JP2001141780A - ボールグリッドアレイ構造のデバイスに使用されるコンタクトフィルム及びデバイス実装構造体 - Google Patents

ボールグリッドアレイ構造のデバイスに使用されるコンタクトフィルム及びデバイス実装構造体

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Abstract

(57)【要約】 【課題】実装された時の半田ボールの電気的接触の確認
を可能にする。 【解決手段】本発明は、外部端子として複数の半田ボー
ルを格子状に配置したボールグリッドアレイのデバイス
に対して電気的接触を行うコンタクトフィルム30に関
する。コンタクトフィルム30において、半田ボールに
対応する位置に設けられる複数のコンタクト用開口部3
11と、その開口部の周囲に半田ボールとの第1の接触
を行う第1のコンタクトパターン312とを有する第1
の絶縁性弾性フィルム(310,320,330)と、
第1の絶縁性弾性フィルムに積層され、上記開口部に対
応する位置に、当該開口部を介して半田ボールとの第2
の接触を行う第2のコンタクトパターン341を有する
第2の絶縁性弾性フィルム340とを有し、第1及び第
2のコンタクトパターン間における導通の有無により半
田ボールの電気的接触の確認を可能にすることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半田ボールを外部
端子とするボールグリッドアレイ(Ball Grid Array)
構造のデバイスに使用されるコンタクトフィルム及びか
かるデバイスの実装構造体に関し、特に、外部端子であ
る半田ボールとの電気的接触の確認を容易にすることが
でき、またより安定した接触を提供することができるデ
バイスのコンタクトフィルム及びデバイスの実装構造体
に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯端末、携帯電話、デジタルカメラ等
の短小軽薄化された情報機器に内蔵される半導体デバイ
スは、ますます超小型化の要求が厳しい。かかる要求に
応えるものとして、パッケージの外部端子に半田ボール
を格子状に配置したボールグリッドアレイ(BGA)構
造の半導体デバイスが広く普及している。マイクロプロ
セッサやASIC等の大型LSIは、非常に多くの入出
力端子が必要であり、超小型化の要求と整合させるため
には、BGAパッケージ構造が不可欠になりつつある。
【0003】かかるBGAタイプのデバイスにおいて、
加速試験や性能試験をどのようにして行うかは、非常に
重要な課題である。半田ボールを外部端子とするBGA
タイプのデバイスでは、出荷前の試験では、半田ボール
を溶融(リフロー)させて試験用基板に実装させること
はできない。半田ボールを溶融させて実装するのは、最
終的にプリント基板に実装するデバイスのカスタマーで
あり、デバイスのメーカーは、半田ボールの形状等を劣
化させないで試験用基板に実装して加速試験または性能
試験を行うことが要求される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来提案されているB
GAタイプのデバイス用の試験用ソケットのうち、例え
ば特開平8-37255号公報においては、ソケットの電極に
開口部を設け、その開口部にBGAの半田ボールが収納
されるように接触させ、ソケットの蓋を上部から押しつ
ける構成を有する。この試験用ソケットは、電気的接触
の確実性を向上させたに過ぎず、実際に電気的接触を確
認することはできない。
【0005】別の提案としては、特開平11-26128号公報
において、外部端子への電気的接触を可能にするととも
に半田ボールへの損傷をなくすために、柔軟な多層絶縁
層の間に導電性の接続パッド及び導電パターンを形成
し、表面の絶縁層に形成した窓を通して上記接続パッド
が露出され、その接続パッドにデバイスの半田ボールが
押しつけて接触されるコンタクトフィルムが開示されて
いる。しかし、柔軟な多層絶縁層を利用することで、試
験工程での半田ボールの損傷を防止し、直径にばらつき
がある半田ボールに対してもより確実に接触させること
が可能になるものの、ここに提案されているコンタクト
フィルムでは、半田ボールの電気的接触を確認すること
はできない。
【0006】更に、別の提案として、本出願人により出
願された特願平xxxxxx(平成10年12月22日
出願)には、新規な試験用ソケットとして、BGAタイ
プのデバイスと接触するコンタクトフィルムを取り付け
可能にして、多品種のBGAデバイスに対して共通の試
験用ソケットの使用を可能にすることが提案されてい
る。しかし、このコンタクトフィルムも、半田ボールの
電気的接触を確認することはできない。
【0007】そこで、本発明の目的は、半田ボールとの
電気的接触を確認することができるBGAタイプのデバ
イス用のコンタクトフィルム及びそれを利用した実装構
造体を提供することにある。
【0008】また、本発明の別の目的は、半田ボールと
の電気的接触をより安定にすることができるBGAタイ
プのデバイス用のコンタクトフィルム及びそれを利用し
た実装構造体を提供することにある。
【0009】また、本発明の別の目的は、半田ボールに
損傷を与えないで電気的接触を行うBGAタイプのデバ
イス用のコンタクトフィルム及びそれを利用した実装構
造体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の第1の側面は、外部端子として複数の半
田ボールを格子状に配置したボールグリッドアレイのデ
バイスに対して電気的接触を行うコンタクトフィルムに
おいて、半田ボールに対応する位置に設けられる複数の
コンタクト用開口部と、その開口部の周囲に半田ボール
との第1の接触を行う第1のコンタクトパターンとを有
する第1の絶縁性弾性フィルムと、第1の絶縁性弾性フ
ィルムに積層され、上記開口部に対応する位置に、当該
開口部を介して半田ボールとの第2の接触を行う第2の
コンタクトパターンを有する第2の絶縁性弾性フィルム
とを有し、第1及び第2のコンタクトパターン間におけ
る導通の有無により半田ボールの電気的接触の確認を可
能にすることを特徴とする。
【0011】上記発明によれば、第1の絶縁性弾性フィ
ルムに設けられた開口部の径を、半田ボールの直径以下
であるが、半田ボールの最下点が第2のコンタクトパタ
ーンに接触する程度の大きさに形成する。そして、開口
部周辺に第1のコンタクトパターンを設け、そこに半田
ボールが押しつけられるように実装することにより、半
田ボールは損傷を与えられることなく、より確実に第1
のコンタクトパターンに接触することができる。しか
も、開口部の下側には、半田ボールの最下点が接触する
第2のコンタクトパターンが設けられるので、第1及び
第2のコンタクトパターン間の電気的接触を確認するこ
とにより、半田ボールが第1のコンタクトパターンに接
触しているか否かを容易に確認することができる。
【0012】本発明のより好ましい実施例では、第1の
絶縁性弾性フィルムは、多層構造を有する。そして、N
列の半田ボールを有するBGAデバイスに対して、第1
の絶縁性弾性フィルムはN層で構成される。例えばN=
3の場合で説明すると、最外周の半田ボールに対する第
1のコンタクトパターンとコンタクト用開口部は、第1
層フィルムに形成される。第1層フィルムは、第2周よ
り内側の半田ボールをそれぞれ貫通させる貫通孔を有す
る。
【0013】第2周の半田ボールに対する第1のコンタ
クトパターンとコンタクト用開口部は、第1層フィルム
に積層される第2層フィルムに形成される。第2層フィ
ルムには、更に、最外周の半田ボールに対応する位置に
下層開口部及びその周りの下層コンタクトパッドと、第
3周より内側の半田ボールをそれぞれ貫通させる貫通孔
が設けられる。第1層フィルムの第1のコンタクトパタ
ーンと第2層フィルムの下層コンタクトパッドとは互い
に接触し、いずれかで最外周の半田ボールと接触する。
【0014】第3周の半田ボールに対する第1のコンタ
クトパターンとコンタクト用開口部は、第3層フィルム
に形成される。第3層フィルムには、更に、最外周と第
2周の半田ボールに対応する位置に下層開口部及びその
周りの下層コンタクトパッドが設けられる。第1層フィ
ルムの第1のコンタクトパターンと第2、3層フィルム
の下層コンタクトパッドとは互いに接触し、いずれかで
最外周の半田ボールと接触する。また、第2層フィルム
の第1のコンタクトパターンと第3層フィルムの下層コ
ンタクトパッドとは互いに接触し、いずれかで第2周の
半田ボールと接触する。
【0015】BGAが更に第4周以上の半田ボールを有
する場合は、第N周の半田ボールに対する第1のコンタ
クトパターンとコンタクト用開口部は、第N層フィルム
に形成され、第1層から第N−1層フィルムまでの貫通
孔を通して、第N周の半田ボールがその第1のコンタク
トパターンに接触する。その場合、最外周の半田ボール
は、第1層フィルムの第1のコンタクトパターンと第2
層から第N層フィルムまでの下層コンタクトパッドのい
ずれかと接触する。
【0016】上記多層構造を有する第1の絶縁性弾性フ
ィルムの最下層に第2の絶縁性弾性フィルムが積層され
る。この第2の絶縁性弾性フィルムに設けられた第2の
コンタクトパターンに、貫通孔や開口部を介して半田ボ
ールの最下部が接触されるように、BGAタイプのデバ
イスがコンタクトフィルムに押しつけられる。そして、
第1及び第2のコンタクトパターン間における導通の有
無をチェックすることで、半田ボールが第1のコンタク
トパターンに接触しているかを間接的にチェックするこ
とが可能になる。
【0017】更に、第1のコンタクトパターンに加えて
それより下層の下層コンタクトパッドを設けることによ
り、半田ボールの径にばらつきがあり、小さい径の半田
ボールに対して、下層コンタクトパッドが確実に接触す
ることができる。従って、半田ボールの径がばらついて
いる場合でも、半田ボールの第1のコンタクトパターン
への接触の確実性を高くすることができる。
【0018】より好ましい実施例では、各層フィルムの
貫通孔の周りには、第1のコンタクトパターンや下層コ
ンタクトパッドと同様にしてダミーパッドが設けられ
る。このダミーパッドを貫通孔に設けることにより、多
層構造のコンタクトフィルムの変形または撓みの程度
を、複数列の半田ボールの位置において同程度にするこ
とができ、加圧力を均等化して半田ボールとコンタクト
フィルムとの接触の確実性を高くすることができる。
【0019】本発明の別の側面によれば、ボールグリッ
ドアレイのデバイスを実装する実装構造体において、前
記デバイスを収納する収納開口を有する基板と、前記基
板の裏面側に設けられた上記コンタクトフィルムとを有
し、コンタクトフィルムの第1及び第2の引き出しパタ
ーンが、基板内の配線パターンに接続されていることを
特徴とする。かかるデバイス実装構造体は、試験用ソケ
ットとして利用することができる。コンタクトフィルム
を介して半田ボールが基板の配線パターンに接続され
る。しかも、その半田ボールとコンタクトフィルムの第
1のコンタクトパターンとの接触確認は、第1及び第2
のコンタクトパターン間における接続チェックにより間
接的に行われる。
【0020】基板内に複数の収納開口を設けて、それぞ
れの収納開口に対して上記のコンタクトフィルムを設け
ることで、複数のBGAデバイスを基板に実装すること
ができる。かかるデバイス実装構造体は、バーイン試験
用または機能試験用の実装基板として有用である。
【0021】コンタクトフィルムを取り替え可能に基板
に取り付けるようにすることで、複数種類のBGAデバ
イスに対して、コンタクトフィルムを交換するだけで、
共通のデバイス実装構造体を使用することができる。ま
た、消耗したコンタクトフィルムを取り換えて使用する
ことにより、デバイス実装構造体の寿命を長くすること
が可能になる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形
態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0023】図1は、BGAタイプのデバイスの外形図
である。図1(A)はデバイスの側面図であり、図1
(B)はデバイスの底面図である。内部にLSIを収納
したパッケージ本体1の底面に、内部のLSIとの電気
的接続を行うための外部端子として、半田ボールSBが
格子状に配置される。図1の例では、3列の半田ボール
SBがパッケージ本体1の外周部に近接して設けられ
る。即ち、半田ボールSBは、3周にわたって配置され
る。
【0024】図2は、本実施の形態例におけるBGAタ
イプのデバイスを実装するデバイス実装構造体を示す図
である。図2(A)はデバイス実装構造体の断面図であ
り、図2(B)はその底面図である。図2に示されたデ
バイス実装構造体は、内部に導電パターンと導電ビアホ
ールが設けられたプリント基板10と、デバイス本体1
の背面に形成された半田ボールと接触するコンタクトフ
ィルム30とで構成される。基板10には、デバイス1
を収納する収納開口11が設けられ、その収納開口11
の下面側を塞ぐように、コンタクトフィルム30が押さ
え板14と共に固定ネジ17によって基板10の下面に
取り付けられる。固定ネジ17をはずすことにより、コ
ンタクトフィルム30は取り替え可能である。
【0025】基板10の収納開口11には、収納された
BGAデバイス1をコンタクトフィルム30に加圧する
加圧手段として、上蓋部12が開閉可能に取り付けられ
る。上蓋部12は、基板10に取り付けられた回転可能
なロックレバー13によって、デバイス1を加圧する閉
状態になる。ロックレバー13を開くことにより、収納
開口11に収納されているデバイス1を取り換えること
ができる。
【0026】上蓋部12には、圧力調整ネジ18とそれ
とデバイス1の上面との間に介在される弾性体であるゴ
ムシート台座19とが設けられる。圧力調整ネジ18を
回転することで、収納されるデバイス1の厚みに応じた
最適の圧力が弾性体台座19を介してデバイス1に与え
られる。また、ゴムシート台座19は、バーイン試験の
時の高温に耐えられる耐熱性ゴムで形成されていること
が望ましい。
【0027】コンタクトフィルム30の周囲であって、
基板10の底面と押さえ板14との間に、コンタクトフ
ィルム30の厚みに応じた厚さのコンタクトフィルム固
定枠15及び弾性体の厚み調整板16とが設けられる。
従って、図2(B)の底面図に示される通り、下側か
ら、押さえ板14,コンタクトフィルム30及び固定枠
15,基板10の積層アセンブリが、基板10の固定ネ
ジ孔17Aに挿入された固定ネジ17により一体に固定
される。
【0028】図2に示されたデバイス収納構造体は、基
板10が単一の収納開口11を有する場合は、デバイス
のソケットとして機能する。また、基板10に複数の収
納開口11が設けられ、それぞれの収納開口11に対し
てコンタクトフィルム30と押さえ板14が取り付けら
れる場合は、複数のデバイス1を実装できるバーイン試
験用基板または機能試験用基板として機能する。
【0029】コンタクトフィルム30、押さえ板14、
固定枠15、厚み調整板16を、デバイスの種類に応じ
て取り換えることにより、他品種のデバイスに対して、
上蓋部12を有する基板10を共通に使用することがで
きる。
【0030】コンタクトフィルム30には、後述する通
り、半田ボールSBにコンタクトする第1のコンタクト
パターンと、半田ボールSBの最下部にコンタクトする
第2のコンタクトパターンとが設けられ、それらの第1
及び第2のコンタクトパターンは、それぞれの引き出し
パターンを介して、基板10の裏面側に設けられた接続
パッドに導通する。裏面側の接続パッドは、基板10に
設けられた導通ビアホール20を介して表面パッド22
に接続される。この表面パッド22を利用して、第1及
び第2のコンタクトパターン間の接続をチェックするこ
とで、半田ボールSBが第1のコンタクトパターンに電
気的に接触しているか否かをチェックすることができ
る。
【0031】第1のコンタクトパターンは、基板10に
設けられた図示しない接続パターンにより、バーイン試
験や機能試験の為に必要な信号の入出力がデバイス1に
対して行われる。
【0032】図3は、本実施の形態例におけるデバイス
実装構造体の詳細断面図である。図3には、コンタクト
フィルム30の構造が詳しく示される。図3の例は、デ
バイス1の裏面に、図1の如く3列の半田ボールSBが
格子状に配置されている場合のコンタクトフィルム30
の構成が示される。
【0033】コンタクトフィルム30は、第1層フィル
ム310と、第2層フィルム320と、第3層フィルム
330とが積層された第1の絶縁性弾性フィルムと、第
2の絶縁性弾性フィルム340とが積層される。従っ
て、合計で4層のフィルムで構成される。このフィルム
は、例えば、ポリイミド等の絶縁性で且つ可撓性のフィ
ルムであり、半田ボールSBが押しつけられることによ
り、僅かに撓む程度の弾力性を有する。
【0034】第1層フィルム310には、最外周の半田
パッドSB1に対応する位置に、コンタクト用開口部3
11とその周りに形成された第1のコンタクトパターン
312が設けられ、2周目及び3周目の半田パッドSB
2,SB3に対応する位置に、半田パッドが非接触とな
る貫通孔313とその周りに形成されたダミーパッド3
14が設けられる。
【0035】第1のコンタクトパターン312は、第1
層フィルム310の上面から開口部311の側面及び下
面に形成され、所定の径を有する導電性のパターンであ
る。同様にダミーパッド314も、貫通孔313の側面
と上面及び下面上に形成される。第1層フィルム310
上には、第1のコンタクトパターン312につながる第
1の引き出しパターン315が形成される。第1の引き
出しパターン315は、基板10の下面の接続パッドに
接触して押しつけられる。このコンタクトパターン、ダ
ミーパッド、引き出しパターンなどはメッキにより形成
される。
【0036】第1層フィルム310においては、最外周
の半田パッドSB1が、コンタクト用開口部311の中
に収納され、その周囲に形成されたメッキパターンであ
る第1のコンタクトパターン312にコンタクトされ、
第1の引き出しパターン315を介して、基板10に設
けられた接続端子やビアホールを介して、図示しない入
出端子の導電パターンに電気的に導通される。これによ
り、基板10の図示しない入出力端子とBGAデバイス
の半田バンプSB1とが電気的に接続される。
【0037】第2層フィルム320においては、最外周
の半田パッドSB1に対応する位置に、下層開口部32
6とその周りに形成された下層コンタクトパッド327
が設けられ、2周目の半田パッドSB2に対応する位置
に、コンタクト用開口部321とその周りに形成された
第1のコンタクトパターン322が設けられ、3周目の
半田パッドSB3に対応する位置に、その半田パッドが
非接触となる貫通孔323とその周りに形成されたダミ
ーパッド324が設けられる。第1のコンタクトパター
ン322は、コンタクトフィルム30の周囲に延びる第
1の引き出しパターン325につながっている。
【0038】下層開口部326は、第1層フィルムのコ
ンタクト用開口部311よりは径が小さく、また下層コ
ンタクトパッド327の外径は、第1のコンタクトパタ
ーン312よりも小さい。そして、下層コンタクトパッ
ド327は、第2層フィルムの上面、開口部326の側
面、及び下面に形成されたメッキ層である。この下層コ
ンタクトパッド327は、第1層フィルムの第1のコン
タクトパターン312と接触している。
【0039】第2層フィルム320のコンタクト用開口
部321と第1のコンタクトパターン322の構成は、
第1層フィルム310に設けられたコンタクト用開口部
311と第1のコンタクトパターン312と同じよう
に、フィルムの上面、側面、下面に設けられ、第2周の
半田パッドSB2とコンタクトする。第2層フィルム3
20の貫通孔323は、第3周の半田パッドSB3が貫
通する程度の径を有し、その周りにはダミーパッド32
4が設けられる。
【0040】第3層フィルム330には、最外周及び第
2周の半田パッドSB1、SB2に対応する位置に、下
層開口部336とその周りの下層コンタクトパッド33
7が、第3周の半田パッドSB3に対応する位置に、コ
ンタクト用開口部331とその周りの第1のコンタクト
パターン332とが設けられる。
【0041】第3層フィルム330に設けられる下層コ
ンタクトパッド337と、第1のコンタクトパターン3
32とは、第1層及び第2層フィルムと異なり、フィル
ム上面にしか設けられない。そして、下層コンタクトパ
ッド337はその上層の下層コンタクトパッド327や
第1のコンタクトパターン322と接触している。ま
た、第1のコンタクトパターン332は、その上の貫通
孔313,323を貫通する半田バンプSB3に接触す
る。そして、第1のコンタクトパターン332は、第1
の引き出しパターン335につながる。
【0042】第1周、第2周、第3周の半田パッドSB
1,SB2,SB3の最下部は、それぞれ開口部や貫通
孔を介して第4層フィルム340に形成された第2のコ
ンタクトパターン341にコンタクトする。これらの第
2のコンタクトパターン341は、コンタクトフィルム
30の外側の第2の引き出しパターン345を経由し
て、基板10に設けられたチェック用パッド224の接
続される。
【0043】最外周の半田パッドSB1は、第1層フィ
ルムの第1のコンタクトパターン312,第2層及び第
3層の下層コンタクトパッド327,337で形成され
る半球状のコンタクト形状のいずれかの位置に接触す
る。かかる半球状のコンタクト形状は、半田バッドSB
1の径にばらつきがあり、標準よりも小さい径の半田パ
ッドであっても、コンタクトを容易にし、従って半田パ
ッドの第1のコンタクトパターンへのコンタクトの確実
性を高めることができる。
【0044】貫通孔313、323の周囲にも、コンタ
クトパターンやコンタクトパッドと同様にダミーパッド
314,324が形成される。かかる構成にすることに
より、半田ボールがコンタクトフィルム30に押しつけ
られた場合、それぞれの開口部や貫通孔で同様の撓みを
生成し、従って、全ての半田バンプに対して均一の形状
変化をコンタクトフィルム30に与えることができ、デ
バイス本体1からの加圧量を格子状に配置された半田ボ
ールに均一に与えることができる。その結果、半田ボー
ルの変更を防止し、コンタクトの確実性を高めることが
できる。
【0045】図3の例の基板10は、6層構造であり、
それぞれの層には、所定の導電パターンが形成される。
コンタクトフィルム30の第1の引き出しパターン31
5,325,335と第2の引き出しパターン345
は、それぞれ基板10に形成された下面の接続パッドか
ら、ビアホール20を経由して、表面の接続パッド22
1,222,223,224にそれぞれ接続される。そ
して、これらの接続パッド間の導通をチェックすること
により、半田パッドが、第1のコンタクトパターンに電
気的に導通しているかを間接的にチェックすることがで
きる。
【0046】図4は、コンタクトフィルムの展開図であ
る。図3にて示した通り、コンタクトフィルム30は、
4つのフィルム310,320,330,340が積層
されている。第1層フィルム310の外形が最も小さ
く、それより下層のフィルム320,330,340の
外形が順番に大きくなる。それにより、それぞれのフィ
ルムの第1のコンタクトパターンにつながる第1の引き
出しパターン315,325,335,345に接続さ
れた接続パッド316,326,336,346が、そ
れぞれ露出される。
【0047】接続パッド316〜346は、それぞれ1
列に配列されているが、第1のコンタクトパターンのピ
ッチが狭い場合は、2列または3列に配列されることが
好ましい。または、第1の引き出しパターン315〜3
45は、扇型に広がるように設けられても良い。それに
より、各フィルムの接続パッド316〜346のピッチ
を、第1のコンタクトパターンのピッチよりも大きくす
ることができる。
【0048】各フィルムには、積層時の位置合わせマー
クとしてのパッド40,42が設けられる。このパッド
を整合させて積層させることで、各フィルムの貫通孔や
開口部の位置を整合(マッチング)させることができ
る。各フィルムには、固定ネジが挿入される固定ネジ孔
17Aが設けられる。この固定ネジ孔17Aは、固定ネ
ジの挿入を容易にするために、一定のマージンを有する
ので、積層時の位置合わせに利用することはあまり好ま
しくない。しかし、この固定ネジ孔17Aを高精度に形
成することで、積層時の位置合わせに利用することも可
能である。
【0049】図4に示される通り、それぞれのフィルム
の第1のコンタクトパターンにつながる第1の引き出し
パターン315〜345は、外側の下層コンタクトパッ
ドの間を通過して、接続パッド316〜346に接続さ
れる。
【0050】図5は、コンタクトフィルムの各層の一部
構成図である。図5には、第1層〜第4層フィルム31
0〜340の一部上面図が示される。但し、図4の各層
フィルムの形状が、角部が切り取られて全体として十文
字形状であるのに対して、図5ではかかる形状は示され
ていない。しかしながら、図5には、各フィルムに形成
されているコンタクト用開口部311,321,33
1、その周りの第1のコンタクトパターン312,32
2,332、貫通孔313,323、その周りのダミー
パッド314,324、下層開口部326,336、そ
の周りの下層コンタクトパッド327,337が、デバ
イス1に対してどのように配置されているかが、詳細に
示される。
【0051】また、各フィルムには、第1のコンタクト
パターン312,322,332と基板10に接続する
ための接続パッド316326,336とをつなぐ第1
の引き出しパターン315,325,335がそれぞれ
示される。図5に示される通り、この第1の引き出しパ
ターンは、第1層フィルム310では、第1のコンタク
トパターン312から直接つながるパターンであり、第
2層フィルム320では、第1の引き出しパターン32
5が、最外周の半田パッドに対応する下層コンタクトパ
ッド327の間を通って外部への接続パッド326につ
ながる。更に、第3層フィルム330では、第1の引き
出しパターン335が、外側の下層コンタクトパッド3
37の間を通って接続パッド336につながる。
【0052】後述する通り、半田パッドに接触する最上
層の第1のコンタクトパターンの外径は、下層コンタク
トパッドの外径よりも大きい。しかも、各層に形成され
る貫通孔とその周りのダミーパッドの外径は、下層コン
タクトパッドより大きく、第1のコンタクトパターンと
同程度になる。従って、第1のコンタクトパターン31
2,322,332を、第1層、第2層、第3層の順に
外側から形成することにより、内側の周に形成される第
1のコンタクトパターンから、第1の引き出しパターン
をフィルム周辺の接続パッドに引き出すことができる。
【0053】図5には、第4層目のフィルム340(第
2の絶縁性弾性フィルム)の平面図が示される。各半田
ボールの最下面に接触する第2のコンタクトパターン3
41が格子状に配置され、それらの第2のコンタクトパ
ターン341は、第2の引き出しパターン345を介し
て接続パッド346に接続される。この最下層のフィル
ム340には、外径が小さい第2のコンタクトパターン
341が設けられるだけであるので、それから引き出さ
れる第2の引き出しパターン345は、比較的スペース
に余裕を持って形成することができる。
【0054】図6は、コンタクトフィルムの各層の表裏
面のパターンを示す図である。図6には、開口部や貫通
孔の具体的寸法例、その周りに形成される第1のコンタ
クトパターンや下層コンタクトパッド、ダミーパッドの
外径例が示される。図6(A)は表面側を、(B)は裏
面側を示す。
【0055】第1層フィルム310の表面側には、最外
周の半田パッドの位置にコンタクト用開口部311とそ
の周りの太い第1のコンタクトパターン312、及びそ
れにつながる第1の引き出しパターン315が設けられ
る。また、第2周、第3周の半田パッドの位置に、貫通
孔313とその周りのダミーパッド314が設けられ
る。第1層フィルムの裏面側には、第1のコンタクトパ
ターン312とダミーパッド314が設けられる。図示
される通り、コンタクト用開口部311に比べて貫通孔
313の径は大きい。
【0056】第2層フィルム320の表面側には、最外
周の半田パッドの位置に、下層開口部326とその周り
の下層コンタクトパッド327が設けられる。また、第
2周の半田パッドの位置に、コンタクト用開口部321
とその周りの第1のコンタクトパターン322が設けら
れる。そして、第3周の半田パッドの位置に、貫通孔3
23とその周りのダミーパッド324が設けられる。裏
面側にも、同様に下層コンタクトパッド327、第1の
コンタクトパターン322、ダミーパッド324がそれ
ぞれ設けられる。
【0057】下層開口部326は、第1層フィルムのコ
ンタクト用開口部311より小さい径を有し、またその
周りの下層コンタクトパッド327は、第1のコンタク
トパターン312,322よりも小さい外径を有する。
これにより、第1の引き出しパターン325は、下層コ
ンタクトパッド327の間を通り抜けて設けることが可
能になる。
【0058】半田パッドとの接触を実現する第1の絶縁
性弾性フィルムを構成する多層フィルムの最下層である
第3層フィルム335には、表面側にのみ下層コンタク
トパッド337、第1のコンタクトパターン332が形
成される。裏面側にはこれらのパッドやパターンは形成
されない。図5に示した通り、第3層フィルムの下に
は、第2のコンタクトパターン341が設けられたコン
タクト確認用のフィルム340が積み重ねられるからで
あり、第2のコンタクトパターン341とコンタクトパ
ターンやパッドとの絶縁性を確実にするためである。
【0059】第3層フィルム330の下層開口部336
は、第2層フィルム320の下層開口部326よりも小
さい径に形成される。また、第3周の半田パッドに接続
される第1のコンタクトパターン332は、下層コンタ
クトパッド337の間を通り抜けて形成される第1の引
き出しパターン335により、基板への接続パッドへ導
き出される。
【0060】上記実施の形態例に示したコンタクトフィ
ルム30は、3周の半田ボールを有するBGAデバイス
に対応して、3列の開口部などを有する3層のフィルム
と、コンタクト確認用の最下層フィルムとの合計4層構
成になっている。N周の半田ボールを有するデバイスに
対応させるためには、半田ボールへの接触を行うための
フィルムをN層にする必要がある。そして、更に、その
接触確認のための第2のコンタクトパターンを有する最
下層のフィルムも必要であるから、合計でN+1層構成
が必要である。
【0061】図7は、バーイン試験用実装構造体の例を
示す斜視図である。この例では、基板10に複数のデバ
イス収納開口11が設けられ、それぞれの収納開口11
の上部に上蓋部12が、収納開口11の裏面側にコンタ
クトフィルム30及び押さえ板14が設けられる。図7
の例では、基板10に複数のBGAデバイスを実装する
ことができるので、バーイン試験用の実装構造体として
有用である。図7の実装構造体は、デバイスの機能試験
においても利用することができる。
【0062】以上の実施の形態に従って、本発明をまと
めると以下の通りである。
【0063】1.外部端子として複数の半田ボールを格
子状に配置したボールグリッドアレイのデバイスに対し
て電気的接触を行うコンタクトフィルムにおいて、前記
半田ボールに対応する位置に設けられる複数のコンタク
ト用開口部と、その開口部の周囲に前記半田ボールとの
第1の接触を行う第1のコンタクトパターンとを有する
第1の絶縁性弾性フィルムと、前記第1の絶縁性弾性フ
ィルムに積層され、前記開口部に対応する位置に、当該
開口部を介して前記半田ボールとの第2の接触を行う第
2のコンタクトパターンを有する第2の絶縁性弾性フィ
ルムと、前記第1及び第2のコンタクトパターンにつな
がる第1及び第2の引き出しパターンとを有することを
特徴とするコンタクトフィルム。
【0064】2.上記1において、前記第1の絶縁性弾
性フィルムは、少なくとも第1層及び第2層フィルムを
有し、当該第1層フィルムには、最外周の半田ボールの
位置に対応して前記コンタクト用開口部及び第1のコン
タクトパターンが、第2周より内側の半田ボールの位置
に対応して当該半田ボールより径が大きい貫通孔がそれ
ぞれ設けられ、前記第2層フィルムには、前記最外周の
半田ボールの位置に対応して下層開口部が、前記第2周
の半田ボールの位置に対応して前記コンタクト用開口部
と第1のコンタクトパターンがそれぞれ設けられ、前記
最外周の半田ボールの第1のコンタクトパターンにつな
がる第1の引き出しパターンは、前記第1層フィルムに
設けられ、前記第2周の半田ボールの第1のコンタクト
パターンにつながる第1の引き出しパターンは、前記第
2層フィルム上に、前記最外周の半田ボールに対応する
下層開口部の間を通過するように設けられることを特徴
とするコンタクトフィルム。
【0065】3.上記2において、前記第1の絶縁性弾
性フィルムは、第N層フィルム(Nは3以上の整数)を
更に積層し、前記第N層フィルムに、前記第N周の半田
ボールの位置に対応する前記コンタクト用開口部及び第
1のコンタクトパターンが設けられていることを特徴と
するコンタクトフィルム。
【0066】4.上記2または3において、前記下層開
口部の周りに下層コンタクトパッドが設けられ、当該下
層コンタクトパッドは上層に設けられた第1のコンタク
トパターンと接触していることを特徴とするコンタクト
フィルム。
【0067】5.上記4において、前記下層開口部は、
上層に設けられたコンタクト用開口部よりも小さい径を
有することを特徴とするコンタクトフィルム。
【0068】6.上記4または5において、前記下層コ
ンタクトパッドの外径は、それに対応する前記第1のコ
ンタクトパターンの外径より小さいことを特徴とするコ
ンタクトフィルム。
【0069】7.上記6において、前記第2周の半田ボ
ールの第1のコンタクトパターンにつながる第1の引き
出しパターンは、前記第2層フィルム上に、前記最外周
の半田ボールに対応する下層コンタクトパッドの間を通
過するように設けられることを特徴とするコンタクトフ
ィルム。
【0070】8.上記2または3において、前記貫通孔
の周りにダミーパッドが設けられていることを特徴とす
るコンタクトフィルム。
【0071】9.外部端子として複数の半田ボールを格
子状に配置したボールグリッドアレイのデバイスを実装
する実装構造体において、前記デバイスを収納する収納
開口を有する基板と、前記基板の裏面側に設けられた、
上記1乃至8のいずれかのコンタクトフィルムとを有
し、前記コンタクトフィルムの第1及び第2の引き出し
パターンが、前記基板内の配線パターンに接続されてい
ることを特徴とするデバイス実装構造体。
【0072】10.上記9において、前記コンタクトフ
ィルムが、取り替え可能に前記基板に圧接して取り付け
られることを特徴とするデバイス実装構造体。
【0073】11.上記9または10において、更に、
前記基板の表面側に設けられ、前記収納開口内に収納さ
れた前記デバイスを、前記コンタクトフィルムに押しつ
ける加圧手段を有することを特徴とするデバイス実装構
造体。
【0074】12.上記10において、更に、前記コン
タクトフィルムの前記基板と反対側に、取り替え可能に
取り付けられ、当該コンタクトフィルムを前記デバイス
に押しつける押さえ板を有することを特徴とするデバイ
ス実装構造体。
【0075】13.上記12において、更に、前記コン
タクトフィルムの周囲の前記押さえ板と基板との間に挿
入され、前記コンタクトフィルムに対応する厚みを有す
る外枠部材を有することを特徴とするデバイス実装構造
体。
【0076】14.上記9乃至13のいずれかにおい
て、前記基板内に複数の収納開口が設けられ、それぞれ
の収納開口の裏面側に前記コンタクトフィルムが設けら
れていることを特徴とするデバイス実装構造体。
【0077】15.上記9乃至13のいずれかに記載さ
れたデバイス実装構造体を有するデバイス試験用ソケッ
ト。
【0078】16.上記14に記載されたデバイス実装
構造体を有するデバイス試験用のテストボード。
【0079】17.上記14に記載されたデバイス実装
構造体を有するデバイス試験用のバーインボード。
【0080】本発明は、以上説明した実施の形態例に限
定されることなく、特許請求の範囲に記載されたものと
その均等物を含むものである。
【0081】
【発明の効果】以上、本発明によれば、ボールグリッド
アレイタイプのデバイスに対して、半田ボールへのコン
タクトを確認することが容易にできるコンタクトシート
を提供することができる。また、そのコンタクトシート
を利用したデバイスの実装構造体を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】BGAタイプのデバイスの外形図である。
【図2】本実施の形態例におけるBGAタイプのデバイ
スを実装するデバイス実装構造体を示す図である。
【図3】本実施の形態例におけるデバイス実装構造体の
詳細断面図である。
【図4】コンタクトフィルムの展開図である。
【図5】コンタクトフィルムの各層の一部構成図であ
る。
【図6】コンタクトフィルムの各層の表裏面のパターン
を示す図である。
【図7】バーイン試験用実装構造体の例を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
310〜330 第1の絶縁性弾性フィルム 340 第2の絶縁性弾性フィルム 311,321,331 コンタクト用開口部 312,322,332 第1のコンタクトパターン 313,323 貫通孔 314,324 ダミーパッド 315,325,335 第1の引き出しパターン 345 第2の引き出しパターン 326,336 下層開口部 327,337 下層コンタクトパッド 341 第2のコンタクトパターン 10 基板 11 収納開口 30 コンタクトフィルム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部端子として複数の半田ボールを格子状
    に配置したボールグリッドアレイのデバイスに対して電
    気的接触を行うコンタクトフィルムにおいて、 前記半田ボールに対応する位置に設けられる複数のコン
    タクト用開口部と、その開口部の周囲に前記半田ボール
    との第1の接触を行う第1のコンタクトパターンとを有
    する第1の絶縁性弾性フィルムと、 前記第1の絶縁性弾性フィルムに積層され、前記開口部
    に対応する位置に、当該開口部を介して前記半田ボール
    との第2の接触を行う第2のコンタクトパターンを有す
    る第2の絶縁性弾性フィルムと、 前記第1及び第2のコンタクトパターンにつながる第1
    及び第2の引き出しパターンとを有することを特徴とす
    るコンタクトフィルム。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記第1の絶縁性弾性フィルムは、少なくとも第1層及
    び第2層フィルムを有し、当該第1層フィルムには、最
    外周の半田ボールの位置に対応して前記コンタクト用開
    口部及び第1のコンタクトパターンが、第2周より内側
    の半田ボールの位置に対応して当該半田ボールより径が
    大きい貫通孔がそれぞれ設けられ、前記第2層フィルム
    には、前記最外周の半田ボールの位置に対応して下層開
    口部が、前記第2周の半田ボールの位置に対応して前記
    コンタクト用開口部と第1のコンタクトパターンがそれ
    ぞれ設けられ、 前記最外周の半田ボールの第1のコンタクトパターンに
    つながる第1の引き出しパターンは、前記第1層フィル
    ムに設けられ、前記第2周の半田ボールの第1のコンタ
    クトパターンにつながる第1の引き出しパターンは、前
    記第2層フィルム上に、前記最外周の半田ボールに対応
    する下層開口部の間を通過するように設けられることを
    特徴とするコンタクトフィルム。
  3. 【請求項3】外部端子として複数の半田ボールを格子状
    に配置したボールグリッドアレイのデバイスを実装する
    実装構造体において、 前記デバイスを収納する収納開口を有する基板と、 前記基板の裏面側に設けられた、上記1または2のいず
    れかのコンタクトフィルムとを有し、 前記コンタクトフィルムの第1及び第2の引き出しパタ
    ーンが、前記基板内の配線パターンに接続されているこ
    とを特徴とするデバイス実装構造体。
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