JP4836569B2 - 免震台 - Google Patents
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鴻池組 "地震力を1/10以下に低減する新しい薄型の免震テーブル"「建築技術1998年2月号」p65、建築技術社発行 清水建設 "スライド機構を用いた新しい免震装置"「建築技術1998年2月号」p65、建築技術社発行
水平設置面に固定される基部材と、展示品等の物品が載置される垂直滑動部材(載置部材)と、基部材と載置部材との間に配され、基部材の上面を滑動する水平滑動部材とを備え、
水平滑動部材は、基部材と水平滑動部材との間に滑り部材が配されるとともに、放射状に配された複数本の水平復元ばね手段で中立位置に保持され、
垂直滑動部材(載置部材)は、水平滑動部材の上に配された案内部材を垂直滑動可能に保持されるとともに、ばね部材で定常高さ位置に保持され、さらに、
基部材と水平滑動部材との間には水平粘性抵抗手段が配され、該水平粘性抵抗手段は、基部材側に形成され、粘性液体が保持される上面開口の粘性液体保持部と、水平滑動部材側に形成され、粘性液体に没して水平方向の移動抵抗を受ける水平移動抵抗部材とで構成され、また、
水平滑動部材と垂直滑動部材(載置部材)との間には、垂直粘性抵抗手段が配され、該垂直粘性抵抗手段は、粘性液体が保持される上面開口の粘性液体保持部と、粘性液体に没して垂直方向の移動抵抗を受ける垂直移動抵抗部材とで構成され、さらに、
水平滑動部材が、その裏面側で基部材の上面側との間に同一円周上で等間隔に配した3個以上のボールベアリング(転動体)で水平移動可能に支持されるとともに、その裏面中心側と基部材の上面周囲側との間に両端が結合され、かつ、放射状に等角度に配した3本以上の引張りコイルばねで中立位置に保持されている、ことを特徴とする。
垂直滑動部材(載置部材)は、基部材の上に配された案内部材を垂直滑動可能に保持されるとともに、ばね部材で所定高さ位置に保持され、さらに、
基部材と垂直滑動部材(載置部材)との間には垂直粘性抵抗手段が配され、該垂直粘性抵抗手段は、粘性液体が保持される上面開口の粘性液体保持部と、粘性液体に没して垂直方向の移動抵抗を受ける垂直移動抵抗部材とで構成されている、ことを特徴とする。
前記垂直滑動部材(載置部材)は、同一円周上で等間隔で配された1本以上の圧縮コイルばねからなる保持ばね部材で定常高さ位置に保持され、さらに、
前記基部材と前記垂直滑動部材(載置部材)との間には垂直粘性抵抗手段が配され、該垂直粘性抵抗手段は、粘性液体が保持される上面開口の粘性液体筒状保持部と、前記粘性液体に没して垂直方向の移動抵抗を受ける垂直移動抵抗部材とで構成されている。
水平設置面に固定される基部材と、展示品等の物品が載置される垂直滑動部材(載置部材)と、基部材と載置部材との間に配され、基部材の上面を滑動する水平滑動部材とを備え、
水平滑動部材は、基部材と水平滑動部材との間に滑り部材が配されるとともに、放射状に配された複数本の水平復元ばね手段で中立位置に保持され、
垂直滑動部材(載置部材)は、水平滑動部材の上に配された案内部材を垂直滑動可能に保持されるとともに、保持ばね部材で定常高さ位置に保持され、
基部材と水平滑動部材との間には水平摩擦抵抗手段が配され、該水平摩擦抵抗手段は、基部材側に形成され、基部材上を接触移動(摺動)する摩擦板と、該摩擦板を基部材の上面へ圧接する圧接ばね部材とで構成され、また、
水平滑動部材と垂直滑動部材(載置部材)との間には垂直粘性抵抗手段が配され、該垂直粘性抵抗手段は、粘性液体が保持される上面開口の粘性液体保持部と、粘性液体に没して垂直方向の移動抵抗を受ける垂直移動抵抗部材とで構成され、
水平滑動部材が、その裏面側で基部材の上面側との間に同一円周上で等間隔に配した3個以上のボールベアリング(転動体)で水平移動可能に支持されるとともに、その裏面中心側と基部材の上面周囲側との間に両端が結合され、かつ、放射状に等角度に配した3本以上の引張りコイルばねで中立位置に保持されている、ことを特徴とする。
なお、上記においては、垂直移動抵抗部材40/ばね部材28との組み合わせからなるいわゆるダッシュポットが一個の場合を例に採ったが、ダッシュポットを3個以上の複数個として、垂直滑動部材18の周囲を3点支持する構成とすることも可能である。
該垂直移動制振錘122は、ダッシュポット118のピストンロッド118aと結合されるとともに、ダッシュポット118のシリンダ118bに縦圧縮弾性体(圧縮コイルばね)124を介して支持されるとともに、粘弾性体要素116が固形粘弾性体であり、また、水平復元ばね体117の作用軸線を支持台112の滑り面に近接していることを特徴とする。」
しかし、上記構成では、水平方向の移動量が少なくて、免震台に適用することはできない。
16、16A 水平滑動部材
17、17A 滑り部材(ボールベアリング)
18、18A 垂直滑動部材(載置部材)
19、19A 案内ブッシュ
22、22A 水平復元ばね手段(引張りコイルばね)
26、26A 案内部材(案内柱体)
28、28A ばね部材(圧縮コイルばね)
30 水平粘性抵抗手段
30A 水平摩擦抵抗手段
32 粘性液体皿状保持部
34 水平移動抵抗部材
36 垂直粘性抵抗手段
38、38A 粘性液体筒状保持部
40、40A 垂直移動抵抗部材
Claims (4)
- 地震発生時における震動を吸収して載置した物品の落下を防止するために使用され、横揺れ(水平振動)及び縦揺れ(垂直振動)の双方に対応可能な三次元対応の免震台であって、
水平設置面に固定される基部材と、展示品等の物品が載置される垂直滑動部材(載置部材)と、前記基部材と載置部材との間に配され、前記基部材の上面を滑動する水平滑動部材とを備え、
前記水平滑動部材は、前記基部材と前記水平滑動部材との間に滑り部材が配されるとともに、放射状に配された複数本の水平復元ばね手段で中立位置に保持され、
前記垂直滑動部材(載置部材)は、前記水平滑動部材の上に配された案内部材を垂直滑動可能に保持されるとともに、ばね部材で定常高さ位置に保持され、さらに、
前記基部材と前記水平滑動部材との間には水平粘性抵抗手段が配され、該水平粘性抵抗手段は、前記基部材側に形成され、粘性液体が保持される上面開口の粘性液体保持部と、前記水平滑動部材側に形成され、前記粘性液体に没して水平方向の移動抵抗を受ける水平移動抵抗部材とで構成され、また、
前記水平滑動部材と前記垂直滑動部材(載置部材)との間には、垂直粘性抵抗手段が配され、該垂直粘性抵抗手段は、粘性液体が保持される上面開口の粘性液体保持部と、前記粘性液体に没して垂直方向の移動抵抗を受ける垂直移動抵抗部材とで構成され、
前記水平滑動部材が、その裏面側で前記基部材の上面側との間に同一円周上で等間隔に配した3個以上のボールベアリング(転動体)で水平移動可能に支持されるとともに、その裏面中心側と前記基部材の上面周囲側との間に両端が結合され、かつ、放射状に等角度に配した3本以上の引張りコイルばねで中立位置に保持されている、
ことを特徴とする免震台。 - 地震発生時における震動を吸収して載置した物品の落下を防止するために使用され、横揺れ(水平振動)及び縦揺れ(垂直振動)の双方に対応可能な三次元対応の免震台であって、
水平設置面に固定される基部材と、展示品等の物品が載置される垂直滑動部材(載置部材)と、前記基部材と載置部材との間に配され、前記基部材の上面を滑動する水平滑動部材とを備え、
前記水平滑動部材は、前記基部材と前記水平滑動部材との間に滑り部材が配されるとともに、放射状に配された複数本の水平復元ばね手段で中立位置に保持され、
前記垂直滑動部材(載置部材)は、前記水平滑動部材の上に配された案内部材を垂直滑動可能に保持されるとともに、保持ばね部材で定常高さ位置に保持され、
前記基部材と前記水平滑動部材との間には水平摩擦抵抗手段が配され、該水平摩擦抵抗手段は、前記基部材側に形成され、前記基部材上を接触移動(摺動)する摩擦板と、該摩擦板を基部材の上面へ圧接する圧接ばね部材とで構成され、また、
前記水平滑動部材と前記垂直滑動部材(載置部材)との間には垂直粘性抵抗手段が配され、該垂直粘性抵抗手段は、粘性液体が保持される上面開口の粘性液体保持部と、前記粘性液体に没して垂直方向の移動抵抗を受ける垂直移動抵抗部材とで構成され、
前記水平滑動部材が、その裏面側で前記基部材の上面側との間に同一円周上で等間隔に配した3個以上のボールベアリング(転動体)で水平移動可能に支持されるとともに、その裏面中心側と前記基部材の上面周囲側との間に両端が結合され、かつ、放射状に等角度に配した3本以上の引張りコイルばねで中立位置に保持されている、
ことを特徴とする免震台。 - 前記垂直滑動部材が、前記水平滑動部材又は基部材の上面に形成された、同一円周上で等間隔に配された3本以上の案内柱体で垂直滑動動可能に保持されるとともに、中心部裏面側が圧縮コイルばねで定常高さ位置に支持されていることを特徴とする請求項1又は2記載の免震台。
- 前記水平移動抵抗手段及び/又は前記垂直移動抵抗手段における粘性液体保持部に充填される粘性液体が、粘度:500〜10000cSt(5×10-4〜100×10-4m2s-1)(25℃)のシリコーンオイルであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の免震台。
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