JP2001133139A - 断熱貯蔵庫 - Google Patents

断熱貯蔵庫

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JP2001133139A
JP2001133139A JP31832699A JP31832699A JP2001133139A JP 2001133139 A JP2001133139 A JP 2001133139A JP 31832699 A JP31832699 A JP 31832699A JP 31832699 A JP31832699 A JP 31832699A JP 2001133139 A JP2001133139 A JP 2001133139A
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Masayuki Yamamoto
雅幸 山本
Hidekazu Nakamura
秀和 中村
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Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2700/00Means for sensing or measuring; Sensors therefor
    • F25D2700/02Sensors detecting door opening

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  • Refrigerator Housings (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納室の前面側の美観を保ちながら、開閉扉
と断熱貯蔵庫との密閉性を高めることができ、更に扉の
開閉を確実に検出できる優れた断熱貯蔵庫を提供するこ
と。 【解決手段】 冷蔵庫1は、周囲にガスケット部材11
を取り付けた開閉扉6を、収納室4aの前面側に備え
る。ガスケット部材11内に密閉用マグネット13を設
けるとともに、この密閉用マグネット13の近傍に開閉
検出用マグネット15を設ける。冷蔵庫1の隔離壁4b
の前面側に、密閉用マグネット13から磁力を受ける着
磁性金属部材17を設けるとともに、この着磁性金属部
材17の近傍にリードスイッチ19を設ける。更に、こ
れら着磁性金属部材17及びリードスイッチ19を覆う
ように隔離壁4bの前面部に非着磁性フレーム21を取
り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、冷蔵庫、
冷凍庫、ショーケース、温熱庫その他の断熱貯蔵庫に関
し、特に、開閉扉を収納室で閉じた状態で貯蔵物用開口
を密閉できるとともに、その開閉扉の開閉を検出する磁
気検出用スイッチを備えている断熱貯蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、断熱貯蔵庫の一例としての冷蔵庫
には、扉の開閉を検出する機械的な扉開閉検知スイッチ
が設けられており、このスイッチの作動で、庫内灯を点
灯したり、消灯したりしている。また、近年冷蔵庫の庫
内灯等のスイッチは、機械式に比べて小型化が容易な電
子式が採用される傾向があり、扉の一部に検出用磁石を
取り付け、冷蔵庫本体に感知器を取り付けるものがある
(例えば、特開平8−303945号公報、特開平10
−300339号公報、特開平10−300340公報
等参照)。しかし、従来技術の公報において、開閉扉と
断熱貯蔵庫との密閉性を高めること、及び、磁気検出用
スイッチがその開閉扉の開閉を確実に検出することの双
方の技術的課題を解決する先行技術は存在しなかった。
【0003】そのため、かかる双方の技術的課題を解決
するべく、本願出願人は、図4に示すような断熱貯蔵庫
を創作した。すなわち、断熱貯蔵庫50の開閉扉51の
周囲に、密閉用マグネット53を内設するガスケット5
2を取り付け、更に開閉検出用マグネット54をガスケ
ット52の側方に設けるとともに、断熱貯蔵庫50の収
納室55の前面側の中仕切り55aに、前記密閉用マグ
ネット53から磁力を受ける着磁性金属部材56を設け
る構成、及び、この着磁性金属部材56の近傍に磁気検
出用スイッチ57を設ける構成を創作した。そして、か
かる構成において、密閉用マグネット53による磁気検
出用スイッチ57への悪影響を防止するべく、収納室5
5の前面側の中仕切り55aには、着磁性のない部材5
8と着磁性金属部材56とを接合する必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような着
磁性のない部材58と着磁性金属部材56とを接合する
構成の場合、接合した箇所に段差部分59が生じやす
く、この段差部分59に汚れが溜まるおそれがある。ま
た、段差部分59は中仕切り55aの前面側に位置する
ため、開閉扉51を開いた状態で注目されやすくなっ
て、全体美観を悪くする。そこで、本発明は、上述した
問題点を解決するためになされたものであり、収納室の
前面側の美観を保ちながら、開閉扉と断熱貯蔵庫との密
閉性を高めることができ、更に扉の開閉を確実に検出で
きる優れた断熱貯蔵庫を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明によれば、周囲にパッキング材を取り付けた
開閉扉を、開閉自在に収納室の前面側に取り付けた断熱
貯蔵庫において、前記開閉扉のパッキング材に密閉用マ
グネットを設けるとともに、この密閉用マグネットの近
傍に開閉検出用マグネットを設け、前記収納室の前面側
に、前記密閉用マグネットから磁力を受ける着磁性金属
部材を設けるとともに、この着磁性金属部材の近傍に磁
気検出用スイッチを設け、更に、これら着磁性金属部材
及び磁気検出用スイッチを覆うように収納室の前面側に
非着磁性フレームを取り付けたことを特徴とする。ここ
で、着磁性金属部材とは、磁化されやすい金属部材をい
い、具体的には、その成分中にFeが多い金属をいう。
この場合、密閉用マグネットに対向するように着磁性金
属部材を設け、更に磁気検出用マグネットに対向するよ
うに開閉検出用スイッチを設けるのが望ましい。
【0006】また、請求項2に記載の発明によれば、周
囲にパッキング材を取り付けた開閉扉を、開閉自在に収
納室の前面側に取り付けた断熱貯蔵庫において、前記開
閉扉のパッキング材に密閉用マグネットを設けるととも
に、この密閉用マグネットの近傍に磁気検出用スイッチ
を設け、前記収納室の前面側に、前記密閉用マグネット
から磁力を受ける着磁性金属部材を設けるとともに、こ
の着磁性金属部材の近傍に開閉検出用マグネットを設
け、更に、これら着磁性金属部材及び開閉検出用マグネ
ットを覆うように収納室の前面側に非着磁性フレームを
取り付けたことを特徴とする。この場合、密閉用マグネ
ットに対向するように着磁性金属部材を設け、更に磁気
検出用マグネットに対向するように開閉検出用スイッチ
を設けるのが望ましい。
【0007】かかる請求項1または請求項2の構成の発
明において、密閉用マグネットを設けたパッキング材
と、非着磁性フレーム内に取り付けられた着磁性金属部
材とにより、開閉扉と断熱貯蔵庫との密閉性を高めるこ
とができる。また、密閉用マグネットによる磁力線の影
響が、非着磁性フレームで覆うように取り付けられた着
磁性金属部材によって減少するので、磁気検出用スイッ
チの誤動作を防止する。また、開閉扉が閉じられた状態
で、その開閉検出用マグネットが磁気検出用スイッチに
対して近接するので、磁気検出用スイッチがその開閉扉
の開閉を確実に検出できる。そして、本願出願人が創作
した図4に示す「収納室55の前面側の着磁性のない部
材58と着磁性金属部材56とを接合する構成」を採用
しないため、接合した箇所に段差部分59が生じなく、
かかる段差部分59に汚れが溜まったり、美観が悪いと
いう問題点も改善できる。更に、着磁性のない部材58
と着磁性金属部材56とを接合する際の作業性が悪いと
いう問題点も改善できる。それにより、収納室の前面側
の美観を保ちながら、開閉扉と断熱貯蔵庫との密閉性を
高めることができ、更に扉の開閉を確実に検出できる技
術的課題を解決することができるので、優れた断熱貯蔵
庫を提供することができる。尚、開閉扉と断熱貯蔵庫と
の密閉性を高める観点から、パッキング材は、開閉扉の
全周囲(例えば4角形状の開閉扉の場合の4辺)に設け
られるのが望ましい。一方、着磁性金属部材も開閉扉の
全周囲に対応して(例えば4角形状の閉口の場合の4
辺)に設けられるのが望ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の断熱貯蔵庫を冷蔵
庫において実施した実施の形態を、図面を参照して説明
する。先ず、この実施形態に係る冷蔵庫の概略構成につ
いて、図1乃至図3に基づいて説明する。図1は、この
実施形態に係る冷蔵庫の斜視図であり、図2は、この実
施形態に係る冷蔵庫の開閉扉を開いた状態の拡大正面図
である。また、図3は、図2に示す実施形態に係る冷蔵
庫のC−C部の拡大断面図である。
【0009】冷蔵庫1は、図1に示すように、断熱箱体
2と、この断熱箱体2の上側に配設される冷凍ユニット
収納部3とから構成されている。また、この断熱箱体2
は、図2に示すように、上下及び左右の4個の収納室4
aを有する冷蔵庫本体4と、この冷蔵庫本体4の前面の
開口部5に開閉可能に取り付けられる4個の断熱用の開
閉扉6とから構成されている。そして、冷蔵庫本体4
は、4個の収納室4aに区画するべく、隔離壁4bが収
納室4a中央の上下左右に延びるように配設されてい
る。また、冷蔵庫本体4の下面にはその4箇所において
脚部材7が固設されており、冷蔵庫1はこれらの脚部材
7を介して床等の上に配置されている。
【0010】前記冷蔵庫本体4及び開閉扉6は、外壁と
してステンレス板や塗装鋼板などの金属板を使用し、そ
の外箱と内箱との間の空間に、断熱効果を高めるべく、
例えばウレタンなどの断熱材を注入発泡させて形成され
る。その収納室4a内に貯蔵物を収納したり、取り出し
たりするための開口部5には、上下左右の4個の開閉扉
6が、断熱箱体2にヒンジ(図示せず)で回動自在に取
り付けられており、開閉扉6は、観音開きの形式で、各
開口部5を開閉自在に閉じる。
【0011】また、冷凍ユニット収納部3には、コンプ
レッサ8、凝縮器9、及び凝縮器9を冷却する冷却ファ
ン10、温風誘導ダクト12等から構成される冷凍ユニ
ットが配置されている。これらコンプレッサ8、凝縮器
9、及び冷却ファン10、温風誘導ダクト12等の構成
は周知であるので、ここでは詳細な説明を省略する。ま
た、開閉扉6の周囲には、パッキング材としてのガスケ
ット部材11が取り付けられている。このガスケット部
材11は、ゴム等の弾性変形可能な材料から形成されて
おり、その内部に密閉用マグネット13を備える形式で
あるので、冷蔵庫本体4の収納室4aの前面側に若干押
圧された状態で当接されて密接した場合、冷蔵庫本体4
内の冷気は、ガスケット部材11を介して庫外に漏出す
ることが防止され、冷蔵庫1の庫内の気密が保持され
る。
【0012】ここで、開閉扉6及び収納室4aの前面側
の構成について、図3を参照して説明する。開閉扉6の
周囲全周に取り付けられたガスケット部材11内には、
密閉用マグネット13が、開閉扉6の周囲全周に内設さ
れており、密閉用マグネット13は、厚さ3mm、長さ
9mm程度の大きさのものである。また、この密閉用マ
グネット13を内設するガスケット部材11内の外側に
は、開閉検出用マグネット15が配設されている。この
開閉検出用マグネット15は、高さ10mm、厚さ7m
m、長さ30mm程度の大きさのものである。そして、
密閉用マグネット13と開閉検出用マグネット15との
距離は、約5mm程度離れている。
【0013】一方、収納室4aの前面部に、密閉用マグ
ネット13から磁力を受ける着磁性金属部材17を密閉
用マグネット13に対向するように設けるとともに、こ
の着磁性金属部材17の近傍に磁気検出用スイッチとし
てのリードスイッチ19を開閉検出用マグネット15に
対向するように設ける。そして、これら着磁性金属部材
17及びリードスイッチ19を覆うように隔離壁4bの
前面部に非着磁性フレーム21を取り付ける。この非着
磁性フレーム21は、例えばオーステナイト系のステン
レス鋼であるSUS304(JIS)を使用するのが望
ましく、図3に示すように、横断面がコ字状をなし、そ
の厚さは0.8mm程度である。もっとも、非着磁性フ
レーム21の素材、形状、大きさ等は、密閉用マグネッ
ト13による磁力線の影響を減少させないものであっ
て、リードスイッチ19の誤動作を防止できれば、実施
の形態以外のものでも良い。そして、非着磁性フレーム
21の内側の左右外縁側には、着磁性金属部材17が上
下方向に延設されており、密閉用マグネット13と対応
するべく、長さ9mm程度の大きさを有するのが望まし
い。この場合、着磁性金属部材17は、非着磁性フレー
ム21の内側に両面テープ等で張り付ければ良く、この
着磁性金属部材17は、開閉扉6が隔離壁4bの前面側
に密着した状態で、密閉用マグネット13の対向する位
置に取り付けられている。そして、着磁性金属部材17
は、その成分中に鉄分が多い金属をいい、例えば亜鉛鉄
板等を使用するのが望ましく、着磁性金属部材17とガ
スケット11内の密閉用マグネット13とにより、開閉
扉6と冷蔵庫1との密閉性を高めることができる。
【0014】これら着磁性金属部材17の左右方向の中
央側には、ヒーター線22が上下方向に延設しており、
ヒーター線22の発熱により、収納室4aの前面側の結
露防止用に使用され、ヒーター線22は着磁性金属部材
17により位置決めされる。また、非着磁性フレーム2
1の内側の中央側には、一対のリードスイッチ19が左
右方向に設けられており、開閉扉6が隔離壁4bの前面
側に密着した状態で、各リードスイッチ19は、開閉検
出用マグネット15の対向する位置に取り付けられてい
る。そのリードスイッチ19は、磁気検出スイッチとし
ての磁気感知スイッチであり、例えば開閉検出用マグネ
ット15からの磁力線を受けて信号を出力する検出機能
と、出力される信号を増幅して整流する機能とを有す
る。但し、リードスイッチ19は、開閉検出用マグネッ
ト15からの磁力線のみならず、密閉用マグネット13
等からの磁力線を受けて信号を出力することも考えられ
るので、密閉用マグネット13等からの磁力線を受けて
出力する信号の影響をできるだけ少なくして、誤動作を
防止するのが望ましい。そのため、着磁性金属部材17
及びリードスイッチ19を覆って、密閉用マグネット1
3からの磁力線によってリードスイッチ19が感知する
のを防止するべく、隔離壁4bに非着磁性フレーム21
を取り付ける。
【0015】そのリードスイッチ19は、マイコンなど
が組み込まれた制御装置23に接続されており、出力さ
れた信号が制御装置23に入力し、制御装置23は種々
の制御をする。図3に示す構成の場合、開閉検出用マグ
ネット15及びリードスイッチ19は、開閉扉6が開い
ている状態で、相互に離れた位置にあり、開閉検出用マ
グネット15の磁力線からの影響が減少するので、リー
ドスイッチ19から、制御装置23にOFF信号が伝達
される。一方、開閉扉6が閉じると、開閉検出用マグネ
ット15が開閉扉6と一体に移動して、リードスイッチ
19に近接した位置に移動して、開閉検出用マグネット
15の磁力線からの影響が増加するので、リードスイッ
チ19から制御装置23にON信号が伝達される。
【0016】それにより、制御装置23は、リードスイ
ッチ19から伝達されたOFF信号及びON信号に基づ
いて、開閉扉6の開閉を検知して、開閉扉6が開いてい
る際には庫内灯を点灯するのに対して、開閉扉6が閉じ
ている際には、庫内灯を消灯する様に制御することがで
きる。したがって、開閉扉6を開けた際に、収納室4a
の内部すなわち庫内が明るく、庫内の状態が良く分か
り、貯蔵物の収納や取り出し作業などが容易となる。も
っとも、制御装置23に接続される電気部品は、庫内灯
に限定されず、例えば庫内冷却ファンなどの他の部品で
もよい。なお、庫内冷却ファンの場合は、制御装置23
によって開閉扉6が閉じると、通電され送風を開始しす
るように制御されるのに対して、開閉扉6が開くと通電
が遮断され、送風を停止するように制御される。また、
制御装置23を介さずに、リードスイッチ19を庫内灯
などに直接接続することも可能である。
【0017】以上、詳細に説明したように、この実施の
形態の発明によれば、周囲にガスケット部材11を取り
付けた開閉扉6を、収納室4aの前面側に備えた冷蔵庫
1において、開閉扉6に取り付けられたガスケット部材
11内に密閉用マグネット13を設けるとともに、この
密閉用マグネット13の近傍に開閉検出用マグネット1
5を設け、収納室4aの前面側の隔離壁4bに、密閉用
マグネット13から磁力を受ける着磁性金属部材17を
設けるとともに、この着磁性金属部材17の近傍にリー
ドスイッチ19を設け、更に、これら着磁性金属部材1
7及びリードスイッチ19を覆うように隔離壁4bの前
面部に非着磁性フレーム21を取り付けたので、密閉用
マグネット13を内設したガスケット部材11と非着磁
性フレーム21内に取り付けられた着磁性金属部材17
とにより、開閉扉6と冷蔵庫1との密閉性を高めること
ができ、また、リードスイッチ19に対する密閉用マグ
ネット13による磁力線の影響が、着磁性金属部材17
によって減少するので、リードスイッチ19の誤動作を
防止する。また、開閉扉6が閉じられた状態では、開閉
扉6に取り付けられた開閉検出用マグネット15がリー
ドスイッチ19に近接するので、リードスイッチ19が
その開閉扉6の開閉を確実に検出できる。また、隔離壁
4bの前面部に非着磁性フレーム21が配設されてお
り、図4に示す「収納室55の前面側の着磁性のない部
材58と着磁性金属部材56とを接合する構成」を採用
しないため、接合した箇所に段差部分59が生じなく、
かかる段差部分59に汚れが溜まったり、美観が悪いと
いう問題点も改善できる。
【0018】尚、本発明は上述した実施の形態に限定さ
れるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変
更が可能である。例えば、上記の実施の形態では、業務
用冷蔵庫において使用するものであるが、必ずしもその
構成に限った訳では無く、例えば喫茶店、飲食店等の施
設その他の厨房等に使用してもよく、更に貯蔵用の大型
冷凍庫などに利用されてもよい。また、この発明の断熱
貯蔵庫は、必ずしも冷蔵庫について使用されるものでは
なく、例えば、冷凍庫、製氷機、高温庫、高湿庫、ショ
ーケース等の温熱庫その他の断熱貯蔵庫に用いてもよ
い。また、貯蔵物は、食品に限定されず、他の物品でも
可能である。更に、前記実施の形態においては、磁気検
出スイッチとして、リードスイッチを採用しているが、
必ずしもリードスイッチに限定されず、他の形式の磁気
感知スイッチを採用することも可能である。そして、リ
ードスイッチは磁界が与えられると接点がONする構成
であるが、磁界が与えられると接点がOFFする形式の
ものでも可能である。また、図3に示す開閉扉6の端部
側に取り付けた開閉検出用マグネット15と、その内側
に取り付けた密閉用マグネット13との位置関係を反対
にして、開閉扉6の端部側周囲に密閉用マグネット13
を取り付け、その内側に開閉検出用マグネット15を取
り付けてもよい。
【0019】更に、他の実施の形態として、開閉扉6側
に磁気検出用スイッチとしてのリードスイッチを取り付
けるのに対して、収納室4a側に開閉検出用マグネット
を取り付けてもよい。すなわち、開閉扉6の周囲全周に
取り付けられたガスケット部材11内に密閉用マグネッ
ト13を設け、密閉用マグネット13の側方に、前記実
施の形態と異なり、磁気検出用スイッチとしてのリード
スイッチを設ける。そして、収納室4aの前面部に密閉
用マグネット13から磁力を受ける着磁性金属部材17
を密閉用マグネット13に対向するように設けるととも
に、この着磁性金属部材17の近傍に開閉検出用マグネ
ットをリードスイッチに対向するよう設ける。そして、
これら着磁性金属部材17及び開閉検出用マグネットを
覆うように隔離壁4bの前面部に非着磁性フレーム21
を取り付ける。更に、前記実施の形態においては、開閉
扉は左右上下の4個の扉からなる観音扉形式であるが、
左右一対の2個の扉からなる観音扉形式であってもよ
く、扉の取付構造、数量、配置、形状などは適宜変更し
てよい。
【0020】
【発明の効果】以上、説明したことから明らかなよう
に、請求項1に記載の断熱貯蔵庫によれば、断熱貯蔵庫
の前面側の美観を保ちながら、密閉用マグネットを設け
たパッキング材と非着磁性フレーム内に取り付けられた
着磁性金属部材とにより、開閉扉と断熱貯蔵庫との密閉
性を高めることができる。また、非着磁性フレームで覆
うように取り付けられた着磁性金属部材により磁気検出
用スイッチの誤動作を防止するため、開閉扉が閉じられ
て、開閉扉に取り付けられた開閉検出用マグネットが磁
気検出用スイッチに近接した場合には、磁気検出用スイ
ッチがその開閉扉の開閉を確実に検出できる。また、請
求項2に記載の断熱貯蔵庫によれば、密閉用マグネット
を設けたパッキング材と非着磁性フレーム内に取り付け
られた着磁性金属部材とにより、開閉扉と断熱貯蔵庫と
の密閉性を高めることができる。また、非着磁性フレー
ムで覆うように取り付けられた着磁性金属部材により磁
気検出用スイッチの誤動作を防止するため、開閉扉が閉
じられて、開閉扉に取り付けられた磁気検出用スイッチ
が開閉検出用マグネットに近接した場合には、磁気検出
用スイッチがその開閉扉の開閉を確実に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この実施の形態の冷蔵庫を示す斜視図であ
る。
【図2】 同実施の形態の冷蔵庫の収納室の前面側を拡
大して示す正面図である。
【図3】 同実施の形態の冷蔵庫の収納室の前面側及び
開閉扉の一部を拡大して示す断面図である。
【図4】 出願人が従前に検討した断熱貯蔵庫の図3相
当図である。
【符号の説明】
1・・・冷蔵庫,2・・・断熱箱体,3・・・冷凍ユニ
ット収納部,4・・・冷蔵庫本体,4a・・・収納室,
4b・・・隔離壁,6・・・開閉扉,8・・・コンプレ
ッサ,9・・・凝縮器,10・・・冷却ファン,11・
・・ガスケット部材,13・・・密閉用マグネット,1
5・・・開閉検出用マグネット,17・・・着磁性金属
部材,19・・・リードスイッチ,21・・・非着磁性
フレーム,23・・・制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲にパッキング材を取り付けた開閉扉
    を、開閉自在に収納室の前面側に取り付けた断熱貯蔵庫
    において、 前記開閉扉のパッキング材に密閉用マグネットを設ける
    とともに、この密閉用マグネットの近傍に開閉検出用マ
    グネットを設け、 前記収納室の前面側に、前記密閉用マグネットから磁力
    を受ける着磁性金属部材を設けるとともに、この着磁性
    金属部材の近傍に磁気検出用スイッチを設け、更に、 これら着磁性金属部材及び磁気検出用スイッチを覆うよ
    うに収納室の前面側に非着磁性フレームを取り付けたこ
    とを特徴とする断熱貯蔵庫。
  2. 【請求項2】 周囲にパッキング材を取り付けた開閉扉
    を、開閉自在に収納室の前面側に取り付けた断熱貯蔵庫
    において、 前記開閉扉のパッキング材に密閉用マグネットを設ける
    とともに、この密閉用マグネットの近傍に磁気検出用ス
    イッチを設け、 前記収納室の前面側に、前記密閉用マグネットから磁力
    を受ける着磁性金属部材を設けるとともに、この着磁性
    金属部材の近傍に開閉検出用マグネットを設け、更に、 これら着磁性金属部材及び開閉検出用マグネットを覆う
    ように収納室の前面側に非着磁性フレームを取り付けた
    ことを特徴とする断熱貯蔵庫。
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