JP2001137618A - ろ過・乾燥装置 - Google Patents
ろ過・乾燥装置Info
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Abstract
を反転させることにより正確な位置での停止を可能と
し、接続配管の自動脱着やろ過槽内のモニタリングを可
能としたろ過・乾燥装置を提供する。 【解決手段】 円形胴部2の片側に円錐頂部3を有し、
円錐頂部3とは反対側において円形胴部2の底部内にろ
過板4を設け、回転軸6によって回転可能にしたろ過槽
1によりスラリーのろ過およびケーキの乾燥を行うろ過
・乾燥装置において、反転駆動機構によりろ過槽1を1
80°から360°の範囲で反転可能とするとともに反
転角度位置検出部材によりろ過槽の反転および停止位置
を制御している。
Description
ろ過、乾燥を連続して行うことのできるろ過・乾燥装置
に関するものである。
では種々の物質の製造、生成等を行っている。特に、ス
ラリー状物質の生成を行う場合には、ろ過槽においてス
ラリーをろ過してケーキを形成し、このケーキを乾燥し
て結晶や粉粒体を得ることが行われているが、各操作毎
にろ過槽や乾燥機等を各別に設けることは設備費が嵩む
ものである。また、ろ過作業が終了した物質をろ過槽か
ら乾燥機に移す場合には、その間に物質のロスを生ずる
ことが多く、作業手間もかかるものであった。
やすい結晶を扱う場合、上記のようにろ過作業や乾燥作
業等を装置を異にして行うことは製品全体の品質並びに
収率が下がり、時には結晶が破壊されて品位が落ちる欠
点を有していた。そこで、特公昭46−22201号や
特公昭52−15548号によって開示されるようにろ
過、乾燥作業を一台の装置で連続して行うことのできる
技術が提供されている。
とし、円筒胴部の底部内にはろ過板を形成したろ過槽を
使用するものであり、円形胴部は両側に設けた回転軸に
よって回転可能に軸支してある。
リー供給管を接続して円形胴部内にスラリーを供給す
る。そして、加圧あるいは減圧下のもとでろ過処理を行
えばスラリーはろ過板でろ過され、ろ過板上にはケーキ
が形成され、ろ液は円形胴部の下部に接続したろ液排出
管を通して排出される。
リーの供給を停止し、次にケーキの乾燥処理を行う。円
形胴部の周囲はジャケットで覆われた二重壁構造となっ
ており、ジャケット内には外部から熱水、熱風、蒸気等
の熱媒体が供給され、円形胴部を加熱するようになって
いる。
熱しつつ回転軸を中心にして回転させれば、ろ過板上に
形成されたケーキは円形胴部内を上下あるいは回転方向
に循環移動し、徐々に乾燥されて最終的に結晶あるいは
粉粒状物質が生成される。必要な時間、乾燥処理を行っ
た後、円錐頂部を下向きにして結晶あるいは粉粒状物質
を取り出す。尚、乾燥処理に先立って必要に応じてケー
キを洗浄し、不純物を洗い流し、洗浄後の液体はろ液排
出管を通して排出することが行われる。
乾燥装置においては、ろ過槽全体を一定の方向に連続回
転させるため、回転に支障となるスラリー供給管やろ液
排出管等はあらかじめろ過槽から取り外しておく必要が
あるが、乾燥作業が終わってろ過槽を停止させる時、回
転惰性によって垂直状態で停止させることができず、ろ
過槽が傾いた状態で停止することがある。
ため、ろ過槽を垂直状態とするために作業員がモータを
手作業で動かして正転あるいは逆転を繰り返してろ過槽
の位置制御を行う必要があり,これは重労働であった。
更には、ろ過槽の停止位置が不定であるとスラリー供給
管やろ液排出管等を自動的に装着することができず、そ
の都度、作業員が手作業で装着しなければならず、労働
負担が大きく、作業能率が悪いものであった。
を行うと、ろ過板が傾斜状態であるから、ケーキ厚はろ
過板にそって均一となることがなく、ろ過板の上方が薄
く、下方が厚く形成されることになる。従って、ケーキ
層の厚い部分のろ過効率が悪いとともにケーキを洗浄し
て不純物を洗い出す際、ケーキの厚い部分の洗浄効率が
悪くなっていた。
せるために接続配管を少なくする必要がある。このた
め、ジャケットに熱媒体を供給し、あるいは熱媒体を排
出するために一方の回転軸を二重管構造とし、例えば、
内管を熱媒体の供給管として使用し、外管を熱媒体の排
出管として使用しているが、この二重管は高価なもので
あるので、ろ過槽全体の価格が高くなる欠点を有してい
た。
ため、ろ過および真空乾燥中のろ過槽内の圧力、温度お
よびビデオカメラによる内部監視等の複数のモニタリン
グ用電気機器の配線を接続することができないものであ
った。
種々の問題点に鑑み、ろ過槽を反転させることにより正
確な位置での停止を可能とし、接続配管の自動脱着やろ
過槽内のモニタリングを可能としたろ過・乾燥装置を提
供することを目的とするものである。
ために本発明は、円形胴部2の片側に円錐頂部3を有
し、円錐頂部3とは反対側において円形胴部2の底部内
にろ過板4を設け、回転軸6によって回転可能に軸支し
たろ過槽1によりスラリーのろ過およびケーキの乾燥を
行うろ過・乾燥装置において、反転駆動機構によりろ過
槽1を回転軸6を中心にして片側垂直方向へ反転可能と
してある。
頂部3を有し、円錐頂部3とは反対側において円形胴部
2の底部内にろ過板4を設け、回転軸6によって回転可
能に軸支したろ過槽1によりスラリーのろ過およびケー
キの乾燥を行うろ過・乾燥装置において、反転駆動機構
によりろ過槽1を回転軸6を中心にして片側方向へ18
0°から360°の範囲で反転可能としてある。
頂部3を有し、円錐頂部3とは反対側において円形胴部
2の底部内にろ過板4を設け、回転軸6によって回転可
能に軸支したろ過槽1によりスラリーのろ過およびケー
キの乾燥を行うろ過・乾燥装置において、反転駆動機構
によりろ過槽1を回転軸6を中心にして片側垂直方向へ
反転可能とするとともに反転角度位置検知部材によりろ
過槽1の反転角度を制御可能としてある。
6に設けたピニオン11と、このピニオン11に噛み合
い、ろ過槽1の反転方向にそって水平方向に往復移動可
能なラック12としてあり、また、ろ過槽1の反転駆動
機構は、片側の回転軸6に設けたスプロケット18と、
このスプロケット18に掛け合わせたチェーン19とか
らなり、チェーン19の両端に連結した油圧シリンダー
20、21によりチェーン19を交互に逆方向へ回動さ
せることにより回転軸6を介してろ過槽1を片側垂直方
向へ反転可能としてあり、更に、ろ過槽1の反転駆動機
構は、無端状のチェーン19をスプロケット22、23
間に張設するとともに一方のスプロケット22を片側の
回転軸6に直結し、チェーン19には両ロッド形油圧シ
リンダー24を設け、チェーン19を交互に逆方向へ回
動させることによりろ過槽1を片側垂直方向へ反転可能
としてある。
6に設けた検出アーム15と、この検出アーム15の回
転方向にそって配設した複数のセンサー群からなるセン
サー16、17とにより制御可能としてあり、また、ろ
過槽1の反転角度位置は、ラック12に設けた検出突起
15aと、検出突起15aの往復移動方向にそって配設
したセンサー16、17によって制御可能としてあり、
更に、ろ過槽1の反転角度位置は、チェーン19に設け
た検出突起15aと、検出突起15aの往復移動方向に
そって配設したセンサー16、17とによって制御可能
としてあり、更にまた、ろ過槽1の反転角度位置は、回
転軸6に設けたエンコーダー25によって制御可能とし
てある。
ム26により熱媒体供給ホースおよび排出ホース、キャ
リァーガス供給ホース、ろ過槽1内の圧力や温度等を計
測する計器類や監視カメラ等の接続用ケーブル等をを巻
き取り可能としてある。
施の形態を詳細に説明する。図1は本発明ろ過・乾燥装
置の全体を示すものであり、同図において符号1はろ過
槽であって、円形胴部2の片側(図面においては上方)
に円錐頂部3を形成するとともに円錐頂部3の反対側に
おいて円形胴部2内の底部にはろ過板4を設け、円形胴
部2の外周はジャケット5で覆った二重壁構造とし、円
形胴部2の両側には回転軸6を突設し、各回転軸6は接
地面上に立設した支持架台7上の軸受8によって軸支す
る。
を接続してスラリーを円形胴部2内に供給する供給口9
を有するとともに円形胴部2の下部にはろ過後の液体を
排出するろ液排出管10が接続してある。尚、スラリー
供給口9は、ろ過後のケーキを乾燥して得られた結晶や
粉粒状物質等乾燥物の排出口を兼ねている。
スラリーを供給し、ろ過槽1内を加圧あるいは減圧した
状態でろ過処理を行い、ろ液はろ液排出管10に接続し
た配管(図示せず)を通して外部に放出する。ろ過板4
上に形成されたケーキは、ろ過槽1内を減圧した状態で
加熱しつつ攪拌して結晶あるいは粉粒状物質を生成し、
下方に向けた乾燥物排出口9(兼スラリー供給口)から
放出する。尚、乾燥工程に先立ってスラリー供給口9か
ら洗浄水を噴射してケーキの洗浄を行い、不純物を洗い
流すようにしてもよい。
ことは従来のろ過・乾燥装置の場合と同じであるが、本
発明においては、ろ過槽1内にスラリーを供給してろ過
処理を行った後にろ過板4上に形成されたケーキを乾燥
するに際し、ろ過槽1を回転軸6を中心にして垂直状態
から片側方向へ180°から最大360°の範囲で反転
可能としたことを特徴としている。
は、例えば、図1および図2に示すようにピニオン11
とラック12とからなる反転駆動機構を使用することが
できる。即ち、ピニオン11を片側の回転軸6に直結す
るとともにピニオン11に噛み合うラック12は油圧シ
リンダー13によりろ過槽1の反転方向にそって水平方
向へ往復移動可能としたものであり、ラック12は、支
持架台7に設けた摺動板14に載って案内され、滑らか
な移動ができるようになっている。
1は垂直状態から片側方向へ反転可能となっているが、
ろ過槽1の反転角度位置を検出するための検知部材を付
設し、ろ過槽1の反転、停止等を制御するようにしてあ
る。検知部材としては、例えば、検出アーム15と複数
のセンサー群からなるセンサー16、17を使用するこ
とができる。
するとともに支持架台7には検出アーム15の回転方向
にそって2箇所にセンサー16、17を配設しておく。
尚、検出アーム15は、供給口9を上向きとして垂直状
態としたろ過槽1の中心と平行となるように回転軸6に
立設して固定してあり、ろ過槽1の反転運動と同調する
ようになっている。
ンサー群16a、16b、16cおよび17a、17
b、17cによって構成されており、両センサー16、
17は、ろ過槽1の反転方向にそった半径方向に設けて
ある。ろ過槽1を180°の範囲で反転させる場合、図
3、図4に示すように、センサー16は垂直上方位置に
あり、また、センサー17は、垂直下方位置に設置す
る。
および180°位置にあるセンサー17aはろ過槽1の
半径方向における停止位置検出用であり、特に、センサ
ー16aはスラリー供給、ケーキ洗浄およびろ過位置検
出に使用され、センサー17aは乾燥物の排出位置検出
に使用される。また、センサー16bおよびセンサー1
7bはろ過槽1の反転検出用、センサー16cおよびセ
ンサー17cはろ過槽1の中速から高速または高速から
中速への切替え検出用である。
ためにろ過槽1を180°の範囲で反転させる場合のろ
過槽1の反転開始から停止までの各操作段階について順
に説明する。図1の状態でろ過槽1の供給口9にスラリ
ー供給管を接続するとともにろ液排出管10にはろ液放
出用の配管を接続する。この状態で円形胴部2内にスラ
リーを供給し、加圧あるいは減圧下のもとでろ過処理を
行う。ろ過時間は、スラリーの性状やスラリー量によっ
て任意に選択することができ、ろ過処理中、ろ液はろ液
排出管10から放出配管を通して外部に排出される。
厚のケーキを形成した後、ろ過槽1を反転しつつ減圧下
のもとでケーキの乾燥作業を行うが、ろ過槽1内を乾燥
させるための熱水、熱風、蒸気等の熱媒体は供給管路A
を通してジャケット5内に送り込まれる。ジャケット5
内を循環した熱媒体は、排出管路Bを通って外部に排出
される。また、乾燥中、キャリァーガスは供給管路Cを
通してろ過槽1内に送り込まれ、更には、ろ過槽1内の
減圧空気や乾燥蒸気等は、ろ液排出管10のバルブ10
aを通し、ロータリージョイントDを通して外部に放出
される。
供給管路C等は伸縮可能なフレキシブルホースが使用さ
れるので、ろ過槽1の反転にそって伸縮可能にたるませ
て取り付けられている。尚、乾燥処理に先立ってスラリ
ー供給管は供給口9から取り外され、ろ液排出管10に
接続したろ液放出用の配管も取り外される。
停止までの油圧ユニット側の反転操作状態を示し、各図
においてSVは電磁弁であり、SV1は高速反転用、S
V2は中速反転用およびSV3は低速反転用の電磁弁で
ある。また、SPは逆止弁を有する流動調整弁、aおよ
びbは信号ポートであり、aはラック12の前進方向、
bはラック12の後退方向を示している。
槽1が図1のように供給口9を上向きにして停止してい
る場合を、あるいは、供給口9(乾燥物排出口)が下向
きで停止している場合を示している。 図6に示すように、スタートボタンをオンにすると図
示しないオイルタンクから駆動オイルが電磁弁SV3を
通してシリンダー13に送り込まれ、ラック12が前進
するのでろ過槽1は図3において回転軸6を中心にして
右方に低速状態で反転を開始する。 次に、センサー16bが検出アーム15を検知する
と、図7に示すように電磁弁SV2が開いてろ過槽1は
中速移動となる。 更に、センサー16cが検出アーム15を検知する
と、図8に示すように、電磁弁SV1が開いてろ過槽1
は高速で移動する。 検出アーム15がセンサー17cに達して検知される
と、図7に示すように、電磁弁SV2が開いてろ過槽1
は中速移動になる。ここまではaポート信号である。 検出アーム15がセンサー17bに達すると信号ポー
トはaポートからbポートに切り替えられ図7の状態で
電磁弁SV2が開かれてラック12は中速状態で後退
し、ろ過槽1は前記とは逆方向に反転して移動する。 次に、検出アーム15がセンサー17cに達すると電
磁弁SV1が開いてろ過槽1は高速移動し、センサー1
6c位置においてろ過槽1は中速移動となる。 更に、検出アーム15がセンサー16b位置に達する
と信号ポートはbポートからaポートに切り替えられ、
電磁弁SV2が開いてラック12は中速状態で前進し、
ろ過槽1は前記とは逆方向に反転して移動する。乾燥中
は上記のからまでの工程が繰り返し行われる。
16aとセンサー17aとの間であるが、通常はセンサ
ー16bとセンサー17bとの間で反転を繰り返し、特
に、センサー16cとセンサー17cとの間では高速移
動し、ろ過槽1内でケーキの乾燥処理を行っている。そ
して、センサー16bと16cおよびセンサー17bと
17cとの間では移動速度を遅くすることにより、検出
アーム15がセンサー16bおよびセンサー17bに位
置した時、ろ過槽1が急速に停止することなく確実に反
転できるようにしてある。
ンサー17bの位置において検知され、自動的にあるい
は手動によって前記のスタートボタンをオフにすると検
出アーム15はセンサー17aに達し、ろ過槽1の反転
は停止する。この時、ろ過槽1は、乾燥物排出口(兼ス
ラリー供給口)9が下向きの状態となっているので、排
出口9を開放して乾燥物を放出する。
定の状態、即ち、スラリー供給口9を上向きの位置まで
反転させ、次のろ過および乾燥作業に備える。定位置へ
の反転動作もピニオン11とラック12を使用して自動
的に行われる。
転させ、乾燥作業を行う場合であるが、ろ過槽1を18
0°を越え360°の範囲で反転させる場合、例えば、
0°から270°の範囲で反転作業を行う場合には、前
記のセンサー17b、17cと同じセンサー17b1、
17c1を図9に示すように、センサー16(0°)か
ら270°の位置に設置する。
別の操作ボタンを設けてセンサー17a、17b、17
cを操作するようにし、ろ過槽1が270°の範囲で反
転を繰り返している時には操作ボタンによりセンサー1
7a、17b、17cは作動しないようにしておく。即
ち、ろ過槽1が反転作動中、センサー17a、17b、
17cは検出アーム15を検知しない状態となってい
る。
センサー16bとセンサー17b1との間で反転させ、
ろ過作業を行い、所定のろ過時間が経過した後、スター
トボタンをオフにすると、操作ボタンが働きセンサー1
7a、17b、17cが作動する。そして、検出アーム
15がセンサー17cおよび17bを通過してろ過槽1
の速度が遅くなり、センサー17aが検出アーム15を
検知することによりろ過槽1は停止し、乾燥物が排出可
能な位置となる。乾燥物の排出が終了するとろ過槽1
は、スラリー供給口9が上方位置になるまで反転し、セ
ンサー16aの地点で停止する。
合には、図10に示すように、センサー17b1、17
c1はセンサー16(0°)から360°の位置に設置
する。この時、センサー17b1は、センサー16aを
共用して使用してもよく、あるいは、センサー17b1
をセンサー16aに近い位置に設けるようにしてもよ
い。そして、270°反転の場合と同じ工程で乾燥作業
を行い、所定の時間経過後にろ過槽1を17aの位置で
停止させればよい。
を上にした垂直状態の位置から180°を越えて360
°の範囲で反転させる場合には、センサー16から18
0°を越えた必要な位置にセンサー17b1、17c1
を設置することにより、ろ過槽1を任意の反転角度で反
転させることができる。
や温度測定のための計器類のケーブルや監視カメラのケ
ーブル等を反転に支障なく接続可能である。この場合、
ケーブルは、回転軸6を設けたろ過槽1の側面に接続す
れば最適である。
ーキ量、加熱温度等によって選択されるが、ろ過槽1に
圧力や温度等の計器類を接続することによって外部にお
いて内部状況の計測が可能であり、また、ろ過槽1に監
視カメラを設置しておけば内部の状態を視認できるの
で、最適の圧力や温度、加熱時間等を選択することがで
きる。
アーム15に代わる検出突起15aを設け、この検出突
起15aの往復移動方向にそってセンサー16、17を
配設し、検出突起15aとセンサー16a〜16cおよ
びセンサー17a〜17cとの位置関係によってろ過槽
1の反転角度の検出、制御を行うようにしてもよい。
動機構の第2の実施形態を示すものであり、前記実施形
態と同じ部分は同じ符号を使用している。この実施形態
においてはチェーンによりろ過槽1を反転させるもので
ある。即ち、片側の回転軸6の一端にスプロケット18
を直結し、このスプロケット18にチェーン19を掛け
止め、チェーン19の両端にはそれぞれ油圧シリンダー
20、21を連結したものである。
動作および引き動作を交互に連動して行うようにしてあ
り、図示においてシリンダー20が送り動作を開始する
と同時にシリンダー21が引き動作を行えば、図12に
おいてチェーン19は右方向へ回動することになる。シ
リンダー20、21の反対動作によってチェーン19は
左方向へ回動する。この動作を連続して交互に行うこと
により、ろ過槽1は回転軸6を中心にして垂直方向へ反
転することになる。
前記の実施形態の場合と同じく各センサー16a〜16
cおよび17a〜17cによって検出アーム15を検知
することによりろ過槽1の反転角度位置を検出すること
になる。
同じく、チェーン19に検出突起15aを設けるととも
に検出突起15aの往復移動方向にそって3対のセンサ
ー群からなるセンサー16、17(図示せず)を適当な
間隔をおいて設置しておけば、検出突起15aとセンサ
ー16b、16cおよびセンサー17b、17cとの位
置関係によってろ過槽1は低速移動、中速移動よび高速
移動によって反転を繰り返す。
の実施形態を示すものである。この実施形態では無端状
のチェーン19を一対のスプロケット22、23間に張
設し、片側のスプロケット22は回転軸6に直結すると
ともにチェーン19の途中に公知の両側ロッド形の油圧
シリンダー24を設け、シリンダー24は支持架台7の
ような固定台に定置したものである。従って、シリンダ
ー24の両側のロッドを交互に出し入れすることにより
チェーン19は反転を繰り返し、ろ過槽1も反転するこ
とになる。尚、反転位置検出用の検知部材は、前記各実
施形態と同じである。
材の他の実施形態を示すものであり、前記各実施形態と
同じ部分は同じ符号を使用している。この実施形態にお
いては検出アーム15や検出突起15aおよびセンサー
16、17に代わるものとして片側の回転軸6の一端に
公知の回転位置検出器(エンコーダー)25を設置し、
エンコーダー25によって回転軸6の角度変移を検出す
ることによってろ過槽1の反転位置を制御するものであ
る。
ー16a〜16cおよびセンサー17a〜17cに相当
する角度を入力しておき、回転軸6を反転させれば、エ
ンコーダー25が反転角度位置を検出し、ろ過槽1の反
転操作を繰り返すことになる。尚、検出方法は、回転角
度に応じたパルスを出力し、カウント数を角度に変換す
ればよい。エンコーダー25を使用した場合における回
転軸6の反転駆動機構としては、前記の各実施形態にお
いて示したピニオン11とラック12やチェーン19等
を使用することができる。
ものであり、片側の回転軸6、例えば、検出アーム15
を設けた回転軸とは反対側の回転軸6に巻きドラム26
を取り付けたものである。前記のようにろ過槽1への熱
媒体の供給管路Aや排出管路B、キャリァーガス供給管
路C等は、途中、伸縮可能なホース27が使用される
が、ろ過槽1の反転に従ってホース27が飛び跳ねて回
りの装置や器具等にからまったり、ホースどうしがから
まる恐れがある。巻きドラム26によってホース27を
巻き取るようにすれば、ろ過槽1の反転動作に従ってホ
ース27は飛び跳ねたり、からまることがない。尚、こ
の巻きドラム26は、供給管路Aや排出管路B、キャリ
ァーガス供給管路C等のホース27の巻き取りに限ら
ず、前記した圧力や温度測定のための計器類の接続ケー
ブルや監視カメラのケーブル等の巻き取りにも使用可能
である。
1は回転軸6を中心にして片側方向へ反転可能とし、反
転角度位置および停止位置等は検知部材により検知して
制御するようにしたので、ろ過、乾燥工程を終了してろ
過槽1を停止した時、ろ過槽1を垂直状態とし乾燥物排
出口9は下向きの状態とすることができるので、乾燥物
の放出を容易、確実に行うことができる。特に、ろ過槽
1を180°から360°の範囲で反転させることによ
り、ケーキとろ過槽1との接触時間が長くなり、乾燥効
率が良くなるものである。
ば、スラリー供給口9が垂直上方を向くことになる。従
って、スラリー供給口9やろ液排出口10等の停止位置
の誤差を生じないので、スラリー供給管やろ液放出配管
等の自動脱着が可能であり、省力化が図られる。ろ過槽
1の停止位置が常に垂直状態であるので、ろ過板4は平
行状態となり、ろ過板4上に形成されたケーキは全体が
平均厚となるので、ろ過効率が良く、また、ケーキを洗
浄した時も均一に洗浄される。
速等の減速ゾーンを設けてあるので、ろ過槽1の停止の
ために余計な惰性力が加わることがなく、ろ過槽1をよ
り正確な停止位置で止めることが可能である。
させるようにしたので、ろ過槽1内と種々の計器類、監
視カメラの等をフレキシブルなケーブルで接続すれば、
ろ過槽1内の圧力や温度状態を計測可能であり、また、
ろ過槽1内をカメラで視認できるので、最適の状態でケ
ーキの乾燥処理を行うことができる。
図である。
る際の反転角度位置検知部材を設けたろ過槽の正面図で
ある。
けたセンサーの配列状態を示す図である。
ローチャートである。
トのフロチャートである。
トのフロチャートである。
トのフロチャートである。
0°の範囲に設けたセンサーの配列状態を示す図であ
る。
60°の範囲に設けたセンサーの配列状態を示す図であ
る。
正面図である。
示す正面図である。
態を示す正面図である。
ドラムを設けたろ過槽の正面図である。
熱媒体排出ホース、計器類のホース等を巻き取った状態
の正面図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 円形胴部2の片側に円錐頂部3を有し、
円錐頂部3とは反対側において円形胴部2の底部内にろ
過板4を設け、回転軸6によって回転可能に軸支したろ
過槽1によりスラリーのろ過およびケーキの乾燥を行う
ろ過・乾燥装置において、反転駆動機構によりろ過槽1
を回転軸6を中心にして片側方向へ反転可能として成る
ことを特徴とするろ過・乾燥装置。 - 【請求項2】 円形胴部2の片側に円錐頂部3を有し、
円錐頂部3とは反対側において円形胴部2の底部内にろ
過板4を設け、回転軸6によって回転可能に軸支したろ
過槽1によりスラリーのろ過およびケーキの乾燥を行う
ろ過・乾燥装置において、反転駆動機構によりろ過槽1
を回転軸6を中心にして片側方向へ180°から360
°の範囲で反転可能として成ることを特徴とするろ過・
乾燥装置。 - 【請求項3】 円形胴部2の片側に円錐頂部3を有し、
円錐頂部3とは反対側において円形胴部2の底部内にろ
過板4を設け、回転軸6によって回転可能に軸支したろ
過槽1によりスラリーのろ過およびケーキの乾燥を行う
ろ過・乾燥装置において、反転駆動機構によりろ過槽1
を回転軸6を中心にして片側方向へ反転可能とするとと
もに反転角度位置検知部材によりろ過槽1の反転角度を
制御可能として成ることを特徴とするろ過・乾燥装置。 - 【請求項4】 ろ過槽1の反転駆動機構は、片側の回転
軸6に設けたピニオン11と、このピニオン11に噛み
合い、ろ過槽1の反転方向にそって水平方向に往復移動
可能なラック12とから成ることを特徴とする請求項
1、2、3に記載するろ過・乾燥装置。 - 【請求項5】 ろ過槽1の反転駆動機構は、片側の回転
軸6に設けたスプロケット18と、このスプロケット1
8に掛け合わせたチェーン19とからなり、チェーン1
9の両端に連結した油圧シリンダー20、21によりチ
ェーン19を交互に逆方向へ回動させることにより回転
軸6を介してろ過槽1を片側方向へ反転可能としたこと
を特徴とする請求項1、2、3に記載するろ過・乾燥装
置。 - 【請求項6】 ろ過槽1の反転駆動機構は、無端状のチ
ェーン19をスプロケット22、23間に張設するとと
もに一方のスプロケット22を片側の回転軸6に直結
し、チェーン19には両ロッド形油圧シリンダー24を
設け、チェーン19を交互に逆方向へ回動させることに
よりろ過槽1を片側方向へ反転可能としたことを特徴と
する請求項1、2、3に記載するろ過・乾燥装置。 - 【請求項7】 ろ過槽1の反転角度位置は、片側の回転
軸6に設けた検出アーム15と、この検出アーム15の
回転方向にそって配設した複数のセンサー群からなるセ
ンサー16、17とにより制御可能として成ることを特
徴とする請求項1ないし6に記載するろ過・乾燥装置。 - 【請求項8】 ろ過槽1の反転角度位置は、ラック12
に設けた検出突起15aと、検出突起15aの往復移動
方向にそって配設したセンサー16、17によって制御
可能として成ることを特徴とする請求項1ないし6に記
載するろ過・乾燥装置。 - 【請求項9】 ろ過槽1の反転角度位置は、チェーン1
9に設けた検出突起15aと、検出突起15aの往復移
動方向にそって配設したセンサー16、17とによって
制御可能として成ることを特徴とする請求項1ないし6
に記載するろ過・乾燥装置。 - 【請求項10】 ろ過槽1の反転角度位置は、回転軸6
に設けたエンコーダー25によって制御可能として成る
ことを特徴とする請求項1ないし6に記載するろ過・乾
燥装置。 - 【請求項11】 ろ過槽1の回転軸6に設けたドラム2
6により熱媒体供給ホースおよび排出ホース、キャリァ
ーガス供給ホース、ろ過槽1内の圧力や温度等を計測す
る計器類や監視カメラ等の接続用ケーブル等をを巻き取
り可能として成ることを特徴とする請求項1ないし10
に記載するろ過・乾燥装置。 - 【請求項12】 ろ過槽1は、0°から180°の範囲
で反転可能としたことを特徴とする請求項1ないし11
に記載するろ過・乾燥装置。 - 【請求項13】 ろ過槽1は、0°から180°を越え
360°の範囲で反転可能としたことを特徴とする請求
項1ないし11に記載するろ過・乾燥装置。
Priority Applications (1)
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JP2000195875A JP2001137618A (ja) | 1999-09-03 | 2000-06-29 | ろ過・乾燥装置 |
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JP11-249779 | 1999-09-03 | ||
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