JP2001134041A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP2001134041A JP2000248756A JP2000248756A JP2001134041A JP 2001134041 A JP2001134041 A JP 2001134041A JP 2000248756 A JP2000248756 A JP 2000248756A JP 2000248756 A JP2000248756 A JP 2000248756A JP 2001134041 A JP2001134041 A JP 2001134041A
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大輔 小林
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弘之 井上
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一義 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数色のカラー画像を記録媒体に記録するカ
ラー電子写真プリンタ等の画像記録装置に関し、特に各
カラー画像の印刷位置精度を確保するための位置補正を
行う。 【解決手段】 複数色K、Y、M、Cのカラー画像を記
録媒体に記録するカラー画像記録装置1では、搬送路に
沿って記録媒体を搬送する搬送ベルト12と、搬送路中
の記録媒体に対して順次に異なる色のカラー画像を形成
する4組の印刷機構2K、2Y、2M、2Cと、これら
の印刷機構により記録されたカラー画像の各色間の色ず
れ量を検出するための反射強度検出機構24とを備えて
いる。各印刷機構2K、2Y、2M、2Cによる記録媒
体への印刷位置は、反射強度検出機構24を介して検出
された色ずれ量に応じて補正できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数色のカラー
画像を記録媒体に記録するカラー電子写真プリンタ等の
画像記録装置に関し、特に各カラー画像の印刷位置精度
を確保するための位置補正を行なう画像記録装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】カラー電子写真プリンタ等のカラー画像
記録装置では、ライン状に配列された記録素子を画像形
成手段とする複数のプロセスユニットが用いられる。タ
ンデム方式のカラー画像記録装置は、このようなプロセ
スユニットを4個並べて、それぞれイエロー(Y)、マ
ゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各画像
形成手段として、搬送ベルト上に静電吸着されて搬送さ
れてきた用紙に、順次トナー画像を転写するものであ
る。このようなカラー画像記録装置では、1回の通紙で
4色の画像を同時に印刷できることから、印刷の高速化
が可能である。
【0003】特に、小型LEDヘッド等を記録素子とす
るプロセスユニットでは、機械的に固定されたラインヘ
ッドを、画像形成手段であるイメージドラムユニットと
組み合わせて配置することによって、装置全体を小型化
することが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のカラー画像記録装置では、装置を構成するユニ
ット部品等の加工精度や、記録ヘッドの装置への取り付
け精度等の関係で、各記録ヘッドとイメージドラムユニ
ットとの間の位置ずれを防ぐことが難しく、記録媒体に
対する印刷位置が一定しない。このため、イエロー、マ
ゼンタ、シアン、ブラックの各トナー画像をライン単位
で順次重ね合わせてカラー画像を転写する際に、各色間
で印刷位置ずれ(色ずれ)が生じるという問題があっ
た。
【0005】こうした色ずれは、搬送ベルトの搬送方向
と直交する左右方向に記録ヘッドの取付け位置がずれて
いれば、LED等の記録素子の配列方向(主走査方向)
での色の重ね合わせずれとなり、前後方向に取付け位置
がずれているときには主走査方向での色の重ね合わせず
れとなる。また、各ラインの取付け位置が主走査方向に
ついて不均一に傾いている場合には、搬送方向に対して
斜めの方向についても色の重ね合わせずれが発生する。
【0006】このように従来のカラー画像記録装置は、
主走査方向、副走査方向、或いは斜め方向で印刷機構部
の取り付け位置がずれると、印刷位置にずれが生じて、
それが各色間での色ずれとなる。そして、このような色
ずれの大きさ(色ずれ量)は種々な原因で時間とともに
変化するので、カラー画像の印刷における経時的な劣化
の原因にもなっていた。
【0007】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、その目的は、各色間の画像の色
ずれを検出して、印刷位置ずれを補正することで安定し
たカラー画像の印字を可能とする画像記録装置を提供す
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る画像記録
装置は、複数色のカラー画像を記録媒体に記録する画像
記録装置において、搬送路に沿って記録媒体を搬送する
搬送手段と、搬送路中の記録媒体に対して順次に異なる
色のカラー画像を形成する少なくとも2組以上の画像形
成手段と、画像形成手段により記録された検出用パター
ンから各色間の色ずれ量を検出する色ずれ検出手段と、
各画像形成手段による記録媒体への印刷位置を、色ずれ
量に応じて補正する印刷位置補正手段とを備えたもので
ある。
【0009】また、この発明に係る画像記録装置におけ
る色ずれ検出手段では、検出用パターンの反射強度を測
定することによって色ずれ量を検出するものである。
【0010】また、この発明に係る画像記録装置では、
記録媒体上に光の反射率が最も小さい色のカラー画像を
形成する画像形成手段が、搬送路の最も上流側に配置さ
れていてもよい。
【0011】また、この発明に係る画像記録装置では、
記録媒体上に光の反射率が最も小さい色のカラー画像を
形成する画像形成手段が、搬送路の最も下流側に配置さ
れていてもよい。
【0012】また、この発明に係る画像記録装置におけ
る搬送手段が、記録媒体を吸着して搬送する搬送ベルト
であって、色ずれ検出手段では、画像形成手段によって
搬送ベルトの表面に主走査方向、副走査方向、及び斜め
方向の検出用パターンのうち、少なくとも一つを印刷し
て、各色毎の色ずれ量を検出するものである。
【0013】また、この発明に係る画像記録装置におけ
る検出用パターンが、縞状のパターンを一単位とする複
数ブロックから構成されるとともに、基準位置に配置さ
れた画像形成手段によって印刷されるパターンと、他の
画像形成手段によって印刷されるパターンとが、各ブロ
ックでそれぞれ異なる位置ずれをもって重なり合うよう
に構成されているものである。
【0014】また、この発明に係る画像記録装置におけ
る色ずれ検出手段では、搬送手段を構成する搬送ベルト
の表面に画像形成手段のいずれか一つによって形成され
た基準パターンに基づいてキャリブレーションが実施さ
れるものである。
【0015】また、この発明に係る画像記録装置におけ
る色ずれ検出手段では、斜め方向の検出用パターンから
反射強度を測定する一対の検出機構と、これら検出機構
が切り替えて接続され、反射強度を交互に読み取る読み
取り回路とを備えたものである。
【0016】また、この発明に係る画像記録装置では、
斜め方向の検出用パターンが、搬送手段を構成する搬送
ベルトの表面であって、その左右方向の端部に互い違い
に印刷されているものである。
【0017】また、この発明に係る画像記録装置におけ
る色ずれ検出手段では、検出精度の異なる複数の検出用
パターンが形成され、印刷位置補正手段によって多段階
での印刷位置の補正がなされるものである。
【0018】さらに、この発明に係る画像記録装置にお
ける搬送手段では、記録媒体をその種類に応じて複数の
印刷スピードに切り替えて搬送する切り替え手段を備
え、色ずれ検出手段では、印刷スピード毎に検出された
主走査方向、副走査方向、及び斜め方向の色ずれ量のう
ち、少なくとも一つを記憶する記憶手段を備えているも
のである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照して、
この発明の実施の形態について説明する。
【0020】実施の形態1 図1は、実施の形態1におけるカラー画像記録装置の構
成を示すブロック図である。
【0021】図1において、カラー画像記録装置1に
は、4つの独立した印刷機構(イメージドラムユニッ
ト)2K,2Y,2M,2Cが記録媒体の挿入側から排
出側へ向かう搬送路に沿って配置されている。これらの
印刷機構2K,2Y,2M,2Cの並び順については、
後に実施の形態5において説明するように、順不同であ
っても良いが、ここでは以下の説明を行なう便宜上、2
K,2Y,2M,2Cの順序で記録媒体の挿入側から排
出側に並べられているものとする。
【0022】印刷機構2K〜2Cは、ブラックK、イエ
ローY、マゼンタM、シアンCの画像を記録するための
電子写真式LEDプリント機構である。いずれの印刷機
構2K〜2Cも、画像データにしたがって感光体を露光
するLEDヘッド3を備えた画像形成部2と、トナー画
像を記録媒体に転写する転写ローラ4K〜4Cとからな
る同一構成のものである。図1では、重複を避けるため
に、一部の符号の記載を省略しているが、いずれの画像
形成部2も、静電潜像を形成するLEDヘッド3、帯電
ローラ5、この帯電ローラ5により表面が一様に帯電さ
れる感光体6、及びトナー画像を形成するための現像部
を構成する現像ローラ7、現像ブレード8、スポンジロ
ーラ9、トナーカートリッジ10等を含んで構成されて
いる。
【0023】まず、印刷機構2Kでのブラックトナーに
よる画像形成について説明する。トナーカートリッジ1
0Kから供給されたトナーは、スポンジローラ9Kを経
て現像ブレード8Kに達し、現像ローラ7Kの円周面上
に薄層化された後、感光体6Kとの接触面に達する。ト
ナーは薄層形成時に現像ローラ7Kと現像ブレード8K
に強く擦られて摩擦帯電されている。スポンジローラ9
Kはトナーを適量現像ブレード8Kに搬送させるための
ものである。
【0024】LEDヘッド3Kは、その詳細は図示して
いないが、LEDアレイと、このLEDアレイを駆動す
るドライブICと、印刷データ等を保持するレジスタ群
を搭載した基板と、LEDアレイの光を集光するレンズ
アレイとから構成されている。このLEDヘッド3Kで
は、インタフェース部から入力される画象データ信号に
対応してLEDアレイを発光させることで、感光体6K
の表面を露光して、そこに静電潜像を形成することがで
きる。感光体6Kの静電潜像には、現像ローラ7Kの円
周面上から静電気力によってトナーが移動して付着し、
印刷データに対応したトナー像が形成される。また、感
光体6Kと転写ローラ4Kの間には、後述する搬送ベル
ト12が移動可能に配設されている。
【0025】イエロー、マゼンタ、シアンの各印刷機構
2Y〜2Cは、いずれもブラックの印刷機構2Kと同様
な構成であって、各感光体6と転写ローラ4Y〜4Cの
間には搬送ベルト12が移動可能に配設されている。そ
して、印刷機構2Kのトナーカートリッジ10Kにはブ
ラック(K)のトナーが収容され、印刷機構2Yのトナ
ーカートリッジ10Yにはイエロー(Y)のトナーが収
容され、印刷機構2Mのトナーカートリッジ10Mには
マゼンタ(M)のトナーが収容され、印刷機構2Cのト
ナーカートリッジ10Cにはシアン(C)のトナーが収
容されている。
【0026】印刷機構2KのLEDヘッド3Kにはカラ
ー画像信号のうちブラック画像信号が入力され、印刷機
構2YのLEDヘッド3Yにはカラー画像信号のうちイ
エロー画像信号が入力され、印刷機構2MのLEDヘッ
ド3Mにはカラー画像信号のうちマゼンタ画像信号が入
力され、印刷機構2CのLEDヘッド3Cにはカラー画
像信号のうちシアン画像信号が入力される。また、ここ
には感光体表面の除電を行なう除電光源11K,11
Y,11M,11Cがそれぞれの印刷機構2K〜2Cの
現像部と転写部の間に取り付けられている。
【0027】搬送ベルト12は、継目なしのエンドレス
状に形成されている高抵抗の半導電性プラスチックフィ
ルムからなり、駆動ローラ13、従動ローラ14に巻き
掛けられている。駆動ローラ13は図示しないベルトモ
ータに接続され、このモータにより駆動ローラ13を矢
印f方向に回転する。搬送ベルト12の上面部は各印刷
機構2K〜2Cの感光体6と各転写ローラ4K〜4Cと
の間に掛け渡されている。
【0028】また、図1においてカラー画像記録装置1
の右下側には、搬送路に用紙を供給するための給紙機構
が設けられている。この給紙機構はホッピングローラ1
6とレジストローラ17と用紙収容カセット19とから
なる。この用紙収容カセット19に収納されている記録
媒体である用紙Sが図示しない弁別手段により1枚づつ
選択され、ホッピングローラ16により取り出されて、
ガイド20に案内されてレジストローラ17に達する。
ここでは、用紙Sが斜め送りされた場合に、用紙Sのス
キューがレジストローラ17と相対するピンチローラ1
8とによって修正されるようになっている。その後、用
紙Sはレジストローラ17から吸着ローラ15と搬送ベ
ルト12との間に導かれる。吸着ローラ15では、用紙
Sを従動ローラ14との間で圧接するとともに帯電し、
その用紙Sを搬送ベルト12の上面に静電吸着させるも
のである。
【0029】21、22はそれぞれレジストローラ17
の前後位置に配置され、用紙Sを検知するためのセンサ
である。駆動ローラ13側の搬送ベルト12の左方に
は、搬送ベルト12からの分離に失敗した用紙Sをチェ
ックし、或いは用紙Sの後端位置を検出するためのセン
サ23が設けてある。また、駆動ローラ13の下方であ
って、その所定の回転角度位置には、搬送ベルト12と
対向して反射強度検出機構24が設けられている。この
反射強度検出機構24は、後に詳述するような発光素子
と受光素子とから構成され、受光素子で受光した光に基
づいて搬送ベルト12表面、或いはそこに印刷されたカ
ラートナーの反射強度に比例した出力を得ることができ
る。
【0030】また、搬送ベルト12の下面部には、張設
ローラ31とクリーニングブレード32と廃トナータン
ク33からなるクリーニング機構があって、張設ローラ
31とクリーニングブレード32が搬送ベルト12の下
半部12bを挟むように、それぞれ対向する位置に設け
られている。張設ローラ31は、矢印g方向に搬送ベル
ト12を押し下げている。クリーニングブレード32
は、可撓性のゴム材又はプラスチック材からなり、搬送
ベルト12の上半部12aで表面に付着残留したトナー
を廃トナータンク33に削り落とすことができる。
【0031】図2、図3は、上述した反射強度検出機構
24の取り付け位置を示す図である。図2では、LED
等の記録素子の配列方向(主走査方向)、及び搬送ベル
ト12の搬送方向(副走査方向)での色ずれを検出する
ための反射強度検出機構24が取り付けられる位置を示
している。また、図3は同じく主走査方向に対して斜め
方向の色ずれを検出するための一組の反射強度検出機構
24R,24Lの取り付け位置を示すものである。
【0032】図において、ベルト走行方向の前後方向が
副走査方向であり、ベルト走行方向に向かって左右方向
が主走査方向である。反射強度検出機構24は、搬送ベ
ルト12に対して主走査方向のほぼ中央位置に配置さ
れ、反射強度検出機構24R,24Lは、搬送ベルト1
2に対して主走査方向の左右端部であって、用紙の搬送
方向と直交する直線上に、それぞれ配置されている。さ
らに、図2、図3に示すヒートローラ25は、トナー画
像が転写された用紙Sにトナー画像を定着するための定
着機構を構成するものである。
【0033】この定着機構は、図1に示すように搬送ベ
ルト12の駆動ローラ13側に設けられたセンサ23の
更に左方に配置され、用紙S上のトナーを加熱するヒー
トローラ25と、ヒートローラ25と一体になって用紙
Sを加圧する加圧ローラ26を有する。ヒートローラ2
5の更に左方には排出センサ27が設けられており、定
着機構におけるジャムや用紙Sのヒートローラ25への
巻き付きを監視している。この排出センサ27の左方に
は排出口が形成され、排出口の外側には排出スタッカ2
8が設けられている。排出スタッカ28には印刷済みの
用紙Sが排出される。
【0034】つぎに、印刷位置の補正制御について説明
する。
【0035】図4は、主走査方向及び副走査方向での印
刷位置を補正するための印刷制御回路の構成を示すブロ
ック図である。図4において、符号K,Y、M、Cはブ
ラック、イエロー、マゼンタ、シアンの各印刷機構2K
〜2Cにおける画像形成部2との対応を示すために付記
されている。
【0036】図4において、ホストインタフェース部5
0は図示しないホストコンピュータとの物理的階層のイ
ンタフェースを担う部分であり、コネクタ及び通信用の
チップで構成される。コマンド/画像処理部51はホス
ト側からのコマンド及び画像データを解釈し、あるいは
ビットマップに展開する部分であって、マイクロプロセ
ッサ、RAM、及びビットマップ展開の専用ハードウェ
ア等から構成され、カラー画像記録装置1全体を制御す
る。LEDヘッドインタフェース部52はセミカスタム
LSI及びRAM等から構成され、コマンド/画像処理
部51でビットマップに展開された画像データをLED
ヘッド3のインタフェースにあわせて加工する。
【0037】機構制御部53はマイクロプロセッサ、プ
ログラムROM、及び各種のインタフェースから構成さ
れ、コマンド/画像処理部51の指令に従って各種のセ
ンサ21〜23,27、及び反射強度検出機構(以下、
センサともいう。)24から入力する信号を監視しなが
ら各種のモータ54を駆動制御し、或いはヒータ55へ
の通電を制御して、印刷系の機構部の制御と高圧の制御
を行っている。なお、モータ54には、ホッピングモー
タ、レジストモータ、ベルトモータ、各印刷機構2K〜
2Cのドラムモータ、ヒートローラ25等を作動させる
ためのヒータモータ等の各種モータ、及びそれらを駆動
するドライバ等が含まれる。ヒータ55はヒートローラ
25の中に配置される例えばハロゲンランプであって、
このヒートローラ25には図示しないサーミスタが配置
され、定着温度の制御を行っている。
【0038】高圧制御部56はマイクロプロセッサある
いはカスタムLSΙから構成され、各印刷機構2K〜2
Cに対するチャージ電圧(CH)、現像バイアス(D
B)、転写電圧(TR)等の生成を司っている。高圧制
御部56には、CΗ発生部57、DB発生部58、及び
TR発生部59が接続されていて、CΗ発生部57では
各印刷機構2K〜2Cへのチャージ電圧の生成と停止
を、DB発生部58では各印刷機構2K〜2Cへの現像
バイアスの供給を、TR発生部59では各転写ローラ4
K〜4Cに対する転写電圧を、それぞれ制御する。ま
た、TR発生部59には図示しない電流/電圧検出回路
があり、これにより定電流あるいは定電圧制御を行って
いる。
【0039】このように、実施の形態1の印刷位置補正
手段は、後述するパターン信号をLEDヘッドインタフ
ェース部52から各印刷機構2K〜2Cの印刷ヘッドに
転送して搬送ベルト12上に検出用パターンを印刷し、
その印刷状態を上述した反射強度検出機構24で読み取
って色ずれ量を検出するように構成されている。
【0040】次に、色ずれの大きさ(色ずれ量)を検出
するための検出用パターンについて説明する。
【0041】図5は、搬送ベルト12上に印刷される検
出用パターンを3ブロックだけ拡大して示す図であり、
図6は、主走査方向での色ずれ量を検出するための検出
用パターンの全体構成を示す図である。
【0042】ここで、図5(A)にはブラックのパター
ンが示され、同図(B)にはカラー(イエロー、マゼン
タ、シアンのいずれかの色)のパターンが示されてい
る。ここではブラックとカラーのパターンを別々のもの
として示しているが、実際には最初に、搬送ベルト12
上にブラックのパターンが印刷され、つぎにイエロー、
マゼンタ、シアンのいずれかのカラーのパターンがその
上に重ねて印刷される。図5(A)(B)では、いずれ
も搬送ベルト12は右方向に走行するものとし、先頭か
ら4番目以降のブロックについては省略している。
【0043】図5(A)に示すように、最初に印刷され
るブラックのパターンは、主走査方向に垂直に5ドット
幅の縞状のパターンがそれぞれ5ドット間隔で4本引か
れたものである。4本の縞状のパターンを1ブロックと
して、副走査方向に一定の間隔を開けて、9ブロックの
縞状のパターンがベルト走行方向に直線状に配列されて
いる(図6参照)。なお、各ブロックの4本の縞は、主
走査方向に関してはいずれも同じ位置に配列される。
【0044】また、図5(B)に示すカラーのパターン
では、各ブロック毎の構成自体はブラックのパターンの
配列と同様であって、その最も前に印刷される1ブロッ
ク目の左上の位置TLを基準にして、ブラックのパター
ンの先頭ブロックと重なるように、副走査方向の印刷位
置が設定されている。他方、カラーのパターンの主走査
方向における先頭ブロックの配列位置は、ブラックのパ
ターンに比べて左に4ドットだけ左にシフトした印刷位
置に設定されている。そして、1ブロック目に続いて副
走査方向の後方に印刷される2番目以降のブロックで
は、それぞれ1つ手前のブロックに対して、1ドットだ
け右にシフトした印刷位置が設定されている。
【0045】図6に示すように、上述した配列に設定さ
れたブラックの縞状のパターンとカラーのパターンとか
らなる検出用パターンは、先に搬送ベルト12上に印刷
されたブラックのパターンが、後から印刷されるカラー
のパターンによって覆われる形となり、ブラックのパタ
ーンに対するカラーのパターンの主走査方向での印刷位
置ずれに対応して、それぞれ図6(A)(B)に示すよ
うに、2種類の検出用パターンの重なり合う割合がブロ
ック毎に変化する。しかも、このように2種類の検出用
パターンが重なった場合に、カラートナーと、その下敷
きになっているブラックトナーは、いずれも搬送べルト
12上では定着されていないため、カラーの検出用パタ
ーンに覆われたブラックの検出用パターンが透けて見え
ることはない。
【0046】主走査方向の印刷位置ずれがない図6
(A)の場合には、副走査方向の前から数えて5番目の
ブロックで2種類の検出用パターンが完全に重なってい
る。また、図6(B)は、カラーの検出用パターンの印
刷位置がブラックに対して、主走査方向で左方向に2ド
ットだけずれている場合であり、副走査方向の前から数
えて7番目のブロックで2種類の検出用パターンが完全
に重なっている。このような9ブロックの検出用パター
ンによれば、印刷位置が1ドットずれるにしたがって、
完全に重なり合う検出用パターンのブロック番号が変化
するために、主走査方向での印刷位置ずれがあった場合
に、その左右方向で4ドット以内の範囲であれば検出可
能になる。
【0047】つぎに、副走査方向での印刷位置の補正に
用いる検出用パターンについて説明する。
【0048】図7は、副走査方向での色ずれ量を検出す
るための検出用パターンを3ブロックだけ拡大して示す
図であり、図8は、副走査方向の検出用パターンの全体
構成を示す図である。
【0049】ここで、図7(A)にはブラックのパター
ンが示され、同図(B)にはカラー(イエロー、マゼン
タ、シアンのいずれかの色)のパターンが示されている
が、主走査方向での色ずれ検出のものと同様に、実際に
は、これらのパターンが重ねて搬送ベルト上に印刷され
る。図7(A)に示すように、最初に印刷されるブラッ
クのパターンは、副走査方向に垂直な5ドット幅の縞状
のパターンがそれぞれ5ドット間隔で4本引かれたもの
である。4本の縞状のパターンを1ブロックとして副走
査方向に一定の間隔を開けて9ブロックの縞状のパター
ンがベルト走行方向に直線状に配列されている(図8参
照)。なお、各ブロックの4本の縞は、主走査方向に関
してはいずれも同じ位置に配列される。
【0050】また、図7(B)に示すカラーのパターン
では、各ブロック毎の構成自体はブラックのパターンの
配列と同様であって、しかも主走査方向については、い
ずれのブロックでも左右方向が一致して、ブラックの検
出用パターンに重なるような印刷位置が設定されてい
る。他方、先頭ブロックの副走査方向における配列位置
は、ブラックのパターンに比べて副走査方向の後方に4
ドットだけシフトした印刷位置に設定されている。ま
た、2ブロック目のカラーのパターンは、ブラックのパ
ターンに比べて副走査方向で後方に3ドットだけシフト
した印刷位置に配列されている。同様に、副走査方向の
後方に続いて印刷される各ブロックでは、それぞれ1つ
手前のブロックに対して、1ドットずつシフト量が減少
して、最後の9ブロック目では副走査方向の前方に4ド
ットシフトした印刷位置に配列されている。
【0051】このように配列されたブラックとカラーの
縞状のパターンを搬送ベルト12上に重ねて印刷する
と、ブラックのパターンに対するカラーのパターンの副
走査方向での印刷位置ずれに対応して、それぞれ図8
(A)(B)に示すように、2種類の検出用パターンの
重なり合う割合がブロック毎に変化する。副走査方向の
印刷位置にずれのない図8(A)の場合には、副走査方
向の前から数えて5番目のブロックで2種類の検出用パ
ターンが完全に重なっている。また、図8(B)は、カ
ラーのパターンの印刷位置がブラックに対して副走査方
向で後方に2ドットだけずれている場合であり、副走査
方向の前から数えて7番目のブロックで2種類の検出用
パターンが重なっている。このような9ブロックの検出
用パターンによれば、主走査方向での色ずれ検出の場合
と同様に、副走査方向でも前後4ドット以内の範囲で印
刷位置ずれが検出可能になる。
【0052】図8では、副走査方向での色ずれ量を検出
するために、縞が4本で1ブロックを構成した検出用パ
ターンについて説明した。しかし、1ブロックにつき、
縞が1本しかない検出用パターンであっても、同様に印
刷位置ずれを検出することができる。図9は、副走査方
向での色ずれ量を検出する、別の検出用パターンを示す
図である。1本の縞で構成されたブロックであれば、検
出用パターン全体の長さを短くしても、同じ大きさの色
ずれが検出できるので、色ずれ検出に費やす時間を短縮
できる効果がある。
【0053】つぎに、斜め方向で印刷機構部に位置ずれ
があった場合の印刷位置補正に用いる印刷制御回路と、
そのような色ずれ量を検出するための検出用パターンに
ついて説明する。
【0054】図10は、斜め方向での印刷位置を補正す
るための印刷制御回路の構成を示すブロック図である。
この印刷制御回路は、図4に示す主走査方向及び副走査
方向での補正制御と同様に、斜め方向の色ずれ量を検出
するためのパターン信号をLEDヘッドインタフェース
部から各印刷機構2K〜2CのLEDヘッド3に転送し
て搬送ベルト12上に印刷し、その印刷状態を上述した
図3の反射強度検出機構24R,24Lで読み取るよう
に構成されている。図10に示す斜め方向での印刷位置
の補正制御が、図4に示す主走査方向および副走査方向
での補正制御と異なるのは、2つの反射強度検出機構2
4R、24Lからの色ずれ量を示す信号が機構制御部5
3に供給されている点である。したがって、ここでは図
4のものと重複する部分には同一の符号を付けて、回路
構成の詳細説明を省略する。
【0055】図11は、斜め方向での色ずれ量を検出す
るための検出用パターンの全体構成を示す図である。こ
の斜め方向での色ずれ検出の特徴は、図8に示す副走査
方向の色ずれ検出用パターンと同じ配列のものが、搬送
ベルト12の左右方向の両端部にそれぞれ印刷されるよ
うに設定されていることである。これによって、斜め方
向での補正制御では、後に詳細に説明するように、搬送
ベルト12の左右側でそれぞれ副走査方向での色ずれ量
の違いを検出して、ここから基準位置に配置されたブラ
ックの印刷機構2Kに対して、カラーのパターンを印刷
する印刷機構2Y〜2Cそれぞれの斜め方向での傾き量
が求められる。
【0056】図11では、ブラックの上に重ねて印刷さ
れるカラーのパターンを、例えばイエローとする。ここ
で、搬送ベルト12の左側に印刷された検出用パターン
では色ずれ量がゼロ、即ち、反射強度検出機構24によ
り5ブロック目が最もよく重なっているものとして特定
され、右側のものでは副走査方向の後方に2ドットずれ
ていて、反射強度検出機構24により7ブロック目が最
もよく重なっているものとして特定される。反射強度検
出機構24によってブラックのパターンとイエローのパタ
ーンが最もよく重なっているブロックを特定する方法に
ついては、後に詳述する。したがって、ブラックの印刷
機構2Kに対してイエローの印刷機構2Yでは、例えば
LEDヘッド3の取り付け位置(ライン位置)が相対的
に2ドットだけ右上斜め方向に傾いていて、両者の斜め
方向での印刷位置ずれにより色ずれが生じていることが
わかる。記録媒体の搬送路に対して、画像形成手段を構
成するイメージドラムユニットが傾いて取り付けられた
場合にも、同様の色ずれが生じる。
【0057】このように斜め方向の印刷位置ずれを検出
する場合には、斜め方向の色ずれ量とともに、左右側で
の副走査方向の色ずれ量を演算するだけで、副走査方向
の平均的な色ずれ量も簡単に求められる。そこで、搬送
ベルト12の左右側に印刷された副走査方向での色ずれ
量を検出するための検出用パターンは、斜め方向と副走
査方向の印刷位置の補正に兼用することも可能である。
【0058】ここでは、主走査方向/副走査方向とは別
に、斜め方向の印刷位置ずれを検出する手段として、2
つの反射強度検出機構24R、24Lを使用している。
しかし、これらの反射強度検出機構24R、24Lは、
図5、或いは図7に示す検出用パターンから色ずれを検
出することによって、主走査方向/副走査方向での印刷
位置ずれの検出にも使用することができる。
【0059】つぎに、実施の形態1における印刷制御動
作について、図1〜図11を参照しながら説明する。は
じめに、通常の印刷動作、すなわち帯電、露光、現像、
転写、及び定着の各動作について説明する。
【0060】図4、或いは図10において、カラー画像
記録装置1に対して外部装置となる、例えばホストコン
ピュータから画像データがホストインタフェース部50
を介して入力される。コマンド/画像処理部51で画像
データが受信されると、コマンド/画像処理部51から
機構制御部53に画像記録の指示を出す。この指示によ
り、最初に機構制御部53からヒータ55を暖める信号
が出力される。コマンド/画像処理部51では、用紙S
に印刷すべき1ページ分の画像データを、内部のメモリ
において各色毎に記憶し、かつヒータ55が一定温度以
上になると印刷動作に入る。その時点で、機構制御部5
3は給紙機構に印刷指令を出して、用紙収容カセット1
9に収納されている用紙Sを搬送路に送り出して、この
用紙Sに画像データを印刷する。
【0061】図1及び図4により、用紙Sに画像データ
を記録する印刷動作について簡単に説明する。機構制御
部53は、各種のモータ54のうちベルトモータおよび
ドラムモータを駆動して、各印刷機構2K〜2Cの感光
体6、帯電ローラ5、現像ローラ7、スポンジローラ
9、転写ローラ4、及び駆動ローラ13と搬送ベルト1
2を駆動する。その後、機構制御部53はモータ54の
うちホッピングモータを駆動してホッピングローラ16
を回転させる。ホッピングローラ16の回転により用紙
収容カセット19から用紙Sが1枚だけガイド20へ送
られ、その用紙Sの先端がレジストローラ17とピンチ
ローラ18の間に到達すると、ホッピングモータは停止
する。
【0062】つぎに、レジストローラ17およびヒート
ローラ25をそれぞれ回転させる。それと同時に、機構
制御部53は図示しない吸着帯電用の電源をオンして、
吸着ローラ15に電圧を供給する。ガイド20へ送られ
た用紙Sが、レジストローラ17によって吸着ローラ1
5と搬送ベルト12との間に達すると、用紙Sの先端は
吸着ローラ15と従動ローラ14間の静電力により搬送
ベルト12に吸着される。さらに、レジストローラ17
が回転すると、用紙Sは搬送ベルト12に吸引されなが
ら、図1の矢印e方向に搬送される。
【0063】つぎに、機構制御部53は高圧制御部56
に指令を出し、それを受けた高圧制御部56は、それぞ
れ帯電用電源、現像バイアス(DB)電源をオンし、各
印刷機構2K〜2Cの帯電ローラ5および現像ローラ7
に電圧を供給する。これにより、各印刷機構2K〜2C
の感光体6表面はそれぞれ帯電ローラ5を介して均一に
帯電され、各印刷機構2K〜2Cの現像ローラ7には所
定の高電圧が印加される。
【0064】また、用紙Sが所定の位置に到達すると、
それが機構制御部53からコマンド/画像処理部51に
通知され、コマンド/画像処理部51では、画像データ
を記憶しているメモリから1ライン分のブラック画像信
号がLEDヘッドインタフェース部52へ送信される。
LEDヘッドインタフェース部52では、受信した画像
データをLEDヘッド3Kに送信可能なデータ形式に変
換して送信する。LEDヘッド3Kは、送られてきた画
像データに対応するLEDが点灯することにより、帯電
した感光体6Kの表面にブラック画像信号に応じた1ラ
イン分の静電潜像を形成することができる。
【0065】このようにして、ライン毎のブラック画像
信号が次々に感光体6Kの表面に静電潜像化され、副走
査方向の長さ分だけブラックの画像が潜像化されて露光
が終了する。感光体6Kの表面に形成された静電潜像に
は、現像ローラ7Kからブラックトナーが付着され、静
電潜像は感光体6Kが回転することによって次々に現像
される。用紙Sの先端が感光体6Kと転写ローラ4Kの
間に到達した時点で、機構制御部53は高圧制御部56
に指令を出し、TR発生部59のブラックの転写用電源
がオンにされる。この転写ローラ4Kによって、電気的
に感光体6K表面のトナー画像が用紙Sに転写される。
そして感光体6Kが回転することによって、トナー画像
は次々に用紙S上に転写され、用紙Sには1ページ分の
ブラック画像が記録されることになる。以上により用紙
Sへのブラックのトナー画像の転写が終了する。
【0066】その後、用紙Sの後端が感光体6Kと転写
ローラ4Kの間に到達した時点で、機構制御部53から
高圧制御部56に指令を出し、印刷機構2Kの転写用電
源がオフになる。これに前後して、用紙Sの先端が印刷
機構2Kを抜けた後、搬送ベルト12の下流側に配置さ
れた次の印刷機構2Yに搬送されると、この印刷機構2
Yによって、同様にイエローのトナー画像が転写され
る。すなわち、用紙Sが所定の位置に搬送されたとき、
上述したブラックトナーの転写と同様に、コマンド/画
像処理部51よりイエロー画像信号が出力され、感光体
上に静電潜像化され、現像部で付着したイエロートナー
が用紙Sに転写される。次に、用紙Sは印刷機構2Yか
ら印刷機構2Mへ搬送され、印刷機構2Mによってマゼ
ンタの卜ナー画像が転写される。さらに、用紙Sの先端
が印刷機構2Mから印刷機構2Cへ搬送されて、シアン
のトナー画像が転写される。
【0067】このように順次に各色のトナー画像が重ね
て転写された後、搬送ベルト12から分離された用紙S
は定着部へ案内される。定着部に到達した用紙Sは、既
に定着可能な温度に達しているヒートローラ25と、こ
れに圧接する加圧ローラ26により、トナー画像が定着
される。用紙Sは、トナー画像の定着が終了すると排出
スタッカ28へ排出される。機構制御部53では、セン
サ27が用紙Sの後端を検出することにより、排出スタ
ッカ28への排出を検知することができる。用紙Sの排
出が終了すると、機構制御部53は全てのモータ54を
停止する。なお、転写用電源は各印刷機構2K〜2Cに
おけるトナー画像の転写が終了した時点でオフにされ、
帯電用電源と現像バイアス電源は、感光体の回転が停止
した時にオフになる。
【0068】カラー画像記録装置では、給紙機構19か
ら繰り出された用紙Sを1回だけ通紙して、4つの印刷
機構2K〜2Cにより4色の画像を同時に印刷できるこ
とから、印刷の高速化が可能である。しかし、前述した
ようなイメージドラムユニット等の加工精度や、記録ヘ
ッドの装置への取り付け精度等から、主走査方向、副走
査方向、或いは斜め方向の色ずれが発生すると、画像の
色調が変わってしまったり、文字がブレてしまうといっ
た問題が生じていた。そこで、実施の形態1では、次に
述べるように印刷位置補正を行なっている。
【0069】まず、検出用パターンによる色ずれ量の検
出動作について説明する。
【0070】図12は、搬送ベルトに印刷された検出用
パターンの印刷濃度を説明する図である。同図(a)〜
(d)は、それぞれ縞状のカラーのパターンと、縞状の
ブラックのパターンとの重なり具合が異なって印刷され
た4つのブロックを示している。また、図12(e)
は、それぞれカラートナーの反射率Rc、ベルトの反射
率Rb、ブラックトナーの反射率Rkが、Rc>Rb>
Rkの関係にあるものとして、反射強度検出機構24に
よって検出される濃度レベルの変化を示している。ここ
で、横軸は搬送ベルト12に対する反射強度検出機構2
4の濃度検出位置に対応しており、縦軸は反射光の検出
結果である反射率(濃度レベル)を示している。この濃
度レベルは、図3、或いは図4に示すように、搬送ベル
ト12に対向する位置に設けられた反射強度検出機構2
4、或いは反射強度検出機構24R,24Lによって検
出される。
【0071】前述した通り、主走査方向、副走査方向、
及び斜め方向での色ずれ量を検出するには、検出用パタ
ーンにおいて、カラーのパターンとブラックのパターン
が最も良く重なっているブロック(例えば、図12
(b)に示すブロック)の印刷位置を特定すればよい。
その場合に、縞状のパターンのうち、後から上に重ねて
印刷されたカラーの各パターンの面積は常に一定であっ
て変化しないが、各ブロック毎にブラックトナーの占め
る面積、及び搬送ベルト12の露出面積は、縞状のパタ
ーンの重なり具合に応じて変化する。したがって、図1
2(e)に示すように各ブロックからの光の反射強度を
測定して、図12(e)に示すようにそれぞれの濃度レ
ベルの相対値が分かればブロックを特定でき、そこから
色ずれ量が検出できることになる。
【0072】図13は、検出用パターンの重なり具合と
反射強度との関係を示す図である。上述したように、搬
送ベルト12の反射率Rbとカラートナーの下敷きにな
っているブラックトナーの反射率Rkとの間に差があれ
ば、各ブロックの平均反射率が変化する。また、その反
射強度の変化は2種類の検出用パターンの重なり具合に
依存する。
【0073】ところで、各ブロックの平均反射率Rは、
図13に示すように、カラーの縞の幅、ブラックの露出
幅、搬送ベルトの露出幅をそれぞれα、β、γドットと
すると、 R=(αRc+βRk+γRb)/(α+β+γ) となる。例えば図7、図8で説明した縞状のパターンの
場合、α=5、β+γ=5であるから、検出用パターン
の各ブロックでの反射率Rは、 R=(1/10)×{(Rk−Rb)β+5Rc+5R
b} のように計算される。
【0074】いま、ある程度高い反射強度を有する搬送
ベルトを採用すれば、ブラックトナーの反射率Rkは通
常極めて低いので、(Rk−Rb)<0となる。そこ
で、ブラックの露出幅であるβが大きくなると、この平
均反射率Rの値は小さくなる。このように、ブラックト
ナーの反射率よりも高い反射率の搬送ベルトにより搬送
機構が構成されているものとすれば、図12に示したよ
うに、2種類の検出用パターンが最も大きく重なってい
るブロックにおいて平均反射率が最も高くなるので、各
ブロックの平均反射強度を測定することで色ずれ量の相
対的な大きさが検出できる。
【0075】上述した各ブロックの平均反射強度を測定
するためには、最適なトナー濃度で検出用パターンを印
刷する必要がある。そこで、印刷濃度の濃度補正につい
て説明する。
【0076】図16は、トナー濃度と現像バイアスとの
関係を示す図である。図において、横軸には現像バイア
ス、縦軸にはトナー濃度を示している。
【0077】濃度補正では、最初に、トナー濃度補正用
のパターンを各画像形成部により搬送べルトに転写す
る。トナー濃度を正確に測定するには、濃度補正用のパ
ターンの大きさがセンサスポットに対して十分大きく形
成されている必要がある。また、この濃度補正用のパタ
ーンには、例えば後に実施の形態3で説明するような粗
調整用のパターンが使用できる。検出されたトナー濃度
は、予め設定されたトナー濃度(所定のレベルd1)と
比較され、現像バイアスが補正できる。図16に示すよ
うに、トナー濃度は現像バイアスと比例関係にあり、検
出したトナー濃度が所定のレベルd1以下の場合には、
現像バイアスの絶対値が大きくなる方向に補正すればよ
い。
【0078】トナー濃度は、現像バイアスが低い(絶対
値で低い)と薄くなる。上記グラフのように、現像バイ
アス(−300V)に対するトナー濃度の測定結果が表
される場合、最適なトナー濃度とするためには現像バイ
アスを高く(絶対値で高く)するように補正する(補正
後の現像バイアス−Xは、|−300|<|−X|とす
る)。
【0079】つぎに、色ずれ量に応じた印刷位置の補正
動作について、具体的に説明する。
【0080】はじめに、ブラックに対するイエローの主
走査方向での色ずれをなくすための補正手順を説明す
る。
【0081】まず、給紙を停止した状態で搬送ベルト1
2のみを駆動し、印刷機構2Kによって搬送ベルト12
の表面にブラックトナーによる主走査方向の検出用パタ
ーンを印刷する。続いて、このブラックの検出用パター
ンと重なるように、イエロートナーによる主走査方向の
検出用パターンを、印刷機構2Yによって印刷する。そ
の結果、図6に示すような検出用パターンが搬送ベルト
12に印刷され、順次に反射強度検出機構24の前に送
られてくる。反射強度検出機構24では、各ブロックの
反射率に応じた光信号から濃度レベルに対応する電気信
号として機構制御部53に出力している。機構制御部5
3の記憶手段では、最も高い出力が検出されたブロック
位置に基づいて、ブラックに対するイエローの色ずれ量
を記憶している。
【0082】イエローの色ずれ量が測定された後は、搬
送ベルト12上の検出用パターンが、図1に示す張設ロ
ーラ31とクリーニングブレード32とで構成されたク
リーニング機構によって廃トナータンク33に削り落と
される。
【0083】ブラックに対するマゼンタ、シアンの主走
査方向での色ずれを補正する手順も、イエローの場合と
同様に行なわれ、それぞれマゼンタ、シアンの色ずれ量
が記憶される。主走査方向の印刷位置ずれは、このよう
に検出された各色の色ずれ量に基づいて、以下のように
して補正される。
【0084】主走査方向での色ずれは、データ転送クロ
ックに対して画像データを送出するタイミングを変更す
ることにより補正できる。すなわち、ブラックトナーの
印刷位置に対してイエロートナーの印刷位置が、例えば
主走査方向の右寄りに1ドットずれている場合、その位
置ずれ信号を機構制御部53からLEDヘッドインタフ
ェース部52に通知する。LEDヘッドインタフェース
部52では、印刷機構2Yに対するイエロー画像信号の
出力タイミングを1ドット分だけ早めることで、イエロ
ー画像の印刷位置を左ヘ1ドットずらす補正が行われ
る。
【0085】他のカラー画像の印刷位置についても、ブ
ラックの印刷機構2KのLEDヘッド3Kによる印刷位
置を基準にして同様の位置補正を行なえば、色ずれをな
くすことができる。このようにして、すべての色の画像
データについて主走査方向での印刷位置を補正すること
によって、主走査方向で色ずれの無い印刷が可能にな
る。
【0086】副走査方向での印刷位置の補正動作でも、
イエロー、マゼンタ、シアンそれぞれの色ずれ量の検出
は、副走査方向の色ずれ量を検出する検出用パターンを
用いることによって、主走査方向の色ずれ量の検出と同
様に行なわれる。ただし、副走査方向での色ずれをなく
すための補正手順では、ブラックトナーの印刷位置に対
してイエロートナーの印刷位置が、例えば副走査方向の
後方に3ドットずれている場合、その位置ずれ信号を機
構制御部53からLEDヘッドインタフェース部52に
通知する。LEDへッドインタフェース部52では、コ
マンド/画像処理部51中の画像データのアドレスを3
ドット分だけ前方の値に変更して出力することで、イエ
ロー画像の印刷位置を前方に3ドットずらす補正が行わ
れる。同様にして、すべての色の画像データについて副
走査方向での印刷位置を補正することによって、副走査
方向で色ずれの無い印刷が可能になる。
【0087】斜め方向での印刷位置の補正動作では、イ
エロー、マゼンタ、シアンそれぞれの色ずれ量が、搬送
ベルト12の左右側両サイドに印刷された検出用パター
ンによって、副走査方向の色ずれ量の検出と同様に行な
われる。ただし、斜め方向での色ずれをなくすための補
正手順では、ブラックトナーの印刷位置に対してイエロ
ートナーの印刷位置が、例えば2ドットだけ右上に傾い
ている場合、その位置ずれ信号を機構制御部53からL
EDヘッドインタフェース部52に通知する。LEDへ
ッドインタフェース部52では、コマンド/画像処理部
51内に蓄積された画像データのアドレスをずらすこと
により、色ずれ量が修正された画像データをLEDヘッ
ド3に転送できる。すなわち、LEDヘッド3として1
ライン312バイトのものが使用されているとすると、
LEDへッドインタフェース部52では、コマンド/画
像処理部51中の画像データのうち、初めの104バイ
トの画像データを1ドットだけ後のラインデータに変換
し、中間の104バイトはそのままで、終わりの104
バイトの画像データを1ドットだけ前のラインデータに
変換するようにアドレスをずらせばよい。
【0088】こうして、左右に配した反射強度検出機構
24R,24Lにより、ブラックのLEDヘッド2Kに
よる印刷位置を基準に他のLEDヘッド2Y〜2Cの傾
きを求め、すべての色の画像データについて斜め方向で
の印刷位置を補正すれば、色ずれのない印刷が可能にな
る。この場合に、濃度補正用センサと色ずれ量を検出す
るための反射強度検出機構24R,24Lとを兼用する
ことができ、それによってコストを押さえることができ
る。
【0089】上述した主走査方向での色ずれ量の検出で
は、主走査方向に垂直な縞状パターンを利用していた。
しかし、図14に示すように、主走査方向に対して斜め
45度に傾斜する斜め縞のパターンを利用することも可
能である。図14(A)〜(D)は、いずれも主走査方
向での色ずれ量を検出するための検出用パターンを示す
図であって、いずれもブラックのパターンが斜めに4ビ
ット幅の縞として5ビット間隔で、副走査方向に11ブ
ロックだけ印刷され、その上に重ねて印刷されるカラー
パターンは同様に、4ビット幅の縞として4ビット間隔
で印刷されている。
【0090】図14の検出用パターンでは、主走査方向
と副走査方向の色ずれが混在して検出される。そこで、
予め図7に示すような検出パターンによって副走査方向
での色ずれ量を検出しておく。図14(A)では、副走
査方向での色ずれがない場合であって、検出すべきブロ
ックを矢印で示すように、中央のブロックでブラックと
カラーのパターンが重なっていれば、主走査方向でも色
ずれが生じていない。また、同図(B)に示すように、
検出すべきブロックが−2のブロックであっても、カラ
ー印刷がブラックのパターンに対して2ドット副走査方
向の後方にずれている場合には、主走査方向での色ずれ
は生じていない。また、同図(C)では、副走査方向で
の色ずれがなければ、カラー印刷がブラックのパターン
に対して2ドット主走査方向の右方にずれている。ま
た、同図(D)は、カラー印刷がブラックのパターンに
対して2ドット副走査方向の後方にずれている場合であ
って、かつ2ドット主走査方向の右方にずれている場合
である。
【0091】主走査方向の色ずれ検出に関して、図14
に示す斜め縞の検出用パターンは、図5に示す縦縞の検
出パターンと比較して、大きな色ずれの検出用として適
している。何故なら、検出可能な色ずれの最大値を大き
くするには、パターンを構成する縞の幅と隣接する縞と
縞の間の距離を大きくする必要があり、図5に示すよう
な主走査方向に垂直なパターンにおいて縞の幅と縞間の
距離とを大きくした場合、スポット径の大きなセンサ24
を用いなければならない。しかし、図14に示す斜め縞の
パターンの場合は、縞の幅を4ビット幅以外、例えば10
ビット幅のように大きくしてもセンサ24のスポットは次
々と縞をよぎるので、センサ24のスポット径に影響され
ずに、各ブロックの平均反射強度の検出が可能であると
いう利点がある。
【0092】図15は、検出すべきブロックでベルト露
出面積が最小になるように設定した検出用パターンを示
す図である。同図(A)には、主走査方向の色ずれ量を
検出するためのパターン、同図(B)には、副走査方向
の色ずれ量を検出するためのパターンを示している。こ
こで、色ずれが生じていない場合には、基準となる中央
のブロック(0)でカラーパターンとブラックパターン
との縞が互いに重なることなく、互い違いに印刷され
て、転写ベルトの露出面積が零となっている。いずれ
も、ブラックの印刷機構が用紙搬送機構の最上流位置に
配置されているので、カラーパターンの縞が上に印刷さ
れている。
【0093】図15(A)のパターンでは、4本の縞状
のカラーパターンはいずれのブロックでも同じ位置に印
刷されるが、ブラックのパターンは用紙搬送機構の下流
側のブロックで、色ずれ量の検出単位分のビットだけ左
側にシフトした位置に印刷され、上流側のブロックでは
反対に右側にシフトした位置に印刷される。したがっ
て、中央から2ブロックだけ上流側でベルト露出面積が
最小になれば、カラーパターンがブラックのパターンに
対して2ドットだけ右方に色ずれを生じていると判定で
きる。
【0094】また、図15(B)のパターンでは、ブラ
ックのパターンは用紙搬送機構の下流側のブロックで、
色ずれ量の検出単位分のビットだけ下流側にシフトした
位置に印刷され、上流側のブロックでは反対に上流側に
シフトした位置に印刷される。したがって、中央から2
ブロックだけ上流側でベルト露出面積が最小になれば、
カラーパターンがブラックのパターンに対して2ドット
だけ上流方向に色ずれを生じていると判定できる。
【0095】いずれのパターンでも、ブラックトナーの
反射率Rkがベルトの反射率Rbより小さいとき、ベル
ト露出面積が最小となるブロックでの反射強度が最小に
なって、センサ出力が最小になるブロックを特定するこ
とにより、色ずれ量を求めることができる。反対に、R
kがRbより大きいとき、ベルト露出面積が最小となる
ブロックでの反射強度が最大になって、センサ出力が最
大になるブロックを特定することにより、色ずれ量を求
めることができる。
【0096】ブラックトナーの反射率Rkは、通常では
極めて低いので、ベルトの反射率Rbより低くなって、
ベルト露出面積が最小のブロックで検出用パターンの反
射率が最小になる。反対に、RkがRbより高い場合に
は、ベルト露出面積が最小のブロックで検出用パターン
の反射率が最大になる。いずれの場合も、搬送ベルト
は、製造工程などによってその反射率Rbにむらが発生
しやすく、もともと反射率の低いブラックトナーでは反
射率Rkの変動が少ない。したがって、ベルト露出面積
が最小のブロックを検出対象とする検出用パターンで
は、より誤差の少ない色ずれ量の測定が可能になる利点
がある。
【0097】以上のように、実施の形態1のカラー画像
記録装置によれば、複数の画像形成手段を有するカラー
画像記録装置において、主走査方向、副走査方向、およ
び斜め方向の色ずれ量を検出する検出用パターンを搬送
べルトに印刷し、反射強度検出機構によってパターンの
反射強度を測定することにより、各画像形成手段の主走
査方向、副走査方向、および斜め方向の印刷位置を補正
して、色ずれのない良好なカラー画像の記録が行なえ
る。
【0098】なお、以上に説明したカラー画像記録装置
では、検出用パターンを構成する縞状のパターンのドッ
ト幅、縞の間隔、或いはブロックの配列数等に応じて、
実際に検出可能な色ずれの大きさが決まる。また、検出
用パターンのブロック間で、その印刷位置をどのように
シフトさせて配列するかに応じて、実際に検出可能な色
ずれ量の大きさの最小単位(ドット数)が決まる。した
がって、上述した実施の形態における検出用パターンの
配列方法や、構成方法だけに限定されるものではなく、
検出用パターンから色ずれ量を読み取る検出手段の性能
に応じて調節すれば良い。その場合に、検出手段の性能
に応じて縞の本数や長さ、検出用パターンの大きさ等を
調節でき、また、反射率が最小のブロックを検出する
か、最大のブロックを検出するかについても、選択する
ことができる。
【0099】実施の形態2 実施の形態1では、色ずれ量を検出するために検出用パ
ターンを搬送ベルトに印刷し、その反射強度を反射強度
検出機構によって測定してカラー画像記録装置で発生す
る色ずれをなくすようにしている。しかし、パターンの
反射強度を検出する検出機構は、カラー画像記録装置へ
の取り付け位置や角度が一定せず、或いは検出機構自体
に固有のバラツキがあったり、更には、使用環境の変化
や時間の経過に伴って検出機構自体が汚れる等の原因で
性能劣化などが生じた場合に、その出力が安定しなくな
って、色ずれ量を確実に検出することが難しい。通常、
このような反射強度検出機構ではバラツキや経時変化な
どの影響を除去するために、既知の反射率を持つ物体を
基準とするキャリブレーションが行われる。ところが、
バラツキや経時変化が生じないような基準物体をわざわ
ざ設けてキャリブレーションを行なうと、コストがかさ
むといった問題もある。
【0100】そこで、実施の形態2では、反射強度検出
機構24の出力を調節するために、つぎに説明するよう
なキャリブレーション機能を備えた機構制御部53を構
成したことを特徴とするものである。なお、この実施の
形態2では、装置全体、制御回路、及び色ずれ検出用の
パターンの構成は、実施の形態1において説明したもの
と同様なので、それらの説明は省略する。
【0101】図17は、機構制御部と反射強度検出機構
とを示す回路ブロック図である。この図17に示すよう
に、反射強度検出機構24は発光ダイオード24aと受
光素子であるフォトトランジスタ24bからなるセンサ
であって、発光ダイオード24aへの入力電流を調節し
て、その発光量の調節が可能である。また、フォトトラ
ンジスタ24bでは反射強度に比例したアナログ電圧を
機構制御部53に出力するように構成されている。
【0102】すなわち、発光ダイオード24aのアノー
ド端子は、機構制御部53を構成する電圧電流変換回路
53aと接続されている。また、発光ダイオード24a
のカソード端子は抵抗24cを介して接地されており、
フォトトランジスタ24bのコレクタ端子は5V電源2
4dと接続されている。フォトトランジスタ24bのエ
ミッタ端子はセンサの出力端子であって、この出力端子
が機構制御部53を構成する信号増幅回路53fと接続
されている。
【0103】機構制御部53では、信号増幅回路53f
はADコンバータ53eと接続され、ADコンバータ5
3eはCPU53dと接続されている。また、CPU5
3dはDAコンバータ53bに接続され、DAコンバー
タ53bは電圧電流変換回路53aに接続されている。
また、CPU53dには記憶装置53cが接続されてい
る。なお、この実施の形態2で反射強度検出機構24を
構成する発光ダイオード24aは、その入力電流によっ
て発光量の調節が可能であり、また、ADコンバータ5
3eへの入力電圧は5Vが上限である。
【0104】つぎに、反射強度検出機構24の出力を調
節するキャリブレーションの方法を説明する。この実施
の形態2では、搬送ベルト上に印刷したパターン(基準
パターン)を基準として、反射強度検出機構24のキャ
リブレーションが行われる。
【0105】図18は、キャリブレーション用の基準パ
ターンの一例を示す図である。図18に示す基準パター
ンPcは、実施の形態1で説明した副走査方向での色ず
れ量を検出するための検出用パターンとともに、出力調
節の基準として搬送ベルト12に印刷される。ここで、
ブラックトナーの反射強度は極めて低いので、搬送ベル
ト12の反射強度がブラックトナーよりも高いものとす
れば、基準パターンPcの反射強度をカラートナーのパ
ターンのみの反射強度にほぼ等しくすることで、色ずれ
量の検出において特定したい反射強度が最も高いブロッ
ク、即ち2種類の検出用パターンの最も重なっているブ
ロックの特定が容易になる。したがって、基準パターン
Pcの具体的な形態としては、図18に示すように、副
走査方向での色ずれの検出用パターンとして説明したカ
ラートナーによるものと全く同じブロック構成とするこ
とができる。勿論、検出用パターンと反射強度が同じと
なるべた塗りパターンとして構成してもよい。
【0106】このように、基準パターンPcの反射強度
に対応させてキャリブレーションを行なえば、反射強度
検出機構24の出力を希望通りに調節することができ、
最も重なっているブロックの特定が容易になるという利
点がある。また、基準パターンPcをカラートナー単体
により構成したので、色重ねによる印刷の必要がなく、
印刷機構2Y〜2Cに色ずれがあっても影響されない。
【0107】なお、ブラックトナーの反射強度よりも搬
送ベルト12の反射強度の方が低いときには、搬送べル
ト12が検出用パターンによって完全に覆われたブロッ
クの反射強度が最も高くなり、特定したいブロックの反
射強度が最も低くなる。このような場合の基準パターン
Pcとしては、ブラックトナーを全面に印刷した上に色
ずれの検出用パターンと同等の面積占有率でカラーパタ
ーンを印刷して構成すれば、搬送ベルト12が完全に覆
われたブロックと同じ反射強度となって、反射強度検出
機構24のキャリブレーションが可能となる。
【0108】図19、図20は、キャリブレーション用
の基準パターンと色ずれ量の検出用パターンとの配置関
係を示す図である。
【0109】図19または図20に示すように、上述し
た図18の基準パターンPcは色ずれ検出用パターンの
前方に印刷される。反射強度検出機構24では基準パタ
ーンPcの読み取り中に、信号増幅回路53fの出力が
4.5V程度になるように、機構制御部53によって発
光ダイオード24aの発光量を調整している。4.5V
に調節する理由は、A/Dコンバータ53eへの入力が
5Vを越えないようにある程度の余裕を見ながら、かつ
読取り可能な範囲内で、出力波形をなるべく拡大するた
めである。なお、2種類の検出用パターンの最も重なっ
ているブロックの出力電圧を特定の値に設定することも
可能である。
【0110】次に、2種類の検出用パターンの色ずれ量
を検出するための反射強度検出機構24におけるキャリ
ブレーション動作について説明する。ここでは、通常の
印刷動作、すなわち、帯電、露光、現像、転写、及び定
着の動作や、色ずれの検出動作、及びその補正動作は、
実施の形態1の場合と同様のものである。
【0111】キャリブレーション用の基準パターンPc
が印刷された搬送べルト12が反射強度検出機構24に
到達するまでは、その発光ダイオード24aには電流は
流れない。基準パターンPcが反射強度検出機構24の
フォトトランジスタ24bの前まで送られてくると、発
光ダイオード24aへの印加電流が記憶装置53cに記
憶されている所定値に等しくなるよう、CPU53dか
らDAコンバータ53bにデジタル信号を出力する。D
Aコンバータ53bではCPU53dからのデジタル信
号をうけて、電圧電流変換回路53aに所定のアナログ
電圧を出力する。電圧電流変換回路53aはDAコンバ
ータ53eからのアナログ電圧を電流に変換し、反射強
度検出機構24の発光ダイオード24aに電流を流す。
この時、キャリブレーション用の基準パターンPcの反
射強度が反射強度検出機構24のフォトトランジスタ2
4bによって検出され、反射強度に比例したアナログ電
圧信号が出力される。このアナログ電圧信号が反射強度
検出機構24の出力信号として信号増幅回路53fで増
幅されて、ADコンバータ53eに入力される。
【0112】こうして反射強度検出機構24からの出力
信号はデジタル信号に変換され、CPU53dに入力さ
れ、そこに設定されている希望する電圧より高くなった
かどうか判断される。この希望する電圧とは、記憶装置
53cにあらかじめ記憶された反射強度検出機構24に
とっての最適電圧である。反射強度検出機構24の出力
が希望する電圧より低い場合、上述した手順で同じ値だ
け電流を増やしていく。希望する電圧を超えた場合は、
電流値を上げていったときの上げ幅よりも小さな幅で、
同様の手順で電流値を下げて行って、希望するセンサ出
力電圧を下回ったところでキャリブレーション完了とす
る。以上のキャリブレーション動作によって、色ずれ量
の検出用パターンを読取る際の出力を安定させて、色ず
れ量を確実に読取れる電流値の大きさに調節できる。
【0113】以上のように、実施の形態2のカラー画像
記録装置によれば、複数の画像形成手段を有するカラー
画像記録装置装置おいて、搬送べルト上に印刷したキャ
リブレーション用の基準パターンPcによって反射強度
検出機構24のキャリブレーションを行って、反射強度
検出機構24の検出精度のバラツキを押さえるようにし
たので、色ずれ量の検出、及びそれに基づく印刷位置の
補正を安定して確実に行うことができる。したがって、
安定して色ずれのない良好なカラー画像の記録を行える
カラー画像記録装置を提供することができる。
【0114】実施の形態3 実施の形態1において説明した発明では、色ずれ検出用
パターンの反射強度を測定して、複数の画像形成手段を
備えたカラー画像記録装置で発生する色ずれをなくすよ
うにしていた。その場合に、主走査方向、副走査方向と
もに前後4ドット以内の色ずれが検出可能であった。さ
らに大きな色ずれを高い精度で検出して補正するには、
検出できる色ずれの最大値と最小値とが異なる複数の検
出パターンを使用して、複数段階に分けて色ずれ量を検
出し、それらの補正を行なう必要があり、これまでに述
べたような微調整用パターンに加えて、粗調整のための
検出用パターンから色ずれ量のデータを取り出す必要が
ある。
【0115】そこで、実施の形態3では、例えば微調整
用、及び粗調整用の2段階の色ずれ検出を行なうための
検出用パターンを用いた色ずれ検出と、その場合の斜め
方向の色ずれ検出動作を行なうための読み取り回路につ
いて説明する。なお、この実施の形態3では、装置全
体、及び制御回路の構成は、実施の形態1において説明
したものと同様なので、それらの説明を省略する。
【0116】図21は、副走査方向の色ずれを検出する
ための粗調整用パターンを示す図である。この図に示す
ように、粗調整用パターンでは、縞の幅、及び縞の間隔
はいずれも20ドット、カラートナーによる各ブロック
は4ドット単位でシフトしている。すなわち、縞の幅、
間隔、カラートナーによって印刷される各ブロックのシ
フト量等は、微調整用パターンと比較してすべて4倍の
ドット数に設定されている。
【0117】図22(A)(B)は、それぞれ副走査方
向での色ずれ量の異なる2つの粗調整用パターンを示す
図である。
【0118】図22(B)に示す粗調整用パターンで
は、例えばカラーの縞の配列がブラックのものに対して
副走査方向に8ドットだけずれて印刷されたときに、中
央のブロックから2ブロック後ろで重なっている。ま
た、この2種類のパターンの色ずれ量の検出精度は、も
っとも平均反射率が高いブロックが正確に検出されたと
しても±2ドットの誤差を含み、仮に2番目に平均反射
率の高いブロックを誤って最も反射率が高いブロックと
判断した場合には、±4ドットの検出誤差が発生する。
しかし、粗調整用パターンを用いて印刷位置補正を行っ
た後、あらためて実施の形態1で説明したように、微調
整用パターンを用いて色ずれ量を検出すれば、最終的に
は大きなずれ量(ここでは、±16ドット以内)の色ず
れであっても補正が可能となる。
【0119】図23(A)(B)は、反射強度検出機構
24における検出光のスポット径と検出用のパターンの
大きさとの関係を示す図、図24は、反射強度について
のパターン走査出力波形を示す図である。
【0120】図23(A)には、微調整用パターンとそ
の1ブロックの拡大図を示しており、同図(B)には、
粗調整用パターンとその1ブロックの拡大図を示してい
る。後者は、前述したように、前者のパターンをすべて
4倍のドット数に拡大した大きさに設定されている。
【0121】ところで、微調整用パターンと同じ反射強
度検出機構(以下の説明では、センサともいう。)を用
いて粗調整用パターンを読み取ろうとすると、図23
(A)(B)にそれぞれ拡大して示すように、同一検出
光のスポット径で検出される縞の繰返し周期が、微調整
用パターンと粗調整用パターンとでは大きく異なってく
る。また、ここでの微調整用パターンと粗調整用パター
ンは副走査方向の検出用パターンであるため、図24に
示すようにセンサのスポットは縞を横切る形になり、セ
ンサ出力は微調整用パターンと粗調整用パターンとで、
異なった周期の振動波形となる。そこで、微調整用パタ
ーンと粗調整用パターンのセンサ出力は、異なる時定数
を持つ積分回路を介して信号増幅回路と接続することに
よって、各ブロックに対する平均センサ出力に変換して
から反射強度を読み取らなければならない。
【0122】図25(A)(B)は、それぞれ粗調整用
と微調整用とのパターン読取り回路の構成を示す図であ
る。同図(A)に示す粗調整用読み取り回路では、積分
回路の時定数がR1*C1であって、同図(B)に示す
微調整用読み取り回路の時定数R4*C2と比較したと
き、R1*C1>R4*C2となっている。また、特に
斜め方向で微調整と粗調整との、2段階の色ずれ検出を
行なうためには、図25に示すような、時定数の異なる
2種類の読み取り回路がそれぞれ左右に2つずつ、合計
4個の回路が必要になる。
【0123】実施の形態3では、以下に説明するよう
に、斜め方向色ずれ検出用のパターンを左右で互い違い
に配置し、左右の反射強度検出機構を2種類の読み取り
回路に切り替えて接続するようにしている。
【0124】図26は、多段階での色ずれを補正するた
めの検出用パターンの配置を示す図、図27は、実施の
形態3の読取り回路の構成を示すブロック図である。
【0125】図26(A)では、多段階の色ずれ検出を
行なうための通常の検出用パターンを示しており、同図
(B)に、この実施の形態3における検出用パターンの
配置を示している。また、図27に示す読み取り回路で
は、反射強度検出機構24L,24Rがスイッチ60を
介して粗調整用パターンの読み取り回路61と微調整用
パターンの読み取り回路62とに切り替え可能に接続さ
れ、それらの読み取り回路61,62における読み取り
結果が機構制御部53に入力されるように構成されてい
る。なお、スイッチ60の切り替えは、機構制御部53
によって制御している。
【0126】最初に、色ずれの補正機能が作動すると、
印刷機構2K〜2Cによって、搬送ベルト12上に各色
の粗調整用パターン、微調整用パターンが交互に並んだ
パターンとして印刷される。搬送ベルト12が駆動され
ることによって、まずイエロートナーによる左側粗調整
用パターン(YL)が左側に配置された反射強度検出機
構24Lの前に送られてくる。このときには、図27に
示すスイッチ60によって、反射強度検出機構24Lが
粗調整用パターンの読み取り回路61に接続されて、最
初に搬送ベルト12の左側におけるイエローの色ずれ量
が検出され、その値が制御機構部53内の図示しない記
憶装置に記憶される。
【0127】つぎに、反射強度検出機構24Lでの読み
取りが終わると同時に、機構制御部53からの指令を受
けてスイッチ60が切り替えられ、反射強度検出機構2
4Rが粗調整用パターンの読み取り回路61に接続され
る。これにより、イエロートナーの左側粗調整用パター
ン(YL)とずらして配置された、同じイエロートナー
による右側粗調整用パターン(YR)が反射強度検出機
構24Rで読み取られて、その色ずれ量が制御機構部5
3内の図示しない記憶装置に記憶される。
【0128】同様にして、マゼンタ(M)、シアン
(C)についても、それぞれの色ずれ量が検出され、制
御機構部53内の図示しない記憶装置に記憶されて、こ
れらの各色の粗調整用パターンによる左右色ずれ量をも
とに、実施の形態1で説明した斜め方向での位置補正が
実施される。ここで、斜め方向の位置補正はイエロー、
マゼンタ、シアンそれぞれの色ずれ量が検出された直後
に実施することができる。したがって、マゼンタトナー
の検出用パターンを読み取っている最中にイエローの印
刷位置の補正が実施され、シアントナーのパターンを読
み取っている最中にマゼンタの印刷位置の補正が実施で
きるので、次に説明する微調整用パターンの印刷を開始
するタイミングを早めることができる。
【0129】次に、図26に示すパターンの後半部分、
すなわち微調整用パターンが交互に配置された部分の印
刷が行なわれ、微調整動作が開始される。この微調整用
パターンを印刷し始めるタイミングは、該当する色の粗
調整動作が完了した後であればいつでも良い。ただし、
例えばイエローの微調整用パターンは、イエローの粗調
整完了後に印刷される必要がある。また、微調整動作と
粗調整動作とは、使用される調整用パターンの大きさが
異なるだけで、まったく同様な手順で実行されるもので
ある。
【0130】以上のように実施の形態3のカラー画像記
録装置では、複数の画像形成手段を有するカラー画像記
録装置装置おいて、斜め方向での色ずれ量を多段階に検
出して印刷位置補正を行う際、左右で互い違いに配置さ
れた検出用パターンを用いて斜め方向の色ずれ量を迅速
に求め、さらに読み取り回路と左右の反射強度検出機構
の接続部に取り付けられた切り替えスイッチを用いるこ
とにより、読み取り回路の数を削減したので、コストを
押さえるとともに、斜め方向の位置ずれを効率良く検出
して補正することによって、色ずれの無い印刷を実現で
きる。
【0131】実施の形態4 実施の形態1のカラー画像記録装置によれば、検出用パ
ターンを搬送べルトに印刷し、反射強度検出機構によっ
てパターンの反射強度を測定することで、複数の画像形
成手段を有するカラー画像記録装置で発生する色ずれを
補正することが可能であった。しかしながら、記録媒体
の種類等に応じて複数の印刷スピードを設定しているカ
ラー画像記録装置では、印刷スピードが切り替えられる
毎に大きさの異なる色ずれが発生するので、印刷位置補
正が複雑になるという問題があった。
【0132】図28は、実施の形態4のカラー画像記録
装置を示すブロック図、図29は、実施の形態4の制御
回路を示すブロック図である。
【0133】この実施の形態4においては、記録媒体の
種類、性質などに応じて複数の印刷スピードを選択して
設定することができる。図28に示すカラー画像記録装
置1は、実施の形態1の装置と基本的な構成は同じであ
るが、給紙機構を構成する用紙収容カセット19に近接
して媒体判別センサ29が配置されている。また、図2
9に示す制御回路の機構制御部53に接続されたオペパ
ネル30に、例えば用紙種類の切換えを手動で設定する
ための入力手段を備えている。それ以外の制御回路部分
については、実施の形態1において説明した構成と同様
なので、それらの説明は省略する。
【0134】図30は、実施の形態4の動作フローを示
す図である。ここでは印刷スピードがA、Bの2種類の
みであり、これらの印刷スピードに対応する色ずれ量が
おのおの記憶されているものとしている。
【0135】まず、制御機構部53によって、カバーC
LOSEもしくは電源ONが行われたかどうかが判断さ
れ(ステップS0)、カバーCLOSEもしくは電源O
Nが行われた場合は、ステップS1に進んで、フラグ
A,Bをオフしてから、制御機構部53によって現在の
印刷スピードがAかBかについて判断される(ステップ
S2)。そして、それぞれのスピードA,Bにおいて色
ずれ量の検出が行われ(ステップS3、S4)、それら
の検出結果が補正値として制御機構部53内の図示しな
い記憶装置に保存され、対応するフラグA或いはフラグ
Bがオンされる(ステップS5、S6)。
【0136】こうして補正動作が終了した時点で、現在
の印刷スピードがAならばフラグAが、現在の印刷スピ
ードがBならばフラグBがそれぞれONされ、再びカバ
ーCLOSEもしくは電源ONが行われたかどうかが、
制御機構部53によって判断される(ステップS1)。
カバーCLOSEもしくは電源ONが行われなかった場
合、その後に印刷スピードが切り替えられたかどうかに
ついて判断される(ステップS7)。印刷スピードが変
更されていると、変更後の印刷スピードがAかBのいず
れかであるかの判断がなされる(ステップS8)。変更
後の印刷スピードに対応するフラグがONならば(ステ
ップS9,S10)、保存されている色ずれ補正データ
を読み出す(ステップS11,S12)。その時点でフ
ラグがOFFであれば、変更後の印刷ピードA,Bにお
いて色ずれ量の検出が行われ(ステップS3、S4)、
それらの検出結果が補正値として制御機構部53内の図
示しない記憶装置に保存され、対応するフラグがオンさ
れる(ステップS5、S6)。
【0137】このようにして2通り以上の印刷スピード
に対しても、色ずれの無い印刷が行われる。ただし、こ
こに説明した動作は、色ずれ補正動作が頻繁に起こりす
ぎたり、一度の補正動作に長い時間がかからないよう工
夫したものである。例えば、カバーCLOSEもしくは
電源ONが行われた際に、一度に複数の印刷スピードに
対して色ずれ補正を行っても良いし、印刷スピードを切
り替えるたびに色ずれ補正を行っても良い。
【0138】以上のように、実施の形態4のカラー画像
記録装置では、複数の画像形成手段を有するカラー画像
記録装置において、複数の印刷スピードが存在する場
合、それぞれの印刷スピードに対して色ずれ量を検出し
て印刷位置補正を行っているので、印刷スピードを変更
しても色ずれのない良好な記録が行えるカラー画像記録
装置装置を提供することができる。
【0139】なお、この実施の形態4では、感光体への
潜像を書き込む手段として、LEDヘッドで説明した
が、これに限定されるものではなく、たとえばレーザヘ
ッドによって書込む方式のものであっても良い。また、
色数に関しても、この実施の形態4では4色としたが、
複数色であれば3色、あるいは6色といった色数であっ
てもよい。
【0140】実施の形態5 実施の形態1では、用紙搬送方向の上流側にブラックト
ナーによる画像形成部を設け、その下流側にイエロー、
マゼンタ、シアンの各トナーによる画像形成部を配列し
た。そして、図12(e)に示したように、イエロー、
マゼンタ、シアンのカラートナーの反射率Rc、ベルト
の反射率Rb、ブラックトナーの反射率Rkが、Rc>
Rb>Rkの関係にあるときは、先に印刷されたブラッ
クトナーによるパターンの上に、後からイエロー、マゼ
ンタ、シアンのパターンが重ねて印刷されるので、ブラ
ックのパターンと、イエロー、マゼンタ、シアンのパタ
ーンが最もよく重なるブロックがもっとも明るい、もし
くはブラックのパターンと、イエロー、マゼンタ、シア
ンのパターンがちょうど互い違いになるブロックが最も
暗いという性質を利用して、色ずれ量を求めるようにし
ていた。しかし、この構成では、RbとRcにあまり差
がない場合は、ブラックのパターンと、イエロー、マゼ
ンタ、シアンのパターンの重なり具合で反射率があまり
変化せず、色ずれが検出できないという問題がある。
【0141】図31は、実施の形態5に係わる搬送ベル
トに印刷された検出用パターンの印刷濃度を説明する図
である。同図(a)〜(d)は、それぞれ縞状のカラー
のパターンと、縞状のブラックのパターンとの重なり具
合が異なって印刷された4つのブロックを示している。
また、図12(e)は、それぞれカラートナーの反射率
Rc、ベルトの反射率Rb、ブラックトナーの反射率R
kが、Rc>Rb>Rkの関係にあるものとして、反射
強度検出機構24によって検出される濃度レベルの変化
を示している。ここで、横軸は搬送ベルト12に対する
反射強度検出機構24の濃度検出位置に対応しており、
縦軸は反射光の検出結果である反射率(濃度レベル)を
示している。この濃度レベルは、例えば、図3、或いは
図4に示すような、搬送ベルト12に対向する位置に設
けられた反射強度検出機構24、或いは反射強度検出機
構24R,24Lによって検出される。
【0142】実施の形態5では、用紙搬送方向の最下流
側にブラックの画像形成部を設けて、ブラックのパター
ンがイエロー、マゼンタ、シアンのパターンを覆い隠す
ように構成されている。このような場合、カラートナー
の反射率Rc、ベルトの反射率Rb、ブラックトナーの
反射率Rkが、例えばRc>Rb>Rkの関係にあると
きは、ブラックのパターンと、イエロー、マゼンタ、シ
アンのパターンが最もよく重なり、カラートナーの露出
率が最も低いブロックが最も暗い、もしくはブラックの
パターンと、イエロー、マゼンタ、イアンのパターンが
ちょうど互い違いになり、カラートナーの露出率が最も
高いブロックが最も明るいという性質を利用して、色ず
れ量を求めることができる。
【0143】実施の形態5においては、各ブロックにお
いて、露出面積が変化するのはカラートナーとRkにあ
まりの差がない場合は、本実施例では色ずれを検出でき
ないが、RbとRkに充分な差があれば、色ずれを検出
できる。したがって、実施の形態1又は5を利用するこ
とによって、Rc=Rb=Rkという場合を除けば、色
ずれを検出できる。
【0144】
【発明の効果】この発明は、以上に説明したように構成
されているので、各色間の画像の色ずれを検出して、印
刷位置ずれを補正することで安定したカラー画像の印字
を可能とする画像記録装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1におけるカラー画像記録装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】 主走査方向及び副走査方向の色ずれを検出す
るための反射強度検出機構の取り付け位置を示す図であ
る。
【図3】 斜め方向の色ずれを検出するための反射強度
検出機構の取り付け位置を示す図である。
【図4】 実施の形態1に係る印刷制御回路の構成を示
すブロック図である。
【図5】 主走査方向の色ずれ量を検出するための検出
用パターンの具体的な構成方法を示す図である。
【図6】 主走査方向での色ずれ量を検出するための検
出用パターンの全体構成を示す図である。
【図7】 副走査方向の色ずれ量を検出するための検出
用パターンの具体的な構成方法を示す図である。
【図8】 副走査方向での色ずれ量を検出するための検
出用パターンの全体構成を示す図である。
【図9】 副走査方向の色ずれ量を検出するための検出
用パターンの、他の構成方法を示す図である。
【図10】 実施の形態1に係る斜め補正用の印刷制御
回路の構成を示すブロック図である。
【図11】 斜め方向での色ずれを検出するための検出
用パターンの全体構成を示す図である。
【図12】 搬送ベルトに印刷された検出用パターンの
印刷濃度を説明する図である。
【図13】 検出パターンの重なり具合と反射強度との
関係を示す図である。
【図14】 副走査方向の色ずれ量を検出するための斜
め縞の検出用パターンを示す図である。
【図15】 検出すべきブロックでベルト露出面積が最
小になるように設定した検出用パターンを示す図であ
る。
【図16】 トナー濃度と現像バイアスとの関係を示す
図である。
【図17】 実施の形態2のカラー画像記録装置におけ
る機構制御部と反射強度検出機構とを示す回路ブロック
図である。
【図18】 反射強度検出機構によるキャリブレーショ
ン用の基準パターンの一例を示す図である。
【図19】 キャリブレーション用の基準パターンと色
ずれ量の検出用パターンの配置関係を示す図である。
【図20】 キャリブレーション用の基準パターンと色
ずれ量の検出用パターンの配置関係を示す図である。
【図21】 実施の形態3における副走査方向の色ずれ
を検出するための粗調整用パターンの具体的な構成方法
を示す図である。
【図22】 (A)(B)は、それぞれ副走査方向での
色ずれ量の異なる2つの粗調整用パターンを示す図であ
る。
【図23】 反射強度検出機構における検出光のスポッ
ト径と検出用のパターンの大きさとの関係を示す図であ
る。
【図24】 反射強度についてのパターン走査出力波形
を示す図である。
【図25】 (A)(B)は、それぞれ微調整用と粗調
整用のパターン読取り回路の構成を示す図である。
【図26】 実施の形態3における多段階での色ずれを
補正するための検出用パターンの配置を示す図である。
【図27】 実施の形態3の読取り回路の構成を示すブ
ロック図である。
【図28】 実施の形態4におけるカラー画像記録装置
の構成を示すブロック図である。
【図29】 実施の形態4に係る印刷制御回路の構成を
示すブロック図である。
【図30】 実施の形態4の動作フローを示す図であ
る。
【図31】 実施の形態5に係わる搬送ベルトに印刷さ
れた検出用パターンの印刷濃度を説明する図である。
【符号の説明】
1 カラー画像記録装置、 2K,2Y,2M,2C
印刷機構、 3 LEDヘッド、 4K,4Y,4M,
4C 転写ローラ、 5 帯電ローラ、 6感光体、
7 現像ローラ、 8 現像ブレード、 9 スポンジ
ローラ、 10 トナーカートリッジ、 11K,11
Y,11M,11C 除電光源、 12 搬送ベルト、
13 駆動ローラ、 14 従動ローラ、 15 吸
着ローラ、 16 ホッピングローラ、 17 レジス
トローラ、 18 ピンチローラ、 19 用紙収容カ
セット、 20 ガイド、 21〜23 センサ、 2
4 反射強度検出機構、 25 ヒートローラ、 26
加圧ローラ、 27排出センサ、 28 排出スタッ
カ、 29 媒体判別センサ、 30 オペパネル、
31 張設ローラ、 32 クリーニングブレード、
33 廃トナータンク、 50 ホストインタフェース
部、 51 コマンド/画像処理部、52 LEDヘッ
ドインタフェース部、 53 機構制御部、 54 モ
ータ、55 ヒータ、 56 高圧制御部、 57 C
Η発生部、 58 DB発生部、 59 TR発生部、
60 スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 大輔 東京都港区芝浦4丁目11番地22号 株式会 社沖データ内 (72)発明者 井上 弘之 東京都港区芝浦4丁目11番地22号 株式会 社沖データ内 (72)発明者 吉田 一義 東京都港区芝浦4丁目11番地22号 株式会 社沖データ内 (72)発明者 尾形 秀一郎 東京都港区芝浦4丁目11番地22号 株式会 社沖データ内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数色のカラー画像を記録媒体に記録す
    る画像記録装置において、 搬送路に沿って記録媒体を搬送する搬送手段と、 前記搬送路中の記録媒体に対して順次に異なる色のカラ
    ー画像を形成する少なくとも2組以上の画像形成手段
    と、 前記画像形成手段により記録された検出用パターンから
    各色間の色ずれ量を検出する色ずれ検出手段と、 前記各画像形成手段による前記記録媒体への印刷位置
    を、前記色ずれ量に応じて補正する印刷位置補正手段と
    を備えたことを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記色ずれ検出手段では、前記検出用パ
    ターンの反射強度を測定することによって色ずれ量を検
    出することを特徴とする請求項1の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記記録媒体上に光の反射率が最も小さ
    い色のカラー画像を形成する画像形成手段が、前記搬送
    路の最も上流側に配置されていることを特徴とする請求
    項1又は請求項2のいずれかに記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録媒体上に光の反射率が最も小さ
    い色のカラー画像を形成する画像形成手段が、前記搬送
    路の最も下流側に配置されていることを特徴とする請求
    項1又は請求項2のいずれかに記載の画像記録装置。
  5. 【請求項5】 前記搬送手段が、記録媒体を吸着して搬
    送する搬送ベルトであって、前記色ずれ検出手段では、
    前記画像形成手段によって前記搬送ベルトの表面に主走
    査方向、副走査方向、及び斜め方向の検出用パターンの
    うち、少なくとも一つを印刷して、各色毎の色ずれ量を
    検出することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいず
    れかに記載の画像記録装置。
  6. 【請求項6】 前記検出用パターンが、縞状のパターン
    を一単位とする複数ブロックから構成されるとともに、
    基準位置に配置された前記画像形成手段によって印刷さ
    れるパターンと、前記他の画像形成手段によって印刷さ
    れるパターンとが、前記各ブロックでそれぞれ異なる位
    置ずれをもって重なり合うように構成されていることを
    特徴とする請求項5の画像記録装置。
  7. 【請求項7】 前記色ずれ検出手段では、前記搬送手段
    を構成する搬送ベルトの表面に前記画像形成手段のいず
    れか一つによって形成された基準パターンに基づいてキ
    ャリブレーションが実施されることを特徴とする請求項
    5又は請求項6のいずれかに記載の画像記録装置。
  8. 【請求項8】 前記色ずれ検出手段では、前記斜め方向
    の検出用パターンから反射強度を測定する一対の検出機
    構と、これら検出機構が切り替えて接続され、前記反射
    強度を交互に読み取る読み取り回路とを備えたことを特
    徴とする請求項5の画像記録装置。
  9. 【請求項9】 前記斜め方向の検出用パターンが、前記
    搬送手段を構成する搬送ベルトの表面であって、その左
    右方向の端部に互い違いに印刷されていることを特徴と
    する請求項8の画像記録装置。
  10. 【請求項10】 前記色ずれ検出手段では、検出精度の
    異なる複数の検出用パターンが形成され、前記印刷位置
    補正手段によって多段階での印刷位置の補正がなされる
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記
    載の画像記録装置。
  11. 【請求項11】 前記搬送手段では、前記記録媒体をそ
    の種類に応じて複数の印刷スピードに切り替えて搬送す
    る切り替え手段を備え、前記色ずれ検出手段では、前記
    印刷スピード毎に検出された主走査方向、副走査方向、
    及び斜め方向の色ずれ量のうち、少なくとも一つを記憶
    する記憶手段を備えていることを特徴とする請求項1乃
    至請求項5のいずれかに記載の画像記録装置。
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