JP4511412B2 - スクロール型圧縮機 - Google Patents
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主軸(21)が連結された可動部材(26)が作動することで圧縮室吸入部(56)を介して圧縮室(55)へ吸入された冷媒を圧縮する圧縮機構部(13)とを密閉容器(12)内に備え、
圧縮機構部(13)は電動機部(14)との間に中間介在室(29)を形成しつつ電動機部(14)よりも下方に配設され、
圧縮機構部(13)は、主軸(21)の回転および可動部材(26)の作動を補助するスラスト滑り軸受け(52)を含む軸受け機構(32、35、48、52)を有し、
スラスト滑り軸受け(52)は、冷媒とともに密閉容器(12)内に吸入され密閉容器(12)内を電動機部(14)側から圧縮機構部(13)側へ流下する潤滑油により滑動し、
圧縮機構部(13)は、電動機部(14)側から流下する潤滑油を一時的に貯溜する貯溜部(71)と、
中間介在室(29)と圧縮室吸入部(56)を連通して電動機部(14)側から流下する冷媒を通過させる冷媒通路(74)と、
貯溜部(71)に一時的に貯溜された後の潤滑油をスラスト滑り軸受け(52)に注油するために潤滑油を貯溜し、この貯溜された潤滑油の中にスラスト滑り軸受け(52)を浸漬して注油する貯油室(76)と、
入口端部(75a)が貯溜部(71)に開口するように設けられ、貯溜部(71)と貯油室(76)を連通し貯溜部(71)に貯溜された潤滑油を貯油室(76)に供給する潤滑油通路(75)とを備え、
貯溜部(71)は、中間介在室(29)を画定するセンタハウジング(25)の電動機部(14)側の面と密閉容器(12)を形成する本体ケーシング(16)の内周面から形成され、
冷媒通路(74)の入口端部(74a)が貯溜部(71)から電動機部(14)側に突出するように設けられたスクロール型圧縮機において、
可動部材(26)を摺動支持するスラスト滑り軸受け(52)のいずれか一方の摺動面には、単一もしくは複数の環状溝(522a)と、
最外周の環状溝(522a)との連通部を終端としてスラスト滑り軸受け(52)の内径側から略放射状に形成され環状溝(522a)と交差連通する単一もしくは複数の放射溝(522b)とが設けられ、
各々の環状溝(522a)間、環状溝(522a)と内周縁との間、及び環状溝(522a)と外周縁との間に形成される摺動平面(521)の径方向幅(L)を、可動部材(26)の公転半径(R)以上、且つ可動部材(26)の公転直径(2R)以下としたことを特徴としている。
主軸(21)が連結された可動部材(26)が作動することで圧縮室吸入部(56)を介して圧縮室(55)へ吸入された冷媒を圧縮する圧縮機構部(13)とを密閉容器(12)内に備え、
圧縮機構部(13)は電動機部(14)との間に中間介在室(29)を形成しつつ電動機部(14)よりも下方に配設され、
圧縮機構部(13)は、主軸(21)の回転および可動部材(26)の作動を補助するスラスト滑り軸受け(52)を含む軸受け機構(32、35、48、52)を有し、
スラスト滑り軸受け(52)は、冷媒とともに密閉容器(12)内に吸入され密閉容器(12)内を電動機部(14)側から圧縮機構部(13)側へ流下する潤滑油により滑動し、
圧縮機構部(13)は、電動機部(14)側から流下する潤滑油を一時的に貯溜する貯溜部(71)と、
中間介在室(29)と圧縮室吸入部(56)を連通して電動機部(14)側から流下する冷媒を通過させる冷媒通路(74)と、
貯溜部(71)に一時的に貯溜された後の潤滑油をスラスト滑り軸受け(52)に注油するために潤滑油を貯溜し、この貯溜された潤滑油の中にスラスト滑り軸受け(52)を浸漬して注油する貯油室(76)と、
入口端部(75a)が貯溜部(71)に開口するように設けられ、貯溜部(71)と貯油室(76)を連通し貯溜部(71)に貯溜された潤滑油を貯油室(76)に供給する潤滑油通路(75)とを備え、
貯溜部(71)は、中間介在室(29)を画定するセンタハウジング(25)の電動機部(14)側の面と密閉容器(12)を形成する本体ケーシング(16)の内周面から形成され、
冷媒通路(74)の入口端部(74a)が貯溜部(71)から電動機部(14)側に突出するように設けられたスクロール型圧縮機において、
可動部材(26)を摺動支持するスラスト滑り軸受け(52)のいずれか一方の摺動面に、外周側に設けた一つの環状溝(522a)と、
環状溝(522a)との連通部を終端としてスラスト滑り軸受け(52)の内径側より延びた複数の螺旋形溝(522c)とが設けられ、
それぞれの螺旋形溝(522c)間、および環状溝(522a)と外周縁との間に形成される摺動平面(521)の幅(L)を、可動部材(26)の公転半径(R)以上、且つ可動部材(26)の公転直径(2R)以下としたことを特徴としている。
それぞれの螺旋形溝(522c)間、および環状溝(522a)と外周縁との間に形成される摺動平面(521)の幅(L)を、可動部材(26)の公転半径(R)以上、且つ可動部材(26)の公転直径(2R)以下とし、
環状溝(522a)及び螺旋形溝(522c)には、貯溜部(71)に貯溜され、潤滑油通路(75)を介して貯油室(76)とスラスト滑り軸受け(52)とを浸漬する潤滑油が浸入するから、上述と同様の、摺動面に潤滑油が確実に補給され、常に摺動面で良好な油膜圧力が確保される。
主軸(21)が連結された可動部材(26)が作動することで圧縮室吸入部(56)を介して圧縮室(55)へ吸入された冷媒を圧縮する圧縮機構部(13)とを密閉容器(12)内に備え、
圧縮機構部(13)は電動機部(14)との間に中間介在室(29)を形成しつつ電動機部(14)よりも下方に配設され、
圧縮機構部(13)は、主軸(21)の回転および可動部材(26)の作動を補助するスラスト滑り軸受け(52)を含む軸受け機構(32、35、48、52)を有し、
スラスト滑り軸受け(52)は、冷媒とともに密閉容器(12)内に吸入され密閉容器(12)内を電動機部(14)側から圧縮機構部(13)側へ流下する潤滑油により滑動し、
圧縮機構部(13)は、電動機部(14)側から流下する潤滑油を一時的に貯溜する貯溜部(71)と、
中間介在室(29)と圧縮室吸入部(56)を連通して電動機部(14)側から流下する冷媒を通過させる冷媒通路(74)と、
貯溜部(71)に一時的に貯溜された後の潤滑油をスラスト滑り軸受け(52)に注油するために潤滑油を貯溜し、この貯溜された潤滑油の中にスラスト滑り軸受け(52)を浸漬して注油する貯油室(76)と、
入口端部(75a)が貯溜部(71)に開口するように設けられ、貯溜部(71)と貯油室(76)を連通し貯溜部(71)に貯溜された潤滑油を貯油室(76)に供給する潤滑油通路(75)とを備え、
貯溜部(71)は、中間介在室(29)を画定するセンタハウジング(25)の電動機部(14)側の面と密閉容器(12)を形成する本体ケーシング(16)の内周面から形成され、
冷媒通路(74)の入口端部(74a)が貯溜部(71)から電動機部(14)側に突出するように設けられたスクロール型圧縮機において、
可動部材(26)を摺動支持するスラスト滑り軸受け(52)のいずれか一方の摺動面に、外周側に設けた一つの環状平面部(521b)と、
環状平面部(521b)の内周側に形成した複数の浮島状の円形平面部(521d)とが設けられ、
環状平面部(521b)および円形平面部(521d)で形成される摺動平面(521)の幅(L)を、可動部材(26)の公転半径(R)以上、且つ可動部材(26)の公転直径(2R)以下としたことを特徴としている。
環状平面部(521b)の内周側に形成した複数の浮島状の円形平面部(521d)とが設けられ、環状平面部(521b)および円形平面部(521d)で形成される摺動平面(521)の幅(L)を、可動部材(26)の公転半径(R)以上、且つ可動部材(26)の公転直径(2R)以下とし、貯溜部(71)に貯溜され、潤滑油通路(75)を介して貯油室(76)とスラスト滑り軸受け(52)とを浸漬するように潤滑油が浸入するから上述と同様の、摺動面に潤滑油が確実に補給され、常に摺動面で良好な油膜圧力が確保される。
また、請求項5に記載の発明では、主軸(21)に挿着されたブッシュ(39)を有し、該ブッシュ(39)には、回転駆動時における動的なアンバランスを相殺するためのバランサ(41)が固定されており、該バランサ(41)は、ブッシュ(39)と共に回転し、バランサ41の回転を許容するためのバランサ室(51)がセンタハウジング(25)とスラスト滑り軸受け(52)の間に設けられ、該バランサ室(51)の一部が、貯油室76と兼用して構成されていることを特徴としている。
この発明によれば、バランサ室(51)の一部で貯油室(76)を構成しているため、それぞれを別途で設ける場合と異なり、圧縮機(11)の小型化を図ることができる。
ちなみに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施の形態について添付した図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係るスクロール型圧縮機11を示す側面断面図であり、図2は、図1のスクロール型圧縮機11の圧縮機構部13を拡大した側面断面図である。また、図3は図1中のA−A断面図であり、図4は図1中のB−B断面図である。
図7は、本発明の第2実施形態における(スパイラル溝付き)スラストプレート52aの平面図である。なお、第2実施形態においては、既に説明した第1実施形態の構成と同一構成、または相当する構成については、同一番号を付しその説明を省略する。本実施形態で第1実施形態と異なる特徴として、旋回スクロール部材26を摺動支持するスラスト滑り軸受け52のいずれか一方の摺動面に、外周側に設けた一つの環状溝522aと、環状溝522aとの連通部を終端としてスラスト滑り軸受け52の内径側より延びた複数の螺旋形溝522cとを設けている。
図8は、本発明の第3実施形態における(ランド状)スラストプレート52aの平面図である。なお、第3実施形態においても、既に説明した上述の実施形態の構成と同一構成、または相当する構成については、同一番号を付しその説明を省略する。本実施形態で上述の実施形態と異なる特徴として、旋回スクロール部材26を摺動支持するスラスト滑り軸受け52のいずれか一方の摺動面に、外周側に設けた一つの環状平面部521bと、環状平面部521bの内周側に形成した複数の浮島状の円形平面部521dとを設けている。
図9は、本発明の第4実施形態におけるスクロール型圧縮機11の側面断面図である。なお、第4実施形態においても、既に説明した上述の実施形態の構成と同一構成、または相当する構成については、同一番号を付しその説明を省略する。本実施形態で上述の実施形態と異なる特徴として、スラスト滑り軸受け52を構成する二枚のスラストプレート52aを、旋回スクロール部材26もしくはセンターハウジング25に一体形成している。これによれば、スラストプレート52aを一体化することによりさらに構成部品が低減でき、さらにコストを抑えたスクロール型圧縮機とすることができる。
13…圧縮機構部
14…電動機部
21…シャフト(主軸)
25…センターハウジング
26…旋回スクロール部材(可動部材)
29…中間介在室
32…第1シャフト軸受け(軸受け機構)
35…第2シャフト軸受け(軸受け機構)
48…旋回スクロール軸受け(軸受け機構)
52…スラスト滑り軸受け(軸受け機構)
52a…スラストプレート(スラスト摺動部材)
55…圧縮室
56…圧縮室吸入路(圧縮室吸入部)
71…貯溜部
74…冷媒通路
74a…日冷媒通路の入口端部
75…潤滑油通路
75a…潤滑油通路の入口端部
76…貯油室
521…摺動平面
521b…環状平面部
521d…円形平面部
522a…環状溝
522b…放射溝
522c…螺旋形溝
L…摺動平面の幅
R…公転半径
2R…公転直径
Claims (5)
- 主軸(21)を回転駆動する電動機部(14)と、
前記主軸(21)が連結された可動部材(26)が作動することで圧縮室吸入部(56)を介して圧縮室(55)へ吸入された冷媒を圧縮する圧縮機構部(13)とを密閉容器(12)内に備え、
前記圧縮機構部(13)は前記電動機部(14)との間に中間介在室(29)を形成しつつ前記電動機部(14)よりも下方に配設され、
前記圧縮機構部(13)は、前記主軸(21)の回転および前記可動部材(26)の作動を補助するスラスト滑り軸受け(52)を含む軸受け機構(32、35、48、52)を有し、
前記スラスト滑り軸受け(52)は、冷媒とともに前記密閉容器(12)内に吸入され前記密閉容器(12)内を前記電動機部(14)側から前記圧縮機構部(13)側へ流下する潤滑油により滑動し、
前記圧縮機構部(13)は、前記電動機部(14)側から流下する潤滑油を一時的に貯溜する貯溜部(71)と、
前記中間介在室(29)と前記圧縮室吸入部(56)を連通して前記電動機部(14)側から流下する冷媒を通過させる冷媒通路(74)と、
前記貯溜部(71)に一時的に貯溜された後の潤滑油を前記スラスト滑り軸受け(52)に注油するために潤滑油を貯溜し、この貯溜された潤滑油の中に前記スラスト滑り軸受け(52)を浸漬して注油する貯油室(76)と、
入口端部(75a)が前記貯溜部(71)に開口するように設けられ、前記貯溜部(71)と前記貯油室(76)を連通し前記貯溜部(71)に貯溜された潤滑油を前記貯油室(76)に供給する潤滑油通路(75)とを備え、
前記貯溜部(71)は、前記中間介在室(29)を画定するセンタハウジング(25)の前記電動機部(14)側の面と前記密閉容器(12)を形成する本体ケーシング(16)の内周面から形成され、
前記冷媒通路(74)の入口端部(74a)が前記貯溜部(71)から前記電動機部(14)側に突出するように設けられたスクロール型圧縮機において、
前記可動部材(26)を摺動支持する前記スラスト滑り軸受け(52)のいずれか一方の摺動面には、単一もしくは複数の環状溝(522a)と、
最外周の前記環状溝(522a)との連通部を終端として前記スラスト滑り軸受け(52)の内径側から略放射状に形成され前記環状溝(522a)と交差連通する単一もしくは複数の放射溝(522b)とが設けられ、
各々の前記環状溝(522a)間、前記環状溝(522a)と内周縁との間、及び前記環状溝(522a)と外周縁との間に形成される摺動平面(521)の径方向幅(L)を、前記可動部材(26)の公転半径(R)以上、且つ前記可動部材(26)の公転直径(2R)以下としたことを特徴とするスクロール型圧縮機。 - 主軸(21)を回転駆動する電動機部(14)と、
前記主軸(21)が連結された可動部材(26)が作動することで圧縮室吸入部(56)を介して圧縮室(55)へ吸入された冷媒を圧縮する圧縮機構部(13)とを密閉容器(12)内に備え、
前記圧縮機構部(13)は前記電動機部(14)との間に中間介在室(29)を形成しつつ前記電動機部(14)よりも下方に配設され、
前記圧縮機構部(13)は、前記主軸(21)の回転および前記可動部材(26)の作動を補助するスラスト滑り軸受け(52)を含む軸受け機構(32、35、48、52)を有し、
前記スラスト滑り軸受け(52)は、冷媒とともに前記密閉容器(12)内に吸入され前記密閉容器(12)内を前記電動機部(14)側から前記圧縮機構部(13)側へ流下する潤滑油により滑動し、
前記圧縮機構部(13)は、前記電動機部(14)側から流下する潤滑油を一時的に貯溜する貯溜部(71)と、
前記中間介在室(29)と前記圧縮室吸入部(56)を連通して前記電動機部(14)側から流下する冷媒を通過させる冷媒通路(74)と、
前記貯溜部(71)に一時的に貯溜された後の潤滑油を前記スラスト滑り軸受け(52)に注油するために潤滑油を貯溜し、この貯溜された潤滑油の中に前記スラスト滑り軸受け(52)を浸漬して注油する貯油室(76)と、
入口端部(75a)が前記貯溜部(71)に開口するように設けられ、前記貯溜部(71)と前記貯油室(76)を連通し前記貯溜部(71)に貯溜された潤滑油を前記貯油室(76)に供給する潤滑油通路(75)とを備え、
前記貯溜部(71)は、前記中間介在室(29)を画定するセンタハウジング(25)の前記電動機部(14)側の面と前記密閉容器(12)を形成する本体ケーシング(16)の内周面から形成され、
前記冷媒通路(74)の入口端部(74a)が前記貯溜部(71)から前記電動機部(14)側に突出するように設けられたスクロール型圧縮機において、
前記可動部材(26)を摺動支持する前記スラスト滑り軸受け(52)のいずれか一方の摺動面に、外周側に設けた一つの環状溝(522a)と、
前記環状溝(522a)との連通部を終端として前記スラスト滑り軸受け(52)の内径側より延びた複数の螺旋形溝(522c)とが設けられ、
それぞれの前記螺旋形溝(522c)間、および前記環状溝(522a)と外周縁との間に形成される摺動平面(521)の幅(L)を、前記可動部材(26)の公転半径(R)以上、且つ前記可動部材(26)の公転直径(2R)以下としたことを特徴とするスクロール型圧縮機。 - 主軸(21)を回転駆動する電動機部(14)と、
前記主軸(21)が連結された可動部材(26)が作動することで圧縮室吸入部(56)を介して圧縮室(55)へ吸入された冷媒を圧縮する圧縮機構部(13)とを密閉容器(12)内に備え、
前記圧縮機構部(13)は前記電動機部(14)との間に中間介在室(29)を形成しつつ前記電動機部(14)よりも下方に配設され、
前記圧縮機構部(13)は、前記主軸(21)の回転および前記可動部材(26)の作動を補助するスラスト滑り軸受け(52)を含む軸受け機構(32、35、48、52)を有し、
前記スラスト滑り軸受け(52)は、冷媒とともに前記密閉容器(12)内に吸入され前記密閉容器(12)内を前記電動機部(14)側から前記圧縮機構部(13)側へ流下する潤滑油により滑動し、
前記圧縮機構部(13)は、前記電動機部(14)側から流下する潤滑油を一時的に貯溜する貯溜部(71)と、
前記中間介在室(29)と前記圧縮室吸入部(56)を連通して前記電動機部(14)側から流下する冷媒を通過させる冷媒通路(74)と、
前記貯溜部(71)に一時的に貯溜された後の潤滑油を前記スラスト滑り軸受け(52)に注油するために潤滑油を貯溜し、この貯溜された潤滑油の中に前記スラスト滑り軸受け(52)を浸漬して注油する貯油室(76)と、
入口端部(75a)が前記貯溜部(71)に開口するように設けられ、前記貯溜部(71)と前記貯油室(76)を連通し前記貯溜部(71)に貯溜された潤滑油を前記貯油室(76)に供給する潤滑油通路(75)とを備え、
前記貯溜部(71)は、前記中間介在室(29)を画定するセンタハウジング(25)の前記電動機部(14)側の面と前記密閉容器(12)を形成する本体ケーシング(16)の内周面から形成され、
前記冷媒通路(74)の入口端部(74a)が前記貯溜部(71)から前記電動機部(14)側に突出するように設けられたスクロール型圧縮機において、
前記可動部材(26)を摺動支持する前記スラスト滑り軸受け(52)のいずれか一方の摺動面に、外周側に設けた一つの環状平面部(521b)と、
前記環状平面部(521b)の内周側に形成した複数の浮島状の円形平面部(521d)とが設けられ、
前記環状平面部(521b)および前記円形平面部(521d)で形成される摺動平面(521)の幅(L)を、前記可動部材(26)の公転半径(R)以上、且つ前記可動部材(26)の公転直径(2R)以下としたことを特徴とするスクロール型圧縮機。 - 前記スラスト滑り軸受け(52)を構成するスラスト摺動部材(52a)を、前記可動部材(26)もしくはセンターハウジング(25)に一体形成したことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のスクロール型圧縮機。
- 前記主軸(21)に挿着されたブッシュ(39)を有し、該ブッシュ(39)には、回転駆動時における動的なアンバランスを相殺するためのバランサ(41)が固定されており、該バランサ(41)は、前記ブッシュ(39)と共に回転し、前記バランサ(41)の回転を許容するためのバランサ室(51)が前記センタハウジング(25)と前記スラスト滑り軸受け(52)の間に設けられ、該バランサ室(51)の一部が、前記貯油室(76)と兼用して構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のスクロール型圧縮機。
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