JP2002273960A - 冊子プリンタ - Google Patents

冊子プリンタ

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JP2002273960A
JP2002273960A JP2001078419A JP2001078419A JP2002273960A JP 2002273960 A JP2002273960 A JP 2002273960A JP 2001078419 A JP2001078419 A JP 2001078419A JP 2001078419 A JP2001078419 A JP 2001078419A JP 2002273960 A JP2002273960 A JP 2002273960A
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JP
Japan
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booklet
drive roller
printing
page
roller
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Pending
Application number
JP2001078419A
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English (en)
Inventor
Tadatomo Toyama
忠智 當山
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で中紙の弛みの発生を防止し得る
冊子プリンタを提供する。 【解決手段】 駆動ローラ2とピンチローラ3とで冊子
7を印字部4に搬送する際に、図1(c)のように印字
部4の手前側最寄りの駆動ローラ2eを冊子7の先端が
規定距離越えるまで搬送されたときに、図1(d)
(e)のように冊子7の印字部4側の先端が印字部4側
手前近傍の駆動ローラ2eとピンチローラ3eとのニッ
プから外れない範囲内で冊子7を往復移動させる。これ
により、冊子7の印字部4側の先端が駆動ローラ2とピ
ンチローラ3とのニップ部の抵抗を受けて中紙が弛んだ
としても、最終的に印字部4に搬送した時点では冊子7
の中紙の弛みを取り除くことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開いた冊子の所望
の頁にデータを印字する冊子プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】冊子は表紙は剛性が高いが中紙は表紙に
比して剛性が不足する。これにより、冊子を開いてその
所望の頁にデータを印字する冊子プリンタにおいては、
複数組の駆動ローラとピンチローラとで冊子を搬送する
ときに、中紙の搬送方向進み側の先端が駆動ローラとピ
ンチローラとのニップ部から抵抗を受けるため、中紙は
中央が膨らむように弛み、印字位置の誤差、印字品質の
低下などの原因となり易い。
【0003】このため、冊子を一定の位置に搬送したと
きに、冊子の綴じ部(センターホールドとも称されてい
る)付近をローラ対で挟持して押し付け、冊子の先端を
受け入れる他のローラ対は冊子の先端が通過してから冊
子を挟持し、この状態で冊子を搬送することで中紙の弛
みをとる提案がある(特開平6−15901号公報参
照)。
【0004】次の提案として、媒体搬送路の上側に駆動
ローラを、下側に従動ローラを配設し、媒体搬送路の上
側の中紙に駆動ローラを接触させ、駆動ローラと従動ロ
ーラとの間に冊子を引き込む際に、駆動ローラで中紙を
引っ張ることで、中紙の弛みの発生を抑制するようにし
た提案がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
6−15901号公報に記載された提案は、ローラ対を
接離させるための開閉機構を必要とし、この開閉機構を
冊子搬送のタイミングに合わせて駆動制御する必要があ
るために構造が複雑化する。
【0006】次の提案は、媒体搬送路の上側に駆動ロー
ラを配置すると他の部品配置に無理が生ずることがあ
る。例えば、媒体搬送路の上側には冊子のための印字
部、イメージセンサユニットなど、データ処理に関与す
る部品を配置する必要があるので、駆動ローラへの動力
伝達機構の配置スペースが確保しにくいことがある。一
般的には媒体搬送路の下側に動力伝達機構を配置するこ
とが望ましい。
【0007】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
で、簡単な構造で中紙の弛みの発生を防止し得る冊子プ
リンタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
所望の頁が開かれた冊子をその綴じ部と直交する向きで
印字部に案内する媒体搬送路と、前記媒体搬送路に正逆
回転駆動可能に設けられた駆動ローラ及びこの駆動ロー
ラに圧接されたピンチローラと、前記媒体搬送路中の前
記冊子の搬送位置を検出する冊子位置検出手段と、前記
冊子の先端が前記印字部の手前側最寄りの前記駆動ロー
ラを規定距離越えるまで該冊子が搬送されたときに前記
冊子の前記印字部側の先端が前記駆動ローラと前記ピン
チローラとのニップから外れない範囲内で前記駆動ロー
ラを一定回転数逆転させその後に前記駆動ローラを正転
させ前記冊子を往復移動させる冊子往復移動実行手段
と、を具備する。
【0009】したがって、駆動ローラとピンチローラと
で冊子を印字部に搬送する際に、冊子の印字部側の先端
が駆動ローラとピンチローラとのニップ部の抵抗を受け
て中紙が弛んだとしても、その冊子の中紙は摩擦により
表紙に追従して印字部の手前側最寄りの駆動ローラを越
えたときに駆動ローラとピンチローラとのニップ部から
解放されるため自由となり、続いて冊子はその印字部と
は反対側に戻されるとき駆動ローラとピンチローラとの
挟持力により平坦に延ばされ、且つ印字部側の先端が印
字部の手前側の最寄り駆動ローラとピンチローラとに挟
持された状態から再度印字部側に搬送されるため、中紙
の弛みを取り除くことができる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記冊子往復移動実行手段が制御する、前
記冊子の先端が前記印字部の手前側最寄りの前記駆動ロ
ーラを越える規定距離は、前記冊子の前記綴じ部が前記
印字部の手前側最寄りの前記駆動ローラを越えた状態で
の該駆動ローラと該記冊子の先端との間の距離として設
定されている。
【0011】したがって、冊子の綴じ部が印字部の手前
側最寄りの駆動ローラを越えるときにその駆動ローラと
ピンチローラとの間を広げるように通過するため、その
綴じ部より印字部側の中紙を完全に駆動ローラとピンチ
ローラとから解放することができ、弛み状態から平坦状
態に戻す作用をより一層促進することが可能となる。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記冊子の印字すべき頁を認識する
頁情報認識手段を具備し、前記冊子往復移動実行手段
は、印字すべき頁が綴じ部を境として前記印字部側の頁
であるときに前記冊子の往復移動動作を実行する。
【0013】したがって、冊子の印字部側の先端が駆動
ローラとピンチローラとのニップ部に引き込まれるとき
に、冊子は綴じ部を境として印字部側の頁が駆動ローラ
とピンチローラとの抵抗は受けるが、印字部とは遠い側
の頁は駆動ローラとピンチローラとの挟持力により延ば
されるため弛むことはない。この弛むことのない頁への
印字に際しては、冊子の往復移動を実行しないので、時
間の浪費を防止することができる。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1ないし3
の何れか一記載の発明において、前記冊子往復移動実行
手段は、印字すべき頁が綴じ部を境として前記印字部側
の頁の枚数が一定の頁数を越えたときに前記冊子の往復
移動動作を実行する。
【0015】したがって、冊子の印字部側の先端が駆動
ローラとピンチローラとのニップ部に引き込まれるとき
に、冊子は綴じ部を境として印字部側の頁が駆動ローラ
とピンチローラとの抵抗は受けるが、頁数が少ない場
合、換言すれば中紙の枚数が一定値以下の場合には受け
る抵抗が少ないために弛みが抑制される。この弛みが抑
制される状態での印字に際しては、冊子の往復移動を実
行しないので、時間の浪費を防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図面に基
づいて説明する。図1は冊子プリンタの構成を冊子搬送
過程とともに示す説明図、図2は冊子プリンタの電気的
構成を示すブロック図、図3は主に冊子の搬送処理の流
れを示すフローチャートである。
【0017】図1に示すように、媒体搬送路1に沿っ
て、駆動ローラ2とこの駆動ローラ2に常時圧接された
ピンチローラ3とが複数組配列されている。図では各組
の駆動ローラ2とピンチローラ3とを区別するために、
搬送方向上流側から下流側に向けてa〜fの枝符号を付
す。印字部4は、本実施の形態では駆動ローラ2e,2
fの間に配置されたプラテン5と、このプラテン5に対
向する印字ヘッド(ドットインパクトヘッド)6と、こ
の印字ヘッド6を支持して媒体搬送路1と直交する方向
に往復駆動されるキャリア(図示せず)とにより形成さ
れている。図1において、7は冊子である。この冊子7
は綴じ部8が媒体搬送路1の搬送方向と直交する方向で
媒体搬送路1に挿入される。
【0018】本実施の形態では、駆動ローラ2とピンチ
ローラ3とは複数であり、印字部4手前の駆動ローラ2
a〜2eの配列間隔は、冊子7の綴じ部8から一方の先
端までの距離より長い間隔に定められている。
【0019】次に、図2を参照して冊子プリンタの電気
的構成について説明する。CPU(中央処理装置)10
にバスライン11を介して各種の制御プログラム等が予
め記憶されているROM(リード・オンリー・メモリ)
12、印字されるデータ等が一時的に記憶されるRAM
(ランダム・アクセス・メモリ)13、印字ヘッド6を
制御する印字ヘッド制御回路14、キャリアを移動させ
るためのキャリアモータ(ステッピングモータ)15を
制御するキャリアモータ制御回路16、駆動ローラ2等
を駆動させる搬送モータ(ステッピングモータ)17を
制御する搬送モータ制御回路18、磁気読み書きユニッ
ト19を制御する磁気読み書きユニット制御回路20、
イメージセンサユニット21を制御するイメージセンサ
ユニット制御回路22、センサ制御部23、印字するデ
ータを外部より受取るインターフェース(I/F)24
などが接続されている。センサ制御部23には、キャリ
アがホームポジションに位置するときに検出信号を出力
するホームポジション(以下HPと記す)センサ25、
印字部4の近傍の定位置に冊子7が達したときに検出信
号を出力する位置センサ26、媒体搬送路1の入口に冊
子が存在するときに検出信号を出力する入口センサ27
などが接続されている。
【0020】磁気読み書きユニット19は媒体搬送路1
の入口側の下方に、イメージセンサユニット21は磁気
読み書きユニット19より僅かに搬送方向進み側におけ
る媒体搬送路1の上部に配列されている。これらの磁気
読み書きユニット19及びイメージセンサユニット21
は、冊子7の印字すべき頁を認識する頁情報認識手段と
しての機能を有する。また、冊子7へのデータの印字
は、図示しないタッチパネルなどの入力装置からのデー
タの入力によりなされるので、この入力装置からの入力
信号により印字する頁を認識する手段をもって頁情報認
識手段としてもよい。位置センサ26は冊子7により光
軸が遮断されたときにOFFとなる透過型のセンサであ
る。入口センサ27は冊子7によりスイッチが押された
ときにONとなる機械型センサである。
【0021】なお、ROM12には複数の冊子7の総頁
数を格納している総頁数格納手段としての総頁数格納エ
リア12aが設けられている。また、RAM13の所定
領域13aは磁気読み書きユニット19で読み取られた
磁気頁情報を一時的に記憶する磁気頁情報記憶エリアで
あり、13bはイメージセンサユニット21によって読
み書きられた光学頁情報を一時的に記憶する光学頁情報
記憶エリアである。
【0022】本発明の冊子プリンタは、媒体搬送路1中
の冊子7の搬送位置を検出する冊子位置検出手段を具備
する。さらに、印字部4の手前側最寄りの駆動ローラ2
eを冊子7の先端が規定距離越えるまで搬送されたとき
に搬送モータ17を一定回転数逆転させた後にその搬送
モータ17を一定回転数正転させて冊子7の印字部4側
の先端が駆動ローラ2とピンチローラ3とのニップから
外れない範囲内で冊子7を往復移動させる冊子往復移動
実行手段を具備する。
【0023】本実施の形態においては、この冊子往復移
動手段は、印字すべき頁が綴じ部8を境として印字部4
側の頁であり、且つ、その印字部4側の頁の枚数が一定
の頁数を越えたときに冊子7の往復移動動作を実行する
ようにプログラミングされている。
【0024】以下、冊子7の搬送状態を図1及び図3に
基づいて説明する。図1(a)に示すように、冊子7の
印字すべき頁を開き、綴じ部8を冊子搬送方向と直交す
る向きでその冊子7を媒体搬送路1の入口に挿入すると
入口センサ27がONとなる。CPU10は入口センサ
27がONであると判断すると(S1のY)、搬送モー
タ17を正転させる(S2)。これにより冊子7が印字
部4に向けて搬送される。この搬送過程では、冊子7の
表紙の磁気ストライプ(図示せず)に書き込まれた最終
印字頁の情報を磁気読み書きユニット19により読み取
り、冊子7のページマークや印字済の行をイメージセン
サユニット21により読み取る。この磁気読み書きユニ
ット19とイメージセンサユニット21との何れかによ
って頁情報を取得する(S3)。
【0025】冊子7が印字部4に向けて搬送されるとき
に、冊子7の搬送方向進み側(印字部4側)の先端は駆
動ローラ2とピンチローラ3とのニップ部から抵抗を受
ける。このとき、剛性の高い表紙は弛むことなくそのニ
ップ部を通過するが、中紙は表紙に比して剛性が低いの
で図1(b)に示すように上方に膨らむように弛む。こ
の弛みが印字部4の直前で発生すると印字位置が乱れ、
また印字品質にも影響が生ずる。このときの頁の弛みは
搬送方向進み側の頁の枚数が一定の枚数(Nとする)以
上のときに許容範囲を越える。
【0026】そこで、取得した頁情報により、その頁が
綴じ部8を境として搬送方向進み側の頁か否かを判断し
(S4)、進み側の頁ではないと判断したときは(S4
のN)ステップS11にジャンプし、進み側の頁である
と判断したときは(S4のY)、印字すべき頁がN頁以
上であるか否かを判断する(S5)。N頁未満と判断し
たときは(S5のN)ステップS11にジャンプし、N
頁以上と判断したときは(S5のY)、図1(c)に示す
ように、印字部4の手前側の近傍の定位置まで冊子7が
搬送された否かを判断する(S6)。この印字部4手前
の近傍の定位置とは、冊子7の搬送方向進み側の先端が
印字部4の手前側最寄りの駆動ローラ2eを規定距離
(Lとする)越えた位置である。
【0027】この冊子7が到達する位置は冊子位置検出
手段の検出結果により判断するものであるが、このとき
の冊子位置検出手段は、搬送モータ17を駆動してから
の駆動パルス数をカウントする方法でもよいし、媒体搬
送路1に配設したセンサの出力から判断する方法でもよ
い。望ましくは、印字部4の手前側の近傍に配設した位
置センサ26が検出信号を出力した時点を基準として搬
送モータ17の駆動パルスをカウントする方法が望まし
い。ここで、前述したLは、冊子7の先端が位置センサ
26により検出されてからなおも搬送され、冊子7の綴
じ部8が印字部4の最寄りの駆動ローラ2eを越えた時
点での距離がベターである。その理由は後述する。
【0028】図1(c)に示すように、印字部4の手前側
最寄りの駆動ローラ2eを冊子7の先端が規定距離(L
とする)越えるまで搬送されたと判断したときは(S6
のY)、搬送モータ17を停止(S7)、搬送モータ1
7を一定回転数(ωとする)逆転させ(S8)、図1
(d)に示すように冊子7を媒体搬送路1の入口側に向
けて少し戻してから、搬送モータ17を停止させ(S
9)、続いて、搬送モータ17を一定回転数正転させ
(S10)、冊子7を印字部4側に搬送する。このステ
ップS6〜S10の処理は、冊子7の印字部4側の先端
が駆動ローラ2eとピンチローラ3eとのニップから外
れない範囲内(ωの設定による)で冊子7を往復移動さ
せる冊子往復移動実行手段を実現する。
【0029】この冊子往復移動実行手段の動作をより具
体的に説明すると、図1(b)の過程から同図(c)に
移る過程では、前述した距離Lの設定により冊子7の綴
じ部8が駆動ローラ2eとピンチローラ3eとの間を広
げるようにして通過するので、このときに綴じ部8より
先の頁は駆動ローラ2eとピンチローラ3eとの挟持状
態から解放され、この解放された瞬間に自らの腰の強さ
により平坦方向に延び作用が促進される。図1(c)の
過程から同図(d)に移る過程では、冊子7の綴じ部8
の左側の頁は駆動ローラ2eとピンチローラ3eとによ
り挟持されて強制的に延ばされ、このときに搬送モータ
17の逆転の回転数をωと定めたことにより、図1
(d)に示すように、冊子7の印字部4の頁が駆動ロー
ラ2eとピンチローラ3eから外れないうちに、図1
(e)に示すように印字部4側に搬送されるため、冊子
7の中紙の弛みを平坦に延ばすことができる。なお、ス
テップS6〜S10の冊子往復移動の回数は、本実施の
形態では1回であるが複数回でも構わない。
【0030】続いて、印字部4の手前側近傍の定位置ま
で冊子7が搬送されたか否かを判断する(S11)。こ
の判断も前述の冊子位置検出手段の検出結果により判断
するものである。このステップS11で冊子7が定位置
に搬送されたと判断したときは(S11のY)、冊子7
の行送り動作を制御しながら印字処理を実行する(S1
2)。このステップS12は印字実行手段を実現する。
続いて印字済みの冊子7を媒体搬送路1の入口に戻す排
出処理(S13を実行する)。なお、印字処理と排出処
理とは従来から行われている処理につき詳細な説明は省
略する。
【0031】本実施の形態では、媒体搬送路1の入口か
ら印字部4に至る間に複数の駆動ローラ2とピンチロー
ラ3とを配列したので、印字部4の手前側の駆動ローラ
2とは駆動ローラeを指すが、媒体搬送路1が短い場合
には駆動ローラ2eとピンチローラ3eとを一つづつ設
けた場合は、駆動ローラ2eが印字部4の手前側の駆動
ローラ2である。
【0032】さらに本実施の形態では、冊子往復移動実
行手段(ステップS6〜S10)が制御する、冊子7の
先端が印字部の手前側最寄りの前記駆動ローラ2eを越
える規定距離は、冊子7の綴じ部8が印字部4の手前側
最寄りの駆動ローラ2eを越えた状態での駆動ローラ2
eと冊子7の先端との間の距離として設定したが、綴じ
部8が駆動ローラ2eの印字部4に越えない程度に規定
距離をもう少し短く設定してもよい。この場合でも、冊
子7の中紙は摩擦により表紙に追従して駆動ローラ2e
を印字部4側に越えたときに駆動ローラ2eとピンチロ
ーラ3eとのニップ部から解放されるため自由となるの
で、平坦に延ばすことができる。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、所望の頁
が開かれた冊子をその綴じ部と直交する向きで印字部に
案内する媒体搬送路と、この媒体搬送路に正逆回転駆動
可能に設けられた駆動ローラ及びピンチローラと、冊子
の先端が印字部の手前側最寄りの駆動ローラを規定距離
越えるまで冊子が搬送されたときに、冊子の印字部側の
先端が印字部の手前側近傍の駆動ローラとピンチローラ
とのニップから外れない範囲内で冊子を往復移動させる
冊子往復移動実行手段とを具備するので、駆動ローラと
ピンチローラとで冊子を印字部に搬送する際に、冊子の
印字部側の先端が駆動ローラとピンチローラとのニップ
部の抵抗を受けて中紙が弛んだとしても、その冊子の中
紙は摩擦により表紙に追従して印字部の手前側最寄りの
駆動ローラを越えたときに駆動ローラとピンチローラと
のニップ部から解放されるため自由となり、続いて冊子
はその印字部とは反対側に戻されるとき駆動ローラとピ
ンチローラとの挟持力により平坦に延ばされ、且つ印字
部側の先端が印字部の手前側の最寄り駆動ローラとピン
チローラとに挟持された状態から再度印字部側に搬送さ
れるため、中紙の弛みを取り除くことができる。
【0034】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、冊子往復移動実行手段が制御する、
冊子の先端が前記印字部の手前側最寄りの前記駆動ロー
ラを越える規定距離は、冊子の綴じ部が印字部の手前側
最寄りの駆動ローラを越えた状態での該駆動ローラと該
記冊子の先端との間の距離として設定されているので、
冊子の綴じ部が印字部の手前側最寄りの駆動ローラを越
えるときにその駆動ローラとピンチローラとの間を広げ
るように通過するため、その綴じ部より印字部側の中紙
を完全に駆動ローラとピンチローラとから解放すること
ができ、したがって、弛み状態から平坦状態に戻す作用
をより一層促進することができる。
【0035】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の発明において、冊子の印字すべき頁を認識す
る頁情報認識手段を具備し、冊子往復移動実行手段は、
印字すべき頁が綴じ部を境として印字部側の頁であると
きに冊子の往復移動動作を実行するので、冊子の印字部
側の先端が駆動ローラとピンチローラとのニップ部に引
き込まれるときに、冊子は綴じ部を境として印字部側の
頁が駆動ローラとピンチローラとの抵抗は受けるが、印
字部とは遠い側の頁は駆動ローラとピンチローラとの挟
持力により延ばされるため弛むことはない。この弛むこ
とのない頁への印字に際しては、冊子の往復移動を実行
しないので、時間の浪費を防止することができる。
【0036】請求項4記載の発明によれば、請求項1な
いし3の何れか一記載の発明において、冊子往復移動実
行手段は、印字すべき頁が綴じ部を境として印字部側の
頁の枚数が一定の頁数を越えたときに前記冊子の往復移
動動作を実行するので、冊子の印字部側の先端が駆動ロ
ーラとピンチローラとのニップ部に引き込まれるとき
に、冊子は綴じ部を境として印字部側の頁が駆動ローラ
とピンチローラとの抵抗は受けるが、頁数が少ない場
合、換言すれば中紙の枚数が一定値以下の場合には受け
る抵抗が少ないために弛みが抑制される。この弛みが抑
制される状態での印字に際しては、冊子の往復移動を実
行しないので、時間の浪費を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における冊子プリンタの
構成を冊子搬送過程とともに示す説明図である。
【図2】冊子プリンタの電気的構成を示すブロック図で
ある。
【図3】主に冊子の搬送処理の流れを示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 媒体搬送路 2,2a〜2f 駆動ローラ 3,3a〜3f ピンチローラ 4 印字部 7 冊子 8 綴じ部 19,21 頁情報認識手段 S6〜S10 冊子往復移動実行手段 S12 印字実行手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望の頁が開かれた冊子をその綴じ部と
    直交する向きで印字部に案内する媒体搬送路と、 前記媒体搬送路に正逆回転駆動可能に設けられた駆動ロ
    ーラ及びこの駆動ローラに圧接されたピンチローラと、 前記媒体搬送路中の前記冊子の搬送位置を検出する冊子
    位置検出手段と、 前記冊子の先端が前記印字部の手前側最寄りの前記駆動
    ローラを規定距離越えるまで該冊子が搬送されたときに
    前記冊子の前記印字部側の先端が前記駆動ローラと前記
    ピンチローラとのニップから外れない範囲内で前記駆動
    ローラを一定回転数逆転させその後に前記駆動ローラを
    正転させ前記冊子を往復移動させる冊子往復移動実行手
    段と、 前記印字部を駆動する印字実行手段と、を具備する冊子
    プリンタ。
  2. 【請求項2】 前記冊子往復移動実行手段が制御する、
    前記冊子の先端が前記印字部の手前側最寄りの前記駆動
    ローラを越える規定距離は、前記冊子の前記綴じ部が前
    記印字部の手前側最寄りの前記駆動ローラを越えた状態
    での該駆動ローラと該記冊子の先端との間の距離として
    設定されている請求項1記載の冊子プリンタ。
  3. 【請求項3】 前記冊子の印字すべき頁を認識する頁情
    報認識手段を具備し、前記冊子往復移動実行手段は、印
    字すべき頁が綴じ部を境として前記印字部側の頁である
    ときに前記冊子の往復移動動作を実行する請求項1又は
    2記載の冊子プリンタ。
  4. 【請求項4】 前記冊子往復移動実行手段は、印字すべ
    き頁が綴じ部を境として前記印字部側の頁の枚数が一定
    の頁数を越えたときに前記冊子の往復移動動作を実行す
    る請求項1ないし3の何れか一記載の冊子プリンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017175445A1 (ja) * 2016-04-07 2017-10-12 沖電気工業株式会社 媒体搬送装置及び自動取引装置

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