JP2001146079A - 頁捲り装置及び冊子プリンタ - Google Patents
頁捲り装置及び冊子プリンタInfo
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Abstract
げを確実に行わせる。 【解決手段】 冊子押圧部材13により冊子2を捲りロ
ーラ10に押圧して頁捲り上げをするときは、捲りロー
ラ10を低速回転させことにより、スリップし易い紙質
の頁2aの場合でも確実に捲り上げる。捲り上げた頁2
aを捲りローラ10から離すためにローラガイド18の
上に跳ね上げるときは、捲りローラ10を高速回転させ
ることにより、腰が弱い紙質の頁2aの場合でも勢いよ
くローラガイド18の上に跳ね上げる。
Description
捲り装置及び冊子プリンタに関する。
されているが、比較的シンプルなものとして図10ない
し図12に示すような頁捲り装置200が考えられてい
る。以下、図を参照して具体的に説明する。
を定める冊子搬送路である。この冊子搬送路1は、下部
ガイド板3に上部ガイド板4,5を所定の隙間を開けて
対向配置することにより形成されている。この冊子搬送
路1には、それぞれ上下方向で対をなす複数の搬送ロー
ラ6〜9が回転可能に設けられている。この例では、下
部の搬送ローラ7,9が正逆回転可能な搬送モータ(図
示せず)に連結されている。また、隣接する搬送ローラ
6,8の間には捲りローラ10が回転可能に設けられて
いる。捲りローラ10を駆動するローラ駆動軸11は正
逆回転駆動可能な捲りローラモータ(図示せず)に連結
されている。
冊子押圧面12を有する揺動ガイド13が設けられてい
る。揺動ガイド13を回動させるガイド軸14の両端は
冊子搬送路1の両側に配置されたレバー15に固定的に
連結されている。ガイド軸14は正逆回転可能な揺動ガ
イドモータ(図示せず)に連結され、このガイド軸14
を駆動することによりレバー15と揺動ガイド13とは
一体に回動するように構成されている。
転可能に支承されている。また、冊子搬送路1には、通
過する冊子2を検知する冊子センサ16,17が設けら
れている。
が設けられている。このローラガイド50は、下部が捲
りローラ10の半径よりやや小さい半径をもつ略半円形
状に形成され、上部が捲りローラ10の外周より外側に
突出する山形の形状に形成され、中心部にはローラ駆動
軸11に跨るように嵌合される逆U字形の切欠51が形
成されている。このローラガイド50はレバー15に固
定された軸52により、ローラ駆動軸11を中心とする
回転運動が阻止されている。
状態で搬送ローラ6〜9を駆動し、頁を開いて冊子搬送
路1に挿入された冊子2を一方向(図10において左上
方向)に搬送する。この図10に示す搬送過程におい
て、揺動ガイド13の位置は、冊子押圧面12が冊子搬
送路1に対して平行で、冊子押圧面12と捲りローラ1
0との間に冊子2の搬送を許容する隙間を形成する退避
位置Aである。
側の搬送ローラ8,9との間に到達したときに搬送ロー
ラ6〜9を停止させる。この停止位置は冊子センサ16
が冊子2の先端を検知してからの搬送モータの駆動パル
スをカウントする等の方法により定められる。
駆動することにより、図11に示すように、レバー15
を揺動ガイド13とともに反時計方向に所定角度回動さ
せる。このときの揺動ガイド13の位置は、冊子押圧面
12で冊子2を捲りローラ10に押圧する進出位置Dで
ある。この状態で、捲りローラ10を冊子2の搬送方向
と逆の頁捲り方向(反時計方向)に回転させる。これに
より、冊子2の頁2aが捲り上げられ、捲り上げられた
頁2aはローラガイド50の上に跳ね上げられる。
の頁捲り返し処理は、図12に示すように、ガイド軸1
4を時計方向に駆動し、レバー15を揺動ガイド13と
ともに戻し、冊子押圧面12を冊子搬送路1と平行な退
避位置Aに復帰させ、跳ね上げられている頁2aをロー
ラガイド50により少し上流側に倒し、この状態で、捲
りローラ10を時計方向に反転させてこの捲りローラ1
0と搬送ローラ6〜9とにより冊子2を一方向(左上方
向)に搬送する。これにより、跳ね上げられた頁2aは
冊子2が捲りローラ10の下を潜り抜ける過程で上流側
に倒され上流側の頁の上に重ねられ、すなわち頁2aの
捲り返しが行われ、ここに一連の頁捲り作業が終了す
る。
し、跳ね上げた頁2aを上流側に倒して捲りローラ10
から離し、捲りローラ10を頁捲り方向とは逆の時計方
向に回転させたときに、跳ね上げた頁2aを捲りローラ
10が巻き込まないようにする目的で設けられているも
のである。
する過程で頁捲りをする場合には、搬送ローラ6〜9及
び捲りローラ10の回転方向、揺動ガイド13及びレバ
ー15の回動方向を、これまで説明した方向と逆にすれ
ばよい。この場合、揺動ガイド13を進出位置に回動さ
せるタイミングを決めるために冊子2が所定の位置まで
到達したか否かの判断は、冊子センサ16の検知信号で
はなく冊子センサ17の検知信号を基に行う。
0では、図11に示す頁2aの捲り上げ及びローラガイ
ド50上への跳ね上げが同時に行われ、そのときの捲り
ローラ10の回転速度は一定である。図11に示すよう
に、揺動ガイド13を進出位置Dに揺動させた状態で頁
2aの捲り上げを行い、続いて揺動ガイド13を進出位
置Dから少し退避位置A側に戻した状態で、捲り上げた
頁2aの跳ね上げを行う場合でも、捲り上げの際と跳ね
上げの際との捲りローラ10の回転速度は同じである。
10を速い速度で回転させると、捲る頁2aに対して捲
りローラ10がスリップし易い。この傾向は、腰が強く
きれいな紙質に多い。また、跳ね上げに際しては、捲り
ローラ10を遅い速度で回転させると、捲り上げた頁2
aをローラガイド50の上まで跳ね上げられず、頁2a
の捲り返しに際して頁2aを捲りローラ10によって巻
き込んでしまうことがある。この傾向は、腰の弱い紙質
に多い。初めは腰があっても長期の使用により湿気を含
んだり、よれた頁2aの場合も同様である。
上げ及び跳ね上げを確実に行わせることを目的とする。
置は、冊子搬送路に沿って配設されて冊子を搬送する複
数の冊子搬送部材と、隣接する前記冊子搬送部材の間に
配置された正逆回転駆動可能な捲りローラとを備え、前
記冊子の頁捲り上げに際して前記捲りローラ側に進出す
る進出位置と、前記捲りローラから退避する退避位置と
に変位自在に設けられ、前記進出位置では前記冊子を前
記捲りローラに押圧する冊子押圧部材を備え、前記捲り
ローラの前記冊子押圧部材に対向する略半周に亘る範囲
を開放する開放部を有するローラガイドを備え、前記冊
子押圧部材を前記進出位置に進出させて前記捲りローラ
により前記冊子の前記頁を捲り上げるときは前記捲りロ
ーラを低速回転させ、捲り上げた前記頁を前記ローラガ
イドの上に跳ね上げるときは前記捲りローラを高速回転
させる回転速度切替手段を備える。
りローラと冊子押圧部材との間に搬送されたときに、冊
子押圧部材を進出位置に進出させ、捲りローラを頁捲り
方向に回転させると、冊子の頁が膨らんで捲り上げら
れ、ローラガイドの上に跳ね上げられる。この捲り上げ
のときに捲りローラを低速回転させることで、スリップ
し易い紙質の頁の場合でも確実に捲り上げることがで
き、捲り上げた頁を跳ね上げるときは捲りローラを高速
回転させることで、腰が弱い紙質の頁の場合でも勢いよ
く跳ね上げることが可能となる。
記載の頁捲り装置と、前記頁捲り装置の前記冊子搬送路
が接続された主搬送路と、前記主搬送路に設けられた冊
子搬送部材と、前記主搬送路に設けられた印字手段と、
を備える。
確実かつきれいに捲った状態で情報を印字できる。
し図9に基いて説明する。図10ないし図12において
説明した部分と同一部分は同一符号を用い、その同一部
分については簡単に説明する。まず、図1ないし図6を
参照し、頁捲り装置100の構成について説明する。
を定める冊子搬送路である。この冊子搬送路1は、下部
ガイド板3に上部ガイド板4,5を所定の隙間を開けて
対向配置することにより形成されている。この冊子搬送
路1には、それぞれ上下方向で対をなす複数の冊子搬送
部材としての搬送ローラ6〜9が回転可能に設けられて
いる。隣接する搬送ローラ6,8の間には、冊子2の搬
送方向と直交する方向に配設された複数の捲りローラ1
0がローラ駆動軸11と一体に回転可能に設けられてい
る。
冊子押圧面12を有する冊子押圧部材としての揺動ガイ
ド13が設けられている。揺動ガイド13を回動させる
ガイド軸14の両端は冊子搬送路1の両側に配置された
レバー15に固定的に連結されている。このガイド軸1
4を駆動することによりレバー15と揺動ガイド13と
は一体に回動するように構成されている。
転可能に支承されている。また、冊子搬送路1には、通
過する冊子2を検知する冊子センサ16,17が設けら
れている。これらの冊子センサ16,17は、この例で
は透過型の光センサであり、通常はONの信号を出力す
るが、冊子2を検出したときにOFFの信号を出力す
る。
ローラ10の側面の近傍にはローラガイド18が配設さ
れている。これらのローラガイド18は、揺動ガイド1
3の冊子押圧面12に対して垂直に捲りローラ10の中
心を通る垂直線19を境とする対称形状をなし、捲りロ
ーラ10の冊子押圧面12に対向する下部側の略半周に
亘る範囲を開放する開放部20と、冊子押圧面12と平
行に捲りローラ10の中心を通る平行線21付近から上
方に至る部分において捲りローラ10の半径より長い寸
法をもって山形形状に突出する突出部22とを備えてい
る。この突出部22は、捲り上げられた冊子2の頁2a
を捲りローラ10から離反させるために備えている。
11に跨るように嵌合される逆U字形の切欠23が下部
に形成され、突出部22の頂部がレバー15に固定され
た軸24により係止されている。すなわち、ローラガイ
ド18は、揺動ガイド13とは不動の相対位置関係を維
持して変位するようにレバー15によって支持されてい
る。
れる頁2aに押されて回動するシャッタガイド25,2
6が設けられている。これらのシャッタガイド25,2
6の回動中心は、搬送ローラ6,8の回転中心と同軸上
である。そして、これらのシャッタガイド25,26の
動きを検出することで、捲りローラ10により捲り上げ
られる頁2aの膨らみを検出する膨らみセンサ27,2
8が設けられている。これらの膨らみセンサ27,28
は、この例では透過型の光センサであり、通常はONの
信号を出力するが、シャッタガイド25,26を検出し
たときにOFFの信号を出力する。
の構成について説明する。プリンタ本体102には前述
した頁捲り装置100が設けられている。そして、プリ
ンタ本体102には、その正面側の冊子挿入口103か
ら頁捲り装置100の下方を通り奥に向かう主搬送路1
04と、この主搬送路104の奥から上方の冊子格納部
105に向けて分岐された分岐路106と、主搬送路1
04の中間部から頁捲り装置100の冊子搬送路1に接
続された分岐路107とが形成されている。主搬送路1
04と分岐路107との分岐点には、主搬送路104の
奥から正面側(手前側)に搬送される冊子を、冊子挿入
口103又は頁捲り装置100に案内するためのフラッ
パ108が支軸109を中心に回動自在に設けられてい
る。また、プリンタ本体102の正面側の上部には頁捲
り装置100の冊子搬送路1に接続された延長路110
が設けられている。
延長路110には、冊子搬送部材としての複数の搬送ロ
ーラ111,112が設けられている。駆動側の搬送ロ
ーラ111には、全てではないが従動側の搬送ローラ1
12が圧接されている。また、主搬送路104の中央部
には、冊子2のぺージマークや印字済の行を光学的に読
み取る読取装置113、印字手段である印字ヘッド(こ
の例ではインパクトドットヘッド)114、この印字ヘ
ッド114に対向するプラテン115が設けられてい
る。なお、印字ヘッド114は、プラテン115に沿っ
て往復駆動されるキャリア(図示せず)に搭載されてい
る。
モータ116と、頁捲り装置100の捲りローラ10を
駆動する捲りローラモータ117と、ガイド軸14を介
して揺動ガイド13及びレバー15を駆動する揺動ガイ
ドモータ118とは、それぞれ正逆回転可能なもので、
プリンタ本体102の内部に設けられている。
ついて説明する。プログラム等の固定データが記憶され
ているROM119と、各部の動作を監視してROM1
19内のプログラムを実行するCPU120と、ワーク
データ等の可変データを更新自在に格納するRAM12
1と、インターフェース122とがシステムバス123
により接続されている。
ているCCDセンサ124を駆動するCCDセンサ駆動
回路125と、印字ヘッド114を駆動する印字ヘッド
駆動回路126と、搬送モータ116を駆動する搬送モ
ータ駆動回路127と、捲りローラモータ117を駆動
する捲りローラモータ駆動回路128と、揺動ガイドモ
ータ118を駆動する揺動ガイドモータ駆動回路129
と、フラッパ(図7参照)108が連結されたソレノイ
ド130を駆動するフラッパ駆動回路131と、冊子セ
ンサ16,17や膨らみセンサ27,28を駆動するセ
ンサ制御回路132と、キャリアを移動させるためのキ
ャリアモータ133を駆動するキャリアモータ駆動回路
134とが、システムバス123を介してCPU120
に接続されている。
照して冊子プリンタ101の動作について説明する。な
お、冊子は図7では図示していない。冊子を冊子挿入口
103に挿入し、その状態を入口センサ(図示せず)が
検出すると搬送モータ116が正転し、搬送ローラ11
1,112により冊子が奥に向けて搬送される。読取装
置113により冊子のページマークを読み取った結果、
印字すべき冊子の頁を捲る必要があるときは、主搬送路
104と分岐路107とを接続するようにフラッパ10
8をソレノイド130により駆動し、搬送モータ116
により搬送ローラ111,112を逆回転させ、冊子を
頁捲り装置100に送る。
ては後で詳しく述べるが、頁捲りを終了した冊子は再び
搬送ローラ111,112により印字ヘッド114に案
内され、印字ヘッド114により所望の情報が印字され
る。印字後の冊子は、搬送ローラ111,112を逆回
転させることにより冊子挿入口103に戻される。この
ときは、フラッパ108を上方に作動させ、主搬送路1
04と分岐路107との間を遮断しておく。冊子挿入口
103に冊子が放置された状態をセンサ等により認識し
たときは、搬送ローラ111,112を正転させて冊子
を冊子格納部105に格納する。このときは主搬送路1
04と分岐路106とをフラッパ108により接続して
おく。
ャートを参照し、頁捲り装置100の頁捲り動作につい
て説明する。
頁捲り装置100に送られた冊子2は、搬送モータ11
6を駆動し(S1)、搬送ローラ6〜9により冊子2を
冊子搬送方向(図1において左上りの方向)に搬送す
る。この搬送過程で冊子2の先端を冊子センサ16が検
出してOFFの信号を出力したとき(S2のY)、その
時点を基準にして搬送モータ116を駆動するパルスを
カウントし、そのカウント値が規定パルスに達したとき
に(S3のY)、搬送モータ116を停止させる(S
4)。この搬送モータ116を駆動する期間、搬送ロー
ラ6〜9が冊子2を頁捲り位置まで搬送して停止する。
このステップS1〜S4により、冊子搬送・頁捲り位置
停止処理を行う。
停止させた状態で、揺動ガイド13の位置は、冊子押圧
面12が冊子搬送路1に対して平行で、冊子押圧面12
と捲りローラ10との間に冊子2の搬送を許容する隙間
を形成する退避位置A(冊子押圧面12と直交する垂直
線19が冊子搬送路1と直交する位置)である。
に駆動し、図2に示すように、揺動ガイド13をレバー
15及びローラガイド18とともに反時計方向に所定角
度回動させる(S5)。このときの揺動ガイド13の位
置は、冊子押圧面12で冊子2を捲りローラ10に押圧
する進出位置D(冊子押圧面12と直交する垂直線19
が冊子搬送路1と所定角度傾斜して交叉する位置)であ
る。このとき、下流側のシャッタガイド26はローラガ
イド18に押されて上方に回動する。
117を低速回転(第1の回転速度)で頁捲り方向に駆
動すると(S6)、捲りローラ10が頁捲り方向(反時
計方向)に回転する。これにより、冊子2の頁2aが次
第に捲り上げられるので、上流側のシャッタガイド25
は上方に膨らむ頁2aに押されて上方に回動し、膨らみ
センサ27をOFFにする。この膨らみセンサ27がO
FFになったとき(S7のY)、その時点を基準にして
捲りローラモータ117を駆動するパルスをカウント
し、そのカウント値が規定パルスに達したときに(S8
のY)、捲りローラモータ117を停止させ(S9)、
捲りローラ10を停止させる。この捲り上げは、捲りロ
ーラ10を低速回転させて行うので、腰が強くきれいで
滑り易い紙質の場合でも、確実に頁2aを捲り上げるこ
とができる。その捲り上げるときの頁2aの膨らみ状態
も膨らみセンサ27の検出信号により確認でき、その確
認の結果に基いて捲りローラモータ117の停止時期を
管理するため、頁2aの捲り上げをより確実なものとす
ることができる。このステップS5〜S9により、頁捲
り上げ処理を行う。
に駆動し、図3に示すように、揺動ガイド13をレバー
15及びローラガイド18とともに時計方向に回転させ
て退避位置A側に寄ったB位置に戻し(S10)、その
状態で、捲りローラモータ117を頁捲り方向に規定パ
ルス高速駆動し停止させる(S11)。これにより、前
工程で捲り上げられた頁2aは、低速回転より速い高速
回転(第2の回転速度)で回転する捲りローラ10によ
り勢いよく跳ね上げられる。その過程では図3に示すよ
うにシャッタガイド25をさらに押し上げるが、図4に
示すように、跳ね上げた頁2aが真っ直ぐに伸びてロー
ラガイド18の突出部22により支えられた状態では、
シャッタガイド25は下方に復帰して跳ね上げられた頁
2aに接触する。このステップS10,S11により、
頁跳ね上げ処理を行うが、捲りローラ10を高速回転さ
せて頁跳ね上げを行うので、よれた頁や腰が弱い紙質の
場合でも、捲り上げた頁2aを捲りローラ10から離れ
る位置(ローラガイド18の突出部22の上)まで勢い
よく跳ね上げることができる。
し、図5に示すように、揺動ガイド13をレバー15及
びローラガイド18とともにC位置に位置させる(S1
2)。このC位置は前工程でのB位置より進出位置D側
に少し寄った位置である。このC位置で捲りローラモー
タ117を頁捲り方向とは逆方向に規定パルスだけ回転
させ(S13)、捲りローラ10を時計方向に回転させ
ることにより、それまでの頁捲り上げ及び頁跳ね上げ処
理によって上方に膨らみかけた次頁の頁2aを冊子搬送
方向に戻す。このステップS12,S13により次頁の
戻し処理を行う。
に規定パルスだけ駆動し、図6に示すように、揺動ガイ
ド13をレバー15及びローラガイド18とともに退避
位置Aに戻し(S14)、この位置で、捲りローラモー
タ117を頁捲り方向とは逆方向に規定パルスだけ回転
させて捲りローラ10を時計方向に回転させるととも
に、搬送モータ116を規定パルスだけ駆動して搬送ロ
ーラ6〜9を冊子搬送方向に回転させる(S15)。こ
のステップS14,S15により頁捲り返し処理を行
う。この頁捲り返し処理に際しては、その前の頁2aの
跳ね上げに際して紙質の違いによらず頁2aをローラガ
イド18の突出部22の上に確実に跳ね上げて捲りロー
ラ10から離した状態に維持しているため、捲るべき頁
2aを捲りローラ10により巻き込んでしまう状態を回
避できる。
捲りを終了した冊子2は、冊子プリンタ101の延長路
110(図7参照)に位置する。続いて、次の処理を行
う(S16)。次の処理とは、例えば、前述したよう
に、頁捲りをした冊子2を印字ヘッド114まで搬送す
ることである。
に搬送する過程で頁捲りをする場合には、搬送ローラ6
〜9及び捲りローラ10の回転方向、揺動ガイド13及
びレバー15の回動方向を、これまで説明した方向と逆
にすればよい。この場合、揺動ガイド13を進出位置に
回動させるタイミングを決めるために冊子2が所定の位
置まで到達したか否かの判断は冊子センサ17の検知信
号を基に行うが、処理速度を上げるために冊子センサ1
6の検知信号に基づいて行ってもよい。また、頁2aの
捲り上げ処理に際しては、シャッタガイド26の動きを
検出する膨らみセンサ28の検出信号により、頁2aの
膨らみ状態を認識し、捲りローラ10の停止時期を管理
する。
は、冊子押圧部材(揺動ガイド13)を進出位置に進出
させて捲りローラ10により冊子2の頁2aを捲り上げ
るときは捲りローラ10を低速回転させ、捲り上げた頁
2aをローラガイド18の上に跳ね上げるときは捲りロ
ーラ10を高速回転させる回転速度切替手段として機能
する。
回転させる捲りローラモータ117の駆動パルスは、頁
捲り上げに際して毎秒500パルス、跳ね上げに際して
毎秒900〜1800パルスで、比率に換算すると1:
1.8〜3.6である。この場合、1パルスは冊子2の
送り量にすると0.14mmに相当する。
て、ガイド軸14の軸心周りに回動する揺動ガイド13
を用いた場合は、この揺動ガイド13と一体に回動する
レバー15によってローラガイド18を支持することに
より、揺動ガイド13とローラガイド18との関係を不
動の関係に維持することが重要である。これにより、何
れの方向から冊子2を搬送しても頁捲りをすることがで
きる。
な揺動ガイド13を用いたが、鉛直方向に直線移動させ
ることにより、捲りローラ10に対する進出位置と退避
位置とに選択的に位置する冊子押圧部材を用いてもよ
い。この場合には、捲りローラ10及びローラガイド1
8を定位置に設けることにより、何れの方向から冊子2
を搬送しても頁捲りをすることができる。
10の冊子押圧部材(揺動ガイド13)に対向する略半
周に亘る範囲を開放する開放部20と、この開放部20
以外の部分に形成されて捲り上げられた冊子2の頁2a
を捲りローラ10から離反させる突出部22とを有する
ので、捲りローラ10と冊子搬送部材(搬送ローラ6〜
9)とで冊子2を搬送して捲り上げた頁2aを捲り返す
ときに、捲るべき頁2aを捲りローラ10によって巻き
込む異常事態を回避することができる。
うに構成したので、冊子押圧部材により冊子を捲りロー
ラに押圧して頁捲り上げをするときは、捲りローラを低
速回転させことにより、スリップし易い紙質の頁の場合
でも確実に捲り上げることができ、捲り上げた頁を捲り
ローラから離すためにローラガイドの上に跳ね上げると
きは、捲りローラを高速回転させることにより、腰が弱
い紙質の頁の場合でも勢いよくローラガイドの上に跳ね
上げることができる。
記載の頁捲り装置を備えるので、頁捲り装置により冊子
の頁を確実かつきれいに捲った状態で情報を印字でき
る。
を示す縦断側面図である。
ある。
断側面図である。
断側面図である。
である。
である。
図である。
る。
縦断側面図である。
である。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 冊子搬送路に沿って配設されて冊子を搬
送する複数の冊子搬送部材と、 隣接する前記冊子搬送部材の間に配置された正逆回転駆
動可能な捲りローラと、 前記冊子の頁捲り上げに際して前記捲りローラ側に進出
する進出位置と、前記捲りローラから退避する退避位置
とに変位自在に設けられ、前記進出位置では前記冊子を
前記捲りローラに押圧する冊子押圧部材と、 前記捲りローラの前記冊子押圧部材に対向する略半周に
亘る範囲を開放する開放部を有するローラガイドと、 前記冊子押圧部材を前記進出位置に進出させて前記捲り
ローラにより前記冊子の前記頁を捲り上げるときは前記
捲りローラを低速回転させ、捲り上げた前記頁を前記ロ
ーラガイドの上に跳ね上げるときは前記捲りローラを高
速回転させる回転速度切替手段と、を備える頁捲り装
置。 - 【請求項2】 請求項1記載の頁捲り装置と、 前記頁捲り装置の前記冊子搬送路が接続された主搬送路
と、 前記主搬送路に設けられた冊子搬送部材と、 前記主搬送路に設けられた印字手段と、を備える冊子プ
リンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32983499A JP2001146079A (ja) | 1999-11-19 | 1999-11-19 | 頁捲り装置及び冊子プリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32983499A JP2001146079A (ja) | 1999-11-19 | 1999-11-19 | 頁捲り装置及び冊子プリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001146079A true JP2001146079A (ja) | 2001-05-29 |
Family
ID=18225761
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32983499A Pending JP2001146079A (ja) | 1999-11-19 | 1999-11-19 | 頁捲り装置及び冊子プリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001146079A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003039855A (ja) * | 2001-07-27 | 2003-02-13 | Toshiba Tec Corp | 表紙捲り装置及び冊子プリンタ |
-
1999
- 1999-11-19 JP JP32983499A patent/JP2001146079A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003039855A (ja) * | 2001-07-27 | 2003-02-13 | Toshiba Tec Corp | 表紙捲り装置及び冊子プリンタ |
JP4642285B2 (ja) * | 2001-07-27 | 2011-03-02 | 東芝テック株式会社 | 表紙捲り装置及び冊子プリンタ |
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