JP2001133294A - 作業処理時間の自動表示方法及びその自動表示装置 - Google Patents

作業処理時間の自動表示方法及びその自動表示装置

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JP2001133294A
JP2001133294A JP31827299A JP31827299A JP2001133294A JP 2001133294 A JP2001133294 A JP 2001133294A JP 31827299 A JP31827299 A JP 31827299A JP 31827299 A JP31827299 A JP 31827299A JP 2001133294 A JP2001133294 A JP 2001133294A
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Eiji Takahashi
英治 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各作業工程における処理状況をリアルタイム
で自動的に表示させる。 【解決手段】 センサ18が作業の終了を検出し、この
オン信号に基づき演算装置28が作業の処理時間を演算
する。この後、コンピュータ20は演算結果が予め任意
に設定されている複数の時間領域のいずれに該当するか
を判断する。ディスプレイ装置30は、コンピュータの
判断結果に基づき、時間領域に対応する表示部34を演
算結果に対応するよう変動させて表示する。処理時間が
自動的に集計されるので、従来のような測定者が不要と
なる。また、表示画面32に全ての作業工程の表示内容
を表示させるので、各作業者の各作業に要した作業時間
のバラツキがリアルタイムで表示される。処理時間を平
均化或いは作業者間の時間のバラツキを極小化する処理
が迅速に行なえるので、製品の生産性が向上し、生産コ
ストを低げることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば複数の作業
工程により構成される組立ラインの作業全体の処理状況
を個々の作業工程に対応して一括に表示すると共にリア
ルタイムで自動的に表示する作業処理時間の自動表示方
法及びその自動表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばコンパクトディスク装置等をライ
ン作業によって組立てる場合には、一般的に複数の作業
者により行われる。そして、1工程に1作業者が配置さ
れる作業工程では、各作業者の作業に対する実力により
処理時間にバラツキが生ずる。そして、組立ラインにお
ける作業者毎の処理時間の平均化,或いは組立ライン全
体のバラツキの極小化を図るために、個々の作業者にお
ける処理時間を測定している。
【0003】処理時間の測定は、例えば測定者が作業工
程へ出向きその作業工程でストップウォッチを用い、手
動により測定,記録することにより行なっていた。その
後、上記記録に基づき例えば電卓などを用いて計算し、
この計算に基づいて分析した結果をグラフ化していた。
【0004】そして、分析結果としてのグラフを検討す
ることにより、他の作業工程に比べ遅れている作業工程
を発見し、遅れている作業内容の一部を別の作業工程へ
変更などの処理を行なう。これにより、上記処理時間を
平均化或いは作業者間の時間のバラツキを極小化し、作
業能率の向上が図られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来で
は、処理時間を計測する測定者が必要になると共に、測
定者が作業工程へ出向きストップウォッチなどを用いて
手動で測定し、かつ記録用紙に記録する必要がある。即
ち、上記従来では、測定作業が煩雑になるという不都合
があった。
【0006】また、上記従来では、記録用紙の記録に基
づき電卓などを用いて手作業で計算し、この計算に基づ
いて分析した結果をグラフ化していたので、分析作業が
煩雑になると共に分析作業に要する時間が長くなるとい
う不都合があった。
【0007】さらに、処理時間に関する測定作業及び分
析作業は、上述したように煩雑で手間を要するため、サ
ンプリング方式により例えば週に1回の割合でかつ作業
工程に対する測定回数が3回乃至10回程度のサンプル
によって測定していた。
【0008】そのため、稼動時間中における測定時点の
みを抽出した測定結果では、稼動時間全般の変動を測定
することができないという不都合があった。また、従来
では、分析結果に要する時間が長くなるので、迅速な対
応を採ることが困難であるという不都合があった。
【0009】さらに、上記分析結果を考慮し、作業時間
が他の作業内容よりも要した作業内容の一部を別の作業
工程へ変更などの処理を行なった後に、その対応が適切
であるか否かの判断は、上述したように分析結果に要す
る時間が長くなるので、改善結果を迅速に確認できない
という不都合があった。
【0010】即ち、従来では、多くの工程の状況を監視
し生産全体のバランスを考慮した作業内容の平均化が困
難であり、工程毎の作業内容の変更等の管理が煩雑とな
っていた。
【0011】そこで、本発明は上記事実を考慮し、作業
工程における処理状況をリアルタイムで自動的に表示す
る作業処理時間の自動表示方法及びその自動表示装置を
提供することが目的である。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、作業の終了を検出する検出手段と、前記検出手段の
検出結果に基づいて前記作業の処理時間を演算する演算
手段と、前記演算手段の演算結果を、予め任意に設定さ
れている複数の時間領域のいずれに該当するかを判断す
る判断手段と、前記時間領域に対応する表示部が表示さ
れ、前記判断手段の判断結果に基づき前記演算結果に該
当する前記表示部を変動させて表示する表示手段と、を
有することを特徴としている。
【0013】本発明においては、検出手段が作業の終了
を検出し、かつこの検出結果に基づき演算手段が作業の
処理時間を演算する。この後、判断手段は演算結果が予
め任意に設定されている複数の時間領域のいずれに該当
するかを判断する。表示手段は、判断手段の判断結果に
基づき、時間領域に対応する表示部を演算結果に対応す
るよう変動させて表示する。
【0014】本発明においては、検出手段が作業の終了
を検出しかつこの検出結果に基づき演算手段が作業の処
理時間を演算するので、処理時間が自動的に集計され
る。即ち、本発明によれば、処理時間が自動的に集計さ
れるので、従来のような測定者及び測定者などによる手
作業が不要になると共に、測定者などによる測定作業及
び分析作業が不要となる。
【0015】また、本発明においては、表示手段が判断
手段の判断結果に基づき時間領域に対応する表示部を演
算結果に対応するよう変動させて表示するので、複数の
作業工程により構成される組立ラインの作業全体を自動
表示させる場合において個々の作業工程に対応して表示
する表示部を一括に表示させる場合には、各作業者の各
作業に要した作業時間のバラツキがリアルタイムで表示
される。
【0016】即ち、本発明においては、分析結果に要す
る時間が短くなるので、対応策を迅速に行なえる。例え
ば、作業時間が他の作業内容よりも要した作業内容の一
部を別の作業工程へ迅速に変更できる。従って、本発明
においては、例えば管理者が各工程における作業毎の処
理状況を迅速かつ正確に把握できるので、各工程におけ
る作業内容に応じた作業内容を迅速に変更などできると
共に、迅速かつ正確に変更内容の当否が把握できる。
【0017】さらに、本発明によれば、表示装置の表示
部を視認することにより迅速かつ適切な対応を採ること
ができるので、処理時間を平均化或いは作業者間の時間
のバラツキを極小化し、作業能率の向上を図ることがで
きる。従って、本発明によれば、製品の生産性が向上す
るので、生産コストを低げることができる。
【0018】なお、本発明によれば、検出手段が作業の
終了を検出しかつこの検出結果に基づき演算手段が作業
の処理時間を演算するので、作業の稼動日において全て
の作業工程でかつ稼動時間全般の変動を測定できる。即
ち、本発明によれば、稼動時間全般の変動を測定できる
ので、稼動時間中での時間帯の変動も容易に把握でき
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図5に基づいて、
本発明の一実施形態である作業処理時間の自動表示装置
及びその自動表示方法について説明する。本実施形態に
係る自動表示装置及びその自動表示方法は、コンパクト
ディスク装置等をライン作業によって組立てる際の表示
システムに適用される。また、本実施形態に係る処理
は、データを即時に処理するリアルタイム処理となって
いる。
【0020】なお、図1は本実施形態の自動表示装置に
関する概略した構成図,図2は図1に示すワークの搬送
機構に関する概略した構成図,図3は図1に示すディス
プレイ装置に表示される画面表示,図4は作業処理時間
の自動表示処理に関するフローチャートである。
【0021】図1に示すように、本実施形態の自動表示
装置に関する表示システムは、ワークであるコンパクト
ディスク装置10を組立てる組立ラインに接続されてい
る。
【0022】組立ラインのコンベア装置12には、その
搬送方向に沿って配置される一対のレール13と,レー
ル13に適宜間隔をもって回転可能に配置される図示し
ないローラと,ローラ上に載置される移動手段である板
状のパレット14と,このパレット14の通路に対応し
て配置される停止手段であるストッパ16及び検出手段
である光ビームセンサ(以下、「センサ」という)18
が配置されている。
【0023】ローラは、図示しない駆動手段によって回
転制御され、パレット14を搬送方向(図1及び図2で
は、矢印P方向)へ搬送する。また、本実施形態の搬送
手段は、レール13,ローラ,パレット14などで構成
される。
【0024】そして、パレット14上に組立途中のコン
パクトディスク装置10が載置され、各作業工程でネジ
止めなどの適宜の作業が行なわれる。なお、組立ライン
における作業工程は7工程に分けられており、そのため
7人の作業者が配置されている。
【0025】ストッパ16は、図示しないフート用のペ
ダルに連結されており、ペダルの踏み込み,この踏み込
みの解除により昇降するように構成されている。そし
て、作業者Sがペダルを踏み込むと、図2に示すよう
に、ストッパ16が下降し、ストッパ16で位置決めさ
れていたパレット14が搬送方向へ搬送される。一方、
ペダルの踏み込みを解除すると、ストッパ16が上昇
し、ストッパ16の直前に位置するパレット14が停止
し位置決めされる。
【0026】図1及び図2に示すように、センサ18
は、各作業工程に対応するストッパ16の搬送側に配置
されており、通過するパレット14に反射する反射光に
基づきパレット14の移動を検出する。即ち、センサ1
8は、パレット14がセンサ18上を通過する際にオン
になるように設定されている。
【0027】図1に示すように、センサ18は演算手段
または判断手段であるコンピュータ20の入力ポート2
2に接続されており、入力ポート22にセンサ18の信
号(オン,オフの信号)が入力される。
【0028】コンピュータ20には、演算手段の一部を
構成するタイマ24,記憶装置26,及び演算装置28
が配置されている。タイマ24は、コンピュータ20の
電源をオンさせることによってスタートし、経過時間を
カウントする。
【0029】演算回路28は、前回のセンサ18の検出
時間から今回のセンサ18の検出時間を演算する。記憶
装置26は、センサ18からの検出信号であるオン信号
(以下、センサ信号という)が入力ポート22に入力さ
れる時間及び演算手段28で演算される演算時間などを
記憶する。
【0030】コンピュータ20には、作業処理時間の自
動表示処理に関する処理内容及びその手順のプログラム
が入力されている。そして、このプログラムを選択する
と、コンピュータ20内で作業処理時間の自動表示処理
が行われる。
【0031】また、コンピュータ20は、10mS間隔
で入力ポート22にセンサ18からのセンサ信号が入力
されたか否かを検出する。さらに、コンピュータ20
は、センサ18からのセンサ信号に基づき何番目の作業
工程におけるセンサ18かを判断する。即ち、コンピュ
ータ20には、各作業工程におけるセンサ18に対応し
て予め設定されたセンサ番号「1」乃至「7」が付さ
れ、記憶装置26に記憶されている。
【0032】コンピュータ20にはディスプレイ装置3
0が接続されており、ディスプレイ装置30の表示画面
32には画像データに基づく表示内容が表示される。な
お、画像データは、プログラムに基づく手順で作成され
る。
【0033】図3に示すように、表示画面32は、任意
に時間幅が分割された複数の時間領域に対応する表示部
34が表示される。時間領域は、3〜23秒,24〜2
5秒,26〜27秒,28〜29秒,30〜31秒,3
2〜33秒,及び34〜60秒の時間幅に区分されてい
る。
【0034】時間表示36の左側には、図示しないが、
工程名称(例えば、作業内容を区別するAD−1,MT
−1,FI−1などの表示)及び作業者の氏名などが表
示される。なお、表示画面32には、同時に複数人(本
実施形態では、7人)の作業処理に対する表示部が表示
される。
【0035】表示画面32には、上記時間幅に対応する
時間表示36が表示される。また、時間表示36の右側
には、当該時間幅に対する累積時間を表示する累積時間
表示38が表示される。さらに、累積時間表示38の右
側には、上記累積時間表示38に対応する棒グラフ40
が表示される。
【0036】棒グラフ40は、累積時間の度数分布を表
わし、異なる表示色で表示される。3〜23秒の時間幅
は、青色で表示され、余裕のある工程を表わす。24〜
25秒の時間幅は、緑色で表示され、余裕のある工程を
表わす。26〜27秒の時間幅は、青緑色で表示され、
余裕のある工程を表わす。
【0037】また、28〜29秒の時間幅は、紫色で表
示され、余裕のある工程を表わす。即ち、青色,緑色,
青緑色,及び紫色で表示される棒グラフ40部分は、予
め設定された目標値よりも速い作業時間で処理されてい
るので、他の作業を追加しても良いことを表わす。
【0038】30〜31秒の時間幅は、黄緑色で表示さ
れ、予め設定された目標値に対応している工程を表わ
す。即ち、黄緑色で表示される棒グラフ40部分は、対
策が必要ないことを表わす。
【0039】一方、32〜33秒の時間幅は、黄色で表
示され、目標値を下回っている工程を表わす。即ち、黄
色で表示される棒グラフ40部分は、注意状態にあり、
対策を検討する必要があることを表わす。
【0040】また、34〜60秒の時間幅は、赤色で表
示され、目標値を黄色の状態よりもさらに下回っている
工程を表わす。即ち、赤色で表示される棒グラフ40部
分は、危険状態にあり、迅速に対策を施す必要があるこ
とを表わす。
【0041】本実施形態によれば、棒グラフ40部分を
視認することで作業処理状況を認識できるので、管理者
が状況判断として危険状態にあるのか否かのを容易に判
断できる。また、本実施形態によれば、棒グラフ40部
分を異なる表示色で表示させているので、さらに作業処
理状況を容易に認識できる。特に、本実施形態において
は、危険状態にあることを示す表示色を赤色とし、注意
を喚起できるように考慮している。
【0042】なお、図3において、青色は水平方向での
破線部分で示し,緑色は右下がり方向での破線部分で示
し,青緑色は左下がり方向での破線部分で示し,紫色は
右下がり方向での斜線部分で示す。また、黄緑色は左下
がり方向での斜線部分で示し,黄色は交差線部分で示
し、赤色は黒塗り部分で示す。
【0043】次に、本実施形態の作用について説明す
る。図4及び図5のフローチャートに基づき作業処理時
間の自動表示処理に関する手順について説明する。
【0044】まず、センサ18に関する処理を、図4に
示されるフローチャートに基づき説明する。ステップ1
00において、コンピュータ20の電源がオンされたか
否かが判断され、否定の場合には電源がオンされるのを
待つ。
【0045】ステップ100が肯定の場合には、ステッ
プ102でタイマ24をスタートさせる。また、ステッ
プ104において、入力ポート22に入力されるセンサ
18からのセンサ信号を10mS間隔で読み取る。
【0046】ステップ106において、センサ信号が入
力ポート22に入力されたか否かが判断される。ステッ
プ106の処理は、センサ信号が入力ポート22に入力
されるまで続けられる。ステップ106が肯定の場合に
は、ステップ108でタイマ24の値Tnをパレット1
4における今回の通過時間Tkとして記憶装置26に記
憶させる。
【0047】ステップ110において、センサ信号が入
力された工程箇所即ちセンサ番号が「1」か否かが判断
される。ステップ110が否定の場合には、ステップ1
12でセンサ番号が「2」か否かが判断される。即ち、
ステップ110,112の処理を繰り返すことより、セ
ンサ番号「1」乃至「7」に対応する作業工程における
作業が終了したかを順次判断する。
【0048】ステップ110或いは112が肯定の場合
には図5のサブルーチンに示す時間表示制御の処理が行
われ、この時間表示制御の処理後はステップ116でタ
イマ24の値Tnを前回の通過時間Tzとして記憶装置
26に記憶させる。ステップ116の処理が終了する
と、ステップ104に戻り、ステップ104以降の処理
が順次繰り返される。
【0049】次に、ステップ114における時間表示制
御に関する処理を、図5に示されるフローチャートに基
づき説明する。ステップ118で今回の通過時間Tkを
記憶装置26から読み出すと共に、ステップ120で前
回の通過時間Tzを記憶装置26から読み出す。
【0050】ステップ122において、演算装置28で
今回の通過時間Tkから前回の通過時間Tzを減算し、
tの値を演算する。ステップ124において、tを当該
作業工程での処理時間として記憶装置26に記憶させ
る。
【0051】ステップ126において、処理時間tが3
秒乃至60秒の時間領域内に該当するか否かが判断さ
れ、否定の場合には図4に示す主ルーチンに戻る。ステ
ップ126が否定の場合にはセンサ18などの故障或い
は長い時間に亘って作業から離れている状態(例えば、
休憩或いは作業に問題が生じた場合)などが想定される
ので、このような場合を作業処理時間のデータから除外
する。即ち、ステップ126は、基礎となるデータを選
別するための処理であり、適正な作業処理時間を集計で
きるようにする。
【0052】ステップ126が肯定の場合には、ステッ
プ128で処理時間tが3秒から24秒未満の時間領域
内に該当するか否かが判断される。なお、ここで、3秒
から24秒未満としてのは、本来の時間幅は3秒〜23
秒の間であるが、23秒から24秒未満の端数を上記時
間領域内に含ませるためである。そして、この処理は、
以下の時間幅についても、同様に行う。
【0053】ステップ128が肯定の場合には、ステッ
プ130で3秒から24秒未満の時間領域に対応するカ
ウント値を示す変数C1を1インクリメントする。この
場合、図3に示す累積時間表示38の数値は、変数C1
に対応する数値に書き換える。ステップ132におい
て、3秒〜23秒の時間帯K1に対応する棒グラフ40
部分に1ブロックを加算した表示に書き換える。
【0054】ステップ128が否定の場合には、ステッ
プ134で処理時間tが24秒から26秒未満の時間領
域内に該当するか否かが判断される。ステップ134が
肯定の場合には、ステップ136で24秒から26秒未
満の時間領域に対応するカウント値を示す変数C2を1
インクリメントする。ステップ138において、24秒
〜25秒の時間帯K2に対応する棒グラフ40部分に1
ブロックを加算した表示に書き換える。
【0055】以下、上記処理については具体的に説明し
ないが、処理時間tが26秒から28秒未満,28秒か
ら29秒未満,30秒から32秒未満,及び32秒から
34秒未満の時間領域内に該当するか否かがそれぞれ判
断される。上述するような処理が行われる。
【0056】そして、ステップ140においては処理時
間tがステップ126における上記以外の時間領域即ち
34秒から60秒までの時間領域内に該当するので、ス
テップ142で34秒から60秒までの時間領域に対応
するカウント値を示す変数C7を1インクリメントす
る。
【0057】ステップ144において、34秒〜60秒
の時間帯K7に対応する棒グラフ40部分に1ブロック
を加算した表示に書き換える。ステップ132,13
8,及び144の処理が終了した後は、図4に示す主ル
ーチンに戻る。そして、作業の稼動時間に亘り、上述し
た処理が繰り返される。なお、コンピュータ20の電源
をオフにすると、本フローチャートは終了する。
【0058】本実施形態においては、センサ18からの
センサ信号が入力されると、略同時に演算装置28がデ
ータ処理を行い、作業の処理時間を演算する。即ち、本
実施形態によれば、処理時間が自動的に集計されるの
で、従来のような測定者及び測定者などによる手作業が
不要になると共に、測定者などによる測定作業及び分析
作業が不要となる。
【0059】また、本実施形態においては、コンピュー
タ20が時間領域に対応する表示部34を演算結果に対
応するよう変動させて表示させると共に表示画面32に
全ての作業工程の表示内容を表示させるので、各作業者
の各作業に要した作業時間のバラツキがリアルタイムで
表示される。即ち、本実施形態においては、分析結果に
要する時間が短くなるので、対応策を迅速に行なえる。
例えば、作業時間が他の作業内容よりも要した作業内容
の一部を別の作業工程へ迅速に変更できる。本実施形態
においては、例えば管理者が各工程における作業毎の処
理状況を迅速かつ正確に把握できるので、各工程におけ
る作業内容に応じた作業内容を迅速に変更などできると
共に、迅速かつ正確に変更内容の当否が把握できる。
【0060】即ち、本実施形態によれば、ディスプレイ
装置30の表示部34を視認することにより迅速かつ適
切な対応を採ることができるので、処理時間を平均化或
いは作業者間の時間のバラツキを極小化し、作業能率の
向上を図ることができる。従って、本実施形態によれ
ば、製品の生産性が向上するので、生産コストを低げる
ことができる。
【0061】さらに、本実施形態によれば、センサ18
が作業の終了を検出しかつこの検出結果に基づき演算装
置28が作業の処理時間を演算するので、作業の稼動日
において全ての作業工程でかつ稼動時間全般の変動を測
定できる。即ち、本実施形態によれば、稼動時間全般の
変動を測定できるので、稼動時間中での時間帯の変動も
容易に把握できる。
【0062】なお、本実施形態では作業処理時間の自動
表示装置及びその自動表示方法がコンパクトディスク装
置の組立てに関するものであるが、本発明の作業処理時
間の自動表示装置及びその自動表示方法は自動車などを
組立てるものであっても同様に適用できる。
【0063】また、本実施形態ではタイマ24がコンピ
ュータ20に内蔵されたものの例であるが、本発明では
外付け用のタイマをコンピュータに接続させ計時できる
ように構成しても良い。
【0064】さらに、本実施形態では表示手段をディス
プレイ装置30とした例であるが、本発明の表示手段は
紙などとしても良い。また、検出手段であるセンサの種
類,停止手段であるストッパの構造,時間領域,棒グラ
フ部分の表示色などは、任意に変更できる。
【0065】例えば、累積時間に関する表示は、本実施
形態の棒グラフに限定されず、円グラフ,折線グラフな
ど任意に変更できる。また、検出手段はセンサに限定さ
れず、例えばストッパ16に連結されたペダルに連動す
るスイッチなどに変更しても良い。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、検出手段が作業の終了
を検出しかつこの検出結果に基づき演算手段が作業の処
理時間を演算するので、従来のような測定者及び測定者
などによる手作業が不要になると共に、測定者などによ
る測定作業及び分析作業が不要となる。
【0067】また、本発明によれば、表示手段が判断手
段の判断結果に基づき時間領域に対応する表示部を演算
結果に対応するよう変動させて表示するので、複数の作
業工程により構成される組立ラインの作業全体を自動表
示させる場合において個々の作業工程に対応して表示す
る表示部を一括に表示させる場合には、各作業者の各作
業に要した作業時間のバラツキをリアルタイムで表示で
きる。
【0068】さらに、本発明によれば、表示装置の表示
部を視認することにより迅速かつ適切な対応を採ること
ができるので、処理時間を平均化或いは作業者間の時間
のバラツキを極小化し、作業能率の向上を図ることがで
きる。従って、本発明によれば、製品の生産性が向上す
るので、生産コストを低げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る自動表示装置に関す
る概略した構成図である。
【図2】図1に示すワーク搬送機構に関する概略した構
成図である。
【図3】図1に示すディスプレイ装置に表示される画面
表示である。
【図4】図1に示すワーク搬送機構の作業処理時間の自
動表示処理に関するフローチャートである。
【図5】図4での時間表示制御の処理に関するサブルー
チンである。
【符号の説明】
10 コンパクトディスク装置(ワーク) 12 コンベア装置(搬送手段) 14 パレット(移動手段) 16 ストッパ(停止手段) 18 光ビームセンサ(検出手段) 20 コンピュータ(判断手段) 24 タイマ 26 記憶装置(記憶手段) 28 演算装置(演算手段) 30 ディスプレイ装置(表示手段) 34 表示部 Tk 今回の通過時間 Tz 前回の通過時間 t 処理時間

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業の終了を検出する検出手段と、 前記検出手段の検出結果に基づいて前記作業の処理時間
    を演算する演算手段と、 前記演算手段の演算結果を、予め任意に設定されている
    複数の時間領域のいずれに該当するかを判断する判断手
    段と、 前記時間領域に対応する表示部が表示され、前記判断手
    段の判断結果に基づき前記演算結果に該当する前記表示
    部を変動させて表示する表示手段と、 を有することを特徴とする作業処理時間の自動表示装
    置。
  2. 【請求項2】 複数の作業工程により構成される組立ラ
    インの作業全体を自動表示させる場合において、 個々の作業工程に対応して表示する前記表示部を一括に
    表示させることを特徴とする請求項1に記載の作業処理
    時間の自動表示装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段を光センサとし、前記光セ
    ンサが前記作業の終了時に移動する移動手段の通過を検
    出することを特徴とする請求項1または2に記載の作業
    処理時間の自動表示装置。
  4. 【請求項4】 前記各表示部の表示を、それぞれ異なる
    表示様式で表示させることを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれか1項に記載の作業処理時間の自動表示装置。
  5. 【請求項5】 前記表示様式を表示色とし、前記各表示
    部をそれぞれ異なる色で表示させることを特徴とする請
    求項4に記載の作業処理時間の自動表示装置。
  6. 【請求項6】 前記演算手段には前記検出手段からの検
    出結果に基づく時間を計時するタイマを備え、 前記タイマにおける前回の検出時間から今回の検出時間
    を前記作業の処理時間として前記演算手段で演算するこ
    とを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
    作業処理時間の自動表示装置。
  7. 【請求項7】 作業の終了を検出し、かつこの検出結果
    に基づいて前記作業の処理時間を演算すると共に、この
    演算結果が予め任意に設定されている複数の時間領域の
    いずれに該当するかを判断し、 この判断結果に基づき、前記時間領域に対応する表示部
    を前記演算結果に対応するよう変動させて表示すること
    を特徴とする作業処理時間の自動表示方法。
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