JP2001132275A - サインポールの基礎およびその施工法 - Google Patents
サインポールの基礎およびその施工法Info
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Abstract
およびコストの削減が可能であるとともに、施工スペー
スもそれほど必要なく、しかも精度の確保も簡単に行え
る。 【解決手段】 杭11と、打設した杭11の杭頭11aに結合
する脚柱用プレキャストコンクリートブロック12とから
なり、脚柱用プレキャストコンクリートブロック12は下
面に開口する杭頭挿入用およびモルタルまたはコンクリ
ート充填用の空所13を形成し、また、上面に突設するア
ンカーボルト15を埋設し、杭11の杭頭11aと脚柱用プレ
キャストコンクリートブロック12とは空所13に充填する
モルタルまたはコンクリートで結合させる。
Description
ステーション等で設置するサインポールの基礎およびそ
の施工法に関するものである。
る給油所では、図6に示すように支柱1の上部に会社名
や社標などを描いた表示部分2を設け、道路を走行する
自動車の運転者に対して給油所の存在を知らせるサイン
ポール3を設けることが多い。
図11に示すような方法が行われている。まず、グランド
レベル下に大きな偏平の穴4を開削し、この穴4内に型
枠を組んで鉄筋コンクリート製の基礎ベース5(3.5 m
×3.5 m×1.5 m程度)を形成し、さらに、その上に型
枠を組んで鉄筋コンクリート製の脚柱部6を形成する。
ト7を配設し、脚柱部6上に立設する支柱1は下のベー
スプレート1aをこのアンカーボルト7で固定し、支柱
1の立設後は埋戻し8を行う。図7に完成した基礎を示
す。
の場合もあり、その場合の基礎は図8に示すように基礎
ベース5に対して脚柱部6が間隔を存して並んで形成さ
れることになる。
ンポールの基礎施工では、穴4の掘削作業は基礎ベース
5が比較的大きなものであるため、時間と労力を費や
す。さらに、地盤が軟弱なところでは、この基礎ベース
5はさらに大きくなり、穴4も拡大し、土留め等の付帯
工事も必要になることもある。しかも、必要とされるス
ペースが確保できない場所では施工不能となる。
打ちコンクリートによるもので、型枠の組立・脱型、コ
ンクリートに養生日数の確保など、工事全体に手間と時
間を費やす。
わりに杭9を使用することも検討され、その場合には杭
9と支柱1との結合が問題である。図9の場合は杭9の
上部に支柱1の下端を挿入する挿入孔10を形成してお
き、ここに支柱1を差し入れ、隙間をコンクリートまた
はモルタルで充填する。
杭9の鉛直精度が支柱1の鉛直精度に影響を与え、適正
な精度確保が困難である。また、2連の支柱1に対応す
るには図10に示すように杭9を所定間隔に打設する必要
があるが、この間隔の確保も困難で、施工精度上の問題
が多く存在する。
し、作業を簡略化して工期の短縮およびコストの削減が
可能であるとともに、施工スペースもそれほど必要な
く、しかも精度の確保も簡単に行えるサインポールの基
礎およびその施工法を提供することにある。
するため、サインポールの基礎としては、第1に、杭
と、打設した杭の杭頭に結合する脚柱用プレキャストコ
ンクリートブロックとからなり、脚柱用プレキャストコ
ンクリートブロックは下面に開口する杭頭挿入用および
モルタルまたはコンクリート充填用の空所を形成し、ま
た、上面に突設するアンカーボルトを埋設し、杭の杭頭
と脚柱用プレキャストコンクリートブロックとは空所に
充填するモルタルまたはコンクリートで結合させること
を要旨とするものである。
ブロックは空所に連通する充填用孔を上下方向に形成
し、ブロック上面に開口させること、第3に、充填用孔
はブロック上面中央に開口させること、第4に杭頭にス
タットボルトを突設すること、第5に杭と脚柱用プレキ
ャストコンクリートブロックとの組み合わせは、間隔を
存して対として並設させることを要旨とするものであ
る。
を打設し、下面に開口する杭頭挿入用およびモルタルま
たはコンクリート充填用の空所を形成し、また、上面に
突設するアンカーボルトを埋設した脚柱用プレキャスト
コンクリートブロックを杭頭が空所に入り込むようにし
て杭に被せて設置し、空所内にモルタルまたはコンクリ
ートを充填して杭の杭頭と脚柱用プレキャストコンクリ
ートブロックとを結合させることを要旨とするものであ
る。
れば、支柱の転倒モーメントを負担する構造部として杭
を用いたので鉄筋コンクリート製の基礎ベースを現場作
製する場合に比べて省スペース化、簡素化を図ることが
できる。また、杭と支柱との結合は脚柱用プレキャスト
コンクリートブロックを介して行い、この脚柱用プレキ
ャストコンクリートブロックは工場製作可能なので、工
期の短縮が図れ、また、杭頭挿入の際にはモルタルまた
はコンクリートの充填空間としてのクリアランスがある
のでこのブロック自体の位置調整を行うことで支柱の鉛
直度等必要とする精度を簡単に確保することができる。
に加えて、モルタルまたはコンクリート充填用の孔は上
下方向に形成したので、上から流し込む状態で簡単かつ
確実にモルタルまたはコンクリートを空所に充填するこ
とができ、充填の際の空気も逃げ易く、ボイドもできに
くい。
はこれがモルタルまたはコンクリートで充填されるが、
ブロック上面中央に開口させることでその開口は支柱下
端の直下となり、外部に露出しないですみ、体裁もよ
い。
突設するスタットボルトはシアコネクタとして充填する
モルタルまたはコンクリートとの結合を強固にし、ま
た、スタットボルトはこれを現場で杭に取り付けるよう
にすれば、杭の運搬の際の邪魔にならない。
連で立設する際にも支柱相互の間隔保持は、杭相互、お
よびこの各杭に結合する脚柱用プレキャストコンクリー
トブロック相互の間隔調整で簡単かつ確実に行うことが
できる。
の形態を詳細に説明する。図1、図2は本発明のサイン
ポールの基礎およびその施工法の1実施形態を示す正面
図で、図中11は鋼管杭、H型鋼杭、プレキャストコンク
リート杭等の杭、12は打設した杭11の杭頭11aに結合す
る脚柱用プレキャストコンクリートブロックを示す。
程度で、既成品として車で運べる程度の大きさのもので
ある。
12は、本実施形態では1m×1m×1m程度の矩形のブ
ロック体であるが、下面に開口する杭頭挿入用およびモ
ルタルまたはコンクリート充填用の空所13を形成し、さ
らに、この空所13に連通する充填用孔14を上下方向に形
成し、この充填用孔14を脚柱用プレキャストコンクリー
トブロック12の上面の中央に開口させた。
の周囲に空間ができるような大きさのものであれば特に
形状的限定はないが、本実施形態は上部が窄まるテーパ
ー状となり、前記充填用孔14はこの空所13よりは小径で
煙突状に立ち上がるものとする。
ロック12は、アンカーボルト15を成形の際に埋設し、そ
の端部を上面に突設しておく。
法の説明図であるが、杭11は現場に搬入して、脚柱用プ
レキャストコンクリートブロック12が設置できる程度の
穴18を掘削してこの杭11を打設するが、杭頭11aにシア
コネクターとしてスタットボルト16を突設するように取
付ける。このスタットボルト16の取り付けは杭11が鋼製
の天端プレートなどを有する場合は、それに形成したネ
ジ孔を用いてネジ込み等で行うことが可能である。
コンクリートブロック12を杭頭11aが空所13に入り込む
ようにして被せて設置する。その際、空所13は杭頭11a
よりも大きく杭頭11aの周囲に空間が確保される。次い
で、充填用孔14を用いて空所13内にモルタル17またはコ
ンクリートを充填してこれが硬化することにより杭11の
杭頭11aと脚柱用プレキャストコンクリートブロック12
とを結合させる。
合は、杭11と脚柱用プレキャストコンクリートブロック
12との組み合わせは、まず、杭11を間隔“L′”を存し
て対として並設させ、この杭11にそれぞれ脚柱用プレキ
ャストコンクリートブロック12を組み合わせる。
ロック12はモルタル17またはコンクリートを充填する前
は空所13内で杭頭11aとの間にクリアランスがあり、そ
の分を動かせるので、支柱1の鉛直精度を出すための上
面の水平レベル出しや、また、図4に示すように支柱1
が2連の場合の、相互間隔“L”の調整も簡単に行うこ
とができる。
ブロック12に立設し、ベースプレート1a部分をアンカ
ーボルト15で締結し、埋戻し8を行う。この本発明の工
法によれば、従来1週間程度費やしていたのを2日程度
のサイクルで行うことができる。
の基礎およびその施工法は、従来に比べて、作業を簡略
化して工期の短縮およびコストの削減が可能であるとと
もに、施工スペースもそれほど必要なく、しかも精度の
確保も簡単に行えるものである。
の1実施形態を示す途中段階の縦断正面図である。
す完成段階の一部切欠いた縦断正面図である。
の実施形態を示す斜視図である。
連の場合の実施形態を示す説明図である。
形態を示す説明図である。
る。
ある。
レート 2…表示部分 3…サインポー
ル 4…穴 5…基礎ベース 6…脚柱部 7…アンカーボ
ルト 8…埋戻し 9…杭 10…挿入孔 11…杭 11a…杭頭 12…脚柱用プレキャストコンクリートブロック 13…空所 14…充填用孔 15…アンカーボルト 16…スタットボ
ルト 17…モルタル 18…穴
Claims (6)
- 【請求項1】 杭と、打設した杭の杭頭に結合する脚柱
用プレキャストコンクリートブロックとからなり、脚柱
用プレキャストコンクリートブロックは下面に開口する
杭頭挿入用およびモルタルまたはコンクリート充填用の
空所を形成し、また、上面に突設するアンカーボルトを
埋設し、杭の杭頭と脚柱用プレキャストコンクリートブ
ロックとは空所に充填するモルタルまたはコンクリート
で結合させることを特徴としたサインポールの基礎。 - 【請求項2】 脚柱用プレキャストコンクリートブロッ
クは空所に連通する充填用孔を上下方向に形成し、ブロ
ック上面に開口させる請求項1記載のサインポールの基
礎。 - 【請求項3】 充填用孔はブロック上面中央に開口させ
る請求項2記載のサインポールの基礎。 - 【請求項4】 杭頭にスタットボルトを突設する請求項
1乃至請求項3のいずれかに記載のサインポールの基
礎。 - 【請求項5】 杭と脚柱用プレキャストコンクリートブ
ロックとの組み合わせは、間隔を存して対として並設さ
せる請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のサインポ
ールの基礎。 - 【請求項6】 杭を打設し、下面に開口する杭頭挿入用
およびモルタルまたはコンクリート充填用の空所を形成
し、また、上面に突設するアンカーボルトを埋設した脚
柱用プレキャストコンクリートブロックを杭頭が空所に
入り込むようにして杭に被せて設置し、空所内にモルタ
ルまたはコンクリートを充填して杭の杭頭と脚柱用プレ
キャストコンクリートブロックとを結合させることを特
徴としたサインポールの基礎の施工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31547799A JP2001132275A (ja) | 1999-11-05 | 1999-11-05 | サインポールの基礎およびその施工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31547799A JP2001132275A (ja) | 1999-11-05 | 1999-11-05 | サインポールの基礎およびその施工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001132275A true JP2001132275A (ja) | 2001-05-15 |
Family
ID=18065840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31547799A Pending JP2001132275A (ja) | 1999-11-05 | 1999-11-05 | サインポールの基礎およびその施工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001132275A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1999
- 1999-11-05 JP JP31547799A patent/JP2001132275A/ja active Pending
Cited By (9)
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