JP2001149591A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2001149591A
JP2001149591A JP2000370689A JP2000370689A JP2001149591A JP 2001149591 A JP2001149591 A JP 2001149591A JP 2000370689 A JP2000370689 A JP 2000370689A JP 2000370689 A JP2000370689 A JP 2000370689A JP 2001149591 A JP2001149591 A JP 2001149591A
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JP2000370689A
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English (en)
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Shoji Sato
昭治 佐藤
Shogo Tatsumi
正吾 巽
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TAIYO ELECTRIC CO
Taiyo Elecs Co Ltd
Original Assignee
TAIYO ELECTRIC CO
Taiyo Elecs Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾球遊技機において、判定条件が成立したに
も拘わらず特別遊技中であったために判定の対象とされ
ず、その結果遊技者が不利益を被るのを防止すること。 【解決手段】 始動信号が入力されていると(判定条件
が成立していると)、CPU90aは、保留記憶が満杯
でない限り当たり外れの判定を実行し、特別遊技中であ
ると否とに関わらず、液晶表示装置22が変動表示中で
ない限り判定結果に応じた特別図柄または外れ図柄の表
示を液晶表示装置22に指示するので、特別遊技中に判
定条件が成立した際にも判定を実行し、その結果の表示
を行うことができる。したがって、判定条件が成立した
にも拘わらず特別遊技中であったために判定の対象とさ
れず、その結果遊技者が不利益を被ることはなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾球遊技機の技術
分野に属する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機に代表される弾球遊技機の中
には、判定条件が成立したことに起因して当たり外れの
判定を行う判定手段と、この判定結果が当たりであると
当たりを示す特別図柄の表示を指示し判定結果が外れで
あると外れを示す外れ図柄の表示を指示する表示指示手
段と、図柄を変動表示した後に表示指示手段から指示さ
れた特別図柄または外れ図柄を静止表示する図柄表示手
段と、図柄表示手段により特別図柄が静止表示されると
遊技者に有利な特別遊技を実行する特別遊技実行手段と
を備えるものがある。代表的なものに特別図柄が静止表
示されると大入賞口を開放するパチンコ機(第1種特別
電動役物を備えるパチンコ機、俗にフィーバー機)や特
別図柄が静止表示されると普通電動役物を作動させるパ
チンコ機(普通電役機)等がある。
【0003】これら特別図柄が静止表示されると特別遊
技を実行する形式の弾球遊技機では、特別遊技中や先行
する判定結果の表示が未確定(図柄変動中)のときには
図柄の表示を行わなかった。判定条件は始動入賞口への
入賞(始動入賞)で成立するのが普通であり、特別遊技
中や図柄変動中のために判定結果の表示が行えないとき
には、普通4回の始動入賞まで判定結果あるいは始動入
賞があったことを記憶しておき(保留記憶と呼ばれ
る)、特別遊技の終了後や図柄の確定後(ただし確定し
た図柄が特別図柄のときは除く)、保留記憶についての
図柄の表示動作を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特別遊技中でないとき
には図柄の表示動作が着実に行われるので始動入賞が判
定の対象とされずに無駄になる(賞球はある)ことは少
なく、また遊技者も保留記憶が上限に達したことは保留
ランプで判るので一時的に遊技球の発射を停止して無駄
な始動入賞が発生するのを避けることができた。
【0005】しかし、特別遊技中にはそのような回避策
(遊技球の発射の一時的な停止)を行うわけにはいか
ず、特別遊技中には、判定の対象とされないという意味
で無駄になる始動入賞の数はきわめて多かった。これら
の始動入賞の中には判定が実行されていれば当たりであ
った始動入賞もあり得るわけで、その場合遊技者が損を
したことになる。
【0006】本発明は、判定条件が成立したにも拘わら
ず特別遊技中であったために判定の対象とされず、その
結果遊技者が不利益を被るのを防止することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記課
題を解決するための本発明の弾球遊技機は、判定条件が
成立したことに起因して当たり外れの判定を行う判定手
段と、該判定結果が当たりであると当たりを示す当たり
図柄の静止表示を指示し該判定結果が外れであると外れ
を示す外れ図柄の静止表示を指示する表示指示手段と、
図柄を変動表示させた後に前記表示指示手段から指示さ
れた当たり図柄または外れ図柄を静止表示させる図柄表
示手段と、該図柄表示手段により前記当たり図柄が静止
表示されると遊技者に有利な特別遊技を実行する特別遊
技実行手段とを備える弾球遊技機において、前記表示指
示手段は、前記判定手段により前記判定が実行される
と、特別遊技中と否とは関わらず先行する前記判定結果
に応じた当たり図柄または外れ図柄の静止表示の前記図
柄表示手段への指示から所定時間経過後に、次の前記判
定結果に応じた当たり図柄または外れ図柄の静止表示を
前記図柄表示手段に指示することを特徴とする。
【0008】この弾球遊技機では、判定条件が成立した
ことに起因して判定手段が当たり外れの判定を行い、表
示指示手段は、その判定結果が当たりであると当たりを
示す特別図柄の表示を指示し判定結果が外れであると外
れを示す外れ図柄の表示を指示する。図柄表示手段は、
図柄を変動表示した後に表示指示手段から指示された特
別図柄または外れ図柄を静止表示し、特別遊技実行手段
は、図柄表示手段により特別図柄が静止表示されると遊
技者に有利な特別遊技を実行する。
【0009】判定条件の成立としては、遊技球が特定の
入賞口(始動入賞口)へ入賞したり特定の通過口(始動
ゲート)を通過することが例示されるが、予め決められ
ていればこれら以外でもかまわない。特別図柄及び外れ
図柄は例えば3つの単位図柄の組合せで構成され、例え
ば3つの単位図柄が揃えば特別図柄(例として77
7)、そうでなければ外れ図柄とするのが普通である
が、これに限るものではなく、例えば2つあるいは4つ
以上の単位図柄で構成してもよいし、単位図柄それぞれ
を特別図柄と外れ図柄に決めておいて1つの図柄で当た
り外れを表示してもよい。
【0010】特別遊技の形態にも特に制限はなく、前述
の第1種特別電動役物や普通電動役物の作動が例示され
る。さらに、この弾球遊技機では、表示指示手段は、判
定手段により判定が実行されると、特別遊技中であると
否とに関わらず先行する前記判定結果に応じた当たり図
柄または外れ図柄の静止表示の前記図柄表示手段への指
示から所定時間経過後に、次の前記判定結果に応じた当
たり図柄または外れ図柄の静止表示を前記図柄表示手段
に指示するため、特別遊技中に判定条件が成立した際に
も判定を実行し、その結果の表示を行うことができる。
したがって、判定条件が成立したにも拘わらず特別遊技
中であったために判定の対象とされず、その結果遊技者
が不利益を被ることはなくなる。
【0011】なお、特別遊技中に判定条件が成立し判定
が実行されて、それが当たりであった場合には、それま
での特別遊技を強制終了して新たな特別遊技を開始して
もよいし、そのときに実行されている特別遊技が通常ど
おりに終了するのを待ってから新たな特別遊技を開始し
てもよい。
【0012】また、特別遊技中に判定結果の表示を実行
する際に、例えば図柄表示手段の一部に現在特別遊技中
であることを表示したり、他の表示手段を用いて同様の
表示をおこなってもよい。また、前記表示指示手段は、
前記変動表示中には前記判定結果に応じた特別図柄また
は外れ図柄の表示を前記図柄表示手段に指示しないもの
としてもよい。先行する判定結果の表示が未確定のとき
(変動表示中)には次の判定結果の表示にかかれないか
ら、上記構成とするのが好ましい。
【0013】前記特別遊技実行手段は、特別遊技中に前
記判定手段により前記判定が実行されその判定結果が当
たりの場合には、実行中の特別遊技の次の特別遊技を予
約する特別遊技予約手段を含むものとすることができ
る。これにより、特別遊技中の判定結果が当たりの場合
には、次の特別遊技が確実に行われるようになる。な
お、該次の特別図柄の予約については、予約のある旨を
前記図柄表示手段において表示することが可能で、この
場合、図柄表示手段は、次の特別遊技が予約されている
ことを表示する特別遊技予約表示手段を含む構成とな
る。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を図面を参
照して説明することにより、発明の実施の形態を具体的
に説明する。
【0015】
【実施例】図1に示すように、弾球遊技機としてのパチ
ンコ機10の遊技盤12には、発射装置(図示略)から
発射された遊技球を誘導すると共に遊技領域14の外縁
を形成する外ガイドレール16および内ガイドレール1
8が設置されている。遊技盤12の中央部には図柄表示
手段としての液晶表示装置22を備えるセンター役物2
4が配され、液晶表示装置22の上方には4個の保留ラ
ンプ26が設置されている。センター役物24の下方に
は一対の開閉羽根30を有する始動入賞装置32が設置
され、その下方には開閉板34によって開閉される大入
賞口36を有する大入賞装置38が設置されている。な
お、遊技盤12にはこれらの他に普通入賞装置や風車、
障害釘などが設置されているが、それらの説明は省略す
る。
【0016】次に図2を参照して、これら液晶表示装置
22、始動入賞装置32、大入賞装置38等の動作の制
御に関わる遊技制御装置90を説明する。遊技制御装置
90は、周知のCPU90a、ROM90b、RAM9
0c、入力回路90d、出力回路90e等をバスライン
で相互に接続したマイクロコンピュータとして構成され
ている。ROM90bにはCPU90aの動作プログラ
ムが格納されており、CPU90aは、この動作プログ
ラムに従って制御処理を実行する。RAM90cはCP
U90aのワークエリアとされ、その一部は当記憶部M
1、保留記憶部M2及びカウンタC1〜C3として使用
される。カウンタC1は0〜249の整数値を昇順に繰
り返しカウントし、カウンタC2は0〜9の整数値を昇
順に繰り返しカウントし、カウンタC3は0〜999の
整数値を昇順に繰り返しカウントする。
【0017】遊技制御装置90の出力回路90eには、
始動入賞装置32、大入賞装置38、液晶表示装置2
2、保留ランプ26等が接続されており、遊技制御装置
90は、始動入賞装置32の開閉、大入賞装置38の開
閉並びに保留ランプ26の点灯、消灯を制御でき、液晶
表示装置22に対して表示すべき図柄を指示することが
できる。
【0018】なお、詳細は後述するが、遊技制御装置9
0(特にCPU90a)が判定手段及び表示指示手段と
して機能し、大入賞装置38と共同して特別遊技実行手
段を構成している。また、遊技制御装置90の入力回路
90dには、始動入賞装置32の入賞球を検出する始動
スイッチ42、大入賞装置38の入賞球を検出する10
個スイッチ44、大入賞装置38の入賞球のうちで特定
領域(Vゾーン)を通過する遊技球を検出するVスイッ
チ46が接続され、具体的な説明は省くがパチンコ機1
0の各所に配置されているスイッチ類やセンサ類も接続
されている。このため、遊技制御装置90は、始動スイ
ッチ42からの始動信号、10個スイッチ44からの1
0カウント信号、Vスイッチ46からのV信号やその他
のスイッチ類やセンサ類からのさまざまな信号を取得で
きる。
【0019】次に、図3〜図5を参照して遊技制御装置
90のCPU90aが、例えばタイマ割込がある毎にパ
チンコ機10の稼働中を通じて繰り返し実行する遊技制
御処理について説明する。図3に示すように、遊技制御
装置90のCPU90aは始動スイッチ42からの始動
信号が入力されているか否かを判断し(ステップ10
1、以下ステップをSと略記する)、始動信号が入力さ
れていれば(S101:YES)、保留記憶部M2に記
憶されている保留記憶が4個ある(保留満杯)か否かを
判断する(S102)。保留記憶が3個以下なら(S1
02:NO)、CPU90aは、カウンタC1のカウン
ト値が当たり値と一致するか否かによって当たり外れの
判定を行う(S103)。本実施例では、当たり値が7
の低確率設定と当たり値が7〜16の高確率設定とがあ
り、そのどちらかで判定される。この判定確率の設定
は、パチンコ機10の起動に伴う初期設定にて低確率設
定とされているが、その後の設定は後述する確率設定処
理サブルーチンにて行われる。
【0020】次に、CPU90aは、液晶表示装置22
が先行の判定結果の表示のために当たり外れを示す図柄
を変動表示中であるか否か、すなわち今回の判定結果の
表示を即座に実行できるか否かを判断する(S10
4)。ここにおける判断は、例えばCPU90aが先行
する判定結果の表示を指示してからの経過時間に基づい
て行ってもよいし、液晶表示装置22からステータス情
報を取得して、これに基づいて行ってもよい。本実施例
の場合前者(先行する判定結果の表示を指示してからの
経過時間に基づいて行う)である。表示可能であれば
(S104:YES)、CPU90aは、S103での
判定が当たりなら、当たりを示す特別図柄(例えば77
7のように3桁揃った図柄)を、外れなら外れを示す外
れ図柄(例えば278のように3桁揃ってはいない図
柄)を液晶表示装置22に指示する(S360)。
【0021】これらの図柄(特別図柄、外れ図柄)の決
定は、次のように行われる。判定が当たりのときには、
CPU90aはカウンタC2のカウント値を読込み、そ
の数値を3つ並べて特別図柄を決める。また、判定が外
れのときには、CPU90aはカウンタC3のカウント
値を読込んで、そのカウント値が0〜9なら00を付け
加えて、10〜99なら0を付け加えて、100〜99
9ならそのまま外れ図柄とする。ただし、このカウンタ
C3に基づいて決めたものが000、111、222等
3桁揃った図柄になった場合には、中央の数値(10の
位に該当)に1を加算して、010、121、232の
ように3桁揃わない図柄とする。
【0022】液晶表示装置22は、遊技制御装置90か
ら図柄を指示されると3桁の図柄を変動表示し、例えば
左、右、中の順に停止してCPU90aから指示された
3桁の図柄を静止表示する。次に、CPU90aは、判
定が当たりであれば(S106:YES)、特別図柄の
決定に使用したカウンタC2のカウント値を、RAM9
0cの当記憶部M1に当たり記憶として記憶させる(S
107)。判定が外れなら(S106:NO)当たり記
憶は行われない。
【0023】表示不可(S104:NO)なら、CPU
90aは保留ランプ26を1個追加点灯させ(S10
8)、S103での判定結果を保留記憶として保留記憶
部M2に記憶させる(S109)。一方、始動信号が入
力されていなければ(S101:NO)、CPU90a
は保留記憶部M2に保留記憶があるか否かを判断する
(S110)。保留記憶があれば(S110:YE
S)、前述のS104と同様に表示の可不可を判断し
(S111)、表示可能であれば(S111:YE
S)、S105と同様に、特別図柄又は外れ図柄を液晶
表示装置22に指示する(S112)。
【0024】そして、判定が当たりであれば(S11
3:YES)、S107と同様に特別図柄の決定に使用
したカウンタC2のカウント値を当たり記憶として当記
憶部M1に記憶させる(S114)。S114に続いて
又は判定が外れのときには(S113:NO)、S11
2で表示を指示した保留記憶を保留記憶部M2から抹消
させ保留ランプ26を1個消灯させる(S115)。
【0025】これらS107、S109又はS115の
処理の後、あるいは保留記憶が4個あったとき(S10
2:YES)、保留記憶がなかったとき(S110:N
O)、表示不可のとき(S111:NO)には、CPU
90aはS116に移行して、図4に示される確率設定
処理サブルーチンを実行する。
【0026】図4に示すように、確率設定処理サブルー
チンでは、CPU90aは、当記憶部M1に当たり記憶
があるか否かを判断し(S201)、当たり記憶がなけ
れば(S201:NO)メインルーチンにリターンす
る。一方、当たり記憶があれば(S201:YES)、
CPU90aはそれまでの判定確率の設定が高確率で、
その高確率の継続の上限(本実施例では高確率設定で連
続4回の当たりが出るまで)に達しているか否かを判断
する(S202)。もし上限に達しているなら(S20
2:YES)、CPU90aは判定確率の設定を低確率
にして(S203)、メインルーチンにリターンする。
【0027】高確率の継続の上限に達していなければ
(S202:NO)、CPU90aは、当たり記憶され
ている数値がいくつであるか、すなわちこれに対応する
特別図柄が確変図柄であったか否かを判断する(S20
4)。本実施例の場合、確変図柄は333、555、7
77(当たり記憶としては3、5、7)である。確変図
柄であれば(S204:YES)、CPU90aは判定
確率を高確率に設定して(S205)、メインルーチン
にリターンする。
【0028】また、確変図柄でない場合には(S20
4:NO)、CPU90aは、判定確率を低確率にする
か否かを判断する(S206)。本実施例の場合、一旦
高確率に設定すると次に確変図柄以外の特別図柄が2回
続けて表示されるまで高確率設定が維持される構成であ
る。したがって、このS206では、高確率設定下で確
変図柄以外の特別図柄が2回続けて表示されたか否か、
あるいはもともと低確率設定であったか否かが判断され
ることになる。そして否定判断であれば(S206:N
O)、S205に進んで判定確率を高確率に設定してか
らメインルーチンにリターンするが、肯定判断であれば
(S206:YES)、判定確率を低確率に設定して
(S207)、メインルーチンにリターンする。
【0029】なお、上述のS201において当たり記憶
があってS202以下の処理が行われたときにはその当
たり記憶にマークが付される。そして、マークが付され
た当たり記憶については、S202以下の処理が実行さ
れることはない。すなわち、1つの当たり記憶について
重ねてS202以下の処理が行われることはない。
【0030】図3に示すように、確率設定処理サブルー
チン(S116)に続いては特別遊技処理サブルーチン
(S117)が実行される。図5に示すように、特別遊
技処理では、CPU90aは、まず当記憶部M1に当た
り記憶があるか否かを判断し(S301)、当たり記憶
があれば(S301:YES)、特別遊技の実行中か否
かを判断する(S302)。特別遊技の実行中でなけれ
ば(S302:NO)、すぐに(ただし液晶表示装置2
2における特別図柄の表示の確定を待ってから)特別遊
技を開始する(S303)。次に、CPU90aは、そ
の特別遊技開始のきっかけとなった当たり記憶を当記憶
部M1から抹消して(S305)、特別遊技の実行に関
わるさまざまな処理を実行して(S306)、メインル
ーチンにリターンする。
【0031】特別遊技の具体的な内容は周知の第1種パ
チンコ機におけるものと同様である。簡単に説明する
と、特別遊技では、CPU90aは大入賞装置38に指
示して大入賞口36を開放させる。そして、大入賞口3
6を開放してから30秒を経過するか、10個スイッチ
44からの信号に基づいて計数される入賞球が10球に
達したなら大入賞口36を閉鎖させて1ラウンドを終了
する。そして、大入賞口36を閉鎖させると、今回のラ
ウンド中の入賞球のいずれかが大入賞口36内の特定領
域を通過していたか否かをVスイッチ46からの信号に
基づいて判断し、特定領域を通過していたなら、大入賞
口36を再び開放させて次のラウンドを開始し、前述と
同様に閉鎖させることを繰り返す。もし大入賞口36の
開放中に入賞した遊技球中で特定領域を通過したものが
ない場合、あるいは大入賞口36の開放回数(ラウンド
数)が規定数(本実施例では16ラウンド)に達した場
合には、大入賞口36の再開放は行われず、特別遊技は
終了となる。なお、このような特別遊技はS306を1
回実行するだけでおこなわれるのではなく、S306が
多数回実行される結果である。
【0032】また、特別遊技の実行中であれば(S30
2:YES)、CPU90aは、実行中の特別遊技の1
つのラウンドの終了(大入賞口36の閉鎖)を待って、
新たな特別遊技を開始する(S304)。したがって、
例えば実行中であった特別遊技は16ラウンドに達して
いなくても終了とされる。そして、上述と同様に、新た
な特別遊技開始のきっかけとなった当たり記憶を当記憶
部M1から抹消して(S305)、特別遊技の実行に関
わるさまざまな処理を実行して(S306)、メインル
ーチンにリターンする。
【0033】一方、当たり記憶がなければ(S301:
NO)、特別遊技の実行中か否かを判断し(S30
7)、肯定判断であれば(S307:YES)特別遊技
の実行に関わるさまざまな処理を実行して(S306)
メインルーチンにリターンし、否定判断であれば(S3
07:NO)そのままメインルーチンにリターンする。
【0034】そして、図3に示すように、例えば装飾ラ
ンプの点灯、効果音の発生、カウンタC1〜C3のカウ
ント値の更新など、パチンコ遊技の実行に必要な各種の
処理を行って(S118)遊技制御処理を一旦終了す
る。以上のように、始動信号が入力されていると(判定
条件が成立していると)、CPU90aは、保留記憶が
満杯でない限り当たり外れの判定を実行し、特別遊技中
であると否とに関わらず、液晶表示装置22が変動表示
中でない限り判定結果に応じた特別図柄または外れ図柄
の表示を液晶表示装置22に指示するので、特別遊技中
に判定条件が成立した際にも判定を実行し、その結果の
表示を行うことができる。したがって、判定条件が成立
したにも拘わらず特別遊技中であったために判定の対象
とされず、その結果遊技者が不利益を被ることはなくな
る。
【0035】なお、実施例では液晶表示装置22が変動
表示中のときには遊技制御装置90側で表示の指示を待
つ構成としているが、遊技制御装置90から表示の指示
を出し液晶表示装置22でそれを記憶しておいて、先行
する表示の確定後に順次表示を行う構成としてもよい。
【0036】また、従来の弾球遊技機は特別遊技中には
高確率としていなかったが、実施例のパチンコ機10で
は確変図柄が表示されると特別遊技中でも判定確率が高
確率とされるので、特別遊技中に次の当たりが発生する
可能性が高い。その場合、特別遊技のラウンド数が増加
したのと同じになるが、遊技者から見れば2回の特別遊
技の権利となるところが1回分と何ラウンドかにしかな
らないので不満が残る可能性もある。
【0037】そのような不満を回避するためには、特別
遊技処理サブルーチンを図6に示される処理に変更すれ
ばよい。(変形例)この図6に示される特別遊技処理サ
ブルーチンでは、CPU90aは、まず特別遊技の実行
中か否かを判断し(S401)、もし特別遊技の実行中
なら(S401:YES)、特別遊技の実行に関わる処
理を行って(S405)メインルーチンにリターンす
る。
【0038】一方、特別遊技の実行中でないなら(S4
01:NO)、当記憶部M1に当たり記憶があるか否か
を判断し(S402)、当たり記憶があれば(S40
2:YES)、特別遊技を開始する(S403)。そし
て、その特別遊技開始のきっかけとなった当たり記憶を
当記憶部M1から抹消して(S404)、特別遊技の実
行に関わるさまざまな処理を実行して(S405)、メ
インルーチンにリターンする。また、当たり記憶がない
場合には(S402:NO)、そのままメインルーチン
にリターンする。
【0039】このような特別遊技処理サブルーチンとす
ると、特別遊技の実行中なら(S401:YES)、S
402〜S404の処理は実行されない。したがって、
当たり記憶があっても、先行する特別遊技が終了するま
では、次の特別遊技が開始されることはない。よって、
前述したような不満を遊技者が感じることはなくなる。
しかも、この場合、先行する特別遊技の実行中に次の特
別遊技が予約されているわけで、先行の特別遊技が終了
するとすぐに新たな特別遊技が開始されるから、遊技者
としては非常に気分が良くなる。なお、このように先行
する特別遊技の実行中に次の特別遊技が予約されている
ときには、例えば液晶表示装置22等により、その旨を
表示すると一層効果的である。
【0040】なお、上記実施例では、特別遊技において
1ラウンドが終了して大入賞口36を閉鎖した際に、そ
のラウンド中の入賞球のいずれかが大入賞口36内の特
定領域を通過していたなら大入賞口36を再び開放させ
て次のラウンドを開始する構成としているが、例えば大
入賞口36を開放してから30秒を経過するか大入賞口
36への入賞球が10球に達したなら一旦大入賞口36
を閉鎖するものの、ラウンド数が規定数(例えば16ラ
ウンド)に達するまでは、必ず大入賞口36を再開放す
る構成としてもよい。このように構成した場合には、特
定領域が不要となり、特定領域を通過した遊技球を検出
するためのスイッチやセンサ等も不要となる。
【0041】また、実施例は第1種特別電動役物を備え
るパチンコ機に本発明を適用した例であるが、本発明を
普通電動役物を備えるパチンコ機に適用することも可能
である。つまり、実施例における特別遊技(大入賞口の
開放)に代えて、普通電動役物を作動させればよい。こ
の場合、普通電動役物の作動中(開放中)に実施例と同
様に図柄の表示動作を行い、当たりを示す図柄が表示さ
れたときには、その時点で一旦普通電動役物の開放動作
が終了したとして新たな開放動作を行わせてもよいし、
あるいは先行する開放動作を通常通り終了させてから
(普通、開放時間は約6秒である)、新たな開放動作を
おこなってもよい。したがって、前者の方式とするな
ら、例えば先行の開放動作が3秒で終了したとして、新
たな開放動作と合わせて開放時間は合計9秒になる。ま
た、後者の方式とすれば6秒+6秒の開放時間になる。
【0042】以上、実施例と変形例に従って、本発明の
実施の形態について説明したが、本発明はこれらの例に
限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のパチンコ機の正面図である。
【図2】実施例のパチンコ機の制御系を説明するブロッ
ク図である。
【図3】実施例のパチンコ機のCPUが実行する遊技制
御処理のフローチャートである。
【図4】実施例のパチンコ機のCPUが実行する確率設
定処理のフローチャートである。
【図5】実施例のパチンコ機のCPUが実行する特別遊
技処理のフローチャートである。
【図6】変形例の特別遊技処理のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
10 パチンコ機(弾球遊技機) 12 遊技盤 14 遊技領域 22 液晶表示装置(図柄表示手段) 24 センター役物 26 保留ランプ 32 始動入賞装置 36 大入賞口 38 大入賞装置(特別遊技実行手段) 90 遊技制御装置(判定手段、表示指示手段、特別遊
技実行手段) 90a CPU(判定手段、表示指示手段、特別遊技実
行手段) 90b ROM 90c RAM

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 判定条件が成立したことに起因して当た
    り外れの判定を行う判定手段と、該判定結果が当たりで
    あると当たりを示す当たり図柄の静止表示を指示し該判
    定結果が外れであると外れを示す外れ図柄の静止表示を
    指示する表示指示手段と、図柄を変動表示させた後に前
    記表示指示手段から指示された当たり図柄または外れ図
    柄を静止表示させる図柄表示手段と、該図柄表示手段に
    より前記当たり図柄が静止表示されると遊技者に有利な
    特別遊技を実行する特別遊技実行手段とを備える弾球遊
    技機において、 前記表示指示手段は、前記判定手段により前記判定が実
    行されると、特別遊技中と否とは関わらず先行する前記
    判定結果に応じた当たり図柄または外れ図柄の静止表示
    の前記図柄表示手段への指示から所定時間経過後に、次
    の前記判定結果に応じた当たり図柄または外れ図柄の静
    止表示を前記図柄表示手段に指示することを特徴とする
    弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記特別遊技実行手段は、特別遊技中に
    前記判定手段により前記判定が実行されその判定結果が
    当たりの場合には、先行する該特別遊技を強制終了させ
    て新たな特別遊技を実行することを特徴とする請求項1
    に記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記特別遊技実行手段は、特別遊技中に
    前記判定手段により前記判定が実行されその判定結果が
    当たりの場合には、先行する該特別遊技の終了後に新た
    な特別遊技を実行することを特徴とする請求項1に記載
    の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記特別遊技実行手段は、特別遊技中に
    前記判定手段により前記判定が実行されその判定結果が
    当たりの場合には、実行中の特別遊技の次の特別遊技を
    予約する特別遊技予約手段を含むことを特徴とする請求
    項1ないし3のいずれかに記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 前記図柄表示手段は、次の特別遊技が予
    約されていることを表示する特別遊技予約表示手段を含
    むことを特徴とする請求項4に記載の弾球遊技機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004073302A (ja) * 2002-08-12 2004-03-11 Maruhon Ind Co Ltd パチンコ遊技機
JP2018153262A (ja) * 2017-03-15 2018-10-04 株式会社三洋物産 遊技機
JP2021118985A (ja) * 2020-06-24 2021-08-12 株式会社三洋物産 遊技機

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