JPH10292409A - 埋設きょう - Google Patents

埋設きょう

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JPH10292409A
JPH10292409A JP9116425A JP11642597A JPH10292409A JP H10292409 A JPH10292409 A JP H10292409A JP 9116425 A JP9116425 A JP 9116425A JP 11642597 A JP11642597 A JP 11642597A JP H10292409 A JPH10292409 A JP H10292409A
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Kiyoshi Ishida
清 石田
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Tomisu Co Ltd
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TOMISU KK
Tomisu Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】地中に埋設した状態で鉄蓋受け枠部の上下位置
の調節(嵩上げ、嵩下げ)を容易にし、路面に対する微
妙で正確な高さ調整を可能にする。 【構成】内周面に雌ねじ部14が形成された外部本体1
3と、外周面に形成されて雌ねじ部14とねじ係合する
雄ねじ部17を有する回動本体16と、回動本体16の
上面に相対回動可能に載置される鉄蓋受け用上部本体1
9と、を備え、埋設状態で回動本体16を回動操作する
ことにより上部本体19の高さ調節を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は埋設きょうの構造に関
し、特に、水道やガスなどの布設管に接続される制御弁
などを保護するとともに、該制御弁などの保守点検のた
めに地中に設置される埋設きょうの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】特に、都市部あるいはその近郊の地下に
は、水道、ガスあるいは電気などを供給するための布設
管が埋設されている。これらの布設管には、制水弁など
の制御弁あるいはコネクターやブレーカー等が適宜接続
されており、これらを路面上から操作したり、保守点検
したり、更に、これらを保護するとともに設置箇所を明
示する必要がある。この目的のために、中空構造の埋設
きょうが地中に埋設状態で設置される。なお、マンホー
ルの場合にも同様の埋設きょうを設置することがある。
【0003】この種の埋設きょうとして、通常、制御弁
(制水弁等)などの地下設備の近傍に埋め込まれた座台
上に支持されて内部に制御弁等の収納空間を形成する中
空円筒状の下部本体と、上端部に鉄蓋を嵌合支持するた
めの受け枠部を有する中空円筒状の上部本体とをそな
え、該上部本体を前記下部本体に対してねじ係合するこ
とにより高さ調節可能に接続する構成のものが使用され
ている。
【0004】このような構成の埋設きょうは、上部本体
を回動操作するだけで受け枠部の高さ位置を容易に調節
できることから、埋設施工時における上部本体の上端面
(鉄蓋受け枠部)を路面と同一高さに調節したり、ある
いは、埋設(設置)後に路面荷重等により埋設きょうが
沈下した時に上部本体を嵩上げするのに便利なものであ
る。このような構成の埋設きょうを開示する公知文献に
は、例えば特開昭60−43537号公報がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなねじ係合された上部本体と下部本体から成る従来の
埋設きょうにあっては、施工時又は使用状態で上部本体
の高さ調節(嵩上げ、嵩下げ)を行う際に鉄蓋受け枠部
を有する上部本体を回動させる必要があることから、埋
設状態のまま作業を行うと土圧による回動抵抗が大きく
調節作業が困難であり、また、回動抵抗を減少させるた
めには上部本体の周囲を掘り返さねばならず、いずれに
しても作業が煩雑で手間がかかるという不都合がある。
【0006】本発明はこのような技術課題に鑑みてなさ
れたものであり、本発明の目的は、地中に埋設した状態
でも鉄蓋受け枠部を有する本体部材の上下位置を容易に
調節(嵩上げ、嵩下げ)することができ、微妙な高さ調
整も容易にかつ正確に行い得る埋設きょうを提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するため、地中の設備を保守点検するために
埋設され、路面と略同一高さの上端部に鉄蓋が装着され
る埋設きょうにおいて、内周面に雌ねじ部が形成され上
下方向の軸心を有する筒状の外部本体と、外周面に形成
されて前記外部本体の雌ねじ部とねじ係合可能な雄ねじ
部及び上部に形成された環状の平坦支持面を有する筒状
の回動本体と、前記回動本体の平坦支持面上に相対回動
可能に支持され上端部に鉄蓋受け枠部を有する筒状の上
部本体と、前記鉄蓋受け枠部に嵌合支持される鉄蓋と、
を備え、埋設状態で前記回動本体を回動操作して前記上
部本体の高さ調節を行うことを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、上記請求項1の構成に
加えて、前記回動本体と前記上部本体との間に解放可能
な相対回動防止用回り止め手段を設ける構成とすること
により、上記目的に加え、振動や衝撃による上部本体の
回動を確実に阻止して路面に対する高さ変動を防止でき
る埋設きょうを提供するものである。
【0009】請求項3及び4の発明は、上記請求項1の
構成に加えて、前記上部本体の外周面に一定幅で上下方
向に延びる凸部又は凹部を形成するとともに、内周縁に
前記上部本体凸部又は凹部と摺動可能に係合する凹部又
は凸部が形成されたゴム状弾性体の封止部材を前記外部
本体の上端部に取り付けることにより、前記上部本体と
前記外部本体の間からの土砂流入を防止する構成、ある
いは、前記回動本体の上端部に、ゴム状弾性体の内蓋を
着脱自在に装着する構成とすることにより、上記目的に
加え、埋設きょうのねじ係合部や内部への土砂侵入を防
止して高さ調節の作業性向上を図るものである。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明を適用した埋設きょうの一実施例の
縦断面図である。図1において、水道、ガスあるいは電
気などの布設管10の途中に設けられる制御弁(制水弁
又は仕切り弁等)などの埋設機器11の近傍にはコンク
リート又はレンガ等で作られた座台(底部座台)12が
埋め込まれており、この座台12上に筒状の外部本体1
3が支持されている。前記外部本体13は、地中の所定
位置に埋設されており、必要に応じて前記座台12に対
してボルト等で固定してもよい。
【0011】前記外部本体13は上下方向の軸心を有す
る上下端面開放の筒状の中空部材であり、その内周面に
は雌ねじ部14が形成されており、また、下端部には外
側へ張り出したフランジ部15が形成されている。前記
外部本体13の内部(前記雌ねじ部14)には、上下端
面開放の筒状の回動本体16が上下位置調節可能に螺合
(ねじ係合)されている。すなわち、円筒部材である回
動本体16の外周面に形成された雄ねじ部17が前記下
部本体13の雌ねじ部14にねじ係合され、治具等によ
り該回動本体16を該外部本体13に対して回動するこ
とにより該回動本体16を上下方向に移動させることが
できる。
【0012】前記回動本体16の上部外周縁部には、同
心環状の平坦支持面18が形成されている。前記平坦支
持面18上には、筒状の中空体である上部本体19が載
置状態で支持されている。前記外部本体13の内周面下
端部(雌ねじ下端部)には、前記回動本体16の下限位
置を規制するための下限ストッパー20が設けられ、該
回動本体16は図1に示す位置、すなわち回動本体16
の下端と外部本体13の下端が略同一レベルになる位置
より下へは移動できないようになっている。
【0013】前記回動本体16の上に支持されている前
記上部本体19は、該回動本体16が下限位置にあると
きでも図示のように前記外部本体13の上端より所定高
さだけ突出する寸法形状を有している。そして、埋設き
ょうの使用状態(埋設状態)においては、通常、前記回
動本体16を前記外部本体13に対して回動(ねじ送
り)させるとき、該回動本体16に支持された前記上部
本体19は、周囲の土圧抵抗のため、該回動本体16に
連れ回されることなく(相対回動し)、上下方向にスラ
イド移動するようになっている。
【0014】図2は図1中の線2−2から見た平面図で
ある。図1及び図2において、前記上部本体19の上端
部には下内向きの円周勾配面からなる開口部21を有す
る鉄蓋受け枠部22が形成されており、前記開口部21
には鉄蓋23が地上から開閉可能な状態で嵌合支持され
ている。また、本実施例では、前記鉄蓋23は、両端部
で係合する棒状の連結部材24を介して鉄蓋受け枠部2
2に自在連結されており、該鉄蓋受け枠部22に連結し
たまま開放状態にして作業を行い得るようになってい
る。このような鉄蓋連結構造は、実公昭57−5829
6号公報及び実公昭59−35652号公報に記載され
ている。
【0015】また、本実施例の前記鉄蓋23には、揺動
可能に支持された錘が当接することにより自動閉塞され
る開放可能な治具挿入孔(開口)25が設けられてお
り、治具又は工具をこの開口25に係止させて持ち上げ
ることにより鉄蓋23を容易に開放させることができ
る。このような鉄蓋23の治具挿入孔25及び自動閉塞
機構は、実公平6−17874号公報に記載されてい
る。
【0016】前記外部本体13の上端部には、前記上部
本体19と該外部本体13の間からの土砂流入を防止す
るための環状のゴム状弾性体から成る封止部材26が圧
入嵌合あるいは接着等により取り付けられている。本実
施例では、前記上部本体19の外周面には一定幅で上下
方向に延びる一様断面のリブ状の凸部27が形成され、
前記封止部材26の内周縁には前記凸部27と摺動可能
に緊密係合する凹部28が形成されており、前記回動本
体16を回動して前記上部本体19を上下方向に移動さ
せるとき、前記凸部27を有する回動本体16の外周面
と前記凹部28を有する封止部材26とが封止状態で上
下方向にスライドするように構成されている。なお、前
記凸部27と前記凹部28は凹凸を逆にし、上部本体1
9側に溝を形成するとともに、封止部材26側に摺動係
合する凸部を形成してもよい。
【0017】図1において、前記回動本体16と前記上
部本体19との間には、解放可能な相対回動防止用の回
り止め手段29が設けられている。この回り止め手段2
9は、路面上を走行する自動車等のタイヤが前記上部本
体19の鉄蓋受け枠部22や前記鉄蓋23の上面を通過
した際の摩擦反力や衝撃力などにより前記回動本体16
が回動して前記鉄蓋受け枠部22が路面(グランドレベ
ル)より高くなったり低くなったりすることを防止する
ためのものである。
【0018】図3は前記外部本体13の中央部縦断面図
であり、図4は前記外部本体13の平面図である。図3
及び図4において、外部本体13は使用状態で上下方向
の軸心を有する上下端面開口の筒状をしており、通常で
は鉄鋳物で造られる。この外部本体13の内周面には前
記雌ねじ部14が形成されており、該外部本体13の外
周面には、前記フランジ部15の他に、円周方向6等分
の位置で縦方向に延びる6本の補強リブ30が形成され
ている。図示の例では、前記雌ねじ部14の円周方向4
等分の位置に土砂掻き落とし用のねじ無し部(平坦面
部)31が設けられている。
【0019】図5は前記回動本体16の一部側面を示す
中央部縦断面図であり、図6は前記回動本体16の平面
図である。図5及び図6において、回動本体16も使用
状態で上下方向の軸心を有する上下端面開口の筒状をし
ており、通常では鉄鋳物で造られる。この回動本体16
の外周面には、前記外部本体13の雌ねじ部14とねじ
係合可能な前記雄ねじ部17が形成されている。また、
この回動本体16の上部の外周縁近傍には環状の前記平
坦支持面18が形成されている。さらに、この回動本体
16の上端面の相対向する位置には、使用状態(埋設状
態)において該回動本体16を地上から回動させる高さ
調節治具を係合させるための段差形状の切り欠き部32
が形成されている。前記高さ調節治具は上部本体19の
路面に対する高さ(グランドレベル)を調節するための
ものであり、その詳細については後述する。
【0020】図7は前記上部本体19の中央部縦断面図
であり、図8は前記上部本体19の平面図である。図7
及び図8において、上部本体19も使用状態で上下方向
の軸心を有する上下端面開口の筒状をしており、通常で
は鉄鋳物で造られる。この上部本体19は使用状態(埋
設状態)で前記回動本体16の平坦支持面18の上に載
置されて相対回動可能に支持されるものである。また、
この上部本体19の上端部には前記鉄蓋受け枠部22が
形成されており、使用状態では該鉄蓋受け枠部22の上
面が路面(グランドレベル)と略一致するような高さ関
係で埋設される。前記鉄蓋受け枠部22には、前記鉄蓋
23が着脱可能に嵌合する下内向きの円周勾配面からな
る前記開口部21が形成されている。
【0021】図9は前記鉄蓋23の中央部縦断面図であ
り、図10は前記鉄蓋23の平面図である。図9及び図
10において、鉄蓋23は平盤状をしており、通常では
鉄鋳物で造られる。この鉄蓋23は、使用時に前記鉄蓋
受け枠部22に嵌合支持された状態で路面(グランドレ
ベル)と略一致する高さに保持される。
【0022】前記回動本体16と前記上部本体19との
間には相対回動防止用の前記回り止め手段29が設けら
れており、図11はこの回り止め手段29の使用状態
(ロック状態)を示す一部破断側面図であり、図12は
図11中の線12−12から見た正面図である。図11
及び図12において、回動本体16の内周面の上部に設
けられた耳部33に形成された横方向の孔にボルト34
が締結され、該ボルト34を支軸として回り止めボルト
35が回転自在に軸支されている。この回り止めボルト
35には、先端係合部を有するロック金具36が摺動自
在に嵌合され、該ロック金具36より外側(支軸34と
反対側)にはナット37が螺合されている。
【0023】一方、上部本体19の内周面の下部に内方
へ突出する環状リブ部38が形成され、該環状リブ38
には、前記回り止めボルト35が出入り可能な切り欠き
部39が形成されている。以上の構成を有する回り止め
手段29を使用して回転本体16と上部本体19を互い
にロックする場合は、図示のように、回り止めボルト3
5を上方へ回動させて前記切り欠き部39内に挿入係合
させ、次いで前記ロック金具36の先端を上部本体19
の内周面上の環状リブ38の上面凹部係合させるととも
に前記ナット37をねじ込んで前記ロック金具36の先
端部を前記環状リブ38の上面凹部内に押し込み掛止す
ることにより、回り止め状態で互いにロックする。
【0024】路面に対する鉄蓋23の高さを調節する場
合には、鉄蓋23を開けた後、地上より工具又は治具を
使用して前記ナット37を弛め、前記ロック金具36を
上部本体19の環状リブ部38から離脱させるととも
に、前記回り止めボルト35を図11中で右回り(時計
回り)に回動させて下方め垂れ下がった状態にする。こ
うすることで、回動本体16は上部本体19に対して回
動可能な状態となる。この状態で、外部本体13とねじ
係合している前記回動本体16を治具等を利用して回動
させることにより、上部本体19すなわち鉄蓋23を高
さを調節することができる。高さ調節を終えた後は、前
述した要領で図示のようなロック状態にする。
【0025】前記回動本体16の上端部には、ゴム状弾
性体の内蓋が着脱自在に装着されている。図13はこの
内蓋40を装着した状態を示す図1と同様な縦断面図で
ある。前記内蓋40は、前述した鉄蓋23の高さ調節な
どの作業時に路面上の物品や土砂などが地中に落下(又
は流入)することを防止するためのものである。図13
に示す内蓋40は、回動本体16の上端開口部に係合す
る環状蓋部41と該環状蓋部41の内径部に係合する把
手付きの中心蓋部42から成るセパレート構造になって
いる。
【0026】図14は前記回動本体16を地上から回動
させるための工具(上部本体19の高さ調節治具)43
の一例を示す立面図である。この工具43は、前記鉄蓋
23を開けるとともに、前記回り止め手段29を離脱さ
せて回動本体16と上部本体19をアンロックした後
で、該回動本体16を回動させて該上部本体19を上下
方向に移動(スライド移動)させるために使用される。
【0027】図14において、高さ調節治具(工具)4
3は、シャフト44とハンドル45とプレート46の3
個の部品から成っている。前記シャフト44の上端には
前記ハンドル45の角孔と係合する角状突起が形成さ
れ、前記シャフト44の下端には前記プレート46の角
孔と係合する角状突起が形成されている。前記プレート
46の両端部には、前記回動本体16の上端面の相対向
する位置に形成された前記段差形状の切り欠き部32、
32に係合することにより、前記ハンドル45の回動操
作力により該回動本体16を回動させる係合部(不図
示)が設けられている。
【0028】以上説明した実施例によれば、路面と略同
一高さの上端部に鉄蓋が装着される埋設きょうを、内周
面に雌ねじ部14が形成され上下方向の軸心を有する筒
状の外部本体13と、外周面に形成されて前記外部本体
13の雌ねじ部14とねじ係合可能な雄ねじ部17及び
上部に形成された環状の平坦支持面18を有する筒状の
回動本体16と、前記回動本体16の平坦支持面18上
に相対回動可能に支持され上端部に鉄蓋受け枠部22を
有する筒状の上部本体19と、から成る3分割構造にす
ることにより、埋設状態で前記回動本体16を回動させ
ることで前記上部本体19を上下方向に移動させて高さ
位置調節可能にしたので、地中に埋設した状態でも鉄蓋
受け枠部を有する本体部材の上下位置を容易に調節(嵩
上げ、嵩下げ)することができ、微妙な高さ調整も容易
にかつ正確に行い得る埋設きょうが提供される。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、請求項
1の発明によれば、地中の設備を保守点検するために埋
設され、路面と略同一高さの上端部に鉄蓋が装着される
埋設きょうにおいて、内周面に雌ねじ部が形成され上下
方向の軸心を有する筒状の外部本体と、外周面に形成さ
れて前記外部本体の雌ねじ部とねじ係合可能な雄ねじ部
及び上部に形成された環状の平坦支持面を有する筒状の
回動本体と、前記回動本体の平坦支持面上に相対回動可
能に支持され上端部に鉄蓋受け枠部を有する筒状の上部
本体と、前記鉄蓋受け枠部に嵌合支持される鉄蓋と、を
備え、埋設状態で前記回動本体を回動操作して前記上部
本体の高さ調節を行う構成としたので、地中に埋設した
状態でも鉄蓋受け枠部を有する本体部材の上下位置を容
易に調節することができ、微妙な高さ調整も容易にかつ
正確に行い得る埋設きょうが提供される。
【0030】請求項2の発明によれば、上記請求項1の
構成に加えて、前記回動本体と前記上部本体との間に解
放可能な相対回動防止用回り止め手段を設ける構成とし
たので、さらに、振動や衝撃による上部本体の回動を確
実に阻止して路面に対する高さ変動を防止できる埋設き
ょうが提供される。
【0031】請求項3及び請求項4の発明によれば、上
記請求項1の構成に加えて、前記上部本体の外周面に一
定幅で上下方向に延びる凸部又は凹部を形成するととも
に、内周縁に前記上部本体凸部又は凹部と摺動可能に係
合する凹部又は凸部が形成されたゴム状弾性体の封止部
材を前記外部本体の上端部に取り付けることにより、前
記上部本体と前記外部本体の間からの土砂流入を防止す
る構成、あるいは、前記回動本体の上端部に、ゴム状弾
性体の内蓋を着脱自在に装着する構成としたので、さら
に、埋設きょうのねじ係合部や内部への土砂侵入が確実
に防止され、地中設備の保守点検や鉄蓋の高さ調節の作
業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した埋設きょうの一実施例の縦断
面図である。
【図2】図1中の線2−2から見た平面図である。
【図3】図1中の外部本体の中央部縦断面図である。
【図4】図1中の外部本体の平面図である。
【図5】図1中の回動本体の一部側面を示す中央部縦断
面図である。
【図6】図1中の回動本体の平面図である。
【図7】図1中の上部本体の中央部縦断面図である。
【図8】図1中の上部本体の平面図である。
【図9】図1中の鉄蓋の中央部縦断面図である。
【図10】図1中の鉄蓋の平面図である。
【図11】図1中の回り止め手段の使用状態を示す一部
破断側面図である。
【図12】図11中の線12−12から見た正面図であ
る。
【図13】本発明を適用した埋設きょうの一実施例にお
いて内蓋を装着した状態を示す縦断面図である。
【図14】図1の埋設きょうにおける回動本体を地上か
ら回動させるための高さ調節治具の一例を示す立面図で
ある。
【符号の説明】
10 布設管 11 埋設機器 13 外部本体 14 雌ねじ部 16 回動本体 17 雄ねじ部 18 平坦支持面 19 上部本体 22 鉄蓋受け枠部 23 鉄蓋 26 封止部材 29 回り止め手段 32 切り欠き部 35 回り止めボルト 36 ロック金具 37 ナット 38 環状リブ部 39 切り欠き部 40 内蓋 43 高さ調節治具

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中の設備を保守点検するために埋設
    され、路面と略同一高さの上端部に鉄蓋が装着される埋
    設きょうにおいて、内周面に雌ねじ部が形成され上下方
    向の軸心を有する筒状の外部本体と、外周面に形成され
    て前記外部本体の雌ねじ部とねじ係合可能な雄ねじ部及
    び上部に形成された環状の平坦支持面を有する筒状の回
    動本体と、前記回動本体の平坦支持面上に相対回動可能
    に支持され上端部に鉄蓋受け枠部を有する筒状の上部本
    体と、前記鉄蓋受け枠部に嵌合支持される鉄蓋と、を備
    え、埋設状態で前記回動本体を回動操作して前記上部本
    体の高さ調節を行うことを特徴とする埋設きょう。
  2. 【請求項2】 前記回動本体と前記上部本体との間に
    解放可能な相対回動防止用回り止め手段を設けることを
    特徴とする請求項1に記載の埋設きょう。
  3. 【請求項3】 前記上部本体の外周面に一定幅で上下
    方向に延びる凸部又は凹部を形成するとともに、内周縁
    に前記上部本体凸部又は凹部と摺動可能に係合する凹部
    又は凸部が形成されたゴム状弾性体の封止部材を前記外
    部本体の上端部に取り付けることにより、前記上部本体
    と前記外部本体の間からの土砂流入を防止することを特
    徴とする請求項1又は2に記載の埋設きょう。
  4. 【請求項4】 前記回動本体の上端部に、ゴム状弾性
    体の内蓋を着脱自在に装着することを特徴とする請求項
    1〜3のいずれかに記載の埋設きょう。
JP11642597A 1997-04-18 1997-04-18 埋設きょう Expired - Lifetime JP3618194B2 (ja)

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KR100853276B1 (ko) 2007-05-10 2008-08-21 대실종합건설 주식회사 맨홀 목부 방수장치
JP2012149511A (ja) * 2012-03-12 2012-08-09 Aquaintech Corp 地下構造物用筐体
JP2020076209A (ja) * 2018-11-05 2020-05-21 株式会社トミス 埋設筺

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