JP2010189999A - 免震構造、及び免震構造を有する建物 - Google Patents

免震構造、及び免震構造を有する建物 Download PDF

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Akira Wada
章 和田
Hiroki Hamaguchi
弘樹 濱口
Masafumi Yamamoto
雅史 山本
Hideo Hisaie
英夫 久家
Masahiko Tono
雅彦 東野
Hajime Taniguchi
元 谷口
Mitsuru Takeuchi
満 竹内
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Abstract

【課題】上部構造体と下部構造体との相対移動を抑制できる免震構造を提供することを目的とする。
【解決手段】滑り面24の周縁には、滑り板34よりも摩擦係数が大きい摩擦材26が設けられている。従って、支承部22が上勾配部24Bを乗り越えたとしても、摩擦材26よって下部構造体14と上部構造体16との相対移動が抑制される。従って、上部構造体16とその周囲に設けられた部材との衝突を防止することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、建物の免震構造に関する。
従来から、免震装置としてFPS(Friction Pendulum System)が知られている(例えば、特許文献1)。このFPS100は、図11に示すように、上部構造102に設けられた上沓104と、下部構造106に設けられた下沓108と、上沓104と下沓108との間に配置され、上部構造102を支持する摺動子110を備えている。上沓104及び下沓108には球面状の上部球面座112、下部球面座114がそれぞれ形成されている。地震時には、これらの上部球面座112及び下部球面座114の間で摺動子110が滑ることにより、上沓104と下沓108とを相対移動させ、下部構造106から上部構造102への振動伝達を抑制している。
しかしながら、再現期間が数百年の大地震(例えば、震度6強〜震度7)により、上部構造102と下部構造106との相対移動量が過大になると、摺動子110が上部球面座112又は下部球面座114を乗り越え、上沓104と下沓108との間から抜け出す恐れがある。この場合、上部構造102と下部構造106との相対移動に制限がなくなり、上部構造102がその周囲にある部材(例えば、擁壁など)に衝突するなどして問題となる。
実開平5−32505号公報
本発明は、上記の事実を考慮し、上部構造体と下部構造体との相対移動を抑制できる免震構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の免震構造は、下部構造体の上に構築される上部構造体に設けられた支承部と、前記下部構造体に設けられると共に、前記支承部が載置される底部と該底部から上り勾配の上勾配部からなり、前記下部構造体と前記上部構造体とを相対移動可能とする滑り面と、前記滑り面の周縁に設けられ、前記底部よりも摩擦係数が大きく、前記支承部が前記上勾配部を乗り越えたときに該支承部が移動するストッパ部と、を備えている。
上記の構成によれば、下部構造体の上に構築される上部構造体には、支承部が設けられている。下部構造体には、滑り面が設けられている。滑り面は、支承部が載置される底部と、当該底部から上り勾配の上勾配部からなり、支承部がこの滑り面を滑ることにより、下部構造体と上部構造体とが相対移動可能とされている。また、滑り面の周縁には、底部よりも摩擦係数が大きいストッパ部が設けられている。ストッパ部には、上勾配部を乗り越えた支承部が移動される。
ここで、滑り面の周縁に、底部よりも摩擦係数が大きいストッパ部を設けたことにより、支承部が上勾配部を乗り越えたとしても、ストッパ部によって下部構造体と上部構造体との相対移動が抑制される。従って、上部構造体とその周囲に設けられた部材との衝突を防止することができる。
また、支承部が上勾配部を乗り越えたときに、底部とストッパ部との間の高低差によって支承部の振動エネルギーが位置エネルギーに変換されるため、下部構造体と上部構造体との相対移動が更に抑制される。
請求項2に記載の免震構造は、下部構造体に設けられた支承部と、前記下部構造体の上に構築される上部構造体に設けられると共に、前記支承部に載置される底部と該底部から下り勾配の下勾配部からなり、前記下部構造体と前記上部構造体とを相対移動可能とする滑り面と、前記滑り面の周縁に設けられ、前記底部よりも摩擦係数が大きく、前記支承部が前記下勾配部を乗り越えたときに該支承部が移動するストッパ部と、を備えている。
上記の構成によれば、下部構造体には、支承部が設けられている。下部構造体の上に構築される上部構造体には、滑り面が設けられている。滑り面は、支承部に載置される底部と、当該底部から下り勾配の下勾配部からなり、支承部がこの滑り面を滑ることにより、下部構造体と上部構造体とが相対移動可能とされている。また、滑り面の周縁には、底部よりも摩擦係数が大きいストッパ部が設けられている。ストッパ部には、下勾配部を乗り越えた支承部が移動される。
ここで、滑り面の周縁に、底部よりも摩擦係数が大きいストッパ部を設けたことにより、支承部が下勾配部を乗り越えたとしても、ストッパ部によって下部構造体と上部構造体との相対移動が抑制される。従って、上部構造体とその周囲に設けられた部材との衝突を防止することができる。
また、支承部が下勾配部を乗り越えたときに、底部とストッパ部との間の高低差によって支承部の振動エネルギーが位置エネルギーに変換されるため、下部構造体と上部構造体との相対移動が更に抑制される。
請求項3に記載の免震構造は、請求項1又は請求項2に記載の免震構造において、前記底部が、平坦面とされている。
上記の構成によれば、底部を平坦面としたことにより、上部構造体の上下動が抑制され、上部構造体の安定化を図ることができる。
請求項4に記載の免震構造は、請求項1〜3の何れか1項に記載の免震構造において、前記支承部が、免震装置とされている。
上記の構成によれば、支承部が免震装置とされている。免震装置には、転がり支承や積層ゴム支承が含まれる。これらの転がり支承や積層ゴム支承を適宜組み合わせることにより、求められる性能に応じた免震構造を構築することができる。
請求項5に記載の免震構造は、下部構造体に設けられ、凹状の曲面からなる第1滑り面と、前記下部構造体の上に構築される上部構造体に設けられ、凹状の曲面からなる第2滑り面と、対面される前記第1滑り面と前記第2滑り面との間に配置され、前記第1滑り面を支持すると共に前記第1滑り面及び第2滑り面に沿って移動することにより、前記下部構造体と前記上部構造体とを相対移動可能とする支承体と、前記第1滑り面及び前記第2滑り面の少なくとも一方の周縁に設けられ、前記第1滑り面及び前記第2滑り面よりも摩擦係数が大きく、前記支承体が前記第1滑り面又は前記第2滑り面を乗り越えたときに該支承体が移動するストッパ部と、を備えている。
上記の構成によれば、下部構造体には、凹状の曲面からなる第1滑り面が設けられている。下部構造体の上に構築される上部構造体には、凹状の曲面からなる第2滑り面が設けられている。対面する第1滑り面と第2滑り面との間には、支承体が配置されている。この支承体が第1滑り面及び第2滑り面に沿って移動することにより、下部構造体と上部構造体とが相対移動可能とされている。
また、第1滑り面及び第2滑り面の少なくとも一方の周縁には、第1滑り面又は第2滑り面よりも摩擦係数が大きいストッパ部が設けられている。このストッパ部には、第1滑り面又は第2滑り面を乗り越えた支承体が移動される。
ここで、第1滑り面及び第2滑り面の少なくとも一方の周縁に、第1滑り面又は第2滑り面よりも摩擦係数が大きいストッパ部を設けたことにより、支承体が第1滑り面又は第2滑り面を乗り越えたとしても、ストッパ部によって下部構造体と上部構造体との相対移動が抑制される。従って、上部構造体とその周囲に設けられた部材との衝突を防止することができる。
また、支承部が第1滑り面又は第2滑り面を乗り越えたときに、ストッパ部と第1滑り面又は第2滑り面の底部との間の高低差によって支承体の振動エネルギーが位置エネルギーに変換されるため、下部構造体と上部構造体との相対移動が更に抑制される。
請求項6に記載の建物は、請求項1〜5の何れか1項に記載の免震構造を有している。
上記の構成によれば、請求項1〜5の何れか1項に記載の免震構造を有することで、上部構造体と下部構造体との相対移動量が過大になっても、上部構造体と下部構造体との相対移動量を抑制することができる建物を構築することができる。
本発明は、上記の構成としたので、上部構造体と下部構造体との相対移動を抑制できる。
本発明の第1の実施形態に係る免震構造が適用された建物を示す立面図である。 (A)は本発明の第1の実施形態に係る免震構造が適用された建物を示す拡大立面図であり、(B)は平面図である。 本発明の第1の実施形態に係る免震構造が適用された建物を示す拡大立面図であり、(A)は常時における上部構造体と下部構造体を示しており、(B)及び(C)は地震等によって相対移動した上部構造体と下部構造体を示している。 本発明の第1の実施形態に係る免震構造の変形例が適用された建物を示す拡大立面図である。 本発明の第2の実施形態に係る免震構造の変形例が適用された建物を示す拡大立面図であり、(A)は常時における上部構造体と下部構造体を示しており、(B)及び(C)は地震等によって相対移動した上部構造体と下部構造体を示している。 本発明の第1の実施形態に係る免震構造の変形例が適用された建物を示す立面図である。 本発明の第1の実施形態に係る免震構造の変形例が適用された建物を示す立面図である。 本発明の第1の実施形態に係る免震構造の変形例が適用された建物を示す立面図である。 本発明の第1の実施形態に係る免震構造の変形例が適用された建物を示す立面図である。 本発明の第1の実施形態に係る免震構造の変形例が適用された建物を示す立面図である。 従来の免震装置を示す立面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の第1の実施形態に係る免震構造について説明する。図1は、免震構造が適用された建物12を示す立面図であり、図2(A)は要部の拡大立面図、図2(B)は要部の拡大平面図である。
建物12は、下部構造体14と、下部構造体14の上に構築される上部構造体16と、を備えている。下部構造体14は、地表Sから掘り下げられた地盤G上に構築された基礎部18と、基礎部18から立ち上げられた擁壁20と、基礎部18の上に載置された土台30と、を備えている。擁壁20は上部構造体16の周囲を囲んでおり、この擁壁20によって上部構造体16の水平2方向の移動スペースが確保されている。これらの基礎部18及び擁壁20によって、免震装置を設置するための免震層が構築されている。
図2(A)及び図2(B)に示すように、免震構造は、上部構造体16に設けられた支承部22と、下部構造体14に設けられた滑り面24と、滑り面24の周縁に設けられた摩擦材26(ストッパ部)と、を備えている。支承部22は、鋼製やコンクリート製で四角柱に形成され、上部構造体16の底面に所定の間隔で設けられている。また、支承部22は、その下端部に取り付けられる板状の滑り材28を備えている。滑り材28には、四フッ化エチレン(PTFE)、ポリアミド、ポリエチレン、ステンレス、テフロン(登録商標)等の低摩擦材料が用いられる。なお、滑り材28は、その表面に鏡面仕上げ等を施して、摩擦係数を下げることも可能である。
また、支承部22の軸方向中央部には弾性体36が設けられている。弾性体36は天然ゴム、減衰ゴム、合成ゴム、又はポリウレタン等で形成され、伸縮可能とされている。この弾性体36が伸縮することによって支承部22の下端部が変形(回転)され、滑り材28が後述する上勾配部24B等に面接触するように構成されている。なお、弾性体36は適宜省略可能である。
基礎部18の上には鋼製又はコンクリート製の土台30が載置されている。土台30の上面には、各支承部22に対応する滑り面24が形成されている。滑り面24は、凹状に形成されており、中央部に設けられた底部24Aと、底部24Aの外周に設けられた上勾配部24Bを備えている。
底部24Aには円盤状の滑り板34が設けられており、平坦面とされている。滑り板34の上には、支承部22の滑り材28が載置されており、この滑り板34の上を支承部22が滑ることにより、下部構造体14と上部構造体16とが横方向(又は水平方向)に相対移動可能とされている。
滑り板34には、滑り材28と同様に、四フッ化エチレン(PTFE)、ポリアミド、ポリエチレン、ステンレス、テフロン(登録商標)等の低摩擦材料が用いられる。なお、滑り板34は、その表面に鏡面仕上げ等を施して、摩擦係数を下げることも可能である。なお、滑り材28、滑り板34の材料は、建物12に求められる免震性能に応じて適宜選択される。
底部24Aの外周に設けられた上勾配部24Bは、底部24Aから土台30の上面(上方)に向かって緩やかに湾曲する曲面又は球面とされており、相対移動した支承部22が昇降可能とされている。
上勾配部24Bの周縁には、摩擦材26が設けられている。この摩擦材26はリング状に形成され、滑り面24を囲むように土台30の上面に埋設されており、上勾配部24Bを乗り越えた支承部22が移動可能とされている。摩擦材26には、鋼板又は鋼板に粗面化処理(例えば、赤錆の自然発生、樹脂の吹き付けなど)を施したものが用いられており、当該摩擦材26の摩擦係数(動摩擦係数)が、滑り板34の摩擦係数(動摩擦係数)よりも大きくされている。これにより、滑り材28と摩擦材26との間に発生する摩擦力が、滑り材28と滑り板34との間に発生する摩擦力よりも大きくされている。
なお、滑り材28、滑り板34、摩擦材26の材料は、建物12に求められる免震性能に応じて適宜選択される。
次に、本発明の第1の実施形態に係る免震構造の作用について説明する。
図3(A)に示すように、常時(初期状態)、上部構造体16は、支承部22の滑り材28を滑り面24の底部24A(滑り板34)の上に載置した状態、即ち、上部構造体16と下部構造体14とが横方向(又は水平方向)に相対移動し易い状態で支持されている。一方、地震時、強風時などに上部構造体16及び下部構造体14に水平力が作用すると、支承部22が滑り板34の上を滑ることにより、下部構造体14と上部構造体16とが相対移動する。これにより、下部構造体14から上部構造体16へ伝達される水平力が低減されると共に、上部構造体16の周期が長周期化され、上部構造体16に発生する地震力が低減される。
一方、図3(B)及び図3(C)に示すように、想定以上の地震、例えば、再現期間が数百年の大地震(例えば、震度6強〜震度7)によって、下部構造体14と上部構造体16との相対移動量が過大になると、支承部22が上勾配部24Bを滑り上がり、更に、上勾配部24Bを乗り越えると、支承部22が摩擦材26へ移動する。
ここで、摩擦材26の摩擦係数が、底部24Aに設けられた滑り板34の摩擦係数よりも大きくされている。これにより、滑り材28と摩擦材26との間に発生する摩擦力が、滑り材28と滑り板34との間に発生する摩擦力よりも大きくなり、摩擦材26が上部構造体16の相対移動を減速させるブレーキとして機能する。従って、支承部22が上勾配部24Bを乗り越えたとしても、ストッパ部としての摩擦材26によって上部構造体16が制動され、上部構造体16とその周囲に設けられた部材、例えば、擁壁20との衝突を防止することができる。
このように、想定内の地震等に対しては、支承部22が滑り面24内に収まるため免震性能を確保することができ、想定以上の地震等に対しては、摩擦材26によって上部構造体16を制動することができる。なお、上勾配部24Bの曲率、傾斜角度、滑り板34の摩擦係数等を増減することにより、支承部22が上勾配部24Bを乗り越えるタイミングを適宜調整可能である。
また、支承部22が上勾配部24Bを乗り越えたときに、底部24Aと摩擦材26との高低差によって支承部22の振動エネルギーが位置エネルギーに変換されるため、下部構造体14と上部構造体16との相対移動が更に抑制される。
更に、滑り面24の底部24Aを平坦面としたことにより、上部構造体16の上下動が抑制され、上部構造体16の安定化を図ることができる。また、上勾配部24Bへ移動した支承部22は、上部構造体16の自重によって底部24Aへ移動する。従って、次の地震時に、支承部22が底部24Aから滑り出すことが可能となり、免震効果の安定化を図ることができる。
更にまた、支承部22に設けられた弾性体36が伸縮することにより、支承部22の下端部が滑り面24の起伏に応じて変形(回転)する。従って、支承部22が上勾配部24Bへ移動したときに、支承部22の下端部が変形(回転)し、滑り材28が上勾配部24Bに面接触される。そのため、支承部22の下端部や上勾配部24Bの破損、損傷が防止される。これと同様に、滑り材28が摩擦材26に面接触されるため、上部構造体16の制動効果を高めることができる。
なお、図示を省略するが、上勾配部24Bに摩擦材を設けて、当該上勾配部24Bの摩擦係数を滑り板34の摩擦係数よりも大きくしても良い。これにより、滑り材28と上勾配部24Bとの間に発生する摩擦力が、滑り材28と滑り板34との間に発生する摩擦力よりも大きくなり、上勾配部24Bが上部構造体16の相対移動を減速させるブレーキとして機能する。従って、上勾配部24Bにおいて上部構造体16を制動することができる。
また、本実施形態では、底部24Aを平坦面としたがこれに限らず、上勾配部24Bと連続する曲面又は球面とすることも可能である。
次に、本発明の第1の実施形態の変形例について説明する。
第1の本実施形態では、支承部22を上部構造体16に設けたが、図4に示すように、支承部42を下部構造体14の土台30に設けても良い。具体的には、土台30の上面には、上部構造体16を支持する支承部42が設けられている。この支承部42は、その上端部に取り付けられた滑り材28を備えている。また、支承部42の軸方向中央部には、弾性体36が設けられている。なお、弾性体36は適宜省略可能である。
一方、上部構造体16の底面には、各支承部42に対応する滑り面44が設けられている。滑り面44は、凹状に形成されており、中央部に設けられた底部46Aと、底部46Aの外周に設けられた下勾配部46Bを備えている。
底部46Aには円盤状の滑り板34が設けられており、平坦面とされている。滑り板34は滑り材28の上に載置され、この滑り板34が滑り材28の上を滑ることにより、下部構造体14と上部構造体16とが横方向(又は水平方向)に相対移動可能とされている。
底部46Aの外周に設けられた下勾配部46Bは、底部46Aから上部構造体16の底面(下方)に向かって緩やかに湾曲する曲面又は球面とされており、相対移動した支承部22が昇降可能とされている。なお、支承部42の上端部は、下勾配部46Bを昇降し易いように、面取り等を施しておくことが望ましい。
下勾配部46Bの周縁には、摩擦材26が設けられている。この摩擦材26はリング状に形成され、滑り面46を囲むように上部構造体16の底面に埋設されており、下勾配部46Bを乗り越えた支承部22が移動可能とされている。摩擦材26の摩擦係数は、滑り板34の摩擦係数よりも大きくされている。これにより、滑り材28と摩擦材26との間に発生する摩擦力が、滑り材28と滑り板34の間に発生する摩擦力よりも大きくなり、摩擦材26が上部構造体16の相対移動を減速させるブレーキとして機能する。よって、想定以上の地震時に、支承部22が下勾配部46Bを乗り越えたとしても、摩擦材26によって上部構造体16が制動され、上部構造体16とその周囲に設けられた部材、例えば、擁壁20との衝突を防止することができる。
なお、図示を省略するが、下勾配部46Bに摩擦材を設けて、当該下勾配部46Bの摩擦係数を滑り板34の摩擦係数よりも大きくしても良い。これにより、滑り材28と下勾配部46Bとの間に発生する摩擦力が、滑り材28と滑り板34との間に発生する摩擦力よりも大きくなり、下勾配部46Bが上部構造体16の相対移動を減速させるブレーキとして機能する。従って、下勾配部46Bにおいて上部構造体16を制動することができる。
また、本実施形態では、底部46Aを平坦面としたがこれに限らず、下勾配部46Bと連続する曲面又は球面とすることも可能である。
次に、第2の実施形態に係る免震構造について説明する。なお、第1の実施形態と同じ構成のものは同符号を付すると共に適宜省略して説明する。
図5(A)に示すように、第2の実施形態に係る免震構造は、下受け台52に設けられた滑り面52A(第1滑り面)と、上受け台54に設けられた滑り面54A(第2滑り面)と、これらの滑り面52A、54Aの間に配置された支承体56と、を備えている。
下受け台52は、鋼製でブロック状に形成されており、図示せぬアンカー又はボルト等で基礎部18に固定されている。下受け台52の上面には、凹状の曲面(球面も含む)からなる滑り面52Aが形成されている。この滑り面52Aには、支承体56を滑り易くするために鏡面仕上げが施されており、摩擦係数が小さくされている。
滑り面52Aの周縁には、摩擦材58(ストッパ部)が設けられている。この摩擦材58はリング状に形成され、滑り面52Aを囲むように下受け台52の上面に埋設されており、滑り面52Aを乗り越えた支承体56が移動可能とされている。摩擦材58には、鋼板又は鋼板に粗面化処理(例えば、赤錆の自然発生、樹脂の吹き付けなど)を施したものが用いられており、当該摩擦材58の摩擦係数が、滑り面52Aの摩擦係数よりも大きくされている。これにより、支承体56と摩擦材58との間に発生する摩擦力が、支承体56と滑り面52Aとの間に発生する摩擦力よりも大きくされている。
下受け台52の上方に配置される上受け台54は、鋼製でブロック状に形成されており、図示せぬアンカー又はボルト等で上部構造体16に固定されている。上受け台54の下面には、下受け台52の滑り面52Aと対面するように、凹状の曲面(球面も含む)からなる滑り面54Aが形成されている。滑り面54Aには、支承体56を滑り易くするために鏡面仕上げが施されており、摩擦係数が小さくされている。
滑り面54Aの周縁には、摩擦材60(ストッパ部)が設けられている。この摩擦材60はリング状に形成され、滑り面54Aを囲むように上受け台54の下面に埋設されており、滑り面54Aを乗り越えた支承体56が移動可能とされている。摩擦材60には、鋼板又は鋼板に粗面化処理(例えば、赤錆の自然発生、樹脂の吹き付けなど)を施したものが用いられており、当該摩擦材60の摩擦係数が、滑り面54Aの摩擦係数よりも大きくされている。これにより、支承体56と摩擦材60との間に発生する摩擦力が、支承体56と滑り面54Aとの間に発生する摩擦力よりも大きくされている。
これらの滑り面52A、54Aの間には支承体56が配置されており、この支承体56を介して上部構造体16が基礎部18に支持されている。支承体56は鋼製でブロック状に形成されており、支承体56は下受け台52と上受け台54とが接触しないように所定の高さを有している。支承体56の下面56Aは、下方に凸の曲面(球面も含む)とされており、面接触される滑り面52Aと略同一曲率の曲面とされている。更に、支承体56の上面56Bは、上方に凸の曲面(球面も含む)とされており、面接触される滑り面54Aと略同一曲率の曲面とされている。これにより、当該支承体56が滑り面52A、54Aに沿って滑り移動可能とされている。なお、下面56A及び上面56Bには、鏡面仕上げが施されており、摩擦係数が小さくされている。
また、支承体56の中央部には弾性体36が設けられている。この弾性体36が伸縮することによって支承体56の下部又は上部が変形(回転)可能とされている。即ち、支承体56が摩擦材58又は摩擦材60へ移動したときに、支承体56の下部又は上部が変形(回転)され、上部構造体16の鉛直荷重を受け易くされている。
なお、図示を省略するが、滑り面52A、54Aに沿って四フッ化エチレン(PTFE)、ポリアミド、ポリエチレン、ステンレス、テフロン(登録商標)等の低摩擦材料からなる滑り材を取り付けても良い。また、支承体56の下面56A、上面56Bに沿って低摩擦材料からなる滑り材を取り付けることも可能である。
次に、第2の実施形態に係る免震構造の作用について説明する。
図5(A)に示すように、上部構造体16は、滑り面52Aと滑り面54Aとの間に配置された支承体56によって支持されている。支承体56は、その下面56A、上面56Bをそれぞれ滑り面52A、54Aに面接触させた状態で配置されている。即ち、支承体56と下受け台52、及び支承体56と上受け台54が相互に横方向(又は水平方向)に相対移動し易い状態で配置されている。
一方、地震時、強風時などに上部構造体16及び下部構造体14に水平力が作用すると、図5(B)に示すように、支承体56が滑り面52A、54Aを滑ることにより、下部構造体14と上部構造体16とが相対移動する。これにより、下部構造体14から上部構造体16へ伝達される水平力が低減されると共に、上部構造体16の周期が長周期化され、上部構造体16に発生する地震力が低減される。
一方、図5(C)に示すように、想定以上の地震、例えば、再現期間が数百年の大地震(例えば、震度6強〜震度7)によって、下部構造体14と上部構造体16との相対移動量が過大になると、支承体56が滑り面52Aを乗り越え、支承体56が摩擦材58へ移動する。
ここで、摩擦材58の摩擦係数が、滑り面52Aの摩擦係数よりも大きくされている。これにより、支承体56と摩擦材58との間に発生する摩擦力が、支承体56と滑り面52Aとの間に発生する摩擦力よりも大きくなり、ストッパ部としての摩擦材58が支承体56の相対移動を減速させるブレーキとして機能する。従って、支承体56が滑り面52Aを乗り越えたとしても、摩擦材58によって上部構造体16が制動され、上部構造体16とその周囲に設けられた部材、例えば、擁壁20(図1参照)との衝突を防止することができる。
また、図示を省略するが、支承体56が上受け台54の滑り面54Aを乗り越えると、当該支承体56が滑り面54Aよりも摩擦係数が大きい摩擦材60へ移動する。従って、支承体56が滑り面54Aを乗り越えたとしても、ストッパ部としての摩擦材60によって上部構造体16が制動され、上部構造体16とその周囲に設けられた部材との衝突を防止することができる。
このように、想定内の地震等に対しては、支承体56が滑り面52A、54A内に収まるため免震性能を確保することができ、想定以上の地震等に対しては、ストッパ部としての摩擦材58、60によって上部構造体16を制動することができる。なお、滑り面52A、54Aの曲率、滑り面52A、54Aの摩擦係数等を増減することにより、支承体56が滑り面52A、54Aを乗り越えるタイミングを適宜調整可能である。
また、支承体56が滑り面52A、54Aを乗り越えたときに、滑り面52Aの底部と摩擦材58との高低差、又は滑り面54Aの底部と摩擦材60との高低差によって支承体56の振動エネルギーが位置エネルギーに変換されるため、下部構造体14と上部構造体16との相対移動が更に抑制される。
更に、下勾配部46Bへ移動した支承部22は、上部構造体16の自重によって底部24Aへ移動する。従って、次の地震時に、支承部22が底部24Aから滑り出すことが可能となり、免震効果の安定化を図ることができる。
更にまた、支承体56に設けられた弾性体36が伸縮することにより、支承体56が摩擦材58又は摩擦材60へ移動したときに、支承体56の下部又は上部が変形(回転)する。そのため、支承体56で上部構造体56の鉛直荷重を受け易くなり、上部構造体56の安定化を図ることができる。
なお、本実施形態では、滑り面52A及び滑り面54Aの周縁に、それぞれストッパ部としての摩擦材58、60を設けたが、滑り面52A及び滑り面54Aの周縁の少なくとも一方に、摩擦材58、60が設けられていれば良い。
また、上記第1の実施形態では、土台30の上面に複数の滑り面24を設けたがこれに限らない。例えば、図6に示すように、滑り面24毎に土台30を設けても良い。また、図示を省略するが、土台30を省略し、基礎部18の上面に滑り面24を直接設けても良い。
更に、上記第1、第2の実施形態では、免震装置を設置するための免震層に、滑り面24、46、52A、54Aを設けたがこれに限らず、いわゆる地下基礎免震にも適用可能できる。第1の実施形態を例に説明すると、図7に示す地下基礎免震では、上部構造体16の下部が地下構造物とされている。掘り下げられた地盤G上に構築された基礎部18の上には、土台30が載置されており、この土台30の上面に滑り面24が設けてられている。このように、地下基礎免震に第1、第2の実施形態に係る免震構造を適用することで、地上構造物のみならず、地下構造物に発生する地震力も低減できる。
また、上記第1、第2の実施形態では、基礎部18及び擁壁20によって下部構造体14を構成したこれに限らない。下部構造体14は、その上に上部構造体16が構築される構造体(構造部材も含む)であれば良く、例えば、地表Sから掘り下げられた地盤G上に構築された地下構造物もこれに含まれる。第1の実施形態を例に説明すると、図8に示すように、下部構造体14(地下構造物)の上に上部構造体16が構築されている。下部構造体14の上面(例えば、梁やスラブ)には滑り面24が設けられており、この滑り面24の上に支承部22が載置されている。
更に、上記第1、第2の実施形態では、地表Sから掘り下げられた地盤G上に下部構造体14を設けたがこれに限らない。第1の実施形態を例に説明すると、図9に示すように、地表S上に構築された下部構造体14に滑り面24を設け、中間層免震としても良い。
また、上記第1の実施形態では、支承部22を鋼製やコンクリート製の支柱としたがこれに限らない。例えば、図10に示すように、支承部を積層ゴム支承72(免震装置)で構成しても良い。なお、積層ゴム支承72の下端部には、滑り材28が取り付けられている。
このように、支承部に積層ゴム支承72を用いることにより、地震等により下部構造体14と上部構造体16とが相対移動したときに、積層ゴム支承72がせん断変形して振動エネルギーを吸収する。また、地震等による水平力が所定値以上になると、積層ゴム支承72が滑り面24の上を滑ることにより、下部構造体14から上部構造体16へ伝達される水平力が低減され、上部構造体16に発生する地震力が低減される。従って、免震性能が向上する。なお、支承部には、転がり支承等の免震装置を用いても良い。
また、高層建物等のように風荷重による建物12の揺れが問題となる場合は、所定の風荷重までは上部構造体16と下部構造体14とが相対移動しないように、滑り板34の一部の摩擦係数(静止摩擦係数)を大きくしても良い。この場合、所定の風荷重を超えると、支承部22が滑り板34の上を滑ることにより、上部構造体16と下部構造体14とが相対移動する。
また、上記第1の実施形態において、支承部22の下端部に滑り材28を取り付けたが、この滑り材28は適宜省略可能である。支承部22は、上部構造体16と下部構造体14とを相対移動可能に支持出来れば良く、滑り材28は、滑り面24の摩擦係数との関係で必要に応じて設ければ良い。例えば、コンクリート製の支承部22を用いた場合は、コンクリート面を滑り板34の上に直接載置することも可能である。
更に、支承部22の形状は、四角柱に限らず多角柱や円柱、円錐台であっても良い。また、支承部22の数や配置は適宜変更可能である。また、雨水等によって滑り板26が腐食、劣化する恐れがある場合には、雨水等を防ぐカバー部材を設けても良い。
更にまた、上記第1、第2の実施形態は、中層建物や高層建物等の種々の建物に適用可能である。
また、上記第1、第2実施形態では、従来の免震建物に設けられているオイルダンパなどの粘性・粘弾性ダンパや、鋼製ダンパなどの減衰材、積層ゴムなどの復元材を省略して説明したが、建物の設計条件に応じて適宜設けても良い。更に、これらの従来ダンパに必要に応じて大変形対応機構を設け、想定以上の地震力を受けた後でも所定の免震性能が保持されるようにしても良い。大変形対応機構としては、例えば、従来ダンパと建物等との連結部に摩擦材を設け、想定以上の地震力を受けたときに滑り出して連結を解除する滑り機構や、想定以上の地震力を受けたときに連結部から抜け落ちたり、破断したりして連結を解除する連結ピン機構などが挙げられる。
以上、本発明の第1、第2の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限定されるものでなく、第1、第2の実施形態を組み合わせて用いてもよいし、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
12 建物
14 下部構造体
16 上部構造体
22 支承部
24 滑り面
24A 底部
24B 上勾配部
26 摩擦材(ストッパ部)
42 支承部
46 滑り面
46A 底部
46B 下勾配部
52A 滑り面
54A 滑り面
56 支承体
58 摩擦材(ストッパ部)
60 摩擦材(ストッパ部)
72 積層ゴム支承(免震装置)
S 地表
G 地盤

Claims (6)

  1. 下部構造体の上に構築される上部構造体に設けられた支承部と、
    前記下部構造体に設けられると共に、前記支承部が載置される底部と該底部から上り勾配の上勾配部からなり、前記下部構造体と前記上部構造体とを相対移動可能とする滑り面と、
    前記滑り面の周縁に設けられ、前記底部よりも摩擦係数が大きく、前記支承部が前記上勾配部を乗り越えたときに該支承部が移動するストッパ部と、
    を備える免震構造。
  2. 下部構造体に設けられた支承部と、
    前記下部構造体の上に構築される上部構造体に設けられると共に、前記支承部に載置される底部と該底部から下り勾配の下勾配部からなり、前記下部構造体と前記上部構造体とを相対移動可能とする滑り面と、
    前記滑り面の周縁に設けられ、前記底部よりも摩擦係数が大きく、前記支承部が前記下勾配部を乗り越えたときに該支承部が移動するストッパ部と、
    を備える免震構造。
  3. 前記底部が、平坦面とされている請求項1又は請求項2に記載の免震構造。
  4. 前記支承部が、免震装置とされている請求項1〜3の何れか1項に記載の免震構造。
  5. 下部構造体に設けられ、凹状の曲面からなる第1滑り面と、
    前記下部構造体の上に構築される上部構造体に設けられ、凹状の曲面からなる第2滑り面と、
    対面される前記第1滑り面と前記第2滑り面との間に配置され、前記第1滑り面を支持すると共に前記第1滑り面及び第2滑り面に沿って移動することにより、前記下部構造体と前記上部構造体とを相対移動可能とする支承体と、
    前記第1滑り面及び前記第2滑り面の少なくとも一方の周縁に設けられ、前記第1滑り面及び前記第2滑り面よりも摩擦係数が大きく、前記支承体が前記第1滑り面又は前記第2滑り面を乗り越えたときに該支承体が移動するストッパ部と、
    を備える免震構造。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の免震構造を有する建物。
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