JPH10286730A - 工程内生産状況管理装置および記録媒体 - Google Patents

工程内生産状況管理装置および記録媒体

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JPH10286730A
JPH10286730A JP29660097A JP29660097A JPH10286730A JP H10286730 A JPH10286730 A JP H10286730A JP 29660097 A JP29660097 A JP 29660097A JP 29660097 A JP29660097 A JP 29660097A JP H10286730 A JPH10286730 A JP H10286730A
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  • Control By Computers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産ラインの正確な稼動状況を計測し、正確
な生産状況の把握を行なうことができる工程内生産状況
管理装置を提供する。 【解決手段】 生産ライン24上の各作業者の作業位置
にワークが存在するか否かを検知する検知部30と、検
知部30より出力される電圧値を受け、作業時間および
ロス時間を算出し、目標値との比較を行ない、目標値と
のずれが生じている場合に警告を発する制御装置32
と、制御装置32より出力される作業状況データを受
け、作業者別の作業状況を表示することにより工程間の
ラインバランスの判断材料を作業監督者に提供する管理
用コンピュータ34とからなる工程内生産状況管理装置
にて実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は生産ラインにおける
生産状況を把握、管理する装置に関し、特に、生産ライ
ンの正確な稼動状況を計測し正確な生産状況の把握を行
なうことができる工程内生産状況管理装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】生産ラインにおいて生産状況を把握、管
理することは、生産性を向上させることにつながる。か
かる生産状況を把握、管理する方法または装置として、
生産ラインや生産装置等の生産設備の仕上がり側で、ワ
ークの出来高を人手でカウントしたり、上記生産設備の
仕上がり側にワークの移動を検知する検知手段を設け、
この検知手段より出力される検知信号をもとに生産状況
を求めるものがある。このような方法または装置は、生
産実績を管理するのみであり、工程内で何らかの問題が
発生した場合に、その発生位置はどの工程であるかを特
定することができない。このため、異常発生時の原因究
明が遅れ、必ずしも生産性向上には結びついていない。
【0003】このような課題を解決する装置として、特
開平8−5414号公報に開示された作業分析装置があ
る。
【0004】図10に示すように、この作業分析装置1
10は、ベルトコンベア上で連続的に搬送されるワーク
を作業者が組立てる生産ラインにおいて、ベルトコンベ
ア側面に設置され、自身と作業者までの距離および時刻
を測定するための測定器112、測定器112から得ら
れたデータを分析するためのホストコンピュータ12
4、分析結果を表示するためのディスプレイ126、お
よび測定器112とホストコンピュータ124との通信
を行なうための通信機能122を含む。
【0005】測定器112は、作業者までの距離を測定
するための距離測定機能114、距離測定機能114に
より距離測定を行なった時刻を計測するための時刻計測
機能116、距離測定機能114と時刻計測機能116
より出力される距離情報および時刻情報を記憶するとと
もに、通信機能122を介してホストコンピュータ12
4からアクセス可能なメモリ機能118、ならびに、こ
れら距離測定機能114、時刻計測機能116、および
メモリ機能118を制御するための制御機能120を含
む。
【0006】測定器112の距離測定機能114として
は、超音波センサまたは光センサ等の距離測定装置が用
いられる。
【0007】また、図11に示すように、ベルトコンベ
アは端面に測定器112を内蔵した複数の板130を含
む。
【0008】この作業分析装置110では、ベルトコン
ベアの板130の端面に設置された測定器112によ
り、自身と作業者までの距離測定および距離測定を行な
った時刻の計測が常時行なわれる。距離情報および時刻
情報はメモリ機能118に格納され、さらに通信機能1
22を介してホストコンピュータ124に転送される。
ホストコンピュータ124は、この距離情報および時刻
情報をもとに作業者の作業時間、作業開始位置、作業終
了位置、作業距離、作業時移動速度、作業終了時戻り速
度、およびそれらの変化量を求めることにより作業状況
を把握することができる。また、ホストコンピュータ1
24は、ディスプレイ126を介して各作業者に対する
指示をリアルタイムで表示することが可能である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
8−5414号公報の作業分析装置110では、タクト
タイムという概念がない。このため、計測結果をもとに
作業時間等の生産ラインの稼動状況の計測を行なうホス
トコンピュータ124が、一定のタクトタイムをもって
管理される工程間のラインバランスの整合性等の生産状
況の把握を正確に行なうことは困難である。
【0010】また、検知手段としてベルトコンベアの複
数の板130の端面に、それぞれ超音波センサまたは光
センサ等の距離測定機能114を含む測定器112を配
列した構成としているため機構が複雑となる。さらに作
業者とベルトコンベアとの距離情報をもとに作業時間を
計測しているため、作業者が複雑な動きをした場合に誤
動作をする可能性がある。
【0011】また各作業者の位置から離れた場所にいる
ライン作業監督者にとって、異常が発生した工程を瞬時
に判断することを容易にし、工程間のラインバランスの
整合性の判定を行なうことが望ましい。
【0012】それゆえ本発明においては、工程間のライ
ンバランスの整合性の向上、それに伴うロス時間の低減
および生産性の向上を行なうことができ、さらに異常発
生時に即座に作業者に注意を促し行動を起こさせること
ができ、即座にライン作業監督者が異常を検知し適切な
措置をとることができ、または工程間のラインバランス
の整合性の判定ができ、機構を単純にし、正確な作業時
間およびロス時間の計測ができる工程内生産状況管理装
置および記録媒体を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
工程内生産状況管理装置は、作業者が連続的にワークを
組立てる生産ラインの工程内生産状況を管理するための
工程内生産状況管理装置であって、各工程ごとに生産ラ
イン上を流れるパレットが作業者の作業位置にあるか否
かを検知し検知信号を出力するための検知手段と、現在
時刻に関する時刻情報を発生する時刻情報発生手段、前
記検知手段より出力される前記検知信号および前記時刻
情報発生手段より出力される前記時刻情報を受け作業時
間およびロス時間を計測し出力するための計測手段、な
らびに予め設定された目標作業時間、予め設定された目
標タクトタイム、前記作業時間および前記ロス時間を受
け各工程で異常が生じているか否かの判定を行ない判定
信号の出力を行なうための判定手段を含む制御手段と、
前記制御手段より出力される前記作業時間、前記ロス時
間および前記判定信号を受け、生産状況の分析処理を行
ない生産状況の表示を行なうための管理用コンピュータ
とを含むことを特徴とする。
【0014】本発明の請求項2に係る工程内生産状況管
理装置は、請求項1に係る工程内生産状況管理装置にお
いて、前記制御手段は、前記判定手段より出力される前
記判定信号を受け、異常が生じている場合に作業者に警
告を行なうための警告手段をさらに含むことを特徴とす
る。
【0015】本発明の請求項3に係る工程内生産状況管
理装置は、請求項1または請求項2に係る工程内生産状
況管理装置において、前記検知手段は、生産ライン上の
各作業者の作業位置に配置され、パレットが上部に載置
されたことに応答して第1の状態をとり、パレットが取
除かれたことに応答して第2の状態をとるスイッチを含
むことを特徴とする。
【0016】本発明の請求項4に係る工程内生産状況管
理装置は、請求項3に係る工程内生産状況管理装置にお
いて、前記検知手段は、前記第1の状態としてオン状態
をとり、前記第2の状態としてオフ状態をとるスイッチ
を含むことを特徴とする。
【0017】本発明の請求項5に係る記録媒体は、作業
者が連続的にワークを組立てる生産ラインの工程内生産
状況を管理するためのプログラムであり、各工程ごとに
生産ライン上を流れるパレットが作業者の作業位置にあ
るか否かを検知する第1のステップ、前記第1のステッ
プにて検知された検知信号と現在時刻に関する時刻情報
とを受けて作業時間およびロス時間を計測する第2のス
テップ、ならびに予め設定された目標作業時間、予め設
定された目標タクトタイム、前記作業時間および前記ロ
ス時間を受けて各工程で異常が生じているか否かの判定
を行なう第3のステップ、前記第2および第3のステッ
プにて計測および判定された前記作業時間、前記ロス時
間および前記判定信号を受けて、生産状況の分析処理を
行ない生産状況の表示を行なう第4のステップを有する
動作を実行させるプログラムを格納したものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明における実施の形態
の1つである工程内生産状況管理装置について、図面を
参照しながら説明する。
【0019】図1は、本発明の実施形態に係る工程内生
産状況管理装置の概略構成を示す図である。
【0020】図1に示すように、工程内生産状況管理装
置20は、フリーフロー式ベルトコンベア24(以下、
単にベルトコンベアという)上で連続的に搬送されるワ
ークを作業者22が組立てる生産ラインにおいて、ベル
トコンベア24上を矢印26の方向に流れるワークの載
ったパレット28が、各作業者22の作業位置にあるか
否かを検知する検知部30と、検知部30より得られた
検知信号をもとに各作業者22の作業時間等の作業状況
を求める複数の制御装置32と、各制御装置32の作業
状況をもとに工程間のラインバランスの整合性等の生産
状況の把握を行なう管理用コンピュータ34と、生産状
況の表示を行なうディスプレイ36から構成されてい
る。
【0021】尚、本発明においては、検出部30と制御
装置32の間の信号情報のやりとりの手段、制御装置3
2と管理用コンピュータ34の間の情報のやりとりの手
段は、LANのような有線系で構成されたものであって
もよいし、またワイヤレス無線装置を備えた無線系で構
成されたものであってもよい。
【0022】図2は、本発明の実施形態に係る工程内生
産状況管理装置内の検出部の概略構成および動作を示す
図である。
【0023】図2に示すように、検出部30は、パレッ
ト28の搬送路直下の作業位置に対応する位置に配置さ
れ、パレット28が載置されているか否かに応じて異な
る電圧信号を出力するリミットスイッチ40のような検
出装置が用いられる。あるいは光電管などのフットセン
サが用いられてもよい。
【0024】図3は、本発明の実施形態に係る工程内生
産状況管理装置内の制御装置の概略構成を示す図であ
る。
【0025】図3に示すように、制御装置32は、検出
部30の電圧信号aを受けオンあるいはオフの信号情報
を出力するための電圧測定部50と、電圧測定を行なう
時刻を計測するための時刻計測部52と、電圧測定部5
0の出力する信号情報および時刻測定部52の出力する
時刻情報を記憶するためのデータ記憶部54と、電圧測
定部50、時刻計測部52、およびデータ記憶部54の
制御を行ない、ならびにデータ記憶部54に記憶されて
いる信号情報および時刻をもとに作業時間等の作業状況
を算出し目標値との比較を行ない、必要であれば警告信
号を発するための制御部56と、制御部56において作
業時間等と比較される目標値である作業時間およびタク
トタイムをそれぞれ設定、記憶するための作業時間設定
部58およびタクトタイム設定部60と、ならびに制御
部56の出力する警告信号を受け作業者に警告を発する
ための作業時間警告部62およびロス時間警告部64か
ら構成されている。
【0026】ここで出力情報bは、管理用コンピュータ
34から制御部56への指示要求cにしたがって、管理
用コンピュータ34に送信するオンあるいはオフの信号
情報、時刻、目標作業時間、および目標タクトタイムで
ある。
【0027】また、電圧信号aは検出部30から時間割
り込みで一定期間ごとに制御装置32に送信されてもよ
いし、制御装置32からの指示要求にしたがって検出部
30から電圧信号aが送信されてもよい。
【0028】図4は、本発明の実施形態に係る工程内生
産状況管理装置内の管理用コンピュータの概略構成を示
す図である。
【0029】図4に示すように、管理用コンピュータ3
4は、各制御装置32から出力される情報bであるオン
あるいはオフの信号情報、時刻、目標作業時間、および
目標タクトタイムを受け、記憶するためのデータ記憶部
70と、データ記憶部70に記憶されているデータをも
とに作業者別タイムチャート等の生産状況を算出するた
めのデータ処理部72と、データ処理部72の生産状況
を受け表示用データに加工し、ディスプレイ36上に表
示するためのデータ表示部74と、データ記憶部70、
データ処理部72、およびデータ表示部74の制御を行
なうための制御部76とから構成されている。
【0030】ここで各制御装置32から出力される出力
情報bは、管理用コンピュータ34から各制御装置32
内の制御部56への指示要求cにしたがって、管理用コ
ンピュータ34に送信するオンあるいはオフの信号情
報、時刻、目標作業時間、および目標タクトタイムであ
る。
【0031】次に、本発明の実施形態における工程内生
産状況管理装置20の動作は以下のようになる。
【0032】図2および図5を用いて、検知部32の処
理を説明する。
【0033】検知部32は、作業者の作業位置に設置さ
れたリミットスイッチ40の上部にパレット28が載置
された場合(図2(B))に図5の第1の電圧V1を出
力し、リミットスイッチ40の上部よりパレット28が
取除かれた場合(図2(A)、(C)、(D))に図5
の第2の電圧V2を出力する。第1の電圧V1を出力す
る期間82が、パレットが作業位置にある期間を示し、
作業時間に相当する。第2の電圧V2を出力する期間8
4が、パレットが作業位置から取除かれている期間を示
し、ロス時間に相当する。作業時間82とロス時間84
との合計期間80が、タクトタイムである。ここでは第
1の電圧V1の方が第2の電圧V2よりも大きいものと
し、第1の電圧V1をオンとし、第2の電圧V2をオフ
とする。なお、オンとオフが逆であってもよい。
【0034】図3および図6を用いて、制御装置32の
処理を説明する。
【0035】まず時刻計測部52においては、現在時刻
の時刻計測S2が行なわれる。電圧測定部50において
は、検知部30からの電圧信号aを受ける電圧値の測定
S4が行われ、該電圧信号の電圧値がオンであるかオフ
であるかを示す信号情報の算出S6を行なう。その結果
時刻および信号情報はデータ記憶部54に記憶される。
次に、制御部56はデータ記憶部54に記憶された時刻
および信号情報を受け、作業時間82およびロス時間8
4の算出S8を行う。作業時間82およびロス時間84
がそれぞれ目標値との比較S10が行われ、実測値が目
標値よりも小さい場合には、処理をそのまま継続する。
一方、実測値が目標値よりも大きい場合には、制御部5
6より警告信号が出力される。警告信号が出力される
と、作業時間警告部62あるいはロス時間警告部64
は、サイレン等の警告手段を用いて警告を作業者に発す
る。ここで、目標作業時間は作業時間設定部58で予め
設定された設定値であり、目標ロス時間はタクトタイム
設定部60で予め設定された目標タクトタイムから目標
作業時間を減ずることにより求められた値である。
【0036】図4、図7および図8を用いて管理用コン
ピュータ34の処理を説明する。
【0037】管理用コンピュータ34は、制御部76を
介して指示要求cを各制御装置32に出すことによっ
て、各制御装置32より時刻、信号情報、目標作業時
間、および目標タクトタイムの情報bを受け、データ記
憶部70に信号情報テーブル90および目標値テーブル
92の形で記憶する。目標値テーブル92内の値は、各
作業者ごとの作業時間、ロス時間、およびタクトタイム
の目標値100である。データ処理部72は、信号情報
テーブル90および目標値テーブル92から、作業者別
タイムチャート96、作業者別実測値(作業時間、ロス
時間、タクトタイム)および警告表示データを作成す
る。警告表示データとは、実測値が目標値を超えている
場合に、実測値の種類および作業者を示すデータのこと
である。これらのデータは、データ表示部74で表示用
データに加工され、ディスプレイ36を通じて表示され
る。
【0038】作業者別タイムチャート96は図8に示す
ように、横軸に時間、縦軸にオンまたはオフを示す信号
情報、パラメータを作業者にとったグラフで表示され
る。各作業者別実測値は実測値テーブル94の表示形式
で表示される。また、警告表示データをもとに、実測値
が目標値を超えている作業者のデータセルの色あるいは
パターンを変え、警告表示する。たとえば、第3の作業
者のロス時間98は目標値100を超えているため、た
とえば背景のパターンを変化させたり、図7に示すよう
に太枠で囲って表示する。
【0039】生産管理者は、実測値テーブル94を見る
ことにより実時間で生産状況を把握することができ、作
業者別タイムチャート96を見ることにより工程内のラ
インバランスの整合性がわかる。たとえば、第1の作業
者、第2の作業者、第3の作業者の順にパレット28が
流れていくとする。図8(A)は各作業者の作業時間お
よびロス時間のばらつきが少なく、工程のバランスがと
れた状態である。一方、図8(B)は第2の作業者およ
び第1の作業者の作業時間が長く、第3の作業者のロス
時間が長くなっている。このとき、ライン間では次のよ
うなことが起こっている。すなわち、第2の作業者が作
業する上で何らかの異常があり、作業時間が長くなって
いる。このため第1の作業者からみると後工程が詰まっ
ているため、パレット28が移動できず見かけ上作業中
となっている。一方、第3の作業者は、第2の作業者か
らパレット28が流れてこないため作業待ちとなり、ロ
ス時間が長くなる。したがって、生産管理者は、ライン
の側にいなくても生産管理室のようなところからも第2
の作業者の作業位置で異常が発生していることがわか
り、第2の作業者に状況の詳細説明を求めたりあるいは
直接第2の作業者の作業位置に行き、自らの目で状況判
断ができ、迅速な対応が可能となる。
【0040】以上のように、本発明における工程内生産
状況管理装置20では、生産ラインの正確な稼動状況を
計測し正確な生産状況の把握ができる。
【0041】また、本発明の工程内生産状況管理装置で
の一連の処理シーケンスを実現するプログラムは、フロ
ッピーディスク、ハードディスク、磁気テープ、CD−
ROM/光ディスク/光磁気ディスク、MD等のメディ
ア、およびROM/RAMメモリ等の記録媒体に格納さ
れる以下の通りである。また、本プログラムは他のシス
テムより通信を介して本システムに供給されてもよい。
【0042】格納されるプログラム内容の一例として
は、作業者が連続的にワークを組立てる生産ラインの工
程内生産状況を管理するためのものであり、具体的には
図9に示す構成である。
【0043】第1ステップとして各工程ごとに生産ライ
ン(ベルトコンベア)上を流れるパレットが作業者の作
業位置にあるか否かを検知手段にて検知S1してその検
知信号を電圧信号として出力させる。次に、制御手段を
構成する時刻情報発生手段、計測手段、および判定手段
において、第2のステップとして現在時刻に関する時刻
情報を時刻情報発生手段にて発生S2させ、前記検知手
段より出力される前記電圧信号(検知信号)を計測手段
にて受けS4、該電圧信号を情報信号に変換算出S6す
るとともに、前記時刻情報と併せて計測手段にて作業時
間およびロス時間を算出S8し出力させる。さらに第3
のステップとして予め設定された目標作業時間、予め設
定された目標タクトタイム、前記作業時間および前記ロ
ス時間を判定手段にて受け各工程で異常が生じているか
否かの判定S10を行ない判定信号の出力を制御手段か
ら出力させる。最後に第4のステップとして前記制御手
段より出力される前記作業時間、前記ロス時間および前
記判定信号を管理用コンピュータにて受け、生産状況の
分析処理S14を行なわせ生産状況の表示S16を行な
う動作を実行させるものである。さらに、各工程で異常
が生じているか否かの判定を行った際、異常が生じてい
る場合には警告手段にて作業者に警告S12を発せる動
作を実行させることも含められる。
【0044】尚、ここで挙げた実施形態は本発明の主旨
を変えない限り、その内容に限定されるものではない。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明の工程内生産状況管
理装置および記録媒体では、各請求項において以下の効
果が得られる。
【0046】本発明の請求項1および請求項5において
は、各作業者ごとすなわち各工程ごとの作業時間および
ロス時間を常時計測し作業時間およびタクトタイムを算
出し、目標設定された作業時間およびタクトタイムとの
比較を行なうことにより、各工程で異常が生じているか
否かの判定を行なう。上記作業時間、タクトタイムおよ
び判定結果は管理用コンピュータに収集され、生産状況
の分析処理が行なわれ、工程内の異常箇所、作業時間、
ロス時間等の情報が生産管理者に提示される。これによ
り、生産管理者は生産状況の正確な把握ができる。ま
た、異常発生時に作業時間過多によるものかロス時間過
多によるものかの原因を特定することが可能であり、迅
速な対応をすることができる。また、工程間のラインバ
ランスの整合性の向上、それに伴うロス時間の低減およ
び生産性向上を行なうことができる。
【0047】本発明の請求項2においては、請求項1に
記載の発明の作用に加えて、異常が生じている場合に作
業者に警告手段を用いて警告を行なうことができ、これ
により、異常発生時に作業者に注意を促し、作業者にす
ぐに行動を起こさせることができる。また、ライン作業
監督者がすぐに異常を検知し、適切な措置をとることが
でき、工程間のラインバランスの整合性の判定ができ
る。
【0048】本発明の請求項3または請求項4において
は、請求項1または請求項2に記載の発明の作用に加え
て次の効果を有する。パレットが各作業者の作業位置に
ある場合にスイッチが第1の状態になりすなわちオン
し、パレットが取除かれた場合にスイッチが第2の状態
になるすなわちオフする。このため、パレットが載置さ
れたことおよび取除かれたことを確実に検知できる。こ
れにより、作業者の動きに影響されず、パレットの通過
のみを正確に計測でき、超音波センサあるいは光センサ
を用いた検知手段に比べ装置の構成を簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る工程内生産状況管理装置の一実施
形態の概略構成を示す図である。
【図2】本発明に係る検出部の概略構成と動作を示す図
である。
【図3】本発明に係る制御装置の概略構成を示す図であ
る。
【図4】本発明に係る管理用コンピュータの概略構成を
示す図である。
【図5】本発明に係る検知部より出力される信号と作業
時間、ロス時間、タクトタイムの関係を示す図である。
【図6】本発明に係る制御装置の処理の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図7】本発明に係る管理用コンピュータのデータの流
れを示すデータフロー図である。
【図8】本発明に係る作業者別タイムチャートを示す図
である。
【図9】本発明に係る工程内生産状況管理装置の一実施
形態の概略処理シーケンスを示す図である。
【図10】従来の作業分析装置の概略を示す図である。
【図11】従来の測定器の配置の一例を示す図である。
【符号の説明】
20 工程内生産状況管理装置 24 ベルトコンベア 28 パレット 30 検出部 32 制御装置 34 管理用コンピュータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業者が連続的にワークを組立てる生産
    ラインの工程内生産状況を管理するための工程内生産状
    況管理装置であって、 各工程ごとに生産ライン上を流れるパレットが作業者の
    作業位置にあるか否かを検知し検知信号を出力するため
    の検知手段と、 現在時刻に関する時刻情報を発生する時刻情報発生手
    段、前記検知手段より出力される前記検知信号および前
    記時刻情報発生手段より出力される前記時刻情報を受け
    作業時間およびロス時間を計測し出力するための計測手
    段、ならびに予め設定された目標作業時間、予め設定さ
    れた目標タクトタイム、前記作業時間および前記ロス時
    間を受け各工程で異常が生じているか否かの判定を行な
    い判定信号の出力を行なうための判定手段を含む制御手
    段と、 前記制御手段より出力される前記作業時間、前記ロス時
    間および前記判定信号を受け、生産状況の分析処理を行
    ない生産状況の表示を行なうための管理用コンピュータ
    とを含むことを特徴とする工程内生産状況管理装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記判定手段より出力
    される前記判定信号を受け、異常が生じている場合に作
    業者に警告を行なうための警告手段をさらに含むことを
    特徴とする請求項1に記載の工程内生産状況管理装置。
  3. 【請求項3】 前記検知手段は、生産ライン上の各作業
    者の作業位置に配置され、パレットが上部に載置された
    ことに応答して第1の状態をとり、パレットが取除かれ
    たことに応答して第2の状態をとるスイッチを含むこと
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の工程内生
    産状況管理装置。
  4. 【請求項4】 前記検知手段は、前記第1の状態として
    オン状態をとり、前記第2の状態としてオフ状態をとる
    スイッチを含むことを特徴とする請求項3に記載の工程
    内生産状況管理装置。
  5. 【請求項5】 作業者が連続的にワークを組立てる生産
    ラインの工程内生産状況を管理するためのプログラムで
    あり、 各工程ごとに生産ライン上を流れるパレットが作業者の
    作業位置にあるか否かを検知する第1のステップ、 前記第1のステップにて検知された検知信号と現在時刻
    に関する時刻情報とを受けて作業時間およびロス時間を
    計測する第2のステップ、 ならびに予め設定された目標作業時間、予め設定された
    目標タクトタイム、前記作業時間および前記ロス時間を
    受けて各工程で異常が生じているか否かの判定を行なう
    第3のステップ、 前記第2および第3のステップにて計測および判定され
    た前記作業時間、前記ロス時間および前記判定信号を受
    けて、生産状況の分析処理を行ない生産状況の表示を行
    なう第4のステップを有する動作を実行させるプログラ
    ムを格納した記録媒体。
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