JP2001137919A - 熱間圧延ラインの搬送制御方法 - Google Patents

熱間圧延ラインの搬送制御方法

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JP2001137919A
JP2001137919A JP31707999A JP31707999A JP2001137919A JP 2001137919 A JP2001137919 A JP 2001137919A JP 31707999 A JP31707999 A JP 31707999A JP 31707999 A JP31707999 A JP 31707999A JP 2001137919 A JP2001137919 A JP 2001137919A
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JP
Japan
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endless
rolled
hot rolling
rolling line
rolled material
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JP31707999A
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English (en)
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Shoji Murayama
彰二 村山
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 バッチ圧延材とエンドレス圧延材がライン
上に載っている場合でも、エンドレス圧延材の接合不良
や渋滞が生じない熱間圧延ラインの搬送制御方法を提供
する。 【解決手段】 バッチ圧延材の最終材料が材料検出装置
を通過した時にエンドレス圧延材の先頭材料が熱間圧延
ラインの最も下流の材料待機位置より下流にある場合
は、エンドレス圧延材の最終材料の次に圧延する材料が
材料検出装置を通過する予定時刻を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱炉から順次抽
出されるバッチ圧延材とエンドレス圧延材とを相互に適
正な間隔を維持するように制御しながら搬送する熱間圧
延ラインの搬送制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に熱間圧延を行なうに際して、加熱
炉から抽出したスラブを粗圧延機で圧延してシートバー
とし、そのシートバーを仕上げ圧延機で1本ずつ圧延
(以下、バッチ圧延という)する。しかしバッチ圧延で
は各シートバーの先端および後端の寸法不良のために歩
留りが低下する等の問題が生じる。
【0003】そこで同一条件で圧延できるシートバー
は、仕上げ圧延機の入側搬送ライン上で先行シートバー
の後端と後行シートバーの先端とを接合して仕上げ圧延
を行なう(以下、エンドレス圧延という)技術が開発さ
れている。熱間圧延ラインは、通常、ライン上に複数の
材料が載っている状態で運転されるため、各材料の間隔
が狭すぎる場合はライン上で材料が渋滞あるいは追突
し、広すぎる場合は生産性が低下する原因になる。そこ
で熱間圧延ラインの特定の位置に材料検出装置を配設し
て、材料がその材料検出装置を通過した実績時間とあら
かじめ設定されている予定時間とを用いて、後続する材
料が材料検出装置を通過する予定時間を補正することに
よって、各材料の間隔を適正に維持するように制御して
いる。
【0004】たとえば図1に示すような熱間圧延ライン
において、仕上げ圧延機5の第1スタンド6に材料検出
装置を配設し、材料が通過する実績時刻を測定する。次
いでこの実績時刻とあらかじめ設定されている予定時刻
とを用いて、熱間圧延ラインの特性に応じた補正時間値
を算出し、その補正時間値を用いて後続する材料が噛み
込む予定時刻を補正する。そしてプレス機2の入側11、
粗圧延機3の入側12ありいはシートバーコイラー4等に
設けられた材料待機位置に材料を待機させ、所定の予定
時刻に材料が通過するように制御しながら搬送してい
る。なお図中の矢印は材料の搬送方向である。
【0005】なおシートバーコイラー4は、バッチ圧延
を行なうときは材料待機位置としての機能も有するが、
エンドレス圧延を行なうときはシートバーを供給する機
能を有するので材料待機位置として使用しない。しかし
このような方法ではバッチ圧延材を搬送する場合は問題
ないが、バッチ圧延材の後からエンドレス圧延材を搬送
する場合に、仕上げ圧延機の入側でシートバーの間隔が
広がって接合できなくなるという問題がある。
【0006】エンドレス圧延においては、加熱炉1,プ
レス機2,粗圧延機3,シートバーコイラー4,仕上げ
圧延機5,コイラー7等の熱間圧延ラインの全ての設備
が連動して稼働しなければならない。そのためエンドレ
ス圧延材の搬送に関わるトラブルが発生すると、熱間圧
延ライン全体が停止するという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
問題を解消するべく、バッチ圧延材とエンドレス圧延材
がライン上に載っている場合でも、エンドレス圧延材の
接合不良や渋滞が生じない熱間圧延ラインの搬送制御方
法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、エンドレス
圧延材の接合不良が発生する原因を解明するうちに、先
行するバッチ圧延材の最終材料が材料検出装置を通過し
た時に、後続する一連のエンドレス圧延材の先頭材料が
熱間圧延ラインの最も下流の材料待機位置を通過してい
た場合に、エンドレス圧延材の先頭材料を補正された予
定時刻に合わせて搬送することは不可能であるが、エン
ドレス圧延材の2番目以降の材料は補正された予定時刻
に合わせて材料待機位置で待機するために、シートバー
の間隔が広がって接合不良が発生することを見出した。
【0009】本発明は、熱間圧延ラインの搬送方法にお
いて、加熱炉から仕上げ圧延機の間のラインに複数の材
料待機位置を設けて加熱炉から順次抽出されるバッチ圧
延材とエンドレス圧延材とを相互に適正な間隔を維持す
るように制御しながら搬送する際に、熱間圧延ラインの
最も下流の材料待機位置よりさらに下流に配設された材
料検出装置が先行するバッチ圧延材の最終材料を検出し
た時に、その実績時刻を測定し、あらかじめ設定されて
いる材料検出装置をバッチ圧延材の最終材料が通過する
予定時刻と実績時刻とを用いて後続する一連のエンドレ
ス圧延材が材料検出装置を通過する予定時刻を補正する
補正時間値を算出し、後続する一連のエンドレス圧延材
の先頭材料が熱間圧延ラインの最も下流の材料待機位置
より上流に存在する場合は、エンドレス圧延材が材料検
出装置を通過する予定時刻を補正時間値を用いて補正
し、後続する一連のエンドレス圧延材の先頭材料が熱間
圧延ラインの最も下流の材料待機位置より下流に存在す
る場合は、エンドレス圧延材の最終材料の次に圧延する
材料が材料検出装置を通過する予定時刻を補正時間値を
用いて補正して材料の搬送を制御する熱間圧延ラインの
搬送制御方法である。
【0010】
【発明の実施の形態】熱間圧延ラインの配置の例を図1
に示す。材料検出装置として仕上げ圧延機5の第1スタ
ンド6にロードセル(図示せず)を装着して材料の第1
スタンド6への噛み込みを検出する。先行するバッチ圧
延材の最終材料8が第1スタンド6への噛み込んだ時
に、後続する一連のエンドレス圧延材の先頭材料9が熱
間圧延ラインの最も下流の材料待機位置より上流にある
場合は、バッチ圧延材の最終材料8が第1スタンド6へ
噛み込んだ時刻をバッチ圧延材の最終材料8が通過した
実績時刻T02とし、バッチ圧延材の最終材料8が噛み込
む予定時刻T01と実績時刻T02との時間差T11=T01
02を算出し、さらにバッチ圧延材の最終材料8が噛み
込む予定時刻T01とエンドレス圧延材の先頭材料9が噛
み込む予定時刻T03との時間差T21=T01−T03を算出
する。次いでエンドレス圧延材の先頭材料9がバッチ圧
延材の最終材料8に追突しないための最小時間差をT31
としてT12=T11−(T21−T31)を算出する。こうし
て得られた補正時間値T12によってエンドレス圧延材の
先頭材料9が噛み込む予定時刻T03を補正する。
【0011】次にエンドレス圧延材の先頭材料9が噛み
込む予定時刻T03とエンドレス圧延材の2番目の材料10
が噛み込む予定時刻T04との時間差T22=T03−T04
算出し、さらにエンドレス圧延材の2番目の材料10がエ
ンドレス圧延材の先頭材料9に追突しないための最小時
間差をT32としてT13=T12−(T22−T32)を算出す
る。こうして得られた補正時間値T13によってエンドレ
ス圧延材の2番目の材料10が噛み込む予定時刻T04を補
正する。
【0012】こうして補正された予定時刻に各々の材料
が噛み込むように、材料待機位置に待機させるなどして
熱間圧延ラインの搬送を制御する。一方、先行するバッ
チ圧延材の最終材料8が第1スタンド6へ噛み込んだ時
に、後続する一連のエンドレス圧延材の先頭材料9が熱
間圧延ラインの最も下流の材料待機位置より下流にある
場合は、上記と同様に算出した噛み込み予定時刻の補正
時間値T12によって一連のエンドレス圧延材の最終材料
の次に圧延する材料が第1スタンド6に噛み込む予定時
刻を補正する。しかしエンドレス圧延材が第1スタンド
6に噛み込む予定時刻は補正しない。
【0013】最も下流の材料待機位置とは、熱間圧延ラ
インの配置によってそれぞれ異なるが、たとえば複数の
粗圧延機の間の搬送コンベア等のことを指す。なおここ
では、バッチ圧延材の最終材料8が第1スタンド6に噛
み込む予定時刻と実績時刻との時間差T11およびエンド
レス圧延材の先頭材料9がバッチ圧延材の最終材料8に
追突しないための最小時間差T31等を用いてエンドレス
圧延材の先頭材料9の噛み込み予定時刻の補正時間値を
算出する例を説明したが、本発明においては上述の方法
に限定せず、熱間圧延ラインの特性に応じた方法で予定
時刻の補正時間値を算出すれば良い。
【0014】また材料検出装置としてロードセルを仕上
げ圧延機5の第1スタンド6に装着した例について説明
したが、材料検出装置を設ける位置は第1スタンド6に
限定せず、熱間圧延ラインの最も下流の材料待機位置よ
り下流であれば良い。材料検出装置はロードセルに限定
せず、たとえば非接触式の熱片検出器(いわゆるHM
D)等を使用しても良い。
【0015】
【発明の効果】本発明では、バッチ圧延材とエンドレス
圧延材がライン上に載っている場合でもエンドレス圧延
材の接合不良や渋滞は発生せず、熱間圧延ラインの安定
した操業が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱間圧延ラインの配置の例を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
1 加熱炉 2 プレス機 3 粗圧延機 4 シートバーコイラー 5 仕上げ圧延機 6 仕上げ圧延機第1スタンド(材料検出装置を装着) 7 コイラー 8 バッチ圧延材の最終材料 9 エンドレス圧延材の先頭材料 10 エンドレス圧延材の2番目の材料 11 材料待機位置 12 材料待機位置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱間圧延ラインの搬送制御方法におい
    て、加熱炉から仕上げ圧延機の間のラインに複数の材料
    待機位置を設けて前記加熱炉から順次抽出されるバッチ
    圧延材とエンドレス圧延材とを適正な間隔を維持するよ
    うに制御しながら搬送する際に、前記熱間圧延ラインの
    最も下流の前記材料待機位置よりさらに下流に配設され
    た材料検出装置が先行する前記バッチ圧延材の最終材料
    を検出した時に、その実績時刻を測定し、あらかじめ設
    定されている前記材料検出装置を前記バッチ圧延材の最
    終材料が通過する予定時刻と前記実績時刻とを用いて後
    続する一連の前記エンドレス圧延材が前記材料検出装置
    を通過する前記予定時刻を補正する補正時間値を算出
    し、 後続する一連の前記エンドレス圧延材の先頭材料が前記
    熱間圧延ラインの最も下流の前記材料待機位置より上流
    に存在する場合は、前記エンドレス圧延材が前記材料検
    出装置を通過する予定時刻を前記補正時間値を用いて補
    正し、 後続する一連の前記エンドレス圧延材の先頭材料が前記
    熱間圧延ラインの最も下流の前記材料待機位置より下流
    に存在する場合は、前記エンドレス圧延材の最終材料の
    次に圧延する材料が前記材料検出装置を通過する前記予
    定時刻を前記補正時間値を用いて補正して材料の搬送を
    制御することを特徴とする熱間圧延ラインの搬送制御方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101701287B (zh) * 2009-10-28 2011-06-22 南京钢铁股份有限公司 加热炉自动等间距出钢控制方法
KR101237080B1 (ko) * 2011-03-29 2013-02-25 현대제철 주식회사 소재의 열간압연 방법
JP2019162657A (ja) * 2018-03-20 2019-09-26 Jfeスチール株式会社 抽出時間の調整方法及び抽出時間の決定方法

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