JP2016023672A - 滑り材及び支承装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】摺動距離が長距離化する大きな揺れや長時間に亘る長周期の揺れに対しても地震エネルギや台風の風力エネルギを分散させて、長期に亘って安定した摺動性能を発揮することができる滑り材、及び当該滑り材を用いた支承装置を提供することを目的とする。【解決手段】表面が研磨されたスライドプレート22に対して、上沓摺動面10aを摺動させるスライドベアリング37であって、底面37aに、潤滑材40を保持するディンプル38を備え、ディンプル38を形作るディンプル形成部38aを、スライドベアリング37の本体におけるその他の部分に比べて圧密することで高硬度化した。【選択図】図3

Description

この発明は、例えば、下部構造物と上部構造物との間に介在させて、下部構造物で上部構造物を支承する支承装置、及び支承装置の摺動面を構成する滑り材に関する。
従来より、例えば、ビル、橋梁、あるいは固定構造物同士を接続する接続部分等の振動や相対変位が生じる構造物において、可動支持する支承装置を備えた免震構造物がある。このような、免震構造物における支承装置は、上部建造物等の被支持構造物と、下部構造物等の支持構造物との間に配設され、被支持構造物に固定された上沓と、支持構造物に固定された下沓との境界面、つまり摺動面で摺動することで、境界面における面内方向に変位可能に支持する構成であり、上沓と下沓とが摺動面で摺動することで、被支持構造物に伝わる振動を低減させるという免震効果を発揮することができる。
このような支承装置のひとつとして、例えば、特許文献1では、合成樹脂製の滑り板に対して、潤滑材を保持する凹部(ディンプル)を設けた合成樹脂製の滑り板を摺動させる支承装置が提案されており、摺動面に形成した凹部に保持した潤滑材が摺動面同士の間の全体に介在することによって、滑り材の摺動面同士が直接摺動する場合に比べて摩擦係数が低減して摺動性能が向上し、免震効果を向上できるとされている。
しかしながら、昨今の免震構造物の高層化等により、例えば、台風などの強い風圧を受けた場合や、大規模地震における長周期地震動が作用する場合には長周期の水平移動を繰り返すこととなる。このような長周期の水平移動の繰り返しではその移動変位量、つまり摺動距離が長距離化する。摺動距離の短い地震動による変位を想定した従来の支承装置では、長距離化した摺動距離に対して滑り性能が低下し、長期に亘って安定した摺動性能を発揮することは困難であった。
例えば、特許文献1で提案された一方の摺動面に潤滑材を保持する凹部(ディンプル)を設けた支承装置の場合、摺動距離が長距離化すると、滑り材同士の摺動によって滑り材表面が摩耗し、凹部が変形したり、消滅したりして潤滑材を保持できなくなるおそれがあった。そして、凹部が変形したり、消滅したりして潤滑材を保持できなくなると、摺動面における摩擦係数の低減効果が低下するため、滑り材自体が摩耗し、滑り性能がさらに低下し、長期に亘って安定した摺動性能を発揮することは困難であった。
特開2001−132757号公報
そこで本発明では、摺動距離が長距離化する大きな揺れや長時間に亘る長周期の揺れに対しても地震エネルギや台風の風力エネルギを分散させて、長期に亘って安定した摺動性能を発揮することができる滑り材、及び当該滑り材を用いた支承装置を提供することを目的とする。
この発明は、摺動面が研磨された摺動材に対して、対向面を摺動させる滑り材であって、前記対向面に、潤滑材を保持するディンプルを備え、該ディンプルを形成するディンプル形成部分を、滑り材本体におけるその他の部分より圧密によって高硬度化した緻密部で形成したことを特徴とする。
上述の滑り材本体におけるその他の部分より圧密によって高硬度化した緻密部は、滑り材本体を構成する素材に対してディンプル形成部分を加圧して凹状に変形させる、つまり圧密することで、他の部分に比べて滑り材本体を構成する素材自体を高密度化することで、変形しにくく、傷つきにくい高硬度化部分とすることができる。
上述のディンプル形成部分は、対向面に対して凹状であるディンプルを形成するための対向面から凹状である面を構成する部分や、予めディンプルが形成され、滑り材本体に装着する態様の部品とすることができる。
この発明により、摺動距離が長距離化する大きな揺れや長時間に亘る長周期の揺れに対しても地震エネルギや台風の風力エネルギを分散させて、長期に亘って安定した摺動性能を発揮することができる。
詳しくは、摺動面が研磨された摺動材に対して、摺動させる滑り材の対向面に、潤滑材を保持するディンプルを備え、該ディンプルを形成するディンプル形成部分を、滑り材本体におけるその他の部分より圧密によって高硬度化した緻密部で形成しているため、地震力の入力に対しても変形しにくく、傷つきにくいディンプルを形成することができる。
したがって、摺動材の摺動によって摺動面が摩耗し、ディンプルが変形したり、消滅したりして潤滑材を流出させ保持できなくなるおそれがなく、摺動距離が長距離化する大きな揺れや長時間に亘る長周期の揺れに対しても地震エネルギや台風の風力エネルギを分散させて、長期に亘って安定した摺動性能を発揮することができる。
この発明の態様として、前記滑り材本体を、充填材入りPTFEで構成するとともに、前記緻密部を、プレス金型によるプレス加工で形成することができる。
上記充填材入りPTFEは、芳香族ポリエステル、あるいはガラス繊維やファイバチップなどの充填材を適宜の含浸量で混入したPTFEであり、通常のPTFEに比べ、繰り返し摺動に対する耐久性が高く、低摩擦性を維持することができる。
この発明により、充填材入りPTFEで前記滑り材本体を構成するため、通常のPTFEで構成した前記滑り材本体に比べ、繰り返し摺動に対する耐久性が高く、低摩擦性である前記滑り材本体を構成することができるとともに、充填材入りPTFE製の滑り材本体におけるその他の部分より圧密によって高硬度化した緻密部で構成するディンプル形成部は、通常のPTFE製のディンプル形成部に比べて変形しにくく、傷つきにくく且つ摺動に対する耐久性が高いディンプルを形成することができる。
なお、仮に、上述の支承装置において、ディンプルに保持する潤滑材が摺動によって消耗して枯渇した場合であっても、充填材入りPTFEで構成した前記滑り材本体は繰り返し摺動に対する耐久性が高く、低摩擦性であるため、摺動性能の急激な低下を防止し、長期に亘って安定した摺動性能を発揮することができる。
またこの発明の態様として、前記対向面の全体の面積に対する前記ディンプルの投影面積の比率である占有率を、10%乃至40%に設定することが好ましい。
この発明により、対向面におけるディンプル以外の平面部分(摺動面)による摺動性能と、ディンプルに保持された潤滑材による潤滑性能とを相乗的に発揮することができる。
詳述すると、摺動材に対して、滑り材の対向面において、ディンプルが形成された部分以外の平面部分が上部構造物の重量を支持しながら摺動材の摺動面と摺動し、ディンプルに保持された潤滑材が摺動する平面部分と摺動材の摺動面との間に介在して潤滑性能を発揮している。
ここで、前記対向面における前記ディンプルの占有率が10%より小さい場合、つまり、滑り材における平面部分の面積が滑り材全体の面積に対して90%以上である場合、摺動性能を維持できるだけの摺動面積を確保できるが、摺動面積に対する潤滑性能を発揮するのに要する量の潤滑材をディンプルに保持することができない。
これに対し、前記対向面における前記ディンプルの占有率が40%より大きい場合、つまり、滑り材における平面部分の面積が滑り材全体の面積に対して60%以下である場合、安定した潤滑性能を発揮するのに要する量の潤滑材をディンプルに保持できるものの、平面部分の面積、つまり、摺動材と摺動する摺動面積が小さくなり、滑り材を備えた支承装置として上部構造物の重量を支持する面積が低下して単位面積当たりの支持する重量が増大するため、摺動による摩耗が増大し、安定した摺動性能を維持できなくなる。
このように、前記対向面の全体の面積に対する前記ディンプルの投影面積の比率である占有率を、10%乃至40%に設定することにより、対向面におけるディンプル以外の平面部分による摺動性能と、ディンプルに保持された潤滑材による潤滑性能とを長期に亘って相乗的に発揮することができる。
更に、フッ素樹脂のなかでも、摩擦特性は優れるが、圧縮強さが最も小さいPTFEを主成分とするスライドベアリングにおいては、前記ディンプルは各々の投影面積においてφ4mm〜φ20mm、好ましくはφ6mm〜φ16mmに設定することが好ましい。ここで、φ4mmより投影面積が小さいディンプル場合、所定のディンプルの占有率を確保するためにディンプルの数が増加して摺動面に凹凸が増えるため、摩擦係数の増加を招き、また、φ20mmより投影面積が大きいディンプルの場合には所定のディンプルの占有率の範囲に収めるためにディンプルの数が最小になり、摺動面の凹凸が減るために摺動面の密着が進むため、摩擦係数の増加を招くこととなる。従って、前記ディンプルは各々の投影面積においてφ4mm〜φ20mm、なかでも、φ6mm〜φ16mmに設定するのが好ましい。
またこの発明は、第1構造物及び第2構造物におけるそれぞれの対向部分に配設した第1沓及び第2沓で構成し、該第1沓及び第2沓との対向部分における摺動面同士の摺動を許容する支承装置であって、前記両摺動面のうち一方の摺動面を、上述の滑り部材で構成するとともに、他方の摺動面を前記摺動材で構成し、前記ディンプルに前記潤滑材を保持させたことを特徴とする。
この発明により、摺動距離が長距離化する大きな揺れや長時間に亘る長周期の揺れに対しても地震エネルギや台風の風力エネルギを分散させて、長期に亘って安定した摺動性能を発揮できる支承装置を構成することができる。
詳しくは、摺動面が研磨された摺動材に対して、摺動させる滑り材の対向面に備えた、潤滑材を保持するディンプルを形成するディンプル形成部分を、滑り材本体におけるその他の部分より圧密によって高硬度化した緻密部で形成する滑り材で、前記両摺動面のうち一方の摺動面を構成するため、摺動によって摩耗し、ディンプルが変形したり、消滅したりして潤滑材を保持できなくなるおそれがなく、摺動距離が長距離化する大きな揺れや長時間に亘る長周期の揺れに対しても地震エネルギや台風の風力エネルギを分散させて、長期に亘って安定した摺動性能を発揮することができる。
この発明の態様として、前記潤滑材を、5.0×10乃至20.0×10CSの粘度で構成することができる。
この発明により、前記両摺動面のうち一方の摺動面を構成する滑り材のディンプルに保持した状態において所望の潤滑性能を発揮することができる。
詳しくは、前記両摺動面のうち一方の摺動面を構成する滑り材のディンプルに保持する潤滑材の粘度が5.0×10CSより小さい場合、ディンプルから漏れ出たり、摺動の摩擦熱によって潤滑材の分解が加速され、すぐに消耗して枯渇するおそれがあり、摺動距離が長距離化する大きな揺れや長時間に亘る長周期の揺れに対して長期に亘って潤滑性能を発揮することができない。逆に、潤滑材の粘度が20.0×10CSより大きい場合も、粘度が高すぎて所望の潤滑性能を発揮することができない。
このように、粘度が5.0×10乃至20.0×10CSである潤滑材を用いることにより、所望の潤滑性能を発揮し、摺動距離が長距離化する大きな揺れや長時間に亘る長周期の揺れに対しても地震エネルギや台風の風力エネルギを分散させて、長期に亘って安定した摺動性能を発揮することができる。
本発明により、摺動距離が長距離化する大きな揺れや長時間に亘る長周期の揺れに対しても地震エネルギや台風の風力エネルギを分散させて、長期に亘って安定した摺動性能を発揮することができる滑り材、及び当該滑り材を用いた支承装置を提供することができる。
支承装置の拡大断面図。 上沓の分解斜視図。 ベアリングの底面図。 スライドベアリングの製造方法についての説明図。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
図1は支承装置1の拡大断面図を示し、図2は上沓10の分解斜視図を示し、図3はベアリング35の底面図を示し、図4はスライドベアリング37の製造方法についての説明図を示している。
詳しくは、図4(a)はプレス金型100によってプレス成型される前の状態の加工前スライドベアリング371の断面図を示し、図4(b)はプレス金型100によってプレス成型された状態の断面図を示し、図4(c)はプレス金型100によってプレス成型されたスライドベアリング37の断面図を示している。
支承装置1は、上部建造物と下部構造物との間に配設されて免震構造を構成する免震装置であり、上部建造物に固定された上沓10と、下部構造物に固定された下沓20とで構成され、上沓10と下沓20の境界面、つまり摺動面10a,20aが摺動することで、境界面(摺動面10a,20a)における面内方向に変位可能に支持し、摺動距離が長距離化する大きな揺れや長時間に亘る長周期の揺れに対しても地震エネルギや台風の風力エネルギを分散させて、免震することができる。
詳しくは、支承装置1は、図1に示すように、上部構造物の底面に固定された上沓10と、下部構造物の上面に固定された下沓20とで構成している。
詳しくは、下沓20は、下部構造物の上面に固定されたソールプレート21と、ソールプレート21に装着されたスライドプレート22とで構成し、スライドプレート22の上面で、後述する上沓10の上沓摺動面10aと摺動する下沓摺動面20aを構成している。
なお、スライドプレート22は、本実施形態においてSUS304CPのステンレス板で構成しているが、これに限定されず、適宜の金属製プレートを用いればよい。
上沓10は、上部構造物の底面に固定される鋼製のベースポット11と、ベースポット11の底面側中央に配置した平面視円形状の摺動部30とで構成している。
ベースポット11に装着される摺動部30は、図2に示すように、上から順に、弾性プレート31、シム32、シールリング33、ピストン34、ベアリング35、及びその径外側に配置した平面視リング状のダストシール39とで構成している。
弾性プレート31は、平面視円形のゴム製のプレートである。
シム32は、弾性プレート31と同じ径の平面視円形形状で形成したフッ素樹脂製の薄板で形成している。
シールリング33は、径外側が垂直面となり、径内側が下方に向かって径外側に傾斜する傾斜面である片断面台形状の円形リングであり、外径が弾性プレート31及びシム32と同じ径で形成している。
ピストン34は、ステンレス製の略円柱形状であり、シールリング33の嵌合を許容する円形凹部34aを上面の外周縁に沿って形成している。
ベアリング35は、平面視円形で底面に後述するスライドベアリング37の装着を許容する許容凹部36aを有するベアリングホルダ36と、ベアリングホルダ36の許容凹部36aに装着されるスライドベアリング37とで構成している。
スライドベアリング37は、自己潤滑性を有するとともに、表面が低摩擦係数であり、圧縮強度の高い充填材入りPTFEで構成された平面視円形の板状体であり、底面37aのうち後述するディンプル38以外の平面部分で、下沓20のスライドプレート22の表面である下沓摺動面20aと摺動する上沓摺動面10aを構成している。
なお、本実施例において、スライドベアリング37は、充填材入りPTFEとして、芳香族ポリエステル29wt%、グラファイト5wt%及び、PTFE66wt%で構成する芳香族系PTFEで構成している。
また、上沓10の上沓摺動面10aを構成するスライドベアリング37の底面37aには、潤滑材40を保持可能な底面視円形のディンプル38を形成している。ディンプル38は、断面における上方向き円弧状の凹形状であり、深さが1mm程度に形成しているが、0.5mm以上、スライドベアリング37を貫通しない深さで形成すればよい。また、断面円弧状でなくても、例えば断面長方形の凹状であってもよいが、平面視円形かつ断面円弧状のディンプル38の方が後述するディンプル形成部38aが、均一に高密度化して高硬度化することができるため好ましい。
なお、ディンプル38は、図3に示すように、スライドベアリング37の底面37aにおいて、最も近い3つが正三角形配置となるように等間隔に配置されている。また、スライドベアリング37の底面37aにおける複数のディンプル38の投影面積の合計面積が、スライドベアリング37の底面37a全体の面積に対して10〜40%となるよう設定している。
より詳しくは、フッ素樹脂のなかでも、摩擦特性は優れるが、圧縮強さが最も小さいPTFEを主成分とし、φ300mmのスライドベアリング37を構成し、ディンプル38を、各々の投影面積においてφ4mm〜φ20mm、好ましくはφ6mm〜φ16mmに設定している。
ここで、φ4mmより投影面積が小さいディンプル38の場合、ディンプル38の占有率(10〜40%)を確保するためにディンプル38の数が増加する。ディンプル38の数が増加すると、摺動面であるスライドベアリング37の底面37aに凹凸が増えるため、摩擦係数の増加を招くこととなる。
逆に、φ20mmより投影面積が大きいディンプル38の場合、ディンプル38の占有率(10〜40%)を確保するためのディンプル38の数が最小になり、摺動面であるスライドベアリング37の底面37aの凹凸が減るために摺動面の密着が進むため、摩擦係数の増加を招くこととなる。従って、ディンプル38は各々の投影面積においてφ4mm〜φ20mm、なかでも、φ6mm〜φ16mmに設定するのが好ましい。
さらにまた、スライドベアリング37においてディンプル38を形作るディンプル形成部38aは、スライドベアリング37における他の部分に比べて、圧密によって高硬度化されている。なお、ディンプル形成部38aは、平面視円形かつ断面円弧状の空間であるディンプル38を形成する凹状の曲面から所定の深さ部分であり、後述するプレス金型100のプレス凸部101によるプレス加工によって圧力が作用して変形した部分である。
ダストシール39は、図2に示すように、断面が矩形となる円形のリング体である。なお、ダストシール39の下端は、ベアリング35の底面よりわずかに下方に突出し、下沓20のスライドプレート22と摺動可能に構成している(図1参照)。
このように構成した上沓10は、摺動部30をベースポット11に嵌合するとともに、摺動部30の径外側において、ベースポット11に形成した円形溝11aにダストシール39を挿着する(図1参照)。
さらに、このように構成した上沓10及び下沓20を、上沓摺動面10aを構成するスライドベアリング37の底面37aに形成したディンプル38に潤滑材40を充填し、上沓摺動面10aと下沓摺動面20aとが摺動可能に対向させて上沓10と下沓20とを組み付けて支承装置1を構成している。
なお、潤滑材40は、粘度が5.0×10乃至20.0×10CSであるシリコーングリースで構成している。
続いて、スライドベアリング37へのディンプル38の形成方法について、図4とともに説明する。
スライドベアリング37の底面37aにディンプル38を形成するプレス金型100は、図4(a)に示すように、プレス金型100の底面100aにおける、ディンプル38の形成箇所に対応する箇所に、ディンプル38に対応する下方向き円弧状の凸形状であるプレス凸部101を備えている。
このようなプレス金型100と、ディンプル38を形成する前の加工前スライドベアリング371とを、プレス凸部101を有する底面100aと、ディンプル38を形成する底面371aとを対向させ(図4(a)参照)、図示省略するプレス圧力装置によりプレス金型100で加工前スライドベアリング371をプレスし(図4(b)参照)、プレス金型100の底面100aに有するプレス凸部101で、加工前スライドベアリング371の底面371aをプレスして、ディンプル38を形成し、スライドベアリング37を構成する(図4(c)参照)。
このとき、ディンプル38を形作るディンプル形成部38aは、図4(c)におけるa部拡大図に示すように、加工前スライドベアリング371の底面371aがプレス凸部101によって圧密により高密度化されているため、スライドベアリング37における他の部分に比べて高硬度化されている。
なお、本実施例においては、プレス金型100を約15N/mmの圧力でプレスして圧密化することで、スライドベアリング37の他の部分に比べて比重で0.01〜0.02程度高密度化させ、他の部分の硬度に対しておよそ2%の高硬度化を図っている。
このように、支承装置1において表面が研磨されたスライドプレート22に対して、上沓10のスライドベアリング37の底面37aに形成されたディンプル38を形作るディンプル形成部38aを、スライドベアリング37の本体におけるその他の部分に比べて圧密することで高硬度化したことにより、摺動距離が長距離化する大きな揺れや長時間に亘る長周期の揺れに対しても地震エネルギや台風の風力エネルギを分散させて、長期に亘って安定した摺動性能を発揮することができる。
詳しくは、表面が研磨されたスライドプレート22に対して、摺動させるスライドベアリング37の底面37aに、潤滑材40を保持するディンプル38を備え、ディンプル38を形作るディンプル形成部38aを、スライドベアリング37の本体におけるその他の部分に比べて圧密することで高硬度化しているため、変形しにくく、傷つきにくいディンプル38を形成することができる。
したがって、第1構造物及び第2構造物におけるそれぞれの対向部分に配設した上沓10及び下沓20で構成し、上沓10及び下沓20との対向部分における上沓摺動面10aと下沓摺動面20aとの摺動を許容する支承装置1において、スライドプレート22に対するスライドベアリング37の摺動によって底面37aで構成する上沓摺動面10aが摩耗し、ディンプル38が変形したり、消滅したりして潤滑材40を保持できなくなるおそれがなく、摺動距離が長距離化する大きな揺れや長時間に亘る長周期の揺れに対しても地震エネルギや台風の風力エネルギを分散させて、長期に亘って安定した摺動性能を発揮することができる。
また、スライドベアリング37の本体を、芳香族系PTFEで構成するとともに、プレス金型100のプレス凸部101によるプレス加工でディンプル形成部38aを形成することにより、通常のPTFEで構成したスライドベアリング本体に比べ、繰り返し摺動に対する耐久性が高く、低摩擦性であるスライドベアリング37を構成することができる。
また、充填材入りPTFE製のスライドベアリング37におけるその他の部分より圧密によって高硬度化したディンプル形成部38aは、通常のPTFE製のディンプル形成部に比べて繰り返し摺動に対する耐久性が高いため、さらに変形しにくく、傷つきにくいディンプル38を形成することができる。
また、仮に、ディンプル38に保持する潤滑材40が摺動によって消耗して枯渇した場合であっても、充填材入りPTFEで構成したスライドベアリング37の底面37aで構成する上沓摺動面10aは繰り返し摺動に対する耐久性が高く、低摩擦性を維持することができるため、摺動性能の急激な低下を防止し、長期に亘って安定した摺動性能を発揮することができる。
さらに、詳しくは、自己潤滑性を有するとともに、表面が低摩擦係数であり、圧縮強度の高い充填材入りPTFEで構成されているスライドベアリング37は、充填材入りPTFEとして、芳香族ポリエステル26〜33wt%、グラファイト3〜10wt%及び、PTFE57〜71wt%で、3成分の合計が100wt%となる芳香族系PTFEとして構成している。
なお、芳香族系PTFEを構成する芳香族ポリエステルが26wt%より少なくなる場合は、PTFEまたはグラファイトの配合比率が増加する。PTFEの配合比率が上記の範囲を超えて増加するとPTFEのクリープが発現しスライドベアリング37の変形が大きくなるため、建築重量物の軸受として使用するのは不適切である。
また、グラファイトの配合比率が上記の範囲を超えて大きくなる場合は摩擦特性が向上するが、破壊強度が低下するため、予測が難しい地震力が作用する構造材として使用するとスライドベアリング37が破壊する危険性が大きくなるため好ましいとは言えない。
芳香族ポリエステルが33wt%を超える場合は、PTFEまたはグラファイトの配合比率が減少する。両者は共に低摩擦材料であり、スライドベアリング37の摩擦係数が増加するため、地震エネルギが十分な吸収・分散を行われないうちに建築構造物の基礎に入力され、建築構造物の破壊を発生させる可能性を大きくするため、不適切である。
また、グラファイトが3wt%より少ない場合は、スライドベアリング37の摩擦特性においてPTFE主体の特徴が発現し、摩耗量の増加を引き起す。逆に、グラファイトが10wt%を超えた場合は、上記の通り、摩擦特性が向上するが、破壊強度が低下するため、予測が難しい地震力が作用する構造材として使用するとスライドベアリング37が破壊する危険性が大きくなるため好ましいとは言えない。
さらに、PTFEが57wt%より少ない場合は、芳香族ポリエステルまたはグラファイトの配合比率が上昇するため、上記の通り好ましくない。逆に、PTFEが71wt%を超えて増加する場合は、上記の通り、PTFEのクリープ現象が発現するため、建築構造物に使用するスライドベアリング37への適用は好ましくない。
さらに、スライドベアリング37の底面37aの全体面積に対するディンプル38の投影面積の占有率を、10%乃至40%に設定したことにより、底面37aにおけるディンプル38以外の平面部分による摺動性能と、ディンプル38に保持された潤滑材40による潤滑性能とを相乗的に発揮することができる。
詳述すると、スライドプレート22に対して、スライドベアリング37の底面37aにおいて、ディンプル38以外の平面部分がスライドプレート22の下沓摺動面20aと摺動し、ディンプル38に保持された潤滑材40が摺動する平面部分とスライドプレート22の下沓摺動面20aとの間に介在して潤滑性能を発揮しているが、底面37aにおけるディンプル38の占有率が10%より小さい場合、上部構造物の重量を支持しながら摺動する摺動性能を維持できるだけの摺動面積を確保できるが、摺動面積に対する潤滑性能を発揮するのに要する量の潤滑材40をディンプル38に保持することができない。
これに対し、底面37aにおけるディンプル38の占有率が40%より大きい場合、潤滑性能を発揮するのに要する量の潤滑材40をディンプル38に保持できるものの、平面部分の面積、つまり、スライドプレート22と摺動する摺動面積が小さくなり、スライドベアリング37を備えた支承装置として上部構造物の重量を支持する面積が低下して単位面積当たりの支持する重量が増大するため、摺動による摩耗が増大し、安定した摺動性能を維持できなくなる。
このように、底面37aの全体の面積に対するディンプル38の投影面積の比率である占有率を、10%乃至40%に設定することにより、底面37aにおけるディンプル38以外の平面部分による摺動性能と、ディンプル38に保持された潤滑材40による潤滑性能とを長期に亘って相乗的に発揮することができる。
また、潤滑材40として、粘度が5.0×10乃至20.0×10CSであるシリコーングリースを用いたことにより、上沓摺動面10aを構成するスライドベアリング37のディンプル38に保持した状態において所望の潤滑性能を発揮することができる。
詳しくは、上沓摺動面10aを構成するスライドベアリング37のディンプル38に保持する潤滑材40の粘度が5.0×10CSより小さい場合、ディンプル38から漏れ出たり、摺動によって潤滑材40がすぐに消耗して枯渇するおそれがあり、摺動距離が長距離化する大きな揺れや長時間に亘る長周期の揺れに対して長期に亘って潤滑性能を発揮することができない。逆に、潤滑材40の粘度が20.0×10CSより大きい場合も、粘度が高すぎて所望の潤滑性能を発揮することができない。
このように、粘度が5.0×10乃至20.0×10CSである潤滑材40を用いることにより、所望の潤滑性能を発揮し、摺動距離が長距離化する大きな揺れや長時間に亘る長周期の揺れに対しても地震エネルギや台風の風力エネルギを分散させて、長期に亘って安定した摺動性能を発揮することができる。
以上、本発明の構成と、前述の実施態様との対応において、本実施形態の摺動面は、下沓摺動面20aに対応し、
以下同様に、
摺動材は、スライドプレート22に対応し、
対向面は、底面37aに対応し、
滑り材は、スライドベアリング37に対応し、
ディンプル形成部分及び緻密部は、圧密することで高硬度化されたディンプル形成部38aに対応し、
充填材入りPTFEは、芳香族系PTFEに対応し、
第1沓は、上沓10に対応し、
第2沓は、下沓20に対応し、
摺動面同士の摺動は、上沓摺動面10aと下沓摺動面20aとの摺動に対応し、
両摺動面のうち一方の摺動面は、上沓摺動面10aに対応し、
他方の摺動面は、下沓摺動面20aに対応するも、上記実施形態に限定するものではない。
上述の説明においては、免震構造における支承装置1について説明したが、例えば橋脚で主桁を支持する場合の支承装置、ビルとビルとを連絡する渡り廊下をビルから支持する場合の支承装置、トラス屋根を柱で支持する場合の支承装置、あるいは、ビル同士を接続するエキスパンション構造における支承装置として用いてもよい。
また、ダストシール39を備えない支承装置1であってもよく、さらには、潤滑材40を充填するディンプル38を有するスライドベアリング37を下沓20に備え、スライドプレート22を上沓10に備えてもよい。さらには、ディンプル38をスライドベアリング37のみならず、スライドプレート22にディンプル38を備えてもよい。
また、潤滑材としてシリコーングリースを用いたが、上述の粘度を有する潤滑材であれば、ほかの潤滑材を用いてもよい。
さらには、充填材入りPTFEとして、芳香族系PTFEを用いたが、ガラス繊維やファイバチップなどの充填材が混入されたPTFEで構成してもよい。
また、全方向に摺動可能な支承装置1におけるスライドベアリング37にディンプル38を備えたが、例えば一方向に摺動できる一方向支承装置におけるスライドベアリングにディンプル38を備えてもよい。
また、上述の説明では、加工前スライドベアリング371に対してプレス金型100のプレス凸部101でプレス加工してディンプル38をプレス成型したことにより、ディンプル38を形作るディンプル形成部38aを高密度化、高硬度化したが、予めディンプルが形成された高硬度なディンプル形成部をスライドベアリングに装着する態様でディンプルを、スライドベアリングの底面に形成してもよく、この場合においても上述の効果を奏することができる。
1…支承装置
10…上沓
20…下沓
20a…下沓摺動面
22…スライドプレート
37…スライドベアリング
37a…底面
38…ディンプル
38a…ディンプル形成部
40…潤滑材
100…プレス金型

Claims (5)

  1. 摺動面が研磨された摺動材に対して、対向面を摺動させる滑り材であって、
    前記対向面に、潤滑材を保持するディンプルを備え、
    該ディンプルを形成するディンプル形成部分を、滑り材本体におけるその他の部分より圧密によって高硬度化した緻密部で形成した
    滑り材。
  2. 前記滑り材本体を、充填材入りPTFEで構成するとともに、
    前記緻密部を、プレス金型によるプレス加工で形成した
    請求項1に記載の滑り材。
  3. 前記対向面の全体の面積に対する前記ディンプルの投影面積の比率である占有率を、
    10%乃至40%に設定した
    請求項1または2に記載の滑り材。
  4. 第1構造物及び第2構造物におけるそれぞれの対向部分に配設した第1沓及び第2沓で構成し、該第1沓及び第2沓との対向部分における摺動面同士の摺動を許容する支承装置であって、
    前記両摺動面のうち一方の摺動面を、請求項1乃至3のうちいずれかに記載の滑り部材で構成するとともに、他方の摺動面を前記摺動材で構成し、
    前記ディンプルに前記潤滑材を保持させた
    支承装置。
  5. 前記潤滑材を、
    5.0×10乃至20.0×10CSの粘度で構成した
    請求項4に記載の支承装置。
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