JP2001132757A - 二つの摺動部材を組合せた摺動構造およびそれを用いたすべり支承装置。 - Google Patents
二つの摺動部材を組合せた摺動構造およびそれを用いたすべり支承装置。Info
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Abstract
有するとともに、すべりを必要とするときに、的確かつ
効果的な低摩擦すべりが行われる、二つの摺動部材を組
合せた摺動構造ならびに該摺動構造を用いたすべり支承
装置を提供すること。 【解決手段】 二つの摺動部材を組合せた摺動構造は、
互いに摺動面で摺動接触する第一摺動部材と第二摺動部
材とを組合せた摺動構造であって、第一摺動部材は合成
樹脂からなるとともに摺動面に凹部を具備しており、第
二摺動部材は合成樹脂被膜からなり、該第一摺動部材の
摺動面の凹部と第二摺動部材の合成樹脂被膜との間には
潤滑油剤が介在されている。
Description
る摺動面がともに合成樹脂である二つの摺動部材を組合
せた摺動構造および該摺動構造を用いたすべり支承装置
に関する。
材の組合せにおいて、一方が合成樹脂である場合、他方
の部材としては一般に鋼などの金属製のものが用いられ
ている。しかしながら、種々の目的、必要性すなわち防
錆、耐薬品、電気絶縁、軽量化さらには他の設計上の要
請から、他方の部材そのものを合成樹脂としたり、ある
いは少なくとも摺動面を合成樹脂とするなどの手段が採
られることがある。
の組合せの場合、低摩擦係数を有していることで知られ
る四ふっ化エチレン樹脂においても、乾燥摩擦条件下で
のすべりにおいて、動摩擦係数を0.06以下とするこ
とは困難である。
すべりによって逃がす機能を有するすべり支承装置にお
いては、すべり面に働く摩擦抵抗が大きいとすべり変位
が所望になされなくなり、効果的な免震効果が発揮され
なくなるため、すべり面における摩擦抵抗が低いことが
要求される。
等により力が入力されるとき以外は作動しないため、安
定した免震効果を得るためには、作動時の摩擦抵抗が安
定していること、すなわち、静摩擦係数の経時変化が小
さいことが要求される。すなわち、動摩擦係数が低いこ
とと合せて、静摩擦係数が低いことおよび安定している
ことが要求される。
研究の結果なされたもので、安定かつ低い静摩擦係数お
よび動摩擦係数を有するとともに、すべりを必要とする
ときに、的確かつ効果的な低摩擦すべりが行われる、二
つの摺動部材を組合せた摺動構造ならびに該摺動構造を
用いたすべり支承装置を提供することを目的とするもの
である。
的は、互いに摺動面で摺動接触する第一摺動部材と第二
摺動部材とを組合せた摺動構造であって、第一摺動部材
は合成樹脂からなるとともに摺動面に凹部を具備してお
り、第二摺動部材は合成樹脂被膜からなり、該第一摺動
部材の摺動面の凹部と第二摺動部材の合成樹脂被膜との
間には潤滑油剤が介在されてなる二つの摺動部材を組合
せた摺動構造によって達成される。
摺動面で摺動接触する第一摺動部材と第二摺動部材とを
組合せた摺動構造を用いたすべり支承装置によっても達
成される。
成樹脂からなり、摺動面に凹部を具備している。この第
一摺動部材を形成する合成樹脂としては、荷重下におい
てもクリープ等により摺動面に形成された凹部に変形な
いし潰れを生じることがない強度を有していることが要
求され、その圧縮強さがASTM試験法D695で10
0kgf/cm2以上、2500kgf/cm2以下の
値を示す合成樹脂であることが望ましい。このような圧
縮強さを有する合成樹脂としては、ポリアセタール樹
脂、ポリアミド樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹
脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリフェニレン
サルファイド樹脂、ポリフェニレンオキサイド樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリエーテル
ケトン樹脂、ふっ素樹脂、ポリスチレン樹脂、塩化ビニ
ル樹脂、キシレン樹脂、グアナミン樹脂、アクリル樹
脂、ユリア樹脂、ABS樹脂、フェノール樹脂、エポキ
シ樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、芳香
族ポリエステル樹脂などが挙げられる。
合成樹脂として、ポリマーブレンドあるいはポリマーア
ロイを使用することもできる。ポリマーブレンドあるい
はポリマーアロイとしては、ポリアミド樹脂とポリブチ
レンテレフタレート樹脂、ポリアミド樹脂とポリエチレ
ンテレフタレート樹脂、ポリアミド樹脂とポリアリレー
ト樹脂、ポリアミド樹脂とポリフェニレンエーテル樹
脂、ポリアミド樹脂とポリフェニレンサルファイド樹
脂、ポリアミド樹脂とポリカーボネート樹脂、ポリアミ
ド樹脂とABS樹脂、ポリアミド樹脂とポリスチレン樹
脂、ポリカーボネート樹脂とポリブチレンテレフタレー
ト樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂とABS樹
脂、ポリカーボネート樹脂とポリエチレンテレフタレー
ト樹脂、ポリカーボネート樹脂とABS樹脂、ポリフェ
ニレンエーテル樹脂とポリスチレン樹脂、ポリアセター
ル樹脂とポリフェニレンエーテル樹脂、ポリアミド樹脂
とフェノール樹脂、ポリアミド樹脂とポリオレフィン樹
脂、ABS樹脂と塩化ビニル樹脂、ポリフェニレンサル
ファイド樹脂とポリフェニレンエーテル樹脂、ポリブチ
レンテレフタレート樹脂とポリフェニレンエーテル樹
脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂とポリフェニレン
エーテル樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂とポリカー
ボネート樹脂などを例示することができる。
ポリマーアロイを含む)に、ガラス繊維、ガラス粉末、
炭素繊維、炭素粉末、アラミド繊維などの強化充填材を
含有し、その圧縮強度をさらに高めた合成樹脂であって
もよい。
あるいはポリマーアロイを含む)に、黒鉛、二硫化モリ
ブデン、四ふっ化エチレン樹脂、窒化ホウ素などの固体
潤滑剤を単独で、または上記強化充填材とともに含有す
ることができる。
ポリマーアロイを含む)からなる第一摺動部材の摺動面
に形成された凹部は、少なくとも一つの独立した凹部を
有しているか、または摺動面の周縁部に形成された枠内
で連続した凹部を有しているものである。斯かる凹部の
摺動面の面積に占める面積割合は、10〜70%、好ま
しくは30〜50%である。
を具備した摺動部材である。具体的には、鋼板の摺動面
となる一方の面に、例えば流動浸漬法、静電塗装法、ス
プレー法、刷毛塗り法、焼付け法などの手段によって合
成樹脂を一様な厚さに被着形成したものである。
る合成樹脂としては、ポリアミド樹脂、ポリテトラフル
オロエチレン樹脂、エポキシ樹脂、ポリアミドイミド樹
脂、フェノール樹脂などが挙げられる。そして、これら
合成樹脂を使用して鋼板表面に被着形成される合成樹脂
被膜の厚さは、5〜100μm、好ましくは10〜50
μm、さらに好ましくは20〜40μmである。この被
膜厚さが5μm未満では、被膜の耐久性が低下し、また
100μmを超えると被膜の機械的強度が損なわれ、摺
動部材としての耐荷重性が低下する。
摺動面の凹部と第二摺動部材の摺動面の合成樹脂被膜と
の間には潤滑油剤が介在される。この潤滑油剤の介在量
は、前述した第一摺動部材の摺動面に形成された凹部の
摺動面の面積に占める面積割合に関係している。すなわ
ち、凹部の摺動面の面積に占める面積割合が10%未満
では、当該凹部と第二摺動部材の摺動面の合成樹脂被膜
との間に介在される潤滑油剤の量が少なく、両部材の長
期にわたる良好な摺動が期待し難く、また凹部の摺動面
の面積に占める面積割合が70%を超えると、当該凹部
と第二摺動部材の摺動面の合成樹脂被膜との間に介在さ
れる潤滑油剤の量が多量となり、摺動特性の観点からは
長期にわたる良好な摺動が得られるという利点はある
が、第一摺動部材の単位面積当りの荷重が過大となり、
静摩擦係数が上昇し、初期の摺動特性が発揮されないと
いう欠点を惹起することになる。したがって、第一摺動
部材の摺動面の面積に占める凹部の面積割合は前述した
とおり10〜70%、好ましくは30〜50%である。
面の凹部と第二摺動部材の摺動面の合成樹脂被膜との間
に介在される潤滑油剤としては、シリコーン油、ふっ素
油、エステル油などの合成油、鉱油またはグリースが使
用される。とくにシリコーン油が好ましい潤滑油剤とし
て使用される。
ン油と反応性シリコーン油に大別される。反応性シリコ
ーン油とは、ジメチルポリシロキサンのメチル基の一部
を反応性を有する官能基で置換したシリコーン油であ
る。本発明においては、いずれのシリコーン油も使用す
ることができる。
ルシリコーン油およびジメチルポリシロキサンのメチル
基の一部をポリエーテル基、フェニル基、アルキル基、
フッ素化アルキル基等で置換した、いわゆる非反応性シ
リコーン油およびカルボキシル変性シリコーン油、カル
ビーノ変性シリコーン油、エポキシ変性シリコーン油、
アミノ変性シリコーン油等の反応性シリコーン油が挙げ
られる。ここで、カルボキシル変性シリコーン油とはジ
メチルポリシロキサンのメチル基の一部をカルボキシル
基を有する官能基で置換したシリコーン油を、カルビー
ノ変性シリコーン油とはジメチルポリシロキサンのメチ
ル基の一部をアルコール性水酸基を有する官能基で置換
したシリコーン油を、エポキシ変性シリコーン油とはジ
メチルポリシロキサンのメチル基の一部をエポキシ基を
有する官能基で置換したシリコーン油を、アミノ変性シ
リコーン油とはジメチルポリシロキサンのメチル基の一
部をアミノ基を有する官能基で置換したシリコーン油を
意味する。
が100〜100万センチストークス(cSt)を呈す
るものが使用されて好適である。
んグリース、ナトリウム石けんグリース、アルミニウム
石けんグリース、バリウム石けんグリース、リチウム石
けんグリースなどの金属石けん基グリース、あるいはジ
メチルシリコーン油、メチルフェニルシリコーン油、長
鎖アルキル変性シリコーン油、トリフロロプロピルメチ
ルシリコーン油等のシリコーン油とリチウム石けん、ア
ルミニウム石けん等の金属石けんからなる増稠剤および
油性向上剤、極圧潤滑剤、酸化防止剤等の添加剤とから
なるシリコーングリースが使用される。
造および該摺動構造を用いたすべり支承装置は、摺動面
に凹部を有し、該凹部に潤滑油剤が充填された第一摺動
部材が該摺動面を第二摺動部材の摺動面に形成された合
成樹脂被膜に摺接させて配されることにより構成され
る。両摺動部材の摺動においては、摺動面には第一摺動
部材の摺動面の凹部に充填された潤滑油剤が介在してお
り、該潤滑油剤は該凹部と合成樹脂被膜との間に介在さ
れるので、長期にわたって安定した摺動特性を発揮す
る。
べり支承装置は、互いに摺動接触する第一摺動部材と第
二摺動部材の摺動面は平面か、あるいは第一摺動部材は
所定の曲率半径を有した凸球面を有しており、第二摺動
部材は前記凸球面と同一の曲率半径を有した凹球面を有
しており、当該凸球面が前記凹球面に摺動接触する凹凸
球面である。
が、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例に
限定されるものではない。
を組合せた摺動構造を示す断面図であり、図2は図1に
おける第一摺動部材の摺動面の平面図である。図1およ
び図2において、第一摺動部材1は合成樹脂からなる円
柱体をなしており、その摺動面11となる一方の端面に
それぞれ独立した複数個の凹部2を具備している。該凹
部2は断面半球状をなしており、該凹部2に潤滑油剤3
が充填されている。
どの金属材料からなり、該板の摺動面41となる一方の
面に合成樹脂被膜5が被着形成されている。
の、二つの摺動部材を組合せた摺動構造は、摺動面11
に独立した複数個の凹部2を有し、該凹部2に潤滑油剤
3が充填された第一摺動部材1が該摺動面11を第二摺
動部材4の摺動面41に形成された合成樹脂被膜5に摺
接させて配されることにより構成される。両摺動部材
1、4の摺動においては、摺動面11、41には第一摺
動部材1の摺動面11の独立した複数個の凹部2に充填
された潤滑油剤3が介在しており、該潤滑剤3は該凹部
2と合成樹脂被膜5との間に介在されるので、長期にわ
たって安定した摺動特性を発揮する。
を組合せた摺動構造を示す断面図であり、図4は図3に
おける第一摺動部材の摺動面の平面図である。図3およ
び図4において、第一摺動部材1は合成樹脂からなる円
柱体をなしている。該第一摺動部材1の摺動面11とな
る一方の端面には、その周縁部に環状枠12が形成され
ているとともに該環状枠12内に該環状枠12と面一の
複数個の独立した円柱状凸部13が形成されており、該
摺動面11の環状枠12内には連続した凹部21が形成
されている。該凹部21に潤滑油剤3が充填されてい
る。第二摺動部材4は前記第一の実施形態と同様であ
る。
の、二つの摺動部材を組合せた摺動構造は、摺動面11
の周縁部に形成された環状枠12内に連続した凹部21
を有し、該凹部21に潤滑油剤3が充填された第一摺動
部材1が該摺動面11を第二摺動部材4の摺動面41に
形成された合成樹脂被膜5に摺接させて配されることに
より構成される。両摺動部材1、4の摺動においては、
摺動面11、41には第一摺動部材1の摺動面11の連
続した凹部21に充填された潤滑油剤3が介在している
ので、長期にわたって安定した摺動特性を発揮する。
を組合せた摺動構造を示す断面図であり、図6は図4に
おける第一摺動部材の摺動面の平面図である。図5およ
び図6において、第一摺動部材1は合成樹脂からなる円
柱体をなしている。該第一摺動部材1の摺動面11とな
る一方の端面には、同心状に複数個の独立した環状凹部
22が形成されており、該凹部22に潤滑油剤3が充填
されている。第二摺動部材4は前記第一の実施形態と同
様である。
の、二つの摺動部材を組合せた摺動構造は、摺動面11
に同心状に形成された複数個の独立した凹部22を有
し、該凹部22に潤滑油剤3が充填された第一摺動部材
1が該摺動面11を第二摺動部材4の摺動面41に形成
された合成樹脂被膜5に摺接させて配されることにより
構成される。両摺動部材1、4の摺動においては、摺動
面11、41には第一摺動部材1の摺動面11の独立し
た複数個の凹部22に充填された潤滑油剤3が介在して
いるので、長期にわたって安定した摺動特性を発揮す
る。
を組合せた摺動構造を示す断面図であり、図8は図7に
おける第一摺動部材の摺動面の平面図である。図7およ
び図8において、第一摺動部材1は合成樹脂からなる円
柱体をなしている。該第一摺動部材1の摺動面11とな
る一方の端面には、同心状に複数個の独立した環状凹部
22と最外周の環状凹部22に連通し、外周面に開口す
る複数個の放射状凹部23が形成されており、該環状凹
部22および放射状凹部23に潤滑油剤3が充填されて
いる。第二摺動部材4は前記第一の実施形態と同様であ
る。
の、二つの摺動部材を組合せた摺動構造は、摺動面11
に同心状に形成された複数個の独立した環状凹部22と
最外周の環状凹部22に連通し、外周面に開口する複数
個の放射状凹部23を有し、該環状凹部22および放射
状凹部23に潤滑油剤3が充填された第一摺動部材1が
該摺動面11を第二摺動部材4の摺動面41に形成され
た合成樹脂被膜5に摺接させて配されることにより構成
される。両摺動部材1、4の摺動においては、摺動面1
1、41には第一摺動部材1の摺動面11の独立した複
数個の環状凹部22と複数個の放射状凹部23に充填さ
れた潤滑油剤3が介在しているので、長期にわたって安
定した摺動特性を発揮する。
施形態の、二つの摺動部材を組合せた摺動構造は、第一
摺動部材1を構造物等の上部構造物G側に固定し、摺動
面11を基礎B等に固定した第二摺動部材4の摺動面4
1の合成樹脂被膜5に摺接させて配置することにより、
すべり支承装置として適用することができる。
水平方向の振動が生じると、第一摺動部材1の摺動面1
1と第二摺動部材4の摺動面41の合成樹脂被膜5との
間にすべり変位が生じ、これによって基礎Bの水平方向
の振動の上部構造物Gへの伝達が阻止され、上部構造物
Gを地震振動から保護する。
を組合せた摺動構造を示す断面図である。図9に示す摺
動構造は、第二摺動部材としてのそれぞれ対向して配さ
れた凹球面部材42および43と、該凹球面部材42お
よび43の間に配置されて、凹球面部材42および43
のそれぞれに対して摺動自在に当接した第一摺動部材と
しての介在部材12とを具備している。
の金属材料から形成され、その凹球面部44に合成樹脂
被膜5が一体に被着形成されている。摺動面となる合成
樹脂被膜5の露出表面51は、曲率半径R1を有した球
面の一部として形成されている。
の金属材料から前記凹球面部材42と同様に形成されて
おり、その凹球面部45に合成樹脂被膜5が一体に被着
形成されている。摺動面となる合成樹脂被膜5の露出表
面52は、曲率半径R1を有した球面の一部として形成
されている。
扁平状をなしており、摺動面となる両端面13および1
4は、それぞれ曲率半径R1を有した球面の一部として
形成されて、対面する前記露出表面51および52に摺
動自在に接触している。
した複数個の凹部24が形成されており、該凹部24に
は潤滑油剤3が充填されている。
の、二つの摺動部材を組合せた摺動構造は、摺動面とな
る両端面13および14に形成された複数個の独立した
凹部23を有し、該凹部23に潤滑油剤3が充填された
第一摺動部材としての介在部材12が両端面13および
14を第二摺動部材としての凹球面部材42および43
の露出表面51および52に摺接させて配されることに
より構成される。介在部材12の両端面13および14
と凹球面部材42および43の露出表面51および52
との摺動面には、両端面13および14に形成された独
立した複数個の凹部24に充填された潤滑油剤3が介在
しており、該潤滑剤3は該凹部24と合成樹脂被膜5か
らなる露出表面51および52との間に封入されるの
で、長期にわたって安定した摺動特性を発揮する。
材を組合せた摺動構造もまた、前述した第一、第二、第
三および第四の実施形態の摺動構造と同様、第二摺動部
材としての凹球面部材42を構造物等の上部構造物G側
に固定し、凹球面部材43を基礎B等に固定し、凹球面
部材42および43間に第一摺動部材としての介在部材
12を配置することにより、すべり支承装置として適用
することができる。
水平方向の振動が生じると、凹球面部材42および43
のそれぞれと介在部材12との間にすべり変位が生じ、
これによって基礎Bの水平方向の振動の上部構造物Gへ
の伝達が阻止され、上部構造物Gを地震振動から保護す
る。
施形態の摺動構造においては、第一摺動部材として、合
成樹脂からなる円柱体を使用した例で説明したが、第一
摺動部材としては、角柱体、楕円柱体などであってもよ
い。
態の、二つの摺動部材を組合せた摺動構造の摺動特性に
ついて試験した結果について説明する。
縮強さ(ASTM D695)1125kgf/c
m2〕、ポリアミド樹脂〔ナイロン6:圧縮強さ(A
STM D695)506kgf/cm2〕、ポリフ
ェニレンエーテル樹脂〔圧縮強さ(ASTM D69
5)914kgf/cm2〕、フェノール樹脂〔圧縮
強さ(ASTM D695)950kgf/cm2〕、
ガラス繊維20%含有ポリカーボネート樹脂〔圧縮強
さ(ASTM D695)1200kgf/cm2〕を
使用した。
m、長さ30mmの円柱体を形成するとともに該円柱体
の端面、すなわち摺動面に直径8mmの略半球状の凹部
を19個形成し、これらを第一摺動部材とした。これら
第一摺動部材の摺動面の面積に占める凹部の面積割合は
34%であった。
0mm、厚さ10mmのステンレス鋼板(SUS30
4)を下地とし、これにショットブラスト、脱脂処理を
施した。ポリアミドイミドワニス(日立化成工業社製
「HPC−5000−30」)100重量部、ポリテト
ラフルオロエチレン樹脂(PTFE:ダイキン工業社製
「ルブロンL−5(商品名)」)10重量部を、N−メ
チル−2−ピロリドン、トルエンおよびキシレンの混合
溶剤に均一に分散させ、固形分濃度が30重量%の塗料
液を調製した。この塗料液を前記ショットブラスト、脱
脂処理を施したステンレス鋼板に吹付け、80℃の温度
で10分間乾燥させた後、160℃の温度で30分間保
持し、さらに270℃の温度で30分間加熱焼付け処理
を行い、その後、自然冷却して被膜厚さ30μmの潤滑
被膜を形成し、これを第二摺動部材とした。
0センチストークスのジメチルシリコーン油を使用し、
これを前記第一摺動部材の摺動面の凹部に充填した。
し、これら合成樹脂を成形して、直径60mm、長さ3
0mmの円柱体を形成するとともに該円柱体の端面、す
なわち摺動面に、該摺動面の周縁部に幅2mmの環状枠
と該枠内に該枠の高さと同一の高さをもった直径8mm
の円柱状の凸部を19個形成し、これらを第一摺動部材
とした。これら第一摺動部材の端面(摺動面)には、環
状枠と該環状枠内に形成された凸部とで連続した凹部が
形成されていることになる。これら第一摺動部材の摺動
面の面積に占める凹部の面積割合は47%であった。
ポキシ当量190の油化シェルエポキシ社製「エピコー
ト828(商品名)」76重量部、硬化剤として、変性
脂環族アミン系の油化シェルエポキシ社製「エピキュア
113(商品名)」24重量部、ポリテトラフルオロエ
チレン樹脂(PTFE:ダイキン工業社製「ルブロンL
−5(商品名)」30重量部を、固形分濃度が30重量
%となるように、有機溶剤のメチルエチルケトンに溶解
して塗料液を調製した。
ットブラスト、脱脂処理を施したステンレス鋼板に吹付
け、80℃の温度で10分間予備乾燥して溶剤を飛ばし
た後、180℃の温度で30分間加熱焼付け処理を行
い、その後、自然冷却して被膜厚さ30μmのPTFE
を含有したエポキシ樹脂被膜を形成し、これを第二摺動
部材とした。
0センチストークスのジメチルシリコーン油を使用し、
これを前記第一摺動部材の摺動面の凹部に充填した。
ス繊維(旭ファイバグラス社製「MF06JB1−20
(商品名)」15重量%、ポリイミド樹脂(Lenzi
ng社製「P84(商品名)」)2重量%、残部ポリテト
ラフルオロエチレン樹脂(三井デュポンフロロケミカル
社製「テフロン7AJ(商品名)」からなる樹脂組成物
の成形物で、直径60mm、長さ30mmの円柱体の端
面を摺動面とした。
部材としては、前記試験例1および試験例2の第二摺動
部材を使用し、第一摺動部材と第二摺動部材の摺動面間
に粘度(25℃)が1000センチストークスのジメチ
ルシリコーン油を塗布した。
ける第一摺動部材と第二摺動部材の組合せについて、下
記の方法により摺動特性を評価した。
係数および摩耗量を測定した。
す。表中、摩擦係数は試験開始後安定時の動摩擦係数を
示し、摩耗量は500サイクル後の第一摺動部材の重量
変化量(mg)および第二摺動部材の被膜摩耗量(μ
m)を示す。 (以下余白)
を示す。
第一摺動部材と第二摺動部材の組合せは、いずれも低い
摩擦係数を示し、摩耗量も第一摺動部材、第二摺動部材
ともに低い値を示し、優れた摺動特性を発揮するもので
あった。また、第一摺動部材はクリープ等による変形等
は認められず、第一摺動部材の摺動面に形成された凹部
に当該変形等による影響は認められなかった。一方、比
較例の第一摺動部材と第二摺動部材の組合せは、いずれ
の組合せにおいても摩擦係数が高く、とくに第一摺動部
材の摩耗量は高い値を示した。比較例における第一摺動
部材と第二摺動部材の試験前摺動面に塗布したジメチル
シリコーン油は摺動面からスクイズアウト(掻き出さ
れ)されているのが確認され、摺動特性に影響をもたら
したものと推察される。
係数を測定した。
験を5回行った。
す。表中、摩擦係数は静摩擦係数を示す。
例2の第一摺動部材と第二摺動部材の組合せは、静摩擦
係数が低く安定しているのに対し、比較例の第一摺動部
材と第二摺動部材の組合せは、1回目ないし2回目まで
は比較的低い静摩擦係数を示したが、試験回数の増加に
つれて次第に静摩擦係数が高くなっているのがわかる。
このことは、試験回数の増加につれて摺動面に塗布した
ジメチルシリコーン油が摺動面から次第にスクイズアウ
トされ、第一摺動部材と第二摺動部材との直接の摺動に
移行したためと推察される。
低い静摩擦係数および動摩擦係数を有するとともに、す
べりを必要とするときに、的確かつ効果的な低摩擦すべ
りが行われる、二つの摺動部材を組合せた摺動構造なら
びに該摺動構造を用いたすべり支承装置を提供すること
ができる。
合せた摺動構造を示す断面図である。
ある。
合せた摺動構造を示す断面図である。
ある。
合せた摺動構造を示す断面図である。
ある。
合せた摺動構造を示す断面図である。
ある。
合せた摺動構造を示す断面図である。
Claims (15)
- 【請求項1】 互いに摺動面で摺動接触する第一摺動部
材と第二摺動部材とを組合せた摺動構造であって、第一
摺動部材は合成樹脂からなるとともに摺動面に凹部を具
備しており、第二摺動部材は合成樹脂被膜からなり、該
第一摺動部材の摺動面の凹部と第二摺動部材の合成樹脂
被膜との間には潤滑油剤が介在されていることを特徴と
する二つの摺動部材を組合せた摺動構造。 - 【請求項2】 第一摺動部材の合成樹脂は、圧縮強さが
ASTM試験法D695で100kgf/cm2以上、
2500kgf/cm2以下である請求項1に記載の二
つの摺動部材を組合せた摺動構造。 - 【請求項3】 第一摺動部材の合成樹脂は、ポリアセタ
ール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリブチレンテレフタレー
ト樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリフェニ
レンサルファイド樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、
ポリカーボネート樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリエーテ
ルケトン樹脂、ふっ素樹脂、ポリスチレン樹脂、塩化ビ
ニル樹脂、キシレン樹脂、グアナミン樹脂、アクリル樹
脂、ユリア樹脂、ABS樹脂、フェノール樹脂、エポキ
シ樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、芳香
族ポリエステル樹脂から選択される請求項1又は2に記
載の二つの摺動部材を組合せた摺動構造。 - 【請求項4】 第一摺動部材の合成樹脂は、ポリアミド
樹脂とポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリアミド樹
脂とポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリアミド樹脂
とポリアリレート樹脂、ポリアミド樹脂とポリフェニレ
ンエーテル樹脂、ポリアミド樹脂とポリフェニレンサル
ファイド樹脂、ポリアミド樹脂とポリカーボネート樹
脂、ポリアミド樹脂とABS樹脂、ポリアミド樹脂とポ
リスチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂とポリブチレン
テレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂
とABS樹脂、ポリカーボネート樹脂とポリエチレンテ
レフタレート樹脂、ポリカーボネート樹脂とABS樹
脂、ポリフェニレンエーテル樹脂とポリスチレン樹脂、
ポリアセタール樹脂とポリフェニレンエーテル樹脂、ポ
リアミド樹脂とフェノール樹脂、ポリアミド樹脂とポリ
オレフィン樹脂、ABS樹脂と塩化ビニル樹脂、ポリフ
ェニレンサルファイド樹脂とポリフェニレンエーテル樹
脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂とポリフェニレン
エーテル樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂とポリ
フェニレンエーテル樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂
とポリカーボネート樹脂のポリマーブレンドまたはポリ
マーアロイから選択される請求項1又は2に記載の二つ
の摺動部材を組合せた摺動構造。 - 【請求項5】 第一摺動部材の合成樹脂は、ガラス繊
維、ガラス粉末、炭素繊維、炭素粉末、アラミド繊維か
ら選択される強化充填材を含有する請求項1から4のい
ずれか一項に記載の二つの摺動部材を組合せた摺動構
造。 - 【請求項6】 第一摺動部材の合成樹脂は、黒鉛、二硫
化モリブデン、四ふっ化エチレン樹脂、窒化ホウ素から
選択される固体潤滑剤を含有する請求項1から5のいず
れか一項に記載の二つの摺動部材を組合せた摺動構造。 - 【請求項7】 第一摺動部材の摺動面の凹部は、少なく
とも一つの独立した凹部である請求項1から6のいずれ
か一項に記載の二つの摺動部材を組合せた摺動構造。 - 【請求項8】 第一摺動部材の摺動面の凹部は、該摺動
面の周縁部に形成された枠内で連続した凹部である請求
項1から6のいずれか一項に記載の二つの摺動部材を組
合せた摺動構造。 - 【請求項9】 第一摺動部材の摺動面の面積に占める凹
部の面積割合は、10〜70%である請求項1から8の
いずれか一項に記載の二つの摺動部材を組合せた摺動構
造。 - 【請求項10】 第一摺動部材の摺動面の面積に占める
凹部の面積割合は、30〜50%である請求項1から8
のいずれか一項に記載の二つの摺動部材を組合せた摺動
構造。 - 【請求項11】 第二摺動部材の合成樹脂被膜は、ポリ
アミド樹脂、ポリテトラフルオロエチレン樹脂、エポキ
シ樹脂、ポリアミドイミド樹脂、フェノール樹脂から選
択される請求項1から10のいずれか一項に記載の二つ
の摺動部材を組合せた摺動構造。 - 【請求項12】 潤滑油剤は、シリコーン油、ふっ素
油、エステル油などの合成油、鉱油またはグリースであ
る請求項1から11のいずれか一項に記載の二つの摺動
部材を組合せた摺動構造。 - 【請求項13】 互いに摺動接触する第一摺動部材と第
二摺動部材の摺動面が平面である請求項1から12のい
ずれか一項に記載の二つの摺動部材を組合せた摺動構
造。 - 【請求項14】 第一摺動部材は所定の曲率半径を有し
た凸球面を有しており、第二摺動部材は前記凸球面と同
一の曲率半径を有した凹球面を有しており、当該凸球面
が前記凹球面に摺動接触する請求項1から12のいずれ
か一項に記載の二つの摺動部材を組合せた摺動構造。 - 【請求項15】 請求項1から請求項14のいずれか一
項に記載の二つの摺動部材を組合せた摺動構造を用いた
すべり支承装置。
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