JP2001135371A - 圧接コネクタ - Google Patents

圧接コネクタ

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JP2001135371A
JP2001135371A JP31743899A JP31743899A JP2001135371A JP 2001135371 A JP2001135371 A JP 2001135371A JP 31743899 A JP31743899 A JP 31743899A JP 31743899 A JP31743899 A JP 31743899A JP 2001135371 A JP2001135371 A JP 2001135371A
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JP31743899A
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Tatsuya Maeda
達也 前田
Hiroki Osawa
寛樹 大澤
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業効率に優れた多段タイプの圧接コネクタ
を提供する。 【解決手段】 圧接に際しては、各圧接ブロック20の
圧接用開口23に電線35をセットするとともに、圧接
ブロック20同士を圧接用開口23と押込部24A,2
4Bとが対応するように重ね、この状態で全ての圧接ブ
ロック20を積層方向に押し潰すようにする。これによ
り、押込部24A,24Bに押された電線35が圧接端
子金具30の圧接刃33に圧接される動作が、全ての圧
接ブロック20においてほぼ同時に行われると共に、全
ての圧接ブロック20が積層状態となって組付けが完了
する。圧接と組付けが完了した圧接ブロック20は係止
片25と係止部26との係合によって分解不能に保持さ
れる。圧接が全ての圧接ブロック20において同時に行
われるとともに、圧接と同時に組付けも行われるので、
組付け効率に優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧接コネクタに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】圧接端子金具を積層配置した多段型の圧
接コネクタとして、特開平10−223299号公報に
開示されているものがある。これは、上下2段タイプの
ものであり、上段と下段の各コネクタハウジングに夫
々、圧接端子金具を挿入し、その各コネクタハウジング
について圧接治具を用いて個別に電線の圧接を行い、そ
の後、両コネクタハウジングを上下に重ねて組み付ける
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の圧接コネク
タは、各段毎に別個に圧接を行った後、組み付けるよう
になっていたため、工程数が多く、作業効率の点で改善
が望まれる。本願発明は上記事情に鑑みて創案され、作
業効率に優れた多段タイプの圧接コネクタを提供するこ
とを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、積層
可能な複数の圧接ブロックと、前記圧接ブロック内に設
けた圧接端子金具とを備え、前記圧接ブロックにおける
他の圧接ブロックとの2つの対向面のうちの一方には、
前記圧接端子金具の圧接刃を露出させるとともに電線の
受入を可能とする圧接用開口が形成されているととも
に、他方の対向面には、他の圧接ブロックの前記圧接用
開口内に進入して前記電線を前記圧接刃による圧接位置
へ押し込む押込部が突成されており、さらに、前記複数
の圧接ブロックを積層状態に保持可能な保持手段を備え
ている構成とした。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、圧接済みの前記複数の圧接ブロックを収容可能なハ
ウジングを備え、このハウジングには、前記圧接ブロッ
クを圧接方向に案内するガイド部が形成されている構成
とした。請求項3の発明は、請求項2の発明において、
前記ハウジングにおける前記圧接ブロックの収容口を覆
うカバーと、前記ハウジングに回動可能に支持されたレ
バーとを備え、このレバーのカム溝と前記カバーのカム
ピンとを係合してレバーを回動させることにより、前記
カバーが前記ハウジング内の前記圧接ブロックを圧接方
向へ押動する構成とした。
【0006】
【発明の作用及び効果】[請求項1の発明]圧接に際し
ては、各圧接ブロックの圧接用開口に電線をセットする
とともに、圧接ブロック同士を圧接用開口と押込部とが
対応するように重ね、この状態で全ての圧接ブロックを
積層方向に押し潰すようにする。これにより、押込部に
押された電線が圧接端子金具の圧接刃に圧接される動作
が、全ての圧接ブロックにおいてほぼ同時に行われると
共に、全ての圧接ブロックが積層状態となって組付けが
完了する。圧接と組付けが完了した圧接ブロックは保持
手段によって分解不能に保持される。圧接が全ての圧接
ブロックにおいて同時に行われるとともに、圧接と同時
に組付けも行われるので、組付け効率に優れる。
【0007】[請求項2の発明]圧接ブロックをハウジ
ングに収容すれば、そのガイド部により圧接時に圧接ブ
ロックが安定して移動できる。 [請求項3の発明]レバーによるカム作用によって圧接
ブロックを圧接するようにしたので、圧接端子金具の数
が多くて圧接抵抗が大きい場合でも、容易に圧接するこ
とができる。
【0008】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図8を参照して説明す
る。
【0009】本実施形態の圧接コネクタは、ハウジング
10、カバー40、レバー50、複数の圧接ブロック2
0を備えて構成されており、圧接後に、相手側コネクタ
Mのフード部Ma内に嵌入されるようになっている。
尚、フード部Maの左右両内側面には、後述するレバー
50との干渉を過回避するための逃がし凹部Mbが形成
されている。 [ハウジング10]ハウジング10は、合成樹脂製であ
り、全体として方形の箱状をなすとともに、後面と上面
がほぼ全域に亘って開放されている。上面の開口は圧接
ブロック20を収容するための収容口17となってい
る。ハウジング10の前壁には、上下左右に整列された
複数の端子受入口11が開口されており、この端子受入
口11においては、相手側コネクタMに設けた雄端子金
具(図示せず)が貫通してハウジング10内の圧接ブロ
ック20に挿入され、圧接ブロック20の圧接端子金具
30に接続されるようになっている。ハウジング10の
後壁には、その開口における左右両側縁に沿って上下方
向に延びる抜止めリブ12が形成されている。ハウジン
グ10の左右両側壁の内面には、夫々、上下方向に延び
るガイドリブ13(本発明の構成要件であるガイド部)
が形成されている。ハウジング10の下壁には、その前
後両端における左右方向中央を切欠することにより一対
の係止孔14が形成されている。同じく下壁には、後述
する圧接ブロック20の押込部24A,24Bを嵌入さ
せるための逃がし凹部15が形成されている。また、ハ
ウジング10の左右両外側面の上端部には、レバー50
を支持するための左右一対の支持軸16が突出形成され
ている。
【0010】[圧接ブロック20]圧接ブロック20
は、合成樹脂製であって全体として方形状をなし、その
前後寸法及び左右寸法は、ハウジング10内に前後左右
のガタ付きを生じることなく嵌入し得るように寸法設定
されている。かかる複数の圧接ブロック20は、上下に
積層した状態でハウジング10内にセットされ、その状
態で圧接と組付けが行われるようになっている。圧接ブ
ロック20の左右両側面には、ハウジング10のガイド
リブ13と嵌合可能な上下方向のガイド溝21が形成さ
れている。圧接ブロック20内には、圧接端子金具30
を収容するための左右一対のキャビティ22が形成され
ている。キャビティ22は圧接ブロック20の上面20
U(本発明の構成要件である上側の対向面)及び後面に
開口され、この上面20U側の開口部は、圧接端子金具
30の圧接刃33を圧接ブロック20の上方へ露出させ
るとともに電線35をキャビティ22内に受け入れるた
めの圧接用開口23とされている。また、各圧接ブロッ
ク20の下面20L(本発明の構成要件である下側の対
向面)には、前後で対をなす2つの押込部24A,24
Bが、その下側に位置される圧接ブロック20の左右両
キャビティ22と対応するように左右2組下向きに突成
されている。この押込部24A,24Bは、下側に位置
される圧接ブロック20のキャビティ22に嵌入するこ
とで電線35を圧接刃33との圧接位置まで押し下げる
ためのものであり、下側の圧接ブロック20に設けた圧
接端子金具30の圧接刃33を前後から挟むように配置
されている。前側の押込部24Aは、側方から視てほぼ
方形をなす。一方、後側の押込部24Bは、その前半部
分よりも後半部分の方が下方への突出寸法が大きく、そ
の前半部分から後半部分にかけて下面が傾斜している。
【0011】圧接ブロック20の下面には、その前後両
端縁における左右方向中央位置から下方へ突出する前後
一対の係止片25(本発明の構成要件である保持手段)
が形成されている。また、圧接ブロック20の前後両端
面には、上側に位置される圧接ブロック20の係止片2
5と係止可能な前後一対の係止部26(本発明の構成要
件である保持手段)が形成されている。係止片25の下
端には内向きに突出(前側の係止片25においては後側
へ突出し、後側の係止片25においては前側へ突出)す
る爪25Aが形成されている。爪25Aの下面は誘導斜
面25Bとされている。複数の圧接ブロック20を単に
重ね合わせた仮積層状態では、図4に示すように、誘導
斜面25Bが下側に位置される圧接ブロック20の係止
部26の上縁に当接することで、上下の圧接ブロック2
0の間で隙間が空く。また、この仮壁層状態から圧接ブ
ロック20に対して上下から挟むような押し潰し力を付
与すると、係止片25が誘導斜面25Bの傾斜により外
側へ弾性変形しつつ圧接ブロック20の互いに対向する
上面20Uと下面20Lが接近し、上面20Uと下面2
0Lがほぼ密着する本積層状態になったところで、係止
片25が弾性復帰してその爪25Aが係止部26に下か
ら係止し、もって圧接ブロック20同士の上下への分離
が規制される。この状態では、係止片25が下側に積層
されている圧接ブロック20を前後に挟むことにより、
圧接ブロック20間の前後方向の遊動が規制される。ま
た、係止片25の左右両面が係止部26の内側面に当接
することにより、圧接ブロック20間の左右方向の遊動
も規制される。
【0012】キャビティ22の左右内側面には、前後方
向ほぼ中央に位置して上下方向に延びる左右一対の圧入
溝27が形成されている。また、キャビティ22の後端
の開口縁は、図8に示すように、後方から視てひょうた
ん形をなす電線保持溝28とされている。電線保持溝2
8は、その上下方向中央の幅狭部28Aを境として上側
が仮保持部28B、下側が正規保持部28Cとされてい
る。仮保持部28Bと正規保持部28Cは、電線35の
外径とほぼ同じ径の弧状面によって形成されており、仮
保持部28Bの高さは圧接刃33に圧接された状態の電
線35よりも高い位置とされ、正規保持部28Cは圧接
状態の電線35よりも低い位置とされている。また、仮
保持部28Bよりも上側は、上方に向かってテーパ状に
広がる誘導部28Dとされている。さらに、キャビティ
22の内底面における圧入溝27よりも少し前方の位置
には、電線35の端末部を上から差し込むための差込孔
29が形成されている。また、キャビティ22の前端部
には、圧接ブロック20の前端面に開口する端子嵌合口
22Aが形成されている。
【0013】[圧接端子金具30]圧接端子金具30
は、所定形状に打ち抜いた金属板材を曲げ加工したもの
であり、前端部には、前後両端面が開放された角筒形を
なす嵌合部31が形成されているとともに、前後方向中
央位置には、底板32の後端縁から上方へ立ち上がる圧
接刃33が形成されている。この圧接刃33の左右両側
外縁を圧入溝27に圧入することにより、圧接端子金具
30がキャビティ22内に固定されている。また、底板
32における圧接刃33と嵌合部31との間の位置に
は、差込孔29と整合する貫通孔34が形成されてい
る。尚、圧接ブロック20を上下に積層した状態では、
上記圧接ブロック20の下面の前側の押込部24Aが嵌
合部31と圧接刃33との間に位置し、後側の押込部2
4Bが圧接刃33よりも後方に位置するようになってい
る。
【0014】[カバー40]カバー40は、ハウジング
10に対しその上面の開口(圧接ブロック20の収容
口)を覆うように取り付けられる。カバー40の下面に
は、圧接ブロック20の下面20Lの押込部24A,2
4B及び係止片25と同じ形状及び配置の押込部41
A,41B及び係止片42が形成されている。また、カ
バー40の厚さ方向(上下方向)における下半部分の左
右両側面には、ハウジング10のガイドリブ13と嵌合
可能なガイド溝43が形成されている。カバー40の厚
さ方向における上半部分の周縁部は下半部分よりも外側
へ張り出していて、これがハウジング10の上面(収容
口の口縁)に当接するストッパ44となっている。さら
に、カバー40の上半部分の左右両側面には、軸線を左
右方向に向け、且つ互いに同軸とした左右一対のカムピ
ン45が突出形成されている。
【0015】[レバー50]レバー50は、左右方向に
延びる操作部51の両端から一対のアーム部52を突成
した門型形状をなし、アーム部52の延出端に近い部分
をハウジング10の支持軸16に嵌合させることによっ
て取り付けられている。かかるレバー50は、支持軸1
6を支点として、操作部51を支持軸16のほぼ真上に
位置させるように起立した待機位置(図1、図2及び図
4を参照)と、この待機位置から後方へ倒して操作部5
1を支持軸16の後方に位置させる圧接位置(図3及び
図5を参照)との間での回動を可能とされている。アー
ム部52の内面には、カム溝53が形成されている。こ
のカム溝53は、レバー50の回動中心を支点とする渦
巻き状をなし、レバー50を待機位置とした状態では、
カム溝53の入り口にカバー40のカムピン45が嵌合
されるようになっている。そして、カムピン45をカム
溝53に係合させた状態でレバー50を待機位置から圧
接位置へ倒すように回動操作すると、カムピン45とカ
ム溝53の係合によるテコ作用により、比較的小さい操
作力でカバー40を下方へ変位させることができるよう
になっている。
【0016】[実施形態の作用]圧接と組付けの手順
は、次のとおりである。まず、図6及び図7に示すよう
に、圧接端子金具30が取り付けられている各圧接ブロ
ック20に対し、電線35をセットする。このとき、下
向きにした電線35の端末を圧接端子金具30の貫通孔
34を通してキャビティ22の差込孔29に差し込み、
その差し込んだ電線35を後方へ倒して圧接刃33の上
縁に載せるとともに、電線保持溝28の仮保持部28B
に嵌合させる。これにより、電線35が圧接ブロック2
0に仮保持状態にセットされ、図7に示すように、電線
35の圧接刃33に載せた部分のみが圧接ブロック20
の上面よりも少し突出するとともに、キャビティ22の
後方から電線35がほぼ水平方向へ引き出された状態と
なる。
【0017】次に、かかる圧接ブロック20をハウジン
グ10にセットする。このとき、圧接ブロック20はハ
ウジング10の上面の収容口17から落とし込むとも
に、ガイド溝21をガイドリブ13に嵌合させる。全て
の圧接ブロック20をハウジング10内にセットする
と、最も下の圧接ブロック20の係止片25がその誘導
斜面25Bをハウジング10の係止孔14の孔縁に当接
させるため、その圧接ブロック20の下面とハウジング
10の下面との間には隙間が空く。また、上下に重なる
圧接ブロック20同士の間においても、上側の圧接ブロ
ック20の係止片25がその誘導斜面25Bを下側の圧
接ブロック20の係止部26の上縁に当接させることに
より、圧接ブロック20間にも隙間が空く。この状態で
は、図4に示すように、前側の押込部24Aの後端下縁
が下側の圧接ブロック20の電線35に対してほぼ当接
するとともに、後側の押込部24Bの傾斜した下面が電
線35の圧接刃33から斜め下方を向いた部分に対して
上からほぼ当接するが、この段階では、電線35はまだ
押し下げられない。
【0018】この後、ハウジング10内にセットした最
上端の圧接ブロック20に載せるように、カバー40を
セットする。このとき、上記の圧接ブロック20同士の
場合と同様に、カバー40の下面の押込部41A,41
Bを最上段の圧接ブロック20の電線35に対してほぼ
当接させるとともに、係止片42を最上段の圧接ブロッ
ク20の係止部26に当接させる。この状態では、係止
片42が係止部26に係合することにより、カバー40
の前後左右の遊動が規制される。
【0019】また、レバー50は、その操作部51が上
に位置する姿勢にするとともに、カム溝53の入り口に
カムピン45を嵌合させる。この状態からレバー50を
回動させると、カムピン45とカム溝53の係合による
カム作用によりカバー40が可動し、カバー40とハウ
ジング10の底面との間で挟まれている圧接ブロック2
0同士の上下の隙間が小さくなり、電線35が圧接され
つつ積層状態に至る。圧接の過程では、上段側の圧接ブ
ロック20の押込部24A,24B又はカバー40の押
込部41A,41Bが、その下側に位置する圧接ブロッ
ク20の電線35を上から押すため、押された電線35
は、圧接刃33の間に押し込まれ、電線35の樹脂被覆
が圧接刃33により切開されるとともに芯線が圧接刃3
3に接触して導通可能な状態となる。また、電線保持溝
28においては、電線35が後側の押込部24Bで押さ
れることにより、仮保持部28Bから正規保持部28C
へと移動する。
【0020】さらに、圧接が完了した状態では、各係止
片25,42が夫々対応する各係止部26又は係止孔1
4と係合し、これにより、圧接ブロック20同士が上下
方向の離間を規制されるとともに、最下段の圧接ブロッ
ク20がハウジング10に対して上動規制され、さら
に、カバー40が最上段の圧接ブロック20に対して上
方への遊動を規制される。即ち、ハウジング10内にお
いては、複数の圧接ブロック20同士が積層状態に保持
されるとともに、この積層した複数の圧接ブロック20
がハウジング10に対して遊動規制され、さらに、カバ
ー40がハウジング10に対して組み付け状態に保持さ
れるのである。
【0021】また、ハウジング10内における圧接ブロ
ック20は、そのガイド溝21をガイドリブ13に嵌合
させることで姿勢を傾けることなく平行に下動すること
ができる。これにより、押込部24A,24B,41
A,41Bによる電線35の押し下げ動作が適切に行わ
れ、ひいては圧接刃33に対する電線35の圧接動作が
適切に行われる。 [実施形態の効果]上述のように、本実施形態では、隙
間を空けて積層した複数の圧接ブロック20を押し潰す
ようにすることで、全ての圧接ブロック20における電
線35の圧接動作がほぼ同時に行われるとともに、圧接
ブロック20を隙間なく積層した状態に組み付けられ、
さらに組付け状態に保持されるようにした。即ち、圧接
が全ての圧接ブロック20において同時に行われるとと
もに、圧接と同時に組付けも行われるので、作業効率が
よい。
【0022】また、圧接、積層時における圧接ブロック
20の移動の際には、ガイド溝21とガイドリブ13に
よって圧接ブロック20の姿勢を安定させつつ移動させ
ることができるので、動作の円滑化が実現できる。ま
た、レバー50を用いてカム作用により圧接ブロック2
0を圧接するととも組み付けるようにしたので、小さい
操作力でも、確実に圧接及び組付けの動作を実現するこ
とができる。 [他の実施形態]本発明は上記記述及び図面によって説
明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次の
ような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さら
に、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更し
て実施することができる。
【0023】(1)上記実施形態では圧接用開口を圧接
ブロックの上側の対向面に形成するとともに押込部を圧
接ブロックの下側の対向面に形成したが、本発明によれ
ば、圧接用開口と押込部は上下逆の位置に形成してもよ
く、また上下双方の対向面に圧接用開口と押込部の両方
を形成してもよい。 (2)上記実施形態では保持手段を圧接ブロックに形成
したが、本発明によれば、圧接ブロックとは別個の例え
ばバンド等の部品を保持手段としてもよい。
【0024】(3)上記実施形態では圧接をレバーによ
るカム作用を利用して行ったが、本発明によれば、レバ
ーによらずにプレスによって行ってもよい。 (4)上記実施形態では圧接ブロックの圧接をハウジン
グ内で行ったが、本発明によれば、ハウジング以外の専
用の治具を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の圧接前の状態を示す分解斜視図
【図2】圧接ブロックをハウジングにセットした状態を
示す斜視図
【図3】組付け済みの圧接コネクタと相手側コネクタと
の嵌合前の状態を示す斜視図
【図4】圧接ブロックをハウジングにセットした状態を
示す断面図
【図5】圧接が済んだ状態を示す断面図
【図6】圧接ブロックの斜視図
【図7】圧接ブロックの断面図
【図8】圧接ブロックの背面図
【符号の説明】
10…ハウジング 13…ガイドリブ(ガイド部) 17…収容口 20…圧接ブロック 20U…上面(上側の対向面) 20L…下面(下側の対向面) 23…圧接用開口 24A,24B…押込部 25…係止片(保持手段) 26…係止部(保持手段) 30…圧接端子金具 33…圧接刃 35…電線 40…カバー 45…カムピン 50…レバー 53…カム溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層可能な複数の圧接ブロックと、 前記圧接ブロック内に設けた圧接端子金具とを備え、 前記圧接ブロックにおける他の圧接ブロックとの2つの
    対向面のうちの一方には、前記圧接端子金具の圧接刃を
    露出させるとともに電線の受入を可能とする圧接用開口
    が形成されているとともに、 他方の対向面には、他の圧接ブロックの前記圧接用開口
    内に進入して前記電線を前記圧接刃による圧接位置へ押
    し込む押込部が突成されており、 さらに、前記複数の圧接ブロックを積層状態に保持可能
    な保持手段を備えていることを特徴とする圧接コネク
    タ。
  2. 【請求項2】 圧接済みの前記複数の圧接ブロックを収
    容可能なハウジングを備え、このハウジングには、前記
    圧接ブロックを圧接方向に案内するガイド部が形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の圧接コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記ハウジングにおける前記圧接ブロッ
    クの収容口を覆うカバーと、前記ハウジングに回動可能
    に支持されたレバーとを備え、このレバーのカム溝と前
    記カバーのカムピンとを係合してレバーを回動させるこ
    とにより、前記カバーが前記ハウジング内の前記圧接ブ
    ロックを圧接方向へ押動する構成としたことを特徴とす
    る請求項2記載の圧接コネクタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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