JP2001143050A - 画像読取装置とその黒画素検索方法および白紙原稿検出方法 - Google Patents

画像読取装置とその黒画素検索方法および白紙原稿検出方法

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JP2001143050A
JP2001143050A JP29049999A JP29049999A JP2001143050A JP 2001143050 A JP2001143050 A JP 2001143050A JP 29049999 A JP29049999 A JP 29049999A JP 29049999 A JP29049999 A JP 29049999A JP 2001143050 A JP2001143050 A JP 2001143050A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 白紙原稿検知を使用環境に応じて効率的かつ
高精度に行なうことができない。 【解決手段】 予め線密度毎に対応付けられたしきい値
をRAM9に記憶しておき、原稿を読み取る際に設定さ
れた線密度を線密度判別部14で判別し、この線密度に
対応したしきい値に、敷地選択部15および設定部16
により、切り換えて白紙原稿の検出を行なう。尚、RA
M9に記憶した線密度毎に対応付けられたしきい値は、
ユーザからの変更指示に基づき、もしくは、通常の原稿
としたい白部分の多い原稿から読み取った黒画素数に基
づき自動的に変更される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
やコンピュータに接続されるスキャナあるいは原稿自動
給紙機能付き複写機等、原稿を走査してこの原稿からの
画像データの読み取りを行なう画像読取装置に係わり、
特に、白紙原稿の検出を効率的かつ高精度に行なうのに
好適な画像読取装置とその黒画素検索方法および白紙原
稿検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置やコンピュータに接続
されるスキャナあるいは原稿自動給紙機能付き複写機等
の画像読取装置においては、読取対象の原稿をセットす
る場合、イメージセンサの読み取り位置に応じて、原稿
の裏表が決められている。以下、表面に情報が記載さ
れ、裏面には何も記載されていない白紙の原稿を対象と
する。このような原稿を、裏表逆にセットした場合に
は、白紙の画情報やコピーが出力されてしまう。その結
果、通信費や記録紙の無駄が発生する。
【0003】このような問題を解決するための従来技術
としては、例えば、特開平5−48835号公報等に記
載のものがある。しかし、この特開平5−48835号
公報に記載の技術では、ファクシミリ装置等の画像読取
装置において、読み取った原稿が白紙かどうかを判断す
る際、1ラインの画データが全て白で1頁分構成されて
いた場合にその原稿を白紙と判断する。そのため、イメ
ージセンサから読み取ったデータに、イメージセンサの
性能等でゴミのようなデータが入っていた場合、実際に
は白紙同然の原稿であったにも係わらず白紙と判断でき
ない。
【0004】また、従来技術としての例えば特開平6−
261168号公報に記載の技術は、ファクシミリ装置
等において、メモリ送信の場合は、メモリ内に一旦格納
した各画情報の有効ドット(黒画素)数が全て所定値以
下であれば、また、リアルタイム送信の場合は、所定枚
数だけ連続して画情報の有効ドット(黒画素)数が所定
値以下であれば、原稿が裏表逆にセットされたものと判
断して、メッセージを出力するものである。
【0005】しかし、この技術では、ファクシミリ装置
において多数の枚数の原稿がセットされた場合、送信す
る/送信しないの決定までに時間を要する。すなわち、
リアルタイム送信の場合であっても、最終頁で所定枚数
に達する場合もあり、この場合、メモリ送信と同じ時間
を要する。その結果、ファクシミリ装置の利用者は、正
常な読み取りが行なわれたか否かを確認するためには、
全ての原稿に対する読み取り動作が終了するまで、ファ
クシミリ装置から離れることなく監視していなければな
らず、効率的でない。
【0006】また、特開平10−229484号公報に
は,1ライン毎等での黒画素数をカウントして、原稿が
白紙か否かを判定して、白紙原稿であれば、画像データ
を削除する技術が記載されている。このような白紙原稿
の検出技術を含め、画像読取装置の白紙原稿検出機構
は、従来、固定的に設けられており、装置の使用環境に
応じてユーザが任意の白紙原稿検出機構を選択すること
はできず効率的でない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の技術では、白紙原稿の高精度かつ効率的な
検知を行なうことができない点である。
【0008】本発明の目的は、これら従来技術の課題を
解決し、ファクシミリ装置やスキャナ装置等の性能と信
頼性の向上、および、利便性の向上を図ることを可能と
する画像読取装置とその黒画素検索方法および白紙原稿
検出方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の画像読取装置は、予め線密度毎に対応付け
られたしきい値を記憶しておき、原稿読み取り線密度を
判別し、この線密度に対応したしきい値に切り換えて白
紙原稿の検出を行なう。この画像読取装置において、記
憶部に記憶した線密度毎に対応付けられたしきい値を表
示し、この表示した線密度毎のしきい値を、ユーザから
の指示に基づき変更する。
【0010】この際、計数した原稿の黒画素数を表示す
ることにより、ユーザのしきい値変更操作を容易にす
る。あるいは、ユーザが通常の原稿としたい白部分の多
い原稿を読み取り、その黒画素数で、当該線密度に対応
するしきい値を自動的に変更する。
【0011】さらに、しきい値を、線密度のみならず原
稿が線画やハーフトーンからなる場合に選択する読取モ
ードにも対応付けて記憶し、選択された読取モードに最
適なしきい値を元に白紙原稿の検出を行なう。
【0012】また、本発明の画像読取装置の黒画素検索
方法では、主走査1ラインを4つのブロックに分割して
1ブロックを各ラインの読取対象範囲とし、かつ、次ラ
インは前ラインの次のブロックを読取対象範囲とし、各
ブロックでは、1バイトおきに黒画素の検索を行ない、
各ブロックの検索開始アドレスは、4ラインおきに奇数
と偶数の交互に行なうことにより、原稿前エリアの約1
/8を対象に黒画素の検出を行なう。尚、検索対象の1
バイト中の1ドットおよび2ドットの孤立点は、イメー
ジセンサのゴミ等による誤検知と見做し、黒画素として
計数しない。
【0013】また、線密度別ならびに原稿の読取モード
別に黒画素数をカウント(計数)する手順を複数有し、
選択された線密度ならびに読取モードに対応して手順を
切り換えて黒画素数のカウントを行なう。
【0014】さらに、白紙原稿と判別した場合にも、ユ
ーザが強制送信を支持すれば、その際の黒画素数に基づ
き新たなしきい値に変更する。例えば、所定回数の強制
送信後に、その平均値に変更する。尚、この変更は、ユ
ーザの確認の基に行なう。
【0015】また、本発明の画像読取装置およびその白
紙原稿検出方法は、予め、第1の検知機能(1枚でも白
紙原稿と判定すれば、検知結果を出力する)、第2の検
知機能(既定枚数の白紙原稿を判定するまで、検知結果
の出力を待つ)、第3の検知機能(全ての原稿を白紙原
稿として判定しなければ、検知結果を出力しない)を設
けておき、利用者にその1つを選択させる構成とする。
このことにより、利用者は、原稿に応じた最適な白紙原
稿の検知機能を選択でき、装置の性能および利便性が向
上する。また、利用者への通知時には動作を停止させ、
利用者に、操作のやり直し、または、処理の継続を選択
させ、その選択に応じた処理を行なう。これにより、装
置の利便性がさらに向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面に
より詳細に説明する。図1は、本発明の画像読取装置の
本発明に係る構成の一実施例を示すブロック図である。
【0017】本例の画像読取装置はファクシミリ装置で
あり、スキャナ1、符号化復号化部2、画像メモリ3、
プロッタ4、操作表示部5、スイッチ(図中、「SW」
と記載)6、CPU(Central Processing Unit)7、
ROM(Read Only Memory)8、RAM(Random Acces
s Memory)9、モデム10、網制御部11をバス12を
介して接続してなる。
【0018】スキャナ1は、CIS(Contact-type Ima
ge Sensor、密着型イメージセンサ)等からなり原稿の
読み取りを行なう。符号化復号化部2は、スキャナ1で
読み取った原稿の画像データの符号化、および、受信し
た画像データの復号化を行なう。画像メモリ3は、スキ
ャナ1で読み取った画像データや受信した画像データを
蓄積する。
【0019】プロッタ4は、受信した画像データやスキ
ャナ1でコピー用に読み取った画像データ等を印刷出力
する。操作表示部5は、ワンタッチキーやLCD(Liqu
id Crystal Display)等からなり、ユーザとの対話的な
入出力処理に用いられる。スイッチ6は、電源スイッチ
やカバースイッチ等からなる。
【0020】CPU7は、本発明の白紙原稿検出動作に
係わる処理を含むファクシミリ装置の全体動作を制御す
る。ROM8は、CPU7の動作プログラム等を記憶す
る。RAM9は、CPU7で生成されるデータ等を記憶
する。
【0021】モデム10は、ファクシミリ装置で送受信
する画像データの変調処理および復調処理を行なう。網
制御部11は、電話回線を介しての相手先装置との接続
制御を行なう。このような構成のファクシミリ装置にお
いて、CPU7、ROM8、RAM9等により、図2に
示すような、本発明に係わる白紙原稿検出システムが構
成される。
【0022】図2は、図1におけるファクシミリ装置の
本発明に係わる白紙原稿検出を行なう部分の第1のシス
テム構成例を示すブロック図である。本第1の例の白紙
原稿検出システムは、スキャナ1、操作表示部5、RA
M9、および、CPU7、ROM8、RAM9等により
構成されるしきい値制御処理部13と原稿判別部17か
らなる。
【0023】しきい値制御処理部13は、線密度判別部
14、しきい値選択部15、設定部16からなり、線密
度判別部14では、操作表示部5を介してユーザが指示
した線密度を判別し、しきい値選択部15に通知する。
しきい値選択部15は、RAM9に予め登録されている
線密度別の黒画素数のしきい値の一覧を参照して、線密
度判別部14から通知された線密度に対応する黒画素数
のしきい値を特定し、設定部16に通知する。設定部1
6は、しきい値選択部15から通知された黒画素数のし
きい値をRAM9を利用して記憶する。
【0024】原稿判別部17は、画素数カウント部18
と比較・判別部19からなり、画素数カウント部18
は、スキャナ1で読み取った画像データの黒画素数をカ
ウントし、その結果を比較・判別部19に通知する。比
較・判別部19は、画素数カウント部18から通知され
た黒画素数と、設定部16により記憶された黒画素数の
しきい値とを比較し、スキャナ1で読み取った画像デー
タが白紙原稿であるか否かを判別する。
【0025】このような白紙原稿検出システムを具備し
た図1のファクシミリ装置の本発明に係わる処理動作
を、図3を用いて説明する。図3は、図1におけるファ
クシミリ装置の本発明に係わる白紙原稿検出処理動作例
を示すフローチャートである。
【0026】原稿の読み取りを開始する際等、ユーザ
は、何種類かある読み取り線密度から1つの線密度を選
択する(ステップ301)。選択された線密度から、予
め図1のRAM9に登録してある各線密度に対応する白
紙検知のしきい値を読み出し(ステップ302)、原稿
の読み取りを行ない(ステップ303)、黒画素数の検
出を行なう(ステップ304)。
【0027】読み取りが終了した時点で(ステップ30
5)、その検出した黒画素数と(ステップ306)、ス
テップ302でRAM9から読み出したしきい値とを比
較して(ステップ307)、読み取った原稿の黒画素数
がRAM9から読み出したしきい値より少なかった場
合、白紙検出フラグをRAM9内にセットし(ステップ
308)、白紙原稿を読み取ったと判断する(ステップ
309)。また、読み取った原稿黒画素数がRAM9か
ら読み出したしきい値より多い場合、RAM9内の白紙
検出フラグをリセットし(ステップ310)、通常の原
稿を読み取ったと判断する(ステップ311)。
【0028】尚、このRAM9内のフラグがセット状態
となった場合、図1のCPU7は、操作表示部5の表示
部やブザーを介して、ユーザに、白紙原稿を読み取った
ことを通知し、原稿からの画像データの画像メモリ3へ
の蓄積や、モデム10および網制御部11を介して交信
などを中断する。あるいは、このような中断は行なわ
ず、操作表示部5の表示部やブザーを介して、ユーザ
に、白紙原稿を読み取ったことを警告することだけでも
良い。
【0029】次に、図4および図5を用いて、発明に係
わる黒画素の検索技術に関して説明する。図4および図
5は、発明に係わる黒画素の検索処理例を示す説明図で
ある。原稿をCIS等で1ライン毎に読み取り、ライン
バッファに転送された画像中の黒画素を、以下のように
してサンプリング(検索)する。
【0030】まず、主走査1ラインを4分割したブロッ
クの1つを、そのラインのサンプリングの対象範囲と
し、さらに、その対象ブロックにおいて、1バイトおき
にサンプリングする。次のラインは、前ラインで対象範
囲としたブロックの次のブロックを対象範囲とする。
【0031】図4(a)においては、1ライン目におい
て、図中、2重破線で示されている「A」のブロックが
対象範囲となり、2ライン目では、その次の2重破線で
示されているブロックが対象範囲となる。さらに、対象
範囲のサンプリング開始アドレスは、図4(b)に示す
ように、4ラインおきに奇数スタート、偶数スタートと
交互に行なう。
【0032】すなわち、Aの対象範囲では、最初のアド
レスつまり奇数アドレス(図におけるアスタリスク
「*」)からサンプリングをスタートし、Bの対象範囲
では、2番目のアドレスつまり偶数アドレス(図におけ
るアスタリスク「*」)からサンプリングをスタートす
る。
【0033】また、原稿の先端から10mmと、1ライ
ン中の両サイド8mm(8バイト)分はカット(削除)
し、サンプリングしない。以上のサンプリングにより、
原稿の全エリアの約1/8を対象として、黒画素をサン
プリング(検索)することとなり、処理量を削減して処
理速度を高めている。
【0034】具体的には、読み取り幅1ライン中の検索
バイト数は、以下のようになる。 A4幅の場合:((216バイト−16バイト)/4)
/2=25バイト B4幅の場合:((256バイト−16バイト)/4)
/2=30バイト また、図5に示すように、サンプリング対象の1バイト
中の1ドットもしくは2ドットの孤立点は、黒画素数と
してカウントしない。
【0035】次に、図6および図7を用いて、本発明に
係わる白紙原稿検出システムの第2の例を説明する。図
6は、図1におけるファクシミリ装置の本発明に係わる
白紙原稿検出を行なう部分の第2のシステム構成例を示
すブロック図である。
【0036】本例の白紙原稿検出システムは、操作表示
部5、RAM9、および、図1におけるCPU7、RO
M8、RAM9等により構成されたしきい値更新部20
からなり、このしきい値更新部20は、線密度別しきい
値表示部21、しきい値変更部22を有している。
【0037】本例は、図2の構成の白紙原稿検出システ
ムをさらに操作性を改善するものである。すなわち、各
読取線密度で1つの白紙検出しきい値が固定されている
場合、多数のユーザが使用する場合、ユーザによって、
画像として認識して欲しい原稿の白紙程度が異なる。そ
こで、本例の白紙原稿検出システムでは、白紙検出しき
い値をユーザが容易に変更できるようにしている。
【0038】すなわち、線密度別しきい値表示部21
は、RAM9に登録されている各読取線密度とそれに対
応する白紙検出のしきい値を読み出し、操作表示部5の
LCD5a上にしきい値変更画面5bに表示する。この
しきい値変更画面5bを参照してユーザは、操作表示部
5のキー操作により、各線密度での白紙検出しきい値
を、ユーザの使用環境に合ったしきい値に変更し、確定
キー(「Yes」等)を押下する。
【0039】この操作表示部5でのキー操作結果に基づ
き、しきい値変更部22は、RAM9の登録内容を書き
換える。尚、RAM9はバックアップ用の電源が接続さ
れており、このような値の書き換えが行なわれない限
り、電源スイッチをオフして電源を落しても、現在の値
を保持している。
【0040】このような白紙しきい値の変更処理動作
を、図7を用いて説明する。図7は、図6における白紙
原稿検出システムを有するファクシミリ装置の本発明に
係わる処理動作例を示すフローチャートである。操作表
示部5に各線密度別のしきい値を表示する(ステップ7
01)。
【0041】この表示内容に対して、操作表示部5から
変更(しきい値の変更)指示があれば(ステップ70
2)、その変更指示に対応した変更を一時記憶し(ステ
ップ703)、操作表示部5からの確定キーの押下を待
つ(ステップ704)。確定キーが押下されれば、一時
記憶した変更内容でRAM9登録内容を書き換える(ス
テップ705)。
【0042】次に、図8および図9を用いて、本発明に
係わる白紙原稿検出システムの第3の例を説明する。図
8は、図1におけるファクシミリ装置の本発明に係わる
白紙原稿検出を行なう部分の第3のシステム構成例を示
すブロック図である。
【0043】本例の白紙原稿検出システムは、スキャナ
1、操作表示部5、RAM9、および、図1におけるC
PU7、ROM8、RAM9等により構成された図2に
おける原稿判別部17と図6におけるしきい値更新部2
0、および、画素数表示部23を設けた構成となってい
る。
【0044】本例の白紙原稿検出システムは、図6にお
ける白紙原稿検出システムでの、ユーザによる線密度別
のしきい値の変更操作をさらに容易にするものである。
すなわち、ユーザは、まず、最低ここまでは画像と判断
してもらいたい原稿をスキャナ1で読み取らせる。この
原稿の画素数を原稿判別部17の画素数カウント部18
でカウントし、その結果を、画素数表示部23により、
操作表示部5のLCD5aの画素数検出画面5cに表示
する。
【0045】ユーザは、この画素数検出画面5cの表示
内容を参照して、しきい値変更画面5bを介して、しき
い値、すなわち、黒画素数を変更することで、所望のし
きい値に容易に変更することができる。尚、その変更結
果は、しきい値更新部20を介してRAM9に反映され
る。
【0046】このようなしきい値の変更動作を、図9を
用いて説明する。図9は、図8における白紙原稿検出シ
ステムを有するファクシミリ装置の本発明に係わる処理
動作例を示すフローチャートである。ユーザがセットし
た原稿(最低ここまでは画像と判断してもらいたい原
稿)をスキャナ1で読み取る(ステップ901)。
【0047】この原稿を読み取った画像データの黒画素
数を、通常の白紙原稿検出動作により検出して、白紙が
どうかの判断を行なう(ステップ902)と共に、その
黒画素数を操作表示部5のLCD5aの画素数検出画面
5cに表示する(ステップ903)。ユーザからの、こ
の画素数検出画面5cの表示内容を参照してのしきい値
(黒画素数)の変更指示に基づき、図7で示した処理を
行ない、RAM9に登録してあるしきい値を変更する
(ステップ904)。
【0048】次に、図10と図11を用いて、本発明に
係わる白紙原稿検出システムの第4の例を説明する。図
10は、図1におけるファクシミリ装置の本発明に係わ
る白紙原稿検出を行なう部分の第4のシステム構成例を
示すブロック図である。
【0049】本例の白紙原稿検出システムは、スキャナ
1、操作表示部5、RAM9、および、図1におけるC
PU7、ROM8、RAM9等により構成されたしきい
値更新・設定部24からなる。
【0050】しきい値更新・設定部24には、線密度特
定部25、黒画素数カウント部26、画素数算出部2
7、しきい値更新部28が設けられており、このような
構成とすることにより本例の白紙原稿検出システムは、
図8における白紙原稿検出システムでの、ユーザによる
線密度別のしきい値の変更操作を自動的に行なうことが
できる。
【0051】すなわち、まず、しきい値更新・設定部2
4は、操作表示部5を介してユーザが本例のしきい値自
動変更モードを選択したことを判別すると、操作表示部
5のLCD5aに、白紙検知しきい値自動変更画面5d
を表示する。この白紙検知しきい値自動変更画面5dの
表示状態において、ユーザはスキャナ1を介して通常の
キー操作で、まず、最低ここまでは画像と判断してもら
いたい原稿、例えば、白紙に三文判が押されている原稿
を、所望の読取線密度を選択して読み取らせる。ここで
選択された線密度を線密度特定部25により読み込んで
RAM9に一時記憶する。
【0052】また、このようにして読み取った画像デー
タの黒画素数を、黒画素数化カウント部26でカウント
し、そのカウント値に画素数算出部27で、例えば
「0.7」を掛けて、この黒画素数にマージンを持たせ
る。そして、その値を新しい白紙検知のしきい値とし
て、しきい値更新部28により、線密度特定部25によ
りRAM9に一時記憶した線密度と対応付けてRAM9
に登録する。
【0053】これにより、カウントした黒画素の数が
「100」の場合、「70」が新しいしきい値となり、
このしきい値の設定終了後は、設定された線密度での読
み取りでは、検出された黒画素数が「70」以下の場
合、白紙原稿として判断される。従って、このしきい値
(「70」)を決定するために読み取った原稿(黒画素
数「100」)は、白紙とは判断されないことになる。
【0054】このようなしきい値の変更処理動作を、図
11を用いて説明する。図11は、図10における白紙
原稿検出システムを有するファクシミリ装置の本発明に
係わる処理動作例を示すフローチャートである。まず、
操作表示部5のLCDに、例えば、白紙検知しきい値自
動変更画面等の画面を表示する(ステップ1101)。
【0055】そして、ユーザが、この画面上で、原稿と
判断したい最低の濃度の原稿(白紙部分の多い原稿)を
スキャナ1にセットし(ステップ1102)、読取線密
度を選択し(ステップ1103)、スタートキーを押す
と、スキャナ1により、原稿の読み取りを開始する(ス
テップ1104)。
【0056】この読み取り動作中に黒画素数を検出する
(ステップ1105,1106)。原稿1頁分の黒画素
数を検出したならば(ステップ1107)、その黒画素
数を「0.7」倍して(ステップ1108)、その値
を、ステップ1103で選択された線密度に対応した白
紙検出しきい値として、RAM9の登録内容を更新する
(ステップ1109)。
【0057】さらに、他の読取線密度での白紙検知のし
きい値の変更を行なうか否か等をLCDに表示し、ユー
ザが、他の読取線密度での白紙検知のしきい値の変更を
行なうと指示した場合、ステップ1102からの処理を
繰り返し(ステップ1110)、変更しないと選択した
場合は、画面を通常の待機画面に戻して(ステップ11
11)処理を終了する。
【0058】以上、図1〜図11を用いて説明した画像
読取装置としてのファクシミリ装置は、予め線密度毎に
対応付けられたしきい値をRAM9に記憶しておき、原
稿を読み取る際に設定された線密度を線密度判別部14
で判別し、この線密度に対応したしきい値に、敷地選択
部15および設定部16により、切り換えて白紙原稿の
検出を行なう。
【0059】また、RAM9に記憶した線密度毎に対応
付けられたしきい値を、線密度別しきい値表示部21に
より操作表示部5に表示し、この表示した線密度毎のし
きい値に対するユーザからの変更指示に基づきしきい値
変更部22により、RAM9内の記憶内容を変更する。
【0060】この際、画素数表示部23により、画素数
カウント部18で計数した原稿の黒画素数を操作表示部
5に表示することにより、ユーザのしきい値変更操作を
容易にできる。あるいは、ユーザが通常の原稿としたい
白部分の多い原稿を読み取り、その黒画素数に基づき画
素数算出部27で算出した(0.7掛け)値に、しきい
値更新部28より、当該線密度に対応するRAM9内の
しきい値を自動的に変更する。
【0061】さらに、その黒画素検索方法では、主走査
1ラインを4つのブロックに分割して1ブロックを各ラ
インの読取対象範囲とし、かつ、次ラインは前ラインの
次のブロックを読取対象範囲とし、各ブロックでは、1
バイトおきに黒画素の検索を行ない、各ブロックの検索
開始アドレスは、4ラインおきに奇数と偶数の交互に行
なう。
【0062】このことにより、原稿前エリアの約1/8
を対象に黒画素の検出を行なうことになり、処理量が減
少し、高速な黒画素検索処理が可能となる。尚、検索対
象の1バイト中の1ドットおよび2ドットの孤立点は、
イメージセンサのゴミ等による誤検知と見做し、黒画素
として計数しない。
【0063】次に、図12〜図15を用いて、本発明に
係る白紙原稿検出白紙原稿検出システムの第5の例を説
明する。本例は、読取モード(読み取り対象の原稿がハ
ーフトーンの原稿であるか通常の線画の原稿であるか)
の設定に対応して、しきい値の選択を制御するものであ
る。
【0064】すなわち、原稿を読み取るモード(線画、
ハーフトーン)に対して1つの白紙検出しきい値のみが
対応付けられている場合、読み取った画像出力の特徴
(例えば、ハーフトーンの出力は、細かい点の集合体に
よって出力される)によっては、以下の例のように、実
際には白紙と認識して欲しい原稿でも、白紙と判断でき
ない可能性がある。
【0065】例えば、ハーフトーンの読取モードで地肌
の濃い紙を原稿として読み取った場合、多少の濃淡の差
でも、濃い部分は画像と読み込んでしまう。この場合、
実際には原稿上には画像が存在しないが、原稿の地肌を
読み込んで細かい多数の黒画素の点として出力を出して
しまう可能性が高い。その結果、原稿上には画像が存在
していない場合でも、読み取った黒画素数が線画モード
で読み取った場合に比べて多くなり、線画モードでは白
紙と判断できた場合でも、ハーフトーンでは白紙と判断
できない可能性がある。
【0066】このような問題に対処するため、図12に
示す構成の白紙原稿検出システムを用いる。図12は、
図1におけるファクシミリ装置の本発明に係る白紙原稿
検出を行う部分の第5のシステム構成例を示すブロック
図である。
【0067】本第5の例の白紙原稿検出システムは、ス
キャナ1、操作表示部5、RAM9、および、図1のC
PU7、ROM8、RAM9等により構成されるしきい
値制御処理部13aと原稿判別部17aからなる。
【0068】本例ではRAM9には、読み取り対象の原
稿がハーフトーンの原稿であるか通常の線画の原稿であ
るかで区別される読取モード別に各線密度別の黒画素数
のしきい値の一覧が予め記憶されており、また、読取モ
ード別、ならびに、線密度別に、原稿判別部17aの画
素数カウント部18aによる黒画素の計数手順が予め記
憶されている。
【0069】しきい値制御処理部13aは、読取モード
・線密度判別部14a、しきい値選択部15a、設定部
16aからなり、読取モード・線密度判別部14aで
は、操作表示部5を介してユーザが指示した読取モード
と線密度を判別し、しきい値選択部15bおよび原稿判
別部17aに通知する。
【0070】しきい値選択部15aは、RAM9に予め
記憶されている読取モード別ならびに線密度別の黒画素
数のしきい値の一覧を参照して、読取モード・線密度判
別部14aから通知された読取モードと線密度に対応す
る黒画素数のしきい値を特定し、設定部16aに通知す
る。設定部16aは、しきい値選択部15aから通知さ
れた黒画素数のしきい値をRAM9を利用して記憶す
る。
【0071】原稿判別部17aは、画素数カウント部1
8aと比較・判別部19aからなり、画素数カウント部
18aは、スキャナ1で読み取った画像データの黒画素
数をカウントし、その結果を比較・判別部19に通知す
る。このカウントを行う際、画素数カウント部18a
は、読取モード・線密度判別部14aで判別した読取モ
ードや線密度に対応する計数手順をRAM9から読み出
し、この手順に基づき黒画素の計数(カウント)を行
う。例えば、ハーフトーン原稿の読取モードや細かい線
密度が選択されていれば、図5で示した孤立点でもカウ
ントする。
【0072】比較・判別部19aは、画素数カウント部
18aから通知された黒画素数と、設定部16aにより
RAM9に記憶された黒画素数のしきい値とを比較し、
スキャナ1で読み取った画像データが白紙原稿であるか
否かを判別する。
【0073】このような白紙原稿検出システムを具備し
たファクシミリ装置の本発明に係わる処理動作を、図1
3を用いて説明する。図13は、図12における白紙原
稿検出システムを具備したファクシミリ装置の本発明に
係わる白紙原稿検出処理動作例を示すフローチャートで
ある。
【0074】原稿の読み取りを開始する際等、ユーザ
は、何種類かある読取モードならびに読取線密度から読
取モードと線密度を選択する(ステップ1301)。選
択された読取モードと線密度に対応する黒画素の計数手
順を、図12のRAM9から選択する(ステップ130
2)。
【0075】また、選択された読取モードと線密度か
ら、予め図12のRAM9に登録してある各読取モード
と線密度に対応する白紙検知のしきい値を選択し(ステ
ップ1303)、原稿の読み取りを行ない(ステップ1
304)、黒画素数の検出を行なう(ステップ130
5)。
【0076】読み取りが終了すると(ステップ130
6)、ステップ1302で選択した計数手順に基づき原
稿内の黒画素数を確定する(ステップ1307)。
【0077】このようにして確定した黒画素数と、ステ
ップ1303でRAM9から読み出したしきい値とを比
較して(ステップ1308)、読み取った原稿の黒画素
数がRAM9から読み出したしきい値より少なかった場
合、白紙検出フラグをRAM9内にセットし(ステップ
1309)、白紙原稿を読み取ったと判断する(ステッ
プ1310)。
【0078】また、読み取った原稿黒画素数がRAM9
から読み出したしきい値より多い場合、RAM9内の白
紙検出フラグをリセットし(ステップ1311)、通常
の原稿を読み取ったと判断する(ステップ1312)。
【0079】このように、読み取った原稿面の黒画素の
数と予め決められた黒画素数のしきい値とを比較して、
白紙か否かを判断する際に、白紙原稿検出のためのしき
い値を、読取モードによって変更することができ、例え
ばハーフトーン原稿に対してもより高精度な白紙検知を
行うことができる。
【0080】尚、このRAM9内のフラグがセット状態
となった場合、図1のファクシミリ装置では、操作表示
部5の表示部やブザーを介して、ユーザに、白紙原稿を
読み取ったことを通知し、原稿からの画像データの画像
メモリ3への蓄積や、モデム10および網制御部11を
介しての交信などを中断する。あるいは、このような中
断は行なわず、操作表示部5の表示部やブザーを介し
て、ユーザに、白紙原稿を読み取ったことを警告するこ
とだけでも良い。
【0081】次に、図14および図15を用いて、図1
2における白紙原稿検出システムによる発明に係わる黒
画素の検索技術に関して説明する。図14および図15
は、図12における白紙検知システムによる黒画素の検
索処理例を示す説明図である。
【0082】本例は、イメージセンサから読み取ったデ
ータに、イメージセンサの性能等でゴミのようなデータ
が入っていた場合に、実際には白紙同然の原稿であった
にも係わらず白紙と判断できないといった問題に対し
て、読取モードの違いによって、ゴミデータを画像とし
て判断しないで、画像としての黒画素を精度良く抽出す
るためのものである。
【0083】本例では、複数の手順として、黒画素をカ
ウントする際に用いる換算テーブル(黒画素カウント換
算テーブル)を複数設け、読取モードや線密度に対応し
てこの黒画素カウント換算テーブルを選択して黒画素の
カウント手順を切り換えるものとする。
【0084】ここで、黒画素カウント換算テーブルと
は、CIS等で読み取った画像データが1ライン単位で
ラインバッファ(RAM9)に転送され、この画像デー
タの黒画素数を1バイト単位で算出する際に、1バイト
の黒画素の出現パターンから黒画素数を換算するための
テーブルである。
【0085】例えば、図14に示すように転送された1
バイトのデータが「FF(HEX)」というデータであ
れば、黒画素数は8個、「77(HEX)」というデー
タであれば、黒画素数は6個と換算する。この換算され
た数を全て加算することで原稿1ページ分の黒画素数を
算出する。
【0086】そして、本例では、読取モードや線密度の
違いによって、画像データから黒画素数を換算する数を
以下のようにする。例えば、ハーフトーンモードで原稿
を読み取った場合や細かい線密度で原稿を読み取った場
合には、図15に示すような、1バイトの画像データ中
に1画素や2画素程度の孤立点であっても画像である可
能性が高いので、この1バイトデータも正確に1画素、
2画素と換算するテーブルを選択して、それぞれをカウ
ントする。
【0087】また、線画モードで原稿を読み取った場合
や荒い線密度で原稿を読み取った場合には、図15に示
すような画像データは、原稿上にある汚れやその他のゴ
ミデータの可能性が高いので、「0」画素と換算するテ
ーブルを選択して、それぞれをカウントしないようにす
る。
【0088】尚、換算テーブルによって、どの程度の孤
立点をゴミデータとして判断するかは、CISやCCD
等の読取り素子の性能や、白紙と判断したい原稿に依存
するので、使用する装置によって予め実際に黒画素を測
定して評価して決定する。
【0089】すなわち、原稿の読み取りを開始する際、
ユーザは、読み取る画像によって線画またはハーフトー
ンのモードを選択する。このように選択されたモードか
ら、予めRAMやROM等に用意してある黒画素カウン
ト換算テーブルを選択する。例えば、読取モードがハー
フトーンならば、予めハーフトーン用に用意された黒画
素カウント換算テーブルを参照して、黒画素数をカウン
トする。
【0090】このように、黒画素数を計数(カウント)
する手順(黒画素カウントテーブル)を複数持ち、原稿
を読み取るモード(線画、ハーフトーン)や線密度によ
って、最適な手順を選択することにより、読み取った黒
画素がゴミデータなのか画像データなのかの判断を精度
良く行うことができ、画像データとしての黒画素数の計
数精度が向上する。そして、画像データの黒画素数の計
数精度が向上することにより、原稿が、白紙か否かを判
断する黒画素数のしきい値がより正確なものとなり、白
紙検知の精度が向上する。
【0091】次に、図16および図17を用いて、本発
明に係る白紙原稿検出システムの第6の例を説明する。
本例は、上述の図1〜図15で説明した各技術により設
定・変更した白紙原稿の判別用のしきい値を、さらに、
ユーザの操作に対応して変更するものである。
【0092】すなわち、図1〜図15で説明した各技術
により白紙原稿の判別用のしきい値を変更・設定した
後、ユーザが、白紙原稿の検知のためのしきい値を下回
った原稿を使用した場合には、白紙原稿であると誤検知
してしまう。このような問題に対処するために、図16
に示す構成の白紙原稿検出システムを用いる。
【0093】図16は、図1におけるファクシミリ装置
の本発明に係る白紙原稿検出を行う部分の第6のシステ
ム構成例を示すブロック図である。本第6の例の白紙原
稿検出システムは、操作表示部5、RAM9、および、
図1のCPU7、ROM8、RAM9等により構成され
る原稿判別部17、白紙原稿通知部31、強制送信部3
2、しきい値変更部33を有している。
【0094】原稿判別部17は、読み取った原稿から検
出した黒画素数が、白紙を検知する黒画素数のしきい値
以下であれば、白紙原稿であると判断する。この判断結
果に基づき、白紙原稿通知部31は、操作表示部5を介
して、ブザー等の音声手段や、LCD、LED等の表示
手段を用いてユーザに、白紙原稿を読み込んだ可能性を
警告する。
【0095】この警告に対してユーザが、操作表示部5
上に設けられた白紙検知キャンセルキーもしくはスイッ
チ等で、警告をキャンセルして、原稿の送信の続行を指
示した場合、強制送信部32は、白紙原稿として判断し
た原稿から読み込んだ画像データを図1におけるモデム
10や網制御部11を介して送信する。
【0096】このように、強制送信部32による白紙原
稿として判断した原稿から読み込んだ画像データの送信
が行われると、しきい値変更部33は、その原稿の黒画
素数を用いて、RAM9において記憶しているしきい値
を変更する。
【0097】例えば、しきい値変更部33は、送信した
原稿の黒画素数にマージンを持たせるために0.7を掛
けた値を、新たなしきい値としてRAM9の所定のアド
レスに書き込む。読み取った黒画素の数が「100」で
あった場合、「70」が新たなしきい値となり、以降、
検出された黒画素数が「70」以下の原稿の場合、白紙
原稿として判別されるが、黒画素の数が「100」の上
記送信した原稿は、以降も、白紙原稿として判別されな
い。
【0098】尚、警告を発しても一定時間、例えば、1
分間が経過してもユーザからの警告のキャンセルが行わ
れなかった場合、そのまま送信を続行する。この場合、
白紙を検知するために用いる黒画素数のしきい値の変更
は行わない。このようにして、白紙を検知するために用
いる黒画素数のしきい値の変更を行うことにより、ユー
ザが使用する原稿に合った白紙検知を行うことができ
る。
【0099】また、しきい値変更部33は、次のように
して新たなしきい値をRAM9に書き込むこともでき
る。すなわち、強制送信部32により画像データの送信
が行われると、しきい値変更部33は、この画像データ
の黒画素数をログデータとしてRAM9の所定のアドレ
スに保存する。尚、読取モードや線密度等の読取条件に
対応してログデータを保存するエリアは分けておく。
【0100】そして、同じ読取条件での複数回(例えば
5回)の保存動作毎に、その平均値を求め、その平均値
にマージンを持たせるために「0.7」を掛けた値を、
新たなしきい値として、RAM9の所定のアドレスに書
き込む。尚、ログデータから平均値を算出する動作回数
は、操作表示部5を介してユーザが任意に設定すること
ができる。
【0101】このようにして、しきい値の変更処理を行
うことにより、ユーザが使用する原稿の変化に対応した
しきい値の設定ができ、ユーザの使用原稿に合った白紙
原稿の検知を行うことができる。また、普段は使用しな
い特殊な原稿のみを読み込んで白紙と検知しても、しき
い値を変更することなく強制送信することができる。
【0102】また、しきい値変更部33は、強制送信部
32により画像データの送信が行われると、操作表示部
5上のLCD等の表示装置で、今回読み取った黒画素数
に基づき新たなしきい値を求めてRAM9に書き込むか
否かをユーザに選択させる表示を行い、その表示に基づ
き、ユーザが書き込む(登録する)と指示した場合に、
RAM9の当該しきい値を新しい値に変更する。登録指
示がなければ、ログデータをRAM9の所定のエリアに
保存して処理を終了する。
【0103】このような白紙原稿検出システムを具備し
たファクシミリ装置の本発明に係わる処理動作を、図1
7を用いて説明する。図17は、図16おける白紙原稿
検出システムを具備したファクシミリ装置の本発明に係
わる白紙原稿検出処理動作例を示すフローチャートであ
る。
【0104】設定された読取条件(読取モード、線密
度)で原稿を読み取り(ステップ1701)、その結
果、白紙原稿と判断すると(ステップ1702)、図1
の操作表示部5を介して、ブザーやLCD等でユーザに
その旨を警告する(ステップ1703)。
【0105】ユーザが、この警告をキャンセルして、原
稿の送信の続行を指示すると(ステップ1704)、そ
の原稿の黒画素数を読取条件に対応付け、ログデータと
して図1のRAM9に保存する(ステップ1705)。
【0106】このログデータの数が、ユーザが予め任意
に設定した値(MAX)になれば(ステップ170
6)、ログデータを用いて、新しいしきい値を算出し
(ステップ1707)、RAM9において記憶している
しきい値を、算出したしきい値に変更する(ステップ1
708)。尚、この新たなしきい値への変更は、ユーザ
からの指示に基づき行うようにしても良い。
【0107】このようにして、白紙を検知するために用
いる黒画素数のしきい値の変更を行うことにより、ユー
ザが使用する原稿の変化に対応したしきい値の設定がで
き、ユーザの使用原稿に合った白紙原稿の検知を行うこ
とができる。
【0108】次に、図18〜図23を用いて、本発明の
画像読取装置に係る他の例を説明する。図18は、本発
明の画像読取装置の本発明に係る他の構成例を示すブロ
ック図である。
【0109】本例の画像読取装置は、ファクシミリ装置
であり、スキャナ51、表示部52、操作部53、通信
部(図中、「NCU」と記載)54、コントローラ5
5、ROM56、RAM57、プロッタ58を内部バス
59を介して接続して構成されている。
【0110】スキャナ51は、特に、本発明の画像読取
装置に係わる部分であり、送信画像およびコピー画像を
読み取る。表示部52はLCD等からなり、「通信中」
や「エラー状態」等、ファクシミリ装置の動作状態等を
ユーザ(利用者、オペレータ)に知らせる。
【0111】操作部53は、テンキーやワンタッチキー
等を具備し、利用者がファクシミリ装置を使用する際に
操作される。通信部54は、モデムや網制御装置等から
なり、ダイヤルパルスの発信や着信信号の検出、電話と
ファクシミリの切り換え等を行ない、公衆回線や専用回
線等を介して相手方先装置との接続制御を行なう。
【0112】コントローラ55は、CPU等からなり、
本発明に係わる白紙原稿検出処理を含むファクシミリ装
置の全体動作を制御する。ROM56は、コントローラ
55のCPUの動作用のプログラムやデータを記憶す
る。
【0113】RAM57は、CPUの制御用データ、例
えば、エラー発生時のデータや、受信データを記憶す
る。プロッタ58は、レーザプリンタ機構を有し、スキ
ャナ51で読み取ったコピー画像、あるいは、通信部5
4で受信した画像データをプリントアウトする。
【0114】このような構成による本例のファクシミリ
装置の動作を説明する。オペレータが、スキャナ51に
原稿をセットし、操作部52のワンタッチキー等で相手
先を指定し、スタートキーを押下すると、コントローラ
55は、スキャナ51を起動して、原稿をスキャナ51
内に搬入して、原稿の読み取りを開始する。
【0115】読み取った画像データを、図示していない
符号化復号化部により符号化して、一旦RAM57に格
納する。そして、通信部54を介して、操作部52で指
定された相手先との接続を行ない、接続が完了したなら
ば、RAM57に格納した画像データを送出する。
【0116】このような処理において、オペレータが、
スキャナ51に原稿を裏表逆にセットした場合には、白
紙の画像データが送信されてしまうので、このような問
題に対処するために、本例のファクシミリ装置では、次
の図19に示す構成の白紙原稿検出機構を有し、本発明
に係わる白紙原稿の検出を行なっている。
【0117】図19は、図18におけるファクシミリ装
置の白紙原稿検出に係わる部分の構成例を示すブロック
図である。本図19において、60は原稿、61はCI
S、62はA/D(アナログ/ディジタル)変換部、6
3は白紙判定部、64は第1検知部、65は第2検知
部、66は第3検知部、67は選択部、68は通知部で
あり、白紙判定部63、第1〜第3検知部64〜66、
選択部67、通知部68のそれぞれは、コントローラ6
5内に構成される。
【0118】CIS61は、図18のスキャナ51に設
けられ、オペレータがセットした複数の原稿の中から1
枚ずつ送られてきた原稿60からの反射光を受光して電
気信号(アナログ)に変換する。A/D変換部62は、
CIS61からのアナログ信号をディジタル信号に変換
する。このA/D変換部62で変換されたディジタル信
号、すなわち、画像データはRAM57に格納され、コ
ントローラ55の処理により、送信またはコピーされ
る。
【0119】白紙判定部63、第1〜第3検知部64〜
66、選択部67、および、通知部68は、特に本発明
の白紙原稿検出に係わる部分を構成するものである。す
なわち、白紙判定部63は、原稿60毎にA/D変換部
62から出力される画像データに基づき、この原稿60
が白紙原稿であるか否かを判定する。
【0120】第1検知部64では、白紙判定部63が原
稿60を白紙原稿として判定した場合、直ちに検知結果
を出力する。また、第2検知部65では、白紙判定部6
3で白紙原稿として判定した原稿60の合計枚数が既定
枚数に達した時点で検知結果を出力する。
【0121】そして、第3検知部66では、白紙判定部
63が、オペレータがセットした全ての原稿を白紙原稿
として判定した場合、検知結果を出力する。選択部67
は、これらの第1〜第3検知部64〜66の内の一つ
を、操作部53を介してのオペレータからの指示に基づ
き選択して起動する。
【0122】このように、選択部67で起動された第1
〜第3検知部64〜66のいずれかからの検知結果出力
が、通知部68に渡される。通知部68では、第1〜第
3検知部64〜66のいずれかからの検知結果出力があ
れば、表示部52を介してオペレータに、セットした原
稿のチェックを促す通知を出力する。
【0123】この通知部68による通知に応じて、オペ
レータは、原稿の印字濃度等を確認し、原稿を再セット
するか、そのまま送信するか、あるいは動作を停止させ
るか等を決め、操作部53を介して指示を行なう。
【0124】オペレータからの継続指示があれば、コン
トローラ55は、原稿の読み取りの継続、もしくは、読
み取った画情報の送信を行ない、また、停止指示があれ
ば、原稿の読み取り、もしくは、読み取った画情報の送
信を停止する。
【0125】以下、このような白紙原稿検出動作を、図
20〜図23を用いて説明する。図20は、図18にお
けるファクシミリ装置による本発明の白紙原稿検出方法
の処理動作例を示すフローチャートである。
【0126】操作部53におけるスタートキーが押下さ
れると(ステップ2001)、原稿がセットされている
か否かを判別する(ステップ2002)。原稿がセット
されていない場合には、表示部52にエラー表示する
(ステップ2003)。原稿がセットされていれば、一
枚目の原稿を搬入して(ステップ2004)、画像デー
タの読み取りを行なう(ステップ2005)。
【0127】ここで、操作部53を介して、白紙原稿の
検出指示がされているかを判別する(ステップ200
6)。白紙原稿の検出指示がされていなければ、次の原
稿の有無を確認し(ステップ2010)、次の原稿があ
れば、ステップ2004の次の原稿の搬入からの処理を
繰り返し、無ければ処理を続ける。
【0128】また、ステップ2006において白紙原稿
の検出指示がされていれば、まず、第1,第2検出部6
4,65のいずれかが選択されているかを判別する(ス
テップ2007)。第1,第2検出部64,65のいず
れかが選択されていれば、選択された検出部を起動し
て、白紙原稿の検出動作を行なう(ステップ200
8)。
【0129】第1,第2検出部64,65のいずれか選
択された検出部からの白紙原稿の検出結果が出なければ
(ステップ2009)、次の原稿の有無を確認し(ステ
ップ2010)、無ければ処理を終了する。ステップ2
009において、白紙原稿の検出結果が出れば、通知部
67により、表示部2を介してオペレータに通知する
(ステップ2011)。
【0130】また、ステップ2007において、第1,
第2検出部64,65以外、すなわち、第3検出部66
が選択されていれば、この第3検出部66を起動して、
白紙原稿の検出動作を行なう(ステップ2012)。
【0131】この第3検出部66での白紙原稿の検出
は、セットされた全ての原稿が白紙であるか否かを判定
するものであり、まず、次の原稿が無くなるまで(ステ
ップ2013)、ステップ2004からの処理を繰り返
す。
【0132】そして、この第3検出部66からの白紙原
稿の検出結果が出なければ(ステップ2014)、その
まま、白紙原稿の検出処理を終了し、白紙原稿の検出結
果が出れば、通知部67により、表示部52を介してオ
ペレータに通知する(ステップ2011)。
【0133】図21は、図19における第1検出部の本
発明に係わる処理動作例を示すフローチャートである。
図19における白紙判定部63の判定結果を入力し(ス
テップ2101)、その判定結果が「白紙原稿」でなけ
れば(ステップ2102)、次の原稿(ステップ210
3)に対する白紙判定部63の判定結果を入力する(ス
テップ2101)。尚、次の原稿が無ければ処理を終了
する。
【0134】白紙判定部63の判定結果が「白紙原稿」
であれば、図19の通知部68に対して、白紙原稿を検
知したとの情報(白紙原稿検知結果)を出力する(ステ
ップ2104)。このように、第1検出部64では、白
紙判定部63が原稿が白紙判定であると判定する毎に、
白紙原稿検知結果の出力を制御する。
【0135】図22は、図19における第2検出部の本
発明に係わる処理動作例を示すフローチャートである。
図19における白紙判定部63の判定結果を入力し(ス
テップ2201)、その判定結果が「白紙原稿」でなけ
れば(ステップ2202)、次の原稿(ステップ220
3)に対する白紙判定部63の判定結果を入力する(ス
テップ2201)。尚、次の原稿が無ければ処理を終了
する。
【0136】白紙判定部63の判定結果が「白紙原稿」
であれば、カウント値tを1つ加算し(ステップ220
4)、加算した結果、カウント値tが既定値Tに達した
か否かを判別する(ステップ2205)。達していなけ
れば、次の原稿(ステップ2203)に対する白紙判定
部63の判定結果を入力する(ステップ2201)。
【0137】カウント値tが既定値Tに達した場合、図
19の通知部68に対して、白紙原稿を検知したとの情
報(白紙原稿検知結果)を出力する(ステップ220
6)。このように、第2検出部65では、白紙判定部6
3の原稿に対する白紙判定結果(白紙原稿枚数)が既定
値Tに達した時点で、白紙原稿検知結果の出力を制御す
る。
【0138】図23は、図19における第3検出部の本
発明に係わる処理動作例を示すフローチャートである。
図19における白紙判定部63の判定結果を入力し(ス
テップ2301)、その判定結果が「白紙原稿」であれ
ば(ステップ2302)、所定のフラグをON(オン)
する(ステップ2303)。
【0139】そして、次の原稿(ステップ2304)に
対する白紙判定部63の判定結果を入力し、ステップ2
301からの処理を繰り返し、次の原稿が無ければ、す
なわち、全ての原稿に対して、白紙判定部63の判定結
果が「白紙原稿」であれば、図16の通知部68に対し
て、白紙原稿を検知したとの情報(白紙原稿検知結果)
を出力する(ステップ2305)。
【0140】また、ステップ2302において、白紙判
定部63の判定結果が「白紙原稿」でなければ、ステッ
プ2303でオンしたフラグをオフにして(ステップ2
306)、処理を終了する。このように、第3検出部6
6では、白紙判定部63が全ての原稿に対して白紙であ
ると判定した場合のみ、白紙原稿検知結果を出力する。
【0141】以上の図18〜図23を用いて説明した画
像読取装置としてのファクシミリ装置およびその白紙原
稿検出方法では、予め、第1検知部64(1枚でも白紙
原稿と判定すれば、検知結果を出力する)、第2検知部
65(既定枚数の白紙原稿を判定するまで、検知結果の
出力を待つ)、第3検知部66(全ての原稿を白紙原稿
として判定しなければ、検知結果を出力しない)を設け
ておき、利用者にその1つを選択させる構成とする。
【0142】そして、例えば、第1検知部64が選択さ
れた場合、白紙判定部63が原稿60を白紙として判定
すると、第1検知部64は、直ちに、白紙原稿を検知し
たとの情報(白紙原稿検知結果)を出力する。この第1
検知部64からの出力に基づき、ファクシミリ装置は、
以降の原稿に対する画情報の読み取りの停止や、オペレ
ータへの通知を行なう。これにより、オペレータは、多
数の原稿60の全てに対する読み取り動作が終了するま
で待つことなく、原稿の裏表を逆にした誤セット等を認
識することができる。
【0143】また、第2検出部65や第3検出部66で
は、白紙判定部63により、ある枚数もしくは全ての原
稿が白紙と判定されるまで、最終的な結果が出力され
ず、オペレータの確認のための時間が長くなってしまう
が、このようなモードをオペレータが任意に選択できる
ようにすることにより、オペレータは、原稿に応じた最
適な白紙原稿の検知機能を選択でき、ファクシミリ装置
の性能および利便性が向上する。
【0144】次に、図24〜図27を用いて、本発明の
画像読取装置に係るさらに他の例を説明する。図24
は、本発明の画像読取装置の本発明に係るさらに他の構
成例を示すブロック図である。
【0145】本例の画像読取装置は、ファクシミリ装置
であり、特に、スキャナ1aに自動両面原稿送り装置
(図中、「ARDF」と記載)1bが設けられている点以外
は、図1に示したファクシミリ装置とほぼ同様、符号化
復号化部2a、画像メモリ3a、プロッタ4a、操作表
示部5e、スイッチ(図中、「SW」と記載)6a、C
PU7a、ROM8a、RAM9a、モデム10a、網
制御部11aをバス12aを介して接続した構成となっ
ている。
【0146】自動両面原稿送り装置1bを設けることに
より、本例のスキャナ1aでは、通常の片面原稿の自動
送りだけでなく、操作表示部5eからの指示に基づき、
複数枚セットされた原稿を順次に搬送して画像データを
読み込むことができると共に、さらに、各原稿の裏表を
自動的に反転させて、原稿の両面の画像データを読み込
むことができる。
【0147】そして、例えば、通常の片面での複数原稿
の連続読取を行ない画像データを画像メモリ3aへ圧縮
して蓄積している際に、上述した種々の検知機能により
白紙原稿を検出した場合、本例のファクシミリ装置で
は、自動両面原稿送り装置1bを用いて、白紙検知した
原稿を反転させてその逆の面の画像データを読み込む。
【0148】これにより、裏表逆に重ねられた原稿が混
じっている場合にも、自動的に正しい画像データを取り
込むことができ、無駄な出力を回避することができる。
以下、このような処理動作を、図25と図26に基づき
説明する。
【0149】図25は、図24におけるファクシミリ装
置の本発明に係わる読取処理動作例を示すフローチャー
トである。自動両面原稿送り装置1bにセットされた原
稿を搬送して、その画像データを読み取り、画像メモリ
3aに圧縮して蓄積する(ステップ2501)。
【0150】蓄積した画像データが、白紙原稿であるか
否かを、図1〜図23を用いて説明した黒画素検索技術
や白紙原稿検出技術(しきい値設定技術)等に基づき判
別する(ステップ2502)。原稿を白紙として検出し
た場合、読み取り原稿ページ管理用のRAM、すなわ
ち、図24のRAM9aにおいて、当該原稿に対応付け
て白紙検知フラグをセットする(ステップ2503)。
【0151】そして、この白紙原稿検出が通常の原稿搬
送時に発生したのか、あるいは、反転して搬送した際に
発生したのかを、RAM9aにセットされる原稿反転フ
ラグを参照して判別する(ステップ2505)。
【0152】原稿反転フラグがセット(ON)されてい
なければ、通常の原稿搬送であり、原稿反転フラグをセ
ット(ON)して、当該原稿を図24の自動両面原稿送
り装置1bを介して反転させて(ステップ2507)、
ステップ2501の処理に戻り、反転させた原稿に対す
る画像データの読み取り動作を繰り返すステップ250
8)。
【0153】原稿反転フラグがセット(ON)されてい
る場合は、既に反転された原稿であり、原稿反転フラグ
をリセットして(ステップ2506)、ステップ250
1に戻り次の原稿からの画像データの読み取り動作を繰
り返す(ステップ2508,2509)。尚、この場
合、当該原稿の両面の画像データのいずれも、次の図2
6で示す出力処理での出力対象外となる。
【0154】また、ステップ2502において、白紙原
稿でないとの判断結果であれば、RAM9aにおける白
紙検知フラグをリセットして(ステップ2504)、次
のページの原稿に対する画像データの読み取り動作を行
う(ステップ2509)。
【0155】図26は、図24におけるファクシミリ装
置の本発明に係わる出力処理動作例を示すフローチャー
トである。図25に示した動作で読み取った画像データ
を出力する際、まず、当該原稿に対応する図24のRA
M9aの白紙検知フラグがセット(ON)されているか
否かを参照する(ステップ2601)、
【0156】白紙検知フラグがセット(ON)されてい
なければ、通常通り、画像メモリに蓄積されている当該
画像データを出力装置、ここでは、図24におけるモデ
ム10aと網制御部11aを介して送信出力した後(ス
テップ2602)、画像メモリから削除し(ステップ2
603)、次のページの原稿に対する処理を繰り返す
(ステップ2604)。
【0157】また、ステップ2601において、白紙検
知フラグがセット(ON)されていなければ、当該原稿
は白紙であるとのことであり、画像メモリに蓄積されて
いる当該画像データを出力することなく、画像メモリか
ら削除する(ステップ2603)。このようにして、白
紙と判断したページの原稿は送信出力せず、正常な原稿
のページのみを連続して送信する。
【0158】図27は、図24におけるファクシミリ装
置の本発明に係わる他の読取処理動作例を示すフローチ
ャートである。本例は、図25で示した動作において、
白紙として検出した原稿に対する有効・無効の決定をユ
ーザ(操作者)の判断にまかせるものであり、図25に
おけるステップ2502の処理の後に、ステップ270
3,2704を設けている。
【0159】すなわち、ステップ2502において、画
像データを読み取った原稿を白紙であると検出した場合
には、まず、その旨を例えば図24の操作表示部5aを
介してブザーや表示等してユーザに通知する(ステップ
2703)。
【0160】そして、ユーザが、白紙であると判断し
て、その旨の決定を操作表示部5aに設けられた特定の
キー等により入力すると(ステップ2704)、ステッ
プ2503におけるRAM9aへの白紙検知フラグのセ
ット以降の処理を行ない、また、薄い原稿であって白紙
ではないとの決定であれば、ステップ2504における
通常の原稿に対する処理を行なう。この処理により、当
該原稿の両面が白紙として検知された場合にも、ユーザ
の確認に基づき、いずれか正当な画像データを出力する
ことができる。
【0161】以上、図1〜図27を用いて説明したよう
に、本例の画像読取装置とその黒画素検索方法および白
紙原稿検出方法では、白紙原稿の高精度かつ効率的な検
知を行なうことができ、ファクシミリ装置やスキャナ装
置等の性能と信頼性の向上、および、利便性の向上を図
ることが可能である。
【0162】例えば、本例の画像読取装置としてのファ
クシミリ装置は、予め線密度毎に対応付けられたしきい
値を記憶しておき、原稿読み取り線密度を判別し、この
線密度に対応したしきい値に切り換えて白紙原稿の検出
を行なう。このことにより、白紙原稿の高精度な検知を
行なうことができる。
【0163】また、このファクシミリ装置において、記
憶部に記憶した線密度毎に対応付けられたしきい値を表
示し、この表示した線密度毎のしきい値を、ユーザから
の指示に基づき変更する。このことにより、白紙原稿の
検知をさらに高精度化することができる。
【0164】さらに、その際、計数した原稿の黒画素数
を表示することにより、ユーザのしきい値変更操作を容
易にすることができる。あるいは、ユーザが通常の原稿
としたい白部分の多い原稿を読み取り、その黒画素数
で、当該線密度に対応するしきい値を自動的に変更する
ことができ、さらに、しきい値変更操作を容易にするこ
とができる。
【0165】また、しきい値を、線密度のみならず原稿
が線画やハーフトーンからなる場合に選択する読取モー
ドにも対応付けて記憶し、選択された読取モードに最適
なしきい値を元に白紙原稿の検出を行なう。このことに
より、原稿の種別に対応した高精度な白紙原稿検知を行
なうことができる。
【0166】また、本例の画像読取装置としてのファク
シミリ装置の黒画素検索方法では、主走査1ラインを4
つのブロックに分割して1ブロックを各ラインの読取対
象範囲とし、かつ、次ラインは前ラインの次のブロック
を読取対象範囲とし、各ブロックでは、1バイトおきに
黒画素の検索を行ない、各ブロックの検索開始アドレス
は、4ラインおきに奇数と偶数の交互に行なうことによ
り、原稿前エリアの約1/8を対象に黒画素の検出を行
なう。これにより、黒画素の検索を効率的に行なうこと
ができる。
【0167】また、この黒画素の検索において、検索対
象の1バイト中の1ドットおよび2ドットの孤立点は、
イメージセンサのゴミ等による誤検知と見做し、黒画素
として計数しない。これにより、黒画素の検索をさらに
効率的に行なうことができる。
【0168】また、線密度別ならびに原稿の読取モード
別に黒画素数をカウント(計数)する手順を複数有し、
選択された線密度ならびに読取モードに対応して手順を
切り換えて黒画素数のカウントを行なう。これにより、
原稿種別に対応した最適な黒画素数の計数を行うことが
できる。
【0169】さらに、白紙原稿と判別した場合にも、ユ
ーザが強制送信を支持すれば、その際の黒画素数に基づ
き新たなしきい値に変更する。例えば、所定回数の強制
送信後に、その平均値に変更する。これにより、ユーザ
は、しきい値の変更・設定を容易に行なうことができ
る。
【0170】また、本例の画像読取装置としてのファク
シミリ装置およびその白紙原稿検出方法は、予め、第1
の検知機能(1枚でも白紙原稿と判定すれば、検知結果
を出力する)、第2の検知機能(既定枚数の白紙原稿を
判定するまで、検知結果の出力を待つ)、第3の検知機
能(全ての原稿を白紙原稿として判定しなければ、検知
結果を出力しない)を設けておき、利用者にその1つを
選択させる構成とすることができ、ユーザは、原稿に応
じた最適な白紙原稿の検知機能を選択でき、装置の性能
および利便性が向上する。
【0171】また、ユーザへの通知時には動作を停止さ
せ、利用者に、操作のやり直し、または、処理の継続を
選択させ、その選択に応じた処理を行なう。これによ
り、装置の利便性がさらに向上する。
【0172】尚、本発明は、図1〜図27を用いて説明
した各例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲において種々変更可能である。例えば、本例で
は、ファクシミリ装置を画像読取装置として説明した
が、自動原稿給紙機能付きの複写機や、コンピュータに
接続されるスキャナ装置であっても良い。また、原稿を
移動させて走査を行なうファクシミリ装置で説明した
が、原稿を固定して光学系を移動させて走査する構成の
ファクシミリ装置にも、また、自動原稿給紙機能付きで
ない複写機にも適用可能である。
【0173】また、図19〜図23で説明した白紙原稿
検出部を、図2〜図17で詳細説明した図1におけるフ
ァクシミリ装置に適用することもできる。この場合、図
19における通知部68での通知結果に基づき、図16
における強制送信部32による白紙原稿として判断した
原稿に対する送信、および、しきい値変更部33による
RAM9において記憶しているしきい値の変更を行な
う。
【0174】
【発明の効果】本発明によれば、白紙原稿の検知を、使
用環境に応じて高精度に行なうことができ、また、利用
者は原稿に応じた最適な白紙原稿の検知機能を選択する
ことができるので、ファクシミリ装置やスキャナ装置あ
るいは原稿自動送り機能付き複写機等の画像読取装置の
信頼性、操作性、利便性、および、性能を向上させるこ
とが可能である。
【0175】例えば、請求項1に記載の構成として、線
密度別にしきい値を自動的に変化させることにより、装
置の使用環境に応じた高精度な白紙原稿検知を行なうこ
とができる。
【0176】また、請求項2に記載の構成として、自動
両面原稿送り装置が設けられている画像読取装置におい
ても、線密度別にしきい値を自動的に変化させることに
より、装置の使用環境に応じた高精度な白紙原稿検知を
行なことができるので、白紙原稿として誤検知して、そ
の原稿の反転しての画像データの再読み取りを回避させ
ることができる。
【0177】また、請求項3に記載の構成として、自動
両面原稿送り装置が設けられている画像読取装置におけ
る無駄な白紙原稿の出力を回避させることができる。
【0178】また、請求項4に記載の構成として、線密
度毎のしきい値の変更をユーザが操作できるので、ユー
ザが使用する原稿の種別に応じて最適なしきい値での白
紙原稿検知を行なうことが可能となる。
【0179】また、請求項5に記載の構成として、設定
されている線密度毎のしきい値を表示するので、ユーザ
は、その変更をより正確に、かつ、容易に行うことがで
きる。
【0180】また、請求項6に記載の構成とすることに
より、各種別の原稿毎、および、線密度毎のしきい値の
変更を自動的に行うことできる。
【0181】また、請求項7および請求項8に記載の構
成とすることにより、線密度のみならず、ハーフトーン
等の読取モード別のしきい値の変更・設定を行うことで
き、より高精度な白紙原稿検知が可能となる。
【0182】また、請求項9に記載の構成として、ユー
ザの判断操作を可能とすることにより、画像読取装置に
おける無駄な白紙原稿の出力と無駄な再読み取り動作を
回避させることができると共に、濃度が極めて薄い原稿
であっても、その読取および出力が可能となる。
【0183】また、請求項10および請求項11に記載
の構成とすることにより、ユーザが強制出力させた際の
黒画素数にしきい値を自動的に変更でき、その後の同様
な原稿に対する読取および出力が容易となる。
【0184】また、請求項12に記載の構成として、強
制出力に基づくしきい値の変更を、複数回での平均で求
めることにより、正確な白紙原稿の検知を安定化させる
ことができる。
【0185】また、請求項13に記載の構成として、強
制出力に基づくしきい値の変更の実行を、ユーザが選択
指示できるようにすることにより、特別な原稿による、
通常の原稿に対する白紙原稿検知への悪影響を回避させ
ることができる。
【0186】また、請求項14から請求項18に記載の
構成として、白紙原稿検知の決定タイミングを、複数の
中からユーザが選択できるようにすることにより、ユー
ザは、原稿に応じた最適な白紙原稿の検知機能を選択で
き、装置の性能と利便性が向上する。
【0187】また、請求項19に記載の構成として、ユ
ーザへの白紙原稿の検知時には、装置動作を停止して、
ユーザに、操作のやり直し、継続を選択させることがで
き、装置の利便性がさらに向上する。
【0188】また、請求項20および請求項21に記載
の画像読取装置における黒画素の検索処理手順とするこ
とにより、処理時間を短縮でき、画像読取装置における
黒画素の検索を効率化することができる。
【0189】また、請求項22に記載の処理とすること
により、ゴミ様の黒画素の計算を回避でき、画像読取装
置における黒画素の検索を、さらに、高精度化および効
率化することができる。
【0190】また、請求項23に記載のように、読取モ
ード別の手順で、黒画素検索を行なうことにより、画像
読取装置における黒画素の検索を高精度に行うことがで
きる。
【0191】また、請求項24に記載のように、線密度
別の手順で、黒画素検索を行なうことにより、画像読取
装置における黒画素の検索を高精度に行うことができ
る。
【0192】また、請求項25から請求項29に記載の
ようにして、画像読取装置における白紙原稿の検出を、
複数の手順からユーザが選べるようにすることにより、
原稿毎の高精度な白紙原稿検出を行うことが可能とな
る。
【0193】また、請求項30に記載のようにして、画
像読取装置における白紙原稿の検出およびユーザへの通
知時には、装置の動作を停止させ、操作のやり直しや、
処理の継続をユーザが選択できるようにし、装置の利便
性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像読取装置の本発明に係る構成の一
実施例を示すブロック図である。
【図2】図1におけるファクシミリ装置の本発明に係わ
る白紙原稿検出を行なう部分の第1のシステム構成例を
示すブロック図である。
【図3】図1におけるファクシミリ装置の本発明に係わ
る白紙原稿検出処理動作例を示すフローチャートであ
る。
【図4】発明に係わる黒画素の検索処理例の1/2部分
を示す説明図である。
【図5】発明に係わる黒画素の検索処理例の2/2部分
を示す説明図である。
【図6】図1におけるファクシミリ装置の本発明に係わ
る白紙原稿検出を行なう部分の第2のシステム構成例を
示すブロック図である。
【図7】図6における白紙原稿検出システムを有するフ
ァクシミリ装置の本発明に係わる処理動作例を示すフロ
ーチャートである。
【図8】図1におけるファクシミリ装置の本発明に係わ
る白紙原稿検出を行なう部分の第3のシステム構成例を
示すブロック図である。
【図9】図8における白紙原稿検出システムを有するフ
ァクシミリ装置の本発明に係わる処理動作例を示すフロ
ーチャートである。
【図10】図1におけるファクシミリ装置の本発明に係
わる白紙原稿検出を行なう部分の第4のシステム構成例
を示すブロック図である。
【図11】図10における白紙原稿検出システムを有す
るファクシミリ装置の本発明に係わる処理動作例を示す
フローチャートである。
【図12】図1におけるファクシミリ装置の本発明に係
わる白紙原稿検出を行なう部分の第5のシステム構成例
を示すブロック図である。
【図13】図12における白紙原稿検出システムを有す
るファクシミリ装置の本発明に係わる処理動作例を示す
フローチャートである。
【図14】図12における白紙検知システムによる黒画
素の検索処理例の1/2部分を示す説明図である。
【図15】図12における白紙検知システムによる黒画
素の検索処理例の2/2部分を示す説明図である。
【図16】図1におけるファクシミリ装置の本発明に係
る白紙原稿検出を行う部分の第6のシステム構成例を示
すブロック図である。
【図17】図16おける白紙原稿検出システムを具備し
たファクシミリ装置の本発明に係わる白紙原稿検出処理
動作例を示すフローチャートである。
【図18】本発明の画像読取装置の本発明に係る他の構
成例を示すブロック図である。
【図19】図18におけるファクシミリ装置の白紙原稿
検出に係わる部分の構成例を示すブロック図である。
【図20】図18におけるファクシミリ装置による本発
明の白紙原稿検出方法の処理動作例を示すフローチャー
トである。
【図21】図19における第1検出部の本発明に係わる
処理動作例を示すフローチャートである。
【図22】図19における第2検出部の本発明に係わる
処理動作例を示すフローチャートである。
【図23】図19における第3検出部の本発明に係わる
処理動作例を示すフローチャートである。
【図24】本発明の画像読取装置の本発明に係るさらに
他の構成例を示すブロック図である。
【図25】図24におけるファクシミリ装置の本発明に
係わる読取処理動作例を示すフローチャートである。
【図26】図24におけるファクシミリ装置の本発明に
係わる出力処理動作例を示すフローチャートである。
【図27】図24におけるファクシミリ装置の本発明に
係わる他の読取処理動作例を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1,1a:スキャナ、1b:自動両面原稿送り装置(「AR
DF」)、2,2a:符号化復号化部、3,3a:画像メ
モリ、4,4a:プロッタ、5,5e:操作表示部、5
a:LCD、5b:しきい値変更画面、5c:画素数検
出画面、5d:白紙検知しきい値自動変更画面、6,6
a:スイッチ(SW)、7,7a:CPU、8,8a:
ROM、9,9a:RAM、10,10a:モデム、1
1,11a:網制御部、12,12a:バス、13,1
3a:しきい値制御処理部、14:線密度判別部、14
a:読取モード・線密度判別部、15,15a:しきい
値選択部、16,16a:設定部、17,17a:原稿
判別部、18,18a:画素数カウント部、19,19
a:比較・判別部、20:しきい値更新部、21:線密
度別しきい値表示部、22:しきい値変更部、23:画
素数表示部、24:しきい値更新・設定部、25:線密
度特定部、26:黒画素数カウント部、27:画素数算
出部、28:しきい値更新部、31:白紙原稿通知部、
32:強制送信部、33:しきい値変更部、51:スキ
ャナ、52:表示部、53:操作部、54:通信部(N
CU)、55:コントローラ、56:ROM、57:R
AM、58:プロッタ、59:内部バス、60:原稿、
61:CIS(密着型イメージセンサ)、62:A/D
(アナログ/ディジタル)変換部、63:白紙判定部、
64:第1検知部、65:第2検知部、66:第3検知
部、67:選択部、68:通知部。
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Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を走査して画像データを読み取る読
    取手段と、該読取手段で読み取った画像データの黒画素
    数を計数するカウント手段と、該カウント手段で計数し
    た黒画素数と予め記憶した黒画素数(しきい値)との比
    較に基づき上記原稿が白紙原稿であるか否かを判断する
    手段とを有する画像読取装置であって、原稿読み取りの
    線密度を判別する線密度判別手段と、予め複数の線密度
    毎に対応付けられた上記しきい値を記憶する記憶手段
    と、該記憶手段から上記線密度判別手段で判別した線密
    度に対応付けられたしきい値を選択する選択手段とを有
    し、原稿を読み取る線密度に対応して上記しきい値を切
    り換えて白紙原稿の検出を行なうことを特徴とする画像
    読取装置。
  2. 【請求項2】 原稿を走査して画像データを読み取る読
    取手段と、該読取手段で読み取った画像データの黒画素
    数を計数するカウント手段と、該カウント手段で計数し
    た黒画素数と予め記憶した黒画素数(しきい値)との比
    較に基づき上記原稿が白紙原稿であるか否かを判断する
    手段とを有する画像読取装置であって、原稿読み取りの
    線密度を判別する線密度判別手段と、予め複数の線密度
    毎に対応付けられた上記しきい値を記憶する記憶手段
    と、該記憶手段から上記線密度判別手段で判別した線密
    度に対応付けられたしきい値を選択する選択手段と、読
    み取った原稿面の黒画素の数と上記選択手段で選択した
    しきい値とを比較して白紙原稿か否かを判断する手段
    と、上記原稿が白紙原稿であると判断すれば該原稿を反
    転させ、該反転させた面を走査して画情報を読み取る原
    稿反転読取手段とを有することを特徴とする画像読取装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の画像読取装置であっ
    て、原稿から読み取った画情報を保持する保持手段と、
    該保持手段から上記画情報を読み出して出力する出力手
    段と、上記白紙原稿と判断された原稿の画情報の上記出
    力手段による出力を抑止する手段とを有することを特徴
    とする画像読取装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の画像読取装置であって、上記記憶手段に記憶した上記
    線密度毎に対応付けられたしきい値を表示する手段と、
    該手段で表示した上記記憶手段に記憶した線密度毎のし
    きい値を、ユーザからの指示に基づき変更する手段とを
    有することを特徴とする画像読取装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    の画像読取装置であって、上記カウント手段で計数した
    原稿の黒画素数を表示する手段を有することを特徴とす
    る画像読取装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
    の画像読取装置であって、ユーザからの指示に基づく上
    記読取手段による特定原稿の読み取りを判別する手段
    と、該手段の上記特定原稿の読み取り判別時、上記線密
    度判別手段で判別した上記特定原稿の読み取り時の線密
    度に対応する上記記憶手段に記憶したしきい値を、上記
    カウント手段で計数した上記特定原稿の黒画素数に変更
    する手段とを有することを特徴とする画像読取装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6のいずれかに記載
    の画像読取装置であって、上記線密度毎に対応付けられ
    た上記しきい値を、線画モードやハーフトーンモードを
    含む読取モード別に記憶する記憶手段と、ユーザが選択
    した上記読取モードを判別するモード判別手段と、上記
    モード判別手段で判別した読取モードと上記線密度判別
    手段で判別した線密度に対応付けられたしきい値を選択
    する手段とを有し、原稿を読み取る読取モードと線密度
    に対応して上記しきい値を切り換えて白紙原稿の検出を
    行なうことを特徴とする画像読取装置。
  8. 【請求項8】 原稿を走査して画像データを読み取る読
    取手段と、該読取手段で読み取った画像データの黒画素
    数を計数するカウント手段と、該カウント手段で計数し
    た黒画素数と予め記憶した黒画素数(しきい値)との比
    較に基づき上記原稿が白紙原稿であるか否かを判断する
    手段とを有する画像読取装置であって、ユーザが選択し
    た線画モードやハーフトーンモードを含む読取モードを
    判別するモード判別手段と、予め上記読取モード毎に対
    応付けられた上記しきい値を記憶する記憶手段と、該記
    憶手段から上記モード判別手段で判別した読取モードに
    対応付けられたしきい値を選択する手段とを有し、上記
    読取モードに対応して上記しきい値を切り換えて白紙原
    稿の検出を行なうことを特徴とする画像読取装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8のいずれかに記載
    の画像読取装置であって、上記原稿が白紙原稿であると
    の判断結果をユーザに通知する手段と、ユーザからの指
    示に基づき、白紙原稿であると判断した原稿の画情報を
    出力する/しないを決定する手段とを有することを特徴
    とする画像読取装置。
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項8のいずれかに記
    載の画像読取装置であって、上記原稿が白紙原稿である
    との判断結果をユーザに通知する手段と、白紙原稿の判
    断結果であってもユーザからの出力指示に基づき上記白
    紙原稿として判断された原稿を出力する強制出力手段
    と、該強制出力手段で出力した原稿の黒画素数に基づき
    上記白紙原稿か否かの判断に用いるしきい値を変更する
    手段とを有することを特徴とする画像読取装置。
  11. 【請求項11】 原稿を走査して該原稿から画情報を読
    み取る画像読取装置であって、読み取った原稿面の黒画
    素の数と予め定められた黒画素数のしきい値とを比較し
    て白紙原稿か否かを判断する手段と、上記原稿が白紙原
    稿であるとの判断結果をユーザに通知する手段と、白紙
    原稿の判断結果であってもユーザからの出力指示に基づ
    き上記白紙原稿として判断された原稿を出力する強制出
    力手段と、該強制出力手段で出力した原稿の黒画素数に
    基づき上記白紙原稿か否かの判断に用いるしきい値を変
    更する手段とを有することを特徴とする画像読取装置。
  12. 【請求項12】 請求項10、もしくは、請求項11の
    いずれかに記載の画像読取装置であって、上記強制出力
    手段での出力毎に当該原稿の黒画素数を記憶する手段
    と、上記強制出力手段での出力回数を計数して予め定め
    られた回数になれば上記記憶した各黒画素数の平均値を
    求める手段とを有し、上記平均値に基づき上記白紙原稿
    か否かの判断に用いるしきい値を変更することを特徴と
    する画像読取装置。
  13. 【請求項13】 請求項10から請求項12のいずれか
    に記載の画像読取装置であって、上記強制出力手段で出
    力した原稿の黒画素数に基づき上記白紙原稿の判断に用
    いるしきい値の変更を行うか否かをユーザに選択させる
    手段を有し、ユーザからの変更選択指示があれば、上記
    しきい値の変更を行うことを特徴とする画像読取装置。
  14. 【請求項14】 請求項1から請求項13のいずれかに
    記載の画像読取装置であって、原稿が白紙原稿であると
    の判定結果に基づきそれぞれ異なる手順で上記原稿が白
    紙原稿であるとの検知結果を出力する複数の検知手段
    と、利用者からの指示に基づき上記複数の検知手段のい
    ずれか1つを選択する選択手段とを有し、該選択手段で
    選択した検知手段からの検知結果の出力があれば、利用
    者に原稿のチェックを促す通知を出力することを特徴と
    する画像読取装置。
  15. 【請求項15】 原稿を走査して該原稿から画情報を読
    み取る画像読取装置であって、原稿が白紙原稿であるか
    否かを判定する判定手段と、該判定手段での白紙原稿の
    判定結果に基づきそれぞれ異なる手順で上記原稿が白紙
    原稿であるとの検知結果を出力する複数の検知手段と、
    利用者からの指示に基づき上記複数の検知手段のいずれ
    か1つを選択する選択手段と、該選択手段で選択した検
    知手段からの検知結果の出力があれば、利用者に原稿の
    チェックを促す通知を出力する通知手段とを有すること
    を特徴とする画像読取装置。
  16. 【請求項16】 請求項14、もしくは、請求項15の
    いずれかに記載の画像取装置であって、上記複数の検知
    手段として、上記原稿を白紙原稿として判定した場合、
    直ちに、該原稿が白紙原稿であるとの検知結果を出力す
    る第1検知手段を有することを特徴とする画像読取装
    置。
  17. 【請求項17】 請求項14から請求項16のいずれか
    に記載の画像読取装置であって、上記複数の検知手段と
    して、白紙原稿と判定した原稿が既定枚数となった場合
    に白紙原稿であるとの検知結果を出力する第2検知手段
    を有することを特徴とする画像読取装置。
  18. 【請求項18】 請求項14から請求項17のいずれか
    に記載の画像読取装置であって、上記複数の検知手段と
    して、全ての原稿を白紙原稿として判定した場合に白紙
    原稿であるとの検知結果を出力する第3検知手段を有す
    ることを特徴とする画像読取装置。
  19. 【請求項19】 請求項14から請求項18のいずれか
    に記載の画像読取装置であって、上記チェックを促す通
    知が出力された場合、上記原稿に対する画情報の読み取
    りを停止する停止手段と、該停止手段による上記画情報
    の読み取り停止後、利用者からの継続指示があれば、上
    記原稿の読み取りを継続する手段とを有することを特徴
    とする画像読取装置。
  20. 【請求項20】 請求項1から請求項19のいずれかに
    記載の画像読取装置による黒画素の検索方法であって、
    原稿読み取りの主走査1ラインを4つのブロックに分割
    して1ブロックを各ラインの読取対象範囲とし、かつ、
    次ラインは前ラインの次のブロックを読取対象範囲と
    し、各ブロックでは1バイトおきに黒画素の検索を行な
    い、各ブロックの検索開始アドレスは、4ラインおきに
    奇数と偶数の交互に行なうことを特徴とする画像読取装
    置の黒画素検索方法。
  21. 【請求項21】 原稿を走査して読み取った画像データ
    の黒画素数の検索を行なう画像読取装置における黒画素
    の検索方法であって、原稿読み取りの主走査1ラインを
    4つのブロックに分割して1ブロックを各ラインの読取
    対象範囲とし、かつ、次ラインは前ラインの次のブロッ
    クを読取対象範囲とし、各ブロックでは1バイトおきに
    黒画素の検索を行ない、各ブロックの検索開始アドレス
    は、4ラインおきに奇数と偶数の交互に行なうことを特
    徴とする画像読取装置の黒画素検索方法。
  22. 【請求項22】 請求項20、もしくは、請求項21の
    いずれかに記載の画像読取装置の黒画素検索方法であっ
    て、検索対象の1バイト中の1ドットおよび2ドットの
    孤立点は、黒画素として計数しないことを特徴とする画
    像読取装置の黒画素検索方法。
  23. 【請求項23】 請求項20から請求項22のいずれか
    に記載の画像読取装置の黒画素検索方法であって、予め
    線画モードならびにハーフトーンモードを含む読取モー
    ド別に上記黒画素の計数手順を記録しておき、ユーザが
    選択した読取モードに対応する上記計数手順に基づき黒
    画素の計数を行うことを特徴とする画像読取装置の黒画
    素検索方法。
  24. 【請求項24】 請求項20から請求項23のいずれか
    に記載の画像読取装置の黒画素検索方法であって、予め
    線密度別に黒画素の計数手順を記録しておき、線密度に
    対応する上記計数手順に基づき黒画素の計数を行うこと
    を特徴とする画像読取装置の黒画素検索方法。
  25. 【請求項25】 請求項1から請求項13のいずれかに
    記載の画像読取装置の白紙原稿検出方法であって、上記
    原稿が白紙原稿であるとの判定結果に基づきそれぞれ異
    なる手順で上記セットされた原稿が白紙原稿であるとの
    検知結果を出力する複数の検知手順から利用者の指示に
    対応する1つを選択するステップと、該ステップで選択
    した検知手順からの検知結果の出力があれば、利用者に
    原稿のチェックを促す通知を出力するステップとを有す
    ることを特徴とする画像読取装置の白紙原稿検出方法。
  26. 【請求項26】 原稿を走査して該原稿から画情報を読
    み取る画像読取装置の白紙原稿検出方法であって、原稿
    が白紙原稿であるか否かを判定するステップと、該ステ
    ップでの白紙原稿の判定結果に基づきそれぞれ異なる手
    順で上記セットされた原稿が白紙原稿であるとの検知結
    果を出力する複数の検知手順から利用者の指示に対応す
    る1つを選択するステップと、該ステップで選択した検
    知手順からの検知結果の出力があれば、利用者に原稿の
    チェックを促す通知を出力するステップとを有すること
    を特徴とする画像読取装置の白紙原稿検出方法。
  27. 【請求項27】 請求項25、もしくは、請求項26の
    いずれかに記載の画像読取装置の白紙原稿検出方法であ
    って、上記複数の検知手順として、上記原稿が白紙原稿
    として判定された場合、直ちに、上記原稿が白紙原稿で
    あるとの検知結果を出力する第1検知手順を有すること
    を特徴とする画像読取装置の白紙原稿検出方法。
  28. 【請求項28】 請求項25から請求項27のいずれか
    に記載の画像読取装置の白紙原稿検出方法であって、上
    記複数の検知手順として、上記白紙原稿として判定され
    た原稿が既定枚数となった場合に上記原稿が白紙原稿で
    あるとの検知結果を出力する第2検知手順を有すること
    を特徴とする画像読取装置の白紙原稿検出方法。
  29. 【請求項29】 請求項25から請求項28のいずれか
    に記載の画像読取装置の白紙原稿検出方法であって、上
    記複数の検知手順として、全ての原稿を白紙原稿として
    判定した場合に原稿が白紙原稿であるとの検知結果を出
    力する第3検知手順を有することを特徴とする画像読取
    装置の白紙原稿検出方法。
  30. 【請求項30】 請求項25から請求項29のいずれか
    に記載の画像読取装置の白紙原稿検出方法であって、上
    記利用者に原稿のチェックを促す通知が出力された場
    合、上記原稿に対する画情報の読み取りを停止するステ
    ップと、該ステップによる上記画情報の読み取り停止
    後、利用者からの継続指示があれば、上記原稿の読み取
    りを継続するステップとを有することを特徴とする画像
    読取装置の白紙原稿検出方法。
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