JP2005089366A - 毛髪用乳化組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】ショ糖脂肪酸エステル等を用いた、微細な乳化粒子を含有する毛髪用乳化組成物の使用直後の使用感触を向上させる手段を提供すること。
【解決手段】水中油型乳化組成物であって、油相として、下記2種の油相を含有する、毛髪用乳化組成物を提供することにより、上記の課題を解決し得ることを見いだした。
1)常温で固体であり、かつクラフト点が40℃以上である非イオン性界面活性剤で形成される、平均粒子経が0.5μm以下である油相。
2)界面活性剤および/またはアルキル変性カルボキシビニルポリマーで形成される、平均粒子経が0.5〜100μmである油相。
【選択図】 なし

Description

本発明は、毛髪化粧料として用い得る、乳化組成物に関する発明である。
従来より、毛髪のつや出しを主目的としたヘアスタイリング剤は多いが、それらの多くは、油分によるつや出しを行っている。そのため、このようなヘアスタイリング剤やアウトバスヘアトリートメント剤は、油分を配合した乳化組成物であることが多いが、このような基剤は、使用直後は、毛髪のつや出し効果が顕れるが、時間が経つにつれ、油分が指等に付着したり、拡散したりするために、つやが消失しやすい傾向が認められている。
このような問題点を解決するべく、界面活性剤として、ショ糖脂肪酸エステル等のクラフト点が40℃以上の非イオン型界面活性剤を用い、かつ、油相(乳化粒子)を微細化した、油相成分が徐放され得る、水中油乳化タイプの毛髪用組成物が、本出願人により出願されている。この毛髪用乳化組成物は、使用直後からセット力に優れる反面、ごわついた感触を伴う傾向も認められる。
本発明に関連する先行文献は、以下の通りである。
特許第2711541号公報 特許第2849339号公報 特開平11−171739号公報
特許文献1には、ショ糖脂肪酸エステルと多価アルコール及び水を加えてなるゲル化組成物に油分を加えてなる多価アルコール中油型乳化組成物、が記載されている。
特許文献2には、油性物質及び水を含有する化粧料において、アルキルグリコシドとショ糖脂肪酸エステルを含有する乳化型化粧料、が記載されている。
特許文献3には、特定の整髪用高分子とショ糖脂肪酸エステルを含有する整髪料組成物、が記載されている。
そこで、本発明が解決すべき課題は、上記のショ糖脂肪酸エステル等を用いた、微細な乳化粒子を含有する毛髪用乳化組成物の使用直後の使用感触を向上させる手段を提供することにある。
本発明者は、上記の課題を解決のために検討を行った結果、上記の微細な乳化粒子と、他の特定の乳化粒子を、水相中において共存させることにより、微細な乳化粒子を用いた場合の元来のつや出しが持続すると共に、使用直後の使用感触を向上させ得る水中油型の毛髪用乳化組成物が提供されることを見いだし、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、水中油型乳化組成物であって、油相として、下記2種の油相を含有する、毛髪用乳化組成物(以下、本乳化組成物ともいう)を提供する発明である。
1)常温で固体であり、かつクラフト点が40℃以上である非イオン性界面活性剤で形成される、平均粒子経が0.5μm以下である油相(以下、硬性油相ともいう)。
2)界面活性剤および/またはアルキル変性カルボキシビニルポリマーで形成される、平均粒子経が0.5〜100μmである油相(以下、軟性油相ともいう)。
本乳化組成物は、上記の硬性油相と軟性油相が、水相中に共存している水中油型の乳化組成物であり、最終的に製造される乳化組成物が、この条件を満たす限りにおいて、製造方法は限定されない。
典型的には、硬性油相を含有する水中油型乳化組成物(以下、第1の乳化組成物ともいう)と、軟性油相を含有する乳化組成物(以下、第2の乳化組成物ともいう)を別個に調製して、双方を混合することにより、本乳化組成物を製造することができる。
第1の乳化組成物について
第1の乳化組成物は、下記(a)〜(c)を含有し、かつ、平均乳化粒子径が0.5μm以下である、水中油型乳化組成物である。
(a)常温で固体であり、かつ、クラフト点が40℃以上である、非イオン性界面活性剤(以下、硬性界面活性剤ともいう)
(b)油分[含有量は、(a)の非イオン性界面活性剤に対して10倍量(質量比)以下]
(c)水
クラフト点とは、界面活性剤において水に対する溶解度が急激に増加する温度であり、当該温度以下では、界面活性剤は単分子状にのみしか溶解できず、当該温度以上では、単分子状にもミセル状にも溶解し得ることが知られている(共立出版株式会社:化学大辞典より)。
すなわち、クラフト点が40℃以上の非イオン性界面活性剤である、硬性界面活性剤は、水に対する溶解度が40℃以上で急激に大きくなるが、溶解後、当該界面活性剤水溶液を常温に戻すと、界面活性剤の固形物が析出する非イオン性界面活性剤である。
具体的には、ショ糖脂肪酸エステル(ショ糖モノステアリン酸エステル、ショ糖モノパルミチン酸エステル、ショ糖モノラウリン酸エステル、ショ糖モノオレイン酸エステル、ショ糖ジステアリン酸エステル、ショ糖ジパルミチン酸エステル、ショ糖ジラウリン酸エステル、ショ糖ジオレイン酸エステル、ショ糖ヤシ油脂肪酸エステル等)、ポリグリセリン脂肪酸エステル(ポリグリセリンモノステアリン酸エステル、ポリグリセリンモノオレイン酸エステル等)が、硬性界面活性剤として好適である。
第1の乳化組成物における硬性界面活性剤の含有量は、製品処方中の0.5〜6質量%が好適であり、同1〜3質量%が特に好適である。
第1の乳化組成物には、硬性界面活性剤以外の他の界面活性剤(例えば、硬性界面活性剤以外の非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤)を含有させることもできるが、実質的に含有させなくても、目的とする第1の乳化組成物を製造することができる。
油分は、毛髪化粧料や皮膚化粧料において用いられ得る一般的な油分である。例えば、流動パラフィン、スクワラン等の炭化水素油、ミンク油、ホホバ油、アボガド油等の動植物油、セチルイソオクタノエート、イソプロピルミリステート、イソセチルミリステート等のエステル油、セチルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール、ステアリン酸、パルミチン酸、ベヘニン酸等の高級脂肪酸類等が挙げられる。
また、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、環状ジメチルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、ベタイン変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、アルコキシ変性シリコーン等のシリコーン油等が、油分として挙げられる。
これらの中でも、シリコーン油を、油分の全部または一部として用いることが好適である。
第1の乳化組成物における油分の含有量は、製品処方中3質量%以上であり、かつ、硬性界面活性剤に対して10倍量(質量比)以下であることが好適である。油分の含有量が、製品処方中3質量%未満であると、油分によるつや出し効果が不十分な傾向があり、硬性界面活性剤に対して10倍量を超えると、乳化粒子径を0.5μm以内とすることが困難になる。
上述したように、第1の乳化組成物は、水中油型乳化組成物であり、その乳化粒子(硬性油相)は、平均粒子径が0.5μm以下の微細粒子であることが必要である。この平均乳化粒子径が、0.5μmを超えると、乳化粒子が破れやすくなり、本乳化組成物を毛髪に用いた場合の、経時でのつや出し効果が劣ってしまう傾向が認められる。また、硬性油相の平均粒子径の下限は、特に限定されず、可能な限り微細であることが好適である。しかしながら、たとえ、高圧乳化処理法のような、物理的な乳化粒子径の微細化手段を用いても、乳化粒子径を0.01μm未満とするには、一般的に許容される量以上の界面活性剤を用いる必要が認められる。よって、第1の乳化組成物の硬性油相の粒子径の下限は、0.01μm程度であることが好適である。また、さらに、界面活性剤の配合量を軽減することを望む場合には、硬性油相の粒子径の下限を0.1μm程度とすることが好適である。
硬性油相の微細化法は、特に限定されないが、通常、高圧乳化処理を行うことによって、微細化された所望の大きさの硬性油相の粒子を得ることができる。また、その他、マイクロエマルジョン法等によっても、微細な硬性油相を得ることができる。
乳化法も、水中油型乳化組成物を製造可能な方法であれば、特に限定されない。例えば、硬性界面活性剤を含有する油相成分を、水と合わせて予備乳化後、高圧乳化処理等の乳化粒子の微細化処理を行い、水性成分に、前記微細化処理物を添加して分散させることにより、第1の乳化組成物を製造することができる。
第2の乳化組成物について
第2の乳化組成物は、下記(d)〜(f)を含有し、かつ、平均乳化粒子径が0.5〜100μmである、水中油型乳化組成物である。
(d) 界面活性剤および/またはアルキル変性カルボキシビニルポリマー
(e) 油分
(f) 水
界面活性剤は、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤のいずれを用いることも可能であるが、非イオン性界面活性剤が好適である。
非イオン性界面活性剤としては、POEソルビタンモノオレエート、 POEソルビタンモノステアレート、 POEソルビタンテトラオレエート等の POEソルビタン脂肪酸エステル類、 POEソルビットモノラウレート、 POEソルビットモノオレエート、 POEソルビットペンタオレエート、 POEソルビットモノステアレート等の POEソルビット脂肪酸エステル類、 POEグリセリンモノステアレート、 POEグリセリンモノイソステアレート、 POEグリセリントリイソステアレート等の POEグリセリン脂肪酸エステル類、 POEモノオレエート、 POEジステアレート、 POEジオレエート、ジステアリン酸エチレングリコール等の POE脂肪酸エステル類、 POEラウリルエーテル、 POEオレイルエーテル、 POEステアリルエーテル、 POEベヘニルエーテル、POE 2-オクチルドデシルエーテル、 POEコレスタノールエーテル等のPOEアルキルエーテル類、 POEオクチルフェニルエーテル、 POEノニルフェニルエーテル、 POEジノニルフェニルエーテル等の POEアルキルフェニルエーテル類、POE・POP セチルエーテル、 POE・POP 2-デシルテトラデシルエーテル、 POE・POP モノブチルエーテル、 POE・POP 水添ラノリン、 POE・POP グリセリンエーテル等の POE・POP アルキルエーテル類、テトロニック等のテトラPOE ・テトラPOP エチレンジアミン縮合物類、 POEヒマシ油、 POE硬化ヒマシ油、 POE硬化ヒマシ油モノイソステアレート、 POE硬化ヒマシ油トリイソステアレート、 POE硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、 POE硬化ヒマシ油マレイン酸等のPOEヒマシ油又は硬化ヒマシ油誘導体、 POEソルビットミツロウ等の POEミツロウ・ラノリン誘導体、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等のアルカノールアミド、 POEプロピレングリコール脂肪酸エステル、 POEアルキルアミン、 POE脂肪酸アミド、POEノニルフェニルホルムアルデヒド縮合物、アルキルエトキシジメチルアミンオキシド、トリオレイルリン酸等の親水性非イオン性界面活性剤等が挙げられる。
これらの非イオン性界面活性剤のうち、特に、POE硬化ヒマシ油誘導体を用いることが好適である。
第2の乳化組成物における界面活性剤の含有量は、製品処方中0.01〜5質量%が好適であり、同0.1〜3質量%が特に好適である。
アルキル変性カルボキシビニルポリマーも、第2の乳化組成物の乳化剤として用いることができる。アルキル変性カルボキシビニルポリマーは、合成することも可能であるが、市販品を用いることができる。市販品としては、例えば、CARBOPOL 1342、PEMULEN TR-1、PEMULEN TR-2(いずれもB.F.Goodrich Chemical社製)等を挙げることができる。
第2の乳化組成物におけるアルキル変性カルボキシビニルポリマーの含有量は、製品処方中0.01〜2質量%が好適であり、同0.05〜1質量%が特に好適である。また、第2の乳化組成物において、界面活性剤とアルキル変性カルボキシビニルポリマーは、それぞれ別個に用いることも可能であるが、互いを組み合わせて用いることも可能である。
第2の組成物の油分としては、上記の第1の乳化組成物において用いられ得る油分と同様に、毛髪化粧料や皮膚化粧料において用いられ得る一般的な油分を用いることができる。すなわち、例えば、流動パラフィン、スクワラン等の炭化水素油、ミンク油、ホホバ油、アボガド油等の動植物油、セチルイソオクタノエート、イソプロピルミリステート、イソセチルミリステート等のエステル油、セチルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール、ステアリン酸、パルミチン酸、ベヘニン酸等の高級脂肪酸類等が挙げられる。
また、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、環状ジメチルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、ベタイン変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、アルコキシ変性シリコーン等のシリコーン油等も、第2の乳化組成物の油分として挙げられる。
これらの中でも、シリコーン油を、油分の全部または一部として用いることが好適である。
第2の乳化組成物は、水中油型の乳化組成物を調製する際に用いられる一般的な手法を用いて調製することができる。すなわち、水中乳化剤法、交互添加法等を用いて、第2の乳化組成物を調製することが可能である。
上述したように、第2の乳化組成物は、水中油型乳化組成物であり、その乳化粒子(軟性油相)は、平均粒子経が0.5〜100μmの粒子であることが必要である。この平均乳化粒子径が、0.5μm未満であると製品の使用直後のつやが出にくい傾向が認められ、100μmを超えると、乳化粒子の安定性が損なわれる傾向がある。
本乳化組成物
本乳化組成物は、上述したように、第1の乳化組成物の硬性油相と第2の乳化組成物の軟性油相が、水相中に共存してなる、毛髪用の乳化組成物である。
よって、単純に、第1の乳化組成物と第2の乳化組成物を混合することにより、本乳化組成物を製造することが可能である。本乳化組成物における硬性油相の比率を多くすると、セット力が重視された毛髪用製品となり、軟性油相の比率を多くすると、特に、使用直後の使用感触が重視された毛髪用製品となる傾向が認められる。このような傾向を考慮して本乳化組成物における、硬性油相と軟性油相の共存比率が選択されるが、概ね、各相中の油分量の質量比で、1:10〜10:1(硬性油相:軟性油相)程度であり、好適には、同1:4〜4:1である。また、本乳化組成物における、水相と油相の比率も、具体的な製品形態を考慮して選択されるが、概ね、質量比で、20:1〜3:1(水相:油相)程度である。
また、本乳化組成物は、一方の乳化組成物の水相成分を充実させて、これに、水相成分が単純化かつ少量化された他方の油相成分を添加して混合することにより製造することが製造効率上好適である。この態様の製造方法を用いる場合には、軟性油相を含有する第2の乳化組成物を調製して、この第2の乳化組成物の中に、水相が単純化かつ少量化された第1の乳化組成物を混合することが、第1の乳化組成物中の硬性油相は、軟性油相に比して堅牢で壊れにくく、扱いやすいために好適である。具体的には、予備乳化後に、高圧乳化等の微細乳化法を施して調製した、硬性油相を主とした乳化組成物を、別途調製した第2の乳化組成物に対して混合することが好適である。
本乳化組成物には、上述した必須成分以外に、必要に応じて、毛髪化粧料や皮膚化粧料に慣用されている一般的な成分を含有させることができる。すなわち、増粘剤、香料、防腐剤、多価アルコール、紫外線遮蔽剤、酸化防止剤、各種の薬用成分等を配合することができる。これらの一般成分のうち、油性成分は、必要に応じて、硬性油相および/または軟性油相に包含させることができる。また、水性成分については、第1の乳化組成物と第2の乳化組成物の双方の水相、または、両乳化組成物のいずれかの水相に包含させて、本乳化組成物を製造することもできるが、上述のように、主として第2の乳化組成物の水相中に包含させることが効率的である場合が多い。
本乳化組成物は、これを毛髪に用いた場合、使用直後に、軟性油相中の油相成分が放出され、使用直後の毛髪において潤いやつやを付与し、さらに、時間の経過に伴い、硬性油相中の油相成分が徐放されることにより、経時的にも、使用直後の潤いやつやを毛髪に付与しつつ、毛髪のセットを行うことが可能となった。
本乳化組成物は、毛髪用の乳化組成物であり、例えば、液体状、ゲル状、クリーム状、乳濁液状、エアゾールミスト状、エアゾールフォーム状等、通常市販されている毛髪化粧料のいずれの剤形とすることが可能である。
本発明により、使用直後においても、経時的にも、毛髪に潤いやつやを付与する毛髪用乳化組成物、および、セットを行うことが可能な、毛髪用乳化組成物が提供される。
以下、本発明を、実施例を用いて、その最良の形態について説明するが、これにより、本発明の範囲が限定されるものではない。
[試験例]
本発明の評価を、下記表1−1、2の処方において行った。
Figure 2005089366
Figure 2005089366
<製造方法>
試験例1:(A部)7,8,9と1の一部を70℃で溶解する。これと、10を混合し、高圧乳化処理を行う。(B部)3を1に溶解させ、5,6を溶解した2に加え、混合する。ここに溶解した12と、一部の1、一部の8および11を乳化したものを加えた後、4を加え増粘する。ここに、A部を加えて混合する。
試験例2:(A部)7,8,9と1の一部を70℃で溶解する。これと、10を混合し、高圧乳化処理を行う。(B部)3、13を1に溶解させ、5,6を溶解した2に加え、混合する。ここに11を加え乳化し、4を加え増粘する。ここに、A部を加えて混合する。
比較例1:(A部)7,8,9と1の一部を70℃で溶解する。これと、10を混合し、高圧乳化処理を行う。(B部)3を1に溶解させ、5,6を溶解した2に加え、混合し、さらに、4を加え増粘する。ここに、A部を加えて混合する。
比較例2:3を1に溶解させ、5,6を溶解した2に加え混合する。さらに、7,8を加える。ここに溶解した12と、一部の8および10,11を乳化したものを加えた後、4を加え増粘する。ここにA部を加え、混合する。
比較例3:3,13を1に溶解させ、5,6を溶解した2に加え混合する。さらに、7,8を加える。ここに、10,11を加え乳化し、4を加え増粘する。
試験方法
上記の3種類の試験品を、16名のパネル(男性8名、女性8名)の毛髪に、各5gずつ塗布して、1)塗布直後の、ツヤ、軽さ、油っぽくなさ、2)塗布・櫛通し直後の、ツヤ、軽さ、3)塗布・櫛通しから4時間後の、ツヤ、軽さ、について、実使用評価を行った。
(評価方法)
ツヤ
◎:13名以上がツヤがあると評価
○:11〜12名がツヤがあると評価
○△:7〜10名がツヤがあると評価
△:5〜6名がツヤがあると評価
×:4名以下がツヤがあると評価
軽さ
◎:13名以上が軽さがあると評価
○:11〜12名が軽さがあると評価
○△:7〜10名が軽さがあると評価
△:5〜6名が軽さがあると評価
×:4名以下が軽さがあると評価
油っぽくなさ
◎:13名以上が油っぽくないと評価
○:11〜12名が油っぽくないと評価
○△:7〜10名が油っぽくないと評価
△:5〜6名が油っぽくないと評価
×:4名以下が油っぽくないと評価
結果
本試験の結果を、表2に示す。
Figure 2005089366
表2により、本発明品(試験例1,2)は、硬性油相のみを油相とする比較例1と比較しても、油っぽくなさと、軽さにおいて同等の評価を維持しており、さらに、塗布直後のツヤについては優れており、櫛通しを行った後も、同程度のツヤを維持していた。また、4時間経過後においても優れた状態を維持していることが判明した。
また、軟性油相のみを油相とする比較例2および3と比較しても、櫛通し後のつやにおいて、極めて優れており、さらに、4時間経過後においても、ツヤは、比較例2および3よりも優れていることが判明した。
本試験において、本発明品は、製品の使用直後と経時の使用性に優れることが判明した。
以下、本発明の処方例を実施例として列挙するが、これらの処方例の毛髪化粧料は、いずれも、上記試験における本発明品と同等以上の、使用直後と経時の使用性を示した。
[実施例1] フォーム状組成物
配合成分 配合量(質量%)
1.ジメチルポリシロキサン(20 mPa・s) 5.0
2.高重合ジメチルポリシロキサン
(重合度8000、揮発性イソパラフィン溶液20%) 10.0
3.エタノール 5.0
4.濃グリセリン 2.0
5.プロピレングリコール 3.0
6.ジプロピレングリコール 1.5
7.POE(60)硬化ヒマシ油 1.0
8.ショ糖モノステアリン酸エステル 1.0
9.POE(20)セチルエーテル 0.2
10.メチルパラベン 0.2
11.加水分解カラス麦蛋白液 0.1
12.メトキシケイ皮酸オクチル 0.1
13.香料 適量
14.イオン交換水 残量
<製造方法>
(A部)1,4,6,8と、14の一部を、加熱溶解し、高圧乳化処理により、平均乳化粒子経が0.1μmの乳化物を得た。
(B部)2,5,7(加熱溶解済),9,12,適量の14をホモミキサーで混合し、平均乳化粒子経が5μmの乳化物を得た。
11に14を加えたところに、10,13を3に溶解して加えた。ここにB部を加えた後、さらにA部を加えて混合した。
このようにして調製した原液90部に対し、LPG(0.43MPa 20℃)10部の割合で容器に充填し、フォーム状の毛髪用乳化組成物を得た。
[実施例2] クリーム状組成物
配合成分 配合量(質量%)
1.ジメチルポリシロキサン(20 mPa・s) 5.0
2.高重合ジメチルポリシロキサン
(重合度10000、揮発性イソパラフィン溶液20%) 8.0
3.エタノール 15.0
4.濃グリセリン 1.0
5.1,3-ブチレングリコール 3.0
6.ジプロピレングリコール 1.0
7.POE(100)硬化ヒマシ油 1.0
8.ショ糖モノオレイン酸エステル 0.5
9.カルボキシビニルポリマー 0.5
10.メチルパラベン 0.2
11.色素 適量
12.アミノメチルプロパノール 適量
13.香料 適量
14.イオン交換水 残量
<製造方法>
(A部)1の一部,4,6,8と、14の一部を、加熱溶解し、高圧乳化処理により、平均乳化粒子経が0.05μmの乳化物を得た。
(B部)1,2,5,7(加熱溶解済),9,12,適量の14をホモミキサーで混合し、平均乳化粒子経が2.5μmの乳化物を得た。
9を溶解し、14に11を加え、ここに、10,13を3に溶解し加えた。ここにB部を加えた後、A部を加え混合した。次いで、12を加えて増粘し、クリーム状の毛髪用乳化組成物を得た。
[実施例3] クリーム状組成物
配合成分 配合量(質量%)
1.ジメチルポリシロキサン(20 mPa・s) 8.0
2.高分子量アミノプロピルジメチコン
(分子量約100万、ジメチルポリシロキサン溶液10%) 1.0
3.エタノール 10.0
4.濃グリセリン 1.0
5.1,3-ブチレングリコール 1.5
6.ジプロピレングリコール 1.5
7.ショ糖モノステアリン酸エステル 0.8
8.アルキル変性カルボキシビニルポリマー 0.2
9.カルボキシビニルポリマー 0.5
10.フェノキシエタノール 0.2
11.ローヤルゼリー抽出液 0.2
12.アミノメチルプロパノール 適量
13.香料 適量
14.イオン交換水 残量
<製造方法>
(A部)1の一部,4,6,7と、14の一部を、加熱溶解し、高圧乳化処理により、平均乳化粒子経が0.08μmの乳化物を得た。
(B部)8,9を溶解した14に、11を加え、1,2,5を加えた後、ホモミキサーで混合し、平均乳化粒子経が30μmの乳化物を得た。ここに、3を溶解させた10,13,A部を加え混合し、12を加え増粘し、クリーム状の毛髪用乳化組成物を得た。
[実施例4] フォーム状組成物
配合成分 配合量(質量%)
1.流動パラフィン 3.0
2.揮発性イソパラフィン 2.0
3.高重合ジメチルポリシロキサン (重合度10000) 2.0
4.オレイン酸 2.0
5.2-ウンデシル-N,N,N-(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)
-2-イミダゾリンナトリウム 3.0
6.エタノール 10.0
7.濃グリセリン 1.0
8.プロピレングリコール 1.5
9.ジプロピレングリコール 1.5
10.ショ糖モノステアリン酸エステル 0.8
11.フェノキシエタノール 0.2
12.香料 適量
13.イオン交換水 残量
<製造方法>
(A部)1,7,9,10と、13の一部を、加熱溶解し、高圧乳化処理により、平均乳化粒子経が0.05μmの乳化物を得た。
(B部)2,3,4を混合し、5,8,13の一部に加え、乳化し、平均乳化粒子経が5μmの乳化物を得た。
13にB部、6に溶解させた11,12を加え、混合したところにA部を加えた。
このようにして調製した原液92部に対し、LPG(0.39MPa 20℃)8部の割合で容器に充填し、フォーム状の毛髪用乳化組成物を得た。

Claims (4)

  1. 水中油型乳化組成物であって、油相として、下記2種の油相を含有する、毛髪用乳化組成物。
    1)常温で固体であり、かつクラフト点が40℃以上である非イオン性界面活性剤で形成される、平均粒子経が0.5μm以下である油相。
    2)界面活性剤および/またはアルキル変性カルボキシビニルポリマーで形成される、平均粒子経が0.5〜100μmである油相。
  2. 常温で固体であり、かつクラフト点が40℃以上である非イオン性界面活性剤が、ショ糖脂肪酸エステル、および/または、ポリグリセリン脂肪酸エステルである、請求項1記載の毛髪用乳化組成物。
  3. 1)常温で固体であり、かつクラフト点が40℃以上である非イオン性界面活性剤で形成される、平均粒子経が0.5μm以下である油相を含有する、油中水型乳化組成物、並びに、2)常温で液体である界面活性剤および/またはアルキル変性カルボキシビニルポリマーで形成される、平均粒子経が0.5〜100μmである油相を含有する油中水型乳化組成物、を混合することにより、上記の2種類の油相を水相中に共存させる、請求項1または2記載の毛髪用乳化組成物の製造方法。
  4. 常温で固体であり、かつクラフト点が40℃以上である非イオン性界面活性剤で形成される、平均粒子経が0.5μm以下である油相を含有する、油中水型乳化組成物が、高圧乳化法により乳化された乳化組成物である、請求項3記載の毛髪用乳化組成物の製造方法。
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