JP3622079B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像の2値化処理及び解像度変換処理を行う画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近、通信部と画像の読取部及び記録部などを備え、例えば読み取った画像をコピーしたり、ファクシミリ通信による送受信などの様々な機能を備えた複合機が利用されている。これらの装置においては、一般に記録部では最終的に2値の画像を記録する方式が多く用いられている。読取部で読み取った画像は通常、多値画像であるので、例えば画像をコピーする場合には、読み取った多値画像を2値画像に変換してから記録している。
【0003】
一方、読取部で読み取った画像やファクシミリ受信した画像の解像度と、これらの画像を記録する記録部の解像度が一致していない場合がある。例えば、読取部としては読取解像度が400dpi程度の装置が多く用いられ、記録部としては解像度が600dpi程度の装置が多く用いられている。また、ファクシミリ受信した画像の解像度100dpi〜400dpi程度である。このように、読取部で読み取った画像もファクシミリ受信した画像も、記録部における解像度と異なる解像度である場合がある。記録部の解像度と異なる解像度の画像を記録部で記録する場合には、解像度変換が必要になる。例えば上述の読取部及び記録部を用いて画像のコピーを行う場合、読取部で400dpiの解像度で読み取った画像を600dpiの解像度の画像に変換してから記録部で記録することになる。
【0004】
このように、読取部で読み取った画像やファクシミリ受信した画像を記録部で記録出力する場合、2値化の処理と解像度変換の2つの画像処理が必要となる。このとき行う2値化処理及び解像度変換処理の順番として、2通りが考えられる。第1の方法は、読取部で読み取った多値画像に対して画素の補間処理などを行って解像度を変換した後に2値化する方法である。また第2の方法は、多値画像データを2値化した後に、画素挿入などの処理を行って解像度を変換する方法である。
【0005】
第1の方法においては、多値画像に対して解像度変換処理を行ってから2値化処理を行うことによって、中間調部分まで良好に2値画像として再現され、画像処理後の画質が相対的に良いという利点がある。その反面、解像度変換処理に時間がかかるとともに、画像処理後の画像のデータ量が多くなるという問題がある。上述のように読取時の解像度である400dpiを記録時の解像度である600dpiに変換すれば、当然ながらデータ量が多くなる。例えば電子ソートなどの処理を行う場合には、読み取った画像を一時的に蓄積するが、データ量が増大すると使用するメモリの領域が大きくなり、記憶できる画像の数が少なくなってしまうという問題がある。
【0006】
また、第2の方法においては、2値画像に対して解像度変換処理を行うことによって、変換処理後の画像のデータ量の増加が第1の方法に比べて格段に少ないという利点がある。しかし、例えば2値化されたハーフトーン画像に対して解像度変換処理を行うと、スジ模様が現れるなど、画質が低下するという問題がある。
【0007】
例えばコピーを行いたい場合には、高い画質が要求される。このような場合に第2の方法を用いると、要求される画質が得られないという問題がある。第1の方法を用いることによって画質を向上させることができる。しかし、例えば電子ソートなどの応用機能を利用し、多くの画像を一旦蓄積しなければならない場合、第1の方法を用いると記録時の解像度が高いためにデータ量が増大し、蓄積可能な画像数が減少してしまう。あるいは、大きな容量の画像メモリが必要となってしまう。ファクシミリ通信時にも多くの画像を蓄積する必要があり、同様の問題が生じてしまう。第2の方法を用いることによってデータ量は削減できるが、上述のように要求される画質が得られず、一方のみの方法を用いる限り、画質とデータ量の削減を両立させることはできない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、高画質を要求される画像処理を行う場合には画質を低下させないように画像処理を行い、画像の蓄積を要求される可能性のある画像処理を行う場合にはデータ量が少なくなるように画像処理を行う画像処理装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、画像処理装置において、多値画像を解像度変換する第1の解像度変換手段と、多値画像を2値化する2値化手段と、2値画像を解像度変換処理する第2の解像度変換手段と、複写機能時には多値画像を第1の解像度変換手段で解像度変換してから前記2値化手段で2値化させ送信機能時には2値化手段で2値化した後に第2の解像度変換手段で解像度変換させる制御手段を有することを特徴とするものである。これによって、高画質が要求される複写機能時には多値画像に対して第1の解像度変換手段で解像度変換を行うので、高画質で解像度変換処理を行うことができる。また、解像度変換後の多値画像に対して2値化処理を行うので、ハーフトーン部分でも良好に2値化処理を行い、記録出力することができる。また送信機能時には、送信する画像についてはそれほどの画質が要求されないため、2値化手段で2値化した後に、2値画像に対して解像度変換する第2の解像度変換手段を用いて解像度変換処理を行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の画像処理装置の実施の一形態を含む複合機の一例を示すブロック図である。図中、11は主制御部、12は表示部、13は操作部、14は機能切替キー、15はスタートキー、16は読取部、17はフラットベッド読取部、18は自動原稿送り読取部、19は読取画像処理部、20は多値解像度変換部、21は2値化部、22は記録画像処理部、23は2値解像度変換部、24は記録部、25はNCU、26はモデム、27は画像メモリ、28はRAM、29はROM、30はバスである。図1に示した複合機においては、少なくともファクシミリ送受信機能および複写機能を有しているものとする。もちろんこのほか、プリンタ機能やスキャナ機能などの他の機能を有していてもよい。また、各機能ごとに各種の設定が可能なように構成されている。
【0013】
主制御部11は、装置全体を制御し、各部を動作させる。例えばファクシミリ送受信機能や、複写機能など、各種の機能を、その機能に対する設定に従って実行する。特に本発明では、ファクシミリ送受信機能を実行する場合と複写機能を実行する場合において、異なった解像度変換処理を行うように制御することが可能である。ファクシミリ送受信機能を利用する場合には、通信される画像の画質がそれほどよくないことから高画質の画像を必要としないが、メモリ送受信を行う場合は多くの画像を蓄積する必要がある。そのため、高画質を必要としないことから、簡単に、しかも高速に処理を行うことができる解像度変換処理を選択する。逆に複写機能では読取部16で読み取った画像をすぐに記録部24で記録出力する場合が多く、それほど画像を蓄積しておくことはないが、高画質が要求される。そのため、画質を優先させた解像度変換処理を選択する。また、読取部16のフラットベッド読取部17を用いて読取を行う場合と、自動原稿送り読取部18を用いて読取を行う場合とにおいて、異なった解像度変換処理を行うように制御することが可能である。すなわち、フラットベッド読取部17においては少量の画像を1枚ずつ複写する場合が多く、高画質が要求される。一方、自動原稿送り読取部18を用いて読取を行う場合には、多量の画像を複写あるいは送信する場合が多く、多量の画像を蓄積しなければならない場合が多い。そのため、データ量の削減が望まれる。従って、フラットベッド読取部17を用いて読取を行う場合には画質を優先した解像度変換処理を行い、自動原稿送り読取部18を用いて読取を行う場合には、データ量が少なく、多くの画像を蓄積可能な解像度変換処理を行うように制御する。
【0014】
具体的には、例えばフラットベッド読取部17を用いて画像の複写を行う場合には、読取部16のフラットベッド読取部17で読み取った多値の画像を多値解像度変換部20で例えば画素補間処理等によって記録部24における記録時の解像度に変換してしまう。そして2値化部21に多値画像から2値画像への変換処理を行わせ、その2値画像を画像メモリ27に格納させる。記録時の解像度が高い場合、データ量が多くなるが、ハーフトーンなども良好に2値化することができる。そして、その2値画像の記録出力要求があった時には、画像メモリ27から読み出して、記録画像処理部22に対してその2値画像を記録出力用の画像に変換させ、記録部24で記録出力させる。なお、この場合は記録画像処理部22では解像度変換を行わなくてよい。
【0015】
また、自動原稿送り読取部18を用いて画像の複写を行う場合には、読取部16の自動原稿送り読取部18で読み取った多値の画像を2値化部21で2値化し、2値画像を画像メモリ27に格納させる。この場合、フラットベッド読取部17で読み取った場合のように記録部の解像度への変換を行っていないので、読取時の解像度のままであり、フラットベッド読取部17で読み取って多値で解像度変換を行った場合よりもデータ量が少ない。そのため、画像メモリ27に格納可能な画像の枚数を増加させることが可能である。画像メモリ27に格納した画像を記録出力する際には、画像メモリ27からその2値画像を読み出し、2値解像度変換部23に記録出力時の解像度への解像度変換を行わせ、記録部24に記録出力させる。
【0016】
さらに、ファクシミリ受信時には、NCU25及びモデム26を介して受信した2値画像を画像メモリ27に格納する。通常、通信時の画像の解像度は記録時の解像度に比べて低く、そのままの解像度で画像メモリ27に蓄積させる方が有利である。そして、即時にまたはその受信画像の記録出力要求があった時に、画像メモリ27からその受信画像を読み出し、2値解像度変換部23に記録出力時の解像度への解像度変換処理を行わせ、記録部24に記録出力させる。またファクシミリ送信時には、読取部16のフラットベッド読取部17あるいは自動原稿送り読取部18のいずれで原稿を読み取った場合も、多値解像度変換部20による解像度変換を行わずに、2値化部21で2値化する。なお、通信時の解像度は読取部の解像度以下であることが多いため、2値化した後に指定された送信モードに応じた解像度変換を行ってから、画像メモリ27へ格納することが望ましい。ファクシミリ送信時には解像度が低下する方向への解像度変換が多いため、多値で解像度変換しても2値で解像度変換しても、2値画像を蓄積する際のデータ量はあまり変わらないが、解像度変換処理の容易さや高速性などを考慮すると2値画像に対して解像度変換する方がよい。この解像度変換処理は、主制御部11で行うほか、記録画像処理部22内の2値解像度変換部23を用いることができる。あるいは、ファクシミリ送信用画像処理部を設けてもよい。
【0017】
表示部12は、使用者に対するメッセージや、装置の状態を示すメッセージ、操作ガイダンスなど、種々の情報を表示することができる。操作部13は、使用者からの情報の入力や、装置に対する各種の指示を行う際に用いられる。これら表示部12および操作部13を用いて、それぞれの機能における各種の設定を行うことができる。
【0018】
この例では、操作部13に設けられているキーとして、機能切替キー14、スタートキー15を例示している。機能切替キー14は、複写機能とファクシミリ通信機能の切替指示を行うためのキーである。スタートキー15は、設定されている機能の実行開始を指示するためのキーである。もちろん操作部13にはこれらの他、テンキーなど、種々のキーが設けられている。これらのキーを利用して、複写機能、ファクシミリ通信機能などの種々の機能について、各種の設定を行うことが可能である。なお各種のキーは、押しボタンやキーボードのように機械的に上下動するキースイッチに限らず、表示部2上に配置されたタッチパネルのような電気的なスイッチや、画面上に表示されている仮想的なボタンをポインティングデバイスで指示するものなど、様々な入力手法を適用することができる。
【0019】
読取部16は、主制御部11からの指示に従い、画像を読み取ることができる。読取解像度の具体例としては、400dpi程度である。この例では、読取部16には、フラットベッド読取部17と自動原稿送り読取部18が一体的あるいは別体として設けられている。いずれで画像を読み取るかは、操作部13から指示したり、図示しない原稿検出センサによって原稿が検出された方から読み取るように構成することができる。
【0020】
図2は、読取部の一例を示す概略構成図である。図中、31はCCDラインセンサ、32は原稿載置板、33は光源、34〜37はミラー、38は搬送ローラ、39はカット紙原稿、40はブック原稿、41,42は原稿検出センサである。図2に示す例では、フラットベッド読取部17と自動原稿送り読取部18を一体的に設けた例を示しており、特にフラットベッド読取部17では原稿を静止させたまま読取を行い、自動原稿送り読取部18では原稿を搬送しながら読取を行う構成を示している。
【0021】
フラットベッド読取部17により例えばブック原稿40の画像の読み取りを行う際には、ブック原稿40を透明の原稿載置板32上に載置する。光源33及びミラー34,35を一体として移動させるとともに、ミラー36,37を移動させ、CCDラインセンサ31によってブック原稿40上の画像をライン単位で順次読み取ってゆく。CCDラインセンサ31に至る光路上にはレンズなど、他の光学部品も配置される。なお、フラットベッド読取部17の原稿載置板32上に載置される原稿は、ブック原稿に限らず、カット紙などでもよい。
【0022】
自動原稿送り読取部18によりカット紙原稿39を読み取る場合には、カット紙原稿39を1枚ずつ自動的に給紙し、搬送ローラ38で搬送しながら画像を読み取る。この場合、光源33及びミラー34,35、及び、ミラー36,37は破線で示した位置に移動させた後、静止させた状態で読取を行う。
【0023】
原稿検出センサ41は、原稿載置板32にブック原稿40が載置されたときに原稿を検出する。これによって、フラットベッド読取部17に原稿がセットされたことを検出することができる。また、原稿検出センサ42は、自動原稿送り読取部18に原稿がセットされたことを検出する。これによって、読み取るべき原稿がフラットベッド読取部17あるいは自動原稿送り読取部18のいずれにセットされたかを検出し、いずれで読取を行えばよいかを知ることができる。また、これによって、読み取った画像に対する処理、例えば上述のように解像度変換処理を多値画像に対して行うか、あるいは2値画像に対して行うかを切り換えることができる。
【0024】
なお、図2には、原稿を静止させ、光学部品を移動させて画像を読み取るフラットベッド読取部17と、光学部品を静止させ、原稿を搬送しながら読み取る自動原稿送り読取部18を有する読取部16の構成を示したが、このような構成に限られるものではない。読取方式として各種の公知の方法を用いることが可能である。もちろん、フラットベッド読取部17と自動原稿送り読取部18を別々に設ける構成であってもよい。
【0025】
図1に戻って、読取画像処理部19は、読取部16で読み取った画像に対して、主制御部11の指示に従って各種の画像処理を施す。また読取画像処理部19には、多値解像度変換部20及び2値化部21が設けられている。多値解像度変換部20は、読取部16で読み取った多値画像に対して解像度変換処理を行う。具体的には、読取部16で読み取った例えば解像度400dpiの多値画像を、記録部24における記録時の解像度である例えば600dpiの多値画像へ解像度変換を行う。解像度変換手法は任意であるが、例えば多値画像に有利な画素補間法などを用いることができる。
【0026】
また2値化部21は、多値画像を2値画像に変換する。2値化の手法も任意である。もちろん、2値化の際の閾値レベルは変更可能に構成することができ、例えば操作部13による設定によって変更可能にしてもよい。また、例えば単純2値化処理のほか、写真画像などに対応した擬似中間調への2値化処理などを行ってもよく、これらを適宜切り換え可能に構成されていてもよい。
【0027】
記録画像処理部22は、記録部24で記録する画像に対して、主制御部11の指示に従って記録のための各種の画像処理を行う。また記録画像処理部22には、2値解像度変換部23が設けられている。2値解像度変換部23は、送られてくる2値画像に対して、例えば記録部24で記録する際の解像度への解像度変換処理を行う。具体例としては、読取部16で読み取った400dpiの2値画像や、ファクシミリ受信した100〜400dpiの2値画像を、記録部24における記録時の解像度である例えば600dpiへ解像度変換することができる。解像度変換手法は任意であるが、例えば画素の挿入などによって実現することができる。なお、この記録画像処理部22は、記録時以外でも主制御部11から利用可能に構成しておくこともできる。
【0028】
記録部24は、記録画像処理部22で画像処理を施した後の2値画像を記録紙などの被記録媒体上に形成する。また、装置からのメッセージなど、他の種々の情報を被記録媒体上に形成してもよい。この記録部24としては、例えば電子写真方式やインクジェット方式、感熱方式など、種々の記録方式を適用することができる。
【0029】
NCU25は、回線を制御して相手先の通信端末装置との通信を行う。モデム26は、送受信する画像データの変復調を行う。
【0030】
画像メモリ27は、例えば読取部16で読み取り、読取画像処理部19で画像処理を施した2値画像、あるいはファクシミリ受信した画像、その他処理中の画像データなども蓄積することができる。画像メモリ27に画像を格納する際には、符号化して格納しておくと、容量を節約して多くの画像を蓄積することができる。
【0031】
RAM28は、主制御部11や他の各部の処理においてデータの保存等に用いられる。ROM29は、主制御部11の動作を規定したプログラムや、固定的なデータなどを格納している。
【0032】
バス30は、主制御部11,表示部12,操作部13,読取部16,読取画像処理部19,記録画像処理部22,記録部24,NCU25,モデム26,画像メモリ27,RAM28,ROM29等を互いに接続し、各部相互間のデータ転送あるいは主制御部11からの制御を可能にしている。もちろん、これらのほか、外部記憶装置など、各種の機器がバス30に接続されていてもよい。また、例えばバス30にインタフェースを接続し、そのインタフェースを介して外部のコンピュータあるいはLAN等と接続されていてもよい。
【0033】
次に、本発明の画像処理装置の実施の一形態を含む複合機の一例における動作の一例について説明する。図3は、本発明の画像処理装置の実施の一形態を含む複合機の一例における複写機能時の動作の一例を示すフローチャートである。例えば操作部13において機能切替キー14を複写機能に切り換えることによって、複写機能を利用することができる。読み取る画像が記録されている原稿をフラットベッド読取部17あるいは自動原稿送り読取部18のいずれかにセットし、S51において操作部13で各種の設定を行う。例えば部数や濃度、原稿の種類や大きさ、倍率、用紙選択、応用コピーに関する各種の設定などを操作部13から行うことができる。S52において操作部13でスタートキー15が操作されたことが検出されるまで、各種の設定を行うことができる。S72でスタートキー15が操作されたことが検出されると、複写機能を実行する。
【0034】
まずS53において、フラットベッド読取部17あるいは自動原稿送り読取部18のいずれかに原稿がセットされているかを判定する。例えば図2に示した読取部16の構成では、原稿検出センサ41,42において原稿が検出されたか否かによって判定することができる。そして、フラットベッド読取部17に原稿がセットされた場合には、S54においてフラットベッド読取部17で画像を読み取る。読み取られた多値画像は、S55において、多値解像度変換部20で記録部24における記録時の解像度への解像度変換処理が施される。このときの解像度変換処理は多値画像の状態で行われるため、画質を維持したまま解像度変換処理を行うことができる。そしてS56において、2値化部21で解像度変換後の多値画像を2値化し、2値画像に変換する。
【0035】
2値化部21で2値化された画像は、複写機能時の設定に応じて、画像メモリ27に一旦格納される。例えば複数部数の記録出力が設定されている場合、読み取った画像を画像メモリ27に蓄積して読取部16による次の原稿の読取を可能にする。また、電子ソートなどの応用機能の設定が行われている場合、読み取った画像をそのまま記録部24へ転送できないので、その場合も画像メモリ27へ一旦蓄積する。もちろん、1部のみの記録を行う場合には、2値化後の画像を直接、記録画像処理部22に転送してもよい。
【0036】
そして、画像メモリ27に蓄積された2値画像が読み出され、あるいは読取画像処理部19から2値画像が直接転送され、記録画像処理部22に渡される。そして記録画像処理部22で各種の記録のための画像処理を行った後、S57において記録部24で画像を被記録媒体上に記録する。なお、フラットベッド読取部17で画像を読み取った場合には、読取画像処理部19の多値解像度変換部20によって記録時の解像度に解像度変換処理が施されているので、記録画像処理部22では2値画像に対する解像度変換処理を行わずに記録出力する。
【0037】
このようにして、フラットベッド読取部17で読取を行う場合には、読み取った多値画像に対して解像度変換処理を行うので、画質を維持することができる。
【0038】
S53において自動原稿送り読取部18に原稿がセットされていると判定した場合には、S58において、自動原稿送り読取部18により原稿上の画像を読み取る。この場合には、読取画像処理部19の多値解像度変換部20による解像度変換は行わず、S59において2値化部21で2値化してしまう。そして複写機能時の設定に応じて、2値化した画像を画像メモリ27に一旦格納する。自動原稿送り読取部18を利用して画像を読み取る場合は、多量の画像の読取を行う場合が多く、画像メモリ27への画像の蓄積枚数も多くなる傾向にある。そのため、画像メモリ27へなるべく多くの画像が蓄積できるように、読取画像処理部19の多値解像度変換部20による解像度変換は行わない。もちろん、1部のみの記録を行う場合には、2値化後の画像を画像メモリ27に蓄積しなくてもよい。画像メモリ27への蓄積が必要ない場合が予め分かるなら、読取画像処理部19の多値解像度変換部20による解像度変換を行ってもよい。
【0039】
そして、画像メモリ27に蓄積された2値画像が読み出され、あるいは読取画像処理部19から2値画像が直接転送され、記録画像処理部22に渡される。自動原稿送り読取部18によって読み取った画像については読取部16における読取解像度のままの画像であるので、記録画像処理部22で各種の記録のための画像処理を行う際に、S60において2値解像度変換部23で記録部24の記録時の解像度への解像度変換処理を行う。そして、S57において記録部24で画像を被記録媒体上に記録する。
【0040】
このように自動原稿送り読取部18を利用して複写機能を実行する場合には、2値化後に記録時の解像度への解像度変換を行う。これによって、例えば画像メモリ27への蓄積が必要な場合でも、多くの画像を画像メモリ27に蓄積することが可能になる。
【0041】
図4は、本発明の画像処理装置の実施の一形態を含む複合機の一例におけるファクシミリ送信時の動作の一例を示すフローチャートである。例えば操作部13において機能切替キー14をファクシミリ機能に切り換えることによって、ファクシミリ送信を行うことができる。送信する画像が記録されている原稿をフラットベッド読取部17あるいは自動原稿送り読取部18のいずれかにセットし、S71において操作部13で各種の設定を行う。例えば相手先の電話番号や、送信画像の解像度(画質)や濃度、必要に応じて各種の応用通信に関する各種の設定などを操作部13から行うことができる。S72において操作部13でスタートキー15が操作されたことが検出されるまで、各種の設定を行うことができる。S72でスタートキー15が操作されたことが検出されると、ファクシミリ送信を実行する。
【0042】
S73において、フラットベッド読取部17あるいは自動原稿送り読取部18のいずれかにセットされた原稿から画像を読み取る。ファクシミリ送信の場合には、読取画像処理部19の多値解像度変換部20による解像度変換は行わず、S74において2値化部21で2値化する。そしてS75において、ファクシミリ送信時の設定に応じて、2値化した画像を解像度変換処理し、例えばメモリ送信であれば画像メモリ27に一旦格納する。この解像度変換処理は、例えば主制御部11によって行ったり、あるいは記録画像処理部22内の2値解像度変換部23を利用して行うことができる。多くの場合、送信時の解像度は読取時の解像度より低いので、自動原稿送り読取部18を用いた複写機能時のように読取解像度のまま画像メモリ27に格納するよりも、2値の解像度変換を行った後の画像を画像メモリ27に格納する方が多くの画像を画像メモリ27に蓄積可能である。もちろん、解像度変換前の2値画像を画像メモリ27に格納してもよい。
【0043】
そして、S76において、NCU25から通信先へ発呼し、画像メモリ27から送信する画像を読み出してモデム26を介してファクシミリ送信する。
【0044】
なお、即時送信などの際には画像メモリ27に蓄積せずにファクシミリ送信する場合もある。また、上述の例では2値化した後に解像度変換を行っているが、多値解像度変換部20による解像度変換処理が十分高速で処理可能であれば、読取時の解像度から送信時の解像度への解像度変換を多値解像度変換部20によって行ってもよい。
【0045】
図5は、本発明の画像処理装置の実施の一形態を含む複合機の一例におけるファクシミリ受信時の動作の一例を示すフローチャートである。回線よりファクシミリ受信する場合には、S81においてNCU25及びモデム26を介して画像(2値画像)を受信し、受信した画像は画像メモリ27に一旦蓄積される。多くの場合、受信時の解像度は記録時の解像度より低いので、受信した画像はそのままの解像度で画像メモリ27に格納する方が、多くの画像を画像メモリ27に蓄積でき、有利である。なお、即時記録を行う場合には、画像メモリ27に格納せず、直接、記録画像処理部22に受信した画像が渡される場合もある。
【0046】
受信した画像は、記録画像処理部22に渡され、記録のための各種の画像処理が施される。ここで2値解像度変換部23は、S82において、受信した2値画像に対して受信時の解像度から記録時の解像度への解像度変換を行う。このようにして記録のための画像処理を施した後、S83において、記録部24で記録出力する。
【0047】
ファクシミリ受信した画像については、もともと2値画像が送られてくるので、改めて2値化の処理は必要なく、受信時の解像度から記録時の解像度への2値での解像度変換を行えばよい。
【0048】
以上説明したように、この例においては、複写機能においてフラットベッド読取部17で画像を読み取った場合には、多値画像の段階において解像度変換処理を行うので、画質を維持したまま複写を行うことができる。また、同じ複写機能においても自動原稿送り読取部18を用いて原稿を読み取る場合や、ファクシミリ送信を行う場合には、解像度変換処理をしていない多値画像をまず2値化し、その後に解像度変換処理を行う。これによって、2値画像のデータ量を少なくすることができ、画像メモリ27の使用領域を小さくすることができる。したがって、画像メモリ20に多数の画像を蓄積することが可能になる。さらにファクシミリ受信時には受信時の解像度のまま蓄積し、記録時に解像度変換を行うので、画像メモリ27に多くの画像を蓄積可能である。
【0049】
なお、上述の例では読取画像処理部19及び記録画像処理部22を設けた例を示しているが、このうちのいずれか一方あるいは両方の機能を主制御部11において実行するように構成することも可能である。また、上述の例では、記録時の画像が2値画像であるものとして説明したが、例えば記録部24が多値画像を記録可能な場合には、複写機能時には多値画像のまま蓄積し、記録時に多値の解像度変換処理を行って記録部24で記録するように構成することが望ましい。
【0050】
図1に示した例では、本発明の画像処理装置を、ファクシミリ通信機能や複写機能を有する複合機に適用した例を示したが、本発明の適用はこれに限られるものではない。例えばファクシミリ通信機能を有しない複写機に適用したり、スキャナやプリンタが接続されたコンピュータ内での画像処理などにおいても適用可能である。
【0051】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、複写等の画像処理を行う場合に、高い画質が要求される画像に対しては多値画像に対して解像度変換処理を行うことができ、画質を維持することができる。また、画質が低下してもあまり問題のない原稿に対しては多値画像を2値画像に変換した後に解像度変換処理を行うことができ、これによって例えば画像を蓄積する場合でも効率よく画像を蓄積することができる。したがって、高い画質が要求される原稿に対しては画質を低下させないように解像度変換処理を行い、画質が低くてもよい原稿に対してはメモリの利用効率を向上させることができる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理装置の実施の一形態を含む複合機の一例を示すブロック図である。
【図2】読取部の一例を示す概略構成図である。
【図3】本発明の画像処理装置の実施の一形態を含む複合機の一例における複写機能時の動作の一例を示すフローチャートである。
【図4】本発明の画像処理装置の実施の一形態を含む複合機の一例におけるファクシミリ送信時の動作の一例を示すフローチャートである。
【図5】本発明の画像処理装置の実施の一形態を含む複合機の一例におけるファクシミリ受信時の動作の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11…主制御部、12…表示部、13…操作部、14…機能切替キー、15…スタートキー、16…読取部、17…フラットベッド読取部、18…自動原稿送り読取部、19…読取画像処理部、20…多値解像度変換部、21…2値化部、22…記録画像処理部、23…2値解像度変換部、24…記録部、25…NCU、26…モデム、27…画像メモリ、28…RAM、29…ROM、30…バス、31…CCDラインセンサ、32…原稿載置板、33…光源、34〜37…ミラー、38…搬送ローラ、39…カット紙原稿、40…ブック原稿、41,42…原稿検出センサ。

Claims (1)

  1. 多値画像を解像度変換する第1の解像度変換手段と、多値画像を2値化する2値化手段と、2値画像を解像度変換処理する第2の解像度変換手段と、複写機能時には多値画像を前記第1の解像度変換手段で解像度変換してから前記2値化手段で2値化させ送信機能時には前記2値化手段で2値化した後に前記第2の解像度変換手段で解像度変換させる制御手段を有することを特徴とする画像処理装置。
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