JPS63162276A - 被記録材 - Google Patents

被記録材

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JPS63162276A
JPS63162276A JP61313166A JP31316686A JPS63162276A JP S63162276 A JPS63162276 A JP S63162276A JP 61313166 A JP61313166 A JP 61313166A JP 31316686 A JP31316686 A JP 31316686A JP S63162276 A JPS63162276 A JP S63162276A
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JP
Japan
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silica
water
soluble resin
recording
ink
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Application number
JP61313166A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Aeba
利明 饗場
Isao Kimura
勲 木村
Takashi Akitani
高志 秋谷
Mamoru Sakaki
坂木 守
Emi Munakata
棟方 恵美
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/50Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
    • B41M5/52Macromolecular coatings
    • B41M5/5218Macromolecular coatings characterised by inorganic additives, e.g. pigments, clays

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、染料を含有する記録液(以下インクと云う)
により画像を形成する被記録材に関するものであり、特
に水溶性染料を含有するインクの小滴を種々の吐出方式
により飛翔させ、被記録材に付着させて記録を行う多色
記録に適したインクジェット用被記録材に関する。
〔従来の技術〕
インクシェツト記録方式は、騒音の発生が少なく、高速
印字、多色印字の行える記録方式として注口され、漢字
を含む各種図形およびカラー画像のハードコピーを得る
方法として、種々の用途において普及しつつある。
インクジェット記録用のインクとしては、安全性、印刷
適性の面から主に水系のものが使用されている。
一方、被記録材としては、従来、通常の印刷や筆記に使
われる用紙が一般的に使用されてきた。しかしながら、
記録の高速化、高精細化あるいはフルカラー化等、イン
クジェット記録装置の性能の向上に伴ない、被記録材に
対してもより高度な特性が要求されるようになった。
すなわち、インクジェット用被記録材としては、インク
の吸収が速やかで、且つインク吸収容量が大きいこと、
インクドツトの濃度が高く、色彩発色が良いこと、イン
クドツトの横方向への拡散が必要以上に大きくなく、且
つ周辺が滑らかでぼけないこと、更に記録画像が水や空
気中の酸化性気体ならびに光に対して十分な抵抗性をも
つこと等の諸要求を満足させる必要がある。
これらの要求を111だすために、従来からいくつかの
提案がなされてきた。例えば、吸収性やインクの滲みを
改良するために、特開昭53−49113号公報には、
木材バルブ抄製シートに水溶性高分子を含浸させてなる
インクシェツト記録用紙が開示されている。
また、塗工紙の例としては、特開昭55−5830号公
報に、支持体上にインク吸収性の塗層を設けたインクン
エツト記録用シートが、特開昭55−11829号公報
には、ノーサイズ紙に、インク吸収性の異なる2布以上
の塗層を設けてなるインクジェット記録用シートがそれ
ぞれ開示されている。
更に、特開昭56−99693号公報に記載のインクジ
ェット用被記録材は、ハロゲン化第四級アンモニウム塩
等を含有させて耐水性を付与している。
しかし、このような耐水性の改善策により逆に記録剤(
染料等)の耐光性が著しく低下するという欠点が認めら
れている。
また、インクジェット用被記録材としてシリカを含有す
る用紙が提案されており、この被記録材は、インクジェ
ット用被記録材として、記録剤の料、酸性染料または食
品用色素を記録剤とするインクで記録を行うと、形成さ
れた画像の耐光性が乏しく変退色するという不都合があ
る。
又、特開昭61−43593号公報や特開昭61−57
379号法には、シリカと硫酸マグネシウム、ソリ力と
水溶性アルミニウム塩を併用して耐光性を改良した被記
録材が提案されている。
しかし、これらの被記録材を用いて記録を行うと、耐光
性についてはある゛程度改良されるものの、逆に色彩性
やインク吸収性が低下してしまうという欠点がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、上記の技術分野において従来技術が解
決し得なかった諸課題を満足させることにある。
特に、本発明ではインクジェット記録方式による画像の
記nにおける」二記諸要求、特に色彩発色性、耐光性お
よび耐水性を同時に向上させることにあり、とりわけ、
優れた色彩発色性を与えるものの、耐光性に乏しいシリ
カ含有被記録材を用いた場合の画像の耐光性を向上させ
ることにある。
本発明の他の目的は、水溶性染料を含有する広範の水系
のインクを使用しても常に優れた記録特性が発揮できる
新規なインクジェット用被記録材を提供することにある
上記および他の目的は、以下の本発明によって達成され
る。
〔問題点を解決する為の手段〕
即ち本発明は、被記録面及び又はその内部に、水溶性樹
脂によって予め処理されたシリカを含有することを特徴
とする被記録材である。
〔作 用〕
本発明で使用し、シリカを表面処理するための水溶性樹
脂としては、アルブミン、ゼラチン、カゼイン、でんぷ
ん、カチオンでんぷん、アラビアゴム、アルギン酸ソー
ダ等の天然樹脂、ポリビニルアルコール、ポリエチレン
イミン7 ポリビニルピリンニウムハライド、カルホキ
ジメチルセルロース、ポリエステル、snRラテックス
、NBRラテックス、ポリビニルホルマール、ポリメチ
ルメタクリレート、ポリビニルブチラール、ポリアクリ
ロニトリル、ポリ塩化ヒニル、ポリ酢酸ビニル。
フェノール樹脂、アルキッド樹脂等の合成樹脂等が挙げ
られる。
上記水溶性樹脂の中でも、ポリビニルアルコール(PV
A)及びその誘導体は、インク吸収性、画像の色彩性を
損なうことがないため、特に好ましいものである。
本発明で使用するPVAとしては、ケン化度が70〜1
00%のもので完全ケン化でも部分ケン化でも良く、又
PVAの誘導体としては、カチオン変性物。
アニオン変性物、ケイ素含有変性物あるいはアセトアセ
チル化変性物等が挙げられる。
これら変性物の中でも、とりわけシリカと化学的又は物
理的に吸苦反応を起こすカチオン変性PVAやケイ素含
有PVA、あるいはポリアミドエピクロルヒドリン樹脂
、塀素、メラミン樹脂、グリオキザール等と架橋反応す
るアセトアセチル化変性I’VAが特に好ましい。
更に、アセトアセチル化変性1) V A以外の他のP
VAてあっても、尿素、メラミン樹脂、グリオキザール
、ポリアミドエピクロルヒドリン樹脂等を架橋反応させ
て使用し得るものは、いずれも好適に用いられる。
ポリビニルアルコールのカチオン変性物とは、第1〜3
扱アミノ基や4級アンモニウム塩基等のカチオン性基を
主鎖あるいは側鎖に有するPVAのことである。
一般に、PVAはポリ酢酸ビニルを酸ケン化法またはア
ルカリケン化法によりケン化することにより得られるが
、本発明で使用し、且つ本発明を主として特徴づけるP
VAのカチオン変性物は、原料のポリ酢酸ビニルを重合
する際に、ビニロキシエチルトリメチルアンモニウムク
ロライド、 2.3−ジメチル−1−ビニルイミダゾリ
ニウムクロライド、トリメチル−(3−アクリルアミド
−3,3−ジメチルプロピル)アンモニウムクロライド
、トリメチル−(3−メククリルアミドプロピル)アン
モニウムクロライド、N−(1,1−ンメチル−3−ン
メチルアミノプロビル)アクリルアミ1−1N−(3−
ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド等の如く、4
級アンモニウム塩(あるいはそれらの前駆基、すなわち
1〜3級アミノ基)を含有するビニルモノマーの1種ま
たは2種床」二、あるいは、0−。
m−、p−アミノスチレンまたはこれらのモノアルギル
、ジアルキル誘導体あるいはそれらの第4級アンモニウ
ム塩;O−、m−、p−ビニルベンシルア(ビニルベン
ジル)ピロリジン;N−(ビニルベンジル)ピペリジン
;N−ビニピロリドン;α−1β−ビニルピリジンまた
はそれらの第4級アンモニウム塩α−2β−ピペリジン
あるいはそれらの第4級アンモニウム塩;2−、、!−
ビニルキノリンあるいはそれらの第4級アンモニウム塩
等その他の含窒素複素環ビニル化合物、あるいはそれら
のニトロ誘導体の如く容易にカチオン性の基に変え得る
ヒニル化合物モノマーと、酢酸ビニルを共重合し、得ら
れたコポリマーを常法によりケン化することにより得ら
れらる。また酢酸ビニルと他の反応性基を有するモノマ
ーとを共重合しておき、ケン化後そのような反応性基を
利用して、カチオン性基含有化合物を反応させてPVA
をカチオン変性してもよい。更に、PVA中の水酸基を
利用して、その水酸基と反応し得る基と1〜3級アミノ
基または第4級アンモニウム基を同時に有する化合物、
例えばグリシジルトリメチルアンモニウムクロライド等
を用いて、PVAを直接カチオン化してもよい。
カチオン変性度が極端に高いと、N原子に起因するブラ
ック色素の耐光性低下という悪影響を及ぼすため、カチ
オン変性度は、N原子含有単量体単位を20モル%以下
とするのが良い。
又、アニオン変性物としては、例えばイタコン酸とPV
Aの共重合体が挙げられる。更に、珪素含有変性物とし
ては、例えば、特開昭58−59203号公報、特開昭
58−79003号公報及び特開昭58−164604
号公報等に記載されているものは、いずれも好適に使用
できる。
本発明に用いる珪素含有変性ポリビニルアルコールを以
下に例示する。
1)アルコールの存在下でビニルエステルと一般式(A
)で表わされる分子内にケイ素を含有するオレフィン性
不飽和単1体とを、これら2種の単量体の濃度比率が重
合期間を通じて常に一定である条件下で共重合させ、得
られた共重合体をケン化したもの n CH2= CH−(CII 2E)−Si−(R2) 
3−m     (A)(但し、nはO−1,mはO〜
2.R’は低級アルキル基、アリル基又はアリル基を有
する低級アルキル基、R2は炭素数1−40の飽和分岐
又は非分岐のアルコキシル基であり、該アルコキシル基
は酸素を含有する置換基を有していても良い)2)ビニ
ルエステルと一般式(B)で表わされるケイ素含有重合
性単量体とをアルコールの存在下でラジカル重合開始剤
を用いて共重合させ、得られた共重合をケン化したもの
、 ■ R″ (但し、R′は水素又はメチル基、R′は水素又は低級
アルキル基、R5はアルキレン基又は連鎖炭素原子が酸
素もしくは窒素によって相互に結合された2価の有機残
基、R6は水素、ハロゲン、低級アルキル基、アリル基
又はアリル基を有する低級アルキル基、R7はアルコキ
シル基又はアシロキシル基(ここで、アルコキシル基又
はアシロキシル基は酸素もしくは窒素を含有する置換基
を有していてもよい)、nはO〜2を表わす) 3)ビニルエステルと一般式(C)で表わされるケイ素
含有重合性単量体とをアルコールの存在下でラジカル重
合開始剤を用いて共重合させ、得られた共重合体をケン
化したもの、 R11R: (但し、R8は水素原子又はメチル基、R9は水素原子
、ハロゲン原子、低級アルキル基、アリル基又はアリル
基を有する低級アルキル基、Rlfiは低級アルキル基
、nは0〜2を表わす) 本発明で用いる変性ポリビニルアルコールとしては、そ
の変性度が35mo1%以下、好ましくは0 、05〜
20 m o 1%、より好ましくは10.05〜10
mo I!%のものが好適である。また、用いる変性ポ
リビニルアルコールは、その重合度が100〜+000
0.好ましくは500〜2000のものが好適に用いら
れる。
更に、用いる変性ポリビニルアルコールはそのケン化度
が80mo1%以上、好ましくは85rr+oj!%以
上のものが好適である。
本発、明に於いて、水溶性樹脂とそれを用いて処理する
シリカとの使用比率は、シリカ100重量部に対して、
水溶性樹脂0.1〜100重量部、より好ましくは0.
3〜50重量部、最適には0.5〜30重量部の範囲で
ある。
この水溶性樹脂の使用量が0.1重1%未満では、本発
明の効果が不十分であり、一方100重量部を越えると
、被記録材としたときインク吸収性が低下したり、色彩
性が低下するので好ましくない。
このように、予め水溶性樹脂で処理したシリカを使用す
ることにより、特開昭58−193185号公色彩性及
び耐光性を同時に満足する優れた被記録材が得られる。
水溶性樹脂によるシリカの処理方法としては乾式法と1
■式法があるが、いずれの方法を用いても良い。
乾式法はシリカを撹拌、混合しながら水溶性樹脂を含む
水溶液を噴霧し、均一に付着させる方法である。
一゛方、湿式法はシリカの製造工程中で水溶性樹脂を含
む処理液に浸漬したり、水溶性樹脂を含有で させ体ゲル化や熟成沈降を行ったり、あるいは反応は後
期に水溶性樹脂を添加する方法であって、シリカ表面を
効率良(水溶性樹脂で被覆できる。
本発明で使用するシリカとしては、従来公知の天然又は
合成のシリカはいずれも使用し得るが、特シリカであり
、このような比表面積のシリカを使用することによって
、インク中の水溶性染料の浸れた色彩発色性、最適のイ
ンクドツトの形状及び大きさを達成することができる。
本発明の被記録材は、従来公知の上質紙、中質紙、加工
紙、合成紙、プラスチックフィルム等の各種記録媒体を
基材とし、該基材に上記のシリカを包含させることによ
って得られる。
シリカを基材に包含させる方法はいずれの方法でもよい
が、例えば、このような基材の抄紙工程において、上記
シリカを添加して製紙する方法、あるいは紙用含浸液に
上記シリカを添加し、これに基材を浸漬する後処理によ
る方法等があるが、いずれの方法を用いてもよい。この
ような方法においてシリカの被記録材中への撚加工は、
被記録材100重量部中でシリカが約5〜30重量部を
占める範囲とすることによって本発明の目的が最良に達
成されることを知見した。
一方、基材表面の塗工層中に水溶性樹脂で処理したシリ
カを含有するタイプの本発明の被記録材は、紙等の基材
用の塗工液に上記シリカを添加し、この塗工液を基材上
に塗布し、乾燥させることによって製造される。この場
合の塗工液の他の成分としては、従来公知のクレー、タ
ルク、ケイソウ土、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、
硫酸バリウム、酸化チタン、酸化亜鉛、サテンホワイト
、ケイ酸アルミニウム、リトポン等の無機質顔料類およ
びスチレン系プラスチックピグメント、アクリル系ピグ
メント、マイクロカプセル、尿素樹脂顔料等の有機顔料
;デンプン、ゼラチン、カゼイン、アラビアゴム、アル
ギン酸ソーダ、カルボキシメチルセルロース、ポリビニ
ルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸
ソーダ等の水溶性高分子;合成ゴムラテックス等の合成
樹脂ラテックス:ポリビニルブチラール、ポリビニルク
ロライド等の有機溶剤可溶性樹脂:更には分散剤、蛍光
染料、p [1調整剤、消泡剤、潤滑剤、防腐剤、界面
活性剤、耐水化剤の各種添加剤を挙げることができる。
これらの添加剤のうち耐水化剤については、水に溶解し
た時、解離してカチオン性を呈する従来公知のモノマー
、オリゴマーあるいはポリマーはいずれも使用できる。
塗工液の固形分は約1〜50重量%になる量が好適であ
り、該塗工液は、公知の手法、例えばロールコータ−法
、ブレードコーター法、エアナイフコーター法等により
、通常1〜50g/i程度(乾燥塗工ff1)の量を基
材上に塗工する。好ましくは2〜30g1rd程度(乾
燥塗工m>塗工する。
従来の被記録材、特にインクジェット記録方式における
被記録材としては、シリカ含有被記録材が、インクによ
る優れた色彩発色性を発揮するものとして知られている
が、このようなシリカ含有被記録材に水溶性染料からな
るインクで記録を行うと、形成される画像の耐光性が著
しく低いものであったが、本発明によれば、上記の如く
水溶性樹脂で処理したシリカを被記録材中に含有させる
ことによって、シリカ含有被記録材の本来有する優れた
色彩発色性を何ら失うことな(、その欠点であった耐光
性を著しく向上せしめ得たものである。
本発明で云うインクとは、水溶性染料及び液媒体、その
他の添加剤からなるインクであり、水溶性染料としては
、直接染料、酸性染料あるいは食品用色素等の水溶性染
料が好ましく用いられる。
これらの水溶性染料は、一般に水または水と有機溶剤か
らなる液媒体中に溶解して使用するものであり、これら
の液媒体成分としては、好ましくは水と水溶性に各種有
機溶剤等との混合物が使用されるが、インク中の水分含
有量が、20乃至90重量%の範囲内となるよう調整す
るのが好ましい。
上記水溶性の有機溶剤としては、例えばメチノリアルコ
ール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イ
ソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、5eC
−ブチルアルコール、tert−ブチルアルコール、イ
ソブチルアルコール、等の炭素原子数が1〜4のアルキ
ルアルコール類ニジメチルホルムアミド、ジメチルアセ
トアミド等のアミド類;アセトン、ジアセトンアルコー
ル等のケトンまたはケトンアルコール類;テトラヒドロ
フラン、ジオキサン等のエーテル類;ポリエチレングリ
コール、ポリプロピレングリコール等のポリアルキレン
グリコール類;エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、l、  2. 6−ヘキサンドリオール、チオグ
リコール、ヘキシレングリコール、ジエチレングリコー
ル等のアルキレン基が2〜6個の炭素原子を含むアルキ
レングリコール類;グリセリン;エチレングリコールメ
チルエーテル、ジエチレングリコールメチル(またはエ
チル)エーテル、トリエチレングリコールモノメチル(
またはエチル)エーテル等の多価アルコールの低級アル
キルエーテル類等が挙げられる。これらの多くの水溶性
有機溶剤の中でも、ジエチレングリコール等の多価アル
コール、トリエチレングリコールモノメチル(またはエ
チル)エーテル等の多価アルコールの低級アルキルエー
テル類が好ましいものである。多価アルコールグ頁は、
インク中の水が蒸発し、水溶性染料が析出することに基
づくノズルの目詰まり現象を防I!ニするための湿潤剤
としての効果が大きいため、特に好ましいものである。
インクには可溶化剤を加えることもできる。代表的な加
溶化剤は、含窒素複素環式ケトン類であり、その目的と
する作用は、水溶性染料の液媒に対する溶解性を飛躍的
に向上させることにある。例えば、N−メチル−2−ピ
ロリドン、1.3−ジメチル−2−イミダゾリジノンが
好ましく用いられる。
このような成分から調製されるインクは、それ自体で記
録特性(信号応答性、液滴形成の安定性、吐出安定性、
長時間の連続記録性、長時間の記録休止後の吐出安定性
)、保存安定性、記録媒体への定着性に優れたものであ
るが、これらの特性を更に改善するために、各種添加剤
を更に含有させてもよい。例えばポリビニルアルコール
、セルロース類等の水溶性樹脂等の粘度調節剤;カチオ
ン、アニオンまたはノニオン系の各種界面活性剤ニジエ
タノールアミン、トリエタノールアミン等の表面張力調
整剤;緩衝液によるpH調整剤等を挙げることができる
又、インクを帯電させるタイプのインクジェット記録方
法に使用されるインクを調合するためには、塩化リチウ
ム、塩化アンモニウム、塩化ナトリウム等の無機塩類等
の比抵抗調整剤が添加される。尚、熱エネルギーの作用
によってインクを吐出させるタイプのインクジェット記
録方式に適用する場合には熱的な物性値(例えば、比熱
、熱膨張係数、熱伝導率等)が調整されることもある。
本発明において、シリカが該被記録材中でインクおよび
その中の水溶性染料にどのように作用するか、その機構
は現在のところ明確ではない。しかしながら、水溶性染
料が、未処理のシリカ特にBET法で比表面積60g/
rrr以上の合成微粒子シリカの触媒的作用によって、
酸素、オゾン等の空気中の酸化性気体による酸化ならび
に空気中の酸化性気体と光の相互作用による酸化を受け
やすくなるだめに変退色を起こすものと推測される。本
発明者らは鋭意研究の結果、被記録材、特にそのインク
受容層中の顔料あるいは填料の固体酸強度と記録画像の
変退色との間に相関関係があることを知見するに至った
本発明における水溶性樹脂によるシリカの表面処理は、
この触媒的作用の原因となっていると推測されるシリカ
表面の活性な酸性サイトを単なる常温混合やオーバーコ
ート層を設けただけでは得られないほど不活性にし、そ
の為に本発明の被記録材においては該水溶性染料のシリ
カに起因する酸化反応を抑制し、記録画像の耐光性(保
存性)が著しく向上したものと考えられる。
又、水溶性樹脂として、N原子含有単量体単位が20モ
ル%以下の樹脂を用いることにより、N原子によるブラ
ックの耐光性の低下を抑えることも可能である。
〔実施例〕
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を更に詳細に説
明する。
実施例1〜3及び比較例1〜3 ポリビニルアルコール(PVA−117,クラレ製)の
5%水溶液にシリカを10%添加してなる塗工液を、上
質紙上に乾燥膜厚が15μmになるように塗工し、乾燥
することで6種類のサンプルを得た。
実施例1〜3及び比較例1〜3で用いるシリカは、以下
のとおりである。
シリカA(比較例1) 市販のケイ酸ソーダ8rrl’と水30耐を反応槽に入
れ撹拌しながら硫酸(200g/ 100m l ) 
3 rriを約15分で添加した。この液を撹拌しなが
ら、水蒸気を吹込み60分間で昇温しで90°Cとした
。その後同温度で45分間熟成を行い、硫酸でアルカリ
を中和して反応を終了した。
次に、この溶液を濾過、水洗し、スプレードライヤーで
乾燥後粉砕して比表面積300g/ rrlのシリカA
を得た。
シリカB(比較例2) シリカAをN−アリルγアミノプロピルトリメトキシシ
ラン(N原子含有単量体100モル%)の2%水溶液で
130°C,1時間加熱し、更に100°C23時間加
熱処理してシリカBを得た。
シリカC(実施例1) シリカAの反応における45分間熟成した直後にカチオ
ン変性ポリビニルアルコール(PVA  C−318゜
クラレ製)を5%添加し、更に15分間熟成した以外は
、シリカΔと同様にしてシリカCを得た。
シリカD(実施例2) シリカへの反応におけるスプレードライヤー乾燥直前に
、ケイ素含有ポリビニルアルコール(PVAR−213
0,クラレ製)を10%添加した以外は、シリカAと同
様にしてシリカDを得た。
シリカE(実施例3) シリカAの反応におけるアルカリ中和直後に、アセトア
セチル化変性ポリビニルアルコール(ゴーセフアイマー
Z200.日本合成化学製)4%とポリアミドポリアミ
ンエピクロルヒドリン樹脂(ポリフィラス301.昭和
高分子製)0.2%とを添加した以外は、シリカλと同
様にしてシリカEを得た。
シリカF(比較例3) 市販のシリカにツブシールE150J、日本シリカニ業
製、比表面積80〜100g/IT1′)得られたサン
プルに対して、下記組成のインクを用いて、オンデマン
ド型インクジェットプリンタ(ノズル径50 μm、周
波数2 K Hz 、駆動電圧25v)で印字し、印字
物をアトラスフェードメータ(ブラックパネル63℃、
湿度70%、 0.39W/crrr)で100時間照
射後、高速分光光度計でΔEを測定した。
又、色彩性は、印字物濃度をマクベスRD−918で測
定して求めた。これらの結果を表−1に示す。
インク組成 実施例4 原料バルブとして、フリーネス(C,S、F) 350
m1のLBKP80部及び400mj!のNBKP20
部を使用し、これに填料として、シリカCをパルプ固形
分に対して20重景%、歩留向上剤としてカチオン化で
ん粉(CAT  OF 玉子ナショナル製)を0.2重
量%内添させ、TAPPI標準シートフォーマ−を用い
て坪i 65g/ lT?に抄紙した。
ついで、濃度1.5%の酸化でん粉(M33800゜日
本食晶型)液をサイズプレス装置にて付着させ、サンプ
ルを得た。
次いで、このサンプルを用いて実施例1と同様にして記
録を行いその評価を行った。その結果を表−1に示す。
比較例11 実施例4において、シリカCを用いる代わりにシリカA
を用いたことを除き、実施例4と同様にしてサンプルを
得た。このサンプルを用いて実施例4と同様に記録を行
い、その評価を行った。その結果を表−1に示す。
表−1

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被記録面及び/又はその内部に水溶性樹脂によっ
    て予め処理されたシリカを含有することを特徴とする被
    記録材。
  2. (2)前記水溶性樹脂が、ポリビニルアルコール又はそ
    の誘導体である特許請求の範囲第1項記載の被記録材。
JP61313166A 1986-12-25 1986-12-25 被記録材 Pending JPS63162276A (ja)

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