JP2001133186A - ラジエータのシュラウド取付構造 - Google Patents
ラジエータのシュラウド取付構造Info
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- JP2001133186A JP2001133186A JP30897599A JP30897599A JP2001133186A JP 2001133186 A JP2001133186 A JP 2001133186A JP 30897599 A JP30897599 A JP 30897599A JP 30897599 A JP30897599 A JP 30897599A JP 2001133186 A JP2001133186 A JP 2001133186A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 樹脂製シュラウドをラジエータにワンタッチ
で且つ締結部品を殆ど使用することなく取付けることが
できる構造の提供。 【解決手段】 ラジエータ１の外周に突設されたラジエ
ータ部品６の凹凸部に整合する弾性を有する爪部７をシ
ュラウド本体３に一体に設ける。そして爪部７を凹部５
に嵌着し、その先端縁を凸部４に係止させる。
で且つ締結部品を殆ど使用することなく取付けることが
できる構造の提供。 【解決手段】 ラジエータ１の外周に突設されたラジエ
ータ部品６の凹凸部に整合する弾性を有する爪部７をシ
ュラウド本体３に一体に設ける。そして爪部７を凹部５
に嵌着し、その先端縁を凸部４に係止させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として自動車用
ラジエータのコアの平面に対向して配置される合成樹脂
製のシュラウドの取付構造に関する。
ラジエータのコアの平面に対向して配置される合成樹脂
製のシュラウドの取付構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のラジエータのシュラウド取付構造
は、ラジエータの外周に予め取付けられた固定ナットに
ボルトを螺着して両者間を締結固定していた。なお、締
結部品の部品点数を少なくするため、シュラウドとラジ
エータとの下端部に夫々の係合部と係止部とを設け、上
端部はボルト及びナットにより両者間を締結する提案も
なされていた。
は、ラジエータの外周に予め取付けられた固定ナットに
ボルトを螺着して両者間を締結固定していた。なお、締
結部品の部品点数を少なくするため、シュラウドとラジ
エータとの下端部に夫々の係合部と係止部とを設け、上
端部はボルト及びナットにより両者間を締結する提案も
なされていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来のラジエータのシ
ュラウド取付構造は、その取付けの際にボルト等を必要
とすると共に、その取付けの際の準備工程が面倒である
欠点があった。そこで本発明は、殆どワンタッチでシュ
ラウドをラジエータに取付けると共に、取付けと同時に
その係合状態を確保できる部品点数の少ない構造を提供
すること課題とする。
ュラウド取付構造は、その取付けの際にボルト等を必要
とすると共に、その取付けの際の準備工程が面倒である
欠点があった。そこで本発明は、殆どワンタッチでシュ
ラウドをラジエータに取付けると共に、取付けと同時に
その係合状態を確保できる部品点数の少ない構造を提供
すること課題とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の本発明
は、内周がラジエータ１の外周に整合し、ラジエータコ
ア２の平面に対向して配置される合成樹脂製のシュラウ
ド本体３を有し、ラジエータ１の外周に突設されて凸部
４と凹部５とが隣接して配置された複数のラジエータ部
品６に対して、その凹凸部に整合する弾性を有する複数
の爪部７が、前記シュラウド本体３に一体に突設され、
夫々の爪部７は、その先端部が前記凹部５に嵌着整合す
るように突出し且つ、シュラウド本体３をラジエータ１
に装着する方向に対して次第に抵抗が大となる向きのテ
ーパに形成され、さらにその爪部７は、シュラウド本体
３をラジエータ１の正規位置に装着するとき、弾性変形
して前記凸部４を乗り越え、ついで弾性復帰してその先
端部が前記凹部５に嵌着すると共に、その先端縁部が前
記凸部４に係止されて抜け止め固定されるように構成さ
れたラジエータのシュラウド取付構造である。
は、内周がラジエータ１の外周に整合し、ラジエータコ
ア２の平面に対向して配置される合成樹脂製のシュラウ
ド本体３を有し、ラジエータ１の外周に突設されて凸部
４と凹部５とが隣接して配置された複数のラジエータ部
品６に対して、その凹凸部に整合する弾性を有する複数
の爪部７が、前記シュラウド本体３に一体に突設され、
夫々の爪部７は、その先端部が前記凹部５に嵌着整合す
るように突出し且つ、シュラウド本体３をラジエータ１
に装着する方向に対して次第に抵抗が大となる向きのテ
ーパに形成され、さらにその爪部７は、シュラウド本体
３をラジエータ１の正規位置に装着するとき、弾性変形
して前記凸部４を乗り越え、ついで弾性復帰してその先
端部が前記凹部５に嵌着すると共に、その先端縁部が前
記凸部４に係止されて抜け止め固定されるように構成さ
れたラジエータのシュラウド取付構造である。
【０００５】請求項２に記載の本発明は、請求項１にお
いて、前記爪部７を抜け止め固定する前記ラジエータ部
品６が、ラジエータコア２の両側に位置する溝型の一対
のサポート６ａからなり、その爪部７の先端縁が夫々サ
ポート６ａの内側壁８に係止されるように構成されたラ
ジエータのシュラウド取付構造である。請求項３に記載
の本発明は、請求項１において、前記爪部７を抜け止め
固定する前記ラジエータ部品６が、ラジエータタンク９
に設けられた複数のパイプ６ｂであって、夫々のパイプ
６ｂの付根部に環状膨出部10が形成されたものからな
り、そのパイプ６ｂに整合する複数のパイプ挿通孔11が
前記シュラウド本体３に形成されると共に、その孔縁部
に放射状に複数の前記爪部７が一体に突設され、その爪
部７の先端縁が前記環状膨出部10に係止されるように構
成されたラジエータのシュラウド取付構造である。
いて、前記爪部７を抜け止め固定する前記ラジエータ部
品６が、ラジエータコア２の両側に位置する溝型の一対
のサポート６ａからなり、その爪部７の先端縁が夫々サ
ポート６ａの内側壁８に係止されるように構成されたラ
ジエータのシュラウド取付構造である。請求項３に記載
の本発明は、請求項１において、前記爪部７を抜け止め
固定する前記ラジエータ部品６が、ラジエータタンク９
に設けられた複数のパイプ６ｂであって、夫々のパイプ
６ｂの付根部に環状膨出部10が形成されたものからな
り、そのパイプ６ｂに整合する複数のパイプ挿通孔11が
前記シュラウド本体３に形成されると共に、その孔縁部
に放射状に複数の前記爪部７が一体に突設され、その爪
部７の先端縁が前記環状膨出部10に係止されるように構
成されたラジエータのシュラウド取付構造である。
【０００６】請求項４に記載の本発明は、請求項１〜請
求項３のいずれかにおいて、シュラウド本体３の外周
に、ラジエータコア２の平面方向外方に閉塞板部12が突
設され、そのシュラウド付きラジエータが車両のエンジ
ンルームに収納されたとき、前記閉塞板部12の先端が車
両のボンネット部内面13に隣接するように構成されるラ
ジエータのシュラウド取付構造である。
求項３のいずれかにおいて、シュラウド本体３の外周
に、ラジエータコア２の平面方向外方に閉塞板部12が突
設され、そのシュラウド付きラジエータが車両のエンジ
ンルームに収納されたとき、前記閉塞板部12の先端が車
両のボンネット部内面13に隣接するように構成されるラ
ジエータのシュラウド取付構造である。
【０００７】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づいて本発明の実
施の形態につき説明する。図１は本発明のラジエータの
シュラウド取付構造を示す分解斜視図、図２は同取付状
態の要部を示す一部破断斜視図、図３は図２における I
II− III矢視断面図、図４は同取付状態を示す背面図で
ある。また、図５は本発明の他の実施の形態を示す分解
斜視図、図６はそのシュラウド本体３の要部斜視図、図
７は同取付構造を示す要部縦断面図である。さらに図８
はシュラウド本体３の縁部に閉塞板部12を突設し、それ
を自動車のボンネット部内面13に隣接させた状態を示す
説明図である。
施の形態につき説明する。図１は本発明のラジエータの
シュラウド取付構造を示す分解斜視図、図２は同取付状
態の要部を示す一部破断斜視図、図３は図２における I
II− III矢視断面図、図４は同取付状態を示す背面図で
ある。また、図５は本発明の他の実施の形態を示す分解
斜視図、図６はそのシュラウド本体３の要部斜視図、図
７は同取付構造を示す要部縦断面図である。さらに図８
はシュラウド本体３の縁部に閉塞板部12を突設し、それ
を自動車のボンネット部内面13に隣接させた状態を示す
説明図である。
【０００８】図１〜図４に示すラジエータのシュラウド
取付構造は、シュラウド本体３の枠部内面に突設された
複数の爪部７が、ラジエータコア２の両側の一対のラジ
エータ部品６であるサポート６ａに嵌着係止されるもの
である。このシュラウド本体３は、ラジエータ１の外周
に整合する枠部とその枠部の一方側に延在し、ラジエー
タコア２に対向する浅い漏斗状部23とその中央に形成さ
れた短い筒状のファン収納部17とを有し、ファン収納部
17の開口縁部にステーを介してモータ取付部16が一体に
配置されている。そしてその枠部の両側には、夫々上下
位置に一対のガイド部15が一体的に形成され、さらにそ
の一対のガイド部15間に図１〜図３の如く、その内面側
に一対の爪部７が突設形成されている。そして爪部７は
その内面側が奥に向かって次第に突出されるテーパー状
に形成されている。この爪部７はラジエータコア２の両
側に位置するサポート６ａの凹部５に嵌着し、その先端
が内側壁８に当接される。なお、シュラウド本体３は全
体が合成樹脂の成形体からなり、爪部７は弾性変形自在
に突設されている。
取付構造は、シュラウド本体３の枠部内面に突設された
複数の爪部７が、ラジエータコア２の両側の一対のラジ
エータ部品６であるサポート６ａに嵌着係止されるもの
である。このシュラウド本体３は、ラジエータ１の外周
に整合する枠部とその枠部の一方側に延在し、ラジエー
タコア２に対向する浅い漏斗状部23とその中央に形成さ
れた短い筒状のファン収納部17とを有し、ファン収納部
17の開口縁部にステーを介してモータ取付部16が一体に
配置されている。そしてその枠部の両側には、夫々上下
位置に一対のガイド部15が一体的に形成され、さらにそ
の一対のガイド部15間に図１〜図３の如く、その内面側
に一対の爪部７が突設形成されている。そして爪部７は
その内面側が奥に向かって次第に突出されるテーパー状
に形成されている。この爪部７はラジエータコア２の両
側に位置するサポート６ａの凹部５に嵌着し、その先端
が内側壁８に当接される。なお、シュラウド本体３は全
体が合成樹脂の成形体からなり、爪部７は弾性変形自在
に突設されている。
【０００９】次に、ラジエータ１は上下両端に一対のラ
ジエータタンク９が配置され、多数の並列したチューブ
20の両端が夫々のラジエータタンク９に貫通され、その
貫通部が液密にろう付け固定されている。そして各チュ
ーブ20間にはフィン21が配置され、それらの接触部間が
ろう付け固定されてラジエータコア２を構成する。そし
てラジエータコア２の両側に、断面コ字状のサポート６
ａが配置されている。サポート６ａの両端には、熱歪み
吸収用の曲折部14が形成されている。そしてこの曲折部
14とラジエータタンク９の端部との間に、シュラウド本
体３のガイド部15を嵌着できるように両者が整合されて
いる。また、ラジエータタンク９には、夫々出入口パイ
プ及びオイルクーラの取付パイプが突設され、シュラウ
ド本体３にはそれに整合する位置にパイプ挿通孔11が夫
々開口する。さらに、上側のラジエータタンク９の上端
にはフィラネック19が設けられ、その開口にキャップ18
が着脱自在に取付られる。そして、このフィラネック19
に整合してシュラウド本体３の枠部に円弧状の欠切部27
が設けられている。また、シュラウド本体３の上下両面
には、ラジエータ取付用のピン部22が一体に突設されて
いる。
ジエータタンク９が配置され、多数の並列したチューブ
20の両端が夫々のラジエータタンク９に貫通され、その
貫通部が液密にろう付け固定されている。そして各チュ
ーブ20間にはフィン21が配置され、それらの接触部間が
ろう付け固定されてラジエータコア２を構成する。そし
てラジエータコア２の両側に、断面コ字状のサポート６
ａが配置されている。サポート６ａの両端には、熱歪み
吸収用の曲折部14が形成されている。そしてこの曲折部
14とラジエータタンク９の端部との間に、シュラウド本
体３のガイド部15を嵌着できるように両者が整合されて
いる。また、ラジエータタンク９には、夫々出入口パイ
プ及びオイルクーラの取付パイプが突設され、シュラウ
ド本体３にはそれに整合する位置にパイプ挿通孔11が夫
々開口する。さらに、上側のラジエータタンク９の上端
にはフィラネック19が設けられ、その開口にキャップ18
が着脱自在に取付られる。そして、このフィラネック19
に整合してシュラウド本体３の枠部に円弧状の欠切部27
が設けられている。また、シュラウド本体３の上下両面
には、ラジエータ取付用のピン部22が一体に突設されて
いる。
【００１０】
【使用方法】図１において、ラジエータ１の外周にシュ
ラウド本体３を被嵌する。その際、シュラウド本体３の
両側内面に位置する四つの爪部７は、サポート６ａの縁
部を越えるとき外側に弾性変形する。次いで、その縁部
を越えると弾性復帰して爪部７の先端が図３の如くその
内側壁８に当接する。それと共に、図３の如くシュラウ
ド本体３の内部周縁がラジエータタンク９の端面に当接
する。それによりシュラウド本体３は、ラジエータ１に
しっかりと固定される。即ち、ラジエータ１の幅方向の
前方にも後方にもシュラウド本体３は移動しない。
ラウド本体３を被嵌する。その際、シュラウド本体３の
両側内面に位置する四つの爪部７は、サポート６ａの縁
部を越えるとき外側に弾性変形する。次いで、その縁部
を越えると弾性復帰して爪部７の先端が図３の如くその
内側壁８に当接する。それと共に、図３の如くシュラウ
ド本体３の内部周縁がラジエータタンク９の端面に当接
する。それによりシュラウド本体３は、ラジエータ１に
しっかりと固定される。即ち、ラジエータ１の幅方向の
前方にも後方にもシュラウド本体３は移動しない。
【００１１】次に、図５〜図７は本発明の他の実施の形
態を示し、この例のシュラウド取付構造は、ラジエータ
タンク９に突設された三本のパイプ６ｂに、シュラウド
本体３の爪部７が夫々係止されるものである。ラジエー
タタンク９に一端が貫通してろう付け固定された夫々の
パイプ６ｂは、図７の如く、その付根部に一対の環状膨
出部が軸方向に僅かに離間して外周に突出形成されてい
る。そして、その後端の環状膨出部がラジエータタンク
９の貫通孔に挿通される際のストッパを形成する。つい
で、それに凹部５を介して突設された環状膨出部10の間
にシュラウド本体３の爪部７の先端が嵌入するものであ
る。さらに、パイプ６ｂの先端にもホース抜け止め用の
環状膨出部が形成されている。そのためにシュラウド本
体３には、図５及び図６の如く、パイプ６ｂに整合する
位置にパイプ挿通孔11が設けられ、その孔縁部に放射状
に爪部７が弾性変形自在に突設形成されている。そして
爪部７はその外面側に僅かにテーパーに突出されてい
る。
態を示し、この例のシュラウド取付構造は、ラジエータ
タンク９に突設された三本のパイプ６ｂに、シュラウド
本体３の爪部７が夫々係止されるものである。ラジエー
タタンク９に一端が貫通してろう付け固定された夫々の
パイプ６ｂは、図７の如く、その付根部に一対の環状膨
出部が軸方向に僅かに離間して外周に突出形成されてい
る。そして、その後端の環状膨出部がラジエータタンク
９の貫通孔に挿通される際のストッパを形成する。つい
で、それに凹部５を介して突設された環状膨出部10の間
にシュラウド本体３の爪部７の先端が嵌入するものであ
る。さらに、パイプ６ｂの先端にもホース抜け止め用の
環状膨出部が形成されている。そのためにシュラウド本
体３には、図５及び図６の如く、パイプ６ｂに整合する
位置にパイプ挿通孔11が設けられ、その孔縁部に放射状
に爪部７が弾性変形自在に突設形成されている。そして
爪部７はその外面側に僅かにテーパーに突出されてい
る。
【００１２】そこでシュラウド本体３をラジエータ１に
嵌着すると、図７において、パイプ６ｂの先ず最先端の
環状膨出部を乗り越えるとき爪部７が変形する。次い
で、パイプ６ｂの付根部の環状膨出部10を乗り越えると
き再び弾性変形し、次いでそれが弾性復帰して凹部５に
嵌入する。すると爪部７の先端は凸部４の縁部に当接
し、それによってシュラウド本体３はラジエータタンク
９から外れることがなくなる。なお、図５の例ではシュ
ラウド本体３の周縁部に閉塞板部12がラジエータコア２
の平面方向外方に一体的に突設されいてる。そして図８
の如く、シュラウド付きラジエータが下部支持材24と上
部支持材25とにピン部22，パッキン26を介して取付られ
たとき、閉塞板部12の上端縁がボンネット部内面13に隣
接し、ラジエータの上方部分を閉塞する。それにより、
前方から流入したエアーをより多くラジエータコアに流
通させ、熱交換を促進させる。なお、閉塞板部12はエン
ジンルーム内の各種機器の配置状況に応じてそれらと干
渉しないように適宜変形される。
嵌着すると、図７において、パイプ６ｂの先ず最先端の
環状膨出部を乗り越えるとき爪部７が変形する。次い
で、パイプ６ｂの付根部の環状膨出部10を乗り越えると
き再び弾性変形し、次いでそれが弾性復帰して凹部５に
嵌入する。すると爪部７の先端は凸部４の縁部に当接
し、それによってシュラウド本体３はラジエータタンク
９から外れることがなくなる。なお、図５の例ではシュ
ラウド本体３の周縁部に閉塞板部12がラジエータコア２
の平面方向外方に一体的に突設されいてる。そして図８
の如く、シュラウド付きラジエータが下部支持材24と上
部支持材25とにピン部22，パッキン26を介して取付られ
たとき、閉塞板部12の上端縁がボンネット部内面13に隣
接し、ラジエータの上方部分を閉塞する。それにより、
前方から流入したエアーをより多くラジエータコアに流
通させ、熱交換を促進させる。なお、閉塞板部12はエン
ジンルーム内の各種機器の配置状況に応じてそれらと干
渉しないように適宜変形される。
【００１３】
【発明の作用・効果】本発明のラジエータのシュラウド
取付構造は、シュラウド本体３に一体に突設された爪部
７がラジエータ１の外周のラジエータ部品６の凹部５に
整合し且つ、シュラウド本体３をラジエータ１に装着す
るときそれが弾性変形して凸部４を乗り越え、次いで弾
性復帰してその先端部が凹部５に嵌着すると共に、その
先端縁部が凸部４に係止されて抜け止め固定されるもの
であるから、シュラウドをラジエータに取付ける際に、
ボルト等の締結具を不要とし部品点数が少なく且つ取付
けが容易な構造となる。請求項２に記載の本発明によれ
ば、ラジエータコア２の両側に位置する溝型の一対のサ
ポート６ａの夫々の内側壁８に爪部７の先端縁が係止さ
れるように形成したから、取付け易く且つ取付け状態を
安定に維持することができる。
取付構造は、シュラウド本体３に一体に突設された爪部
７がラジエータ１の外周のラジエータ部品６の凹部５に
整合し且つ、シュラウド本体３をラジエータ１に装着す
るときそれが弾性変形して凸部４を乗り越え、次いで弾
性復帰してその先端部が凹部５に嵌着すると共に、その
先端縁部が凸部４に係止されて抜け止め固定されるもの
であるから、シュラウドをラジエータに取付ける際に、
ボルト等の締結具を不要とし部品点数が少なく且つ取付
けが容易な構造となる。請求項２に記載の本発明によれ
ば、ラジエータコア２の両側に位置する溝型の一対のサ
ポート６ａの夫々の内側壁８に爪部７の先端縁が係止さ
れるように形成したから、取付け易く且つ取付け状態を
安定に維持することができる。
【００１４】請求項３に記載の本発明によれば、ラジエ
ータタンク９に突設された複数のパイプ６ｂの環状膨出
部10に放射状の多数の爪部７の先端縁が係止されるもの
であるから、取付け易く且つその取付け状態を安定的に
維持できる。請求項４に記載の本発明によれば、シュラ
ウド本体３の外周に閉塞板部12が突設され、その閉塞板
部12の先端がボンネット部内面13に隣接するように形成
されたから、ラジエータとボンネット部内面13との間を
閉塞し、従来の閉塞部品を省略することができる。それ
によりラジエータコアを流通する空気流を増大させ、熱
交換を促進することができる。
ータタンク９に突設された複数のパイプ６ｂの環状膨出
部10に放射状の多数の爪部７の先端縁が係止されるもの
であるから、取付け易く且つその取付け状態を安定的に
維持できる。請求項４に記載の本発明によれば、シュラ
ウド本体３の外周に閉塞板部12が突設され、その閉塞板
部12の先端がボンネット部内面13に隣接するように形成
されたから、ラジエータとボンネット部内面13との間を
閉塞し、従来の閉塞部品を省略することができる。それ
によりラジエータコアを流通する空気流を増大させ、熱
交換を促進することができる。
【図１】本発明のラジエータのシュラウド取付構造を示
す分解斜視図。
す分解斜視図。
【図２】同シュラウド取付構造において取付状態の要部
を示す一部破断斜視図。
を示す一部破断斜視図。
【図３】図２における III− III矢視断面図。
【図４】本発明のラジエータのシュラウド取付構造にお
ける取付状態を示す背面図。
ける取付状態を示す背面図。
【図５】本発明のラジエータのシュラウド取付構造の他
の実施の形態を示す分解斜視図。
の実施の形態を示す分解斜視図。
【図６】同シュラウド取付構造におけるシュラウド本体
３の要部斜視図。
３の要部斜視図。
【図７】同シュラウド取付構造を示す要部縦断面図。
【図８】同シュラウド取付構造におけるシュラウド本体
３の縁部に閉塞板部12を突設し、それを自動車のボンネ
ット部内面13に隣接させた状態を示す説明図。
３の縁部に閉塞板部12を突設し、それを自動車のボンネ
ット部内面13に隣接させた状態を示す説明図。
１ ラジエータ ２ ラジエータコア ３ シュラウド本体 ４ 凸部 ５ 凹部 ６ ラジエータ部品 ６ａ サポート ６ｂ パイプ ７ 爪部 ８ 内側壁 ９ ラジエータタンク 10 環状膨出部 11 パイプ挿通孔 12 閉塞板部 13 ボンネット部内面 14 曲折部 15 キャップ 16 モータ取付部 17 ファン収納部 18 キャップ 19 フィラネック 20 チューブ 21 フィン 22 ピン部 23 漏斗状部 24 下部支持材 25 上部支持材 26 パッキン 27 欠切部
Claims (4)
- 【請求項１】 内周がラジエータ１の外周に整合し、ラ
ジエータコア２の平面に対向して配置される合成樹脂製
のシュラウド本体３を有し、 ラジエータ１の外周に突設されて凸部４と凹部５とが隣
接して配置された複数のラジエータ部品６に対して、そ
の凹凸部に整合する弾性を有する複数の爪部７が、前記
シュラウド本体３に一体に突設され、 夫々の爪部７は、その先端部が前記凹部５に嵌着整合す
るように突出し且つ、シュラウド本体３をラジエータ１
に装着する方向に対して次第に抵抗が大となる向きのテ
ーパに形成され、 さらにその爪部７は、シュラウド本体３をラジエータ１
の正規位置に装着するとき、弾性変形して前記凸部４を
乗り越え、ついで弾性復帰してその先端部が前記凹部５
に嵌着すると共に、その先端縁部が前記凸部４に係止さ
れて抜け止め固定されるように構成されたラジエータの
シュラウド取付構造。 - 【請求項２】 請求項１において、 前記爪部７を抜け止め固定する前記ラジエータ部品６
が、ラジエータコア２の両側に位置する溝型の一対のサ
ポート６ａからなり、その爪部７の先端縁が夫々サポー
ト６ａの内側壁８に係止されるように構成されたラジエ
ータのシュラウド取付構造。 - 【請求項３】 請求項１において、 前記爪部７を抜け止め固定する前記ラジエータ部品６
が、ラジエータタンク９に設けられた複数のパイプ６ｂ
であって、夫々のパイプ６ｂの付根部に環状膨出部10が
形成されたものからなり、 そのパイプ６ｂに整合する複数のパイプ挿通孔11が前記
シュラウド本体３に形成されると共に、その孔縁部に放
射状に複数の前記爪部７が一体に突設され、その爪部７
の先端縁が前記環状膨出部10に係止されるように構成さ
れたラジエータのシュラウド取付構造。 - 【請求項４】 請求項１〜請求項３のいずれかにおい
て、 シュラウド本体３の外周に、ラジエータコア２の平面方
向外方に閉塞板部12が突設され、そのシュラウド付きラ
ジエータが車両のエンジンルームに収納されたとき、前
記閉塞板部12の先端が車両のボンネット部内面13に隣接
するように構成されるラジエータのシュラウド取付構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30897599A JP2001133186A (ja) | 1999-10-29 | 1999-10-29 | ラジエータのシュラウド取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30897599A JP2001133186A (ja) | 1999-10-29 | 1999-10-29 | ラジエータのシュラウド取付構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001133186A true JP2001133186A (ja) | 2001-05-18 |
Family
ID=17987476
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30897599A Pending JP2001133186A (ja) | 1999-10-29 | 1999-10-29 | ラジエータのシュラウド取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001133186A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019058732A1 (ja) * | 2017-09-19 | 2019-03-28 | ダイキン工業株式会社 | 油圧ユニット |
| JP2022514371A (ja) * | 2018-12-19 | 2022-02-10 | ヴァレオ システム テルミク | 自動車両熱交換器のためのシール装置 |
-
1999
- 1999-10-29 JP JP30897599A patent/JP2001133186A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019058732A1 (ja) * | 2017-09-19 | 2019-03-28 | ダイキン工業株式会社 | 油圧ユニット |
| JP2019052619A (ja) * | 2017-09-19 | 2019-04-04 | ダイキン工業株式会社 | 油圧ユニット |
| CN111094747A (zh) * | 2017-09-19 | 2020-05-01 | 大金工业株式会社 | 液压单元 |
| JP2022514371A (ja) * | 2018-12-19 | 2022-02-10 | ヴァレオ システム テルミク | 自動車両熱交換器のためのシール装置 |
| JP7167347B2 (ja) | 2018-12-19 | 2022-11-08 | ヴァレオ システム テルミク | 自動車両熱交換器のためのシール装置 |
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