓄えられ
る。この結果、コンデンサ56の電圧Vtは図6の波形
123となり、印字データパルス数によって電圧Vt1
23のレベルが決定される。このVt123が負荷計測
値62として充電電流調整部59に与えられ負荷による
IBuと同じ充電電流IC2を流す電圧を充電補正制御
電圧47として出力する。充電補正制御電圧47は図7
の波形125を有する。この出力された充電補正制御電
圧47を受けて充電電流加算部302のトランジスタ2
2と抵抗40は、IBuと等しいIC2をIC1に加算
する。IC2は式3が成り立つように設定されている。
充電電流加算器302によって流れる電流IC2をIC
1に加算し、IBu分を補正して充電時に台形波電圧の
立上り波形の傾きが変化しないように制御される。 【0047】同様に放電についても放電電流調整部60
は負荷によるIBdと同じ放電電流ID2を流す電圧を
放電補正制御電圧46として出力する。放電補正制御電
圧46は図8の波形127となり、この出力された放電
補正制御電圧46を受けて放電電流加算部301のトラ
ンジスタ27と抵抗43は、IBdと等しいID2をI
D1に加算する。Icdは式(4)が成り立つように設
定される。放電電流加算部301によって流れる電流I
D2をID1に加算し、放電時に台形波電圧の立下り波
形の傾きが変化しないように制御される。尚、印字デー
タパルス51を入力する前に図3のトランジスタ57の
ベースに図6のリセット信号120を入力しておく。 【0048】図4に示す負荷変動補正部の充電電流調整
部59と放電電流調整部60の動作は次の通りである。
放電時には放電電流調整部60に使用する基準電圧がV
K電圧から抵抗66と抵抗68にて分圧することで設定
される。この基準電圧と負荷計測値62を加算する差動
増幅器71から放電補正制御電圧46が得られる。放電
補正制御電圧46は図8の波形126を有する。この放
電補正制御電圧46が放電電流加算部301に出力され
る。また、充電時には充電電流調整部59に使用する基
準電圧がVK電圧から抵抗78と抵抗75にて分圧する
ことで設定される。この基準電圧から負荷計測値62を
減算する差動増幅器72から充電補正制御電圧47が得
られる。充電補正制御電圧47は図7の波形124を有
する。この充電補正制御電圧47は充電電流加算部30
2に出力される。 【0049】負荷変動検出部及び負荷変動補正部は上記
構成に限定されるものではなく、例えば、図5のように
構成してもよく、図5及び図13により図11に対応し
た本発明の第2の実施例を説明する。 【0050】図13の駆動回路の抵抗50の端子100
と端子101の両端に発生する電圧は負荷に対応するも
ので、これにより、差動増幅器106の差動出力はトラ
ンジスタ109に入力される。差動出力に対応したトラ
ンジスタ109の電流によって抵抗111と抵抗110
に発生する電圧が充電電流加算回路302の充電電流補
正制御電圧47として出力される。充電電流補正制御電
圧47の電圧は図7の波形124を有するように制御さ
れる。また、放電時はトランジスタ109の出力がトラ
ンジスタ114に入力される。トランジスタ114は放
電電流加算回路301の放電電流補正制御電圧46が得
られるように抵抗116に電流を流す。放電電流補正制
御電圧46の電圧は図8の波形126を有する。以上の
ように負荷量を検出し、負荷変動によるIBuとIBd
の変化分を補正して式(3)、式(4)を成立させるこ
とで負荷変動がなくなる。 【0051】図18は図17に対応した本発明の第3の
実施例である。同図において、インバータ301,30
6は充電及び放電信号検出回路、トランジスタ302,
307は第1及び第2のリセット信号発生回路403,
404を構成する。また、抵抗303,304、トラン
ジスタ305及びトランジスタ307は夫々第1及び第
2のリセット部を構成する。インバータ301には充電
時に充電信号が印加され、トランジスタ302はオフ、
従ってトランジスタ305もオフである。またインバー
タ306には放電時に放電信号が印加され、トランジス
タ307はオフである。 【0052】充電信号が印加されなくなる充電終了時
に、充電信号IC1(105)がオフになると、NPN
トランジスタ201のベースに電圧が印加されなくなり
トランジスタ201がオフになる。 【0053】同時にインバータ301を通りNPNトラ
ンジスタ302のベースに電圧が印加されNPNトラン
ジスタ302はオン状態になる。 【0054】従ってNPNトランジスタ302のコレク
タからエミッタに向け電流Ic5が流れ、これにより抵
抗303に電圧が発生し、PNPトランジスタ305が
オン状態になる。 【0055】これによりカレントミラー回路のPNPト
ランジスタ202及びPNPトランジスタ203のベー
スにVK電圧に近い電圧がかかることによりPNPトラ
ンジスタ202,PNPトランジスタ203がオフ状態
になり抵抗205から流れ込む電流Ie2が抑制される
ので、充電電流Ic2が流れない。 【0056】このように充電終了と同時に定電流回路の
トランジスタ202,203を強制的にオフすることに
より、図19に示すように充電時のサチレーション電圧
を安定させ、サチレーション電圧に対して高くなる電圧
101を401のように低減させることができる。 【0057】図19で、(a)は出力端子221に出力
される台形波電圧、(b)及び(c)はインバータ30
1の入力(IC1)と出力を、(d)及び(e)はイン
バータ306の入力(ID1)と出力を示している。 【0058】放電信号が印加されなくなる放電終了時に
は、放電信号ID1(106)をオフにすることによ
り、NPNトランジスタ207のベースより電圧が印加
されなくなりトランジスタ207がオフになる。同時に
インバータ306を通りNPNトランジスタ307のベ
ースに電圧が印加されNPNトランジスタ307はオン
状態になる。 これによりカレントミラー回路NPNト
ランジスタ212及びNPNトランジスタ213のベー
ス電圧がグランドに近くなるため、NPNトランジスタ
212、NPNトランジスタ213がオフ状態になり抵
抗215から流れ出る電流Ie4が抑制されるので、放
電電流Ic4が流れない。 【0059】このように放電終了と同時に定電流回路の
トランジスタ212,213を強制的にオフすることに
より、図19に示す放電時のサチレーション電圧を安定
させ、サチレーション電圧に対して低くなる電圧102
を402のように低減することができる。 【0060】図20は図17に対応した本発明の第4の
実施例である。同図において充電回路及び放電回路は夫
々複数のトランジスタ2011〜201n、2071〜2
07n、抵抗2061〜206n、2081〜208nを含
み、上記各トランジスタには複数の充電信号(105)
IC1〜ICn、放電信号(106)ID1〜IDnが
印加されるようになっており、出力台形波電圧の立上り
及び立下りの傾斜を適宜変更できるように構成されてい
る。 【0061】かかる構成に対応して第1及び第2のリセ
ット信号発生回路403,404は前記インバータに代
えて、ノア回路501,502を用いている。 【0062】図21は図18の実施例を更に改良するた
め、制御回路60を用いた本発明の第5の実施例であ
る。 【0063】図18,図20の回路によればサチレーシ
ョン電圧の安定化を図ることができるが、それでも、イ
ンバータ及びスイッチング用トランジスタによる遅延時
間の影響で若干のサチレーション電圧に対する余分電圧
(401,402)が発生する。 【0064】そこで、制御回路601よりインバータ、
スイッチングトランジスタで発生する遅延時間を考慮
し、充放電終了時に充電時サチレーション回路制御信号
CO1(602)、放電時サチレーション回路制御信号
CO2(603)を出力し、これをインバータ301,
306に印加している。 【0065】これにより図22に示すように出力台形波
電圧の波形にサチレーション電圧が発生しない奇麗な駆
動波形を出力することができる。 【0066】なお、前述した負荷変動の補正のための回
路とサチレーション電圧安定化のための回路を結合した
構成としてもよい。 【0067】 【発明の効果】以上説明したように本発明のインクジェ
ットヘッド駆動装置の構成によれば、下記のような実用
上優れた効果を得ることができる。 【0068】(1)常時負荷の変動を検出し、その検出
出力に応じてコンデンサの充放電電流を補正しているの
で、ヘッド駆動用の台形波電圧の変動が抑制され、安定
した品位の印字を得ることができる。 【0069】(2)安定した台形波電圧が得られるた
め、インクの吐出量も安定し、ソフトウエアによるイン
クエンドの検出精度が向上する。 【0070】(3)充放電回路の充放電用トランジスタ
が、充放電信号の非印加時でオフ状態となる際の遅延時
間により起こるサチレーション電圧に対する余分な電圧
の発生が低減されることにより、ヘッド駆動用台形波電
圧の傾斜の精度が向上するので、インクの吐出特性が向
上する。 【0071】(4)ヘッド駆動用台形波電圧の傾斜の設
定を変更してしかも負荷変動による補正及びサチレーシ
ョン電圧の安定化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1の実施例に用いられる駆動回路を
示す回路図である。 【図2】従来のインクジェット駆動装置を示す回路図で
ある。 【図3】第1の実施例の負荷変動検出部と負荷変動補正
部の一構成例を示す回路図である。 【図4】図3の負荷変動補正部の一構成例を示す回路図
である。 【図5】本発明の第2の実施例の負荷変動検出部と負荷
変動補正部の一構成例を示す回路図である。 【図6】図3の負荷変動検出部の動作説明図である。 【図7】前記負荷変動補正部を構成する充電電流加算回
路の入力を示す図である。 【図8】上記負荷変動補正部を構成する放電電流加算回
路の入力を示す図である。 【図9】本発明における充電時の負荷に対するIBuを
示す図である。 【図10】本発明における放電時の負荷に対するIBd
を示す図である。 【図11】本発明の第1の実施態様を示すブロック図で
ある。 【図12】本発明の第2の実施態様を示すブロック図で
ある。 【図13】本発明の第2の実施例に用いられる駆動回路
を示す回路図である。 【図14】図2の従来装置の動作説明図である。 【図15】本発明の第3の実施例に用いられる駆動回路
を示す回路図である。 【図16】図15の回路の動作説明図である。 【図17】本発明の第3の実施態様を示すブロック図で
ある。 【図18】本発明の第3の実施例を示す回路図である。 【図19】第3の実施例の動作説明図である。 【図20】本発明の第4の実施例を示す回路図である。 【図21】本発明の第5の実施例を示す回路図である。 【図22】第5の実施例の動作説明図である。 【符号の説明】 50 負荷変動検出器 59 充電電流調整部 60 放電電流調整部 79 負荷変動補正部 301 放電電流加算部 302 充電電流加算部 401 充電信号検出回路 402 放電信号検出回路 403 第1のリセット信号発生回路 404 第2のリセット信号発生回路 405 第1のリセット部 406 第2のリセット部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−305134(JP,A) 特開 平3−141413(JP,A) 特開 平6−340075(JP,A) 特開 平5−116342(JP,A) 特開 平6−959(JP,A) 特開 平5−84902(JP,A) 特開 平5−77456(JP,A) 特開 平6−182993(JP,A) 特開 平6−8428(JP,A) 特開 昭62−32060(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/045 B41J 2/055

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】充電用定電流回路と、放電用定電流回路
    と、上記充電用定電流回路と放電用定電流回路とに接続
    された充放電用コンデンサと、充電信号に応答して上記
    充電用定電流回路より上記充放電用コンデンサに充電電
    流を与える充電回路と、放電信号に応答して上記放電用
    定電流回路に上記充放電用コンデンサから放電電流を与
    える放電回路と、上記充電電流と放電電流に応じたイン
    クジェットヘッド駆動用台形波電圧を出力する出力回路
    と、を備えたインクジェットヘッド駆動装置において、 上記充電信号が印加されなくなると、前記充電用定電流
    回路を強制的にオフ状態にする第1のリセット回路と、 上記放電信号が印加されなくなると、前記放電用定電流
    回路を強制的にオフ状態にする第2のリセット回路とを
    備え、 前記充電用及び放電用定電流回路は夫々カレントミラー
    接続されたトランジスタを含み、 前記第1及び第2のリセット回路は夫々充電信号及び放
    電信号が印加される第1及び第2のインバータ回路と、
    該インバータ回路の出力に応答して上記カレントミラー
    接続されたトランジスタをオフ状態にするトランジスタ
    を含むとともに、 前記充電信号及び放電信号に応答して第1及び第2のリ
    セット回路の遅延時間に応じた制御信号を第1及び第2
    のインバータ回路に与える制御回路を備えた、 ことを特徴とする インクジェットヘッド駆動装置。
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