JP2000074136A - 二つの摺動部材を組合わせた摺動構造およびそれを用いたすべり支承装置 - Google Patents

二つの摺動部材を組合わせた摺動構造およびそれを用いたすべり支承装置

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JP2000074136A
JP2000074136A JP10242624A JP24262498A JP2000074136A JP 2000074136 A JP2000074136 A JP 2000074136A JP 10242624 A JP10242624 A JP 10242624A JP 24262498 A JP24262498 A JP 24262498A JP 2000074136 A JP2000074136 A JP 2000074136A
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lubricating
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Takashi Nakamaru
隆 中丸
Yoshiaki Yamamoto
義昭 山本
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Oiles Industry Co Ltd
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Oiles Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定かつ低い静摩擦係数および動摩擦係数を
有するとともに、すべりを必要とするときに、的確かつ
効果的な低摩擦すべりが行われる、二つの摺動部材を組
合わせた摺動構造および該摺動構造を用いたすべり支承
装置を提供する。 【解決手段】 摺動面が熱硬化性合成樹脂の潤滑被膜か
らなる第一摺動部材と、摺動面が自己潤滑性を有する合
成樹脂からなる第二摺動部材とからなり、前記潤滑被膜
が、耐熱性合成樹脂とフッ素系樹脂とシリコーン油から
なる被膜であることを特徴とする、第一および第二摺動
部材を組合わせた摺動構造、および該摺動構造を用いた
すべり支承装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに摺動接触す
る摺動面がともに合成樹脂である二つの摺動部材を組合
わせた摺動構造および該摺動構造を用いたすべり支承装
置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】摺動接触する二つの部
材の組合わせにおいて、一方の部材が合成樹脂である場
合、他方の部材としては一般に鋼などの金属製のものが
用いられる。しかしながら、種々の目的、必要性すなわ
ち防錆、耐薬品、電気絶縁、軽量化さらには他の設計上
の要請から、他方の部材そのものを合成樹脂としたり、
あるいは少なくとも摺動面を合成樹脂とするなどの手段
が採られることがある。
【0003】しかしながら、合成樹脂製の摺動部材同士
の組合せの場合、低摩擦係数を有していることで知られ
る四フッ化エチレン樹脂においても、乾燥摩擦条件下で
のすべりにおいて、動摩擦係数を0.1以下とすること
は困難である。
【0004】また、地震動に応答して構造物の変位をす
べりによって逃がす機能を有するすべり支承装置におい
ては、すべり面に働く摩擦抵抗が大きいとすべり変位が
所望になされなくなり、効果的な免震効果が発揮されな
くなるため、すべり面における摩擦抵抗が低いことが要
求される。
【0005】さらに、すべり支承装置においては、地震
等により力が入力されるとき以外は作動しないため、安
定した免震効果を得るためには、作動時の摩擦抵抗が安
定していること、すなわち、静摩擦係数の経時変化が小
さいことが要求される。すなわち、動摩擦係数が低いこ
とと合わせて、静摩擦係数が低いことおよび安定してい
ることが要求される。
【0006】しかしながら、合成樹脂製の摺動部材同士
の組合せの場合、一般に静摩擦係数は動摩擦係数の2倍
以上の値を示す。さらに、荷重下にあってかつ常時は作
動するようなことがないような場合では、両部材の長期
間の接触による微視的なクリープにより静摩擦係数がし
だいに大きくなっていく傾向がある。
【0007】そこで、摺動面にグリースやオイル等の潤
滑油剤を塗布することにより、静摩擦係数、動摩擦係数
をともに低下させることができるが、短時間の摺動によ
り潤滑油剤が摺動面から排出され、その効果を失ってし
まう上、経時的な固化あるいは劣化の影響もあって、し
だいに摩擦係数が上昇してしまう。
【0008】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、安定かつ低い静摩擦係数および動摩擦係数を
有するとともに、すべりを必要とするときに、的確かつ
効果的な低摩擦すべりが行われる、二つの摺動部材を組
合わせた摺動構造ならびに該摺動構造を用いたすべり支
承装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的は、互いに摺動面で摺動接触する第一摺動部材と第二
摺動部材とを組合せた摺動構造であって、第一摺動部材
の摺動面が熱硬化性合成樹脂の潤滑被膜からなり、第二
摺動部材の摺動面が自己潤滑性を有する合成樹脂からな
り、前記潤滑被膜が耐熱性合成樹脂とフッ素系樹脂とシ
リコーン油からなる被膜であることを特徴とする二つの
摺動部材を組合わせた摺動構造によって達成される。
【0010】また本発明によれば、上記目的は、地震時
にすべり摩擦を生じて免震作用を行うすべり支承装置で
あって、摺動面が熱硬化性合成樹脂の潤滑被膜からなる
第一摺動部材と、摺動面が自己潤滑性を有する合成樹脂
からなる第二摺動部材とを、互いに摺動面で摺動接触す
るように組合わせた摺動構造を具備しており、潤滑被膜
が、耐熱性合成樹脂とフッ素系樹脂とシリコーン油から
なる被膜であることを特徴とするすべり支承装置によっ
て達成される。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の潤滑被膜の構成成分であ
る耐熱合成樹脂、フッ素系樹脂およびシリコーン油につ
いて説明する。本発明に使用することのできる耐熱性合
成樹脂は、摺動部材の使用時に熱劣化することのない耐
熱性を有し、フッ素系樹脂とシリコーン油とを被膜中に
結合するとともに下地との接着性に優れた合成樹脂で、
ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂のいずれかから
選択される。
【0012】本発明に使用することのできるフッ素系樹
脂は、低摩擦で非粘着性を被膜に賦与できるものであれ
ば使用することができる。具体的には、四フッ化エチレ
ン樹脂、四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合
体樹脂、四フッ化エチレン・パーフルオロアルキルビニ
ルエーテル共重合体樹脂、四フッ化エチレン・エチレン
共重合体樹脂、フッ化ビニリデン樹脂、三フッ化塩化エ
チレン樹脂およびフッ化エチレンプロピレンエーテル樹
脂等が挙げられる。中でも四フッ化エチレン樹脂、とく
に潤滑用四フッ化エチレン樹脂が好ましい。この潤滑用
四フッ化エチレン樹脂としては、英国ICI社製の商品
名「フルオンL169」、「フルオンL170」、「フ
ルオンL171」、ダイキン工業社製の商品名「ポリフ
ロンM15」、「ルブロンL−2」、「ルブロンL−
5」、三井デュポンフロロケミカル社製の商品名「テフ
ロン7J」、「テフロンTLP−10」、「テフロンT
LP−10F−1」、旭硝子社製の商品名「フルオンG
163」等を例示することができる。
【0013】シリコーン油は、一般に非反応性シリコー
ン油と反応性シリコーン油に大別される。反応性シリコ
ーン油とは、ジメチルポリシロキサンのメチル基の一部
を反応性を有する官能基で置換したシリコーン油であ
る。本発明においては、いずれのシリコーン油も使用す
ることができる。
【0014】このようなシリコーン油としては、ジメチ
ルシリコーン油およびジメチルポリシロキサンのメチル
基の一部をポリエーテル基、フェニル基、アルキル基、
フッ素化アルキル基等で置換した、いわゆる非反応性シ
リコーン油およびカルボキシル変性シリコーン油、カル
ビノール変性シリコーン油、エポキシ変性シリコーン
油、アミノ変性シリコーン油等の反応性シリコーン油が
挙げられる。ここで、カルボキシル変性シリコーン油と
はジメチルポリシロキサンのメチル基の一部をカルボキ
シル基を有する官能基で置換したシリコーン油を、カル
ビノール変性シリコーン油とはジメチルポリシロキサン
のメチル基の一部をアルコール性水酸基を有する官能基
で置換したシリコーン油を、エポキシ変性シリコーン油
とはジメチルポリシロキサンのメチル基の一部をエポキ
シ基を有する官能基で置換したシリコーン油を、アミノ
変性シリコーン油とはジメチルポリシロキサンのメチル
基の一部をアミノ基を有する官能基で置換したシリコー
ン油を意味する。
【0015】これらのシリコーン油は、粘度(25℃)
が100〜50000cSt、好ましくは500〜10
000cStのものが使用される。
【0016】そして、上記成分の配合割合は、耐熱性合
成樹脂100重量部、フッ素系樹脂15〜150重量
部、シリコーン油5〜30重量部である。
【0017】つぎに、熱硬化性合成樹脂の潤滑被膜の形
成方法について述べる。耐熱性合成樹脂、フッ素系樹脂
およびシリコーン油を有機溶剤に分散または溶解し、固
形分が30〜40重量%、粘度(常温25℃)が100
〜200cSt程度の塗料液を調製する。
【0018】有機溶剤としては、アセトン、メチルエチ
ルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン
などのケトン類、酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル
類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、メチル
クロロホルム、トリクロロエチレン、トリクロロトリフ
ルオロエタン等の有機ハロゲン化化合物類、N−メチル
−2−ピロリドン(NMP)、メチルイソピロリドン
(MIP)、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチ
ルアセトアミド(DMAC)等の非プロトン系極性溶剤
類等を挙げることができる。これらの有機溶剤は単独あ
るいは混合して使用される。
【0019】上記塗料液を、例えば、ショットブラス
ト、脱脂などの通常一般に行われている処理を施した鋼
表面に刷毛塗り、吹き付けなどの手段により塗膜を形成
し、硬化処理を行って硬化被膜を得る。被膜形成の硬化
処理条件は、塗膜形成後、自然乾燥によるか80℃で1
0〜30分間程予備乾燥を行って溶剤を飛ばし、ついで
160℃、30分間程加熱焼付を行い、さらに240℃
で30分間程加熱焼付を行うと所望の硬化被膜が得られ
る。
【0020】被膜厚さは、5〜100μm、好ましくは
10〜50μm、さらに好ましくは20〜40μmであ
る。5μm未満では、被膜の均質性が損なわれたり、潤
滑被膜として耐久性が低下する。また、100μmを超
えると被膜の機械的強度を損なうことになり、摺動部材
としての耐荷重性が低下する。
【0021】上述した潤滑被膜において、フッ素系樹脂
はフッ素系樹脂自体の具有する低摩擦性を発揮するとと
もにシリコーン油の保持体としての役割を果たし、該被
膜中にシリコーン油を保持して該被膜からのシリコーン
油のブリードアウトを防ぎ、該潤滑被膜の耐久性を向上
させる。
【0022】つぎに、前記潤滑被膜が形成された摺動部
材を第一摺動部材とし、該第一摺動部材と摺動接触する
第二摺動部材の摺動面を構成する自己潤滑性を有する合
成樹脂について述べる。自己潤滑性を有する合成樹脂と
しては、ポリオレフィン樹脂、ポリアセタール樹脂、ポ
リアミド樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリ
フェニレンサルファイド樹脂、フッ素系樹脂等の樹脂単
体、またはこれらの合成樹脂に潤滑油剤、強化材を配合
したものが使用できる。潤滑油剤としては、潤滑油、グ
リース、ワックス、二硫化モリブデン、フッ素系樹脂等
が、また強化材としては、ガラス粉末、ガラス繊維、炭
素粉末、炭素繊維、アラミド繊維等が挙げられる。さら
に、上記自己潤滑性を有する合成樹脂の耐摩耗性を向上
させるために、他の合成樹脂、例えばポリイミド樹脂、
芳香族ポリエステル樹脂等を配合することもできる。
【0023】これら自己潤滑性を有する合成樹脂は、ブ
ロック状あるいはプレート状の成形物を金属などの裏材
に形成した凹部にその一部を突出させて埋設して使用し
たり、裏材表面に接着またはビス止めして使用したり、
あるいは裏材表面に薄膜として被着させて使用するなど
様々な適用形態が採られる。
【0024】この薄膜タイプのものとしては、鋼板上に
銅合金の多孔質焼結層を設け、この焼結層上に自己潤滑
性を有する合成樹脂を供給して加圧、加熱焼成して樹脂
薄膜を被着形成させた複層摺動部材、あるいは鋼などの
裏材表面に直接上記合成樹脂の硬化被膜としたもの、例
えばダイキン工業社製の四フッ化エチレン樹脂の溶剤分
散タイプ(商品名:ポリフロンTFEエナメル)を塗着
し、焼付けを行って硬化被膜を形成したもの、などがあ
り、いずれも有効に使用し得るものである。
【0025】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例に
限定されるものではない。
【0026】(塗料液)N−メチル−2−ピロリドン
(NMP)、トルエンおよびキシレンの混合溶剤にポリ
テトラフルオロエチレン樹脂(PTFE:ダイキン工業
社製「ルブロンL−2(商品名)」)を十分に分散させ
たのち、ポリアミドイミド樹脂(日立化成社製「HPC
−5000−30(商品名)」)およびジメチルシリコ
ーン油(信越化学工業社製「KF−96(商品名):粘
度5000cSt)を配合して固形分濃度が30重量%
の塗料液を調製した。この塗料液の成分組成を表1の
(a)〜(c)に示す。なお、比較例として、ジメチル
シリコーン油の代りに二硫化モリブデンおよびまたは黒
鉛を用いた塗料液を調製した。この比較例の成分組成を
表1の(d)〜(f)に示す。
【0027】
【表1】
【0028】(第一摺動部材)幅40mm、長さ280
mm、厚さ10mmのステンレス鋼板(SUS304)
を下地とし、これにショットブラスト、脱脂処理を施し
た面に前記表1に示す成分組成からなる塗料液を吹き付
け、80℃で10分間予備乾燥して溶剤を飛ばした後、
160℃で30分間保持し、さらに240℃で30分間
加熱焼付け処理を行い、その後、自然冷却して被膜厚さ
30μmのプレート状摺動部材を得た。
【0029】(第二摺動部材)直径10μm、平均長さ
63μmのガラス繊維(旭ファイバグラス社製「MF0
6JB1−20(商品名)」)15重量%、ポリイミド
樹脂(Lenzing社製「P84(商品名)」)2重
量%、残部四フッ化エチレン樹脂(三井デュポンフロロ
ケミカル社製「テフロン7AJ(商品名)」)からなる
樹脂組成物の成形物で、直径10mm、高さ14mmの
ロッド状のものの端面を摺動面とした。
【0030】上記第一摺動部材と第二摺動部材の組合せ
について、下記の方法により摺動特性を評価した。
【0031】往復摺動試験1:表2に記載の条件で摩擦
係数および摩耗量を測定した。
【0032】
【表2】すべり速度:20cm/sec 荷 重:200kgf/cm ストローク:220mm サイクル数:500サイクル
【0033】評価結果について、表3に示す。表中、摩
擦係数は試験開始後安定時の動摩擦係数を示し、摩耗量
は500サイクル後の第一摺動部材の被膜摩耗量(μ
m)および第二摺動部材の重量変化量(mg)を示す。 (以下余白)
【0034】
【表3】 表中、符号Aは第一摺動部材を、符号Bは第二摺動部材
を示す。
【0035】試験結果から、実施例の第一摺動部材と第
二摺動部材の組合せは、いずれも低い摩擦係数を示し、
摩耗量も第一摺動部材、第二摺動部材ともに低い値を示
し、優れた摺動特性を発揮するものであった。一方、比
較例の第一摺動部材と第二摺動部材の組合せは、いずれ
の組合せにおいても摩擦係数が高く、とくに第二摺動部
材の摩耗量は極めて高い値を示した。
【0036】往復摺動試験2:表4に記載の条件で摩擦
係数を測定した。
【0037】
【表4】すべり速度:20cm/sec 荷 重:200kgf/cm ストローク:220mm サイクル数:100サイクル運転、5分間休止の断続試
験を5回行った。
【0038】試験結果について、表5に示す。表中、摩
擦係数は静摩擦係数を示す。
【0039】
【表5】
【0040】以上の試験結果から、実施例の第一摺動部
材と第二摺動部材の組合せは、静摩擦係数が低く安定し
ているのに対し、比較例の第一摺動部材と第二摺動部材
の組合せは、安定しているが摩擦係数が高いことがわか
る。
【0041】つぎに、上記二つの摺動部材を組合わせた
摺動構造を適用したすべり支承装置について説明する。
図1は摺動面が平面であるすべり支承装置を、図2およ
び図3は摺動面が球面であるすべり支承装置を示す。
【0042】図1において、すべり支承装置1は、第一
摺動部材としての平面部材2と、平面部材2に対して水
平方向に摺動自在に当接した第二摺動部材としての対向
部材3とを具備している。
【0043】平面部材2は、鋼等の金属材料から形成さ
れた平面部材本体11と、平面部材本体11の一方の面
12に一体的に形成された熱硬化性合成樹脂製の潤滑被
膜13とを具備している。潤滑被膜13は、耐熱性合成
樹脂、フッ素系樹脂およびシリコーン油からなる被膜で
ある。摺動面となる潤滑被膜13の露出表面(上面)1
4は平坦に形成されている。
【0044】対向部材3は、鋼等の金属材料から形成さ
れ、その下面に凹部21を有する対向部材本体22と、
対向部材3の凹部21に一方の端面を該凹部21より突
出させて埋設固定された自己潤滑性合成樹脂からなる摺
動体23とを具備している。摺動面となる摺動体23の
突出端面(下面)24は平坦に形成されている。
【0045】以上のように構成されたすべり支承装置1
は、上部構造物31側に対向部材3が配されて、例えば
上部構造物31にボルト等により固定され、平面部材2
が地盤側に配されて、例えば地盤側の基礎32にアンカ
ーボルト等により固定され使用される。また、すべり支
承装置1は、積層ゴムや水平ばね等の原点復帰手段と併
置して使用される。そして、地震等により地盤側の基礎
32に水平方向の振動が生じると、平面部材2の露出表
面14と対向部材3の突出端面24との間にすべり変位
が生じ、これによって地盤側の基礎32の水平方向の振
動の上部構造物31への伝達が阻止され、上部構造物3
1を地震振動から保護する。
【0046】しかも、すべり支承装置1では、平面部材
2の摺動面を耐熱性合成樹脂、フッ素系樹脂およびシリ
コーン油からなる熱硬化性合成樹脂製の潤滑被膜13で
形成し、これと摺動自在に当接する対向部材3の摺動体
23を自己潤滑性合成樹脂で形成したので、平面部材2
と対向部材3との間のすべり変位がほとんど摩擦抵抗な
しに行われるため、中規模の地震振動はもちろんのこ
と、比較的加速度の小さい小規模の地震振動において
も、基礎32の水平方向の振動の上部構造物31への伝
達を阻止することができ、上部構造物31を地震振動か
ら効果的に保護することができる。
【0047】図2のすべり支承装置41は、第一摺動部
材としてのそれぞれ対向して配された凹球面部材42お
よび43と、凹球面部材42および43の間に配置され
て、凹球面部材42および43のそれぞれに対して摺動
自在に当接した第二摺動部材としての介在部材44とを
具備している。
【0048】凹球面部材42は、鋼等の金属材料から形
成された凹球面部材本体51と、凹球面部材本体51の
凹球面部52に一体的に被着形成された熱硬化性合成樹
脂製の潤滑被膜53とを具備している。潤滑被膜53は
耐熱性合成樹脂、フッ素系樹脂およびシリコーン油から
なる被膜である。摺動面となる潤滑被膜53の露出表面
54は、曲率半径R1を有した球面の一部として形成さ
れている。
【0049】凹球面部材43は、鋼等の金属材料から形
成された凹球面部材本体61と、凹球面部材本体61の
凹球面部62に一体的に被着形成された熱硬化性合成樹
脂製の潤滑被膜63とを具備している。凹球面部材本体
61は、基部64と、基部64の下面に一体的に形成さ
れた円柱状もしくは角柱状等の垂下部65とを具備して
おり、垂下部65の下面に凹球面部62が形成されてい
る。潤滑被膜63は、耐熱性合成樹脂、フッ素系樹脂お
よびシリコーン油からなる被膜である。摺動面となる潤
滑被膜63の露出表面66は、曲率半径R2(<R1)
を有した球面の一部として形成されている
【0050】介在部材44は、鋼等の金属材料から半球
状に形成された介在部材本体71と、介在部材本体71
の全表面を覆って、介在部材本体71に取付けられた自
己潤滑性合成樹脂からなる摺動体72とを具備してい
る。摺動体72の下方露出面73は、曲率半径R1を有
した球面の一部として形成されて、露出表面54に摺動
自在に接触しており、摺動体72の上方露出面74は、
曲率半径R2を有した球面の一部として形成されて、露
出表面66に摺動自在に接触している。
【0051】以上のように構成されたすべり支承装置4
1は、上部構造物31側に凹球面部材43が配されて、
例えば当該上部構造物31にボルト等により固定され、
凹球面部材42が地盤側に配されて、地盤等の基礎32
にアンカーボルト等により固定されて使用される。すべ
り支承装置41は、前記すべり支承装置1と同様に積層
ゴムや水平ばね等の原点復帰手段と併置して使用されて
もよいが、原点復帰手段を用いないでそれ自体の原点復
帰機能を利用して使用されてもよい。そして、地震等に
より地盤側の基礎32に水平方向の振動が生じると、凹
球面部材42および43のそれぞれと介在部材44との
間にすべり変位が生じ、これによって地盤側の基礎32
の水平方向の振動の上部構造物31への伝達が阻止さ
れ、上部構造物31を地震振動から保護する。
【0052】しかも、すべり支承装置41では、凹球面
部材42および43のそれぞれの摺動面を耐熱性合成樹
脂、フッ素系樹脂およびシリコーン油からなる熱硬化性
合成樹脂製の潤滑被膜53および63で形成し、これと
摺動自在に当接する介在部材44の摺動体72を自己潤
滑性合成樹脂で形成したので、凹球面部材42および4
3のそれぞれと介在部材44との間のすべり変位がほと
んど摩擦抵抗なしに行われるため、すべり支承装置1と
同様の効果を発揮させることができる。
【0053】図3のすべり支承装置81は、第一摺動部
材としてのそれぞれ対向して配された凹球面部材82お
よび83と、凹球面部材82および83の間に配置され
て、凹球面部材82および83のそれぞれに対して摺動
自在に当接した第二摺動部材としての介在部材84とを
具備している。
【0054】凹球面部材82は、鋼等の金属材料から形
成された凹球面部材本体85と、凹球面部材本体85の
凹球面部86に一体的に形成された熱硬化性合成樹脂製
の潤滑被膜87とを具備している。潤滑被膜87は、耐
熱性合成樹脂、フッ素系樹脂およびシリコーン油からな
る被膜である。摺動面となる潤滑被膜87の露出表面8
8は、曲率半径R1を有した球面の一部として形成され
ている。
【0055】凹球面部材83は、凹球面部材82と同様
に形成されており、鋼等の金属材料から形成された凹球
面部材本体89と、凹球面部材本体89の凹球面部90
に一体的に形成された熱硬化性合成樹脂製の潤滑被膜9
1とを具備している。潤滑被膜91は、耐熱性合成樹
脂、フッ素系樹脂およびシリコーン油からなる被膜であ
る。摺動面となる潤滑被膜91の露出表面92は、曲率
半径R1を有した球面の一部として形成されている。
【0056】介在部材84は、鋼等の金属材料から形成
された偏平状の介在部材本体93と、介在部材本体93
の下面の凹部94に一方の端面を該凹部94より突出さ
せて埋設固定された自己潤滑性合成樹脂からなる摺動体
95と、介在部材本体93の上面の凹部96に一方の端
面を該凹部96より突出させて埋設固定された自己潤滑
性合成樹脂からなる摺動体97とを具備している。摺動
面となる摺動体95および97のそれぞれの突出端面9
8および99は、それぞれ曲率半径R1を有した球面の
一部として形成されて、対面する露出表面88および9
2に摺動自在に接触している。
【0057】以上のように構成されたすべり支承装置8
1は、前記すべり支承装置41と同様に、上部構造物3
1側に凹球面部材83が配されて、例えば当該上部構造
物31にボルト等により固定され、凹球面部材82が地
盤側に配されて、地盤側の基礎32にアンカーボルト等
により固定されて使用される。すべり支承装置81で
も、前記すべり支承装置1と同様に積層ゴムや水平ばね
等の原点復帰手段と併置して使用されてもよいが、原点
復帰手段を用いないでそれ自体の原点復帰機能を利用し
て使用されてもよい。そして、地震等により地盤側の基
礎32に水平方向の振動が生じると、凹球面部材82お
よび83のそれぞれと介在部材84との間にすべり変位
が生じ、これによって地盤側の基礎32の水平方向の振
動の上部構造物31への伝達が阻止され、上部構造物3
1を地震振動から保護し、前記すべり支承装置41と同
様に、凹球面部材82および83のそれぞれの摺動面を
耐熱性合成樹脂、フッ素系樹脂およびシリコーン油から
なる熱硬化性合成樹脂製の潤滑被膜87および91で形
成し、これと摺動自在に当接する介在部材84の摺動体
95および97を自己潤滑性合成樹脂で形成したので、
凹球面部材82および83のそれぞれと介在部材84と
の間のすべり変位がほとんど摩擦抵抗なしに行われるた
め、すべり支承装置1および41と同様の効果を発揮さ
せることができる。
【0058】なお、介在部材44および84の全体を、
自己潤滑性合成樹脂からなる摺動体で形成してもよい。
また、すべり支承装置41および81の摺動面を球面の
一部として形成したが、これに代えて、円筒面の一部と
して形成してもよく、要は断面が円弧状になる面として
摺動面が形成されていればよい。さらに、前記実施例に
代えて、平面部材2、凹球面部材42および43ならび
に凹球面部材82および83に、自己潤滑性合成樹脂か
らなる摺動体を具備せしめて、対向部材3ならびに介在
部材44および84に、熱硬化性合成樹脂製の潤滑被膜
を具備せしめて構成してもよい。
【0059】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、安定かつ
低い静摩擦係数および動摩擦係数を有するとともに、す
べりを必要とするときに、的確かつ効果的な低摩擦すべ
りが行われる、二つの摺動部材を組合わせた摺動構造お
よび該摺動構造を用いたすべり支承装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の摺動構造を適用したすべり支承装置の
好ましい一実施例の断面図である。
【図2】本発明の摺動構造を適用したすべり支承装置の
好ましい他の実施例の断面図である。
【図3】本発明の摺動構造を適用したすべり支承装置の
好ましいさらに他の実施例の断面図である。
【符号の説明】
1 すべり支承装置 2 平面部材 3 対向部材 13 潤滑被膜 14 露出表面(上面) 23 摺動体 24 露出表面(下面)
フロントページの続き Fターム(参考) 3J011 BA08 BA10 DA01 KA07 KA08 QA05 RA02 RA03 SA03 SA05 SA06 SC03 SC04 SC13 SC14 SC20 SE10 3J048 AA07 BD01 BG01 BG04 EA38 4H104 AA04A AA19A AA23A CA01A CB13A CB14A CD02A CE13A CG03A CJ02A DA05A LA03 PA01 QA12

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに摺動面で摺動接触する第一摺動部
    材と第二摺動部材とを組合せた摺動構造であって、第一
    摺動部材の摺動面が熱硬化性合成樹脂の潤滑被膜からな
    り、第二摺動部材の摺動面が自己潤滑性を有する合成樹
    脂からなり、前記潤滑被膜が、耐熱性合成樹脂とフッ素
    系樹脂とシリコーン油からなる被膜であることを特徴と
    する、二つの摺動部材を組合わせた摺動構造。
  2. 【請求項2】 潤滑被膜が、耐熱性合成樹脂100重量
    部とフッ素系樹脂15〜150重量部とシリコーン油5
    〜30重量部からなる被膜である請求項1に記載の二つ
    の摺動部材を組合わせた摺動構造。
  3. 【請求項3】 耐熱性合成樹脂が、ポリイミド樹脂、ポ
    リアミドイミド樹脂のいずれかから選択される請求項1
    又は2に記載の二つの摺動部材を組合わせた摺動構造。
  4. 【請求項4】 シリコーン油が、ジメチルシリコーン油
    及びジメチルポリシロキサンのメチル基の一部をポリエ
    ーテル基、フェニル基、アルキル基またはフッ素化アル
    キル基で置換したシリコーン油のいずれかから選択され
    る請求項1から3のいずれか一項に記載の二つの摺動部
    材を組合わせた摺動構造。
  5. 【請求項5】 シリコーン油は、カルボキシル変性シリ
    コーン油、カルビノール変性シリコーン油、エポキシ変
    性シリコーン油、アミノ変性シリコーン油のいずれかか
    ら選択される請求項1から3のいずれか一項に記載の二
    つの摺動部材を組合わせた摺動構造。
  6. 【請求項6】 自己潤滑性を有する合成樹脂は、ポリオ
    レフィン樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂、
    ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリフェニレンサル
    ファイド樹脂及びフッ素系樹脂のいずれかから選択され
    る請求項1から5のいずれか一項に記載の二つの摺動部
    材を組合わせた摺動構造。
  7. 【請求項7】 自己潤滑性を有する合成樹脂は、潤滑
    油、グリース、ワックス、黒鉛、二硫化モリブデン、フ
    ッ素系樹脂、ガラス粉末、ガラス繊維、炭素粉末、炭素
    繊維、アラミド繊維、ポリイミド樹脂及び芳香族ポリエ
    ステル樹脂から選択される少なくとも1種以上を含有す
    る請求項1から6のいずれか一項に記載の二つの摺動部
    材を組合わせた摺動構造。
  8. 【請求項8】 地震時にすべり摩擦を生じて免震作用を
    行うすべり支承装置であって、摺動面が熱硬化性合成樹
    脂の潤滑被膜からなる第一摺動部材と、摺動面が自己潤
    滑性を有する合成樹脂からなる第二摺動部材とを、互い
    に摺動面で摺動接触するように組合わせた摺動構造を具
    備しており、潤滑被膜が、耐熱性合成樹脂とフッ素系樹
    脂とシリコーン油からなる被膜であることを特徴とする
    すべり支承装置。
  9. 【請求項9】 互いに摺動接触する第一摺動部材と第二
    摺動部材の摺動面が平面である請求項8に記載のすべり
    支承装置。
  10. 【請求項10】 第一摺動面は所定の曲率半径を有した
    凹球面を有しており、第二摺動部材は前記凹球面と同一
    の曲率を有した凸球面を有しており、当該凸球面が前記
    凹球面に摺動接触する請求項8に記載のすべり支承装
    置。
  11. 【請求項11】 潤滑被膜が、耐熱性合成樹脂100重
    量部とフッ素系樹脂15〜150重量部とシリコーン油
    5〜30重量部からなる被膜である請求項8から10の
    いずれか一項に記載のすべり支承装置。
  12. 【請求項12】 耐熱性合成樹脂が、ポリイミド樹脂、
    ポリアミドイミド樹脂のいずれかから選択される請求項
    8から11のいずれか一項に記載のすべり支承装置。
  13. 【請求項13】 シリコーン油が、ジメチルシリコーン
    油及びジメチルポリシロキサンのメチル基の一部をポリ
    エーテル基、フェニル基、アルキル基またはフッ素化ア
    ルキル基で置換したシリコーン油のいずれかから選択さ
    れる請求項8から12のいずれか一項に記載のすべり支
    承装置。
  14. 【請求項14】 シリコーン油は、カルボキシル変性シ
    リコーン油、カルビノール変性シリコーン油、エポキシ
    変性シリコーン油、アミノ変性シリコーン油のいずれか
    から選択される請求項8から12のいずれか一項に記載
    のすべり支承装置。
  15. 【請求項15】 自己潤滑性を有する合成樹脂は、ポリ
    オレフィン樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリアミド樹
    脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリフェニレン
    サルファイド樹脂及びフッ素系樹脂のいずれかから選択
    される請求項8から14のいずれか一項に記載のすべり
    支承装置。
  16. 【請求項16】 自己潤滑性を有する合成樹脂は、潤滑
    油、グリース、ワックス、黒鉛、二硫化モリブデン、フ
    ッ素系樹脂、ガラス粉末、ガラス繊維、炭素粉末、炭素
    繊維、アラミド繊維、ポリイミド樹脂及び芳香族ポリエ
    ステル樹脂から選択される少なくとも1種以上を含有す
    る請求項8から15のいずれか一項に記載のすべり支承
    装置。
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