JP2001139847A - 活性エネルギー線硬化性塗料組成物 - Google Patents

活性エネルギー線硬化性塗料組成物

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JP2001139847A
JP2001139847A JP32225899A JP32225899A JP2001139847A JP 2001139847 A JP2001139847 A JP 2001139847A JP 32225899 A JP32225899 A JP 32225899A JP 32225899 A JP32225899 A JP 32225899A JP 2001139847 A JP2001139847 A JP 2001139847A
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inorganic fine
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fine powder
meth
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Tetsuo Sugawa
哲夫 須川
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Dai Nippon Toryo KK
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Dai Nippon Toryo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】無機微粉末が粒度分布幅の狭い状態で、即ち均
一に微細化した状態で分散していて分散安定性に優れて
いる活性エネルギー線硬化性塗料組成物を提供するこ
と。 【解決手段】分子内に2個以上のアクリロイル基又はメ
タクリロイル基を有するアクリレート又はメタクリレー
ト化合物、官能基含有アクリレート又はメタクリレート
化合物、平均一次粒子径が0.2μm以下の無機微粉
末、及びキレート剤を含有する活性エネルギー線硬化性
塗料組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は活性エネルギー線硬
化性塗料組成物に関し、詳しくは、種々の目的をもって
添加される無機微粉末が粒度分布幅の狭い状態で、即ち
均一に微粒化した状態で分散していて分散安定性に優れ
ている活性エネルギー線硬化性塗料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、無機微粉末が分散していて分散安
定性に優れている塗料組成物を調製する方法として、無
機微粉末の合計表面積が大きいのでその合計表面積の増
大に応じて分散剤の添加量を多くする方法や、無機微粉
末を長時間強制的に分散させて一次粒子近傍まで微粒化
す方法等が実施されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、分散剤
の添加量を多くする方法においては、添加量を多くして
も分散後の無機微粉末の粒度分布幅が広く粗粒も多く含
まれていて無機微粉末が均一に微粒化した塗料組成物を
得ることが困難である傾向があり、また、分散剤の影響
により所定の膜性能が得られにくくなる傾向がある。ま
た、無機微粉末を長時間強制的に分散させる方法におい
ては、高濃度での分散や微粒化に過度に長時間要するな
ど生産性が上がらない等の問題点があった。
【0004】本発明は、無機微粉末が粒度分布幅の狭い
状態で、即ち均一に微細化した状態で分散していて分散
安定性に優れている活性エネルギー線硬化性塗料組成物
であって、容易に且つ短時間に調製できる活性エネルギ
ー線硬化性塗料組成物を提供することを課題としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の課題
を達成するために鋭意研究を重ねた結果、樹脂溶液に官
能基含有アクリレート又はメタクリレート化合物とキレ
ート剤とを配合し、その配合液中に無機微粉末を分散さ
せることにより、容易に且つ短時間で、無機微粉末が粒
度分布幅の狭い状態で、即ち均一に微細化した状態で分
散していて分散安定性に優れている活性エネルギー線硬
化性塗料組成物が得られることを見出し、本発明を完成
するに至った。
【0006】即ち、本発明の活性エネルギー線硬化性塗
料組成物は、分子内に2個以上のアクリロイル基又はメ
タクリロイル基を有するアクリレート又はメタクリレー
ト化合物、官能基含有アクリレート又はメタクリレート
化合物、平均一次粒子径が0.2μm以下の無機微粉
末、及びキレート剤を含有することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の活性エネルギー線硬化性
塗料組成物に含有される、分子内に2個以上のアクリロ
イル基又はメタクリロイル基を有するアクリレート又は
メタクリレート化合物として、エチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレー
ト、アリル(メタ)アクリレート、ビスフェノールAジ
(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性ビスフ
ェノールAジ(メタ)アクリレ−ト、ポリエチレンオキ
サイド変性ビスフェノールAジ(メタ)アクリレ−ト、
エチレンオキサイド変性ビスフェノールSジアクリレ−
ト、ビスフェノールSジ(メタ)アクリレ−ト、1,4
−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,3−ブ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート等の二官能ア
クリレート又はメタクリレート、トリメチロールプロパ
ントリ(メタ)アクリレート、グリセロールトリ(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)
アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)ア
クリレート、エチレン変性トリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ
(メタ)アクリレート等の三官能以上のアクリレ−ト又
はメタクリレート、更にはポリエステル(メタ)アクリ
レート、ポリウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ
(メタ)アクリレート、ポリエーテル (メタ)アクリ
レート、オリゴ(メタ)アクリレート、アルキド(メ
タ)アクリレート、ポリオール(メタ)アクリレート、
シリコーン(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリロ
イル基を少なくとも2個有するプレポリマー、特に、ポ
リエステル、エポキシ、ポリウレタンの各(メタ)アク
リレート等を挙げることができる。
【0008】本発明の活性エネルギー線硬化性塗料組成
物に含有される、官能基含有アクリレート又はメタクリ
レート化合物として、2−アミノエチル(メタ)アクリ
レート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、
3−アミノプロピル(メタ)アクリレート、2−ブチル
アミノエチル(メタ)アクリレート、ビニルピリジン等
の塩基性官能基含有(メタ)アクリレート化合物、ポリ
エチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、メトキ
シポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、
ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、
ポリエチレングリコールポリプロピレングリコールモノ
(メタ)アクリレート等のポリエチレングリコール鎖及
び/又はポリプロピレングリコール鎖を保有するエチレ
ン性不飽和(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチ
ル(メタ)アクリレート、2(3)−ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリ
レート、アリルアルコール、多価アルコールのモノ(メ
タ)アクリレート等の中性官能基含有(メタ)アクリレ
ート化合物、(メタ)アクリルアミド、マレインアミド
等のアミド基含有(メタ)アクリレート化合物、(メ
タ)アクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、クロトン
酸、2−メタクロイルオキシエチルコハク酸、2−メタ
クロイルオキシエチルフタル酸等の不飽和カルボン酸、
モノ(2−(メタ)アクロイルオキシエチル)アシッド
ホスフェート、モノ(2−(メタ)アクロイルポリオキ
シエチル)アシッドホスフェート等の酸性リン酸(メ
タ)アクリル酸エステル及び2−スルホエチル(メタ)
アクリレート、2−アクリルアミド−2−メチルプロパ
ンスルホン酸等のスルホン酸(メタ)アクリレート等の
酸性官能基含有(メタ)アクリレート化合物等を挙げる
ことができ、本発明では、特に酸性リン酸基含有(メ
タ)アクリレートが好適に用いられる。
【0009】本発明で用いることのできる酸性リン酸基
含有(メタ)アクリレート化合物としては、下記の一般
式(I)及び(II)で示される化合物を例示することが
できる。 (上記の各式中、R1 は水素元素又はメチル基であり、
2 はアルキレンオキサイド基又はポリアルキレンオキ
サイド基であり、R3 は水素元素、フェニル基、アルキ
ル基、又はアルキルフェニル基である。)
【0010】上記の一般式(I)で示される化合物の具
体例として、モノ(2−(メタ)アクリロイルオキシエ
チル)アシッドホスフェート、モノ(ω−(メタ)アク
リロイルポリオキシエチル)アシッドホスフェート、モ
ノ(2−(メタ)アクリロイルオキシエチル)メチルア
シッドホスフェート、モノ(2−(メタ)アクリロイル
オキシエチル)フェニルアシッドホスフェート等を挙げ
ることができる。
【0011】上記の一般式(II)で示される化合物の具
体例として、ジ(2−(メタ)アクリロイルオキシエチ
ル)アシッドホスフェート、ジ(ω−(メタ)アクリロ
イルポリオキシエチル)アシッドホスフェート等を挙げ
ることができる。
【0012】本発明の活性エネルギー線硬化性塗料組成
物においては、透明性、導電性に優れた硬化膜を形成す
る場合には、上記の官能基含有(メタ)アクリレート化
合物の配合量が下記の無機微粉末100質量部当たり
0.02質量部以上であることが好ましい。官能基含有
(メタ)アクリレート化合物の配合量が0.02質量部
未満の場合には、無機微粉末が凝集して分散不良が生じ
たり、粒度分布の幅が広くなったりする傾向があるので
好ましくない。活性エネルギー線硬化性塗料組成物のバ
インダー成分(樹脂成分)が官能基含有(メタ)アクリ
レート化合物、例えば酸性リン酸基含有(メタ)アクリ
レート化合物のみからなることも可能であるが、硬化後
の耐水性などの特性を考慮すると、官能基含有(メタ)
アクリレート化合物の配合量はバインダー成分(樹脂成
分)全質量の50質量%以下とすることが適当である。
バインダー成分(樹脂成分)の残部は上記の分子内に2
個以上のアクリロイル基又はメタクリロイル基を有する
アクリレート又はメタクリレート化合物である。
【0013】本発明の塗料組成物に含有される無機微粉
末は種々の目的をもって添加され、そのような無機微粉
末として、酸化チタン、チタン酸バリウム、酸化鉄、硫
酸バリウム、硫化亜鉛、酸化亜鉛、酸化スズ、酸化アル
ミニウム、酸化セリウム、酸化インジウム、ITO、A
TO等の微粉末を挙げることができる。例えば、無機微
粉末の特徴を生かした膜、例えば、透明高屈折膜、透明
紫外線カット膜、透明導電膜等の形成に適した無機微粉
末を用いることができる。
【0014】無機微粉末は平均一次粒子径が0.2μm
以下の無機微粉末であることが好ましい。無機微粉末の
平均一次粒子径が0.2μmを超えると塗料組成物中で
の無機微粉末の沈降が生じ易くなって分散安定性が悪く
なる傾向があり、また、塗料組成物の所望の用途によっ
ては、即ち用いる無機微粉末の種類によっては透明膜が
得られなくなることがある。
【0015】本発明の活性エネルギー線硬化性塗料組成
物に含有される無機微粉末及びバインダー成分(樹脂成
分)の配合割合については、バインダー成分100質量
部当たり無機微粉末60〜900質量部であることが好
ましい。無機微粉末の配合量が60質量部未満である場
合には、そのような塗料組成物を用いて形成された塗膜
にはバインダー樹脂の特性が強く現れて無機微粉末の機
能が十分に引き出されない傾向があるので好ましくな
い。逆に、無機微粉末の配合量が900質量を超える場
合には、そのような塗料組成物を用いて形成された塗膜
は基材との密着性が低下し、塗膜機能が低下する傾向が
あるので好ましくない。
【0016】本発明の活性エネルギー線硬化性塗料組成
物に含有されるキレート剤は好ましくは有機溶媒に可溶
性であり、そのようなキレート剤として、エチレンジア
ミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン
等のポリアミン類、ジピバロイルメタン、ピバロイルト
リフルオルアセトン、アセチルアセトン、トリフルオル
アセチルアセトン、ヘキサフルオルアセチルアセトン等
のβ−ジケトン類、ジメチルグリオキシム、オキシン、
イミノジ酢酸、エチレンジアミンテトラ酢酸、蓚酸等を
挙げることができる。
【0017】本発明の活性エネルギー線硬化性塗料組成
物に含有されるキレート剤の配合量は無機微粉末100
質量部当たり0.02〜5質量部であることが好まし
い。キレート剤の配合量が0.02質量部未満である場
合には、無機微粉末が均一に微粒化した塗料組成物を調
製するのに必要な分散処理時間が過度に長くなったり、
分散処理後の無機微粉末の粒度分布幅が広く粗粒も多く
含まれていて無機微粉末が均一に微粒化した塗料組成物
が得られなかったりする傾向があるので好ましくない。
一方、キレート剤の配合量が5質量部を超える場合に
は、分散処理時にキレート金属が形成されて析出し、沈
降物が生じ、分散安定性が低下する傾向があるので好ま
しくない。
【0018】本発明の活性エネルギー線硬化性塗料組成
物中の上記の光硬化成分を硬化させるために紫外線ある
いは可視光線等の活性エネルギー線を利用する場合に
は、塗料組成物中に重合開始剤(光増感剤)を含有させ
ることが望ましい。かかる重合開始剤として、1−ヒド
ロキシシクロヘキシルフェニルケトン、ベンゾイル、ジ
ベンゾイル、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエ
チルエーテル、p−クロロベンゾフェノン、ベンゾイル
パーオキサイド、4−ベンゾイル−4−メチルジフェニ
ルサルファイド、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−
1−(4−モルホリノフェニル)−ブタノン−1、2−
メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モ
リホリノプロパノン−1を挙げることができる。これら
重合開始剤は単独であるいは2種類以上を組み合わせて
使用することができる。また、重合開始剤の配合量はバ
インダー成分(樹脂成分)100質量部当たり0.05
〜30質量部であることが好ましい。
【0019】本発明の塗料組成物は一般の塗料組成物と
同様に通常の有機溶媒を含有することができる。そのよ
うな有機溶媒として、上記バインダー成分やキレート剤
との相溶性が良好なものが好ましく、例えば、メチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトン、イソホロン等の
ケトン類、エタノール、1-ブタノール、2-プロパノール
等のアルコール類、セロソルブ類、酢酸エステル類、エ
ーテル類、芳香族炭化水素類等を単独で、あるいは混合
して用いることができる。また、その配合量は塗料組成
物の塗布方法に適した流動性を塗料組成物に与える量で
ある。
【0020】本発明の塗料組成物は一般の塗料組成物と
同様に、本発明の塗料組成物の特性を損なわない範囲
で、通常の添加剤を含有することができる。そのような
添加剤として、通常の分散剤、硬化剤、硬化触媒、酸化
防止剤、レベリング剤等を挙げることができる。
【0021】本発明の活性エネルギー線硬化性塗料組成
物は、上記の分子内に2個以上のアクリロイル基又はメ
タクリロイル基を有するアクリレート又はメタクリレー
ト化合物、官能基含有アクリレート又はメタクリレート
化合物及びキレート剤を含有し、更に必要に応じて有機
溶媒及び/又は重合開始剤及び/又は添加剤を含有する
系に平均一次粒子径が0.2μm以下の無機微粉末を分
散させることにより製造することができる。無機微粉末
の分散処理はペイントシェーカー、ボールミル、サンド
ミル、セントリミル、三本ロール等を用いて常法により
行うことができる。
【0022】本発明の塗料組成物は、塗料として用いて
エアスプレー塗装、エアレススプレー塗装、刷毛塗り、
ローラーブラシ塗り、へら塗り等により塗布するか、又
はインクとして用いて印刷した後、活性エネルギー線を
照射することにより基板上に透明膜を形成させることが
できる。活性エネルギー線源としては、低圧水銀灯、高
圧水銀灯、メタルハライドランプ、キセノンランプ、エ
キシマレーザー、色素レーザーなどの紫外線源、ならび
に電子線加速装置が使用できる。活性エネルギー線の照
射量は、紫外線の場合には50〜3000mJ/c
2 、電子線の場合には0.2〜1000μC/cm2
の範囲内が適当である。従って、比較的耐熱性の低い樹
脂基板にも適用でき、表面硬度が強く、且つ、連続的に
大量生産及び大面積化が可能である。また、成膜条件を
調整することにより光透過率が80%以上、ヘーズが1
%以下の塗膜を形成することができる。
【0023】
【実施例】以下に、実施例及び比較例により本発明を具
体的に説明する。なお、実施例及び比較例の記載におい
て、部は質量部である。また、実施例及び比較例で使用
した有機溶媒は、いずれもエタノール/n−ブタノール
の質量比4/6からなる混合有機溶媒であった。
【0024】実施例1 塩基性官能基含有メタクリレート化合物としてジメチル
アミノエチルメタクリレートを使用し、キレート剤とし
てエチレンジアミンを使用し、無機微粉末として平均一
次粒子径が0.05μmの酸化亜鉛を使用した。この塩
基性官能基含有メタクリレート化合物1.5部、ジエチ
レングリコールジメタクリレート2.0部、トリメチロ
ールプロパントリアクリレート2部及び4官能ポリエス
テルアクリレート6.5部からなるバインダー成分、キ
レート剤1.0部、無機微粉末28.0部及び混合有機
溶媒59.0部をガラスビーズ80.0部と共に容器に
加え、ペイントシェーカーで1時間練合した。練合後、
光開始剤として2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1
−(4−モルホリノフェニル)−ブタノン−1を1.0
部加え、完全に溶解させた後、ガラスビーズを取り除い
て粘稠な液状物を得た。
【0025】この粘稠な液状物中の無機微粉末の粒度分
布を日機装(株)製マイクロトラックUPA粒度分布計
で測定し、粒度分布の篩下積算分布10%に相当する粒
子径(D10)、50%に相当する粒子径(D50)、90
%に相当する粒子径(D90)を求め、分布幅はD90から
10を引いた値で評価した。また、この粘稠な液状物の
分散安定性は、この粘稠な液状物を25℃で一ヶ月間静
置した後に目視で観察した。また、バーコーターを用い
てこの粘稠な液状物をPET板上に塗布し、有機溶媒を
蒸発させた後、高圧水銀灯にて500mJ/cm2 の紫
外線を照射し、厚み2μmの高屈折性塗膜を得た。この
塗膜の光透過率及びヘーズを(有)東京電色技術センタ
ー製のTC−HIII DPKで測定した。それらの結果は
第1表に示す通りであった。
【0026】実施例2 中性官能基含有メタクリレート化合物としてポリエチレ
ングリコールモノメタクリレートを使用し、キレート剤
として蓚酸を使用し、無機微粉末として平均一次粒子径
が0.05μmの酸化亜鉛を使用した。この中性官能基
含有メタクリレート化合物1.5部、ジエチレングリコ
ールジメタクリレート2.0部、トリメチロールプロパ
ントリアクリレート2.0部及び4官能エポキシアクリ
レート6.5部からなるバインダー成分、キレート剤
1.0部、無機微粉末28.0部及び混合有機溶媒5
9.0部をガラスビーズ80.0部と共に容器に加え、
ペイントシェーカーで1時間練合した。練合後、光開始
剤として2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4
−モルホリノフェニル)−ブタノン−1を1.0部加
え、完全に溶解させた後、ガラスビーズを取り除いて粘
稠な液状物を得た。
【0027】この粘稠な液状物中の無機微粉末の粒度分
布を日機装(株)製マイクロトラックUPA粒度分布計
で測定し、粒度分布の篩下積算分布10%に相当する粒
子径(D10)、50%に相当する粒子径(D50)、90
%に相当する粒子径(D90)を求め、分布幅はD90から
10を引いた値で評価した。また、この粘稠な液状物の
分散安定性は、この粘稠な液状物を25℃で一ヶ月間静
置した後に目視で観察した。また、バーコーターを用い
てこの粘稠な液状物をPET板上に塗布し、有機溶媒を
蒸発させた後、高圧水銀灯にて500mJ/cm2 の紫
外線を照射し、厚み2μmの高屈折性塗膜を得た。この
塗膜の光透過率及びヘーズを(有)東京電色技術センタ
ー製のTC−HIII DPKで測定した。それらの結果は
第1表に示す通りであった。
【0028】実施例3 酸性燐酸基含有メタクリレート化合物としてモノ(2−
メタクリロイルポリエチレンオキサイド)アシッドホス
フェート(ユニケミカル(株)製、ホスマーPE、ポリ
エチレンオキサイド4〜5mol)を使用し、キレート
剤としてジピバロイルメタンを使用し、無機微粉末とし
て平均一次粒子径が0.05μmの酸化亜鉛を使用し
た。この酸性燐酸基含有メタクリレート化合物1.5
部、ジエチレングリコールジメタクリレート2.0部、
トリメチロールプロパントリアクリレート2部及び4官
能エポキシアクリレート6.5.0部からなるバインダ
ー成分、キレート剤1.0部、無機微粉末28.0部及
び混合有機溶媒59.0部をガラスビーズ80.0部と
共に容器に加え、ペイントシェーカーで1時間練合し
た。練合後、光開始剤として2−ベンジル−2−ジメチ
ルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタノン
−1を1.0部加え、完全に溶解させた後、ガラスビー
ズを取り除いて粘稠な液状物を得た。
【0029】この粘稠な液状物中の無機微粉末の粒度分
布を日機装(株)製マイクロトラックUPA粒度分布計
で測定し、粒度分布の篩下積算分布10%に相当する粒
子径(D10)、50%に相当する粒子径(D50)、90
%に相当する粒子径(D90)を求め、分布幅はD90から
10を引いた値で評価した。また、この粘稠な液状物の
分散安定性は、この粘稠な液状物を25℃で一ヶ月間静
置した後に目視で観察した。また、バーコーターを用い
てこの粘稠な液状物をPET板上に塗布し、有機溶媒を
蒸発させた後、高圧水銀灯にて500mJ/cm2 の紫
外線を照射し、厚み2μmの高透明高屈折性塗膜を得
た。この塗膜の光透過率及びヘーズを(有)東京電色技
術センター製のTC−HIII DPKで測定した。それら
の結果は第1表に示す通りであった。
【0030】実施例4 実施例3で用いた無機微粉末の代りに平均一次粒子径が
0.03μmのITO(インジウムスズ酸化物)を用い
て実施例3と同一配合量、同一方法で粘稠な液状物を調
製した。
【0031】この粘稠な液状物中の無機微粉末の粒度分
布を日機装(株)製マイクロトラックUPA粒度分布計
で測定し、粒度分布の篩下積算分布10%に相当する粒
子径(D10)、50%に相当する粒子径(D50)、90
%に相当する粒子径(D90)を求め、分布幅はD90から
10を引いた値で評価した。また、この粘稠な液状物の
分散安定性は、この粘稠な液状物を25℃で一ヶ月間静
置した後に目視で観察した。また、バーコーターを用い
てこの粘稠な液状物をPET板上に塗布し、有機溶媒を
蒸発させた後、高圧水銀灯にて500mJ/cm2 の紫
外線を照射し、厚み2μmの塗膜を得た。この塗膜の光
透過率及びヘーズを(有)東京電色技術センター製のT
C−HIII DPKで測定した。それらの結果は第1表に
示す通りであった。また、この塗膜は表面抵抗値が5×
103 Ω/□の高透明導電被膜であった。
【0032】実施例5 実施例3で用いた無機微粉末の代りに平均一次粒子径が
0.05μmの酸化チタンを用いて実施例3と同一配合
量、同一方法で粘稠な液状物を調製した。この粘稠な液
状物中の無機微粉末の粒度分布を日機装(株)製マイク
ロトラックUPA粒度分布計で測定し、粒度分布の篩下
積算分布10%に相当する粒子径(D10)、50%に相
当する粒子径(D50)、90%に相当する粒子径
(D90)を求め、分布幅はD90からD10を引いた値で評
価した。また、この粘稠な液状物の分散安定性は、この
粘稠な液状物を25℃で一ヶ月間静置した後に目視で観
察した。また、バーコーターを用いてこの粘稠な液状物
をPET板上に塗布し、有機溶媒を蒸発させた後、高圧
水銀灯にて500mJ/cm2 の紫外線を照射し、厚み
2μmの紫外線カット塗膜を得た。この塗膜の光透過率
及びヘーズを(有)東京電色技術センター製のTC−H
III DPKで測定した。それらの結果は第1表に示す通
りであった。
【0033】比較例1 実施例3に記載の調製法からキレート剤を抜き、有効成
分濃度を40%から20%に下げて実施例3と同様に実
施した。即ち、無機微粉末として平均一次粒子径が0.
05μmの酸化亜鉛を使用した。酸性燐酸基含有メタク
リレート化合物としてモノ(2−メタクリロイルポリエ
チレンオキサイド)アシッドホスフェート(ユニケミカ
ル(株)製、ホスマーPE、ポリエチレンオキサイド4
〜5mol)を使用し、無機微粉末として平均一次粒子
径が0.05μmの酸化亜鉛を使用した。この酸性燐酸
基含有メタクリレート化合物0.8部、ジエチレングリ
コールジメタクリレート1.0部、トリメチロールプロ
パントリアクリレート1.0部及び4官能エポキシアク
リレート3.2部からなるバインダー成分、無機微粉末
14.0部及び混合有機溶媒80.0部をガラスビーズ
80.0部と共に容器に加え、ペイントシェーカーで1
時間練合した。練合後、光開始剤として2−ベンジル−
2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)
−ブタノン−1を1.0部加え、完全に溶解させた後、
ガラスビーズを取り除いて粘稠な液状物を得た。
【0034】この粘稠な液状物中の無機微粉末の粒度分
布を日機装(株)製マイクロトラックUPA粒度分布計
で測定し、粒度分布の篩下積算分布10%に相当する粒
子径(D10)、50%に相当する粒子径(D50)、90
%に相当する粒子径(D90)を求め、分布幅はD90から
10を引いた値で評価した。また、この粘稠な液状物の
分散安定性は、この粘稠な液状物を25℃で一ヶ月間静
置した後に目視で観察した。また、バーコーターを用い
てこの粘稠な液状物をPET板上に塗布し、有機溶媒を
蒸発させた後、高圧水銀灯にて500mJ/cm2 の紫
外線を照射し、厚み2μmの塗膜を得た。この塗膜の光
透過率及びヘーズを(有)東京電色技術センター製のT
C−HIII DPKで測定した。それらの結果は第1表に
示す通りであった。
【0035】比較例2 酸性燐酸基含有メタクリレート化合物としてモノ(2−
メタクリロイルポリエチレンオキサイド)アシッドホス
フェート(ユニケミカル(株)製、ホスマーPE、ポリ
エチレンオキサイド4〜5mol)を使用し、無機微粉
末として平均一次粒子径が0.05μmの酸化亜鉛を使
用した。この酸性燐酸基含有メタクリレート化合物0.
8部、ジエチレングリコールジメタクリレート1.0
部、トリメチロールプロパントリアクリレート1.0部
及び4官能エポキシアクリレート3.2部からなるバイ
ンダー成分、無機微粉末14.0部及び混合有機溶媒8
0.0部をガラスビーズ80部と共に容器に加え、ペイ
ントシェーカーで5時間練合した。練合後、光開始剤と
して2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モ
ルホリノフェニル)−ブタノン−1を1.0部加え、完
全に溶解させた後、ガラスビーズを取り除いて粘稠な液
状物を得た。
【0036】この粘稠な液状物中の無機微粉末の粒度分
布を日機装(株)製マイクロトラックUPA粒度分布計
で測定し、粒度分布の篩下積算分布10%に相当する粒
子径(D10)、50%に相当する粒子径(D50)、90
%に相当する粒子径(D90)を求め、分布幅はD90から
10を引いた値で評価した。また、この粘稠な液状物の
分散安定性は、この粘稠な液状物を25℃で一ヶ月間静
置した後に目視で観察した。また、バーコーターを用い
てこの粘稠な液状物をPET板上に塗布し、有機溶媒を
蒸発させた後、高圧水銀灯にて500mJ/cm2 の紫
外線を照射し、厚み2μmの塗膜を得た。この塗膜の光
透過率及びヘーズを(有)東京電色技術センター製のT
C−HIII DPKで測定した。それらの結果は第1表に
示す通りであった。
【0037】比較例3 実施例3に記載の調製法からキレート剤及び官能基含有
(メタ)アクリレート化合物を抜き、有効成分濃度を4
0%から20%に下げて実施例3と同様に実施した。即
ち、無機微粉末として平均一次粒子径が0.05μmの
酸化亜鉛を使用した。ジエチレングリコールジメタクリ
レート1.0部、トリメチロールプロパントリアクリレ
ート1.0部及び4官能エポキシアクリレート4.0部
からなるバインダー成分、無機微粉末14.0部及び混
合有機溶媒80.0部をガラスビーズ80.0部と共に
容器に加え、ペイントシェーカーで5時間練合した。練
合後、光開始剤として2−ベンジル−2−ジメチルアミ
ノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタノン−1を
1.0部加え、完全に溶解させた後、ガラスビーズを取
り除いて粘稠な液状物を得た。
【0038】この粘稠な液状物中の無機微粉末の粒度分
布を日機装(株)製マイクロトラックUPA粒度分布計
で測定し、粒度分布の篩下積算分布10%に相当する粒
子径(D10)、50%に相当する粒子径(D50)、90
%に相当する粒子径(D90)を求め、分布幅はD90から
10を引いた値で評価した。また、この粘稠な液状物の
分散安定性は、この粘稠な液状物を25℃で一ヶ月間静
置した後に目視で観察した。また、バーコーターを用い
てこの粘稠な液状物をPET板上に塗布し、有機溶媒を
蒸発させた後、高圧水銀灯にて500mJ/cm2 の紫
外線を照射し、厚み2μmの塗膜を得た。この塗膜の光
透過率及びヘーズを(有)東京電色技術センター製のT
C−HIII DPKで測定した。それらの結果は第1表に
示す通りであった。
【0039】比較例4 実施例3に記載の調製法から官能基含有(メタ)アクリ
レート化合物を抜き、有効成分濃度を40%から20%
に下げて実施例3と同様に実施した。即ち、キレート剤
としてジピバロイルメタンを使用し、無機微粉末として
平均一次粒子径が 0.05μmの酸化亜鉛を使用し
た。ジエチレングリコールジメタクリレート1.0部、
トリメチロールプロパントリアクリレート1.0部及び
4官能エポキシアクリレート4.0部からなるバインダ
ー成分、キレート剤0.5部、無機微粉末14.0部及
び混合有機溶媒79.5部をガラスビーズ80.0部と
共に容器に加え、ペイントシェーカーで5時間練合し
た。練合後、光開始剤として2−ベンジル−2−ジメチ
ルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタノン
−1を1.0部加え、完全に溶解させた後、ガラスビー
ズを取り除いて粘稠な液状物を得た。
【0040】この粘稠な液状物中の無機微粉末の粒度分
布を日機装(株)製マイクロトラックUPA粒度分布計
で測定し、粒度分布の篩下積算分布10%に相当する粒
子径(D10)、50%に相当する粒子径(D50)、90
%に相当する粒子径(D90)を求め、分布幅はD90から
10を引いた値で評価した。また、この粘稠な液状物の
分散安定性は、この粘稠な液状物を25℃で一ヶ月間静
置した後に目視で観察した。また、バーコーターを用い
てこの粘稠な液状物をPET板上に塗布し、有機溶媒を
蒸発させた後、高圧水銀灯にて500mJ/cm2 の紫
外線を照射し、厚み2μmの塗膜を得た。この塗膜の光
透過率及びヘーズを(有)東京電色技術センター製のT
C−HIII DPKで測定した。それらの結果は第1表に
示す通りであった。
【0041】比較例5 酸性燐酸基含有メタクリレート化合物としてモノ(2−
メタクリロイルポリエチレンオキサイド)アシッドホス
フェート(ユニケミカル(株)製、ホスマーPE、ポリ
エチレンオキサイド4〜5mol)を使用し、キレート
剤としてジピバロイルメタンを使用し、無機微粉末とし
て平均一次粒子径が0.3μmの酸化チタンを使用し
た。この酸性燐酸基含有メタクリレート化合物1.5
部、ジエチレングリコールジメタクリレート2.0部、
トリメチロールプロパントリアクリレート2.0部及び
4官能エポキシアクリレート6.5部からなるバインダ
ー成分、キレート剤1.0部、無機微粉末28.0部及
び混合有機溶媒59.0部をガラスビーズ80.0部と
共に容器に加え、ペイントシェーカーで1時間練合し
た。練合後、光開始剤として2−ベンジル−2−ジメチ
ルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタノン
−1を1.0部加え、完全に溶解させた後、ガラスビー
ズを取り除いて粘稠な液状物を得た。
【0042】この粘稠な液状物中の無機微粉末の粒度分
布を日機装(株)製マイクロトラックUPA粒度分布計
で測定し、粒度分布の篩下積算分布10%に相当する粒
子径(D10)、50%に相当する粒子径(D50)、90
%に相当する粒子径(D90)を求め、分布幅はD90から
10を引いた値で評価した。また、この粘稠な液状物の
分散安定性は、この粘稠な液状物を25℃で一ヶ月間静
置した後に目視で観察した。また、バーコーターを用い
てこの粘稠な液状物をPET板上に塗布し、有機溶媒を
蒸発させた後、高圧水銀灯にて500mJ/cm2 の紫
外線を照射し、厚み2μmの塗膜を得た。この塗膜の光
透過率及びヘーズを(有)東京電色技術センター製のT
C−HIII DPKで測定した。それらの結果は第1表に
示す通りであった。
【0043】
【表1】
【0044】第1表に示すデータからも明らかなよう
に、実施例1〜5に示す本発明の塗料組成物において
は、樹脂溶液に官能基含有アクリレート又はメタクリレ
ート化合物とキレート剤を配合し、その配合液中に無機
微粉末を分散させることにより、容易に且つ短時間で、
無機微粉末が粒度分布幅の狭い状態で、即ち均一に微細
化した状態で分散していて分散安定性に優れている塗料
組成物が得られる。また、活性エネルギー線で硬化させ
ることにより透明膜が得られる。
【0045】これに対し、比較例1及び2から明らかな
ように、キレート剤を含まない系は無機微粉末の微粒化
に長時間かかり、分布幅も広く、長期的には沈降物が認
められた。また、比較例3及び4から明らかなように、
官能基含有アクリレート又はメタクリレート化合物を含
まない系は無機微粉末の微粒化ができず、凝集した。一
方、比較例5から明らかなように、平均一次粒子径が
0. 2μmを超える無機微粉末を用いた場合には、分散
安定性が悪く沈降物が認められた。即ち、本発明の塗料
組成物で達成される効果は、官能基含有アクリレート又
はメタクリレート化合物とキレート剤とを併用した場合
に特有のものである。
【0046】
【発明の効果】本発明の活性エネルギー線硬化性塗料組
成物は無機微粉末が粒度分布幅の狭い状態で、即ち均一
に微細化した状態で分散していて分散安定性に優れてい
る塗料組成物であって、容易に且つ短時間に調製できる
塗料組成物であり、塗料又はインクとして基板に塗布又
は印刷した後、活性エネルギー線の照射により基板上に
膜を形成することができる。従って、比較的耐熱性の低
い樹脂基板や多様な形状の基板にも適用でき、無機微粉
末の特徴を生かした膜、例えば、透明高屈折膜、透明紫
外線カット膜、透明導電膜等を連続的に大量生産でき、
また大面積化も容易である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J038 FA082 FA111 FA151 FA152 FA162 FA211 FA212 FA251 FA261 FA271 FA272 FA281 GA14 HA216 HA356 HA376 JA34 JB04 JB05 JC38 KA06 NA25 PA17 PC08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分子内に2個以上のアクリロイル基又はメ
    タクリロイル基を有するアクリレート又はメタクリレー
    ト化合物、官能基含有アクリレート又はメタクリレート
    化合物、平均一次粒子径が0.2μm以下の無機微粉
    末、及びキレート剤を含有することを特徴とする活性エ
    ネルギー線硬化性塗料組成物。
  2. 【請求項2】官能基含有アクリレート又はメタクリレー
    ト化合物が、酸性リン酸基含有アクリレート又はメタク
    リレート化合物である請求項1記載の活性エネルギー線
    硬化性塗料組成物。
  3. 【請求項3】無機微粉末100質量部当たり0.02〜
    5質量部のキレート剤を含有する請求項1又は2記載の
    活性エネルギー線硬化性塗料組成物。
  4. 【請求項4】キレート剤が有機溶媒に可溶性である請求
    項1、2又は3記載の活性エネルギー線硬化性塗料組成
    物。
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