JP2014012972A - 構造物の免震構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造物の上部構造部の固有周期を長周期化するとともに共振発生を防止して、免震効果を向上可能な橋梁の免震構造を提供する。
【解決手段】各々が間隔をあけて設置された複数の橋脚2(橋台1)と、橋脚2によって支持されるとともに、各々が間隔をあけて設置された複数の橋桁3と、橋脚2と橋桁3との間に設けられた免震装置10と、隣接する橋桁3同士を連結する連結ダンパ4と、を備え、免震装置10は、凸球面を有する球面スライダと、橋桁3及び橋脚2に結合されて上記球面スライダを挟み込むとともに上記凸球面に対向する面が凹球面とされて該凹球面上で上記球面スライダをスライド移動可能に支持する球面支承部とを有して、上記凹球面の曲率によって橋桁3の固有周期を変更可能な摩擦振子型免震支承であり、複数の橋桁3のうちの少なくとも一つの前記固有周期が異なっていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、連続的に支持された構造物の免震を図る免震構造に関するものである。
従来より、連続的に支持された構造物である例えば橋梁等において、下部構造である橋脚と上部構造である橋桁との間に積層ゴムアイソレータを設置することで、地震等の大きな震動エネルギーが作用した際に、上部構造へ地震入力を低減させて下部構造に対する地震力を低減し、下部構造の損傷を抑制する免震構造が知られている。
ここで、これまで橋梁等の免震構造においては、震動エネルギーが作用した際に橋桁と橋脚・橋台との間、橋桁同士の相対変位が過度に大きくならないよう、橋桁の固有周期は免震構造を採用しない場合と比較して、大きくとも2倍程度(1秒から2秒)に制限されている。このため、この固有周期帯にピークを持つ地震動の発生確率は大きいことから、その地震動により上部構造が共振して下部構造に上部構造による付加慣性力を与えてしまい、十分な免震効果が得られないという問題がある。
さらに、上述した積層ゴムアイソレータは、金属板と板状のゴム弾性体とが交互に積層されたものとなっており、橋桁の固有周期を大きくするためにはこの積層ゴムアイソレータの厚さ寸法を大きくしなければならない。なお例えば固有周期を2秒から3秒にするには厚さ寸法は2倍以上となり、積層ゴムアイソレータ変形時の座屈が課題となる。また、厚さ寸法を変更せずに積層ゴムアイソレータに用いるゴム弾性体の柔軟性を高くすることも考えられるが、橋桁等は建築ビルと比較して支承反力が小さく、これに対応できる材料はなく、現実的には難しいと考えられる。
ところで特許文献1には、橋桁の固有周期の長周期化を図った免震構造が開示されている。この免震構造では、橋桁間の連続性を維持しながら、中央に位置する橋桁の固有周期を端部に位置する橋桁よりも徐々に固有周期を大きくし、中央部にて4秒程度とすることで橋台と橋桁との連続性を確保し、かつ地震発生時の橋桁の応答加速度を大幅に低減している。これによって橋脚の小断面化を図るとともに、免震効果を向上している。
特開2008−13924号公報
しかしながら、特許文献1に開示された免震構造では、中央部以外の端部橋桁では短周期の構造とされているため、やはり十分に免震効果を得ることは難しいという懸念がある。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、構造物の上部構造部の固有周期を長周期化するとともに共振発生を防止して、免震効果を向上できる橋梁の免震構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下の手段を採用している。
即ち、本発明に係る構造物の免震構造は、各々が間隔をあけて設置された複数の下部構造部と、前記下部構造部によって支持されるとともに、各々が間隔をあけて設置された複数の上部構造部と、前記下部構造部と前記上部構造部との間に設けられた免震装置と、隣接する前記上部構造部同士を連結する連結ダンパと、を備え、前記免震装置は、凸球面を有する球面スライダと、前記上部構造部及び前記下部構造部に結合されて前記球面スライダを挟み込むとともに前記凸球面に対向する面が凹球面とされて該凹球面上で前記球面スライダをスライド移動可能に支持する球面支承部とを有して、前記凹球面の曲率によって前記上部構造部の固有周期を変更可能な摩擦振子型免震支承であり、前記複数の上部構造部のうちの少なくとも一つの前記固有周期が異なっていることを特徴とする。
このような構造物の免震構造によると、免震装置に摩擦振子型免震支承を用いているため、球面支承部の凹球面の曲率を変化させることによって各々の上部構造部の固有周期を容易に設定でき、また容易に長周期化が可能となる。さらに、これら上部構造部は連結ダンパで連結されているとともに上部構造部の固有周期が少なくとも一つで異なっている。このため例えば隣接する上部構造部同士で固有周期が異なっている部分については、地震等の震動エネルギーが及ぼされた場合に隣接する上部構造部同士が互いに振動を打ち消し合うこととなる。
そして特に、これら各々の上部構造部における固有周期が不連続となっている場合、即ち一つの上部構造部からこの上部構造部に隣接する上部構造部へ、またさらに隣接する上部構造部へと固有周期が連続的に増加せず、また固有周期が連続的に減少しないように各々独立に設定されている場合がより好ましく、この場合、振動を打ち消し合う効果をさらに向上できる。
また、前記免震装置は、入力震動に対して前記下部構造部に生じるせん断力又は曲げモーメントのうちの少なくとも一方の変動係数が小さくなるように各々の前記上部構造部の前記固有周期が設定されていてもよい。
このような免震装置によると、変動係数を小さくすることで、異なる入力震動に対して橋脚に生じるせん断力又は曲げモーメントのうちの少なくとも一方のバラつきを抑えることができる。従って、仮に想定外の地震が発生したとしても、下部構造部の設計せん断強度(設計曲げ強度)と実際に橋脚に発生するせん断強度(曲げ強度)との間の乖離を小さく抑えることができる。
さらに、本発明に係る構造物の免震構造は、全ての前記免震装置において、前記固有周期が3秒以上に設定されていてもよい。
このように免震装置の固有周期を設定することで、上部構造部の振動の長周期化を図ることが可能となる。
また、本発明に係る構造物の免震構造は、少なくとも一つの前記免震装置において、前記固有周期が4秒以上に設定されていてもよい。
このように固有周期を設定することで、上部構造部の振動の長周期化を図ることが可能となる。
請求項1の構造物の免震構造によると、摩擦振子型免震支承及び連結ダンパを用いたことで、上部構造部の固有周期を長周期化するとともに共振発生を防止して免震効果を向上できる。
また、請求項2の構造物の免震構造によると、下部構造部の設計せん断強度(設計曲げ強度)を狭い範囲で設定することができ、即ち、下部構造部の設計強度の最適化が可能となるためコストを抑えるとともに、下部構造部が損傷する確率や損傷の程度を小さくすることができる。
さらに、請求項3の構造物の免震構造によると、免震効果の向上をより確実に図ることができる。
また、請求項4の構造物の免震構造によると、免震効果の向上をさらに確実に図ることができる。
本発明の第一実施形態に係る橋梁の免震構造の全体側面図である。 本発明の第一実施形態に係る橋梁の免震構造の全体上面図である。 本発明の第一実施形態に係る橋梁の免震構造に関し、免震装置の側面図であって、(a)と(b)とはそれぞれ異なるタイプの免震装置を示す。 本発明の第二実施形態に係る橋梁の免震構造の全体側面図である。 本発明の第二実施形態に係る橋梁の免震構造に関し、変動係数が小さくなるように免震装置の固有周期を設定した場合と、仮に変動係数を考慮しない場合とについて、橋脚に生じるせん断力の正規分布を示すグラフである。 本発明の免震構造を建築物に適用した例を示す図である。 本発明の橋梁に関し、各橋桁の固有周期と、入力震動に対して橋脚に生じるせん断力の変動係数との関係を解析した際の前提条件とした橋梁モデルの寸法を示す全体図であって、(a)は側面図、(b)は(a)のA−A断面を示す。 本発明の橋梁に関し、橋桁の固有周期の組合せパターンと、橋脚に生じる平均せん断力の変動係数との関係を示す解析結果のグラフである。 本発明の橋梁に関し、入力震動毎の橋脚に生じる平均せん断力を示す解析結果のグラフである。 本発明の橋梁に関し、入力震動毎の橋脚に生じる平均せん断力を示す解析結果のグラフであり、図9とは別の固有周期の組合せパターンを示す。
以下の実施形態では、構造物として橋梁100を例に、免震構造について説明する。
図1及び図2に示すように、橋梁100の免震構造は、橋台1及び橋脚2と、隣接する橋脚2同士及び隣接する橋台1と橋脚2との間にわたって架構された橋桁3と、各橋脚2と橋桁3との間、各橋台1と橋桁3との間に設けられた免震装置10とを備えている。
さらに、この橋梁100は、隣接する橋桁3同士の間に設けられた連結ダンパ4を備えている。
橋台1は、例えば鉄筋コンクリート製となっており、橋梁100の延びる長手方向の両端に設置され、長手方向の端部に位置する橋桁3を支持している。そしてこれら橋台1は、上部構造部となる橋桁3を支持する本体部分1aと、本体部分1aの下方に形成された基礎部分1bとを有し、この基礎部分1bが地盤Gに埋設されて不図示の杭等によって強固に固定されて、橋梁100の下部構造部を構成している。
橋脚2は、橋台1と同様に、例えば鉄筋コンクリート製となっており、橋梁100の長手方向の両端に設置された橋台1同士の間に、長手方向に間隔をあけて複数が設置され、橋桁3を支持している。そしてこれら橋脚2は、橋桁3を支持する本体部分2aと、本体部分2aの下方に形成された基礎部分2bとを有し、この基礎部分2bが地盤Gに埋設されて不図示の杭等によって強固に固定されて、橋梁100の下部構造部を構成している。
以下、橋脚2は、橋台1も概念に含むものとして説明を行う。
橋桁3は、例えば鋼製となっており、各々一つずつが橋脚2同士の間にわたって架構されている。そしてこれら隣接する橋桁3同士は間隙Sをあけて設けられ、また詳細は図示しないが、長手方向に平行して設置された主桁と、これら主桁同士を長手方向に直交する幅方向に繋ぐ横桁と、場合によって横桁の上に設置される縦桁とから構成されている。さらに橋桁3の上には床版、線路、パイプライン等が設置される。
連結ダンパ4は、例えば座屈拘束型ブレース(鋼材履歴型ダンパ)とされ、隣接する橋桁3間の間隙Sに設置されてこれら橋桁3同士の相対変位を抑制する。そしてこの連結ダンパ4は本実施形態では、隣接する橋桁3間で、橋桁3の幅方向の両端部において長手方向に沿って二本ずつ設けられている。さらに、上記間隙Sにおいて隣接する橋桁3同士のうち、一方側の橋桁3の幅方向の一端側(図2の紙面下側)と、他方側の橋桁3の幅方向の他端側(図2の紙面上側)とを連結するように、即ち幅方向に一本が設けられている。
なおこの連結ダンパ4の設置位置、設置数量は、特に本実施形態の場合に限定されず、隣接する橋桁3同士を連結し、橋桁3間の相対変位を抑制可能となっていればよい。
ここで、この座屈拘束型ブレースは、鋼材よりなる芯材を鋼管とコンクリートとで外周側から拘束し、芯材を座屈させずに安定的に塑性化するようにしたものである。また、座屈拘束型ブレースは、芯材とコンクリートとの間に設けられたアンボンド材と呼ばれる緩衝材を有しており、これによって鋼管とコンクリートに芯材からの軸力が加わらないようにされ、引張・圧縮ともに安定した履歴特性をもつ制振ダンパとなっている。
免震装置10は、橋脚2と橋桁3との間に設けられ、橋脚2に対する橋桁3の地震慣性力を抑制する。本実施形態では、この免震装置10は、各橋桁3の端部に幅方向に二つずつ設置されているが、数量はこれに限定されない。
また、図3(a)に示すように、この免震装置10は、摩擦振子型免震支承となっている。この免震装置10は、橋脚2上に設置された球面支承部20と、この球面支承部20によって上下方向から挟み込まれた球面スライダ15とを備えている。
球面支承部20は、下部で橋脚2に結合されているとともに、上面11aがお椀状に形成されることで下方に凹む凹球面状とされている下部支承部11と、上部で橋桁3に結合されているとともに、下面16aがお椀状に形成されることで上方に凹む凹球面状とされている上部支承部16とを有している。
球面スライダ15は、下部支承部11の上面11a上に設置されて下部支承部11の上面11aと対向する下半面15bが、この上面11aに対応する凸球面状に形成されている。また、上半面15aは、上部支承部16の下面16aに対応する凸球面状に形成されて下面16aに包み込まれており、これら下部支承部11と上部支承部16とで挟み込まれて、下部支承部11の上面11aとの間で球面スライダ15がスライド移動可能となっている。
このようにして、上面11aの曲率半径によって上部の橋桁3の固有周期を調整、かつ長周期化することで地震力を低減し、球面スライダ15と下部支承部11との間に生じる摩擦力によって減衰効果を期待して、橋桁3と橋脚2との間の相対変位を抑制し、免震を可能とする。
また、この免震装置10は、各橋桁3の長手方向の両端部に幅方向に間隔をあけて二つずつ、即ち橋桁3毎に四つずつ設置されているが、橋桁3毎に固有周期が異なるように設定されている。
具体的には、図3(a)の二点鎖線に示すように、免震装置10の下部支承部11における上面11aの曲率を各々異なったものとすることで橋桁3の振動の固有周期を変えている。
ここで、免震装置10は図2の紙面左側に位置するものを免震装置10Aとし、図2の紙面右側に向かって免震装置10B、10C、10Dと称する。
そして免震装置10A、10B、10C、10Dは、全ての橋桁3の固有周期を異なるようにしてもよいし、いずれか一つのみ、橋桁3の固有周期を異ならせてもよい。即ち、少なくとも一つの橋桁3の固有周期が他の橋桁3の固有周期と異なるように設定されている。そして、この固有周期は、全て3秒以上に設定されていることが好ましく、また少なくとも一つが4秒以上に設定されていることが好ましい。
なお免震装置は、図3(b)に示すように球面支承部40における上部支承部31が下部支承部11と略同形状となっていてもよい。この場合、球面スライダ35は、下部支承部11及び上部支承部31の両方との間で相対的にスライド移動可能となっている。
このような橋梁100の免震構造においては、免震装置10における下部支承部11の上面11aの曲率を変化させることによって、各々の橋桁3の固有周期を容易に設定でき、さらに固有周期の長周期化も容易である。即ち、曲率半径を大きくすることで橋桁3の振動の固有周期を長くすることができ、また曲率半径を小さくすることで橋桁3の振動の固有周期を短くすることができる。
ここで、この免震装置10の固有周期T(秒)は、下部支承部11の上面11aの曲率半径をR(メートル)、重力加速度をgとすると、T=2π(R/g)1/2で算出され、例えばT=3秒のときにはR≒2.2メートル、T=4秒のときはR≒4メートルとなる。
またここで、仮に免震装置10にゴム弾性体よりなる積層ゴムアイソレータを用いて橋桁3の固有周期を変化させる場合には、設定された固有周期毎に積層ゴムアイソレータの高さが異なり、橋桁3の高さが異なってしまう。この点、本実施形態の免震装置10は、球面スライダ15が下部支承部11の上面11aにおいて最も下方に位置する通常状態(入力震動が0である状態)では、全ての免震装置10における支持部12の高さ位置は同一とすることができる。さらに、仮に、橋脚2と橋桁3の間に40センチメートルの相対変位が生じた場合、固有周期3秒で設定した時の曲率半径R=2.2メートルによる上昇量は37ミリメートル程度、固有周期4秒で設定した時の曲率半径R=4メートルによる上昇量は20ミリメートル程度となり、相対変位量に対して非常に小さな値となり、共用上問題とならない。
さらに、これら橋桁3は連結ダンパ4で連結されており、また橋桁3の固有周期が少なくとも一つで異なって設定されているため、地震等の震動エネルギーが橋桁3に及ぼされた場合には、図2に示す二点鎖線のように橋桁3が振動することとなる。しかし、隣接する橋桁3同士で固有周期が異なっている部分については、隣接する橋桁3同士が互いにこの振動を打ち消し合うこととなる。
そして特に、これら各々の橋桁3における固有周期が不連続となっている場合、即ち一つの橋桁3からこの橋桁3に隣接する橋桁3へ、またさらに隣接する橋桁3へと固有周期が連続的に増加せず、また固有周期が連続的に減少しないように各々独立に設定されている場合がより好ましく、この場合、振動を打ち消し合う効果をさらに向上できる。
本実施形態の橋梁100の免震構造によると、免震装置10に摩擦振子型免震支承を適用して橋桁3の固有周期を長周期化するとともに、連結ダンパ4によって橋桁3同士の間を連結して固有周期が異なっている橋桁3同士で共振発生を防止できるため、免震効果を向上できる。そして特に、全ての橋桁3で固有周期が3秒以上に、また少なくとも一つの橋桁3で固有周期が4秒以上に設定されていることで、想定外地震に対しても十分な免震効果を得ることが可能である。
次に、本発明の第二実施形態に係る橋梁110の免震構造について、図4を参照して説明する。
なお、第一実施形態と共通の構成要素には同一の符号を付して詳細説明を省略する。
本実施形態の橋梁110の免震構造は、橋桁3の固有周期が所定の数値に設定されている点で、第一実施形態の免震構造とは異なっている。
本実施形態における橋脚2では、図2の紙面中央左側に位置するものを橋脚2Aとし、図2の紙面右側に向かって、橋脚2B、橋脚2Cとする。また、橋桁3についても紙面中央左側に位置するものを3Aとし、図2の紙面右側に向かって3B、3C、3Dとする。
免震装置10は、入力震動に対して生じる橋脚2A、2B、2Cの平均せん断力の変動係数が小さくなるように、各々の橋桁3の固有周期を設定している。
ここで、変動係数とは、ある母集団の標準偏差を母集団の平均で割ることで算出される統計量である。本実施形態では、様々に波形の異なる地震波による震動が橋脚2A、2B、2Cに入力された際に各橋脚2A、2B、2Cに生じるせん断力について標準偏差及び平均から変動係数を算出した。
即ち、免震装置10によって、橋桁3A、3B、3C、3Dの固有周期のパターンを変え(例えば、橋桁3A:1秒、橋桁3B:2秒、橋桁3C:3秒、橋桁3D:4秒)、これらパターン毎の変動係数を算出する。そしてこれら複数パターンにおける変動係数のうちで変動係数が小さくなる橋桁3A、3B、3C、3Dの固有周期の組合せパターンを、好ましくは変動係数が最小となるパターンを選択して免震装置10A、10B、10C、10Dを設定する。
より具体的には、表1に示すように、橋桁3A、3B、3C、3Dにおける固有周期の組合せのパターン毎に異なる波形を有する地震波a、地震波b、地震波cを入力した際に、各橋脚2A、2B、2Cに生じる平均せん断力を後述する実施例の数値解析や、実測等によって算出する。なお、表1では一例として1秒、2秒、3秒、4秒の四つの固有周期の組合せパターンについて示したが、例えば1.5秒や、5秒等、実現可能な範囲で設定できる。
Figure 2014012972
そして、表1の各せん断力τの数値から、橋桁3A、3B、3C、3Dの固有周期の組合せパターンi(橋桁3A:α秒、橋桁3B:β秒、橋桁3C:γ秒、橋桁3D:δ秒)の場合、以下の数式(1)によって平均μが算出される。
μ=((τiAa+τiAb+τiAc)+(τiBa+τiBb+τiBc)+(τiCa+τiCb+τiCc))/9 ・・・(1)
また、パターンiの場合の期待値E(x )は、以下の数式(2)によって算出される。
E(x )=((τiAa +τiAb +τiAc )+(τiBa +τiBb +τiBc )+(τiCa +τiCb +τiCc ))/9 ・・・(2)
そして、パターンiの場合の分散σ は、以下の数式(3)によって算出される。
σ =E(x )−μ ・・・(3)
さらに、パターンiの場合の変動係数vは、標準偏差σを平均μで割ることで、即ち以下の数式(4)によって算出される。
=σ/μ ・・・(4)
このような橋梁110の免震構造においては、上述の数式(1)から(4)によって、橋桁3A、3B、3C、3Dの固有周期の組合せパターン毎に変動係数vを算出することで、変動係数vが小さくなる場合のパターンを選択できる。そしてこのパターンにとなるように、各免震装置10A、10B、10C、10Dを設定することで異なる入力震動に対して橋脚2A、2B、2Cに生じるせん断力のバラつきを抑えることができる。
即ち、変動係数vが小さくなるように各免震装置10A、10B、10C、10Dを設定した場合には、図5に示すように仮に変動係数vを考慮しない場合(変動係数vとする)と比較して、せん断力の正規分布のバラつきが小さくなる。即ち、平均μ、標準偏差σの正規分布における3σと−3σとの間隔が、平均μ、標準偏差σの正規分布における3σと−3σとの間隔に比べ小さくなる。従って、仮に想定外の地震が発生したとしても、橋脚2A、2B、2Cの設計せん断強度と、実際に橋脚2A、2B、2Cに発生するせん断強度との間の乖離を小さく抑えることができる。
本実施形態の橋梁110の免震構造によると、上記変動係数vを小さくすることで橋脚2A、2B、2Cの設計せん断強度をピンポイントに設定可能となり、橋脚2A、2B、2Cの設計強度の最適化を行ってコストを抑えることができる。また、想定外の地震動に対する橋脚2A、2B、2Cのせん断応答を設計強度に対して乖離させることがないため、橋脚2A、2B、2Cの損傷する確率を小さくすることができることや、損傷の程度を小さくすることも可能となる。
なお、本実施形態では、橋脚2A、2B、2Cについてのせん断強度のみを考慮したが、橋台1についても考慮した状態で変動係数vが小さくなるように免震装置10A、10B、10C、10Dを設定することも可能である。
また、本実施形態では、橋脚2A、2B、2Cの平均せん断力についての変動係数vを用いて固有周期の設定を行ったが、例えば、橋脚2A、2B、2Cの平均曲げモーメントについての変動係数を用いてもよい。さらに、これらせん断力及び曲げモーメントの両方を考慮してもよい。
以上、本発明の実施形態について詳細を説明したが、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内において、多少の設計変更も可能である。
例えば、橋桁3の固有周期は、全て3秒以上となるように免震装置10が設定されていることが好ましく、また少なくとも一つが4秒以上に設定されていることが好ましい。このようにして長周期化を図って、免震効果の向上が可能となる
また、連結ダンパ4は、座屈拘束型ブレースであることとして説明を行ったが、これに限定されることなく、オイルダンパ等、橋桁3間の相対変位の抑制が可能となっている装置であれば適用可能である。
また、上述の実施形態の免震装置10は、シングルペンデュラムの摩擦振子型免震支承としているが、例えば、ダブルペンデュラム、トリプルペンデュラム等を用いてもよい。
さらに、上述の実施形態の橋梁110は長手方向に四つの橋桁3が連結された単純桁構造とされているが、橋桁3の数量は少なくとも二つ以上であればよく、数量は限定されない。
また、この橋梁110は、橋桁3の端部を橋脚2が支持するような構成となっているが、例えば各々の橋桁3の中間部に橋脚2を設置する場合や、一つの橋桁3に対して複数の橋脚2を設置することも可能である。
さらに、上述の実施形態では、構造物として橋梁100、110の免震構造について説明を行ったが、図6に示すようにこの構造物は複数の建築物200A、200B、200Cが並んだものであってもよい。
即ち、これら建築物200A、200B、200Cは、上部構造部としてのビル等の上部201A、201B、201Cと、地盤G内に設置された下部構造部としての基礎202A、202B、202Cとを備えている。さらに、上部201A、201B、201Cと基礎202A、202B、202Cとの間に設置された免震装置10と、上部201A、201B、201C同士の間に設けられて、これらを連結する連結ダンパ4とを備えている。
そして、このようにすることで、上述の実施形態同様の免震効果を得ることが可能となる。
なお、建築物200A、200B、200Cについては、一列に並んでいる場合だけでなく、例えば上方から見た場合に四角形の頂点に各々が配置されている場合であっても、同様な免震構造を構成することができる。
また、建築物200A、200B、200Cの免震構造では、橋梁100、110における橋脚2に該当する部分が明確ではないが、建築物200A、200B、200Cの柱における発生せん断力等を設計着目点として、その変動係数が最小となるように免震装置10の固有周期の組合せを決定する。
ここで、第二実施形態における変動係数vに関し、橋桁3A、3B、3C、3Dについて各々固有周期の組合せパターンを変えて数値解析を行い、変動係数vが小さくなる組合せパターンの算出を行った。図7から図10を参照して説明する。
本解析で使用した橋梁モデルは、図7に示す通り、橋長が34メートル、桁長が33.8メートル、橋桁3の長手方向両端部に配置された免震装置10同士の距離となる支間長が33メートル、幅方向の有効寸法が8.5メートルとなっている。また、橋脚2は鉄筋コンクリート製の矩形RC橋脚2とされた連続単純桁橋となっている。
また、免震装置10には摩擦係数を0.05とした摩擦振子型免震支承を用いている。そして連結ダンパ4は、降伏軸力が100kNであるケース、降伏軸力が225kNであるケースの2ケースについて解析を行った。ここで、連結ダンパ4は、橋軸方向(橋梁100、110の長手方向)、橋軸に直交する方向(幅方向)に二本ずつ設置されている。即ち、詳細は図示しないが、橋軸方向には第一実施形態及び第二実施形態と同様に連結ダンパ4が設置され、橋軸に直交する方向には二本の連結ダンパ4がこの橋軸に直交する方向に並んで設置されている。
また表1において説明した入力震動の地震aはTYPE131、地震bはTYPE221、地震cは柏崎TYPEとして解析を行った。ここでこれらTYPE131、TYPE221は、道路橋示方書・同解説U耐震設計編に基づく標準波形地震動であり、柏崎TYPEは、K−NET柏崎に基づく地震動を示す。
このような条件の下で解析を行った結果は、図8に示す通りである。なお図8には、便宜上代表的な固有周期の組合せパターンのみ記載している。そして解析結果によると、連結ダンパ4の降伏軸力100kN、225kNいずれの場合においても、橋桁3A:3B:3C:3Dの固有周期の組合せパターンが、4秒:3秒:4秒:4秒(又は4秒:4秒:3秒:4秒)の場合に最も変動係数vが小さくなっていることが確認できた。
一方で、固有周期の組合せパターンが、1秒:1秒:1秒:1秒の場合には、変動係数vが最大となっていることが確認できた。
即ち、図9に示すように、固有周期の組合せパターンが4秒:3秒:4秒:4秒(又は4秒:4秒:3秒:4秒)の場合には、橋脚2A、2B、2Cに生じるせん断力の平均がいずれの入力震動に対しても同程度の値を示すこととなる。一方で、固有周期の組合せパターンが1秒:1秒:1秒:1秒の場合には、このせん断力が入力震動毎に大幅に異なっている。
さらに図10に示すように、この4秒:3秒:4秒:4秒(又は4秒:4秒:3秒:4秒)の場合は、4秒:4秒:4秒:4秒とした場合よりも変動係数vが小さくなっていることがはっきりと確認できることから、全ての固有周期を長周期化するよりも、さらに設計に適した固有周期の組合せパターンが存在することも確認できた。
以上から、本解析のモデルにおいては、橋桁3A、3B、3C、3Dの固有周期の組合せパターンが4秒:3秒:4秒:4秒(又は4秒:4秒:3秒:4秒)とした場合に、最も変動係数vを小さくすることができることがわかり、このような組合せパターンを実際の免震装置10A、10B、10C、10Dに適用することによって、橋脚2A、2B、2Cの設計強度の最適化が可能となるため、コストを抑えながら免震を行うことが可能となる。
1…橋台(下部構造部) 1a…本体部分 1b…基礎部分 2…橋脚(下部構造部) 2a…本体部分 2b…基礎部分 3…橋桁(上部構造部) 4…連結ダンパ 10…免震装置 11…下部支承部 11a…上面 15…球面スライダ 15a…上半面 15b…下半面 16…上部支承部 16a…下面 20…球面支承部 31…上部支承部 35…球面スライダ 40…球面支承部 G…地盤 S…間隙 100、110…橋梁 200A、200B、200C…建築物 201A、201B、201C…上部 202A、202B、202C…基礎

Claims (4)

  1. 各々が間隔をあけて設置された複数の下部構造部と、
    前記下部構造部によって支持されるとともに、各々が間隔をあけて設置された複数の上部構造部と、
    前記下部構造部と前記上部構造部との間に設けられた免震装置と、
    隣接する前記上部構造部同士を連結する連結ダンパと、を備え、
    前記免震装置は、凸球面を有する球面スライダと、前記上部構造部及び前記下部構造部に結合されて前記球面スライダを挟み込むとともに前記凸球面に対向する面が凹球面とされて該凹球面上で前記球面スライダをスライド移動可能に支持する球面支承部とを有して、前記凹球面の曲率によって前記上部構造部の固有周期を変更可能な摩擦振子型免震支承であり、
    前記複数の上部構造部のうちの少なくとも一つの前記固有周期が異なっていることを特徴とする構造物の免震構造。
  2. 前記免震装置は、入力震動に対して前記下部構造部に生じるせん断力又は曲げモーメントのうちの少なくとも一方の変動係数が小さくなるように各々の前記上部構造部の前記固有周期が設定されていることを特徴とする請求項1に記載の構造物の免震構造。
  3. 全ての前記免震装置において、前記固有周期が3秒以上に設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の構造物の免震構造。
  4. 少なくとも一つの前記免震装置において、前記固有周期が4秒以上に設定されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の構造物の免震構造。
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