JP2019052454A - 免震構造 - Google Patents
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Abstract
Description
このような免震構造によれば、上下方向の振動を効果的に低減することができる。
このような免震構造によれば、引張領域で発生する減衰力を、圧縮領域で発生する減衰力よりも大きくすることができる。
このような免震構造によれば、引張領域で発生する減衰力を、圧縮領域で発生する減衰力よりも大きくすることができる。
このような免震構造によれば、引張領域で発生する減衰力を、圧縮領域で発生する減衰力よりも大きくすることができる。
このような免震構造によれば、引張領域で発生する減衰力を、圧縮領域で発生する減衰力よりも大きくすることができる。
このような免震構造によれば、引張領域で発生する減衰力を、圧縮領域で発生する減衰力よりも大きくすることができる。
このような免震構造によれば、上部構造と下部構造との水平方向の相対変位に対応することができる。
このような免震構造によれば、上部構造と下部構造が水平方向に相対変位する際に垂直保持することが可能である。
このような免震構造によれば、上部構造と下部構造が水平方向に相対変位する際に、変位の方向に関わらずに垂直保持することが可能である。
このような免震構造によれば、上下減衰装置及び取付部から構成される部材の固有周期と建物の固有周期を同調させて上下減衰装置の振動を励起させることができ、上下方向の減衰をより大きくすることができる。
このような免震構造によれば、2つの振動モードに対して最適な設計をすることができる。
<<免震構造について>>
図1は、第1実施形態の免震構造を適用した建物のモデル(多質点系モデル)図であり、図2は、図1の免震層5に配置されている装置の構成例を示す概略断面図である。なお、図1では上部構造1よりも上の各層(フロア)の質量を質点で示している。
本実施形態のダイナミックマスダンパー10の構成について説明する前に、参考例について説明する。
図3は、参考例のダイナミックマスダンパー100の構成を示す断面図である。
図4は、第1実施形態のダイナミックマスダンパー10の構成を示す概略斜視図である。なお、参考例と同一構成の部分には同一符号を付し説明を省略する。
図5A及び図5Bは、本実施形態のダイナミックマスダンパー10の動作の説明図である。図5Aは圧縮領域における状態を示す図であり、図5Bは引張領域における状態を示す図である。
図6Aは、上下応答時の状態を示す図であり、図6Bは、ロッキング応答時の状態を示す図である。図6Aでは、引張領域のときの上部構造1を実線で示し、圧縮領域のときの上部構造1を破線で示している。また、図6Bでは、上部構造1が回動していないときの状態を破線で示し、回動した状態を実線で示している。
図7は、第2実施形態のダイナミックマスダンパー10´の構成を示す断面図である。なお、参考例と同一構成の部分には同一符号を付し説明を省略する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。例えば、以下に示すような変形が可能である。
ダイナミックマスダンパー10の構成が上下逆であってもよい。すなわち、下端側のボールジョイント11に、ねじ軸12が設けられていてもよい。
前述の実施形態では復元機構として積層ゴム20を用いていたが、これには限られない。例えば、ばね等を用いてもよい。
摩擦皿ばね支承30の構成は前述したものには限られない。また、摩擦皿ばね支承30の構成が、前述の実施形態と上下逆であってもよい。つまり、上部構造1に滑り板31を設け、滑り材32を滑り板31に向けて圧接させてもよい。また、摩擦皿ばね支承以外の支承(例えば、転がり支承)を用いてもよい。また、水平方向の振動を減衰する装置として、例えばダンパー(オイルダンパー、摩擦ダンパー等)を用いてもよい。
10,10´ ダイナミックマスダンパー(上下減衰装置)、
11 ボールジョイント、12 ねじ軸、12a ねじ溝、12b ねじ溝、
13 ボールナット、13A 第1ボールナット、13B 第2ボールナット、
14 軸受け、14a 摩擦材、14b 皿ばね部、
14A 第1軸受け、14B 第2軸受け、
15 付加錘、15A 第1付加錘、15B 第2付加錘、
16 内筒、16´ 外筒、
17 粘性体、17A 第1粘性体、17B 第2粘性体、
18a ボールベアリング、18b ボールベアリング、19 ストッパー、
20 積層ゴム、21 積層体、21a 鋼板、21b ゴム層、
22 上フランジ板、23 下フランジ板、
30 摩擦皿ばね支承、31 滑り板、
32 滑り材、33 皿ばね部、33s 皿ばね積層体、
41 リニアスライダー、42 リニアブロック、
43 リニアスライダー、44 リニアブロック、
100 ダイナミックマスダンパー(参考例)、121 ねじ溝、
141 摩擦材、142 皿ばね部、
143 摩擦材、144 皿ばね部、
181,182,183,184 ボールベアリング、
200 摩擦ダンパー、200´ 摩擦ダンパー、200″ オイルダンパー、
210 ロッド、212 皿ばね部(弾性体)、214 摩擦材、216 シリンダー、
220 ロッド、221 ねじ溝、222 回転体、
230 ロッド、232 ピストン、
233a 低減衰弁(第1減衰弁)、233b 高減衰弁(第2減衰弁)、
234 リザーバタンク、235a 吸込弁、235b 低減衰弁、
236 シリンダー、238 シール材、
241 第1オイル収容室、242 第2オイル収容室、
331 下部筒体、332 上部筒体、
333 ボルト、334 ナット
Claims (11)
- 上部構造と下部構造との間の免震層に、上端が前記上部構造に接続され、且つ、下端が前記下部構造に接続されて上下方向の引張と圧縮の振動を減衰する上下減衰装置であって、引張領域において前記上端と前記下端が所定速度で相対変位するときに発生する減衰力が、圧縮領域において前記上端と前記下端が前記所定速度で相対変位するときに発生する減衰力よりも大きい上下減衰装置を備える、
ことを特徴とする免震構造。 - 請求項1に記載の免震構造であって、
前記上下減衰装置は、
前記上端または前記下端に設けられ、外周に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ軸と、
前記ねじ軸の外側に設けられた質量体と、
前記ねじ軸の直線運動を、前記質量体の回転運動に変換する変換機構と、
を備え、
前記引張領域のときに前記質量体を回転させる前記ねじ溝のピッチは、前記圧縮領域のときに前記質量体を回転させる前記ねじ溝のピッチよりも細かい、
ことを特徴とする免震構造。 - 請求項1に記載の免震構造であって、
前記上下減衰装置は、
前記上端または前記下端に設けられ、外周に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ軸と、
前記ねじ軸の外側に前記上下方向に並んで設けられた第1質量体及び第2質量体と、
前記圧縮領域では、前記ねじ軸の直線運動を、前記第1質量体のみが回転する回転運動に変換し、前記引張領域では、前記ねじ軸の直線運動を、前記第1質量体と前記第2質量体がともに回転する回転運動に変換する変換機構と、
を備える、ことを特徴とする免震構造。 - 請求項1に記載の免震構造であって、
前記上下減衰装置は、
前記上端または前記下端の一方に設けられたロッドと、
前記上端または前記下端の他方に設けられ、前記ロッドが前記上下方向に移動可能に挿入されたシリンダーと、
前記ロッドの側部に弾性体を介して設けられ、前記弾性体によって前記シリンダーの内壁に圧接される摩擦材と、
を備えた摩擦ダンパーであり、
前記シリンダーは、前記引張領域のとき前記摩擦材と圧接する部位の内径が、前記圧縮領域のとき前記摩擦材と圧接する部位の内径よりも小さい、
ことを特徴とする免震構造。 - 請求項1に記載の免震構造であって、
前記上下減衰装置は、
前記上端または前記下端の一方に設けられ外周に螺旋状のねじ溝が形成されたロッドと、
前記上端または前記下端の他方に設けられ、前記ロッドが前記上下方向に移動可能に挿入されたシリンダーと、
前記シリンダー内において前記ロッドの外側に回転可能に設けられた回転体と、
前記回転体の外側に弾性体を介して設けられ、前記弾性体によって前記シリンダーの内壁に圧接される摩擦材と、
を備えた摩擦ダンパーであり、
前記シリンダーは、前記引張領域のとき前記摩擦材と圧接する部位の内径が、前記圧縮領域のとき前記摩擦材と圧接する部位の内径よりも小さく、
前記圧縮領域では前記回転体が直線運動し、前記引張領域では前記回転体が回転運動する、
ことを特徴とする免震構造。 - 請求項1に記載の免震構造であって、
前記上下減衰装置は、
前記上端または前記下端の一方に設けられたロッドと、
前記上端または前記下端の他方に設けられ、前記ロッドが前記上下方向に移動可能に挿入される中空部を有するシリンダーと、
前記ロッドに接続され、前記中空部を第1オイル収容室と第2オイル収容室に区画するピストンであって、前記圧縮領域では、前記第2収容室の容量を小さくする側に移動し、前記引張領域では、前記第1収容室の容量を小さくする側に移動するピストンと、
前記第1オイル収容部及び前記第2オイル収容部に収容されるオイルと、
前記圧縮領域のとき前記第2オイル収容室から前記第1オイル収容室に前記オイルを流す第1減衰弁と、
前記引張領域のとき前記第1オイル収容室から前記第2オイル収容室に前記オイルを流す第2減衰弁と、
を備えたオイルダンパーであり、
前記第2減衰弁は前記第1減衰弁よりも前記オイルを流す際の抵抗が大きい、
ことを特徴とする免震構造。 - 請求項1乃至請求項6の何れかに記載の免震構造であって、
前記上下減衰装置の前記上端と前記上部構造との接合、及び、前記上下減衰装置の前記下端と前記下部構造との接合はピン接合である、
ことを特徴とする免震構造。 - 請求項1乃至請求項6の何れかに記載の免震構造であって、
前記上下減衰装置の前記上端と前記上部構造との接合と、前記上下減衰装置の前記下端と前記下部構造との接合のうちの一方はピン接合であり、他方はローラー接合である、
ことを特徴とする免震構造。 - 請求項1乃至請求項6の何れかに記載の免震構造であって、
前記上下減衰装置の前記上端と前記上部構造との接合、及び、前記上下減衰装置の前記下端と前記下部構造との接合はローラー接合である、
ことを特徴とする免震構造。 - 請求項7乃至請求項9の何れかに記載の免震構造であって、
前記上下減衰装置の前記上端と前記上部構造との接合、及び、前記上下減衰装置の前記下端と前記下部構造との接合の少なくとも一方の接合の取付部が振動部材である、
ことを特徴とする免震構造。 - 請求項1乃至請求項10の何れかに記載の免震構造であって、
前記上下減衰装置は、前記上下方向の振動モード、及び、前記上部構造が前記下部構造に対して回動する振動モードに対して同調するように設計されている
ことを特徴とする免震構造。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111963607A (zh) * | 2020-09-07 | 2020-11-20 | 成都市新筑路桥机械股份有限公司 | 旋转摩擦阻尼器 |
CN112431316A (zh) * | 2020-11-19 | 2021-03-02 | 东莞理工学院 | 一种万向式抗拔叠层橡胶支座 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4554767A (en) * | 1981-02-05 | 1985-11-26 | Ikonomou Aristarchos S | Earthquake guarding system |
JP2002188315A (ja) * | 2000-12-21 | 2002-07-05 | Shimizu Corp | 免震建物 |
JP2003254384A (ja) * | 2002-03-04 | 2003-09-10 | Takenaka Komuten Co Ltd | ハイブリッド型免震装置 |
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2017
- 2017-09-14 JP JP2017176386A patent/JP7003514B2/ja active Active
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