JP2001146758A - 鉄蓋連結構造 - Google Patents

鉄蓋連結構造

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JP2001146758A JP32919199A JP32919199A JP2001146758A JP 2001146758 A JP2001146758 A JP 2001146758A JP 32919199 A JP32919199 A JP 32919199A JP 32919199 A JP32919199 A JP 32919199A JP 2001146758 A JP2001146758 A JP 2001146758A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】受け枠部の連結部材接続部を内径部から内方へ
殆ど突出させない配置にすることで、該内径部の有効径
をほぼ100%近くまで増大し、埋設筐内の機器の保守
点検作業を容易化する。 【構成】受け枠部7の外周部に空洞22を形成し、空洞
22の内部に形成した張出部23に係合溝24を形成
し、連結ロッド11の一端部を係合溝24に対し回動可
能にかつ所定範囲にわたって摺動可能に係合させるとと
もに、連結ロッド11の他端部を鉄蓋8に回動可能に係
合させることにより、鉄蓋8を受け枠部7に対して開閉
可能に連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地下に埋設される
構造物の上端部に設けられる受け枠部に対し鉄蓋を開閉
可能に連結する鉄蓋連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】特に、都市部あるいはその近郊の地下に
は、水道、ガスあるいは電気などを供給するための敷設
管が埋設されている。これらの敷設管には制水弁などの
制御弁あるいはコネクターやブレーカー等が適宜接続さ
れており、これらを路面上から操作したり、維持点検し
たり、さらにはこれらを保護するとともに設置箇所を明
示する必要がある。その目的のために、中空の鉄筐(埋
設きょう)などの構造物が地下に設置される。なお、マ
ンホールにあっても、同様の構造物が地下に設置される
場合がある。
【0003】地下に埋設される構造物(埋設構造物)の
上端部には鉄蓋を嵌合支持するための受け枠部が設けら
れており、鉄蓋はこの受け枠部に対し地上から開閉操作
可能に装着されている。なお、前記受け枠部は、前記埋
設構造物と一体に形成されることもあり、別体に形成し
たものを該埋設構造物の上端部にボルト等で固定される
場合もある。その場合、前記受け枠部の上面が路面と略
同一高さと成るように埋設され、前記鉄蓋はその上面が
路面と略同一面となるようにして前記受け枠部の内径部
に嵌合状態(閉じ状態)で支持される。そして、前記鉄
蓋は、前記受け枠部に対して一般にちょう番手段を介し
て開閉自在に取り付けられている。この種のちょう番手
段を開示する文献には、例えば実開昭58−63250
号公報(実公昭59−35652号公報)、特開昭63
−83323号公報(特公平4−6820号公報)など
がある。
【0004】図10は従来の鉄蓋連結構造を有する埋設
構造物の一例を示す縦断面図である。図10において、
水道、ガスあるいは電気などの埋設管の途中に設けられ
る制水弁などの機器(不図示)の近傍にはコンクリート
あるいはレンガ等で形成された底部座台1が埋められて
おり、この底部座台1上に中空円筒状の下部本体2が支
持されている。この下部本体2は制水弁などの機器を収
納する空間を形成している。また、この下部本体2の上
端から所定高さの範囲にはねじ(図示の例ではめねじ)
3が形成されている。
【0005】前記下部本体2の上側には上部本体4が接
続されている。この上部本体4も略中空円筒状の形状を
有し、その接続部にはねじ(図示の例ではおねじ)5が
形成され、該おねじ5を前記めねじ3に螺合することに
より上下位置調節可能に接続されている。前記上部本体
4の上端部は路面6と略同一高さにされており、該上端
部には受け枠部7が設けられている。この受け枠部7に
は、鉄蓋(蓋部)8が前記路面6と略同一高さになる状
態で開閉可能に嵌合支持されている。この鉄蓋8は、そ
の周縁部の一部において、前記受け枠部7に対してちょ
う番手段(鉄蓋連結手段)9によって連結されており、
その直径方向反対側の部分において係止手段10により
受け枠部7の内径周縁部に離脱可能に係止されている。
【0006】前記ちょう番手段9は、受け枠部7と鉄蓋
8とを、これら双方に抜け止め連結された連結部材(連
結ロッド)により自在連結する構造を有している。具体
的には、連結ロッド11は、受け枠部7の鉄蓋嵌合支持
部の内側に張り出すように形成された棚部12の開口1
3に対し、その下端部に形成された抜け止め突起14で
抜け止めされた状態で挿通されており、一方、鉄蓋8に
対しては、その上端部に設けられたピン部15を鉄蓋8
に形成されたガイド溝16に案内係合させることにより
連結されている。つまり、受け枠部7側のちょう番受け
部(前記連結ロッド11が連結される部分)が鉄蓋嵌合
支持部の内側に張り出す棚部12によって形成されてい
る。このちょう番手段9により、鉄蓋8は、その反対側
をバール等の治具で持ち上げ、そのまま上方向へ回動さ
せたり、地面上で横方向へ旋回させることにより、容易
に開放可能に受け枠部7に連結されている。
【0007】前記係止手段10は、鉄蓋8の周縁部に開
口(切欠き)17を形成し、該鉄蓋8の裏面に設けられ
た支点18を中心に回動自在な揺動部材19を取り付
け、鉄蓋8を閉じたとき該揺動部材19の重力によりそ
の下端突起部20が受け枠部7の内径周縁部の下面に自
動的に係合して錠止(ロック)するように構成されてい
る。一方、鉄蓋8を開けるときは、前記開口17からバ
ール等の工具で前記揺動部材19の上面を押圧(圧下)
することにより、該揺動部材19を前記支点18回りに
回動させて前記下端突起部20を受け枠部7の内径周縁
部から離脱させ(ロックを解除し)、それによって、鉄
蓋8は持ち上げて開放できる状態にされる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の従来の鉄蓋連結構造では、受け枠部7側の連結ロッド
接続部(ちょう番受け部)が鉄蓋嵌合支持部の内側に張
り出した棚部12に形成されているので、該受け枠部の
有効内径が狭くなってしまい、地下に埋設されている制
水弁などの制御弁あるいはコネクターやブレーカー等の
機器を保守点検するための作業が困難になり、一方、保
守点検の作業を容易にするためには、受け枠部の有効内
径を大きくする必要があり、埋設筐が大型化してしまう
という解決すべき技術的課題があった。特に、埋設筐の
高さ(深さ)が深い場合や、埋設筐が傾斜している場合
には、前記受け枠部の有効内径が狭くなることによる不
都合の程度が増大してしまう。
【0009】本発明はこのような技術的課題に鑑みてな
されたものであり、本発明の目的は、受け枠部の連結部
材接続部(ちょう番受け部)を鉄蓋嵌合支持部の内径部
から内方へ殆ど突出させないように配設することで、該
受け枠部の鉄蓋嵌合支持部の有効径をほぼ100%近く
まで増大することができ、埋設筐内に設置された制水弁
等の機器に対する保守点検の作業を容易に行なうことが
できる鉄蓋連結構造を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、地下に埋設される構造物の上端部に設けた
受け枠部に嵌合支持される鉄蓋を該受け枠部に連結部材
で開閉可能に連結する鉄蓋連結構造において、前記受け
枠部の鉄蓋嵌合支持部の外側に空洞を形成し、該空洞の
内部に張出部を形成するとともに該張出部に係合溝を形
成し、前記連結部材の一端部を前記係合溝に対し回動可
能にかつ所定範囲にわたって摺動可能に係合させるとと
もに、該連結部材の他端部を前記鉄蓋に回動可能に係合
させ、前記鉄蓋を前記受け枠部に対して開閉可能に連結
することを特徴とする。上記構成においては、前記連結
部材の一端部が前記係合溝に対しては着脱可能に係合さ
れ、前述連結部材の他端部材が前記鉄蓋に対しては抜け
止め状態で係合されることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明を適用した鉄蓋連結
構造を有する埋設構造物(鉄筐)の縦断面図であり、図
2は図1の埋設構造物(鉄筐)の平面図である。図1及
び図2において、水道、ガスあるいは電気などの敷設管
の途中に設けられる制水弁などの地中に埋設された機器
100の近傍にはコンクリートあるいはレンガ等で形成
された底部座台1が埋められており、この底部座台1上
に中空円筒状の下部本体2が支持されている。この下部
本体2はその下部膨出部2Aによって制水弁などの機器
を収納する空間を形成している。また、この下部本体2
の上端から所定高さの範囲にはねじ(図示の例ではめね
じ)3が形成されている。
【0012】前記下部本体2の上側には上部本体4が接
続されている。この上部本体4も略中空円筒状の形状を
有し、その接続部にはねじ(図示の例ではおねじ)5が
形成され、該おねじを前記めねじ3に螺合(ねじ係合)
することにより上下位置調節可能に接続されている。前
記上部本体4の上端面は路面6と略同一高さにされてお
り、該上端部には受け枠部7が設けられている。この受
け枠部は、図示の例では埋設筐(鉄筐)の上部に一体に
形成されているが、これは別体に製造したものをボルト
等で締結固定する構造にしてもよい。
【0013】前記受け枠部7には、鉄蓋(蓋部)8が前
記路面6と略同一高さになる状態で開閉可能に嵌合支持
されている。この鉄蓋8は、その周縁部の一部におい
て、前記受け枠部7に対して鉄蓋連結手段(ちょう番手
段)9によって連結されている。そして、前記鉄蓋8
は、前記鉄蓋連結手段9の反対側の部分において、地上
から解放操作可能な係止手段10により受け枠部7の内
径周縁部に離脱可能に係止されている。前記ちょう番手
段9は、受け枠部7及び鉄蓋8に係合されて両者を自在
連結する連結部材(連結ロッド)11を具備している。
前記連結部材11は、本実施例では、受け枠部7に対し
て着脱可能に連結され、鉄蓋8に対しては抜け止め手段
を利用して抜け止め状態で連結される。
【0014】図3は受け枠部7のちょう番受け部(前記
連結部材11を接続する部分)を示す部分側面図であ
り、図4は図3のちょう番受け部を図3中の矢印4−4
から見た部分正面図であり、図5は前記連結部材11の
側面図であり、図6は図5の連結部材11の正面図であ
り、図7は前記連結部材11を前記受け枠部のちょう番
受け部に接続する時の状態を示す部分側面図であり、図
8は図7中の線8−8から見た部分正面図であり、図9
は受け枠部7に連結部材11により連結された鉄蓋8を
図1の閉じ位置から開放する際の途中の状態(実線)及
び開放後の状態(二点鎖線)を示す部分縦断面図であ
る。以下、図1〜図9を参照して、本発明を適用した鉄
蓋連結構造の一実施例について、具体的に説明する。
【0015】図1〜図9において、中空円筒状の上部本
体4の上端部に設けられた受け枠部7は該上部本体より
若干大きい径の同心円の形状をしており、その内径部は
鉄蓋嵌合支持部21を形成するものであり、該内径部7
に円盤状の鉄蓋8を嵌合させることにより埋設筐の上端
開口部が開閉可能な状態で閉鎖される。そこで、前記受
け枠部7の前記鉄蓋嵌合支持部21の半径方向外側、つ
まり該受け枠部7の外周縁部には、環状の空洞22が形
成されている。
【0016】前記空洞22の内部の円周方向所望位置に
は、所定間隔をもって平行に形成された一対の張出部2
3、23が設けられ、各張出部23には前記連結部材
(連結ロッド)11の下端部を接続(連結)するための
係合溝24が形成されている。特に図3に明示するよう
に、各係合溝24は長い溝(長い開口又は長い凹部)で
形成され、その周辺の所定位置には前記空洞22に通じ
る切欠き部25が形成されている。さらに、前記鉄蓋嵌
合支持部21の前記一対の張出部23、23に対応する
位置には、前記空洞22及び前記切欠き部25、25に
通じる挿通口26が形成されている。一方、前記連結部
材(連結ロッド)11の一端部(組付け時の下端部)の
両側には、図5〜図8に示すように、前記挿通口26及
び前記切欠き部25、25は通過できるが、一対の張出
部23、23に形成された前記係合溝24、24には掛
け止め状態で係合するピン部(突出部)27、27が形
成されている。
【0017】従って、前記連結部材11は、図7及び図
8(特に図7中の矢印)に示すように、そのピン部2
7、27を前記挿通口26から前記空洞22内へ挿入
し、さらに前記切欠き部25、25から前記係合溝2
4、24内へ挿入することにより、該係合溝24、24
に対し回動可能にかつ所定範囲(係合溝の長さの範囲)
にわたって摺動可能に係合させることができる。こうし
て、前記連結部材(連結ロッド)11の一端部が受け枠
部7に対して回動可能でかつ一定範囲で摺動可能な状態
で連結(接続)される。
【0018】また、前記連結部材(連結ロッド)11の
他端部(組付け時の上端部)の両側にも、図5〜図8に
示すように、鉄蓋8の裏面に連結(接続)するための係
合用のピン部(突出部)28、28が形成されている。
そして、図9に示すように、前記鉄蓋8の裏面の円周方
向所定位置(前記受け枠部7の張出部23、23に対応
する位置)には、所定間隔をもって平行に形成された一
対の張出部29、29が設けられ、各張出部29の内面
には前記ピン部(突出部)28、28が係合可能な凹部
(あるいは穴や切欠き部等)が形成されている。
【0019】そして、本実施例では、前記連結部材(連
結ロッド)11は、その各ピン部28、28を前記各張
出部29、29の前記凹部に係合させるとともに、少な
くとも一方のピン部28の係合部の出入口部に抜け止め
金具(不図示)をボルト等で固定することにより、鉄蓋
8に対して抜け止めされた状態で回動可能に連結(接
続)される。以上のように連結部材(連結ロッド)11
の両端部を受け枠部7及び鉄蓋8に係合することによ
り、図1及び図9に示すように、該鉄蓋8は該受け枠部
7に対して開閉可能な状態で連結される。つまり、前述
のようなちょう番手段9から成る鉄蓋連結構造により、
鉄蓋8は、その反対側をバール等の治具で持ち上げるこ
とにより、あるいは持ち上げるとともに地面上で横方向
へ旋回させることにより、容易に開放可能に受け枠部7
に連結されている。
【0020】図1において、前記鉄蓋8の前記鉄蓋連結
手段(ちょう番手段)9と直径方向反対側の位置には、
該鉄蓋8を開閉する時に工具を引っ掛けるための開口
(切欠き)17が形成されている。前記鉄蓋8の裏面に
は支点18が設けられ、該支点により閉鎖部材31が揺
動可能に軸支されている。この閉鎖部材31は、通常で
は自重(重力)により図1に示すように前記開口17を
閉じる(閉鎖する)位置に保持されている。また、前記
閉鎖部材31は地上から押圧操作可能に配置されてお
り、該閉鎖部材31を押圧(下向きに押圧)して前記支
点18を中心に図示反時計方向に回動させると、前記開
口17を開放することができる。
【0021】そこで、前記開口17に掛止可能な形状を
有するバール等の治工具(不図示)により前記閉鎖部材
31を下向きに押圧して回動させるとともに、該治工具
を該開口17の周縁部に掛止させ、そして該治工具を持
ち上げれば、前記鉄蓋連結手段(ちょう番手段)9との
協働により前記鉄蓋8を開放することができる。こうし
て、前記鉄蓋8は、バール等の治工具を前記開口17に
挿入掛止し、該治工具で持ち上げることにより、あるい
は持ち上げるとともに地面上で横方向へ旋回させること
により、容易に開放できるように前記受け枠部7に連結
されている。
【0022】以上説明した実施例によれば、地下に埋設
される構造物(前記下部本体2、前記上部本体4)の上
端部に設けた受け枠部7に嵌合支持される鉄蓋8を該受
け枠部に連結部材11で開閉可能に連結する鉄蓋連結構
造において、前記受け枠部7の鉄蓋嵌合支持部21の半
径方向外側(外側周辺部)に空洞22を形成し、該空洞
22の内部に所定間隔をもって一対の張出部23、23
を形成するとともに各張出部23に係合溝24を形成
し、前記連結部材11の一端部を前記係合溝24、24
に対し回動可能にかつ所定範囲にわたって摺動可能に係
合させるとともに、該連結部材11の他端部を前記鉄蓋
8に回動可能に係合させ、前記鉄蓋8を前記受け枠部7
に対して開閉可能に連結するように構成したので、前記
受け枠部7の連結部材接続部が鉄蓋嵌合支持部21の内
径部から内方へ殆ど突出しないように配設されることか
ら、該受け枠部7の鉄蓋嵌合支持部21の有効径をほぼ
100%近くまで増大することができ、埋設筐内に設置
された制水弁等の機器に対する保守点検の作業を容易に
行なうことができるという効果が得られる。
【0023】なお、以上の実施例では、受け枠部7が埋
設筐本体(上部本体4)と一体に形成される場合を例示
したが、本発明は、別体に形成した受け枠部を埋設筐本
体の上部に固定する構成においても同様に適用され、同
様の効果を達成できるものである。また、図示の実施例
では、埋設筐本体を下部本体2と上部本体4とで構成す
る場合を例示したが、本発明は、埋設筐本体が一体構造
である場合、あるいは積み重ね構造である場合など、埋
設筐本体の構造の如何に係わらず同様に適用でき、同様
の効果を達成できるものである。さらに、本発明は、埋
設筐あるいは受け枠部の断面形状が円形以外の形状(例
えば、四角形状、長円形状、その他の多角形状など)を
している場合でも、同様に適用することができ、同様の
効果を達成できるものである。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、本発明
(請求項1)によれば、地下に埋設される構造物の上端
部に設けた受け枠部に嵌合支持される鉄蓋を該受け枠部
に連結部材で開閉可能に連結する鉄蓋連結構造におい
て、前記受け枠部の鉄蓋嵌合支持部の外側に空洞を形成
し、該空洞の内部に張出部を形成するとともに該張出部
に係合溝を形成し、前記連結部材の一端部を前記係合溝
に対し回動可能にかつ所定範囲にわたって摺動可能に係
合させるとともに、該連結部材の他端部を前記鉄蓋に回
動可能に係合させ、前記鉄蓋を前記受け枠部に対して開
閉可能に連結する構成としたので、受け枠部の連結部材
接続部が鉄蓋嵌合支持部の内径部から内方へ殆ど突出し
ないように配設されることから、該受け枠部の鉄蓋嵌合
支持部の有効径をほぼ100%近くまで増大することが
でき、埋設筐内に設置された制水弁等の機器に対する保
守点検の作業を容易に行なうことができる鉄蓋連結構造
が提供される。
【0025】請求項2及び3の発明によれば、上記請求
項1の構成に加えて、前記連結部材の一端部が前記係合
溝に対して着脱可能に係合される構成、あるいは、前記
連結部材の他端部が前記鉄蓋に対して抜け止め状態で係
合される構成としたので、
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した鉄蓋連結構造を有する埋設筐
及び地下設置機器を例示する縦断面図である。
【図2】図1中の線2−2から見た平面図である。
【図3】本発明を適用した鉄蓋連結構造の一実施例にお
ける受け枠部の連結部材接続部を示す部分側面図であ
る。
【図4】図3中の線4−4から見た部分正面図である。
【図5】本発明を適用した鉄蓋連結構造の一実施例にお
ける連結部材を示す側面図である。
【図6】図5中の線6−6から見た背面図である。
【図7】本発明を適用した鉄蓋連結構造の一実施例にお
いて連結部材の一端を受け枠部に接続するときの状態を
示す側面図である。
【図8】図7中の線8−8から見た正面図である。
【図9】本発明を適用した鉄蓋連結構造の一実施例にお
いて受け枠部に連結された鉄蓋を開閉するときの状態を
説明するための縦断面図である。
【図10】従来の鉄蓋連結構造を有する埋設筐を例示す
る縦断面図である。
【符号の説明】
2 下部本体 4 上部本体 6 路面 7 受け枠部 8 鉄蓋 9 鉄蓋連結手段(ちょう番手段) 11 連結部材(連結ロッド) 17 開口 18 支点 21 鉄蓋嵌合支持部 22 空洞 23 張出部 24 係合溝 25 切欠き部 26 挿通口 27 ピン部(突出部) 28 ピン部(突出部) 31 閉鎖部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地下に埋設される構造物の上端部に設
    けた受け枠部に嵌合支持される鉄蓋を該受け枠部に連結
    部材で開閉可能に連結する鉄蓋連結構造において、 前記受け枠部の鉄蓋嵌合支持部の外側に空洞を形成し、
    該空洞の内部に張出部を形成するとともに該張出部に係
    合溝を形成し、前記連結部材の一端部を前記係合溝に対
    し回動可能にかつ所定範囲にわたって摺動可能に係合さ
    せるとともに、該連結部材の他端部を前記鉄蓋に回動可
    能に係合させ、前記鉄蓋を前記受け枠部に対して開閉可
    能に連結することを特徴とする鉄蓋連結構造。
  2. 【請求項2】 前記連結部材の一端部が前記係合溝に
    対して着脱可能に係合されることを特徴とする請求項1
    に記載の鉄蓋連結構造。
  3. 【請求項3】 前記連結部材の他端部が前記鉄蓋に対
    して抜け止め状態で係合されることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の鉄蓋連結構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002364014A (ja) * 2001-06-09 2002-12-18 Asahi Tec Corp 地中構造物の蓋体取付装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002364014A (ja) * 2001-06-09 2002-12-18 Asahi Tec Corp 地中構造物の蓋体取付装置

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