JP3753597B2 - 埋設筐 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は埋設筐の構造に関し、特に、水道やガスなどの布設管に接続される制御弁などを保護するとともに該制御弁などの保守点検を容易にするために地中に設置される埋設筐の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
特に、都市あるいはその近郊の地下には、水道、ガスあるいは電気などを供給するための布設管が埋設されている。これらの布設管には、制水弁などの制御弁あるいはコネクターやブレーカー等が適宜接続されており、これらを路面上から操作したり、保守点検をしたり、更にこれらを保護するとともに、設置場所を明示する必要がある。この目的のために、中空構造の埋設筐が地中に埋没状態で設置される。なお、マンホールの場合にも同様の埋設筐を設置することができる。
【0003】
この種の埋設筐として、通常、制御弁(制水弁等)などの地下設備の近傍に埋め込まれた座台上に支持されて内部に制御弁等にアクセスするための空間を形成する中空円筒状の下部本体と、上端部に鉄蓋を嵌合支持するための受け枠部を有する中空円筒状の上部本体とを備え、該上部本体を前記下部本体に対してねじ係合することにより高さ調節可能(嵩上げ可能)に接続する構成のものが使用されている。
【0004】
このような構成の埋設筐は、上部本体を回動操作するだけで路面に対する受け枠部の高さ位置を容易に調節できることから、埋設施工時における上部本体の上端面(鉄蓋受け枠部)を路面と同一高さに調節したり、あるいは、埋設(設置)後に路面荷重等により埋設筐が沈下した時に上部本体を嵩上げするのに便利なものである。このような構成の埋設筐を開示する公知文献には、例えば特開昭60−43537号公報がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上部本体と下部本体をねじ係合により高さ調節可能に接続する埋設筐の従来例においては、路面を走行する車両等による振動や衝撃によって上部本体が下部本体に対して回動し、上部本体及び鉄蓋の路面に対する高さが変動してしまうことがある。
【0006】
本発明はこのような技術的課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、上部本体と下部本体をねじ係合する場合でも、簡単な構造で、振動や衝撃による上部本体の回動を確実に阻止することができ、上部本体及び鉄蓋の路面に対する高さ変動を防止することができる埋設筐を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明(請求項1)は、上記目的を達成するため、上端部に路面と略同一高さに鉄蓋を嵌合支持する鉄蓋受け枠部が設けられた中空円筒状の上部本体の外周面に外ねじを形成し、地下に設置される中空円筒状の下部本体の内周面に内ねじを形成し、前記外ねじを前記内ねじにねじ係合するとともに、前記上部本体を回動させることにより該上部本体の高さを調節するように構成された埋設筐において、前記上部本体の側面に開口を形成し、前記上部本体の内面に、前記開口を通して外面から突出する係合部を有する回り止め部材を、長孔及びピンにより揺動可能にかつ上下移動可能に軸支し、前記上部本体に前記回り止め部材の下部が係止可能な引っ掛け部を設け、前記下部本体の内周面に上下方向に延びるねじ山切り欠き部を形成し、前記回り止め部材の係合部を前記ねじ山切り欠き部に係止させることにより前記上部本体を前記下部本体に対して回り止めするとともに、前記回り止め部材を前記引っ掛け部に係止することにより該回り止め部材の前記ねじ山切り欠き部からの離脱を防止することを特徴とする。
【0008】
他の本発明(請求項2)は、上記目的を達成するため、上端部に路面と略同一高さに鉄蓋を嵌合支持する鉄蓋受け枠部が設けられた中空円筒状の上部本体の内周面に内ねじを形成し、地下に設置される中空円筒状の下部本体の外周面に外ねじを形成し、前記内ねじを前記外ねじにねじ係合するとともに、前記上部本体を回動させることにより該上部本体の高さを調節するように構成された埋設筐において、前記下部本体の側面に開口を形成し、前記下部本体の内面に、前記開口を通して外面から突出する係合部を有する回り止め部材を、長孔及びピンにより揺動可能にかつ上下移動可能に軸支し、前記下部本体に前記回り止め部材の下部が係止可能な引っ掛け部を設け、前記上部本体の内周面に上下方向に延びるねじ山切り欠き部を形成し、前記回り止め部材の係合部を前記ねじ山切り欠き部に係止させることにより前記上部本体を前記下部本体に対して回り止めするとともに、前記回り止め部材を前記引っ掛け部に係止することにより該回り止め部材の前記ねじ山切り欠き部からの離脱を防止することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を具体的に説明する。図1は本発明を適用した埋設筐の一実施例の回り止め状態(ロック状態)を示す模式的縦断面図であり、図2は図1の埋設筐を線2−2から見た模式的平面図である。図1において、水道、ガスあるいは電気などの布設管10の途中に設けられる制御弁(制水弁、仕切り弁等)などの埋設機器11の近傍上部にはコンクリート又はレンガ等で作られた座台12が埋め込まれており、この座台12上に中空円筒状の下部本体13が支持されている。図示の例では、前記下部本体13は、その外周面の中間高さ部分に形成されたフランジ部21を前記座台12にボルト等で固定することにより、地中に設置されている。
【0010】
前記下部本体13には中空状の上部本体16がねじ係合により接続されている。すなわち、前記上部本体16の下端から所定高さの範囲に外ねじ17が形成されており、前記下部本体13の内周面には内ねじ15が形成されており、該上部本体16は該外ねじ17を前記内ねじ15に螺合させることにより前記下部本体13に対して高さ調節可能(上下位置調節可能)に結合されている。前記下部本体13及び前記上部本体16によって埋設筐が構成され、該埋設筐の下部は前記制水弁11などの機器を収納する空間14を形成している。
【0011】
前記上部本体16の上端は路面18と略同一高さにされており、その上端部に鉄蓋受け枠部19が形成されている。この鉄蓋受け枠部19には、路面18と略同一高さとなるようにして鉄蓋20が開閉(着脱)可能な状態で嵌合支持されている。前記鉄蓋20は、前記上部本体に対し連結ロッド33を介して開閉自在に連結されている。すなわち、鉄蓋20の内面に軸支点34を設けるとともに、上部本体16の内面に上下方向に所定長さにわたって形成された係合溝35を設け、所定長さのロッド状の連結金具33の上端部を前記軸支点34に回動自在に連結するとともに、該連結金具33の下端部を前記係合溝35に摺動可能にかつ回動自在に係合連結することにより、前記鉄蓋20が前記上部本体16に対して開閉可能に連結されている。なお、前記上部本体16及び下部本体13は、少なくともねじ係合部15、17の範囲では円筒状をしているが、前記鉄蓋受け枠部19などそれ以外の部分では、円筒状に限定されずに長方形や多角形など種々の他の断面形状にしてもよい。
【0012】
こうして、図1及び図2に示すように、上端部に路面18と略同一高さに鉄蓋20を嵌合支持する鉄蓋受け枠部19が設けられた中空円筒状の上部本体16の外周面に外ねじ17を形成し、地下に設置される中空円筒状の下部本体13の内周面に内ねじ15を形成し、前記外ねじ17を前記内ねじ15にねじ係合するとともに、前記上部本体16を回動させることにより該上部本体の高さを調節するようにした埋設筐が構成されている。
【0013】
図3は図1中のA部のロック状態を示す部分拡大縦断面図である。図1及び図3において、本実施例に係る埋設筐は、前記上部本体16の側面に開口22を形成するとともに該上部本体16の内面に前記開口22を通して外面から突出する係合部23を有する回り止め部材24を揺動可能に軸支し、前記下部本体13の内周面に上下方向に延びるねじ山切り欠き部25を形成し、前記回転止め部材24の係合部23を前記ねじ山切り欠き部25に係止させることにより、前記上部本体16を前記下部本体13に対して回り止めするように構成されている。
【0014】
図4は図3の状態から回り止め部材24を所定高さ持ち上げた後に時計回りに約180度回動させた回り止め解除状態(アンロック状態)を示す部分拡大縦断面図であり、図5は図1中のA部における上部本体のみを取り出して示す部分拡大縦断面図であり、図6は図5中の線6−6から見た上部本体の部分拡大内面図であり、図7は図3中の回り止め部材のみを取り出して示す側面図であり、図8は図7中の線8−8から見た回り止め部材の正面図であり、図9は図1中の下部本体のみを取り出して示す中央部縦断面図であり、図10は図1中の下部本体のみを取り出して示す平面図である。
【0015】
図3〜図8において、前記上部本体16の側面には開口22が形成され、該上部本体の内面の前記開口22の上部近傍に形成された突起部(図示の例では所定間隔をおいて左右2箇所の突起部)26には支点孔27が形成されており、該支点孔27に挿通されるピン28を介して前記回り止め部材24が揺動可能に軸支されている。前記回り止め部材24は、図3及び図4に示すように、該回り止め部材に形成された長孔29に前記ピン28を挿通することにより、所定距離にわたって上下移動可能(上下方向にスライド可能)な状態で該ピン28に軸支されている。そして、前記回り止め部材24には、図3の状態(回り止め部材24による回り止め位置)で前記開口22を通して外面から突出する係合部23が形成されている。
【0016】
一方、前記下部本体13の内周面(内ねじ15が形成された内面)には、図9及び図10に示すように、上下方向に延びるねじ山切り欠き部(一種の溝)25が形成されている。そして、図1及び図3に示すように、前記開口22を通して外側へ突出した前記回り止め部材24の係合部23が前記ねじ山切り欠き部25に係止することにより、下部本体13に対する上部本体16の回動が阻止されている。つまり、上部本体16の下部本体13に対する回り止め(ロック)が行われている。さらに、上部本体16の内周面の前記開口22の下側近傍の位置には、前記回り止め部材24の下部(図4の回り止め解除位置では上部)30が図3のロック状態で係止可能な引っ掛け部31が形成されている。つまり、図3のロック状態では、前記回り止め部材24を下部本体13のねじ山切り欠き部25に係止させるとともに、前記ピン28と前記長孔29の摺動可能(スライド可能)な嵌合を利用して該回り止め部材24を下方へ移動させることにより該回り止め部材24の下部30を前記引っ掛け部31に係止させ、それによって、前記回り止め部材24の前記ねじ山切り欠き部25からの離脱を防止すること、すなわち上部本体16の下部本体13に対する回り止め(錠止、ロック)が行われている。
【0017】
本実施例では、図3及び図4に示すような揺動可能な回り止め部材24によるロック機構(又はロック・アンロック機構)は、上部本体16の円周方向の6箇所(円周角60度ごとの6箇所)に設けられており、従って下部本体13の内ねじ15の部分に設けられる上下方向のねじ山切り欠き部(上下方向の溝状係合部)25も該下部本体13の円周方向の6箇所(円周角60度ごとの6箇所)に形成されている。なお、図3及び図4に示すようなロック機構が設けられる箇所数は、任意に選定できるものであり、通常では例えば3〜8箇所の範囲から選定される。また、上部本体16の内面に設けられる回り止め部材24から成るロック機構の数と下部本体13の内ねじ15の部分に形成されるねじ山切り欠き部25の数とは必ずしも同数である必要はなく、例えばねじ山切り欠き部25の円周方向配置のピッチ間隔を小さくしてその数を多く選定してもよい。
【0018】
以上説明した実施例によれば、上端部に路面18と略同一高さに鉄蓋20を嵌合支持する鉄蓋受け枠部19が設けられた中空円筒状の上部本体16の外周面に外ねじ17を形成し、地下に設置される中空円筒状の下部本体13の内周面に内ねじ15を形成し、前記外ねじ17を前記内ねじ15にねじ係合するとともに、前記上部本体16を回動させることにより該上部本体の高さを調節するように構成された埋設筐において、
前記上部本体16の側面に開口22を形成し、前記上部本体の内面に、前記開口を通して外面から突出する係合部23を有する回り止め部材24を、長孔29及びピン28により揺動可能にかつ上下移動可能に軸支し、前記上部本体16に前記回り止め部材24の下部30が係止可能な引っ掛け部31を設け、前記下部本体13の内周面に上下方向に延びるねじ山切り欠き部25を形成し、前記回り止め部材の係合部23を前記ねじ山切り欠き部に係止させることにより前記上部本体を前記下部本体に対して回り止めするとともに、前記回り止め部材24を前記引っ掛け部31に係止することにより該回り止め部材の前記ねじ山切り欠き部25からの離脱を防止する構成としたので、
上部本体16と下部本体13をねじ係合する場合でも、簡単な構造で、振動や衝撃による上部本体16の回動を確実に阻止することができ、上部本体16及び鉄蓋20の路面18に対する高さ変動を防止することができる埋設筐が提供される。
【0019】
図11は本発明を適用した埋設筐の他の実施例のロック状態における全体構成を示す模式的縦断面図である。この図11の実施例は、図1〜図10に示した実施例から、上部本体16を下部本体13の外周面にねじ係合するように変更したものである。すなわち、図11の実施例によれば、上端部に路面18と略同一高さに鉄蓋20を嵌合支持する鉄蓋受け枠部19が設けられた中空円筒状の上部本体16の内周面に内ねじ15を形成し、地下に設置される中空円筒状の下部本体13の外周面に外ねじ17を形成し、前記内ねじ15を前記外ねじ17にねじ係合するとともに、前記上部本体16を回動させることにより該上部本体16の高さを調節するように構成された埋設筐において、前記下部本体13の側面に開口22を形成し、前記下部本体の内面に、前記開口22を通して外面から突出する係合部23を有する回り止め部材24を、長孔29及びピン28により揺動可能にかつ上下移動可能に軸支し、前記下部本体13に前記回り止め部材24の下部30が係止可能な引っ掛け部31を設け、前記上部本体16の内周面に上下方向に延びるねじ山切り欠き部25を形成し、前記回り止め部材24の係合部23を前記ねじ山切り欠き部25に係止させることにより前記上部本体16を前記下部本体13に対して回り止めするとともに、前記回り止め部材24を前記引っ掛け部31に係止することにより該回り止め部材の前記ねじ山切り欠き部15からの離脱を防止するように構成されている。
【0020】
つまり、図11の実施例では、下部本体13に外ねじ17が形成され、上部本体16に内ねじ15が形成され、回り止め部材24及び開口22が下部本体13に設けられ、ねじ山切り欠き部25が上部本体16に設けられている。このような構成によっても、前述の実施例の場合と同様、上部本体16と下部本体13をねじ係合する場合でも、簡単な構造で、振動や衝撃による上部本体16の回動を確実に阻止することができ、上部本体16及び鉄蓋20の路面18に対する高さ変動を防止することができる埋設筐が提供される。
【0021】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなごとく、本発明(請求項1)によれば、上端部に路面と略同一高さに鉄蓋を嵌合支持する鉄蓋受け枠部が設けられた中空円筒状の上部本体の外周面に外ねじを形成し、地下に設置される中空円筒状の下部本体の内周面に内ねじを形成し、前記外ねじを前記内ねじにねじ係合するとともに、前記上部本体を回動させることにより該上部本体の高さを調節するように構成された埋設筐において、前記上部本体の側面に開口を形成し、前記上部本体の内面に、前記開口を通して外面から突出する係合部を有する回り止め部材を、長孔及びピンにより揺動可能にかつ上下移動可能に軸支し、前記上部本体に前記回り止め部材の下部が係止可能な引っ掛け部を設け、前記下部本体の内周面に上下方向に延びるねじ山切り欠き部を形成し、前記回り止め部材の係合部を前記ねじ山切り欠き部に係止させることにより前記上部本体を前記下部本体に対して回り止めするとともに、前記回り止め部材を前記引っ掛け部に係止することにより該回り止め部材の前記ねじ山切り欠き部からの離脱を防止する構成としたので、
上部本体と下部本体をねじ係合する場合でも、簡単な構造で、振動や衝撃による上部本体の回動を確実に阻止することができ、上部本体及び鉄蓋の路面に対する高さ変動を防止することができる埋設筐が提供される。
【0022】
他の本発明(請求項2)によれば、上端部に路面と略同一高さに鉄蓋を嵌合支持する鉄蓋受け枠部が設けられた中空円筒状の上部本体の内周面に内ねじを形成し、地下に設置される中空円筒状の下部本体の外周面に外ねじを形成し、前記内ねじを前記外ねじにねじ係合するとともに、前記上部本体を回動させることにより該上部本体の高さを調節するように構成された埋設筐において、前記下部本体の側面に開口を形成し、前記下部本体の内面に、前記開口を通して外面から突出する係合部を有する回り止め部材を、長孔及びピンにより揺動可能にかつ上下移動可能に軸支し、前記下部本体に前記回り止め部材の下部が係止可能な引っ掛け部を設け、前記上部本体の内周面に上下方向に延びるねじ山切り欠き部を形成し、前記回り止め部材の係合部を前記ねじ山切り欠き部に係止させることにより前記上部本体を前記下部本体に対して回り止めするとともに、前記回り止め部材を前記引っ掛け部に係止することにより該回り止め部材の前記ねじ山切り欠き部からの離脱を防止する構成としたので、
上部本体と下部本体をねじ係合する場合でも、簡単な構造で、振動や衝撃による上部本体の回動を確実に阻止することができ、上部本体及び鉄蓋の路面に対する高さ変動を防止することができる埋設筐が提供される。
【0023】
請求項3の発明によれば、上記請求項1又は2の構成に加えて、前記開口及び前記回り止め部材を円周方向複数箇所に設けるとともに、前記ねじ山切り欠き部を円周方向複数箇所に形成し、各回り止め部材を前記開口を通して各ねじ山切り欠き部に係止させる構成としたので、一層効率よく上記効果を達成できる埋設筐が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した埋設筐の一実施例のロック状態における全体構成を示す模式的縦断面図である。
【図2】図1中の線2−2から見た模式的平面図である。
【図3】図1中のA部の部分拡大縦断面図である。
【図4】図3の状態から回り止め部材を所定高さ持ち上げた後に時計回りに約180度回動させた回り止め解除状態を示す部分拡大縦断面図である。
【図5】図1中のA部における上部本体のみを取り出して示す部分拡大縦断面図である。
【図6】図5中の線6−6から見た上部本体の部分拡大内面図である。
【図7】図3中の回り止め部材のみを取り出して示す側面図である。
【図8】図7中の線8−8から見た回り止め部材の正面図である。
【図9】図1中の下部本体のみを取り出して示す中央部縦断面図である。
【図10】図1中の下部本体のみを取り出して示す平面図である。
【図11】本発明を適用した埋設筐の他の実施例のロック状態における全体構成を示す模式的縦断面図である。
【符号の説明】
11 埋設機器
13 下部本体
14 機器収納空間
15 内ねじ
16 上部本体
17 外ねじ
18 路面
19 鉄蓋受け枠部
20 鉄蓋
22 開口
23 係合部
24 回り止め部材
25 ねじ山切り欠き部
27 支点孔
28 ピン
29 長孔
31 引っ掛け部

Claims (3)

  1. 上端部に路面と略同一高さに鉄蓋を嵌合支持する鉄蓋受け枠部が設けられた中空円筒状の上部本体の外周面に外ねじを形成し、地下に設置される中空円筒状の下部本体の内周面に内ねじを形成し、前記外ねじを前記内ねじにねじ係合するとともに、前記上部本体を回動させることにより該上部本体の高さを調節するように構成された埋設筐において、
    前記上部本体の側面に開口を形成し、
    前記上部本体の内面に前記開口を通して外面から突出する係合部を有する回り止め部材を、長孔及びピンにより揺動可能にかつ上下移動可能に軸支し、
    前記上部本体に前記回り止め部材の下部が係止可能な引っ掛け部を設け、
    前記下部本体の内周面に上下方向に延びるねじ山切り欠き部を形成し、
    前記回り止め部材の係合部を前記ねじ山切り欠き部に係止させることにより前記上部本体を前記下部本体に対して回り止めするとともに、前記回り止め部材を前記引っ掛け部に係止することにより該回り止め部材の前記ねじ山切り欠き部からの離脱を防止することを特徴とする埋設筐。
  2. 上端部に路面と略同一高さに鉄蓋を嵌合支持する鉄蓋受け枠部が設けられた中空円筒状の上部本体の内周面に内ねじを形成し、地下に設置される中空円筒状の下部本体の外周面に外ねじを形成し、前記内ねじを前記外ねじにねじ係合するとともに、前記上部本体を回動させることにより該上部本体の高さを調節するように構成された埋設筐において、
    前記下部本体の側面に開口を形成し、
    前記下部本体の内面に前記開口を通して外面から突出する係合部を有する回り止め部材を、長孔及びピンにより揺動可能にかつ上下移動可能に軸支し、
    前記下部本体に前記回り止め部材の下部が係止可能な引っ掛け部を設け、
    前記上部本体の内周面に上下方向に延びるねじ山切り欠き部を形成し、
    前記回り止め部材の係合部を前記ねじ山切り欠き部に係止させることにより前記上部本体を前記下部本体に対して回り止めするとともに、前記回り止め部材を前記引っ掛け部に係止することにより該回り止め部材の前記ねじ山切り欠き部からの離脱を防止することを特徴とする埋設筐。
  3. 前記開口及び前記回り止め部材を円周方向複数箇所に設けるとともに、前記ねじ山切り欠き部を円周方向複数箇所に形成し、各回り止め部材を前記開口を通して各ねじ山切り欠き部に係止させることを特徴とする請求項1又は2に記載の埋設筐。
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