JP2001138763A - シャフトドライブ式動力伝達装置 - Google Patents

シャフトドライブ式動力伝達装置

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JP2001138763A
JP2001138763A JP29707999A JP29707999A JP2001138763A JP 2001138763 A JP2001138763 A JP 2001138763A JP 29707999 A JP29707999 A JP 29707999A JP 29707999 A JP29707999 A JP 29707999A JP 2001138763 A JP2001138763 A JP 2001138763A
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propeller shaft
power transmission
shaft
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
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    • B60K17/22Arrangement or mounting of transmissions in vehicles characterised by arrangement, location, or type of main drive shafting, e.g. cardan shaft
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M17/00Transmissions characterised by use of rotary shaft, e.g. cardan shaft
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】シャフトドライブ機構において、ジョイン
トを介するプロペラシャフトとピニオンギヤとの組立を
容易にする。 【解決手段】前輪プロペラシャフト23の一端へ予めジ
ョイント70の一端を嵌合して一体化し、接続部をブー
ツ65で覆うことにより、ジョイント70を前輪プロペ
ラシャフト23側へサブアッシ化する。その後、ジョイ
ント70の先端側を前輪ギヤケース25に支持されるピ
ニオンギヤ80の小径ボス部81上へ嵌合し、スプライ
ン結合して一体回転可能に結合するとともに、予め小径
ボス部81上に取付けられているC−クリップ85をジ
ョイント70側へ係合させて抜け止めした状態に結合す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001 】
【発明の属する技術分野】この発明はシャフトドライブ
式動力伝達装置に係り、特にプロペラシャフトとギヤケ
ースに支持されたピニオンギヤとの結合を簡単にしたも
のに関する。
【0002 】
【従来の技術】シャフトドライブ式動力伝達装置におけ
るプロペラシャフトとピニオンギヤの結合構造として、
図11に示すようにジョイントbを介して結合すること
がある。この場合、まずジョイントbの一端にピニオン
ギヤcのボス部dを嵌合してスプライン結合し、このボ
ス部dに形成されたネジ部eにナットfを締結すること
により、ジョイントbとピニオンギヤcを一体化してギ
ヤケース側へサブアッシしておく。なお、この結合時に
はジョイントbの一端をピニオンギヤc用のベアリング
hへ突き当てている。その後、プロペラシャフトaをジ
ョイントbの他端に嵌合してスプライン結合し、予めプ
ロペラシャフトaまたはジョイントbのいずれか側外周
に一端を固定されているブーツgの他端を他方の外周へ
固定する(一例として、特公昭63−6399号)。ま
た、図12後輪側の結合における従来構造であり、この
例も同様にピニオンギヤiのボス部jに形成されたネジ
部へナットkを締結することにより、ジョイントnを固
定している。符号mはジョイントnとスプライン結合す
る後輪側ドライブシャフトの後端部、pはスプリングで
ある。
【0003 】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
によれば、ジョイントbを予めナットfによりギヤケー
ス側のピニオンギヤcへサブアッシしておく必要がある
ため、後からプロペラシャフトaをジョイントbへ連結
する際、その結合作業をした後にブーツgの取付をしな
ければならないので、ブーツgの取付が難しくなる。ま
たナットfによりジョイントbとピニオンギヤcを固定
するため、ピニオンギヤcのボス部にナットを締結する
ためのネジ切り加工が必要となり、それだけ工数及び部
品点数が増加する。さらにジョイントbを突き当てるた
めにベアリングhを大型で特殊な構造にしなければなら
ない。本願発明はこのような問題を解決するものであ
る。
【0004 】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願のシャフトドライブ式動力伝達装置に係る第1の発
明は、ジョイントを介してプロペラシャフトとギヤケー
ス側のピニオンギヤを結合するシャフトドライブ式動力
伝達装置において、予めジョイントの一端とプロペラシ
ャフトを結合してサブアッシするとともに、ジョイント
の他端をピニオンギヤのボス部に対して、はめ合いによ
り、一体回転可能かつ抜け止めした状態で結合したこと
を特徴とする。
【0005 】第2の発明は前記第1の発明において前
記サブアッシ時にプロペラシャフトとジョイントとの接
続部をブーツで覆うことを特徴とする。
【0006 】第3の発明は前記第1の発明において、
ジョイントの先端部をピニオンギヤの段部へ突き当てる
ことを特徴とする。
【0007 】第4の発明は前記第1の発明において、
ピニオンギヤの歯をストレートとしたことを特徴とす
る。
【0008 】
【発明の効果】第1の発明によれば、ピニオンギヤとジ
ョイントをはめ合いにより、回転方向一体化及び抜け止
めした状態で結合するので、ジョイントを予めプロペラ
シャフトと連結してサブアッシしておくことができ、組
立作業が容易になる。そのうえ、従来のようにナットに
よる締結を不要とするので、ピニオンギヤのボス部にネ
ジ切り加工する必要がなくなり、加工工数を削減できる
とともにナットの省略による部品点数も削減可能にな
る。
【0009 】第2の発明によれば、ジョイントとプロ
ペラシャフトのサブアッシ時に、両部材の接続部外周を
ブーツで覆うため、従来のようにピニオンギヤと結合し
ながらブーツの取付作業をしなくて済み、困難な作業を
解消できる。
【0010 】第3の発明によれば、ジョイントの先端
をピニオンギヤの段部へ突き当てることにより、ピニオ
ンギヤを軸受けするためのベアリングを特別なものする
必要がないので、ベアリングを小型で普通のものを使用
でき、コストダウン可能になる。
【0011 】第4の発明によれば、ピニオンギヤの歯
をストレートとしたので、加減速時に加わる反力を回転
方向へ伝達し、従来のはす歯使用時のように軸方向へ伝
達されて抜け方向への荷重として作用することがなくな
るので、ナットを省略することが可能になった。
【0012 】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて、4輪バギー
車に適用された一実施例を説明する。まず、車体全般に
ついて概説する。図2はこのバギー車の完成状態外観側
面図、図3は車体骨格部及び補機類等の一部部品を取付
けた状態の車体側面図、図4はその斜視図である。
【0013 】このバギー車は車体フレーム1の前後各
左右に一対づつの低圧バルーンタイヤからなる前輪2及
び後輪3が支持され、車体フレーム1の中央部に搭載さ
れているパワーユニット4により駆動され、かつフロン
トクッション5及びリヤクッション6により懸架され
る。
【0014 】図2中の符号7はフロントフェンダ、8
はサブフェンダ、9はリヤフェンダである。また10は
フロントパネル、11はステアリング軸、12はハンド
ル、13は燃料タンク、14は鞍乗り式シート、15は
リヤパネル、16は冷却ユニット、17はマフラーであ
る。また、図3中の符号18はエアクリーナ、19はシ
ュノーケル式ダクト、20は気化器である。
【0015 】次に、車体フレーム1の構造を説明す
る。図3及び図4に示すように車体フレーム1は前後方
向へ略平行かつ直線状に延びるアッパーパイプ30、そ
の前端部から上下方向へ延びるフロントパイプ31、そ
の下端部から後方へ延びるロアパイプ32、その後端部
から上方へ延びてアッパーパイプ30の中間部後方寄り
位置へ接続するセンターパイプ33を左右各一対づつ備
える。
【0016 】さらに、アッパーパイプ30の前端部か
らロアパイプ32前半側部分へ斜めに接続する補強パイ
プ34、この補強パイプ34とフロントパイプ31の各
中間部間を前後方向に接続する中間パイプ35、センタ
ーパイプ33の中間部とアッパーパイプ30に対するセ
ンターパイプ33の接続点を挟む前後の位置との間を斜
めに接続する補強パイプ36、37をそれぞれ左右に一
対づつ備え、これら左右の部材間には、フロントクッシ
ョンブラケット40、クロスパイプ41,42及びクロ
スメンバ43、44、45、46等がそれぞれ架け渡さ
れ、全体が接続一体化された車体フレーム1になってい
る。
【0017 】また、クロスメンバ40は左右のアッパ
ーパイプ30の前端部間に設けられ、その後方へ平行に
配設されるクロスパイプ41との間を側面視山型をなす
左右一対のヘッド部パイプ47で前後に連結され、この
ヘッド部パイプ47の頂部に設けられたステー48によ
り、ステアリング軸11の上部を回転自在に支持するよ
うになっている。ステアリング軸11の下端部は中間パ
イプ35に設けられた軸受け部において軸受けされる。
【0018 】さらにクロスメンバ40の左右両端に
は、フロントクッション5の上端部が支持され、このフ
ロントクッション5の下端部はダブルウィッシュボーン
型式の前輪サスペンションを構成するアッパーアームへ
取付けられている(図示省略)。このアッパーアームは
中間パイプ35へ揺動自在に支持され、これと対をなす
ロアアームはロアパイプ32の前端部へ揺動自在に支持
される。
【0019 】センターパイプ33下部とロアパイプ3
2後端とのコーナー部にはピボットプレート50が設け
られ、ここにリヤスイングアーム51の前端部が揺動自
在に支持される。このリヤスイングアーム51は後輪駆
動機構をなすドライブシャフトを収容している。
【0020 】アッパーパイプ30はセンターパイプ3
3との接続部からさらに後方へ延出しており、この部分
に設けられたステー52によりリヤクッション6の上端
部を支持し、別のステー53によりマフラー17を支持
する。
【0021 】このマフラー17へ後端部が接続接続す
る排気管21は、前方へ略直線状に延び、前端部が略U
字状に屈曲してパワーユニット4のシリンダヘッドに設
けられた排気口へ接続している。またパワーユニット4
の前方に冷却ユニット16がアッパーパイプ30へ吊り
下げ支持されており、この冷却ユニット16はオイルク
ーラー22と冷却ファン23を一体化したものであり、
符号24はそのモータ、25,26はパワーユニット4
と接続するホースである。
【0022 】さらに、左右のロアパイプ32、32の
うちパワーユニット4搭載部には外側方へ張り出すステ
ップ54,54が設けられている。このステップ54,
54はロアパイプ32.32から外側方へ突出し、その
先端とロアパイプ32.32とをステップフレーム5
5,55が屈曲して接続し、これらの上にサブフェンダ
8(車体右側のサブフェンダ8は不図示)が乗せられて
取付けられるようになている。
【0023 】次に、動力伝達系について説明する。図
5はこの4輪バギー車における動力伝達系を概略的に示
す図であり、パワーユニット4のクランク軸21は前後
方向へ向けられ、出力軸22もこれと平行して前後方向
へ延び、その前端は前輪プロペラシャフト23へ連結さ
れ、後端は後輪プロペラシャフト24へ伝達されてい
る。
【0024 】前輪プロペラシャフト23の前端は前輪
ギヤケース25へ伝達され、ここで左右の前輪車軸2a
へ駆動力を分配することにより、左右の前輪2をそれそ
れ独立駆動する。後輪プロペラシャフト24は中空のシ
ャフトアームからなるリヤスイングアーム51内へ収容
されその前端はユニバーサルジョイント24aで出力軸
22と連結されている。
【0025 】リヤスイングアーム51の前端はピボッ
トプレート50に対してピボット軸50a(図3)で揺
動自在に支持され、このピボット軸50aと同軸上にユ
ニバーサルジョイント24aが位置する。後輪プロペラ
シャフト24の後端は後輪ギヤケース26へ伝達され、
ここで、左右の後輪車軸3aへ駆動力が分配され、左右
の後輪3が独立駆動するようになっている。符号27
a,27bは車軸パイプである。
【0026 】図1は前輪プロペラシャフト23と前輪
ギヤケース25との連結部における断面図、図6はその
組立工程を示す図である。図1に示すように、前輪プロ
ペラシャフト23の前端部60の外周にはスプライン6
1が形成され、この前端部60より後方側に間隔をもっ
て2ヶ所の大径部62,63が設けられている。
【0027 】前方の大径部62外周にはシール64が
設けられ、後方の大径部63の外周にはゴムブーツ65
の小径側端部66がバンド67により締め付け固定され
ている。なお、ゴムブーツ65の他側端部である大径側
端部68もバンド69によりジョイント70の後端部外
周へ締め付け固定されている。
【0028 】ジョイント70は後端側内周面でシール
64と摺接し、その前方である中間部内周面に形成され
たスプライン71により前端部60のスプライン61と
スプライン結合して一体回転可能に結合している。この
スプライン結合は、図6に示すように前端部60におけ
るスプライン61の前端部側周囲に形成された環状溝6
1aに予め嵌合されているCクリップ61bにより抜け
止めされる(抜け止め構造は後述するピニオンギヤ80
とジョイント70との結合部におけるものと同様であ
る)。
【0029 】さらにスプライン71より前方に小径部
72が形成され、これより前方となる前部73の内周面
にはスプライン74が形成されている。前部73は前輪
ギヤケース25内のピニオンギヤ80とスプライン結合
して一体回転可能に結合している。ピニオンギヤ80は
小径ボス部81と大径ボス部82を有し、小径ボス部8
1外周に形成されたスプライン83に前部73のスプラ
イン74がスプライン結合し、かつ大径ボス部82の段
部82aに前部73の前端73aを突き当てている。
【0030 】小径ボス部81の一部にも環状のクリッ
プ溝84が形成され、ここに嵌合されたCクリップ85
により、ピニオンギヤ80とジョイント70が抜け止め
されて結合一体化している。図1中の拡大部はこのスプ
ライン結合の状態を示し、Cクリップ85によりピニオ
ンギヤ80とジョイント70が抜け止めされて結合す
る。すなわち、予めクリップ溝84へCクリップ85を
嵌合したピニオンギヤ80に対して、その小径ボス部8
1上へジョイント70の前部73を嵌合すると、Cクリ
ップ85が一度縮径してスプライン74を通過させ、そ
の通過後復元することにより、スプライン74の根元近
くまで拡径するため、以後スプライン74と83を軸線
方向で抜け止めする。なお、この組付けに先立って、前
輪プロペラシャフト23の前端部60とジョイント70
の後部とをはめ合いによりスプライン結合で予め一体化
しておく。このとき前記Cクリップ61bによりスプラ
イン61と71がどうようにして抜け止めされる。ま
た、小径ボス部81から突出するさらに小径の延出部8
0aはO−リング80bを介して小径部72の内周面と
密接している。
【0031】大径ボス部82はベアリング86(図1)
の軸受面をなし、ピニオンギヤ80はこのベアリング8
6を介して前輪ギヤケース25へ回転自在に支持されて
いる。ピニオンギヤ80は前輪ギヤケース25内におい
て前輪車軸2aと同軸上へ回転自在に支持されているリ
ングギヤ88と噛み合い、このリングギヤ88を介し
て、前輪車軸2aへ駆動力を伝達するようになってい
る。
【0032】図7はピニオンギヤ80の斜視図であり、
その歯87はストレートに形成されており、加減速時に
加わる反力を回転方向へ伝達し、従来のはす歯使用時の
ように軸方向へ伝達されて抜け方向への荷重として作用
しなくなっている。
【0033 】なお、後輪プロペラシャフト24と後輪
ギヤケース26側の連結構造も同様である。図8は図1
と同様の図であり、リヤスイングアーム51の後端はフ
ランジ51aを後輪ギヤケース26の入り口部26aの
端面に重ねてボルト51bで締結することにより後輪ギ
ヤケース26と一体化されている。後輪プロペラシャフ
ト24の後端に形成された大径部90は後輪ギヤケース
26内へ突出し、この大径部90の外周面に形成された
スプライン91がジョイント92の前端部93の内周に
形成されたスプライン94とスプライン結合している。
【0034 】ジョイント92の後部95の内周にもス
プライン96が形成され、ピニオンギヤ97の小径ボス
部98の外周に形成されたスプライン99とスプライン
結合している。この抜け止め構造は拡大部に示すように
前輪側と同様であり、スプライン99の前端側周囲に形
成された環状溝99aへ嵌合されているCクリップ99
bによりおこなわれる。すなわち、予め環状溝99aへ
Cクリップ99bを嵌合したピニオンギヤ97に対し
て、その小径ボス部98上へジョイント92の後部95
を嵌合すると、Cクリップ99bが一度縮径してスプラ
イン96を通過させ、その通過後復元することにより、
スプライン96の根元近くまで拡径するため、以後スプ
ライン96と99を軸線方向で抜け止めする。ジョイン
ト92の後端部は大径ボス部100上のベアリングへ突
き当てられている。さらに、小径ボス部98の前端部か
ら突出形成された段部101と大径部90の間にはスプ
リング102が圧縮して配設されている。
【0035 】また、ピニオンギヤ97の歯103はス
トレートであり、後輪車軸3a上へ一体回転するよう取
付けられているリングギヤ104と噛み合い、後輪プロ
ペラシャフト24の回転力を後輪車軸3aへ伝達するよ
うになっている。
【0036 】後輪ギヤケース26は左右の分割ケース
105,106をボルト107で一体化したものであ
り、さらに、各分割ケース105、106の側方にはフ
ランジ107,108がボルト109で取付けられる。
フランジ107、108は車軸パイプ27a、27bの
後輪ギヤケース26側端部外周に嵌合し、これらを支持
するようになっている。
【0037 】図9は図8の一部を変更した変形例であ
り図10は図9の10−10線断面図である。これらの
図に示すように、このフランジ108には、前方へクッ
ション取付ステー110が一体に突出し、これと間隔を
持って車軸パイプ27bへ一端が溶接されたクッション
取付ステー111が設けられ、これらのクッション取付
ステー110,111間において、リヤクッション6の
下端部に設けられたボス部112がボルト113により
取付けられている。なお、クッション取付ステー110
側にはボルト113のためのナット部が形成されてい
る。
【0038 】さらに、フランジ108の後方側には、
ヒッチ取付ステー114が一体に後方へ突出成形され、
その肉厚部を上下方向にボルト通し穴115が貫通形成
されている。このヒッチ取付ステー114と間隔をもっ
て、車軸パイプ27bの外周に溶接された同様のヒッチ
取付ステー116が設けられ、同様にボルト通し穴11
7が上下へ貫通形成されている。これらヒッチ取付ステ
ー114及び116の上下には、ヒッチプレート118
及び119が重ねられ、各ボルト通し穴115、117
を利用してボルト120及びナット121で取付けられ
ている。
【0039 】また、 ヒッチプレート118及び119
の後端部にはヒッチピン122がその一体のネジ部12
3とヒッチプレート119へ取付けられたナット124
により固定されている。ヒッチピン122の頭部125
は曲面状をなし、ここにトレーラー(図示せず)側から
伸びるフック126が係合するようになっている。
【0040 】このようにすると、クッション取付ステ
ー110やヒッチ取付ステー114をフランジ108と
一体に形成できるため、これらを専用に別途制作して車
軸パイプ27bへ溶接していた従来構造と異なり、手間
がかからずかつ部品点数を削減でき、なおかつ部品の多
機能化を図ることができる。そのうえメンテナンスも容
易になる。なお、リヤクッション6の取付位置が後輪ギ
ヤケース26の車体外側に設ける場合には、車体内側の
フランジ108にヒッチ取付ステー114を一体化する
とともに、車体外側のフランジ107にクッション取付
ステーを一体に設けることにより、各フランジ毎に異な
る部材を一体化することもできる。
【0041 】次に、本実施例の作用を説明する。図6
に示すように、ピニオンギヤ80と前輪プロペラシャフ
ト23を結合するには、まず、ゴムブーツ65の小径側
端部66側を前輪プロペラシャフト23の大径部63の
外周上へ固定した状態で、前輪プロペラシャフト23の
先端側からジョイント70の後端部を前輪プロペラシャ
フト23の外周へ嵌合し、その外周上にゴムブーツ65
の大径側端部68をバンド69により固定するととも
に、小径部72と前端部60のスプライン61をスプラ
イン結合して一体回転可能に結合すると、前輪プロペラ
シャフト23とジョイント70をサブアッシする。
【0042 】このサブアッシされたジョイント70の
前部73を、予めC−クリップ85が取付けられている
ピニオンギヤ80の小径ボス部81上へ嵌合し、スプラ
イン74と83をスプライン結合して一体回転可能に結
合するとともに、ボス部82の段部へ押し当てると環状
係合溝75がクリップ溝84上に位置決めされて、クリ
ップ溝84中のC−クリップ85が前部73の環状係合
溝75へ係合することにより、ピニオンギヤ80とジョ
イント70が抜け止めされて結合一体化する。
【0043 】その結果、ジョイント70はピニオンギ
ヤ80の小径ボス部81に対して、はめ合いにより一体
回転可能かつ抜け止めされて結合一体化し、前輪プロペ
ラシャフト23はサブアッシされたジョイント70を介
してピニオンギヤ80と迅速かつ簡単に結合するので、
従来のようにナットによる締結を不要にでき、ピニオン
ギヤ80のボス部にネジ切り加工する必要がなくなり、
加工工数を削減できるとともにナットの省略による部品
点数の削減も可能になる。しかも抜け止め方向の結合手
段としてC−クリップ85を用いることにより、著しく
軽量・簡単かつ安価に結合できる。
【0044 】また、ジョイント70を予め前輪プロペ
ラシャフト23と連結してサブアッシしておくことがで
き、組立作業が容易になるとともに、ジョイント70と
前輪プロペラシャフト23のサブアッシ時に、両部材の
接続部外周をブーツ65で覆うため、従来のように前輪
プロペラシャフト23をピニオンギヤ80側と結合しな
がらブーツ65の取付作業をしなくて済み、困難な作業
を解消できる。
【0045 】さらに、ジョイント70の先端をピニオ
ンギヤ80の一部である大径ボス部82の段部82aへ
突き当てることにより、環状係合溝75及びクリップ溝
84の位置決めを容易にできるとともに、ピニオンギヤ
80を軸受けするためのベアリング86を特別なものす
る必要がなく、小型で普通のものを使用できるためコス
トダウン可能になる。
【0046 】そのうえ、ピニオンギヤ80の歯87を
ストレートとしたので、加減速時に加わる反力を回転方
向へ伝達し、従来のはす歯使用時のように軸方向へ伝達
されて抜け方向への荷重として作用することがなくなる
ので、ナットを省略することが可能になった。
【0047 】なお、後輪側における作用効果も同様で
ある。また、本願発明は上記実施例に限定されず種々な
形式の車両に対して適宜変形・応用して適用でき、例え
ば、ピニオンギヤとジョイントとの係合手段としてC−
クリップ85を用いたが、これを他の公知手段に変更可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例に係る前輪側動力伝達機構部を示す断
面図
【図2】 実施例の適用された4輪バギー車の側面図
【図3】 その車体の主要部分側面図
【図4】 同様部分の斜視図
【図5】 その動力伝達構造を概略的に示す平面図
【図6】 前輪側動力伝達機構部の組立方を説明する図
【図7】 ピニオンギヤの斜視図
【図8】 実施例に係る後輪側動力伝達機構部を示す断
面図
【図9】 その変形例を示す図
【図10】図9の10−10線断面図
【図11】従来例を示す図1と対応する図
【図12】他の従来例を示す断面図
【符号の説明】
1:車体フレーム、4:パワーユニット、23:前輪プ
ロペラシャフト、24:後輪プロペラシャフト、25:
前輪ギヤケース、26:後輪ギヤケース、65:ブー
ツ、70:ジョイント、80:ピニオンギヤ、92:ジ
ョイント、97:ピニオンギヤ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジョイントを介してプロペラシャフトと
    ギヤケース側のピニオンギヤを結合するシャフトドライ
    ブ式動力伝達装置において、予めジョイントの一端とプ
    ロペラシャフトを結合してサブアッシするとともに、ジ
    ョイントの他端をピニオンギヤのボス部に対して、はめ
    合いにより、一体回転可能かつ抜け止めした状態で結合
    したことを特徴とするシャフトドライブ式動力伝達装
    置。
  2. 【請求項2】 前記サブアッシ時にプロペラシャフトと
    ジョイントとの接続部をブーツで覆うことを特徴とする
    請求項1に記載したシャフトドライブ式動力伝達装置。
  3. 【請求項3】 ジョイントの先端部をピニオンギヤの段
    部へ突き当てることを特徴とする請求項1に記載したシ
    ャフトドライブ式動力伝達装置。
  4. 【請求項4】 ピニオンギヤの歯をストレートとしたこ
    とを特徴とする請求項1に記載したシャフトドライブ式
    動力伝達装置。
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