JP2001144861A - 電話交換装置 - Google Patents

電話交換装置

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JP2001144861A
JP2001144861A JP32832499A JP32832499A JP2001144861A JP 2001144861 A JP2001144861 A JP 2001144861A JP 32832499 A JP32832499 A JP 32832499A JP 32832499 A JP32832499 A JP 32832499A JP 2001144861 A JP2001144861 A JP 2001144861A
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mailbox
telephone
voice mail
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JP32832499A
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English (en)
Inventor
Yoshito Nagano
義人 永野
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Toshiba Corp
Toshiba Development and Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Digital Media Engineering Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】様々な発呼者に応じたきめの細かい電話応対を
行なうことができ、しかも簡易な構成で安価に実現でき
るようにする。 【解決手段】記憶部153に予め発信者電話番号を示す
情報を登録した発信者番号登録テーブル1531を設け
ておき、外線SL1〜SLnからの着信発生時に、例え
ば着信先内線のボタン電話機31からボイスメールユニ
ット14に対する転送登録がなされている状態で、例え
ば発信者電話番号通知サービスにより外線SL1〜SL
nから発信者電話番号が通知された際に、この通知され
た発信者電話番号情報を発信者番号登録テーブル153
1から参照し、この参照結果に基づき両者が一致した場
合に、発信元とボイスメールユニット14との間の接続
を行なえるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ボイスメール装
置を備え、1つの内線に着信する呼びをボイスメール装
置に転送するための転送登録が可能な電話交換装置の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばオフィスビルや事業所
で使用されるボタン電話システムが多く使用されてい
る。そして、このボタン電話システムで交換装置として
使用されるボタン電話主装置には、ボイスメール装置が
接続されており、収容している内線電話機が通話中や離
席等により不応答である場合に、例えば外線から内線電
話機に着信する呼びをボイスメール装置に転送する機能
がある。
【0003】このボイスメール装置は、例えば電話機か
らのメッセージを複数のメールボックスに蓄積する機能
を有している。
【0004】次に、従来の内線電話機からボイスメール
装置への呼転送動作について説明する。図13はその動
作手順及び動作内容を示すフローチャートである。
【0005】外線からの着信があると、ボタン電話主装
置は、まずその外線に対して公衆網のサービスの1つで
ある発信者電話番号通知サービスをサポートしているか
の判断として発信者情報受信回線設定がONであるか否
かを判断し(ステップ1401)、ONである場合に
(Yes)にはその着信に対して1次応答し(ステップ
1402)、ループを閉じると同時にモデム受信ユニッ
トに音声信号パスを接続し(ステップ1403)、公衆
網からモデム信号を受信する(ステップ1404)。モ
デム信号を受信すると、ボタン電話主装置は、受信完了
信号を公衆網に送り、回線を開放する(ステップ140
5)。その後、公衆網は2次着信信号を送出してくるの
で、ボタン電話主装置は、2次着信信号を受信すると
(ステップ1406)、図14に示すような着信設定テ
ーブルを参照し(ステップ1407)、この参照結果を
基に内線電話機を鳴動させる(ステップ1408)。
【0006】なお、着信設定テーブルは、内線番号毎に
着信鳴動させる外線を設定するものであり、例えば内線
電話機200番はすべての外線に対して鳴動する。また
内線電話機201番は、外線2の着信に対してのみ鳴動
する。
【0007】ここで、ボタン電話主装置は、鳴動させる
電話機にボイスメール装置への不在転送あるいはステー
ションハンティング設定がなされているか否かを判断し
(ステップ1409)、なされている場合に(Ye
s)、自動的にボイスメール装置へ転送する(ステップ
1410)。
【0008】また、上記ステップ1409において、設
定されていない場合(No)、ボタン電話主装置は、着
信先の内線電話機を鳴動させる(ステップ1411)。
【0009】また、上記ステップ1401において、発
信者情報受信回線設定がなされていない場合(No)、
ボタン電話主装置は、システム代行外線の設定がなされ
ているか否かを判断し(ステップ1412)、設定され
ている場合に(Yes)、直接ボイスメール装置に転送
し(ステップ1410)、設定されていない場合に(N
o)、着信設定テーブルを参照し(ステップ140
7)、参照結果を基に着信先の内線電話機を鳴動させる
(ステップ1408)。
【0010】次に、外出先から自メールボックスを呼び
出す動作について説明する。図15はその動作手順を示
すシーケンス図である。
【0011】ボタン電話主装置において、外出先からの
着信する呼がボイスメール装置に転送されると、ボイス
メール装置は発呼者に対し最初のアナウンス「お電話あ
りがとうございます」を送出する。ここから発呼者は自
メールボックスを呼び出すため、キーパッドで[*]+
[ボックス番号]+[#]+[パスワード]+[#]と
操作していく。ここではじめて自メールボックスが応答
し、通信が可能となる。
【0012】ところで、上記のような従来のボタン電話
システムでは、ボイスメール装置に直接呼びを自動転送
するために専用のシステム代行外線を用意しなければな
らず、ユーザの経済的負担が大きくなる。また、このボ
タン電話主装置利用者が外出先からボイスメール装置を
直接呼び出す場合には、システム代行外線の電話番号を
覚えておく必要があるという問題がある。
【0013】また、システム代行外線設定がなされてい
ない場合で鳴動電話機にボイスメール装置への不在転送
あるいはステーションハンティング設定がされていない
場合には、その着信を近くの話者が応答し、ボイスメー
ル装置へ手動で転送設定を行なう必要がある。ここで、
ボイスメール装置への不在転送あるいはステーションハ
ンティング設定がされている場合には直接ボイスメール
装置に転送することができるが、発呼者が社内あるいは
社外の人間に関係なくボイスメール装置に転送されるこ
ととなり、重要な社外の顧客等が重要な用件をリアルタ
イムで直接通話で伝えたいという要求に応じることがで
きないという問題があった。
【0014】また、外出先から自メールボックスを呼び
出す場合には、前述した通り多くのダイヤル操作を行な
わなければならず使い勝手が悪いという問題があった。
【0015】さらに、外出先から自メールボックスを呼
び出す際や着信する相手にメッセージを残す際に、間違
ったダイヤル操作を行なったり、操作が分からなくなっ
たりした場合に、一定時間経過すると強制的に切断され
てしまい、発呼者は伝言メッセージを相手に残すことが
できないという問題もあった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来考え
られているボタン電話システムでは、ボイスメール装置
に直接呼びを自動転送するために専用のシステム代行外
線を用意する必要があるためシステムのコストアップを
招くほか、システム代行外線の電話番号を覚えておく必
要があるというユーザに対する負担が大きくなるという
問題を有している。
【0017】また、システム代行外線を用いない場合に
おいて、着信先内線の電話機にボイスメール装置への呼
転送設定がなされていない場合には、近くの話者が手動
でボイスメール装置への転送を行ない、ボイスメール装
置への呼転送設定がなされている場合には、発呼者に関
係なく直接ボイスメール装置に呼びが転送されるため、
様々な発呼者に応じたきめの細かい電話応答ができない
という問題を有している。
【0018】また、外出先から自メールボックスを呼び
出す場合には、多くのダイヤル操作を行なわなければな
らず使い勝手が悪いという問題を有している。
【0019】さらに、外出先から自メールボックスを呼
び出す際や着信する相手にメッセージを残す際に、間違
ったダイヤル操作を行なったり、操作が分からなくなっ
たりした場合の対策がまだ確立されていないという問題
も有している。
【0020】そこで、この発明の第1の目的は、様々な
発呼者に応じたきめの細かい電話応対を行なうことがで
き、しかも簡易な構成で安価に実現し得る電話交換装置
を提供することにある。
【0021】またこの発明の第2の目的は、メールボッ
クス所有者において、自メールボックスにアクセスする
ための操作を行なうことなく、外出先から容易に自メー
ルボックスを呼び出すことを可能とした電話交換装置を
提供することにある。
【0022】さらにこの発明の第3の目的は、メールボ
ックスへのアクセスの際に、操作なしもしくは誤操作が
生じた場合にも効果的に対処し伝言メッセージを確実に
残し得る電話交換装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電話交換
装置は、終端に各々電話端末が接続できる複数の内線を
収容し、少なくとも1つの外線を接続可能とするととも
に、内線もしくは外線からのボイスメッセージを複数の
メールボックスに蓄積する機能を有するボイスメール装
置を備え、1つの内線に着信する呼びをボイスメール装
置に対して転送するための転送登録が可能である電話交
換装置を対象にしている。
【0024】そして、上記第1の目的を達成するため
に、発信者番号を示す情報を記憶する発信者番号記憶手
段と、着信発生時に、着信先内線の電話端末からボイス
メール装置に対する転送登録がなされている場合に、発
信元から通知される発信者番号情報を検出する発信者番
号検出手段と、この発信者番号検出手段で検出される発
信者番号情報を発信者番号記憶手段から参照し、この参
照結果に基づき発信元とボイスメール装置との接続に関
する制御を行なう転送制御手段とを備えるようにしたも
のである。なお、転送制御手段は、発信者番号検出手段
で検出される発信者番号情報と発信者番号記憶手段に記
憶された情報とが一致した場合に、発信元とボイスメー
ル装置とを接続する。
【0025】この構成によれば、予め発信者番号を示す
情報を記憶したメモリを用意しておき、外線からの着信
発生時に、着信先内線の電話端末からボイスメール装置
に対する転送登録がなされている場合に、例えば発信者
電話番号通知サービスにより外線から発信者番号が通知
された際に、この通知された発信者番号情報をメモリか
ら参照し、この参照結果に基づき両者が一致した場合
に、発信元とボイスメール装置との間を接続できるよう
にしている。すなわち、特定の電話番号をもつ電話端末
からの呼びはボイスメール装置に着信させ、またその他
からの呼びに対しては着信先内線の内線電話機を鳴動さ
せるようにしているので、ボイスメール装置へ直接転送
する専用外線を不必要とすることができる。
【0026】このため、電話交換装置利用者の携帯電話
機等の電話番号をボイスメール装置へ直接転送する電話
番号として登録することにより、電話交換装置利用者か
らの着信については内線電話機の利用者は応答する必要
がなくなるため、特に最繁時等に重要顧客などからの着
信を直接内線電話機の利用者がすぐ応答できるきめの細
かいシステムを簡易な構成で安価に構築することができ
る。
【0027】また、上記構成において、上記第2の目的
を達成するために、さらに、ボイスメール装置の各メー
ルボックス毎に設定できる発信者番号を示す情報と、当
該発信者番号に付加すべきメールボックス呼び出しのた
めのメールボックスダイヤル番号を示す情報とを記憶す
るメールボックスアクセス用登録テーブルと、転送制御
手段により発信元とボイスメール装置とを接続する際
に、発信元から通知される発信者番号情報をメールボッ
クスアクセス用登録テーブルから参照し、この参照結果
に基づき当該発信者番号にメールボックスダイヤル番号
を付加して発信元とボイスメール装置の任意のメールボ
ックスとの接続に関する制御を行なうメールボックス接
続制御手段とを備えてなることを特徴とする。
【0028】この構成によれば、メールボックス毎に設
定できる発信者番号を示す情報と、当該発信者番号に付
加すべきメールボックス呼び出しのためのメールボック
スダイヤル番号を示す情報とを記憶するメールボックス
アクセス用登録テーブルを用意しておき、発信元とボイ
スメール装置とを接続する際に、発信元から通知される
発信者番号情報をメールボックスアクセス用登録テーブ
ルから参照し、この参照結果に基づき両者が一致した場
合に当該発信者番号にメールボックスダイヤル番号を付
加して発信元とボイスメール装置の任意のメールボック
スとの接続を行なえるようにしている。すなわち、各々
のメールボックスに対して個別に電話番号をメールボッ
クスアクセス用登録テーブルに登録し、ボイスメール装
置に対し自動的にメールボックスを呼び出すためのメー
ルボックスダイヤル番号を付加するように構成してい
る。
【0029】このため、メールボックス所有者は、メー
ルボックスにアクセスするための面倒な操作を行なうこ
となく、外出先から容易に自メールボックスにアクセス
することができる。
【0030】さらに、上記構成において、ボイスメール
装置の各メールボックス毎に設定できる個別情報を記憶
する個別情報記憶手段と、メールボックス接続制御手段
による発信元と任意のメールボックスとの接続の際に、
発信元に対し個別情報の入力を促す個別情報入力指示手
段と、この個別情報入力指示手段により発信元から個別
情報が通知された場合に、この個別情報が個別情報記憶
手段に記憶された情報と一致するか否かを判定し、一致
した場合に発信元と任意のメールボックスとを接続する
接続認証手段とを備えることも特徴としている。このよ
うにすることで、発信元と任意のメールボックスとの接
続の際に、発信元に対し個別情報の入力を指示するよう
にしてメールボックスへアクセスする発信元が正当なメ
ールボックスの所有者であるか否かの確認が行なわれる
ことになるので、メールボックスアクセスにおけるセキ
ュリティを強化することができる。
【0031】また、この発明に係る電話交換装置は、終
端に少なくとも1つの特定電話端末を含む複数の電話端
末が接続できる複数の内線を収容し、少なくとも1つの
外線を接続可能とするとともに、内線もしくは外線から
のボイスメッセージを複数のメールボックスに蓄積する
機能を有するボイスメール装置を備え、少なくとも特定
内線端末に着信する呼びをボイスメール装置の特定のメ
ールボックスに対して転送するための転送登録が可能で
ある電話交換装置を対象にしている。
【0032】そして、上記第3の目的を達成するため
に、発信元とボイスメール装置との接続に所定時間経過
し、かつ所定時間経過後に発信元からの音声を検出した
場合に、特定電話端末の呼び出しを行なって発信元と特
定電話端末との間を接続する接続手段を備えるようにし
たものである。
【0033】この構成によれば、発信元でボイスメール
装置の任意のメールボックスへアクセスするための操作
方法がわからず何も操作しない場合あるいは誤操作した
場合などある一定時間が経過した場合に、この一定時間
経過後に発信元から音声を検出することにより、発信元
に相手が存在することを確認し、特定電話端末の呼び出
しを行なって発信元と特定電話端末との間を接続するよ
うにしている。
【0034】このため、発信者は伝言メッセージを特定
電話端末の話者に伝えることが可能となる。
【0035】また、上記構成において、接続手段により
発信元と接続される特定電話端末が所定時間以内に応答
しない場合もしくは特定のメールボックスへの転送設定
がなされている場合に、発信元とボイスメール装置の特
定のメールボックスとを接続するメールボックス接続制
御手段を備えるようにしている。このようにすること
で、例えば特定電話端末の話者が不在のときに、発信者
は伝言メッセージを特定電話端末が所有する特定のメー
ルボックスに残すことができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0037】(第1の実施形態)図1は、この発明に係
わる電話交換装置が適用されるボタン電話システムの一
実施形態を示すブロック構成図であり、符号1Aはこの
発明の電話交換装置として、このシステムの中核をなす
ボタン電話主装置を示している。
【0038】ボタン電話主装置1Aは、外線インタフェ
ースユニット11と、内線インタフェースユニット12
と、ボタン電話主装置1A内全体を制御する制御ユニッ
ト15Aとを備え、これらはPCM(Pulse Code Modula
tion)ハイウェイ16及び制御データハイウェイ17を
介して相互に接続されている。
【0039】外線インタフェースユニット11は、外線
SL1〜SLnを介して公衆網もしくは専用線(図示せ
ず)に接続され、公衆網もしくは専用線を介して複数の
電話端末(図示せず)との間の呼の確立制御等を行な
う。すなわち、外線インタフェースユニット11は、そ
れぞれ外線SL1〜SLnとボタン電話主装置1Aとの
インタフェース処理及び外線SL1〜SLn分の制御信
号の監視、制御を行なう。さらに、制御ユニット15A
との制御信号の授受を行ない、PCMハイウェイ16上
に各種データ信号を送受信するタイミングを知らせるタ
イムスロットアサイナや音声信号のアナログ/デジタ
ル、デジタル/アナログ変換を実行するコーデックを有
するとともに、着信レベル信号の検出、直流ループの閉
結、ダイヤルパルスの送出等の機能を有している。
【0040】内線インタフェースユニット12には、複
数の内線21〜2mが収容されており、これらの内線2
1〜2mにはそれぞれ内線端末として使用されるボタン
電話機31〜3mが接続される。この内線インタフェー
スユニット12は、それぞれ内線21〜2mとボタン電
話主装置1Aとのインタフェース処理及び内線21〜2
m分の制御信号の監視、制御を行なう。さらに、制御ユ
ニット15Aとの制御信号の授受を行ない、PCMハイ
ウェイ16上に各種データ信号を送受信するタイミング
を知らせるタイムスロットアサイナや音声信号のアナロ
グ/デジタル、デジタル/アナログ変換を実行するコー
デックを有するとともに、着信レベル信号の検出、直流
ループの閉結、ダイヤルパルスの送出等の機能を有して
いる。
【0041】制御ユニット15Aは、サブ制御部151
と、主制御部152と、記憶部153と、タイムスイッ
チ154とを備え、各回路はマイコンバス155を介し
て相互に接続されている。
【0042】サブ制御部151は、制御データハイウェ
イ17からの入力制御データを取得するとともに、主制
御部152により演算された演算制御データを制御デー
タハイウェイ17に送出するようにしている。主制御部
152は、記憶部153に記憶された制御プログラムに
基づいて、ボタン電話主装置1A内の全体の制御を実行
する。記憶部153は、主制御部152が処理を実行す
る際にデータを記憶するものであり、特に交換動作の際
の各種データや、後述するメールボックス番号情報等が
記憶される。
【0043】タイムスイッチ154は、主制御部152
の指示に従い、上記外線インタフェースユニット11
と、内線インタフェースユニット12との間でPCMハ
イウェイ16を介して伝送されるデジタル信号のチャネ
ル交換を行なう。
【0044】ところで、第1の実施形態のボタン電話主
装置1Aにはモデム受信ユニット13及びボイスメール
ユニット14が内蔵してある。モデム受信ユニット13
は、外線インタフェースユニット11が例えば公衆網か
ら特定の起動信号を検出した場合に、外線インタフェー
スユニット11とPCMハイウェイ16を介して接続さ
れる。その際、外線インタフェースユニット11は公衆
網に対し1次応答信号を送出し、公衆網は1次応答信号
を受信すると、発信者電話番号などの情報が含まれるモ
デム信号を外線インタフェースユニット11に送出す
る。以後、モデム受信ユニット13は、外線インタフェ
ースユニット11に到来したモデム信号を受信し、この
受信結果を制御データハイウェイ17を介して主制御部
152に送出する。
【0045】主制御部152は、受信結果を発信者電話
番号としてデータ変換するとともに、公衆網に対して2
次応答信号を送出する。この2次応答信号を受信した公
衆網は、再度呼び出し信号をボタン電話主装置1Aの主
制御部152に送出する。主制御部152は、呼び出し
信号を受信すると、例えば着信先内線のボタン電話機3
1を鳴動させるとともに、変換した発信者電話番号を制
御データハイウェイ17を介してボタン電話機31の表
示器に表示する。
【0046】ボイスメールユニット14は、内部に音声
メッセージを記憶するメモリを複数有し、主に不在時等
の留守番電話機能の役割をする。なお、外線SL1〜S
Lnからの着信をボイスメールユニット14に応答させ
ることもでき、またボタン電話機31〜3mからの操作
でボイスメールユニット14に転送させることもでき
る。
【0047】これに対して、上記主制御部152は、発
信者番号検出手段1521と、転送制御手段1522と
を備え、記憶部153は、図2に示す如く発信者番号を
示す情報を記憶する発信者番号登録テーブル1531を
備えている。このうち、発信者番号検出手段1521
は、着信発生時に、着信先内線のボタン電話機31〜3
mからボイスメールユニット14に対する転送登録がな
されている場合に、発信元から通知される発信者電話番
号情報を検出する。転送制御手段1522は、発信者番
号検出手段1521で検出される発信者電話番号情報を
発信者番号登録テーブル1531から参照し、この参照
結果に基づき発信元とボイスメールユニット14との接
続に関する制御を行なう。
【0048】図3は、上記ボタン電話機31〜3mの構
成を示している。
【0049】すなわち、ボタン電話機31〜3mは、ボ
タン電話機本体300にフレキシブルボタン301と、
ダイヤルパッド302と、LCD等の表示器303と、
送受話器304とを備えている。このうち、フレキシブ
ルボタン301において、301aは自機に着信する呼
びをボイスメールユニット14へ転送するためのボイス
メール転送ボタンを示している。また、表示器303
は、日付や通話時間、発信ダイヤル、発信者電話番号等
の表示を行なうものである。
【0050】次に、上記ボタン電話機31〜3mを使用
して着信する呼びをボイスメールユニット14に対して
転送するための転送登録設定を行なう動作について説明
する。図4は転送登録設定する動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【0051】まず、ボタン電話機31がアイドル状態に
おいて、ユーザによりボイスメール転送ボタン301a
の押下が検出され、続いて内線が捕捉され特番+#の押
下が検出されると(ステップ4a)、主制御部152
は、ボタン電話機31が転送登録設定可能な電話機であ
るか否かを判定する(ステップ4b)。ここで、設定で
きない場合(No)、ボタン電話機31をアイドル状態
に設定する。また、設定できる場合(Yes)、主制御
部152は、ボタン電話機31に対し転送登録すべき発
信元の登録電話番号の入力指示を送出し(ステップ4
c)、ここで入力された場合に、他に登録する電話番号
があるか否かを問い合わせる(ステップ4d)。ここ
で、他の電話番号が登録された場合に(Yes)、主制
御部152はステップ4c及びステップ4dの処理を繰
り返し実行し、登録されない場合に(No)、ボタン電
話機31をアイドル状態に設定し動作を終了する。
【0052】以上の設定操作により、ボタン電話主装置
1Aの制御ユニット15Aの発信者番号登録テーブル1
531に発信者電話番号を示す情報が記憶される。
【0053】次に、上記構成における転送動作について
説明する。図5はその転送動作手順及び内容を示すフロ
ーチャートである。なお、図5において、ステップ50
1〜ステップ511の処理は上記図13のステップ14
01〜ステップ1412と同様の処理であるので詳細な
説明を省略する。
【0054】すなわち、ステップ514において、着信
先内線のボタン電話機31のボイスメール転送ボタン3
01aがONの場合に(Yes)、主制御部152は、
公衆網から発信者電話番号が通知されたか否かを判断し
(ステップ515)、発信者電話番号の通知がある場合
に(Yes)、この通知された発信者電話番号を発信者
番号登録テーブル1531から参照し、この参照結果に
基づき登録済みであるか否かを判断する(ステップ51
6)。ここで、登録済みであると判断された場合に(Y
es)、主制御部152は、ボタン電話機31に着信す
る呼びをボイスメールユニット14に転送し(ステップ
517)、ボイスメールユニット14に応答させて発信
元とボイスメールユニット14との接続に関する制御処
理を終了する。
【0055】また、上記ステップ514,515,51
6でNoとなった場合には、主制御部152は、ステッ
プ508で着信設定テーブルに基づき着信先であるボタ
ン電話機31を鳴動させる(ステップ509)。
【0056】なお、上記処理動作において、アナログ網
の発信者電話番号通知サービスでは、相手に通知する情
報として電話番号の他に、公衆電話からの着信、非通知
電話機からの着信、表示不可の電話機からの着信があ
り、このような着信の場合はステップ508に遷移す
る。
【0057】以上のように上記第1の実施形態によれ
ば、記憶部153に予め発信者電話番号を示す情報を登
録した発信者番号登録テーブル1531を設けておき、
外線SL1〜SLnからの着信発生時に、例えば着信先
内線のボタン電話機31からボイスメールユニット14
に対する転送登録がなされている状態で、例えば発信者
電話番号通知サービスにより外線SL1〜SLnから発
信者電話番号が通知された際に、この通知された発信者
電話番号情報を発信者番号登録テーブル1531から参
照し、この参照結果に基づき両者が一致した場合に、発
信元とボイスメールユニット14との間の接続を行なえ
るようにしている。
【0058】すなわち、特定の電話番号をもつ外線電話
機からの呼びはボイスメールユニット14に着信させ、
またその他からの呼びに対しては着信先内線のボタン電
話機31を鳴動させるようにしているので、ボイスメー
ルユニット14へ直接転送する専用外線を不必要とする
ことができる。
【0059】このため、ボタン電話主装置1Aの利用者
の携帯電話機等の電話番号をボイスメールユニット14
へ直接転送する電話番号として発信者番号登録テーブル
1531に登録することにより、ボタン電話主装置1A
利用者からの着信については例えば社内のボタン電話機
32の利用者は応答する必要がなくなるため、特に最繁
時等に重要顧客などからの着信を直接ボタン電話機32
の利用者がすぐ応答できるきめの細かいシステムを簡易
な構成で安価に構築することができる。
【0060】(第2の実施形態)この発明の第2の実施
形態は、外線からボイスメールユニット14内の任意の
メールボックスを呼び出す場合に、面倒な操作を無くせ
るようにしたものである。
【0061】図6は、この第2の実施形態に係わるボタ
ン電話システムの構成を示すブロック構成図である。な
お、同図において上記図1と同一部分には同一符号を付
して詳しい説明は省略する。
【0062】ボタン電話主装置1Bの制御ユニット15
Bには、PB信号を発生するためのトーン発生部156
が設けられている。また、記憶部153には、図7に示
す如くボイスメールユニット14の各メールボックス毎
に設定できる発信者電話番号を示す情報と、当該発信者
番号に付加すべきメールボックス呼び出しのためのボッ
クス番号を示す情報とを記憶するメールボックスアクセ
ス用登録テーブル1532が設けられている。
【0063】また、主制御部152には、発信者番号検
出手段1521の他に、メールボックス接続制御手段1
523が設けられている。このメールボックス接続制御
手段1523は、発信元とボイスメールユニット14と
を接続する際に、発信元から通知される発信者電話番号
情報をメールボックスアクセス用登録テーブル1532
から参照し、この参照結果に基づき当該発信者電話番号
にボックス番号を付加して発信元とボイスメール装置の
任意のメールボックスとの接続に関する制御を行なう。
【0064】次に、上記ボタン電話機31〜3mを使用
してボイスメールユニット14の任意のメールボックス
と接続するための個別登録設定を行なう動作について説
明する。図8は個別登録設定する動作を説明するための
フローチャートである。
【0065】ここで、個別電話番号を登録する場合、各
ボタン電話機31〜3mからメールボックス所有者が設
定する。例えばボタン電話機31の利用者によりシステ
ム登録と同様特番で設定がなされた後(ステップ8
a)、ボックス番号の入力が検出されると(ステップ8
b)、主制御部152は、入力したボックス番号が現在
の設定電話機と一致しているか否かを判断する(ステッ
プ8c)。ここでは個別電話番号の登録のためボタン電
話機31とメールボックスとの整合性をチェックする。
【0066】ここで一致し問題ない場合には(Ye
s)、主制御部152は、個別電話番号をメールボック
スアクセス用登録テーブル1532に登録し(ステップ
8d)、他に登録する個別電話番号があるか否かを判断
する(ステップ8e)。ここで登録する個別電話番号が
ある場合には(Yes)、主制御部152は上記ステッ
プ8d及びステップ8eの処理を繰り返し実行し、登録
する個別電話番号がない場合には(No)、ボタン電話
機31をアイドル状態に設定する。
【0067】なお、上記ステップ8cにおいて、入力し
たボックス番号が現在の設定電話機と一致しない場合
(No)、主制御部152は、ボタン電話機31をアイ
ドル状態に設定し処理を終了する。
【0068】以上の設定操作により、メールボックスア
クセス用登録テーブル1532には、発信者電話番号と
なる個別電話番号がポート番号及びボックス番号に対応
づけて登録される。
【0069】次に、上記構成における任意のメールボッ
クスとの接続動作について説明する。図9はその動作手
順を示すシーケンス図であり、図10はその動作手順及
び内容を示すフローチャートである。
【0070】主制御部152は、例えば着信先内線のボ
タン電話機31のボイスメール転送ボタン301aがO
Nに設定された状態で、発信者情報受信回線における2
次着信処理を得た後に(ステップ1001)、公衆網か
ら発信者電話番号を受信したか否かを判断する(ステッ
プ1002)。ここで発信者電話番号を受信した場合
(Yes)、主制御部152は、受信した発信者電話番
号が発信者番号登録テーブル1531に記憶された発信
者電話番号に一致するか否かを判断し(ステップ100
3)、一致した場合に(Yes)、その発信者電話番号
が個別登録されたものであるか否かをメールボックスア
クセス用登録テーブル1532から参照する(ステップ
1004)。ここで個別登録されたものでない場合(N
o)、その着信した呼びをボイスメールユニット14に
ボイスメール転送を行ない(ステップ1005)、ボイ
スメールユニット14に応答させる。
【0071】また、ステップ1004において、個別登
録されたものである場合(Yes)、主制御部152
は、着信した呼びをボイスメールユニット14に転送す
るとともに、メールボックスアクセス用登録テーブル1
532を参照し、自動的に[*]+[ボックス番号]+
[#]をボイスメールユニット14に対して通知する
(ステップ1006)。このとき、トーン発生部156
からボイスメールユニット14に対してPB信号を送出
する。すると、ボイスメールユニット14からは「パス
ワードをどうぞ」とのアナウンスがあるため、主制御部
152は、発信元の外線電話機に対し個別に設定可能な
パスワードの入力を指示し(ステップ1007)、所定
時間以内にパスワードの入力があるか否かを判断する
(ステップ1008)。ここでパスワードの入力があれ
ば(Yes)、主制御部152は、ボイスメールユニッ
ト14の任意のメールボックスに応答させる。このと
き、ボイスメールユニット14は、各メールボックス毎
に設定できる個別情報としてのパスワードを記憶する個
別情報記憶部と接続認証機能とを備え、通知されたパス
ワードと個別情報記憶部に記憶されたパスワードとが一
致するか否かを接続認証機能により判定し、一致した場
合に発信元の外線電話機と任意のメールボックスとを接
続する。
【0072】なお、上記ステップ1002及びステップ
1003において、発信者電話番号を受信しない場合や
受信した発信者電話番号が発信者番号登録テーブル15
31に記憶された番号に一致しない場合に(No)、主
制御部152は、着信設定テーブルに従った処理を実行
し、上記ステップ1008で所定時間以内にパスワード
の入力がない場合(No)、主制御部152は、着信し
た呼びをボイスメールユニット14に転送する。
【0073】以上のように上記第2の実施形態によれ
ば、記憶部153にメールボックス毎に設定できる発信
者電話番号を示す情報と、当該発信者電話番号に付加す
べきメールボックス呼び出しのためのボックス番号を示
す情報とを記憶するメールボックスアクセス用登録テー
ブル1532を設けておき、発信元とボイスメールユニ
ット14とを接続する際に、主制御部152は、発信元
から通知される発信者電話番号情報をメールボックスア
クセス用登録テーブル1532から参照し、この参照結
果に基づき両者が一致した場合に当該発信者電話番号に
ボックス番号を付加して発信元とボイスメールユニット
14の任意のメールボックスとの接続を行なえるように
している。すなわち、各々のメールボックスに対して個
別に電話番号をメールボックスアクセス用登録テーブル
1532に登録し、ボイスメールユニット14に対し自
動的にメールボックスを呼び出すためのボックス番号を
付加するように構成している。
【0074】このため、メールボックス所有者は、メー
ルボックスにアクセスするための面倒な操作を行なうこ
となく、外出先から容易に自メールボックスにアクセス
することができ、自メールボックスにメッセージを蓄積
させ、あるいは蓄積されたメッセージ内容を確認するこ
とができる。
【0075】またこの第2の実施形態では、ボイスメー
ルユニット14に各メールボックス毎に設定できる個別
情報を記憶する個別情報記憶部と、発信元と任意のメー
ルボックスとの接続の際に、発信元に対しパスワードの
入力を指示し、発信元からパスワードが通知された場合
に、この通知されたパスワードが個別情報記憶部に記憶
されたパスワードと一致するか否かを判定し、一致した
場合に発信元と任意のメールボックスとを接続する接続
認証機能とを備えるようにしている。このため、発信元
と任意のメールボックスとの接続の際に、発信元に対し
パスワードの入力を指示するようにしてメールボックス
へアクセスする発信元が正当なメールボックスの所有者
であるか否かの確認が行なわれることになるので、メー
ルボックスアクセスにおけるセキュリティを強化するこ
とができる。
【0076】なお、上記第2の実施形態では、ボイスメ
ールユニット14に個別情報記憶部と接続認証機能とを
設ける例について説明したが、個別情報記憶部を制御ユ
ニット15Bの記憶部153に設け、接続認証機能を制
御ユニット15Bの主制御部152に設けるようにして
もよい。
【0077】(第3の実施形態)この発明の第3の実施
形態は、発信元においてボイスメールユニットにアクセ
スするための操作方法が分からない場合にも、必ず伝言
メッセージを残せるようにしたものである。
【0078】図11は、この第3の実施形態に係わるボ
タン電話システムの構成を示すブロック構成図である。
なお、同図において上記図1と同一部分には同一符号を
付して詳しい説明は省略する。
【0079】すなわち、ボタン電話主装置1Cの内線イ
ンタフェースユニット12Cには、内線2pを介して受
付電話機3pを接続するようにしている。また、ボイス
メールユニット14には、発信元との接続に所定時間経
過し、かつ所定時間経過後に発信元からの音声を検出し
た場合に、受付電話機3pの呼び出しを行なって発信元
と受付電話機3pとの間を接続する受付接続機能を設け
るようにしている。
【0080】次に、上記構成によるボイスメールユニッ
ト14の受付呼び出し動作について説明する。図12は
その動作手順及び内容を示すフローチャートである。
【0081】ボタン電話主装置1Cにおいて、システム
代行用回線に着信があると、まずボイスメールユニット
14が応答し、システムアナウンスを発信元に流す(ス
テップ1201)。ここでのシステムアナウンスは発呼
者に対して具体的な操作方法等を伝えるように構成され
ており、通常の場合にはこのアナウンスに従ってボイス
メールを操作していく。
【0082】同時に、ボイスメールユニット14は、一
定時間のカウントを開始し(ステップ1202)、一定
時間まで発呼者からのキー入力を待つ(ステップ120
3)。ここで、一定時間経過し入力が無い場合に(N
o)、ボイスメールユニット14は、相手の存在を確認
するため「受付とお話をしたい場合は、発信音のあとに
何かお話ください。」というアナウンスを流す(ステッ
プ1204)。ここで無音の場合には(No)、ボイス
メールユニット14は、相手不在と判断し切断・終話を
行なう(ステップ1205)。一方、音声入力があると
(Yes)、ボイスメールユニット14は、相手存在で
あると判断し、自動的に受付電話機3pを呼び出す(ス
テップ1206)。受付電話機3pのベルを鳴動させ、
受付者が応答するか否か検出し(ステップ1207)、
応答した場合に(Yes)、発信元と受付電話機3pと
を接続する。
【0083】また、ステップ1207において、受付電
話機3pのベルを鳴動させてから一定時間経過した場合
に(No)、ボイスメールユニット14は、受付者が不
在と判断し、受付電話機3pに対応するメールボックス
に応答させ(ステップ1208)、発信元からの伝言メ
ッセージをメールボックスに録音する(ステップ120
9)。すなわち、上記ステップ1207の処理におい
て、どちらの場合でも発呼者は必ず自分のメッセージを
伝えることができる。
【0084】なお、上記ステップ1203の処理におい
て、一定時間以内に発呼者からのキー入力があった場合
に(Yes)、ボイスメールユニット14は、上記各実
施形態と同様に、任意のメールボックスに応答させる
(ステップ1210)。
【0085】以上のように上記第3の実施形態によれ
ば、発信元でボイスメールユニット14の任意のメール
ボックスへアクセスするための操作方法がわからず何も
操作しない場合あるいは誤操作した場合などある一定時
間が経過した場合に、ボイスメールユニット14におい
て、一定時間経過後に発信元から音声を検出することに
より、発信元に相手が存在することを確認し、受付電話
機3pの呼び出しを行なって発信元と受付電話機3pと
の間を接続するようにしているので、発呼者は伝言メッ
セージを受付電話機3pの話者に伝えることが可能とな
る。
【0086】また、上記ボイスメールユニット14にお
いて、発信元と接続される受付電話機3pが一定時間以
内に応答しない場合もしくはメールボックスへの転送設
定がなされている場合に、発信元と受付電話機3pに対
応するメールボックスとを接続するようにしているの
で、例えば受付電話機3pの話者が不在のときに、発呼
者は伝言メッセージを受付電話機3pが所有するメール
ボックスに残すことができる。
【0087】なお、上記第3の実施形態では、受付接続
機能をボイスメールユニット14に設ける例について説
明したが、制御ユニット15Aの主制御部152に設け
るようにしてもよい。また、上記第3の実施形態では、
発信元でボイスメールユニット14の任意のメールボッ
クスへアクセスするための操作方法がわからず何も操作
しない場合あるいは誤操作した場合に、発信元を接続す
る端末を受付電話機3pに設定しているが、これを予め
定めた特定の電話端末としてもよい。
【0088】(その他の実施形態)この発明は上記各実
施形態に限定されるものではない。例えば、上記各実施
形態ではボイスメールユニットをボタン電話主装置に内
蔵する例について説明したが、ボイスメールユニットを
内線を介してボタン電話主装置の外側に設けるようにし
てもよい。また、上記各実施形態では、アナログ網の場
合について説明したが、デジタル網のINSナンバディ
スプレイを利用した場合も同様にこの発明を実施するこ
とができる。さらに、発信元からボイスメールユニット
のメールボックスに蓄積する伝言メッセージを通話で行
なうようにしているが、これを所定の特番ダイヤルや機
能キー操作等により行なうようにしてもよく、また、通
話によるもののほか、トーンや音声合成によるものでも
よい。さらに、上記各実施形態では発信元が外線電話機
である例について説明したが、発信元が内線電話機であ
ってもよい。
【0089】また、上記各実施形態ではボタン電話シス
テムを対象として説明したが、デジタル構内交換システ
ムにもこの発明を適用することが可能である。その他、
ボタン電話機の種類やボタン電話主装置の構成、主制御
部の機能、ボイスメールユニットの構成とメールボック
スに蓄積するメッセージの種類やメッセージを蓄積する
ための操作手順や方法等についても、この発明の要旨を
逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0090】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明では、予め
発信者番号を示す情報を記憶したメモリを用意してお
き、外線からの着信発生時に、着信先内線の電話端末か
らボイスメール装置に対する転送登録がなされている場
合に、例えば発信者電話番号通知サービスにより外線か
ら発信者番号が通知された際に、この通知された発信者
番号情報をメモリから参照し、この参照結果に基づき両
者が一致した場合に、発信元とボイスメール装置との間
を接続できるように構成している。
【0091】従ってこの発明によれば、電話交換装置利
用者の携帯電話機等の電話番号をボイスメール装置へ直
接転送する電話番号として登録することにより、電話交
換装置利用者からの着信については内線電話機の利用者
は応答する必要がなくなるため、特に最繁時等に重要顧
客などからの着信を直接内線電話機の利用者がすぐ応答
できるきめの細かいシステムを簡易な構成で安価に構築
することができる。
【0092】またこの発明では、メールボックス毎に設
定できる発信者番号を示す情報と、当該発信者番号に付
加すべきメールボックス呼び出しのためのメールボック
スダイヤル番号を示す情報とを記憶するメールボックス
アクセス用登録テーブルを用意しておき、発信元とボイ
スメール装置とを接続する際に、発信元から通知される
発信者番号情報をメールボックスアクセス用登録テーブ
ルから参照し、この参照結果に基づき両者が一致した場
合に当該発信者番号にメールボックスダイヤル番号を付
加して発信元とボイスメール装置の任意のメールボック
スとの接続を行なえるように構成している。
【0093】従ってこの発明によれば、メールボックス
所有者は、メールボックスにアクセスするための面倒な
操作を行なうことなく、外出先から容易に自メールボッ
クスにアクセスすることができる。
【0094】さらにこの発明では、発信元でボイスメー
ル装置の任意のメールボックスへアクセスするための操
作方法がわからず何も操作しない場合あるいは誤操作し
た場合などある一定時間が経過した場合に、この一定時
間経過後に発信元から音声を検出することにより、発信
元に相手が存在することを確認し、特定電話端末の呼び
出しを行なって発信元と特定電話端末との間を接続する
ように構成しているので、メールボックスへのアクセス
の際に、操作なしもしくは誤操作が生じた場合にも効果
的に対処し伝言メッセージを確実に残し得る電話交換装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる電話交換装置が適用されるボ
タン電話システムの一実施形態を示すブロック構成図。
【図2】上記図1に示した記憶部に設けられた発信者番
号登録テーブルの内容を示す図。
【図3】上記図1に示したボタン電話機の構成を示す
図。
【図4】上記図1に示したボイスメールユニットに対し
て転送登録設定を行なう動作を説明するためのフローチ
ャート。
【図5】上記図1に示した主制御部による転送動作の手
順及び内容を示すフローチャート。
【図6】この発明に係わる電話交換装置が適用されたボ
タン電話システムの第2の実施形態を示すブロック構成
図。
【図7】上記図6に示した記憶部に設けられるメールボ
ックスアクセス用登録テーブルの内容を示す図。
【図8】上記図6に示したボタン電話機を使用してボイ
スメールユニットの任意のメールボックスと接続するた
めの個別登録設定を行なう動作を示すフローチャート。
【図9】上記図6に示した主制御部による発信元と任意
のメールボックスとの接続動作手順を示すシーケンス
図。
【図10】上記図6に示した主制御部による発信元と任
意のメールボックスとの接続動作手順及び内容を示すフ
ローチャート。
【図11】この発明に係わる電話交換装置が適用された
ボタン電話システムの第3の実施形態を示すブロック構
成図。
【図12】上記図11に示したボイスメールユニットに
よる受付呼び出し動作手順及び内容を示すフローチャー
ト。
【図13】従来のボタン電話システムにおける内線電話
機からボイスメール装置への呼転送動作の手順及び内容
を示すフローチャート。
【図14】従来システムで使用される着信設定テーブル
の内容を示す図。
【図15】従来システムにおいて外出先から自メールボ
ックスを呼び出す動作手順を示すシーケンス図。
【符号の説明】
1A,1B,1C…ボタン電話主装置、 11…外線インタフェースユニット、 12,12C…内線インタフェースユニット、 13…モデム受信ユニット、 14…ボイスメールユニット、 15A,15B…制御ユニット、 16…PCMハイウェイ、 17…制御データハイウェイ、 21〜2m,2p…内線、 31〜3m…ボタン電話機、 3p…受付電話機、 151…サブ制御部、 152…主制御部、 153…記憶部、 154…タイムスイッチ、 155…マイコンバス、 156…トーン発生部、 1521…発信者番号検出手段、 1522…転送制御手段、 1523…メールボックス接続制御手段、 1531…発信者番号登録テーブル、 1532…メールボックスアクセス用登録テーブル、 SL1〜SLn…外線。
フロントページの続き Fターム(参考) 5K015 AA00 AB00 AF03 AF06 AF08 GA00 GA02 GA07 HA03 HA04 5K024 AA45 AA71 AA72 BB04 BB05 CC04 CC11 DD01 DD05 EE01 EE09 FF03 FF06 GG01 GG03 GG08 HH04 5K049 AA15 BB05 CC11 EE03 EE04 FF32 FF40 FF45 FF47 GG07 GG12 9A001 JJ12 KK56

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 終端に各々電話端末が接続できる複数の
    内線を収容し、少なくとも1つの外線を接続可能とする
    とともに、前記内線もしくは前記外線からのボイスメッ
    セージを複数のメールボックスに蓄積する機能を有する
    ボイスメール装置を備え、1つの内線に着信する呼びを
    前記ボイスメール装置に対して転送するための転送登録
    が可能である電話交換装置において、 発信者番号を示す情報を記憶する発信者番号記憶手段
    と、 着信発生時に、着信先内線の電話端末から前記ボイスメ
    ール装置に対する転送登録がなされている場合に、前記
    発信元から通知される発信者番号情報を検出する発信者
    番号検出手段と、 この発信者番号検出手段で検出される発信者番号情報を
    前記発信者番号記憶手段から参照し、この参照結果に基
    づき前記発信元と前記ボイスメール装置との接続に関す
    る制御を行なう転送制御手段とを具備してなることを特
    徴とする電話交換装置。
  2. 【請求項2】 前記転送制御手段は、前記発信者番号検
    出手段で検出される発信者番号情報と前記発信者番号記
    憶手段に記憶された情報とが一致した場合に、前記発信
    元と前記ボイスメール装置とを接続することを特徴とす
    る請求項1記載の電話交換装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記ボイスメール装置の各メー
    ルボックス毎に設定できる発信者番号を示す情報と、当
    該発信者番号に付加すべきメールボックス呼び出しのた
    めのメールボックスダイヤル番号を示す情報とを記憶す
    るメールボックスアクセス用登録テーブルと、 前記転送制御手段により前記発信元と前記ボイスメール
    装置とを接続する際に、前記発信元から通知される発信
    者番号情報を前記メールボックスアクセス用登録テーブ
    ルから参照し、この参照結果に基づき当該発信者番号に
    メールボックスダイヤル番号を付加して前記発信元と前
    記ボイスメール装置の任意のメールボックスとの接続に
    関する制御を行なうメールボックス接続制御手段とを備
    えてなることを特徴とする請求項1記載の電話交換装
    置。
  4. 【請求項4】 さらに、前記ボイスメール装置の各メー
    ルボックス毎に設定できる個別情報を記憶する個別情報
    記憶手段と、 前記メールボックス接続制御手段による前記発信元と任
    意のメールボックスとの接続の際に、前記発信元に対し
    個別情報の入力を促す個別情報入力指示手段と、 この個別情報入力指示手段により発信元から個別情報が
    通知された場合に、この個別情報が前記個別情報記憶手
    段に記憶された情報と一致するか否かを判定し、一致し
    た場合に前記発信元と任意のメールボックスとを接続す
    る接続認証手段とを備えてなることを特徴とする請求項
    3記載の電話交換装置。
  5. 【請求項5】 終端に少なくとも1つの特定電話端末を
    含む複数の電話端末が接続できる複数の内線を収容し、
    少なくとも1つの外線を接続可能とするとともに、前記
    内線もしくは前記外線からのボイスメッセージを複数の
    メールボックスに蓄積する機能を有するボイスメール装
    置を備え、少なくとも前記特定内線端末に着信する呼び
    を前記ボイスメール装置の特定のメールボックスに対し
    て転送するための転送登録が可能である電話交換装置に
    おいて、 発信元と前記ボイスメール装置との接続に所定時間経過
    し、かつ所定時間経過後に前記発信元からの音声を検出
    した場合に、前記特定電話端末の呼び出しを行なって前
    記発信元と前記特定電話端末との間を接続する接続手段
    を具備してなることを特徴とする電話交換装置。
  6. 【請求項6】 さらに、前記接続手段により前記発信元
    と接続される特定電話端末が所定時間以内に応答しない
    場合に、前記発信元と前記ボイスメール装置の特定のメ
    ールボックスとを接続するメールボックス接続制御手段
    を備えてなることを特徴とする請求項5記載の電話交換
    装置。
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