JPH08136427A - 木材強度検査方法 - Google Patents
木材強度検査方法Info
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- JPH08136427A JPH08136427A JP27396894A JP27396894A JPH08136427A JP H08136427 A JPH08136427 A JP H08136427A JP 27396894 A JP27396894 A JP 27396894A JP 27396894 A JP27396894 A JP 27396894A JP H08136427 A JPH08136427 A JP H08136427A
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- bending strength
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 木材に部分的に曲げ強度が規定値を下回る箇
所があっても、木材の全部を廃棄しなくてもよく、木材
の有効利用を達成できるようにする。 【構成】 被検査木材20を送り経路に沿って送る途中
でシリンダ等からなる押圧手段による曲げ荷重を木材2
0に付与し、この曲げ荷重による木材20からの反力を
強度センサで検出して木材20の曲げ強度を検査する方
法において、木材20の長手方向に区分点A〜Dによる
複数の区分長さ部を設定し、これらの区分長さ部内に測
定点a〜d、e〜h、i〜lの測定点を設け、これらの
測定点についての曲げ強度検査によって区分長さ部毎に
曲げ強度を評価する。
所があっても、木材の全部を廃棄しなくてもよく、木材
の有効利用を達成できるようにする。 【構成】 被検査木材20を送り経路に沿って送る途中
でシリンダ等からなる押圧手段による曲げ荷重を木材2
0に付与し、この曲げ荷重による木材20からの反力を
強度センサで検出して木材20の曲げ強度を検査する方
法において、木材20の長手方向に区分点A〜Dによる
複数の区分長さ部を設定し、これらの区分長さ部内に測
定点a〜d、e〜h、i〜lの測定点を設け、これらの
測定点についての曲げ強度検査によって区分長さ部毎に
曲げ強度を評価する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木材(木質系材料を含
む)の強度を検査するための方法に係り、例えば、パネ
ル工法住宅のパネルの芯材、梁等を形成する集成材、積
層材の強度検査のために利用できるものである。
む)の強度を検査するための方法に係り、例えば、パネ
ル工法住宅のパネルの芯材、梁等を形成する集成材、積
層材の強度検査のために利用できるものである。
【0002】
【背景技術】建物の建材として使用される木材には所定
値以上の強度を有していることが要求され、特開昭58
−208643号、特開平4−359132号等にはこ
のような木材の強度を検査するための装置が示されてい
る。これらの木材強度検査装置では、被検査木材がロー
ラ等で構成された送り経路に沿って送られるとともに、
この送り途中においてシリンダ等で構成された押圧手段
による曲げ荷重が被検査木材に付与され、この曲げ荷重
による被検査木材からの反力を強度センサで検出するこ
とにより、被検査木材の曲げ強度(ヤング率)を検査す
るようになっている。被検査木材はその長手方向の一箇
所乃至複数箇所で曲げ強度が検査され、この検査結果に
基づき、建材として使用可能か否かの判定や等級付けが
なされる。
値以上の強度を有していることが要求され、特開昭58
−208643号、特開平4−359132号等にはこ
のような木材の強度を検査するための装置が示されてい
る。これらの木材強度検査装置では、被検査木材がロー
ラ等で構成された送り経路に沿って送られるとともに、
この送り途中においてシリンダ等で構成された押圧手段
による曲げ荷重が被検査木材に付与され、この曲げ荷重
による被検査木材からの反力を強度センサで検出するこ
とにより、被検査木材の曲げ強度(ヤング率)を検査す
るようになっている。被検査木材はその長手方向の一箇
所乃至複数箇所で曲げ強度が検査され、この検査結果に
基づき、建材として使用可能か否かの判定や等級付けが
なされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】被検査木材には数メー
トルの長さを有するものがあり、このような長寸木材に
ついて前述した従来の木材強度検査を行い、この検査結
果による曲げ強度が建材として使用するのに不適当な値
であった場合には、従来では、長寸木材の全部を廃棄し
なければならなかった。
トルの長さを有するものがあり、このような長寸木材に
ついて前述した従来の木材強度検査を行い、この検査結
果による曲げ強度が建材として使用するのに不適当な値
であった場合には、従来では、長寸木材の全部を廃棄し
なければならなかった。
【0004】しかし、長寸木材中において、一部分だけ
の曲げ強度が規定値を下回る小さな値となっていて、他
の部分の曲げ強度が十分に大きい場合がある。このよう
な場合に、長寸木材の全部を廃棄しなければならないこ
とは木材に無駄が生じ、木材の有効利用を達成できない
ことになる。
の曲げ強度が規定値を下回る小さな値となっていて、他
の部分の曲げ強度が十分に大きい場合がある。このよう
な場合に、長寸木材の全部を廃棄しなければならないこ
とは木材に無駄が生じ、木材の有効利用を達成できない
ことになる。
【0005】本発明の目的は、木材に部分的に曲げ強度
が規定値を下回る箇所があっても、木材の全部を廃棄し
なくてもよく、木材の有効利用を達成できるようになる
木材強度検査方法を提供するところにある。
が規定値を下回る箇所があっても、木材の全部を廃棄し
なくてもよく、木材の有効利用を達成できるようになる
木材強度検査方法を提供するところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る木材強度検
査方法は、被検査木材を送り経路に沿って送るととも
に、この送り途中で押圧手段による曲げ荷重を被検査木
材に付与し、この曲げ荷重による被検査木材からの反力
を強度センサで検出して被検査木材の曲げ強度を検査す
る木材強度検査方法において、被検査木材の長手方向に
複数の区分長さ部を設定し、これらの区分長さ部内に少
なくとも1個の測定点を設け、この測定点についての曲
げ強度検査結果によって区分長さ部毎に曲げ強度を評価
することを特徴とするものである。
査方法は、被検査木材を送り経路に沿って送るととも
に、この送り途中で押圧手段による曲げ荷重を被検査木
材に付与し、この曲げ荷重による被検査木材からの反力
を強度センサで検出して被検査木材の曲げ強度を検査す
る木材強度検査方法において、被検査木材の長手方向に
複数の区分長さ部を設定し、これらの区分長さ部内に少
なくとも1個の測定点を設け、この測定点についての曲
げ強度検査結果によって区分長さ部毎に曲げ強度を評価
することを特徴とするものである。
【0007】以上において、それぞれの区分長さ部内に
設けられる測定点を複数とし、これらの測定点について
の曲げ強度の平均値に基づいて区分長さ部の曲げ強度を
評価するようにしてもよい。
設けられる測定点を複数とし、これらの測定点について
の曲げ強度の平均値に基づいて区分長さ部の曲げ強度を
評価するようにしてもよい。
【0008】また、前記押圧手段と前記強度センサを被
検査木材を挟んで前記送り経路の両側に2個設け、区分
長さ部毎に曲げ強度を評価するための曲げ強度の値をこ
れら2個の強度センサからの測定値の平均値としてもよ
い。
検査木材を挟んで前記送り経路の両側に2個設け、区分
長さ部毎に曲げ強度を評価するための曲げ強度の値をこ
れら2個の強度センサからの測定値の平均値としてもよ
い。
【0009】また、被検査木材の用途は任意であるが、
被検査木材が工業化建物の建材として使用される場合に
は、前記区分長さ部の寸法をこの工業化建物の基準寸法
と対応させることが望ましい。
被検査木材が工業化建物の建材として使用される場合に
は、前記区分長さ部の寸法をこの工業化建物の基準寸法
と対応させることが望ましい。
【0010】
【作用】本発明では、被検査木材の長さ方向に複数の区
分長さ部が設定され、これらの長さ部内に少なくとも1
個の測定点を設け、この測定点についての曲げ強度検査
結果によって区分長さ部毎に曲げ強度を評価するように
したため、長寸の被検査木材に部分的に曲げ強度が規定
値を下回る箇所があっても、この箇所を含む区分長さ部
を強度検査作業後に切断除去することにより、曲げ強度
が規定値以上となっている他の部分を有効利用できるよ
うになる。
分長さ部が設定され、これらの長さ部内に少なくとも1
個の測定点を設け、この測定点についての曲げ強度検査
結果によって区分長さ部毎に曲げ強度を評価するように
したため、長寸の被検査木材に部分的に曲げ強度が規定
値を下回る箇所があっても、この箇所を含む区分長さ部
を強度検査作業後に切断除去することにより、曲げ強度
が規定値以上となっている他の部分を有効利用できるよ
うになる。
【0011】また、押圧手段と強度センサを被検査木材
を挟んで送り経路の両側に2個設け、これら2個の強度
センサからの測定値の平均値で区分長さ部毎の曲げ強度
を評価するようにした場合には、曲げ強度の測定および
これに基づく評価を正確なものにできる。
を挟んで送り経路の両側に2個設け、これら2個の強度
センサからの測定値の平均値で区分長さ部毎の曲げ強度
を評価するようにした場合には、曲げ強度の測定および
これに基づく評価を正確なものにできる。
【0012】また、区分長さ部の寸法を工業化建物の基
準寸法と対応したものにした場合には、長寸の被検査木
材の曲げ強度の検査をこの基準寸法毎に行えることにな
り、被検査木材を切断して基準寸法に基づいた所定長さ
の建材を作る場合に好都合となる。
準寸法と対応したものにした場合には、長寸の被検査木
材の曲げ強度の検査をこの基準寸法毎に行えることにな
り、被検査木材を切断して基準寸法に基づいた所定長さ
の建材を作る場合に好都合となる。
【0013】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【0014】図1は、本実施例に係る方法を実施するた
めに使用する木材強度検査装置1の概略図である。この
装置1は送りローラ2〜7を備えており、これらの送り
ローラ2〜7はモータ8によりチェーン等の無端部材
9、10を介して図中反時計方向に回転するようになっ
ている。送りローラ2〜7の上部にはクランプローラ1
1〜16が配設され、これらのクランプローラ11〜1
6はモータ17によりチェーン等の無端部材18、19
を介して図中時計方向へ回転するようになっている。ク
ランプローラ11〜16は図示しないシリンダ等による
加圧手段で下側へ弾性付勢され、これにより、送りロー
ラ2〜7とクランプローラ11〜16との間に送り込ま
れる被検査木材20が送りローラ2〜7上に押し付けら
れ、送りローラ2〜7とクランプローラ11〜16の回
転で図中右側から左側へ送られるようになっている。
めに使用する木材強度検査装置1の概略図である。この
装置1は送りローラ2〜7を備えており、これらの送り
ローラ2〜7はモータ8によりチェーン等の無端部材
9、10を介して図中反時計方向に回転するようになっ
ている。送りローラ2〜7の上部にはクランプローラ1
1〜16が配設され、これらのクランプローラ11〜1
6はモータ17によりチェーン等の無端部材18、19
を介して図中時計方向へ回転するようになっている。ク
ランプローラ11〜16は図示しないシリンダ等による
加圧手段で下側へ弾性付勢され、これにより、送りロー
ラ2〜7とクランプローラ11〜16との間に送り込ま
れる被検査木材20が送りローラ2〜7上に押し付けら
れ、送りローラ2〜7とクランプローラ11〜16の回
転で図中右側から左側へ送られるようになっている。
【0015】このように、本実施例では送りローラ2〜
7とクランプローラ11〜16とにより、被検査木材2
0を送るための送り経路21が構成されている。
7とクランプローラ11〜16とにより、被検査木材2
0を送るための送り経路21が構成されている。
【0016】被検査木材20の上側において、クランプ
ローラ12と13との間には荷重ローラ22が設けら
れ、この荷重ローラ22は下向きのシリンダ23のピス
トンロット23Aに取り付けられている。このため、ピ
ストンロット23Aが所定量分だけ伸び作動すると荷重
ローラ22から被検査木材20に下向きの曲げ荷重が加
えられる。従って、荷重ローラ22とシリンダ23とに
より、被検査木材20に下向きの曲げ荷重を付与するた
めの押圧手段24が構成されている。
ローラ12と13との間には荷重ローラ22が設けら
れ、この荷重ローラ22は下向きのシリンダ23のピス
トンロット23Aに取り付けられている。このため、ピ
ストンロット23Aが所定量分だけ伸び作動すると荷重
ローラ22から被検査木材20に下向きの曲げ荷重が加
えられる。従って、荷重ローラ22とシリンダ23とに
より、被検査木材20に下向きの曲げ荷重を付与するた
めの押圧手段24が構成されている。
【0017】被検査木材20の下側において、送りロー
ラ5と6との間には、押圧手段24と同様に、荷重ロー
ラ22、シリンダ23で構成された押圧手段25が配置
され、この押圧手段25は被検査木材20に上向きの曲
げ荷重を付与するためのものとなっている。
ラ5と6との間には、押圧手段24と同様に、荷重ロー
ラ22、シリンダ23で構成された押圧手段25が配置
され、この押圧手段25は被検査木材20に上向きの曲
げ荷重を付与するためのものとなっている。
【0018】押圧手段24、25には強度センサ26、
27が設けられ、これらの強度センサ26、27は、押
圧手段24、25の荷重ローラ22から被検査木材20
に曲げ荷重が作用したときに生ずる被検査木材20から
の反力を検出するためのものであり、この反力の検出に
よって被検査木材20の曲げ強度が測定されるようにな
っている。
27が設けられ、これらの強度センサ26、27は、押
圧手段24、25の荷重ローラ22から被検査木材20
に曲げ荷重が作用したときに生ずる被検査木材20から
の反力を検出するためのものであり、この反力の検出に
よって被検査木材20の曲げ強度が測定されるようにな
っている。
【0019】木材強度検査装置1の材料入口側には被検
査木材検知センサ28が設けられ、また、材料出口側に
はマーキング装置29が設けられている。これらの検知
センサ28、マーキング装置29は制御装置30のCP
U(中央処理装置)31に接続され、また、このCPU
31には前述したモータ8、17、強度センサ26、2
7が接続されている。制御装置30にはCPU31の他
に記憶部32、入力部33、出力部34が設けられてお
り、これらはCPU31に接続されている。入力部33
はキーボード等であり、また、出力部34は画面表示装
置やプリンタである。CPU31は記憶部を有し、この
記憶部には送りローラ2およびクランプローラ11から
押圧手段24までの距離等の装置1に関するデータ値が
記憶されている。
査木材検知センサ28が設けられ、また、材料出口側に
はマーキング装置29が設けられている。これらの検知
センサ28、マーキング装置29は制御装置30のCP
U(中央処理装置)31に接続され、また、このCPU
31には前述したモータ8、17、強度センサ26、2
7が接続されている。制御装置30にはCPU31の他
に記憶部32、入力部33、出力部34が設けられてお
り、これらはCPU31に接続されている。入力部33
はキーボード等であり、また、出力部34は画面表示装
置やプリンタである。CPU31は記憶部を有し、この
記憶部には送りローラ2およびクランプローラ11から
押圧手段24までの距離等の装置1に関するデータ値が
記憶されている。
【0020】図2は、入力部33の操作でCPU31を
介して記憶部32に記憶される被検査木材22における
区分長さ部や測定点をしめしている。被検査木材20の
先端20Aから長さLの箇所に区分点Aが設定され、こ
の区分点Aから順番に長さSずつ離れた箇所に区分点
B、C、Dが設定される。区分点AとBの間、BとCの
間、CとDの間はそれぞれ区分長さ部となっており、こ
れらの区分長さ部の寸法はSである。すなわち、被検査
木材20の長さ方向には複数の区分長さ部が設けられ、
これらの区分長さ部の長さはSである。
介して記憶部32に記憶される被検査木材22における
区分長さ部や測定点をしめしている。被検査木材20の
先端20Aから長さLの箇所に区分点Aが設定され、こ
の区分点Aから順番に長さSずつ離れた箇所に区分点
B、C、Dが設定される。区分点AとBの間、BとCの
間、CとDの間はそれぞれ区分長さ部となっており、こ
れらの区分長さ部の寸法はSである。すなわち、被検査
木材20の長さ方向には複数の区分長さ部が設けられ、
これらの区分長さ部の長さはSである。
【0021】それぞれの区分長さ部の内部には測定点a
〜d、e〜h、i〜lが設定される。同じ区分長さ部内
における測定点の間隔はPとなっており、本実施例で
は、2つの区分長さ部に跨がる測定点の間隔もPとなっ
ている。
〜d、e〜h、i〜lが設定される。同じ区分長さ部内
における測定点の間隔はPとなっており、本実施例で
は、2つの区分長さ部に跨がる測定点の間隔もPとなっ
ている。
【0022】なお、被検査木材20の先端20Aから測
定点aまでの距離は、図1で示されているクランプロー
ラ14から押圧手段24の荷重ローラ22までの距離
や、送りローラ7から押圧手段25の荷重ローラ22ま
での距離よりも大きく、また、測定点lから被検査木材
20の後端20bまでの距離は、押圧手段24の荷重ロ
ーラ22からクランプローラ11までの距離や、押圧手
段25の荷重ローラ22から送りローラ4までの距離よ
りも大きい。これにより、押圧手段24、25の荷重ロ
ーラ22から被検査木材20に曲げ荷重を付与すると
き、被検査木材20を荷重ローラ22の両側で支持でき
るようになっている。
定点aまでの距離は、図1で示されているクランプロー
ラ14から押圧手段24の荷重ローラ22までの距離
や、送りローラ7から押圧手段25の荷重ローラ22ま
での距離よりも大きく、また、測定点lから被検査木材
20の後端20bまでの距離は、押圧手段24の荷重ロ
ーラ22からクランプローラ11までの距離や、押圧手
段25の荷重ローラ22から送りローラ4までの距離よ
りも大きい。これにより、押圧手段24、25の荷重ロ
ーラ22から被検査木材20に曲げ荷重を付与すると
き、被検査木材20を荷重ローラ22の両側で支持でき
るようになっている。
【0023】図3は、強度検査が終了した被検査木材2
0を使用して製作されるパネル35を示す。このパネル
35は、工業化建物であるパネル工法住宅の例えば壁パ
ネルとして使用されるものである。パネル35は、木製
の芯材36の表裏両面に合板等による面材37、38を
取り付けたものであり、芯材36は縦材39と横材40
とからなる。横材40の長さは、工業化建物の基準寸法
(モジュール)Sと整数nとの積である。即ち、図2で
示した区分点AとBとの間、BとCとの間、CとDとの
間の前記区分長さ部の寸法Sは、工業化建物の基準寸法
と一致している。
0を使用して製作されるパネル35を示す。このパネル
35は、工業化建物であるパネル工法住宅の例えば壁パ
ネルとして使用されるものである。パネル35は、木製
の芯材36の表裏両面に合板等による面材37、38を
取り付けたものであり、芯材36は縦材39と横材40
とからなる。横材40の長さは、工業化建物の基準寸法
(モジュール)Sと整数nとの積である。即ち、図2で
示した区分点AとBとの間、BとCとの間、CとDとの
間の前記区分長さ部の寸法Sは、工業化建物の基準寸法
と一致している。
【0024】次に作用について説明する。
【0025】初めに、図1で示した制御装置30の入力
部33を操作することにより、CPU31を介して記憶
部32に図2で示した被検査木材20における区分点A
〜D及び測定点a〜lの位置を記憶させる。次いで、モ
ータ8、17の起動スイッチをオンにし、木材強度検査
装置1に被検査木材20を送り込み、送りローラ2〜
7、クランプローラ11〜16の回転により被検査木材
20を装置1内を自動送りする。
部33を操作することにより、CPU31を介して記憶
部32に図2で示した被検査木材20における区分点A
〜D及び測定点a〜lの位置を記憶させる。次いで、モ
ータ8、17の起動スイッチをオンにし、木材強度検査
装置1に被検査木材20を送り込み、送りローラ2〜
7、クランプローラ11〜16の回転により被検査木材
20を装置1内を自動送りする。
【0026】被検査木材20が木材強度検査装置1内を
送られているとき、被検査木材20には押圧手段24、
25の荷重ローラ22からの曲げ荷重が付与される。被
検査木材20の測定点a〜lが押圧手段24,25の位
置に達するたびに、曲げ荷重による被検査木材20の測
定点a〜lでの反力が押圧手段24の位置に設けられた
強度センサ26で測定されるとともに、これらの測定点
a〜lでの被検査木材20の反力は押圧手段25の位置
に設けられた強度センサ27でも測定される。
送られているとき、被検査木材20には押圧手段24、
25の荷重ローラ22からの曲げ荷重が付与される。被
検査木材20の測定点a〜lが押圧手段24,25の位
置に達するたびに、曲げ荷重による被検査木材20の測
定点a〜lでの反力が押圧手段24の位置に設けられた
強度センサ26で測定されるとともに、これらの測定点
a〜lでの被検査木材20の反力は押圧手段25の位置
に設けられた強度センサ27でも測定される。
【0027】これを具体的に説明すると、木材強度検査
装置1への被検査木材20の送り込みは、被検査木材検
知センサ28が被検査木材20の先端20Aを検知する
ことにより検出され、送りローラ2、クランプローラ1
1と同じ位置に設けられている検知センサ28(図1で
は図面の表示都合上、送りローラ2、クランプローラ1
1に対して検知センサ28はずれて示されている)から
の検知信号と、モータ8、17の回転数と、送りローラ
2およびクランプローラ11から押圧手段24までの距
離と、被検査木材20の先端20Aから測定点aまでの
距離とに基づき、制御装置30のCPU31は、測定点
aが押圧手段24の位置に達したとき、この測定点aで
の被検査木材20の強度センサ26で検出される反力の
値を取り込み、これと同様にして、測定点aが押圧手段
25の位置に達したとき、押圧手段24から押圧手段2
5までの距離に基づき、CPU31は、測定点aでの被
検査木材20の強度センサ27で検出される反力の値を
取り込む。そして、CPU31は、これらの押圧手段2
4、25による上下逆方向の曲げ荷重による被検査木材
20の反力の平均値を演算する。
装置1への被検査木材20の送り込みは、被検査木材検
知センサ28が被検査木材20の先端20Aを検知する
ことにより検出され、送りローラ2、クランプローラ1
1と同じ位置に設けられている検知センサ28(図1で
は図面の表示都合上、送りローラ2、クランプローラ1
1に対して検知センサ28はずれて示されている)から
の検知信号と、モータ8、17の回転数と、送りローラ
2およびクランプローラ11から押圧手段24までの距
離と、被検査木材20の先端20Aから測定点aまでの
距離とに基づき、制御装置30のCPU31は、測定点
aが押圧手段24の位置に達したとき、この測定点aで
の被検査木材20の強度センサ26で検出される反力の
値を取り込み、これと同様にして、測定点aが押圧手段
25の位置に達したとき、押圧手段24から押圧手段2
5までの距離に基づき、CPU31は、測定点aでの被
検査木材20の強度センサ27で検出される反力の値を
取り込む。そして、CPU31は、これらの押圧手段2
4、25による上下逆方向の曲げ荷重による被検査木材
20の反力の平均値を演算する。
【0028】測定点aの後方の測定点bは測定点aから
寸法P分だけ離れており、この寸法Pは前述した入力部
33の操作で記憶部32に記憶されており、この寸法P
は記憶部32からCPU31に取り込まれるため、測定
点bが押圧手段24、25の位置に達すると、この測定
点bでの被検査木材20の強度センサ26、27で検出
された反力の値がCPU31に取り込まれるとともに、
これらの反力の平均値が演算される。このような反力の
検出作業及びその平均値の演算作業は、他の測定点c〜
lについても順次行なわれる。
寸法P分だけ離れており、この寸法Pは前述した入力部
33の操作で記憶部32に記憶されており、この寸法P
は記憶部32からCPU31に取り込まれるため、測定
点bが押圧手段24、25の位置に達すると、この測定
点bでの被検査木材20の強度センサ26、27で検出
された反力の値がCPU31に取り込まれるとともに、
これらの反力の平均値が演算される。このような反力の
検出作業及びその平均値の演算作業は、他の測定点c〜
lについても順次行なわれる。
【0029】また、CPU31は区分長さ部である区分
点AとBの間、BとCの間、CとDの間にそれぞれ複数
設けられている測定点a〜d、e〜h、i〜lについて
の曲げ強度の平均値を区分長さ部毎に演算する。そして
CPU31はこの平均値の演算結果に基づき被検査木材
20を区分長さ部毎に評価し、この評価結果を出力部3
4に出力するとともに、マーキング装置29で被検査木
材20にマークする。
点AとBの間、BとCの間、CとDの間にそれぞれ複数
設けられている測定点a〜d、e〜h、i〜lについて
の曲げ強度の平均値を区分長さ部毎に演算する。そして
CPU31はこの平均値の演算結果に基づき被検査木材
20を区分長さ部毎に評価し、この評価結果を出力部3
4に出力するとともに、マーキング装置29で被検査木
材20にマークする。
【0030】マーキング装置29で評価結果がマークさ
れる位置は、各区分長さ部の後端部、即ち、区分点Aと
Bの間の区分長さ部では測定点bと区分点Bとの間であ
る。このような位置にマークすることは、被検査木材2
0の先端20Aから区分点Bまでの寸法であるLとSと
の合計値やSの値が入力部33の操作で記憶部32に記
憶されているため可能である。
れる位置は、各区分長さ部の後端部、即ち、区分点Aと
Bの間の区分長さ部では測定点bと区分点Bとの間であ
る。このような位置にマークすることは、被検査木材2
0の先端20Aから区分点Bまでの寸法であるLとSと
の合計値やSの値が入力部33の操作で記憶部32に記
憶されているため可能である。
【0031】被検査木材20のそれぞれの区分長さ部に
ついてのCPU31についての曲げ強度評価は、それぞ
れの区分長さ部の曲げ強度が工業化建物の建材として使
用するのに適した大きさとなっているか否かを基準とし
て行なわれ、また、適した大きさとなっている場合に
は、等級付けのランクを基準としておこなわれる。な
お、1個の区分長さ部において、複数の測定点のうちの
1か所の測定点でも工業化建物の建材として使用するの
に不適当な曲げ強度検査の結果が得られた場合には、そ
の区分長さ部の評価は、工業化建物の建材として使用す
るのに不適当とされる。
ついてのCPU31についての曲げ強度評価は、それぞ
れの区分長さ部の曲げ強度が工業化建物の建材として使
用するのに適した大きさとなっているか否かを基準とし
て行なわれ、また、適した大きさとなっている場合に
は、等級付けのランクを基準としておこなわれる。な
お、1個の区分長さ部において、複数の測定点のうちの
1か所の測定点でも工業化建物の建材として使用するの
に不適当な曲げ強度検査の結果が得られた場合には、そ
の区分長さ部の評価は、工業化建物の建材として使用す
るのに不適当とされる。
【0032】以上のようにして、1本の被検査木材20
が木材強度検査装置1内を自動送りされると、それぞれ
の区分長さ部毎に曲げ強度についての評価結果が出力部
34から出力されるとともに、マーキング装置29で区
分長さ部毎にマークされるため、工業化建物の建材とし
て不適当な曲げ強度を有する区分長さ部があるときに
は、この区分長さ部を後加工として作業者は切断除去す
る。
が木材強度検査装置1内を自動送りされると、それぞれ
の区分長さ部毎に曲げ強度についての評価結果が出力部
34から出力されるとともに、マーキング装置29で区
分長さ部毎にマークされるため、工業化建物の建材とし
て不適当な曲げ強度を有する区分長さ部があるときに
は、この区分長さ部を後加工として作業者は切断除去す
る。
【0033】この切断除去作業を行なうとき、区分点A
〜Dの位置をマーキング装置29で被検査木材20に表
示できるため、この表示を目印にして作業者は切断除去
を行なえるようになる。
〜Dの位置をマーキング装置29で被検査木材20に表
示できるため、この表示を目印にして作業者は切断除去
を行なえるようになる。
【0034】以上の説明から明らかなように、本実施例
によれば、長寸の被検査木材20の長手方向に複数の区
分長さ部を設定し、これらの区分長さ部に測定点を設
け、この測定点についての曲げ強度検査によって区分長
さ部毎に曲げ強度を評価するようにしたため、被検査木
材20の一部に曲げ強度が工業化建物の建材として使用
するのに不適当な規定値を下回る箇所があった場合に
は、その箇所が含まれる区分長さ部を切断除去すること
により、他の部分を建材として使用できるようになり、
木材の有効利用を達成できる。
によれば、長寸の被検査木材20の長手方向に複数の区
分長さ部を設定し、これらの区分長さ部に測定点を設
け、この測定点についての曲げ強度検査によって区分長
さ部毎に曲げ強度を評価するようにしたため、被検査木
材20の一部に曲げ強度が工業化建物の建材として使用
するのに不適当な規定値を下回る箇所があった場合に
は、その箇所が含まれる区分長さ部を切断除去すること
により、他の部分を建材として使用できるようになり、
木材の有効利用を達成できる。
【0035】また、本実施例によれば、被検査木材を挟
んで前記送り経路21の両側に押圧手段24、25、強
度センサ26、27が設けられ、2個の強度センサ2
6、27からの測定値の平均値により区分長さ部毎の曲
げ強度が評価されるようになっているため、互いに逆方
向の曲げ荷重に基づく検査結果によってこの評価を正確
に行なえる。
んで前記送り経路21の両側に押圧手段24、25、強
度センサ26、27が設けられ、2個の強度センサ2
6、27からの測定値の平均値により区分長さ部毎の曲
げ強度が評価されるようになっているため、互いに逆方
向の曲げ荷重に基づく検査結果によってこの評価を正確
に行なえる。
【0036】さらに、区分長さ部の寸法Sは、工業化建
物の基準寸法と同じになっているため、長寸の被検査木
材20から切断除去される部分はこの基準寸法と対応し
た長さになり、また、切断除去されずに残される木材の
部分には、この基準寸法を単位とするものが含まれてい
るため、この部分からたとえば図3で示したパネル35
の横材40を得られるようになる。また、工業化建物の
基準寸法と同じ長さの区分長さ部毎に曲げ強度の等級付
けがなされているため、それぞれの区分長さ部をその曲
げ強度に応じて建物の適切な部位に使用できるようにな
る。
物の基準寸法と同じになっているため、長寸の被検査木
材20から切断除去される部分はこの基準寸法と対応し
た長さになり、また、切断除去されずに残される木材の
部分には、この基準寸法を単位とするものが含まれてい
るため、この部分からたとえば図3で示したパネル35
の横材40を得られるようになる。また、工業化建物の
基準寸法と同じ長さの区分長さ部毎に曲げ強度の等級付
けがなされているため、それぞれの区分長さ部をその曲
げ強度に応じて建物の適切な部位に使用できるようにな
る。
【0037】図4は本発明の別実施例に係る装置1’を
示す。この実施例において、前記実施例と同じ部材には
同一符号を付してある。この実施例では、被検査木材2
0の送り経路21中に強度センサ26,27による被検
査木材20の曲げ強度の測定開始タイミング信号を出力
するためのタイミングセンサ35,36が設けられ、こ
れらのセンサ35,36よりも被検査木材20の送り方
向後側には被検査木材20の移動距離を計測するための
移動距離センサ37,38が設けられている。また、送
りローラ7およびクランプローラ16とマーキング装置
29との間には、マーキング装置29によって被検査木
材20に曲げ強度評価結果をマークするタイミングを得
るためのタイミングセンサ39と、被検査木材20の移
動距離を計測するための移動距離センサ40とが設けら
れている。移動距離センサ37,38,40は例えばロ
ータリエンコーダである。また、以上のセンサ35〜4
0は制御装置30のCPU31に接続されている。
示す。この実施例において、前記実施例と同じ部材には
同一符号を付してある。この実施例では、被検査木材2
0の送り経路21中に強度センサ26,27による被検
査木材20の曲げ強度の測定開始タイミング信号を出力
するためのタイミングセンサ35,36が設けられ、こ
れらのセンサ35,36よりも被検査木材20の送り方
向後側には被検査木材20の移動距離を計測するための
移動距離センサ37,38が設けられている。また、送
りローラ7およびクランプローラ16とマーキング装置
29との間には、マーキング装置29によって被検査木
材20に曲げ強度評価結果をマークするタイミングを得
るためのタイミングセンサ39と、被検査木材20の移
動距離を計測するための移動距離センサ40とが設けら
れている。移動距離センサ37,38,40は例えばロ
ータリエンコーダである。また、以上のセンサ35〜4
0は制御装置30のCPU31に接続されている。
【0038】被検査木材20が送り経路21に送り込ま
れ、被検査木材20の先端20Aがタイミングセンサ3
5,36で検出されると、直ちに、または、これから被
検査木材20が一定距離移動したことが移動距離センサ
37,38で検出された後、強度センサ26,27によ
る被検査木材20の曲げ強度の測定が行われ、その後、
移動距離センサ37,38で被検査木材20が図2のP
分移動したことが検出されるたびに被検査木材20の曲
げ強度が強度センサ26,27で測定される。また、被
検査木材20の先端20Aがタイミングセンサ39で検
出されてから、移動距離センサ40で被検査木材20の
移動距離が図2のLとSとの合計値に達したことが検出
されると、マーキング装置29は被検査木材20におけ
る初めの区分長さ部についての曲げ強度評価結果を被検
査木材20にマークし、この後、被検査木材20の移動
距離がSになったことが移動距離センサ40で検出され
るたびに、マーキング装置29は被検査木材20におけ
るこの後側の各区分長さ部についての曲げ強度評価結果
を被検査木材20に順次マークする。
れ、被検査木材20の先端20Aがタイミングセンサ3
5,36で検出されると、直ちに、または、これから被
検査木材20が一定距離移動したことが移動距離センサ
37,38で検出された後、強度センサ26,27によ
る被検査木材20の曲げ強度の測定が行われ、その後、
移動距離センサ37,38で被検査木材20が図2のP
分移動したことが検出されるたびに被検査木材20の曲
げ強度が強度センサ26,27で測定される。また、被
検査木材20の先端20Aがタイミングセンサ39で検
出されてから、移動距離センサ40で被検査木材20の
移動距離が図2のLとSとの合計値に達したことが検出
されると、マーキング装置29は被検査木材20におけ
る初めの区分長さ部についての曲げ強度評価結果を被検
査木材20にマークし、この後、被検査木材20の移動
距離がSになったことが移動距離センサ40で検出され
るたびに、マーキング装置29は被検査木材20におけ
るこの後側の各区分長さ部についての曲げ強度評価結果
を被検査木材20に順次マークする。
【0039】以上説明した実施例では、被検査木材20
は作業者の手作業により木材強度検査装置1,1’に送
り込まれるようになっていたが、装置1,1’に被検査
木材20の自動送り込み装置を接続し、この送り込み作
業を自動化してもよい。
は作業者の手作業により木材強度検査装置1,1’に送
り込まれるようになっていたが、装置1,1’に被検査
木材20の自動送り込み装置を接続し、この送り込み作
業を自動化してもよい。
【0040】さらに、木材強度検査装置1,1’の被検
査木材出口側に木材自動切断装置を接続し、この切断装
置によって曲げ強度が規定値を下回る箇所を自動的に切
断除去できるようにしてもよい。
査木材出口側に木材自動切断装置を接続し、この切断装
置によって曲げ強度が規定値を下回る箇所を自動的に切
断除去できるようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、被検査木材の長手方向
に複数の区分長さ部を設定し、これらの区分長さ部内に
測定点を設け、この測定点についての曲げ強度検査によ
って区分長さ部毎に曲げ強度を評価するようにしたた
め、長寸の木材に部分的に曲げ強度が規定値を下回る箇
所があっても、この箇所だけを切断除去することによ
り、他の部分を利用できるようになるため、木材の有効
利用を達成できる。
に複数の区分長さ部を設定し、これらの区分長さ部内に
測定点を設け、この測定点についての曲げ強度検査によ
って区分長さ部毎に曲げ強度を評価するようにしたた
め、長寸の木材に部分的に曲げ強度が規定値を下回る箇
所があっても、この箇所だけを切断除去することによ
り、他の部分を利用できるようになるため、木材の有効
利用を達成できる。
【図1】本発明の実施例に係る方法に使用する木材強度
検査装置の全体を示す概略図である。
検査装置の全体を示す概略図である。
【図2】被検査木材に設定される区分長さ部や測定点を
示した図である。
示した図である。
【図3】曲げ強度検査後の被検査木材を使って作られる
パネルの斜視図である。
パネルの斜視図である。
【図4】本発明の別実施例に係る装置を示す図1と同様
の図である。
の図である。
1,1’ 木材強度検査装置 2〜7 送りローラ 11〜16 クランプローラ 20 被検査木材 21 送り経路 22 荷重ローラ 23 シリンダ 24、25 押圧手段 26、27 強度センサ 28 被検査木材検知センサ 29 マーキング装置 30 制御装置 A〜D 区分長さ部を区画する区分点 S 区分長さ部の寸法 a〜l 測定点 P 測定点の間隔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 玉川 祐司 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミ サワホーム株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 被検査木材を送り経路に沿って送るとと
もに、この送り途中で押圧手段による曲げ荷重を前記被
検査木材に付与し、この曲げ荷重による前記被検査木材
からの反力を強度センサで検出して被検査木材の曲げ強
度を検査する木材強度検査方法において、前記被検査木
材の長手方向に複数の区分長さ部を設定し、これらの区
分長さ部内に少なくとも1個の測定点を設け、この測定
点についての前記曲げ強度検査によって前記区分長さ部
毎に曲げ強度を評価することを特徴とする木材強度検査
方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の木材強度検査方法にお
いて、前記押圧手段と前記強度センサは前記被検査木材
を挟んで前記送り経路の両側に2個あり、これら2個の
強度センサからの測定値の平均値により前記区分長さ部
毎の曲げ強度が評価されることを特徴とする木材強度検
査方法。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の木材強度検査
方法において、前記被検査木材は工業化建物の建材とし
て使用されるものであり、前記区分長さ部の寸法はこの
工業化建物の基準寸法と対応していることを特徴とする
木材強度検査方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27396894A JPH08136427A (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 木材強度検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27396894A JPH08136427A (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 木材強度検査方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08136427A true JPH08136427A (ja) | 1996-05-31 |
Family
ID=17535091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27396894A Withdrawn JPH08136427A (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 木材強度検査方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08136427A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002254410A (ja) * | 2001-03-05 | 2002-09-11 | Takenaka Komuten Co Ltd | 木材産地の評価方法及び印刷物 |
JP2011158455A (ja) * | 2010-01-29 | 2011-08-18 | Koji Murata | 木材および単板積層材の欠点検出および物性測定装置 |
JP2016540227A (ja) * | 2013-12-18 | 2016-12-22 | クンシャン ニュー フラット パネル ディスプレイ テクノロジー センター カンパニー リミテッド | フレキシブルスクリーン曲げ試験方法及びシステム |
-
1994
- 1994-11-08 JP JP27396894A patent/JPH08136427A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002254410A (ja) * | 2001-03-05 | 2002-09-11 | Takenaka Komuten Co Ltd | 木材産地の評価方法及び印刷物 |
JP2011158455A (ja) * | 2010-01-29 | 2011-08-18 | Koji Murata | 木材および単板積層材の欠点検出および物性測定装置 |
JP2016540227A (ja) * | 2013-12-18 | 2016-12-22 | クンシャン ニュー フラット パネル ディスプレイ テクノロジー センター カンパニー リミテッド | フレキシブルスクリーン曲げ試験方法及びシステム |
US10197482B2 (en) | 2013-12-18 | 2019-02-05 | Kunshan New Flat Panel Display Technology Center Co., Ltd. | Method and system for bending test of flexible screen |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020115 |