JP2001139796A - セラミド類を含有する透明分散液およびその製造方法 - Google Patents

セラミド類を含有する透明分散液およびその製造方法

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健 如 郭
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】本発明のセラミド類を含有する透明分散液
はセラミド類とポリオキシアルキレングリセリルモノア
ルキルエステルとを含有する油剤および水からなるゲル
状物が、水性媒体に透明に分散していることを特徴とし
ている。このセラミド類を含有する透明分散液はセラミ
ド類とポリオキシアルキレングリセリルモノアルキルエ
ステルとを加熱下に混合して均一混合物を形成し、該均
一混合物に攪拌下に加熱された水を添加してゲル状物を
調製し、次いで該ゲル状物を冷却された水性媒体中に攪
拌下に徐々に加えて可溶化することにより製造できる。 【効果】本発明によれば、セラミド類を含有する透明で
安定な分散液が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生体皮膚の角質層など
に存在するセラミドあるいはセラミド類似化合物などの
セラミド類が透明に水性媒体に分散した分散液およびこ
のような透明で安定な分散液を製造する方法に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】セラミドは生体の皮膚の角質層に
存在する化合物であり、生体の水分保持に必要な脂質バ
リアーを構築し、維持するために重要な役割を果たして
いる。このセラミドには両親媒性物質であり、同一分子
内に疎水基と親水基とを有する化合物である。このセラ
ミドには、生体の皮膚角質層に含有される天然セラミド
のほかに、この天然セラミドに類似した化合物があり、
これらは同様に生体の水分保持に必要な脂質バリアーを
構築し維持することから、セラミド類として同等に使用
されている。以下本発明において、特に限定せずに「セ
ラミド類」と記載する場合には、天然セラミドおよびこ
の類似化合物を含むものとする。
【0003】このようなセラミド類は、上記のように生
体の水分保持をするために脂質バリヤー形成剤になるこ
とから、化粧料に配合して使用することが考えられる。
【0004】しかしながら、このセラミド類は、水に不
溶であり、従ってセラミド類を含有する化粧料は、油
剤、乳剤あるいはクリーム剤などに限られていた。即
ち、このセラミド類に界面活性剤などを配合して水に分
散させようとしても、水に対する分散性が悪く、乳化す
ることすら相当難しい。また、乳化させたとしてもその
乳化安定性が低く、長期間安定に乳化状態を維持するこ
とが極めて困難であった。
【0005】油剤に界面活性剤などを配合してこれに水
を加えると、油剤がミセルを形成して乳化することが知
られており、この際、適切な界面活性剤を使用し、更に
適切な可溶化剤を使用することにより、非常に微小なミ
セルを形成することができ、非常に微小なミセルを安定
に水性媒体に分散させるとこの液体は透明になることが
知られている。所謂油剤の可溶化である。
【0006】しかしながら、セラミド類は、安定に乳化
すること自体が困難であるほど、水に対する親和性が低
く、セラミド類を安定に可溶化する技術は明確には確立
されていない。
【0007】例えば特表平9-505065号公報には、フィト
スフィゴシン含有セラミドがグリセロールC18〜C22モノ
脂肪酸エステルにより可溶化された化粧品組成物が開示
されているが、このフィトスフィゴシン含有セラミドは
セラミド類の中で極めて特殊なセラミドであり、このよ
うな特殊なセラミドを可溶化する技術を他の一般的なセ
ラミドに適用しても安定な可溶化物を得ることはできな
い。
【0008】また、特開平11-130651号公報には、リン
脂質、N-アシルフィトスフィンゴシン含有セラミド、
多価アルコールを含有した保湿効果に優れた化粧料が開
示されているが、これも上記と同様に特殊なセラミドで
あり、このような特殊なセラミドを可溶化する技術を他
の一般的なセラミドに適用しても安定な可溶化物を得る
ことはできない。
【0009】さらに、特公平8-18948号公報には、セラ
ミド、コレステロール脂肪酸エステルなどの油脂が水性
媒体中に乳化剤によって分散させて乳濁型化粧料を製造
する方法の発明が開示されている。しかしながら、セラ
ミド類について可溶化することに関する具体的な方法は
開示されていない。
【0010】またさらに、特公平6-86373号公報には、
セラミド及び液体ジ脂肪酸グリセリンエステルを含有す
る化粧料が開示されているが、本発明者の検討による
と、このようなジ脂肪酸グリセリンエステルを用いたの
ではセラミド類を安定に可溶化することはできない。
【0011】なお、特開平2-78432号公報には、両親媒
性物質と界面活性剤と油剤成分と水とを含む透明組成物
の発明が開示されている。この公報には、油剤成分を水
に可溶化するに際して界面活性剤と共にレシチンなどの
両親媒性物質を使用することが示されている。ここに両
親媒性物質として記載されているスフィンゴミエリンは
セラミド類に分類されることがある。しかしながら、こ
の公報には、油剤成分を可溶化するに際して界面活性剤
と共に両親媒性物質を用いることが開示されているので
あり、両親媒性物質を可溶化するという技術は開示され
ていない。
【0012】一般に化粧料として、乳剤、クリームなど
は、油分を多量に含有するというイメージが強いのに対
して、透明な化粧料はクリーンなイメージがあり、昨今
の自然嗜好なども手伝って、透明化粧料が好まれる傾向
がある。しかしながら、非常に良好な保湿性能を有する
セラミド類は、安定な透明化粧料とすることができなか
った。
【0013】
【発明の目的】本発明は、セラミド類を含有する安定な
透明分散液を提供することを目的としている。
【0014】また、本発明は、セラミド類を含有する安
定な透明分散液を製造する新規な方法を提供することを
目的としている。
【0015】
【発明の概要】本発明のセラミド類を含有する透明分散
液は、セラミド類とポリオキシアルキレングリセリルモ
ノアルキルエステルとを含有する油剤および水からなる
ゲル状物が、水性媒体に透明に分散していることを特徴
としている。
【0016】このセラミド類を含有する透明分散液は、
セラミド類とポリオキシアルキレングリセリルモノアル
キルエステルとを加熱下に混合して均一混合物を形成
し、該均一混合物に攪拌下に加熱された水を添加してゲ
ル状物を調製し、次いで該ゲル状物を冷却された水性媒
体中に攪拌下に徐々に加えて可溶化することにより製造
することができる。
【0017】本発明では、セラミド類を水に透明に分散
させるに際して、特定のポリオキシアルキレングリセリ
ルモノアルキルエステルを使用して、セラミド類とポリ
オキシアルキレングリセリルモノアルキルエステルとを
含む均一混合物に熱水を加えて半透明なゲル状物を調製
し、このゲル状物を冷却された水性媒体中に投入するこ
とにより急激に冷却してこのゲル状物を水性媒体に透明
に分散させることによりセラミド類を透明に水性媒体に
分散させている。
【0018】
【発明の具体的説明】次に本発明のセラミド類を含有す
る透明分散液についてその製造方法に沿って説明する。
【0019】本発明のセラミド類の可溶化では、D相乳
化に類似した方法により、セラミド類と水とからゲル状
物を調製し、このゲル状物をマイクロエマルジョン法に
類似した方法により上記のようにして調製したゲル状物
を急冷しながら水に微細分散させる。
【0020】本発明で可溶化されるセラミド類には、天
然セラミドの他、フィトスフィゴシン含有セラミド、N-
(ヘキサデシロキシヒドロキシプロピル)-N-ヒドロキ
シエチルヘキサデカナミド、N-アシルスルファイゴシン
含有セラミド、スフィンゴミエリン、フィトスフィンゴ
シンなどの合成セラミド、セラミド類似化合物がある。
本発明の方法は、上記のようなセラミド類に有効であ
る。
【0021】上記のようなセラミド類を水に分散させて
可溶化するために、本発明では、ポリオキシアルキレン
グリセリルモノアルキルエステルが使用される。
【0022】本発明で使用されるポリオキシアルキレン
グリセリルモノアルキルエステルは、グリセリンの有す
る3個の水酸基のうちに1個がエステル化されている。
また、このポリオキシアルキレングリセリルモノアルキ
ルエステルはオキシアルキレンから誘導される成分単位
を有している。本発明において、エステル基を形成する
アルキル基の炭素数は18であることが好ましい。グリ
セリンとエステルを形成することができる炭素数18の
アルキル基を有するカルボン酸としては、ステアリン
酸、イソステアリン酸を挙げることができる。また、オ
キシアルキレンとしては、エチレンオキサイドが好まし
い。本発明で使用されるポリオキシアルキレングリセリ
ルモノアルキルエステルには、1分子あたり、このエチ
レンオキサイドから誘導される成分単位を通常は10〜
60個、好ましくは30〜50個有している。
【0023】このポリオキシアルキレングリセリルモノ
アルキルエステルとして、モノイソステアリン酸POE(3
0〜50)グリセリンおよび/またはモノステアリン酸PEO
(30〜50)グリセリンが好ましく使用される。
【0024】特に本発明で使用されるポリオキシアルキ
レングリセリルモノアルキルエステルのHLB値は、15
〜18、好ましくは16〜17の範囲内にあることが望
ましい。複数のポリオキシアルキレングリセリルモノア
ルキルエステルを使用する場合には、これらの複数の化
合物のHLB値が上記範囲内にあることが好ましい。
【0025】このポリオキシアルキレングリセリルモノ
アルキルエステルは、セラミド類100重量部に対して
通常は100〜1000重量部、好ましくは200〜5
00重量部の範囲内の量で使用される。
【0026】また、この際、多価アルコールを併用する
ことが好ましい。ここで使用される多価アルコールとし
ては、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,
3-ブチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエ
チレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロピ
レングリコール、ポリプロピレングリコール、イソプレ
ングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセ
リンなどを挙げることができる。このような多価アルコ
ールは、セラミド類100重量部に対して通常は50〜
300重量部、好ましくは100〜200重量部の量で
使用される。
【0027】セラミド類に、ポリオキシアルキレングリ
セリルモノアルキルエステルを上記記載の量で、さらに
多価アルコールを上記記載の量で使用し、これらを攪拌
しながら通常は50〜95℃、好ましくは70〜90℃
に加熱して、これらの均一な混合物を調製する。
【0028】これとは別に上記均一混合物100重量部
に対して通常は30〜300重量部、好ましくは50〜
150の水を用意し、この水を通常は50〜95℃、好
ましくは60〜90℃に加熱する。特に本発明では上記
のようにして調製した均一混合物(油相)の温度に対し
て±2.5℃の範囲、好ましくは±1℃に加熱した水を
用いる。
【0029】このように加熱した水を強攪拌しながら、
上記均一混合物(油相)を少量づつ添加する。この添加
の際にこの系の温度を通常は50〜95℃、好ましくは
70〜90℃に維持することが好ましい。
【0030】上記均一混合物(油相)を水相に熱時添加
することにより、半透明のゲル状物を得ることができ
る。この反応は非イオン海面活性剤/多価アルコール/
水によりD相を形成させ、これに攪拌下で油相を添加、
保持させて透明なゲル状エマルジョンとした後、水で希
釈してO/Wエマルジョンを生成させるD相乳化法に類似し
た反応であるが、油相に水を添加する点、および、透明
なゲル状エマルジョンを水で希釈しない点がD相乳化法
とは異なる。
【0031】こうして形成したゲル相とは別に、水相を
調製する。即ち、ゲル相を用いてマイクロエマルジョン
法に類似した方法でゲル相を希釈して水にセラミド類を
透明に分散させる。
【0032】ここで使用する水相には、水、必要により
多価アルコール、その他の成分、例えば、ピロドンカル
ボン酸ナトリウム、乳酸ナトリウムなど天然保湿因子・
ヒアルロン酸ナトリウムなどの保湿成分、コハク酸・コ
ハク酸ナトリウムなどのPH調整成分、グリチルリチン
酸ジカリウムなどの消炎成分、フェノキシエタノールな
どの防腐成分、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重
合体などの増粘成分などを配合することができる。ここ
で多価アルコールを使用する場合、ゲル状物を調製する
際に用いた多価アルコールと同様のものを使用すること
が好ましい。
【0033】このような化合物は合計で水に100重量
部に対して通常は0.001〜30重量部の量で使用さ
れる。
【0034】本発明ではこの水相の温度が、通常は0〜
20℃、好ましくは5〜15℃の範囲内の温度になるよ
うに冷却する。特に本発明では、ゲル状物との温度差が
通常は30℃以上、好ましくは40℃以上、特に好まし
くは50℃以上になるようにこの水相を冷却する。
【0035】こうして冷却された水相を強攪拌しなが
ら、この水相に上述のゲル状物を少量づつ添加して、ゲ
ル状物を急速に冷却する。
【0036】この方法は、マイクロエマルジョン法に類
似した方法であるが、通常のマイクロエマルジョン法で
は、高温のゲル状物に水を加えて冷却するのに対して、
本発明では多量の冷却された水に高温のゲル状物を少量
づつ添加して急速冷却する点で異なる。
【0037】このとき、冷却された水100重量部に対
してゲル状物は通常は2〜20重量部、好ましくは5〜
10重量部の量で添加される。このように大過剰の水に
ゲル状物を添加することにより、ゲル状物を急速に冷却
しながら冷却された水に分散させることができる。な
お、このように大過剰の水相にゲル状物を少量づつ添加
することから、水相の温度はほとんど上昇しないが、必
要により、水相を冷却しながらゲル状物を添加してもよ
い。
【0038】このようにして冷却された水相に高温のゲ
ル状物を強攪拌下に少量づつ添加して分散させることに
より、ゲル状物は水相に透明に分散する。
【0039】このようにしてゲル状物を冷却された水に
添加して水相に透明に分散させた後、必要によりこの透
明分散液のpH値を4〜8の範囲、好ましくは4.5〜
6の範囲に調製する。このpH値の調整には、カルボン
酸とカルボン酸塩とを組み合わせて使用することが好ま
しい。このようなpH値の調整に使用されるカルボン酸
とカルボン酸塩の組み合わせの例としては、琥珀酸と琥
珀酸ナトリウム、乳酸と乳酸ナトリウム、クエン酸とク
エン酸ナトリウム、ヒドロキシエタンジホスホン酸、ヒ
ドロキシエタンジホスホン酸四ナトリウムなどを挙げる
ことができる。このようなpH値調整剤を用いて、この
透明分散液のpH値を上記のように調整することによ
り、この透明分散液の安定性が向上する。
【0040】上記のようにして調製されたセラミド類の
透明分散液は、セラミド類を0.001〜10重量%、
好ましくは0.1〜1.0重量%の量で含有させること
ができる。しかも、こうして調製されたセラミド類が可
溶化されて分散した透明液は、長期間安定にセラミド類
を可溶化し続けることができる。
【0041】本発明の方法によれば、水に対する親和性
が低く、乳化さえも困難であったセラミド類を安定に可
溶化することができる。
【0042】こうしてセラミド類が透明に分散した分散
液は、例えば化粧料、外皮治療薬,ウェットティッシュ
類の含浸液などとして有効に使用することができる。
【0043】そして、こうしたセラミド類の透明分散液
の用途に対応させて、この透明分散液には、この透明分
散液の安定性が損なわれない範囲内で、種々の添加剤を
配合することができる。例えば、化粧水として使用する
場合には、この透明分散液に香料、染料、ビタミン類、
保湿剤、酸化防止剤、紫外線防御剤、防腐剤、増粘剤、
起泡剤、キレート剤、PH調整剤、肌荒れ防止剤、老化
防止剤、美白剤、育毛剤、消炎剤、アミノ酸類およびペ
プチドなどを配合することができ、外皮治療薬として使
用する場合には、ホルモン剤、抗生物質、殺菌成分、育
毛成分、消炎成分などを配合することができる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、従来可溶化が著しく困
難であったセラミド類をポリオキシアルキレングリセリ
ルモノアルキルエステルを用いて安定に可溶化すること
ができる。しかもこうして得られたセラミド類を含有す
る透明分散液は非常に安定であり、長期間透明な状態が
維持される。
【0045】
【実施例】次に本発明の実施例を示して本発明をさらに
詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるもので
はない。
【0046】
【実施例1】セラミド0.5重量部、モノイソステアリ
ン酸POE(40)グリセリン(HLB=17)1.40重量部、モ
ノステアリン酸(40)グリセリン(HLB=17)1.00重
量部、1,3-ブチレングリコール1.00重量部を攪拌し
ながら80〜85℃に加熱して均一混合物を調製した。
【0047】これとは別に精製水2.00重量部を80
〜85℃に加熱した。
【0048】上記のようにして調製した均一混合物の温
度を80〜85℃に維持し、強攪拌下に、上記80〜8
5℃に加熱した精製水を徐々に加えて半透明のゲル状物
を調製した。
【0049】これとはさらに別に、以下に示す組成の水
溶液を調製した。 1,3-ブチレングリコール・・・・・・・・・・・・・・・・・2.00重量部 ピロリドンスルホン酸ナトリウム(50%)・・・2.00重量部 乳酸ナトリウム(50%)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2.00重量部 ヒアルロン酸ナトリウム(1%)・・・・・・・・・・・・1.00重量部 グリチルリチン酸ジカリウム・・・・・・・・・・・・0.10重量部 フェノキシエタノール・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.50重量部 精製水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・87.388重量部 上記の組成の水溶液を10〜15℃に冷却した。
【0050】この10〜15℃冷却した水溶液100重
量部を冷却しながら強攪拌しながら、上記ゲル状物6重
量部を少量づつ添加して、水溶液にゲル状物を透明に分
散させた。
【0051】こうしてゲル状物を全量加えた後、攪拌を
続け、さらにこのゲル状物が透明に分散した分散液に琥
珀酸0.01重量部および琥珀酸0.002重量部を加
えて、この分散液のpH値を5.5に調製した。
【0052】得られた分散液は、セラミドが水相に透明
に分散しており、30日間室温に放置した後観察したが
この透明分散液に濁り、沈殿などは観察されず、調製し
たときと同様の透明性を有していた。
【0053】
【実施例2〜4】実施例1において、組成を以下に示す
表1に記載したように変えた以外は同様にしてセラミド
を可溶化した。
【0054】
【表1】
【0055】上記のようにして得られたセラミドの分散
液は透明であり、実施例1と同様にして調べた分散液の
安定性は良好であり、濁り、沈殿などは発生しなかっ
た。
【0056】
【実施例5〜10】実施例1において、ゲル状物を調製
する際のポリオキシアルキレングリセリルモノアルキル
エステルおよび多価アルコールとして表2に記載する化
合物を使用し、セラミドの使用量を変えた以外は同様に
してセラミドを可溶化した。結果を表2に併せて記載す
る。
【0057】なお、以下に示す表2〜4において、「A
A」は「透明で安定である」ことを示し、「BB」は
「安定であるが半透明である」ことを表す。
【0058】この結果からモノイソステアリン酸POEグ
リセリンとモノステアリン酸POEグリセリンの併用で、
セラミド類に対する可溶化能力が増大することがわかっ
た。また、モノステアリン酸POEグリコール(25EO)とモ
ノイソステアリン酸POEグリセリンもしくはステアリン
酸POEグリセリンの併用でも、同様の傾向が見られる。
さらに、多価アルコールの添加により、可溶化能力が増
大することがわかった。
【0059】
【表2】
【0060】
【実施例11〜16】実施例1において、ゲル状物を調
製する際のポリオキシアルキレングリセリルモノアルキ
ルエステルおよび多価アルコールの種類および量を表3
に記載するように変えた以外は同様にしてセラミドを可
溶化した。結果を表3に併せて記載する。
【0061】この結果から、イソステアリン酸POEグリ
セリンは、単独もしくはモノステアリン酸POEグリセリ
ンまたはモノステアリン酸POEグリコールと併用する
と、天然セラミドに対する可溶化力が増大し、安定な透
明分散液が得られることがわかった。また、多価アルコ
ールの添加により可溶化能力はさらに増大することがわ
かった。
【0062】
【表3】
【0063】
【実施例17〜20】実施例1において、使用するポリ
オキシアルキレングリセリルモノアルキルエステルのHL
Bを表4に示すように代えた以外は同様にしてセラミド
の可溶化を行った。結果を表4に示す。
【0064】上記表4に示す結果からHLBが15〜18
の範囲内で可溶化能力がよく、HLBがこの範囲内で天然
セラミドは透明で安定に分散することがわかった。
【0065】
【表4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) //(C08L 71/02 (C08L 71/02 89:06) 89:06) Fターム(参考) 4C083 AC111 AC122 AC172 AC232 AC391 AC392 AC401 AC402 AC541 AC542 AC792 AD092 AD332 AD492 AD532 DD23 DD27 DD39 DD41 EE01 EE03 FF01 FF05 4F070 AA52 AA62 AC36 CA02 CB02 CB12 4J002 AD032 CH023 CH051 EC046 EC056 GB00

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミド類とポリオキシアルキレングリ
    セリルモノアルキルエステルとを含有する油剤および水
    からなるゲル状物が、水性媒体に透明に分散しているこ
    とを特徴とするセラミド類を含有する透明分散液。
  2. 【請求項2】 上記ポリオキシアルキレングリセリルモ
    ノアルキルエステルが、ポリオキシエチレングリセリル
    モノアルキルエステルであって、該エステルを形成する
    アルキル基が、炭素数18の直鎖状アルキル基または分
    岐を有する炭素数18のアルキル基であることを特徴と
    する請求項第1項記載の透明分散液。
  3. 【請求項3】 上記ポリオキシエチレングリセリルモノ
    アルキルエステルの有するポリオキシエチレンが、オキ
    シエチレン繰り返し単位を10〜60個有することを特
    徴とする請求項第2項記載の透明分散液。
  4. 【請求項4】 上記ポリオキシエチレングリセリルモノ
    アルキルエステルが、モノイソスチレン酸POE(30〜5
    0)グリセリンおよび/またはモノステアリン酸PEO(30
    〜50)グリセリンであることを特徴とする請求項第2項
    記載の透明分散液。
  5. 【請求項5】 上記ポリオキシアルキレングリセリルモ
    ノアルキルエステルのHLB値が15〜18の範囲内にあ
    ることを特徴とする請求項第1項記載の透明分散液。
  6. 【請求項6】 上記ゲル状物中に、多価アルコールが含
    有されていることを特徴とする請求項第1項記載の透明
    分散液。
  7. 【請求項7】 上記ゲル状物中に、セラミド類100重
    量部に対して、ポリオキシアルキレングリセリルモノア
    ルキルエステルが100〜1000重量部の範囲内の量
    で配合されていることを特徴とする請求項第1項記載の
    透明分散液。
  8. 【請求項8】 上記ゲル状物中に、セラミド類100重
    量部に対して、多価アルコールが50〜300重量部の
    量で配合されていることを特徴とする請求項第6項記載
    の透明分散液。
  9. 【請求項9】 上記水性媒体中に、多価アルコールが含
    有されていることを特徴とする請求項第1項記載の透明
    分散液。
  10. 【請求項10】 セラミド類とポリオキシアルキレング
    リセリルモノアルキルエステルとを加熱下に混合して均
    一混合物を形成し、該均一混合物に攪拌下に加熱された
    水を添加してゲル状物を調製し、次いで該ゲル状物を冷
    却された水性媒体中に攪拌下に徐々に加えて可溶化する
    ことを特徴とするセラミド類を含有する透明分散液の製
    造方法。
  11. 【請求項11】 上記ポリオキシアルキレングリセリル
    モノアルキルエステルが、ポリオキシエチレングリセリ
    ルモノアルキルエステルであって、該エステルを形成す
    るアルキル基が、炭素数18の直鎖状アルキル基または
    分岐を有する炭素数18のアルキル基であることを特徴
    とする請求項第10項記載の透明分散液の製造方法。
  12. 【請求項12】 上記ポリオキシエチレングリセリルモ
    ノアルキルエステルの有するポリオキシエチレンが、オ
    キシエチレン繰り返し単位を10〜60個有することを
    特徴とする請求項第10項記載の透明分散液の製造方
    法。
  13. 【請求項13】 上記ポリオキシエチレングリセリルモ
    ノアルキルエステルが、モノイソスチレン酸POE(30〜5
    0)グリセリンおよび/またはモノステアリン酸PEO(30
    〜50)グリセリンであることを特徴とする請求項第10
    項記載の透明分散液の製造方法。
  14. 【請求項14】 上記ポリオキシアルキレングリセリル
    モノアルキルエステルのHLB値が15〜18の範囲内に
    あることを特徴とする請求項第10項記載の透明分散液
    の製造方法。
  15. 【請求項15】 上記ゲル状物中に、多価アルコールが
    含有されていることを特徴とする請求項第10項記載の
    透明分散液の製造方法。
  16. 【請求項16】 上記ゲル状物中に、セラミド類100
    重量部に対して、ポリオキシアルキレングリセリルモノ
    アルキルエステルが100〜1000重量部の範囲内の
    量で配合されていることを特徴とする請求項第10項記
    載の透明分散液の製造方法。
  17. 【請求項17】 上記ゲル状物中に、セラミド類100
    重量部に対して、多価アルコールが50〜300重量部
    の量で配合されていることを特徴とする請求項第15項
    記載の透明分散液の製造方法。
  18. 【請求項18】 上記水性媒体中に、多価アルコールが
    含有されていることを特徴とする請求項第10項記載の
    透明分散液の製造方法。
  19. 【請求項19】 上記均一混合物を形成する際に、セラ
    ミド類とポリオキシアルキレングリセリルモノアルキル
    エステルとを50〜95℃に加熱することを特徴とする
    請求項第10項記載の透明分散液の製造方法。
  20. 【請求項20】 上記均一混合物に添加される加熱され
    た水の温度が50〜95℃の範囲内にあることを特徴と
    する請求項第10項記載の透明分散液の製造方法。
  21. 【請求項21】 上記ゲル状物を添加する水性媒体の温
    度が0〜20℃の範囲内にあり、かつ該水性媒体の温度
    と該ゲル状物の温度との差が30℃以上であることを特
    徴とする請求項第10項記載の透明分散液の製造方法。
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