JP2001138625A - インクジェット記録シート - Google Patents

インクジェット記録シート

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JP2001138625A
JP2001138625A JP32366499A JP32366499A JP2001138625A JP 2001138625 A JP2001138625 A JP 2001138625A JP 32366499 A JP32366499 A JP 32366499A JP 32366499 A JP32366499 A JP 32366499A JP 2001138625 A JP2001138625 A JP 2001138625A
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ink jet
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ink
salt
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Masato Aoyama
真人 青山
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Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像の耐光性に優れ、高精細印刷の分野向け
にも使用可能なインクジェット記録シートの提供。 【解決手段】 基材上にインク受像層を設けてなるイン
クジェット記録シートにおいて、インク受像層がアニオ
ン性又は中性の親水性ビニルモノマーと紫外線吸収性構
造単位を有するビニルモノマーとを共重合させて得られ
る紫外線吸収性共重合体を含むことを特徴とするインク
ジェット記録シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録シートに関する。詳しくは、基材上に特定の紫外線吸
収性共重合体を含むインク受像層を設けてなるインクジ
ェット記録シートに関する。本発明のインクジェット記
録シートは、画像の耐光性に優れ、高い光沢を与え得る
ので、高精細印刷分野向けにも使用することができる。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンターは、記録の鮮
明さ、音の静かさ、カラー化の容易さ等の特徴を有する
ため、多方面で利用されている。ハードウェア、イン
ク、ソフトウエアの進歩に伴い、これまで銀塩写真やオ
フセット印刷によってのみ実現されてきた高精細印刷の
分野にまでインクジェット記録が用いられるようになっ
てきた。インクジェット記録用紙は、普通、基材上に顔
料と接着剤を主体としたインク受像層を設けて作られ、
そのような提案は数多くなされてきた。例えば、非晶質
シリカおよび高分子バインダーからなる塗布層(特開昭
55−51583号公報、同57−157786号公
報、同62−150884号公報)、微粉ケイ酸および
水溶性樹脂からなる塗布層(特開昭56−148583
号公報)等である。しかし、幅広い分野でインクジェッ
ト記録方式が広がるにつれてインクジェット記録画像の
保存性を高める要求が厳しいものとなっている。特に長
時間に亘る光の照射によるインク受像層の黄変性、記録
画像の劣化については改良が求められている。
【0003】これらの問題を解決するために、従来より
いくつかの提案がなされてきた。耐光性を改善する目的
では、例えば、ジチオカルバミン酸塩、チウラム塩、チ
オシアン酸エステル類、チオシアン酸塩、ヒンダードア
ミン等の一重項酸素消光剤を添加する方法が特開平7−
314882号公報、特開平10−330664号公報
で提案されている。特定の構造の紫外線吸収剤を受像層
に含有させる方法は特開平9−254522号公報、特
開平10−217600号公報、特開平11−7821
8号公報、特開平11−99740号公報等で提案され
ているが、これらは低分子化合物であって、耐久性に欠
けるという問題点があった。
【0004】この耐久性の問題を解決するために、低分
子型の紫外線吸収剤に代わる高分子型の紫外線吸収剤と
して、四級アンモニウム塩基等のカチオン性基を有する
ビニルモノマーと紫外線吸収能を有する構造単位を持つ
ビニルモノマーとの共重合体を用いて耐光性及び耐水性
を同時に解決しようとする試みが幾つか提案されている
(特開平8−183242号、同10−29369号、
同10−235992号、同11−20302号公
報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ここに
提案された共重合体を紫外線吸収剤として用いた場合、
光が当たることによりカチオン性基として用いられてい
る窒素原子が酸化され、紫外線吸収効果により退色を抑
える以上に受像紙が着色してしまうという問題点があ
る。本発明は画像の耐光性に優れ、高精細印刷の分野向
けにも使用可能なインクジェット記録シートを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、かかる事情
に鑑み鋭意検討した結果、インク受像層に特定の紫外線
吸収性共重合体を含有させることにより、インクジェッ
ト記録シートの耐光性が向上することを見出し、本発明
を完成するに至った。なお、この際、該共重合体を最も
表面の層に存在させることが耐光性発揮に有効で、無定
形シリカ又はアルミナからなる粒子径200nm以下の
多孔質構造を有するコロイド粒子を顔料として用いる
と、高精細印刷の分野向けにも使用可能で、画像の耐光
性に優れたインクジェット記録シートに出来ること、ま
た、耐水性を併せて発揮させるためには、その直下の層
に耐水化剤を存在させればよいことが判明した。
【0007】即ち、本発明の要旨は、基材上にインク受
像層を設けてなるインクジェット記録シートにおいて、
インク受像層がアニオン性又は中性の親水性ビニルモノ
マーと紫外線吸収性構造単位を有するビニルモノマーと
を共重合させて得られる紫外線吸収性共重合体を含むこ
とを特徴とするインクジェット記録シート、にある。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明のインクジェット記録シートは、基材上に
インク受像層を設けてなり、該インク受像層がアニオン
性又は中性の親水性ビニルモノマーと紫外線吸収性構造
単位を有するビニルモノマーとを共重合させて得られる
紫外線吸収性共重合体を含むことを特徴とする。また、
インク受像層が少なくとも二層からなる場合、最上層に
該紫外線吸収性共重合体を含有させることにより、効率
よく耐光性を発揮させることが出来る。このとき、高い
耐光性を持ちつつ、無定形シリカ又はアルミナからなる
粒子径200nm以下の多孔質構造を有するコロイド粒
子を顔料として用いると、高精細印刷の分野向けにも使
用可能なインクジェット記録シートに出来る。更に、そ
の直下の層に耐水化剤を存在させることによって耐水性
を併せて発揮させることができる。
【0009】本発明に用いられる紫外線吸収性共重合体
は、アニオン性又は中性の親水性ビニルモノマーと紫外
線吸収性構造単位を有するビニルモノマーとの共重合体
である。ここでアニオン性又は中性の親水性ビニルモノ
マーとは、一分子中にアニオン性又は非解離性の親水性
官能基及び重合性ビニル基を有する化合物を指す。
【0010】アニオン性の親水性ビニルモノマーの具体
例としては、例えば2−アクリルアミドプロパンスルホ
ン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホ
ン酸、3−アクリルアミド−2,4,4−トリメチルペ
ンタンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−(4−ト
リル)エタンスルホン酸、4−スチレンスルホン酸、
(メタ)アクリル酸及びこれらの塩、等が挙げられる。
これらの中、2−アクリルアミド−2−メチルプロパン
スルホン酸が好ましい。
【0011】中性である親水性の重合性ビニル化合物の
具体例としては、例えばポリエチレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、アクリロイルモルホリン、テト
ラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、N−ビニル
ホルムアミド、N−ビニルピロリドン、等を挙げること
が出来る。これらの中、ポリエチレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、アクリロイルモルホリン、テト
ラヒドロフルフリル(メタ)アクリレートが好ましい。
なお、これらの親水性モノマーについては、単独で用い
てもよいし、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0012】また、紫外線吸収性構造単位を有するビニ
ルモノマーとは、一分子中に紫外線吸収性構造単位及び
重合性ビニル基を有する化合物を指す。紫外線吸収性構
造単位としては、例えば2−ヒドロキシベンゾフェノン
残基、2′−ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾール残
基、桂皮酸残基、等を挙げることができる。これらの
中、紫外線吸収能の大きさ及び入手の容易さの点から、
2−ヒドロキシベンゾフェノン残基を有するビニルモノ
マー及び2′−ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾール
残基を有するビニルモノマーが好ましく、その具体例と
して、例えば式(I)で表される化合物及び式(II)で
表される化合物が挙げられる。
【0013】これらの化合物は単独で用いてもよく、二
種以上を組み合わせて用いてもよい。式(I)の化合物
と式(II)の化合物を併用した場合には、別々の波長の
紫外線を同時に吸収させることができるので、一層紫外
線吸収効果を改善することができる。
【0014】
【化1】
【0015】(式中、R1 は水素原子又はメチル基を表
し、Xはエステル結合、アミド結合、エーテル結合又は
ウレタン結合を表し、R2 は炭素数1〜10のアルキレ
ン基又は炭素数1〜10のオキシアルキレン基を表し、
3 は水素原子、炭素数1〜6のアルキル基又は炭素数
1〜6のアルコキシ基を表す。但し、nは1又は0であ
る)
【0016】式(I)において、n=1のとき、R2
炭素数1〜10のアルキレン基である場合、その具体例
としては、例えばメチレン基、エチレン基、プロピレン
基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレ
ン基、ヘキサメチレン基等が挙げられる。また、R2
炭素数1〜10のオキシアルキレン基である場合、その
具体例としては、例えばオキシメチレン基、オキシエチ
レン基、オキシプロピレン基、オキシトリメチレン基、
オキシテトラメチレン基、オキシペンタメチレン基、オ
キシヘキサメチレン基、等が挙げられる。なお、n=0
の場合、Xが芳香環に直接結合する。
【0017】R3 が炭素数1〜6のアルキル基である場
合、その具体例としては、例えばメチル基、エチル基、
プロピル基、ブチル基、等が挙げられる。またR3 が炭
素数1〜6のアルコキシ基である場合、その具体例とし
ては、例えばメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、
ブトキシ基、等が挙げられる。そして、式(I)で表さ
れる化合物の具体例としては、例えば2−ヒドロキシ−
4−アクリロイルオキシベンゾフェノン、2−ヒドロキ
シ−4−メタクリロイルオキシベンゾフェノン、2−ヒ
ドロキシ−4−(2−アクリロイルオキシ)エトキシベ
ンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−(2−メタクリロ
イルオキシ)エトキシベンゾフェノン等が挙げられる。
これらの中、2−ヒドロキシ−4−(2−メタクリロイ
ルオキシ)エトキシベンゾフェノンが好ましい。
【0018】
【化2】
【0019】(式中、R1 、X、R2 、R3 及びnは式
(I)と同義であり、R4 は水素原子、炭素数1〜6の
アルキル基又はハロゲン原子を表し、mは1又は0であ
る)
【0020】式(II)において、R4 が炭素数1〜6の
アルキル基である場合、その具体例としては、例えばメ
チル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、等が挙げら
れる。また、R4 がハロゲン原子である場合、ハロゲン
としては、弗素、塩素、臭素、沃素、等が挙げられる
が、これらの中、塩素、臭素が好ましい。なお、n=0
のとき、m=1の場合、Xが芳香環に直接結合し、m=
0の場合、ビニル炭素が直接芳香環に結合する。
【0021】そして、式(II)で表される化合物の具体
例としては、例えば2[2′−ヒドロキシ−5′−(ア
クリロイルオキシ)フェニル]ベンゾトリアゾール、2
−[2′−ヒドロキシ−5′−(メタクリロイルオキ
シ)フェニル]ベンゾトリアゾール、2−[2′−ヒド
ロキシ−3′−t−ブチル−5′−(メタクリロイルオ
キシ)フェニル]ベンゾトリアゾール、2−[2′−ヒ
ドロキシ−5−メチル−3−ビニルフェニル]ベンゾト
リアゾール等が挙げられる。これらの中、2−[2′−
ヒドロキシ−5′−(メタクリロイルオキシ)フェニ
ル]ベンゾトリアゾール、2−[2′−ヒドロキシ−5
−メチル−3−ビニルフェニル]ベンゾトリアゾールが
好ましい。
【0022】本発明に用いられる紫外線吸収性共重合体
については、アニオン性又は中性の親水性ビニルモノマ
ー(以下、親水性モノマーということがある)と紫外線
吸収性構造単位を有するビニルモノマー(以下、紫外線
吸収性モノマーということがある)との通常の共重合反
応により製造することができ、その方法については特に
限定されるものではない。例えば親水性モノマーと紫外
線吸収性モノマーとを溶媒に溶解し、これにラジカル重
合開始剤を加えて、好ましくは撹拌下に所定の温度で所
定の時間反応させることにより共重合を行うことができ
る。
【0023】親水性モノマーと紫外線吸収性モノマーと
の比率については、特に限定されるものではないが、イ
ンクジェット受像層を形成するための顔料、又は顔料と
接着剤の混合物は水に分散された形で用いられることが
多いことから、本発明の紫外線吸収性共重合体はある程
度の水溶性を有する必要がある。紫外線吸収性モノマー
はそれ自体は水には殆んど溶解しないものが多いので、
余り親水性モノマーの比率が少なすぎると水溶性を確保
できない惧れがある。また、親水性モノマーの比率を高
くし過ぎると、紫外線吸収効果が薄くなる惧れがある。
このため、親水性モノマーと紫外線吸収性モノマーとの
比は、親水性モノマーにもよるが、凡そ1:2〜20:
1が好ましく、2:1〜10:1が特に好ましい。
【0024】溶媒としては、両方のモノマーを溶解し、
且つ反応を妨げないものであれば特に限定はされない
が、例えば、メタノール、エタノール、2−プロパノー
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1−メチルピロ
リドン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキサイド等を用いることができる。モノマーの濃度
は、通常1〜50重量%、好ましくは10〜40重量%
である。
【0025】重合開始剤については、その分解温度、重
合溶媒の沸点、反応温度、反応時間等を考慮して選択さ
れるが、例えば、過酸化ベンゾイル、アゾビスイソブチ
ロニトリル、過酸化ジ第三ブチル、過酸化アセチル、過
酸化ラウロイル等が好適に用いられる。その使用量は、
モノマーに対して、通常0.1〜10重量%、好ましく
は0.5〜5重量%である。また、反応温度は、通常4
0〜150℃、好ましくは50〜110℃、反応時間
は、モノマー、重合開始剤の種類、反応温度等にもよる
が、通常1〜10時間程度である。また、反応は回分方
式又は連続方式のいずれでもよい。反応終了後、反応液
から目的とする共重合体を回収するのは、常法により行
うことができる。例えば、反応終了後の反応液から析出
した共重合体ポリマーを濾別した後、必要によりメタノ
ール又はジエチルエーテルのような溶媒で洗浄後、乾燥
させて目的の共重合体を得ることができる。また、必要
により析出したポリマーを共重合を行った溶媒又は水の
ような良溶媒に再溶解させた後、再びジエチルエーテ
ル、メタノールのような貧溶媒を加えて析出させること
を繰り返すことによりポリマーを精製することができ
る。かくして得られた共重合体の数平均分子量は、通常
2,000〜200,000程度である。
【0026】ところで、インク受像層に本発明の紫外線
吸収性共重合体を含有するインクジェット記録シート
は、それだけでも高い耐光性を有することが期待される
が、基材上にインク受像層を形成させたインクジェット
記録シートの保存時に光に曝される場合、最も表面の層
(以下、最上層ということがある)から入射する光の影
響が最も大きいことは言う迄もない。従って、少なくと
も二層のインク受像層を有するインクジェット記録シー
トにおいて、最上層に本発明の紫外線吸収性共重合体を
存在させると、効率よく紫外線吸収効果を発揮させるこ
とが出来、より少量の紫外線吸収共重合体で高い紫外線
吸収効果を維持することが出来る。また、高精細印刷の
分野に用いられているインクジェット記録シートには表
面に高い光沢を有するものが用いられている。このよう
なインクジェット記録シートでは、直径数十〜数百nm
のコロイド状顔料を用いて表面の平滑性を上げることに
よって、高い光沢を得ている(「インクジェットプリン
ター技術と材料」甘利武司監修,シーエムシー,p.2
73)。
【0027】従って、少なくとも二層のインク受像層を
有するインクジェット記録シートにおいて、最上層に本
発明の紫外線吸収性共重合体と上記のコロイド状顔料、
好ましくは、無定形シリカ又はアルミナからなる粒子径
200nm以下の多孔質構造を有するコロイド粒子を併
せて用いれば、高精細印刷の分野に適用可能で耐光性が
優秀なインクジェット記録シートとすることが可能にな
る。光沢の発現という観点からは、顔料の粒子径が20
0nm付近を最大値とする傾向があり、該コロイド粒子
の粒子径は、200nm以下、好ましくは40〜200
nmの範囲が良い。要求される色彩性の程度にもよる
が、該粒子径200nmを超えると、不透明性の発現に
よって、高精細印刷の分野への適用が難しくなる欠点が
ある。このようなコロイド粒子の例としては、例えば、
コロイダルシリカ(スノーテックスST;日産化学工業
製、カタロイドSI;触媒化成工業製)、シリカ/アル
ミナの重量比が75/25のコロイド粒子(USB,触
媒化成工業製)等がある。
【0028】この層において、紫外線吸収性共重合体
は、受像層中の紫外線吸収性共重合体を除く全固形分の
1〜70重量%が好ましく、5〜55重量%が特に好ま
しい。1重量%未満では紫外線吸収効果が十分でないた
め、耐光性を十分に発揮できず、70重量%を超える
と、インク吸収能力が不足する惧れがある。ここで、最
上層の直下の層に耐水化剤を存在させると、耐水性も併
せて付与させることが出来、一層好ましい。耐水化剤と
しては、インク中の染料成分である−SO3 Na基、−
SO3 H基、−NH2 基等と反応して水に不溶な塩を形
成することによってインク定着性の機能を有し、耐水性
としての効果を発揮することができるものであれば、種
類を問わないが、耐水効果と使用の容易さを考慮する
と、カチオン性高分子を用いるのが好適である。カチオ
ン性高分子の例としては、ポリエチレンイミン塩、ジメ
チルアミンエピハロヒドリン縮合体、ポリビニルアミン
塩、ポリアリルアミン塩、ポリ(ジアルキルアミノエチ
ル(メタ)アクリレート)を四級化したもの、ポリ(ジ
アルキルアミノエチル(メタ)アクリルアミド)及びそ
れを四級化した高分子、ポリ(ジアリルジメチルアンモ
ニウム塩)、ポリアクリロイルモルホリン、又はこれら
の成分と他の成分との共重合体等が挙げられる。
【0029】この層における顔料は、最上層で好ましく
用いられるコロイド粒子のような粒径の小さなものであ
る必要はなく、むしろ、もっとも粒径の大きなものの方
が好ましい。即ち、本発明が目的とするようなインクジ
ェット記録シートには、高いインク吸収性が要求され
る。これの解決に関しては、決まった考え方は現在はな
いが、一例として、次のようなメカニズムが提案されて
いる(「インクジェットプリンター技術と材料」甘利武
司監修、シーエムシー、p.297)。即ち、受像層表
面に付着したインクは顔料粒子間の空隙を伝って受像層
に吸着された後、顔料の微細孔に吸着される、というも
のである。このとき、顔料比表面積250m2 /g以
上、平均凝集粒子径3〜6μmのものが好ましいとされ
ているが、このような物性値を、本発明の受像層の最上
層の平均粒子径200nm以下の特徴を有する顔料に要
求することは困難である。従って、最上層の直下の層
に、高いインク吸収性の層を持たせることによって初め
て、高精細印刷の分野向けにも使用可能なインクジェッ
ト記録紙が可能となる。
【0030】高いインク吸収性を有する顔料としては、
粒度分布、吸油量等、上記の他にも考慮すべき条件があ
るが、それらを容易且つ安価に実現できる顔料として、
湿式沈殿法で作成されたシリカがあり、本発明の目的に
適する。このような湿式沈殿法で得られるシリカとして
は、例えば、ファインシールE−50、ファインシール
T−32、ファインシールX−37、ファインシールX
−70(以上、トクヤマ製)、ミズカシルP−526、
ミズカシルP−801、ミズカシルNP−8、ミズカシ
ルP−802(以上水沢化学工業製)等を挙げることが
出来る。なお、この層の顔料には塗工紙製造分野で一般
に使用される各種顔料を更に混合して使用することが出
来る。例えばゼオライト、軽質炭酸カルシウム、重質炭
酸カルシウム、炭酸マグネシウム、カオリン、タルク、
硫酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、硫化亜
鉛、炭酸亜鉛、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウ
ム、水酸化アルミニウム、アルミナ、アルミナ水和物、
尿素−ホルマリン樹脂フィラー等が挙げられる。
【0031】この層では、湿式沈殿法で作成されたシリ
カ粒子やその他各種顔料に対して、塗工紙製造分野で一
般に使用される水性又は水分散性の高分子物質の接着剤
が同様に使用される。例えば酸化澱粉、エーテル化澱粉
等の澱粉誘導体、カルボキシメチルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロース等のセルロース誘導体、カゼイ
ン、ゼラチン、大豆タンパク、完全(部分)ケン化ポリ
ビニルアルコール、ケイ素変性ポリビニルアルコール、
アミン変性ポリビニルアルコール、アセトアセチル基変
性ポリビニルアルコール、スチレン−無水マレイン酸共
重合体の塩、スチレン−ブタジエン系ラテックス、アク
リル系ラテックス、ポリエステルポリウレタン系ラテッ
クス、酢酸ビニル系ラテックス等の水性樹脂、或いはポ
リメチルメタクリレート、ポリウレタン樹脂、不飽和ポ
リエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマー、
ポリビニルブチラール、アルキッド樹脂等の有機溶剤可
溶性樹脂が、単独或いは複数を混合して用いられる。
【0032】これらの接着剤は、一般に顔料100重量
部に対して5〜120重量部程度、好ましくは10〜4
0重量部程度の範囲で使用される。5重量部未満ではイ
ンク受像層としての塗膜強度が低下して記録層が基材上
に保持できない可能性があるし、基材の屈曲にインク受
像層が追従できない可能性がある。120重量部を超え
ると、インクの吸収性が低下し、記録画像の鮮明性が不
十分となり易い。上記顔料、接着剤を水を主体とする溶
媒に分散させて塗工液を作成するが、更に塗工液には、
顔料分散剤、増粘剤、架橋剤、流動性変性剤、消泡剤、
抑泡剤、離型剤、発泡剤、浸透剤、着色染料、着色顔
料、蛍光増白剤、防腐剤、防バイ剤、耐水化剤等を適宜
添加することもできる。
【0033】本発明のインクジェット記録シートは、上
記のようにして得られた塗工液をバーコーター、ブレー
ドコーター、エアナイフコーター、グラビアコーター、
ダイコーター等の塗工法で基材上の少なくとも片面に塗
布乾燥して作成される。上記基材としては、例えば、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチ
レン、ポリエステル、ポリカーボネート、ナイロン等の
二軸延伸合成樹脂フィルムやこれら材料に顔料、発泡剤
等を含有して透明度を低下させた半透明、不透明の二軸
延伸合成樹脂フィルムや、化学パルプ、機械パルプ、古
紙パルプ等の木材パルプと従来公知の顔料を主成分とし
て、バインダー及びサイズ剤や定着剤、カチオン化剤、
紙力増強剤等の各種添加剤を混合し、抄紙機で製造され
た原紙、更に原紙に、澱粉、ポリビニルアルコール等で
のサイズプレスやアンカーコート層を設けた原紙や、そ
れらの上にコート層を設けたアート紙、コート紙、キャ
ストコート紙等の塗工紙、塗工紙の両面又は片面に溶融
押し出し法等にて高密度、低密度ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリエステル等をコートしたレジンコート紙
が挙げられる。
【0034】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に具体的に
説明するが、本発明はその要旨を超えない限りこれらの
実施例に限定されるものではない。 (親水性モノマーと紫外線吸収性モノマーとの共重合体
の調製) 調製例1 2−ヒドロキシ−4−(2−メタクリロイルオキシ)エ
トキシベンゾフェノン1g、アクリルアミド−2−メチ
ルプロパンスルホン酸3gを60℃でメタノール40g
に溶解させ、系内を窒素で置換した後、2,2′−アゾ
ビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)を51mgを
加え、60℃で8時間保った。溶液を室温まで冷却した
後、2M水酸化カリウム水溶液を9mL加えて、析出し
た沈殿を濾過し、更にジエチルエーテルで洗浄後、減圧
乾燥させて、共重合体を薄黄色の固体として2.0g回
収した。得られた固体0.5gに蒸留水1.5gを注い
で80℃10分で濃黄色透明の水溶液が得られ、本共重
合体は水に25重量%以上溶解することが確認された。
【0035】調製例2 2−ヒドロキシ−4−(2−メタクリロイルオキシ)エ
トキシベンゾフェノン1g、p−スチレンスルホン酸ナ
トリウム3gを70℃で1−メチル−2−ピロリドン3
5gに溶解させ、系内を窒素で置換した後、2,2′−
アゾビスイソブチロニトリルを93mg加え、70℃で
8時間保った。析出した沈殿を濾過し、メタノールで洗
浄後、減圧乾燥させて、共重合体を薄黄色の固体として
2.3g回収した。得られた固体0.5gに蒸留水1.
5gを注いで80℃10分で濃黄色透明の水溶液が得ら
れ、本共重合体は水に25重量%以上溶解することが確
認された。
【0036】調製例3 2−ヒドロキシ−4−(2−メタクリロイルオキシ)エ
トキシベンゾフェノン1g、分子量約400のポリエチ
レングリコールの片末端にメタクリル基が導入された化
合物(日本油脂(株)製ブレンマーPME400)6g
をメチルイソブチルケトン16gに溶解させ、系内を窒
素で置換した後、70℃に昇温し、2,2′−アゾビス
(2,4−ジメチルバレロニトリル)を107mgを加
え、70℃で8時間保った。得られた溶液を室温まで冷
却した後、大過剰のヘキサンに注いで、共重合体を薄黄
色粘調液体として5.7g回収した。得られた液体は水
と自由な割合で混合できた。
【0037】実施例1 <インク受像層下層の形成>接着剤としてのポリビニル
アルコール(商品名;ポバール117、クラレ(株)
製)40重量部を水760重量部に溶解させ、水溶液と
した。ここに顔料として、湿式沈殿法で作られた超微粉
シリカ(商品名;ファインシール X−37、(株)ト
クヤマ製)100重量部を加えて、ペイントシェーカー
で分散させて、塗工液1を得た。この塗工液1をPPC
用紙上に28番のパーコーターで塗布し、乾燥させた。
【0038】<インク受像層最上層の形成>この上に、
ポリビニルアルコール(ポバール117)40重量部を
水530重量部に溶解させ、水溶液としたものに、調製
例1で得た共重合体を40重量部溶解させ、コロイダル
シリカ(商品名;カタロイドSI−30、触媒化成
(株)製、粒子径10〜14nm、SiO2 濃度30重
量%の水分散型)333重量部を加えて得た塗工液を2
8番のバーコーターで塗布し、乾燥させてインクジェッ
ト記録シートを作成した。
【0039】<インクジェット記録>得られたインクジ
ェット記録シートにセイコーエプソン社製のインクジェ
ットプリンタMJ−930Cを用いて、マゼンダインク
をベタ印字した。
【0040】<耐光性試験と評価方法>耐光性試験とし
て、サンプルに対し、強エネルギーキセンノンウエザオ
メーター(スガ試験機株式会社製 SC−700W)を
用い、ブラックパネル温度80℃、相対湿度50%の条
件下、80時間の光照射を行った。この時の全照射エネ
ルギーは51489kJ/m2 であった。耐光性試験に
おける色差は次のようにして測定した。耐光性試験の前
後でベタ印字部分の色を測定し、JIS Z8729に
従って、L* 、a* 、b* を求めた。耐光性試験前の値
をL* 1 、a* 1 、b* 1 、耐光性試験後のそれをL*
2、a* 2 、b* 2 としたとき、色差ΔE=((L* 2
−L* 1 2 +(a* 2 −a* 1 2 +(b* 2 −b*
1 2 1/2 。ΔEが小さいほど、耐光性試験前後での
色褪せが少ないことを意味する。二枚の試験片について
同様の試験を行って平均値を求めたところ、ΔE=2
2.63であった。
【0041】実施例2 実施例1の<インク受像層下層の形成>において、塗工
液1に更に耐水化剤としてカチオン性高分子(商品名:
サフトマーST−2000H(三菱化学(株)製)を4
重量部を加えて塗工液として用いた他は、実施例1と同
様にして、受像層形成、インクジェット記録、耐光性試
験、評価を行った。二枚の試験片について同様の試験を
行って平均値を求めたところ、ΔE=23.47であっ
た。
【0042】実施例3 実施例1の<インク受像層最上層の形成>において、調
製例1で得た共重合体40重量部の代わりに、調製例2
で得た共重合体を21重量部用いた他は、実施例1と同
様にして、受像層形成、インクジェット記録、耐光性試
験、評価を行った。二枚の試験片について同様の試験を
行って平均値を求めたところ、ΔE=24.64であっ
た。
【0043】実施例4 実施例1の<インク受像層最上層の形成>において、調
製例1で得た共重合体40重量部の代りに、調製剤2で
得た共重合体を21重量部用いた他は、実施例1と同様
にして、受像層形成、インクジェット記録、耐光性試
験、評価を行った。二枚の試験片について同様の試験を
行って平均値を求めたところ、ΔE=24.64であっ
た。
【0044】実施例5 実施例1の<インク受像層最上層の形成>において、調
製例1て得た共重合体40重量部の代わりに、調製例3
で得た共重合体を40重量部用いた他は、実施例1と同
様にして、受像層形成、インクジェット記録、耐光性試
験、評価を行った。二枚の試験片について同様の試験を
行って平均値を求めたところ、ΔE=26.29であっ
た。
【0045】比較例1 実施例1の<インク受像層最上層の形成>において、紫
外線吸収共重合体を全く用いなかった他は、実施例1と
同様にして、受像層形成、インクジェット記録、耐光性
試験、評価を行った。二枚の試験片について同様の試験
を行って平均値を求めたところ、ΔE=39.14であ
った。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、画像の耐光性に優れ、
高精細印刷の分野向けにも使用可能なインクジェット記
録シートが得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08F 220/20 C08F 220/28 220/28 220/30 220/30 220/36 220/36 220/54 220/54 220/58 220/58 226/10 226/10 B41J 3/04 101Y Fターム(参考) 2C056 EA13 FC06 2H086 BA14 BA15 BA16 BA33 BA34 BA45 4J100 AB07P AE09Q AJ02P AK08P AL08P AL08Q AM14P AM14Q AQ08P BA03Q BA04Q BA07P BA12Q BA42Q BA56P BC43Q BC45Q BC53P BC65P BC73Q BD14Q CA04 DA36 JA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材上にインク受像層を設けてなるイン
    クジェット記録シートにおいて、インク受像層がアニオ
    ン性又は中性の親水性ビニルモノマーと紫外線吸収性構
    造単位を有するビニルモノマーとを共重合させて得られ
    る紫外線吸収性共重合体を含むことを特徴とするインク
    ジェット記録シート。
  2. 【請求項2】 インク受像層が少なくとも二層からな
    り、最上層が紫外線吸収性重合体を含む請求項1に記載
    のインクジェット記録シート。
  3. 【請求項3】 最上層が顔料として無定形シリカ又はア
    ルミナからなる粒子径200nm以下の多孔質構造を有
    するコロイド粒子を含む請求項2に記載のインクジェッ
    ト記録シート。
  4. 【請求項4】 アニオン性又は中性の親水性ビニルモノ
    マーが2−アクリルアミドプロパンスルホン酸、その
    塩、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン
    酸、その塩、3−アクリルアミド−2,4,4−トリメ
    チルペンタンスルホン酸、その塩、2−アクリルアミド
    −2−(4−トリル)エタンスルホン酸、その塩、4−
    スチレンスルホン酸、その塩、(メタ)アクリル酸、そ
    の塩、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレー
    ト、アクリロイルモルホリン、テトラヒドロフルフリル
    (メタ)アクリレート、N−ビニルホルムアミド及びN
    −ビニルピロリドンの中の少なくとも一種を含む請求項
    1ないし3のいずれかに記載のインクジェット記録シー
    ト。
  5. 【請求項5】 紫外線吸収性構造単位が2−ヒドロキシ
    ベンゾフェノン残基又は2′−ヒドロキシフェニルベン
    ゾトリアゾール残基である請求項1ないし4のいずれか
    に記載のインクジェット記録シート。
  6. 【請求項6】 最上層の直下の層がカチオン性高分子を
    含む請求項1ないし5のいずれかに記載のインクジェッ
    ト記録シート。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003072059A (ja) * 2001-06-21 2003-03-12 Ricoh Co Ltd インクジェット記録装置及び複写機
JP2003182113A (ja) * 2001-10-12 2003-07-03 Ricoh Co Ltd カラーインクジェット記録装置及び複写装置
WO2003070841A1 (fr) * 2002-02-20 2003-08-28 Fuji Photo Film Co., Ltd. Composition d'encre et procede d'enregistrement d'image a jet d'encre

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