JP2001130812A - 画像形成装置、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置および複合機 - Google Patents

画像形成装置、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置および複合機

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JP2001130812A
JP2001130812A JP2000215038A JP2000215038A JP2001130812A JP 2001130812 A JP2001130812 A JP 2001130812A JP 2000215038 A JP2000215038 A JP 2000215038A JP 2000215038 A JP2000215038 A JP 2000215038A JP 2001130812 A JP2001130812 A JP 2001130812A
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保史 中里
Takashi Seto
隆 瀬戸
Masaichi Muranaka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成部に連続搬送する用紙の間隔を縮め
て、画像形成の生産性を向上させることができる画像形
成装置を提供する。 【解決手段】 用紙3上に画像形成を行うプリンタエン
ジン2と、用紙3が積層されて収納される用紙カセット
4と、この積層されている用紙3を1枚づつ分離してプ
リンタエンジン2に搬送する給紙装置5とを備えてい
る。給紙装置5の搬送経路16上には用紙カセット4か
ら取り出された用紙3が一時的に収納されるスイッチバ
ック経路17が分岐している。このスイッチバック経路
17に用紙カセット4から搬送された用紙3を先端から
収納する。そして、搬送ローラ22の回転によりスイッ
チバック経路17に収納されている用紙3の後端を先端
とするように用紙3をスイッチバックしてプリンタエン
ジン2に向けて送り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、用紙をプリンタ
エンジンに搬送する搬送経路に設けた一時収納部に用紙
を先端から収納し、この用紙の後端を先端とするように
スイッチバックしてプリンタエンジンに搬送する機能を
備えた画像形成装置、ならびに、この画像形成装置を備
えたプリンタ、複写機、ファクシミリ装置および複合機
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子写真方式の画像形成装置で
は、積層されて収納されている用紙を一枚ずつ分離して
取り出し、所定の搬送経路上を搬送して、電子写真方式
で画像形成を行うプリンタエンジンに供給している。こ
の場合に、プリンタエンジンの直前で用紙と画像位置を
整合するレジストレーション動作を、レジストローラに
より行なっている。
【0003】特開平5−289453号公報には、搬送
経路上で用紙を一定期間だけ増速搬送することにより、
プリンタエンジンで画像形成している用紙との用紙間隔
を短縮する技術が開示されている。
【0004】また、特開平8−259045号公報、特
開平8−20106号公報および特開平5−97305
号公報には、プリンタエンジンで用紙の片面の画像形成
後、スイッチバック経路に用紙を導き、スイッチバック
経路で用紙をスイッチバックさせてプリンタエンジンに
戻すことにより用紙の裏面にも画像形成を行えるように
した技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、プリンタエン
ジンの直前でレジストレーション動作を行う前記従来の
画像形成装置では、積層収納されている用紙から分離し
たときにおける用紙の先端位置のバラツキ、用紙の搬送
速度の経時や環境による変動、レジストレーション動作
を行う為の停止時間などが要因となって、連続的にプリ
ンタエンジンに用紙を供給して行う複数枚の画像形成
は、一般に数10mmの用紙間隔をもって行わなければな
らなかった。
【0006】前記特開平5−289453号公報に開示
の技術は、このような用紙間隔を短縮することにより、
電子写真プロセスの速度をアップすることなく、連続的
な画像形成の生産性を向上しようとする技術であるが、
増速搬送によって用紙間隔を短縮しようとするものであ
るため、増速する位置までの搬送経路が長い場合、この
経路上に存在する用紙すべてを同様の速度に増速搬送す
る必要があり、装置の変速制御が大掛かりになって構成
が煩雑になったり、騒音が増大したりするなどの不具合
がある。
【0007】また、特開平8−259045号公報、特
開平8−20106号公報および特開平5−97305
号公報に開示の技術は、プリンタエンジンで用紙の片面
の画像形成を行った後、その用紙を反転して再びプリン
タエンジンに戻すためにスイッチバックするためのもの
であって、給紙カセット、給紙トレイなどの積層収納部
に積層して収納されている用紙を、直接プリンタエンジ
ンに搬送するに際して、用紙をスイッチバックしてプリ
ンタエンジンに供給する従来技術は存在しない。
【0008】さらに、特開平8−259045号公報に
開示の技術では、用紙反転装置の前後で搬送速度が同一
となるように3つのコロを連接して進入と送出動作を行
っているので、用紙間隔を大幅に短縮することは出来な
いという不具合がある。また、レジストレーション動作
が行われる位置が画像形成手段から大幅に離れており、
この経路を搬送している期間に発生する搬送誤差により
画像位置が大きくずれる可能性があり、単にスキュー補
正機能に効果は限定されるという不具合もある。
【0009】特開平8−20106号公報および特開平
5−97305号公報に開示の技術では、前記同様に3
つのコロを連接して使用しているので、用紙間隔の短縮
効果は得られないという不具合がある。
【0010】この発明の目的は、画像形成部に連続搬送
する用紙の間隔を縮めて、画像形成の生産性を向上させ
ることができる画像形成装置を提供することである。
【0011】この発明の別の目的は、用紙の搬送速度の
安定した変換を行なうことができる画像形成装置を提供
することである。
【0012】この発明の別の目的は、画像形成部に連続
搬送する用紙の間隔をさらに縮めて、画像形成の生産性
をさらに向上させることができる画像形成装置を提供す
ることである。
【0013】この発明の別の目的は、用紙の安定した搬
送を行なうことができる画像形成装置を提供することで
ある。
【0014】この発明の別の目的は、画像形成装置の製
造コストを低減することができるようにすることであ
る。
【0015】この発明の別の目的は、用紙なしに電子写
真方式の画像形成動作を行うことで生じる画像形成装置
の磨耗劣化を低減することである。
【0016】この発明の別の目的は、前記の場合に、部
品点数を少なくして、製造コストを低減することができ
る。
【0017】この発明の別の目的は、一時収納部で用紙
をスイッチバックする際に発生する用紙間隔のばらつき
を、速度制御手段による用紙の搬送速度の制御により補
正して、用紙間隔をさらに縮小することである。
【0018】この発明の別の目的は、前記の場合に従来
のレジストローラに相当する給紙用のローラを設け、こ
れを連続的に駆動してレジストレーション動作を行わな
いようにしても、用紙間隔を精度よく保つことができる
ようにすることである。
【0019】この発明の別の目的は、前記の場合に、複
雑な速度演算や変速実行時間を演算を不要として、簡易
な制御とすることである。
【0020】この発明の別の目的は、デジタル光書込装
置を備えたデジタル電子写真方式の画像形成装置におい
ても、画像形成の生産性を向上させることである。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、用紙上に画像形成を行うプリンタエンジンと、用紙
が積層されて収納される積層収納部と、この積層されて
いる用紙を1枚ずつ分離して前記プリンタエンジンに搬
送する給紙装置と、前記搬送を行う搬送経路上に設けら
れ前記積層収納部から取り出された前記用紙が一時的に
収納される一時収納部と、この一時収納部に前記積層収
納部から搬送された前記用紙を先端から収納し、また、
前記一時収納部に収納されている前記用紙の後端を先端
とするように前記用紙をスイッチバックして前記プリン
タエンジンに向けて送り出す用紙反転装置とを備え、前
記給紙装置は、前記一時収納部より前記積層収納部側の
前記搬送経路で前記用紙を送る場合と前記一時収納部よ
り前記プリンタエンジン側の前記搬送経路で前記用紙を
送る場合とで前記用紙の搬送速度を異ならせている画像
形成装置である。
【0022】したがって、一時収納部に一時的に用紙を
収納することができるので、積載収納されている状態か
ら分離したときの用紙の先端位置のバラツキを吸収する
ことができ、用紙の搬送速度を過渡的に加速することな
く、プリンタエンジンに連続搬送する用紙の間隔を縮め
て、画像形成の生産性を向上させることができる。ま
た、一時収納部に一時的に用紙を収納することができる
ので、積層収納部側の搬送経路で用紙を送る場合とプリ
ンタエンジン側の搬送経路で用紙を送る場合とで用紙の
搬送速度を異ならせても、用紙の搬送速度の安定した変
換を行なうことができる。
【0023】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の画像形成装置において、前記給紙装置は、前記一時収
納部から前記プリンタエンジンに向けて前記用紙を送る
場合より前記積層収納部から前記一時収納部に向けて前
記用紙を送る場合の前記用紙の搬送速度を速くしている
ことを特徴とする。
【0024】したがって、プリンタエンジン側での用紙
の搬送速度を増大することなく、プリンタエンジンに連
続搬送する用紙の間隔をさらに縮めて、画像形成の生産
性をさらに向上させることができる。
【0025】請求項3に記載の発明は、請求項または2
に記載の画像形成装置において、前記給紙装置は、前記
一時収納部より前記積層収納部側の前記搬送経路と前記
一時収納部より前記プリンタエンジン側の前記搬送経路
とで前記用紙の搬送およびその停止のタイミングを別個
独立としていることを特徴とする。
【0026】したがって、プリンタエンジンの手前でレ
ジストレーション動作を行なうときでも、給紙装置全体
を一時停止する必要がないので、用紙の安定した搬送を
行なうことができる。
【0027】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれかの一に記載の画像形成装置において、前記用紙
反転装置は、前記用紙をニップして正逆回転可能なロー
ラ対からなり、前記ローラ対の正逆回転により前記用紙
の前記一時収納部への収納および前記プリンタエンジン
に向けての送り出しを行なうことを特徴とする。
【0028】したがって、ローラ対で用紙をニップした
状態で、用紙の搬送の停止、搬送方向の変換、搬送速度
の変換が行なえ、給紙装置による変速制御を不要とした
ので、画像形成装置の製造コストを低減することができ
る。
【0029】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の画像形成装置において、前記ローラ対間を圧接させま
た当該圧接を開放する圧接・開放装置を備え、前記開放
により前記一時収納部から前記搬送路に送り出されつつ
ある前記用紙と前記搬送路から前記一時収納部に収納さ
れつつある前記用紙とが重畳し合って前記一時収納部内
に同時に存在することを可能とすることを特徴とする。
【0030】したがって、一時収納部から搬送路に送り
出されつつある用紙と搬送路から一時収納部に収納され
つつある用紙とが重畳し合って一時収納部内に同時に存
在することができるので、プリンタエンジンに連続搬送
する用紙の間隔をさらに縮めて、画像形成の生産性をさ
らに向上させることができる。
【0031】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の画像形成装置において、前記一時収納部内であって前
記一時収納部内に同時に存在する用紙が重畳し合わない
領域で前記用紙を検出する用紙検出センサを備え、前記
用紙検出センサにより前記一時収納部に進入してくる前
記用紙の進入側先端部および前記一時収納部内から送出
される前記用紙の送出側先端部のいずれも検出可能とし
たことを特徴とする。
【0032】したがって、単一の用紙検出センサで一時
収納部に進入してくる用紙の進入側先端部も一時収納部
内から送出される用紙の送出側先端部も検出することが
できるので、画像形成装置の製造コストを低減すること
ができる。
【0033】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の画像形成装置において、前記一時収納部内から送出さ
れる前記用紙の前記送出側先端部の前記用紙検出センサ
による検出信号に基づいて前記搬送経路から前記プリン
タエンジンに前記用紙を供給する際のレジストレーショ
ン動作のタイミングをとるタイミング手段を備えている
ことを特徴とする。
【0034】したがって、従来、レジストレーション動
作のタイミングをとるために用いていたレジストセンサ
を不要とすることができるので、画像形成装置の製造コ
ストを低減することができる。
【0035】請求項8に記載の発明は、用紙上に画像形
成を行うプリンタエンジンと、用紙が積層されて収納さ
れる積層収納部と、この積層されている用紙を1枚ずつ
分離して前記プリンタエンジンに搬送する給紙装置と、
前記搬送を行う搬送経路上に設けられ前記積層収納部か
ら取り出された前記用紙が一時的に収納される一時収納
部と、この一時収納部に前記積層収納部から搬送された
前記用紙を先端から収納し、また、前記一時収納部に収
納されている前記用紙の後端を先端とするように前記用
紙をスイッチバックして前記プリンタエンジンに向けて
送り出す用紙反転装置とを備え、前記給紙装置は、前記
一時収納部から前記プリンタエンジンへ搬送する前記用
紙の搬送速度を前記プリンタエンジンでの画像形成の際
の用紙搬送速度より大きくする画像形成装置である。
【0036】したがって、一時収納部に一時的に用紙を
収納することができるので、積載収納されている状態か
ら分離したときの用紙の先端位置のバラツキを吸収する
ことができ、用紙の搬送速度を過渡的に加速することな
く、プリンタエンジンに連続搬送する用紙の間隔を縮め
て、画像形成の生産性を向上させることができる。ま
た、一時収納部からプリンタエンジンに搬送する用紙の
搬送速度をプリンタエンジンでの画像形成の際の用紙搬
送速度より大きくすることで、搬送する用紙の間隔を小
さくすることが可能になり、搬送する用紙間隔の拡大に
よるプリンタエンジンの磨耗劣化の低減することがで
き、用紙搬送品質および画像形成の生産性を向上させる
ことができる。
【0037】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の画像形成装置において、前記用紙反転装置によって前
記搬送経路に送り出した前記用紙の先端を検出するレジ
ストセンサと、前記レジストセンサによって検出した前
記用紙の前記プリンタエンジンに対する搬送タイミング
を前記画像形成の動作に同期させるレジストローラとを
備え、前記用紙反転装置によって前記搬送経路に送り出
した前記用紙の前記給紙装置による前記レジストローラ
までの搬送の速度を前記レジストローラによる前記用紙
の前記プリンタエンジンに対する搬送速度より速くして
いる。
【0038】したがって、用紙反転装置によって搬送経
路に送り出した用紙の給紙装置によるレジストローラま
での搬送の速度をレジストローラによる用紙のプリンタ
エンジンに対する搬送速度より速くすることで、搬送す
る用紙の間隔を小さくすることが可能になり、搬送する
用紙間隔の拡大によるプリンタエンジンの磨耗劣化の低
減することができ、用紙搬送品質および画像形成の生産
性を向上させることができる。
【0039】請求項10に記載の発明は、請求項8また
は9記載の画像形成装置において、前記給紙装置は、前
記一時収納部から前記プリンタエンジンへ搬送する前記
用紙の搬送速度の程度を変更する用紙間距離調節手段を
備える。
【0040】したがって、プリンタエンジンへ搬送する
用紙の搬送速度の程度を変更することで、搬送する用紙
の間隔を調節することが可能になり、搬送する用紙間隔
の拡大によるプリンタエンジンの磨耗劣化の低減するこ
とができ、用紙搬送品質および画像形成の生産性を向上
させることができる。
【0041】請求項11に記載の発明は、請求項8また
は9記載の画像形成装置において、前記給紙装置は、前
記一時収納部から前記プリンタエンジンへ搬送する前記
用紙の搬送速度を前記プリンタエンジンで搬送する際の
用紙の搬送速度より大きくする時間を変更する用紙間距
離調節手段を備える。
【0042】したがって、用紙の搬送速度をプリンタエ
ンジンで搬送する際の用紙の搬送速度より大きくする時
間を変更することで、搬送する用紙の間隔を調節するこ
とが可能になり、搬送する用紙間隔の拡大によるプリン
タエンジンの磨耗劣化の低減することができ、用紙搬送
品質および画像形成の生産性を向上させることができ
る。
【0043】請求項12に記載の発明は、請求項8〜1
1のいずれかの一に記載の画像形成装置において、前記
用紙反転装置によって前記搬送経路に送り出した前記用
紙を検出する用紙検出センサと、前記給紙装置によって
前記用紙反転装置で前記搬送経路に送り出した前記用紙
の搬送を開始してから前記用紙検出センサによって前記
用紙を検出するまでの時間を計時する計時手段とを備
え、前記給紙装置は、前記計時手段によって計時した時
間に基づいて前記用紙反転装置によって前記搬送経路に
送り出した前記用紙の搬送速度を大きくする。
【0044】したがって、用紙反転装置で搬送経路に送
り出した用紙の搬送を開始してから用紙検出センサによ
って用紙を検出するまでの時間に基づいて、用紙反転装
置で搬送経路に送り出した用紙の搬送速度を大きくする
ので、搬送する用紙の間隔を小さくすることが可能にな
り、搬送する用紙間隔の拡大によるプリンタエンジンの
磨耗劣化を低減して、用紙搬送品質および画像形成の生
産性を向上させることができる。
【0045】請求項13に記載の発明は、請求項8〜1
1のいずれかの一に記載の画像形成装置において、前記
用紙反転装置によって前記搬送経路に送り出した前記用
紙を検出する用紙検出センサと、前記用紙検出センサに
よって先行する前記用紙の後端を検出してから後行する
前記用紙の先端を検出するまでの時間を計時する計時手
段とを設け、前記給紙装置は、前記計時手段によって計
時した時間に基づいて先行する前記用紙の後端と後行す
る前記用紙の先端との搬送間隔を略一定に維持するよう
に後行する前記用紙の搬送速度を大きくする。
【0046】したがって、先行する用紙の後端を検出し
てから後行する用紙の先端を検出するまでの時間に基づ
いて、先行する用紙の後端と後行する用紙の先端との搬
送間隔を略一定に維持するように後行する用紙の搬送速
度を大きくするので、例えば、用紙の搬送方向の長さの
誤差が大きい用紙を搬送する場合にも、搬送する用紙の
間隔を小さくすることが可能になり、搬送する用紙間隔
の拡大によるプリンタエンジンの磨耗劣化の低減するこ
とができ、用紙搬送品質および画像形成の生産性を向上
させることができる。
【0047】請求項14に記載の発明は、請求項8〜1
1のいずれかの一に記載の画像形成装置において、前記
用紙反転装置によって前記搬送経路に送り出した前記用
紙を検出する用紙検出センサと、前記給紙装置によって
前記用紙反転装置で前記搬送経路に送り出した前記用紙
の搬送を開始してから前記用紙検出センサによって前記
用紙を検出するまでの時間を計時する計時手段とを設
け、前記給紙装置は、前記計時手段によって計時した時
間に基づいて前記用紙の搬送を前記搬送経路中の所定の
位置で一時停止する。
【0048】したがって、用紙反転装置で搬送経路に送
り出した用紙の搬送を開始してから用紙検出センサによ
って用紙を検出するまでの時間に基づいて、用紙の搬送
を搬送経路中の所定の位置で一時停止するので、部品点
数を増加せずに、また、給紙装置による一時収納部への
用紙搬送を妨げることなく、搬送する用紙の間隔を小さ
くすることが可能になり、搬送する用紙間隔の拡大によ
るプリンタエンジンの磨耗劣化の低減することができ、
用紙搬送品質および画像形成の生産性を向上させること
ができる。
【0049】請求項15に記載の発明は、請求項9に記
載の画像形成装置において、前記用紙反転装置によって
前記搬送経路に送り出した前記用紙を検出する用紙検出
センサと、前記給紙装置によって前記用紙反転装置で前
記搬送経路に送り出した前記用紙の搬送を開始してから
前記用紙検出センサによって前記用紙を検出するまでの
時間を計時する計時手段とを設け、前記給紙装置は、前
記計時手段によって計時した時間に基づいて前記用紙の
搬送を前記搬送経路中の所定の位置で一時停止するもの
であり、前記給紙装置は、前記用紙反転装置によって前
記搬送経路に送り出した前記用紙が前記レジストローラ
に突き当たった状態で前記用紙の搬送を一時停止する。
【0050】したがって、用紙反転装置によって搬送経
路に送り出した用紙がレジストローラに突き当たった状
態で用紙の搬送を一時停止するので、用紙搬送を再開し
た場合に、プリンタエンジンへ迅速かつ高精度に用紙を
搬送することが可能になり、用紙搬送品質および画像形
成の生産性を向上させることができる。
【0051】請求項16に記載の発明は、請求項15に
記載の画像形成装置において、前記レジストセンサは、
前記用紙検出センサと兼用である。
【0052】したがって、部品点数を少なくして、製造
コストを低減することができる。
【0053】請求項17に記載の発明は、請求項8に記
載の画像形成装置において、前記搬送経路の前記一時収
納部から前記プリンタエンジンまでの間で前記一時収納
部側で前記用紙を検出する用紙検出センサと、この用紙
の検出の結果に応じて前記用紙反転装置による前記用紙
の搬送速度を制御する速度制御手段と、を備えている。
【0054】したがって、一時収納部で用紙をスイッチ
バックする際に発生する用紙間隔のばらつきを、速度制
御手段による用紙の搬送速度の制御により補正すること
が可能となり、用紙間隔をさらに縮小することが可能と
なる。また、かかる用紙間隔のばらつきの補正を行うこ
とで、従来のレジストローラに相当する給紙用のローラ
を設け、これを連続的に駆動してレジストレーション動
作を行わないようにしても、用紙間隔を精度よく保つこ
とができる。
【0055】請求項18に記載の発明は、請求項9に記
載の画像形成装置において、前記搬送経路の前記一時収
納部から前記プリンタエンジンまでの間で前記レジスト
センサより前記一時収納部側で前記用紙を検出する用紙
検出センサと、この用紙の検出の結果に応じて前記用紙
反転装置による前記用紙の搬送速度を制御する速度制御
手段と、を備えている。
【0056】したがって、一時収納部で用紙をスイッチ
バックする際に発生する用紙間隔のばらつきを、速度制
御手段による用紙の搬送速度の制御により補正すること
が可能となり、用紙間隔をさらに縮小することが可能と
なる。
【0057】請求項19に記載の発明は、請求項17ま
たは18に記載の画像形成装置において、前記速度制御
手段は、前記用紙検出センサにより前記用紙の先端の検
出後における前記用紙反転装置による前記用紙の搬送を
停止する時間の大きさにより前記搬送速度の制御を行う
ものである。
【0058】したがって、用紙の搬送速度の制御を用紙
の搬送を停止する時間の大きさにより行うので、複雑な
速度演算や変速実行時間を演算する必要がなくなり、簡
易な制御で用紙間隔をさらに縮小することが可能とな
る。
【0059】請求項20に記載の発明は、請求項1〜1
9のいずれかの一に記載の画像形成装置において、前記
プリンタエンジンは、前記画像形成を電子写真方式で行
うことを特徴とする。
【0060】したがって、電子写真方式で画像形成を行
う画像形成装置について、請求項1〜19のいずれかの
一に記載の発明と同様の作用、効果を奏する。
【0061】請求項21に記載の発明は、請求項20に
記載の画像形成装置において、前記プリンタエンジン
は、前記画像形成を感光体に対する静電潜像の光書込み
にデジタル光書込装置を用いるデジタル電子写真方式で
行なうことを特徴とする。
【0062】したがって、デジタル電子写真方式で画像
形成を行う画像形成装置について、請求項1〜19のい
ずれかの一に記載の発明と同様の作用、効果を奏するこ
とができる。
【0063】請求項22に記載の発明は、請求項1〜2
1のいずれかの一に記載の画像形成装置と、画像データ
の入力を受付ける入力端子と、前記画像形成装置を制御
して前記画像データに基づく画像の形成を用紙上に行わ
せる制御部と、を備えているプリンタである。
【0064】したがって、プリンタについて請求項1〜
19のいずれかの一に記載の発明と同様の作用、効果を
奏することができる。
【0065】請求項23に記載の発明は、原稿の画像を
読み取る画像読取装置と、請求項1〜21のいずれかの
一に記載の画像形成装置と、前記画像読取装置および前
記画像形成装置を制御して前記画像読取装置で読み取っ
た原稿の画像データに基づく画像形成を前記画像形成装
置で用紙上に行わせる制御部と、を備えている複写機で
ある。
【0066】したがって、複写機について請求項1〜1
9のいずれかの一に記載の発明と同様の作用、効果を奏
することができる。
【0067】請求項24に記載の発明は、原稿の画像を
読み取る画像読取装置と、請求項1〜21のいずれかの
一に記載の画像形成装置と、ネットワークを介して外部
との間で画像データの送受信を行う送受信装置と、前記
画像読取装置、前記画像形成装置および送受信装置を制
御して、前記画像読取装置で読み取った原稿の画像デー
タを前記送受信装置でネットワークを介して外部に送信
し、前記送受信装置でネットワークを介して外部から受
信した画像データ基づく画像形成を前記画像形成装置で
用紙上に行わせる制御部と、を備えているファクシミリ
装置である。
【0068】したがって、ファクシミリ装置について請
求項1〜19のいずれかの一に記載の発明と同様の作
用、効果を奏することができる。
【0069】請求項25に記載の発明は、原稿の画像を
読み取る画像読取装置と、請求項1〜21のいずれかの
一に記載の画像形成装置と、ネットワークを介して外部
との間で画像データの送受信を行う送受信装置と、画像
データの入力を受付ける入力端子と、画像データを出力
する出力端子と、前記画像読取装置、前記画像形成装置
および送受信装置を制御して、選択的に、前記入力端子
で受付けた前記画像データに基づく画像の形成を前記画
像形成装置で行い、前記画像読取装置で読み取った原稿
の画像データを前記出力端子を介して外部に出力し、前
記画像読取装置で読み取った原稿の画像データを前記送
受信装置でネットワークを介して外部に送信し、また
は、前記送受信装置でネットワークを介して外部から受
信した画像データ基づく画像形成を前記画像形成装置で
用紙上に行なう制御部と、を備えている複合機である。
【0070】したがって、複合機について請求項1〜1
9のいずれかの一に記載の発明と同様の作用、効果を奏
することができる。
【0071】
【発明の実施の形態】[発明の実施の形態1]この発明
の一実施の形態を、発明の実施の形態1として説明す
る。
【0072】図1は、この発明の実施の形態1である画
像形成装置の概略構成を示す概念図である。図1に示す
ように、この画像形成装置1は、電子写真方式で画像形
成を行うプリンタエンジン2と、プリンタエンジン2に
供給するための用紙3を積層して収納する積層収納部で
ある用紙カセット4と、この積層された用紙3を1枚ず
つ分離してプリンタエンジン2に搬送する給紙装置5と
を備えている。
【0073】プリンタエンジン2は、感光体6と、感光
体6を帯電する帯電器7と、感光体6上に静電潜像を光
書込みするデジタル光書込装置8と、感光体6上の静電
潜像をトナーで現像する現像器9と、現像後のトナー画
像を用紙3上に転写する転写器10と、感光体6上の残
存トナーを除去するクリーニング装置11とを備えてい
て、デジタル電子写真プロセスで用紙3上に画像の形成
を行うものである。定着装置12は用紙3上に転写され
たトナー画像を定着し、この定着後の用紙3は排紙ロー
ラ13によりプリンタエンジン2外に排紙される。
【0074】給紙装置5は、用紙カセット4内で積層さ
れた用紙3を取り出す給紙ローラ14と、この取り出し
た用紙3を一枚ずつ分離する分離ローラ15と、この取
り出した用紙3をプリンタエンジン2まで搬送するため
の搬送経路16とを備えている。この搬送経路16の中
間位置からは、最奥部が行き止まりになっていて、用紙
3を一時的に収納する一時収納部となるスイッチバック
経路17が分岐している。搬送経路16は、スイッチバ
ック経路17により、搬送経路18と19に2分されて
いる。搬送経路18は、用紙カセット4とスイッチバッ
ク経路17の出入口とを結ぶ経路で、モータ26(図1
2参照)で駆動されて用紙3を搬送する搬送ローラ20
が設けられている。搬送経路19は、スイッチバック経
路17の出入口とプリンタエンジン2とを結ぶ経路で、
モータ28(図12参照)で駆動されて用紙3を搬送す
る搬送ローラ21が設けられている。用紙反転装置であ
る搬送ローラ22はモータ30(図12参照)により駆
動されて正逆回転可能なローラ対であり、スイッチバッ
ク経路17に設けられている。搬送ローラ22は用紙3
をニップして正逆回転することにより、搬送経路18を
用紙カセット4から搬送されてくる用紙3を先端からス
イッチバック経路17内に収納し、また、スイッチバッ
ク経路17内に収納されている用紙3を、この用紙3の
後端を先端とするようにスイッチバックして、プリンタ
エンジン2に向けて搬送経路19に送り出す、用紙反転
装置として機能する。スイッチバック経路17には、用
紙を検出する用紙検出センサ23が設けられている。
【0075】スイッチバック経路17への用紙3の進入
は、分離ローラ15と搬送ローラ20が回転することで
行い、用紙検出センサ23による用紙3の端部の検出タ
イミングから、スイッチバック経路17への進入完了の
タイミングをマイコン25(図12参照)で算出するこ
とにより進入動作を完了する。
【0076】スイッチバック経路17からの用紙3の送
出は、搬送ローラ22,21を回転することで行い、そ
の後、搬送経路19のプリンタエンジン2近傍に設けら
れたレジストローラ24によるレジストレーション動作
時には、搬送ローラ21は用紙3の搬送の一時停止な
ど、レジストレーション動作に対する協動を行なった
後、用紙検出センサ23の検出タイミングから用紙3の
送出完了のタイミングをマイコン25(図12参照)で
算出することにより送出動作を完了する。
【0077】また、搬送経路16の分岐部分には図示し
ないガイド部材により常にプリンタエンジン2側に用紙
3の先端がガイドされる。これは、例えば可撓性のガイ
ド部材によって用紙3の先端を上方にガイドしたり、ソ
レノイドなど駆動手段を備えたゲートによって強制的に
搬送経路18から搬送経路19に切換えるようにしても
よい。
【0078】従来の技術では、スイッチバック経路17
などを設けておらず、レジストレーション動作によって
待機している用紙3の後端は搬送ローラ20,21、分
離ローラ15などにより挟持された状態で停止していた
ので、次の用紙3の分離・給送を開始して用紙3の先端
位置のバラツキを事前調整するなどの動作を行うことが
出来なかった。また搬送ローラ20,21、分離ローラ
15が用紙を挟持した状態で停止・給送開始可能に設計
する必要があった。また用紙3の停止時や給送開始時に
はレジストローラ24の搬送負荷変動が発生する場合が
あり、これが搬送速度の変化を招かぬようにレジストロ
ーラ24の駆動力を十分強く設計したり、用紙3の挟持
力を高める必要があった。またこのような負荷変動はシ
ョックジッタと呼ばれる横線状の画像不良や搬送速度変
動前後の濃度変化など画像不良を招き大きな問題となる
場合も有った。
【0079】本発明の実施の形態の画像形成装置1で
は、スイッチバック経路17を、用紙3を一時貯蔵する
部位として活用することにより、レジストレーション動
作などにより画像形成動作の開始を待機している用紙3
の後端が搬送ローラ20や分離ローラ15にとどまるこ
とがないので、次の用紙3の給送開始、バラツキの補正
などの動作を行うことが可能となる。したがって、用紙
3の搬送速度を従来のように過渡的に増速することな
く、プリンタエンジン2に連続搬送する用紙3,3の間
隔を縮めて、画像形成の生産性を向上させることができ
る。
【0080】また、分離ローラ15での分離負荷発生な
どが回避できるので、画像形成される用紙3の搬送速度
の安定化が可能となり、搬送速度変動に伴う画像劣化を
回避できる。
【0081】さらに、レジストローラ24などの搬送力
を不用意に増大させる必要がないのでレジストローラ2
4の摩耗による装置寿命の低下を防止することも出来
る。
【0082】ところで、分離ローラ15からプリンタエ
ンジン2まで出来るだけ速やかに用紙3を搬送すること
により画像形成完了までの時間を短くすることが望まれ
るが、従来技術のように用紙3の後端が分離ローラ15
に挟持されていると、プリンタエンジン2で画像形成を
行う際の用紙搬送速度以上に高速化する為にはすべての
搬送経路が変速制御されなくてはならなかった。
【0083】一般に電子写真方式の画像形成装置の駆動
源には安価で回転精度に優れたDCサーボモータやステ
ッピングモータが活用されているが、DCサーボモータ
は変速制御時に用紙移動量のバラツキが発生し好ましく
なく、ステッピングモータでは、万一、搬送負荷変動に
対応できないと脱調して搬送が停止してしまう不具合が
あった。
【0084】本発明の実施の形態では、搬送ローラ22
のみを正逆変速可能な制御が行えるように構成し、図2
に示すように、分離ローラ15と搬送ローラ20は常に
搬送速度Va、レジストローラ24、搬送ローラ21は
常に搬送速度Vb(VaとVbは等しくない)で回転/
停止制御を行うように構成したので、これらの変速制御
が必要なく、給紙速度をプリンタエンジンで画像形成を
行う際の用紙搬送速度よりも大きくすることが可能とな
る。搬送ローラ22だけは変速制御が必要となるが、ス
イッチバック経路17への進入時には搬送ローラ21の
駆動援用があり、スイッチバック経路17からの送出時
は殆ど負荷がないので、ステッピングモータを活用して
も脱調する危険性は回避できる。このように、本発明の
実施の形態では、用紙3の搬送速度の安定した変換を行
なうことが可能となる。
【0085】図3、図4に用紙3の搬送の様子、図5に
用紙3の搬送のダイヤグラムを示す。本ダイヤグラムで
は用紙3の進行方向先端を用紙3の先端として記述して
いるので、スイッチバック経路17での用紙3のスイッ
チバックの前後では、用紙3の進行方向変換に伴い用紙
3の全長だけ先端位置が見かけ上移動して表現されてい
る。また、スイッチバック経路17での用紙3の停止位
置(以下、反転停止位置という)の前後はスイッチバッ
ク経路17の長さだけ共用区間があるので、同一の用紙
検出センサ23、搬送ローラ22が2回出現するように
表現されている。
【0086】従来技術では、レジストレーション動作に
よって給紙バラツキの解消を行っていたが、本発明の実
施の形態では、用紙3が反転停止位置に停止している時
間で給紙バラツキの解消が行われる。反転停止位置以降
では、搬送バラツキは小さくなるので、レジストレーシ
ョン動作時間は非常に短時間で完了できる。
【0087】分離ローラ15における用紙3,3の間隔
は、図5に示す用紙a(以下、用紙a,用紙b,用紙c
は、給紙装置5によりプリンタエンジン2に連続的に搬
送される用紙3のうち、先頭のものを用紙a、用紙aの
後方のものを用紙b、さらにその後方のものを用紙cと
いう)がそのままスイッチバックせずに搬送されると仮
想した場合、非常に広い間隔となる。本発明の実施の形
態では、搬送速度が変換されることにより連続的な用紙
3の搬送時のプリンタエンジン2での用紙3,3の間隔
は、必然的に非常に狭い間隔に変換することが可能とな
る。したがって、画像形成の生産性をさらに向上させる
ことができる。
【0088】図5の例は、用紙aと用紙bが同時に搬送
ローラ22に搬送されることがないように用紙3の間隔
を広めに設定したものである。このような搬送を行う場
合にはスイッチバック経路17に搬送ローラ22や用紙
検出センサ23を配置するときに用紙3のすれ違いを考
慮する必要がなく、図6以下を参照して後述するような
搬送ローラ22を待避させる手段なども不要となり、簡
単な構成で製造コストを低減できる。
【0089】図6〜図10は、用紙a、用紙b、用紙c
をこの順でプリンタエンジン2に搬送するときの状態を
図番の順に経時的に示している。ローラ対からなる搬送
ローラ22は、圧接・開放装置であるソレノイド32
(図12参照)の駆動により、互いに圧接して用紙3を
ニップすることも、その圧接を開放して開くことも自在
である。そのため、図8に示すように、スイッチバック
経路17から搬送経路19に送り出されつつある用紙a
と、搬送経路18からスイッチバック経路17に収納さ
れつつある用紙bとが、スイッチバック経路17で同時
に存在することが可能である。これにより、用紙a,b
間の間隔をさらに短く制御することが可能となり、画像
生成の生産性がさらに向上する。
【0090】一般に用紙3,3が重なった状態で同一方
向に搬送される場合、重なっている用紙3,3の端部位
置を検出することは非常に困難となるが、本発明の実施
の形態においては、用紙aと用紙bのすれ違いが発生す
る搬送ローラ22においても、搬送方向が互いに異なる
方向となっているので、単一の用紙検出センサ23のみ
を使って用紙aと用紙bのそれぞれの用紙端部位置が検
出可能であり、この点でも好適である。
【0091】図12は、給紙装置5の制御系の電気的な
接続を示すブロック図である。この制御系は、給紙装置
5の全体を集中的に制御するマイコン25に、搬送ロー
ラ20を回転するモータ26を駆動するモータドライバ
27と、搬送ローラ21を回転するモータ28を駆動す
るモータドライバ29と、搬送ローラ22を回転するモ
ータ30を駆動するモータドライバ31と、搬送ローラ
22を圧接し、また、開放するソレノイド32を駆動す
るソレノイドドライバ33と、用紙検出センサ23とが
接続されている。
【0092】このように、搬送経路18の搬送ローラ2
0と、搬送経路19の搬送ローラ21とを別個のモータ
26と28で別々に駆動するようにして、用紙3の搬送
およびその停止のタイミングを、搬送経路18と搬送経
路19とで別個独立としている。すなわち、前記のよう
に、搬送ローラ20は速度Vaで搬送、または停止可能
に構成されている。また搬送ローラ21は速度Vbで搬
送、または停止可能に構成されている。
【0093】このような構成としたので、図5、図11
に示すような運転を行う時に、レジストレーション動作
に伴う搬送ローラ21の一時停止が行われる期間も、搬
送ローラ20、分離ローラ15の一時停止が発生するこ
とがなくなり、分離ローラ15の一時停止機能を削除す
ることが可能になり、製造コストの低減と用紙3の搬送
の安定化を図ることが出来る。なお、搬送ローラ20お
よび21を同一のモータで駆動し、クラッチによってレ
ジストレーション動作における一時停止を行うように構
成してもよい。
【0094】図1、図3、図4、図12に示すように、
スイッチバック経路17にローラ対で形成された搬送ロ
ーラ22を設け、スイッチバック経路17への進入方向
に搬送速度Va、スイッチバック経路17からの送出方
向に搬送速度Vbで回転、停止可能としたので、用紙3
の搬送速度の変更をスイッチバック経路17に用紙3が
進入した後、搬送ローラ22のみが挟持している状態で
搬送速度Vaから停止、速度Vbで反転搬送と切換える
だけで速度の変更を行なうことが出来、搬送速度の変更
を低い製造コストで行うことが可能となる。
【0095】図8、図13に示すように、ローラ対で形
成される搬送ローラ22の挟持位置で用紙a,bが重な
り合った状態ですれ違う場合、どちらの方向に駆動また
は停止しても搬送ローラ22の摩擦により、用紙a,b
の搬送が阻害される。本発明の実施の形態では、搬送ロ
ーラ22のローラ対を離間することにより摩擦力の発生
を回避し、搬送ローラ20,21の搬送力のみですれ違
い搬送を行う様に構成したので、図8に示したようなす
れ違い搬送状態が発生する用紙a,bの間隔をさらに短
くして画像形成の生産性をさらに向上することができ
る。なお、図13に示すように、搬送ローラ22は、常
にはローラ対の一方を他方に圧接するようにばね34で
付勢していて、ローラ対を開放するときはばね34で付
勢されている方のローラをソレノイド32で牽引する構
成である。
【0096】図8、図14に示すように、用紙検出セン
サ23は、スイッチバック経路17で用紙a,bが重畳
し合わない領域で、用紙a,bがすれ違い搬送状態とな
る場合にスイッチバック経路17から送出する用紙aの
後端が通過した後、スイッチバック経路17に進入する
用紙bの先端が到着する状態となる位置で用紙bを検出
する。スイッチバック経路17に進入する用紙bの先端
が反転停止位置に達した時、ちょうど用紙bの先端が検
出されるように配置してもよい。図14に用紙検出セン
サ23の配置可能な範囲を配置範囲として示す。このよ
うに配置すれば用紙a,bが重なり合ってそれぞれの端
部が検出できなくなることがなく、スイッチバック経路
17に進入する用紙bの先端位置の検出タイミングから
確実に反転停止位置で用紙bを停止することが可能とな
る。また送出する用紙aの送出方向先端も検出できるの
で、用紙aの搬送の異常などの検出も行うことが可能と
なる。このように、単一の用紙検出センサ23でスイッ
チバック経路17に進入してくる用紙bの進入側先端部
もスイッチバック経路17から送出される用紙aの送出
側先端部も検出することができるので、製造コストを低
減することができる。なお、用紙検出センサ23には、
光透過型センサ、光反射型センサ、フィラー接触型セン
サなどの各種方式のセンサを用いることができる。
【0097】用紙3の全長はセットされている用紙サイ
ズをユーザが画像形成装置1に入力することもできる
が、用紙検出センサ23の用紙3の通過時間から算出す
ることも可能である。図11では,用紙aの先端がレジ
ストローラ24に到着後一定時間経過してから搬送を一
時停止し、レジストレーション動作を行っている。
【0098】従来の画像形成装置では、用紙3がレジス
トローラ24に達するタイミングをみるために、用紙3
を検出するセンサであるレジストセンサを設けていた。
本発明の実施の形態では、このレジストセンサを削除
し、レジストセンサによる検出タイミングよりもやや早
い時期に用紙検出センサ23が用紙aの後端を検出する
点に着目し、用紙検出センサ23にレジストセンサと同
様の機能をもたせるように構成している。すなわち、図
15のフローチャートに示すように、マイコン25の制
御により、スイッチバック経路17から用紙aの送出を
開始して(ステップS1)、用紙検出センサ23で用紙
aの送出方向後端を検出した後(ステップS2)、搬送
時間Tを、 “T=((用紙検出センサ23からレジストローラ24
までの長さ)−(用紙全長))/Vb” として割り出し(ステップS3)、用紙aの先端がレジ
ストローラ24に到着したタイミングを把握して、レジ
ストレーション動作を実行する(ステップS4)。この
ような構成にすれば、レジストセンサを不要とできる
分、製造コストを削減することが可能となる。
【0099】ところで、インクジェットプリンタなどの
ラインプリンタでは用紙と用紙の間の用紙が存在しない
領域に対する画像形成動作は容易に停止されるので、プ
リンタエンジンの劣化を招くことがないが、本画像形成
装置1のような電子写真方式の画像形成装置、例えばレ
ーザービームプリンタのようなページプリンタでは、用
紙間の用紙のない領域で感光体に代表されるプリンタエ
ンジンを一時停止することは出来ず、プリンタエンジン
の空転期間となり、画像形成時同様に磨耗劣化が進んで
しまう。
【0100】しかし、本画像形成装置1では、前記のよ
うに用紙3の間隔を大幅に短縮できるので、用紙3,3
の間の空転期間を大幅に短縮することで寿命劣化が大幅
に軽減される。
【0101】現在、高速のプリンタ技術はデジタル電子
写真方式の画像形成装置によって構成されているが、例
えば、レーザービームプリンタのように、静電潜像の光
書込にデジタル光書込装置を備えた画像形成装置では、
ポリゴンモータの回転数に代表される要因がプリンタエ
ンジン2で画像形成を行う際の用紙搬送速度の上限とな
っており、用紙搬送速度の向上を図ることが困難であ
る。
【0102】この発明の実施の形態では、デジタル光書
込装置8を備えたデジタル電子写真方式の画像形成装置
1において、前記のように用紙3,3の間隔を大幅に短
縮できるように構成したので、用紙3,3の間の空転期
間を大幅に短縮することで連続的なプリンタエンジン2
で画像形成を行う際の用紙搬送速度を同じ搬送速度のま
ま向上することが可能となる。
【0103】[発明の実施の形態2]この発明の別の実
施の形態を、発明の実施の形態2として説明する。
【0104】以下の説明で、発明の実施の形態2が発明
の実施の形態1と共通する部材などには同一符号を用
い、詳細な説明は省略する。以下では、発明の実施の形
態2が発明の実施の形態1と相違する点を中心に説明す
る。
【0105】図16は、この発明の実施の形態2である
画像形成装置の概略構成を示す概念図である。図17
は、同画像形成装置の電気的な接続を示すブロック図で
ある。図16、図17に示すように、ハードウエア構成
上、発明の実施の形態2が発明の実施の形態1と相違す
るのは、搬送経路19のレジストローラ24より上流側
にレジストセンサ41を設けている点である。すなわ
ち、搬送ローラ22によって搬送経路19に送り出した
用紙3の先端をレジストセンサ41で検出し、このレジ
ストセンサ41によって検出した用紙3のプリンタエン
ジン2に対する搬送タイミングをレジストローラ24に
より画像形成の動作に同期させる。
【0106】ここで、図18は、この実施の形態2にお
ける用紙搬送動作を示すダイヤグラムである。図18に
示すように、スイッチバック経路17からプリンタエン
ジン2へ搬送する用紙3の搬送速度Vaをプリンタエン
ジン2での画像形成の際の用紙搬送速度Vbより大きく
している。スイッチバック経路17からプリンタエンジ
ン2へ搬送する用紙3の搬送速度Vaをプリンタエンジ
ン2での画像形成の際の用紙搬送速度Vbより大きくす
るとは、具体的には、搬送ローラ22で搬送経路19に
送り出した用紙3の搬送ローラ21によるレジストロー
ラ24までの搬送の速度を速度Vaとし、レジストロー
ラ24以降の用紙3の搬送速度を速度Vbとしている。
そして、用紙3の搬送速度Vaは変更可能として、用紙
間距離調節手段を実現している。
【0107】したがって、スイッチバック経路17から
プリンタエンジン2に搬送する用紙3の搬送速度Vaを
プリンタエンジン2での画像形成の際の用紙搬送速度V
bより大きくすることで、搬送する用紙3の間隔を小さ
くすることが可能になり、搬送する用紙間隔の拡大によ
るプリンタエンジン2の磨耗劣化の低減することがで
き、用紙搬送品質および画像形成の生産性を向上させる
ことができる。
【0108】また、プリンタエンジン2へ搬送する用紙
3の搬送速度Vaの程度を変更可能とすることで、搬送
する用紙3の間隔を調節することが可能になり、搬送す
る用紙間隔の拡大によるプリンタエンジン2の磨耗劣化
の低減することができ、用紙搬送品質および画像形成の
生産性を向上させることができる。
【0109】[発明の実施の形態3]この発明の別の実
施の形態を、発明の実施の形態3として説明する。
【0110】以下の説明で、発明の実施の形態3が発明
の実施の形態2と共通する部材などには同一符号を用
い、詳細な説明は省略する。以下では、発明の実施の形
態3が発明の実施の形態2と相違する点を中心に説明す
る。
【0111】図19は、この発明の実施の形態3である
画像形成装置の概略構成を示す概念図である。図20
は、同画像形成装置の電気的な接続を示すブロック図で
ある。図19、図20に示すように、ハードウエア構成
上、発明の実施の形態3が発明の実施の形態2と相違す
るのは、用紙検出センサ23に代えて、搬送経路19の
搬送ローラ21より下流側に用紙検出センサ42を設け
ていることである。用紙検出センサ42は、搬送ローラ
22および搬送ローラ12によって搬送する用紙3の先
端を検出する。
【0112】ところで、用紙3がスイッチバック経路1
7に完全に搬送されると、用紙3に対して搬送ローラ2
0、搬送ローラ21および搬送ローラ22のいずれの搬
送力も作用しない状態が発生する。このため、それまで
搬送されていた用紙3は慣性力により若干進行するの
で、用紙3によって反転停止位置が異なり、用紙3の反
転停止位置にバラツキが生じて、搬送する用紙3の間隔
が異なってしまう場合がある。
【0113】そこで、この発明の実施の形態3では、マ
イコン25が搬送ローラ22を逆回転することによる反
転した用紙3の搬送開始から、用紙検出センサ42によ
り搬送を開始した用紙3の先端を検出するまでの時間T
を計測し、この時間Tと予めマイコン25のROMに格
納されている標準時間T0とを比較し、その比較結果に
応じて搬送速度VaをVbに減速する位置を調整する。
つまり、用紙検出センサ42での検出タイミングによっ
て、標準時間T0と時間Tとに基づいて用紙搬送におけ
る遅れ量を算出し、遅れ量が多いほど搬送速度VaをV
bに減速する位置を用紙搬送方向下流側にする。例え
ば、図21に点線で示すように、スイッチバック経路1
7中で通常の反転停止位置で停止した用紙3を搬送する
場合と比較して実際の用紙3の反転停止位置がスイッチ
バック経路17の奥側であった場合、標準の減速位置よ
りも用紙搬送方向下流側で搬送速度VaをVbに減速す
る。
【0114】このような、この発明の実施の形態3にお
ける用紙搬送の制御の流れを、図22を参照して説明す
る。図22は、この発明の実施の形態3の用紙搬送にお
ける制御の流れを説明するフローチャートである。ま
ず、モータ28を駆動して搬送ローラ21を回転させ
て、速度Vaで用紙3を搬送し(ステップS11)、モ
ータ28の駆動開始からの時間を計測し(ステップS1
2)、用紙検出センサ42によって用紙の先端を検出す
るまで待機する(ステップS13のN)。
【0115】ステップS13で、用紙検出センサ42に
よって用紙の先端を検出したと判断すると(ステップS
3のY)、ステップS12で計測した時間Tが予めマイ
コン25に格納されている標準時間T0より小さいか否
かを判断する(ステップS14)。
【0116】ステップS14で、ステップS2で計測し
た時間Tが予めマイコン25に格納されている標準時間
T0より小さいと判断した場合には(ステップS14の
Y)、予めマイコン25に格納されている標準の位置で
用紙搬送速度をVaからVbに減速する(ステップS1
5)。
【0117】一方、ステップS14で、ステップS2で
計測した時間Tが予めマイコン25に格納されている標
準時間T0より小さくないと判断した場合には(ステッ
プS14のN)、計測した時間Tと標準時間T0とに基
づいて速度Vaで搬送する時間Taを算出し(ステップ
S16)、算出した時間Taだけモータ28を駆動した
と判断するまで、用紙を速度Vaで搬送する(ステップ
S17)。
【0118】ステップS17で、算出した時間Taだけ
モータ28を駆動したと判断するとステップS15に戻
り、用紙搬送速度をVaからVbに減速する(ステップ
S15)。ここに、ステップS14〜S17において、
用紙間距離調節手段としての機能が実現される。
【0119】この発明の実施の形態によれば、用紙3の
慣性力や用紙と搬送ローラ22とのスリップ等によっ
て、スイッチバック経路17より搬送する用紙の間隔に
バラツキが生じた場合にも、反転停止位置とレジストセ
ンサ42との間で、速度Vbよりも大きい速度Vaで搬
送する時間を調整することで、レジストセンサ42以降
の用紙3の間隔を等しくすることができ、用紙搬送品質
を向上させることができる。
【0120】[発明の実施の形態4]この発明の別の実
施の形態を、発明の実施の形態4として説明する。
【0121】以下の説明で、発明の実施の形態4が発明
の実施の形態3と共通する部材などには同一符号を用
い、詳細な説明は省略する。以下では、発明の実施の形
態4が発明の実施の形態3と相違する点を中心に説明す
る。
【0122】すなわち、搬送する用紙3が予め想定した
長さより長い等の理由により、搬送する用紙3の間隔が
不足すると、用紙3の先端および後端等の検出や、搬送
経路18からスイッチバック経路17へ至る用紙3を搬
送する経路の切り替え等を行う場合に誤動作が生じてし
まうことがある。
【0123】そこで、この発明の実施の形態では、搬送
ローラ22を逆回転することによる反転用紙の搬送開始
から用紙検出センサ42によって先行する用紙aの後端
を検出するまでの時間Tを検出し、この時間と予めマイ
コン25に格納されている標準時間T0とを比較し、比
較結果に応じて搬送速度VaをVbに減速する位置を調
整する。つまり、用紙検出センサ42での検出タイミン
グによって用紙の長さを算出し、標準時間T0からの遅
れ量が多いほど長い用紙であると判断して、後行する用
紙bの搬送速度を減速する位置を早めることで、先行す
る用紙aとの間隔を適正に維持する。例えば、図23に
点線で示すように、予め想定した長さの用紙3を搬送す
る場合と比較して実際の用紙3の長さが長い用紙である
場合、後行する用紙bの搬送速度の減速を標準の減速位
置よりも手前で行う。これによって、予め想定された用
紙3より長い用紙3を搬送する際にも、用紙間隔が不足
することを防止することができ、搬送する用紙3の長さ
のバラツキによる画像形成時の誤動作を未然に防止する
ことができ、用紙搬送品質を向上させることができる。
【0124】この場合の用紙搬送における制御の流れ
を、図24を参照して説明する。図24は、この発明の
実施の形態の用紙搬送における制御の流れを説明するフ
ローチャートである。まず、モータ28を駆動して搬送
ローラ21を回転させて速度Vaで先行する用紙aを搬
送し(ステップS21)、モータ28の駆動開始からの
時間を計測し(ステップS22)、用紙検出センサ42
により先行する用紙aの後端を検出するまで待機する
(ステップS23のN)。
【0125】ステップS23で、用紙検出センサ42に
より先行する用紙aの後端を検出したと判断すると(ス
テップS23のY)、ステップS21で計測した時間T
が予めマイコン25に格納されている標準時間T0より
大きいか否かを判断する(ステップS24)。
【0126】ステップS24で、ステップS22で計測
した時間Tが予めマイコン25に格納されている標準時
間T0より大きいと判断した場合には(ステップS24
のY)、後行する用紙bの搬送速度をVaからVbに減
速するまでの時間Taを算出し(ステップS25)、用
紙検出センサ42によって後行する用紙bの先端を検出
したと判断するまで待機する(ステップS26)。
【0127】ステップS26で、用紙検出センサ42に
よって後行する用紙bの先端を検出したと判断すると
(ステップS26のY)、用紙検出センサ42によって
後行する用紙bの先端を検出したと判断してからステッ
プS25で算出した時間Taが経過したと判断するまで
待機する(ステップS27)。
【0128】ステップS27で、用紙検出センサ42に
よって後行する用紙bの先端を検出したと判断してから
ステップS25で算出した時間Taが経過したと判断す
ると(ステップS27のY)、後行する用紙bの搬送速
度をVaからVbへ減速する(ステップS28)。ここ
に、ステップS24〜S28において、用紙間距離調節
手段が実現される。これによって、予め想定した長さよ
り搬送する用紙3が長い場合にも、用紙3の間隔が不足
することを防止して、誤動作を防止することができ、用
紙搬送品質を向上させることができる。
【0129】そして、減速した用紙3の先端をレジスト
センサ42によって検出してから所定時間後にモータ2
8の駆動を停止することで、用紙3の先端をレジストロ
ーラ24に突き当てた状態で画像形成動作を待機する。
【0130】[発明の実施の形態5]この発明の別の実
施の形態を、発明の実施の形態5として説明する。
【0131】以下の説明で、発明の実施の形態5が発明
の実施の形態3と共通する部材などには同一符号を用
い、詳細な説明は省略する。以下では、発明の実施の形
態5が発明の実施の形態3と相違する点を中心に説明す
る。
【0132】用紙3を搬送する際に、例えば、光書き込
み装置8において書き込み信号を生成する時間が長くか
かった場合、搬送する用紙3を一時停止させる動作が必
要となる。
【0133】この発明の実施の形態では、プリンタエン
ジン2への搬送を一時停止する動作が必要になった場合
に、用紙検出センサ42によって用紙3の先端を検出し
てから所定時間経過後に用紙3の搬送を一時停止する。
これによって、用紙3の一時停止位置が常に同一位置と
なり、用紙3の一時停止位置にバラツキが生じないた
め、プリンタエンジン2に対する用紙3の搬送タイミン
グを補正する時間を余分に設けることなく、書き込み信
号生成後迅速に画像形成動作を開始することができる。
そして、図25に示すように、先行する用紙aは搬送ロ
ーラ21によって挟持されているため、搬送ローラ22
により搬送力を付与する必要がなくなり、先行する用紙
aの一部がスイッチバック経路17中にある状態でも後
行する用紙bを反転停止位置まで搬送することができ
る。
【0134】なお、この発明の実施の形態では、搬送ロ
ーラ21によって搬送する用紙3の一時停止位置をVa
からVbに減速する動作タイミングに略一致するような
位置としたが、これに限るものではなく、ジャム処理等
で用紙3を取り出し易い位置を用紙3の一時停止位置と
してもよい。例えば、図26に示すように、用紙3の先
端がレジストローラ24に当接する位置を用紙3の一時
停止位置とした場合、書き込み信号生成後、レジストロ
ーラ24の起動により高精度かつ迅速に用紙3をプリン
タエンジン2に搬送することができ、より信頼性の高い
画像形成装置1を提供することができる。
【0135】また、用紙3の先端がレジストローラ24
に当接する位置を用紙3の一時停止位置とした場合、レ
ジストローラ24の搬送力のみによって搬送ローラ21
を駆動せずに用紙3を搬送することが可能になり、用紙
3にかかる負荷を最小限にして搬送することができる。
さらに、レジストローラ24の駆動を制御するだけでよ
いので、制御を簡略化することができる。
【0136】[発明の実施の形態6]この発明の別の実
施の形態を、発明の実施の形態6として説明する。
【0137】以下の説明で、発明の実施の形態6が発明
の実施の形態5と共通する部材などには同一符号を用
い、詳細な説明は省略する。以下では、発明の実施の形
態6が発明の実施の形態5と相違する点を中心に説明す
る。
【0138】図27は、この発明の実施の形態の画像形
成装置の構造を概略的に示す正面図である。搬送経路1
8のレジストローラ24と搬送ローラ21との間には、
発明の実施の形態5におけるレジストセンサ41および
用紙検出センサ23または42と同様の機能を果たす兼
用センサ43が設けられている。この兼用センサ43
は、搬送経路18中でレジストローラ24より用紙搬送
方向のすぐ手前に設けられている。
【0139】この発明の実施の形態では、レジストセン
サ41と用紙検出センサ23、42としての機能を一つ
の兼用センサ43で実行することで、用紙搬送速度の調
整、用紙間隔の調整および用紙3のレジストレーション
動作を1回の用紙検出作業により行うことができる。
【0140】ここで、図28は、この発明の実施の形態
の用紙搬送動作を示すダイヤグラムである。兼用センサ
43はレジストセンサ41としても機能するため、兼用
センサ43によって用紙3の先端を検出すると所定時間
後に搬送ローラ21を停止する。また、兼用センサ43
によって用紙3の先端を検出した時間Tが、予め設定さ
れている標準時間T0よりも大きい場合、後行する用紙
bの搬送が遅れているあるいは用紙の間隔が所定より大
きいと判断して、プリンタエンジン2で画像形成を行う
際の用紙搬送速度に等しい搬送速度Vbよりも大きい搬
送速度VaをVbに減速する位置を標準の減速位置より
用紙搬送方向下流側にする。これによって、部品点数を
増加することなく、連続搬送する用紙3の間隔を小さく
することが可能になり、画像形成の生産性を向上させる
ことができる。
【0141】また、この発明の実施の形態では、兼用セ
ンサ43をレジストローラ24の手前に設けたので、よ
り高精度に用紙端部を検出することができる。
【0142】[発明の実施の形態7]この発明の別の実
施の形態を、発明の実施の形態7として説明する。
【0143】以下の説明で、発明の実施の形態6が発明
の実施の形態3と共通する部材などには同一符号を用
い、詳細な説明は省略する。以下では、発明の実施の形
態7が発明の実施の形態3と相違する点を中心に説明す
る。図29は、この発明の実施の形態7である画像形成
装置の概略構成を示す概念図であり、図30は、同画像
形成装置の電気的な接続を示すブロック図である。
【0144】スイッチバック経路17から搬送ローラ2
2により排出された用紙3の位置は若干のバラツキを有
している。また用紙反転位置からレジストローラ24へ
搬送する途上でも若干のバラツキが生じる。
【0145】そこで、この発明の実施の形態では、スイ
ッチバック経路17から搬送される用紙3の先端を用紙
検出センサ42で検出し、その検出結果に応じて用紙3
の搬送速度を制御して、速度制御手段を実現し、高精度
の用紙搬送を行うように構成している。
【0146】用紙3の搬送速度を制御する手段として
は、例えば、用紙検出センサ42の検出結果に応じて、
用紙3の搬送速度を速度VbからVsに減速するタイミ
ングを制御することや、用紙3の搬送速度Vbを最適な
別の速度Vcに変更するなどの手段を適用できる。
【0147】特に、図31に示すように、用紙検出セン
サ42で検出後に用紙3の搬送を停止し(図31に「画
像形成待ち」として示している)、この停止時間の長短
により、用紙3の搬送速度を制御するようにしてもよ
い。これによって、搬送ローラ21の用紙搬送速度は、
速度VbおよびVsで回転できる構成としておけば、そ
れ以上の速度変更は必要がなく、用紙搬送速度を連続的
に可変する煩雑な制御が不要である。また速度や速度変
化のタイミングを演算する必要がなく、用紙検出センサ
42で用紙3を検出後、用紙搬送を停止する制御と、用
紙3の搬送後、一定の時間経過後に用紙搬送を再開する
制御だけで、用紙搬送速度の制御が実現できるので、制
御を簡易にし、製造コストを低減することができる。
【0148】[発明の実施の形態8]この発明の別の実
施の形態を、発明の実施の形態8として説明する。
【0149】以下の説明で、発明の実施の形態8が発明
の実施の形態7と共通する部材などには同一符号を用
い、詳細な説明は省略する。以下では、発明の実施の形
態8が発明の実施の形態7と相違する点を中心に説明す
る。図32は、この発明の実施の形態8である画像形成
装置の概略構成を示す概念図であり、図33は、同画像
形成装置の電気的な接続を示すブロック図である。
【0150】この発明の実施の形態8では、レジストセ
ンサ41が設けられておらず、レジストローラ24はレ
ジストレーション動作を行わず、常時回転している。
【0151】すなわち、従来は用紙3と画像の同期を正
確に取る為に、例えば、画像データ生成を待っているよ
うな場合には、用紙3はレジストレーション動作実行状
態で停止させていた。このためジャム発生や、運転中に
も係らず使用者がメンテナンスなどの為に装置のカバー
を開放した場合、その用紙位置で用紙3が停止している
頻度が非常に高く、その用紙3は運転が継続できないの
で取り除く必要が発生していた。このようなときに用紙
先端のみがレジストローラ24に突き当たって挟持さ
れ、しかも搬送ローラ21にも挟持されている状態で
は、作業時に用紙3の先端部のみが破れてしまう危険性
が大きく、取り除く作業を慎重に行う必要があり操作性
を損なっていた。
【0152】そこで、この発明の実施の形態では、図3
4に示すように、レジストローラ24はレジストレーシ
ョン動作を行わず常時回転しているようにして、スイッ
チバック経路17以降の用紙3の搬送は、それ以前の搬
送動作とは独立して行える特徴を生かし、用紙検出セン
サ42で用紙先端を検出後、用紙3の搬送を一旦停止し
て画像形成の完了を待つように構成したので、前記のよ
うな不具合が解消できる。一旦停止する時間は停止位置
に用紙3が到着したときに画像形成が完了していれば0
としても良い。
【0153】従来のレジストレーション動作を省略した
ことにより、レジストローラ24は用紙間隔に相当する
タイミングで素早く停止、再起動する必要がなくなるの
で、ステッピングモータによる独立駆動や専用クラッチ
を設ける必要がなくなり、装置のコンパクト化や製造コ
ストの低減が図れるだけでなく、用紙搬送の停止に伴な
う用紙間隔の増大が一切ないので、用紙間隔を更に短縮
でき、生産性向上にたいへん有効である。
【0154】また、一旦停止する位置を搬送ローラ21
が用紙3を挟持した後としたので、用紙aが長時間に渡
って画像形成待ちとなった場合でも、用紙bの搬送を反
転停止位置まで搬送ローラ22による干渉を受けること
なく独立して完了できるので、搬送制御が簡略化でき好
適である。
【0155】[発明の実施の形態9]この発明の別の実
施の形態を、発明の実施の形態9として説明する。
【0156】図35は、この発明の実施の形態9である
プリンタ51の概略構成を示すブロック図である。この
プリンタ51は、発明の実施の形態1〜8のいずれかの
一に記載の画像形成装置1と、画像データの入力を受付
ける入力端子52と、画像形成装置1を制御して入力端
子52から入力した画像データに基づく画像の形成を用
紙上に行わせる制御部53とを備えている。
【0157】[発明の実施の形態10]この発明の別の
実施の形態を、発明の実施の形態10として説明する。
【0158】図36は、この発明の実施の形態10であ
る複写機61の概略構成を示すブロック図である。この
複写機61は、原稿の画像を読み取る画像読取装置62
と、発明の実施の形態1〜8のいずれかの一に記載の画
像形成装置1と、画像読取装置62および画像形成装置
1を制御して、画像読取装置62で読み取った原稿の画
像データに基づく画像形成を画像形成装置1で用紙3上
に行わせる制御部63とを備えている。
【0159】[発明の実施の形態11]この発明の別の
実施の形態を、発明の実施の形態11として説明する。
【0160】図37は、この発明の実施の形態11であ
るファクシミリ装置71の概略構成を示すブロック図で
ある。このファクシミリ装置71は、原稿の画像を読み
取る画像読取装置72と、発明の実施の形態1〜8のい
ずれかの一に記載の画像形成装置1と、ネットワークを
介して外部との間で画像データの送受信を行う送受信装
置73と、画像読取装置72、画像形成装置1および送
受信装置73を制御して、画像読取装置72で読み取っ
た原稿の画像データを送受信装置73でネットワークを
介して外部に送信し、送受信装置73でネットワークを
介して外部から受信した画像データ基づく画像形成を画
像形成装置1で用紙上に行わせる制御部74とを備えて
いる。
【0161】[発明の実施の形態12]この発明の別の
実施の形態を、発明の実施の形態12として説明する。
【0162】図38は、この発明の実施の形態12であ
る複合機81の概略構成を示すブロック図である。この
複合機81は、原稿の画像を読み取る画像読取装置82
と、発明の実施の形態1〜8の一に記載の画像形成装置
1と、ネットワークを介して外部との間で画像データの
送受信を行う送受信装置83と、画像データの入力を受
付ける入力端子84と、画像データを出力する出力端子
85と、画像読取装置82、画像形成装置1および送受
信装置83を制御して、選択的に、入力端子84で受付
けた画像データに基づく画像の形成を画像形成装置1で
行い、画像読取装置82で読み取った原稿の画像データ
を出力端子85を介して外部に出力し、画像読取装置8
2で読み取った原稿の画像データを送受信装置83でネ
ットワークを介して外部に送信し、または、送受信装置
83でネットワークを介して外部から受信した画像デー
タ基づく画像形成を画像形成装置1で用紙3上に行なう
制御部86とを備えている。
【0163】なお、前記発明の実施の形態1〜12で
は、プリンタエンジン2の印刷方式が電子写真方式であ
る例により説明したが、この発明はこの点に限定される
ものではなく、インクジェット方式等各種印刷方式のプ
リンタエンジンを用いることができる。
【0164】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、一時収納部に
一時的に用紙を収納することができるので、積載収納さ
れている状態から分離したときの用紙の先端位置のバラ
ツキを吸収することができ、用紙の搬送速度を過渡的に
加速することなく、プリンタエンジンに連続搬送する用
紙の間隔を縮めて、画像形成の生産性を向上させること
ができる。また、一時収納部に一時的に用紙を収納する
ことができるので、積層収納部側の搬送経路で用紙を送
る場合とプリンタエンジン側の搬送経路で用紙を送る場
合とで用紙の搬送速度を異ならせても、用紙の搬送速度
の安定した変換を行なうことができる。
【0165】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の画像形成装置において、プリンタエンジン側での用紙
の搬送速度を増大することなく、プリンタエンジンに連
続搬送する用紙の間隔をさらに縮めて、画像形成の生産
性をさらに向上させることができる。
【0166】請求項3に記載の発明は、請求項または2
に記載の画像形成装置において、プリンタエンジンの手
前でレジストレーション動作を行なうときでも、給紙装
置全体を一時停止する必要がないので、用紙の安定した
搬送を行なうことができる。
【0167】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれかの一に記載の画像形成装置において、ローラ対
で用紙をニップした状態で、用紙の搬送の停止、搬送方
向の変換、搬送速度の変換が行なえ、給紙装置による変
速制御を不要としたので、画像形成装置の製造コストを
低減することができる。
【0168】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の画像形成装置において、一時収納部から搬送路に送り
出されつつある用紙と搬送路から一時収納部に収納され
つつある用紙とが重畳し合って一時収納部内に同時に存
在することができるので、プリンタエンジンに連続搬送
する用紙の間隔をさらに縮めて、画像形成の生産性をさ
らに向上させることができる。
【0169】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の画像形成装置において、単一の用紙検出センサで一時
収納部に進入してくる用紙の進入側先端部も一時収納部
内から送出される用紙の送出側先端部も検出することが
できるので、画像形成装置の製造コストを低減すること
ができる。
【0170】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の画像形成装置において、従来、レジストレーション動
作のタイミングをとるために用いていたレジストセンサ
を不要とすることができるので、画像形成装置の製造コ
ストを低減することができる。
【0171】請求項8に記載の発明は、一時収納部に一
時的に用紙を収納することができるので、積載収納され
ている状態から分離したときの用紙の先端位置のバラツ
キを吸収することができ、用紙の搬送速度を過渡的に加
速することなく、プリンタエンジンに連続搬送する用紙
の間隔を縮めて、画像形成の生産性を向上させることが
できる。また、一時収納部からプリンタエンジンに搬送
する用紙の搬送速度をプリンタエンジンでの画像形成の
際の用紙搬送速度より大きくすることで、搬送する用紙
の間隔を小さくすることが可能になり、搬送する用紙間
隔の拡大によるプリンタエンジンの磨耗劣化の低減する
ことができ、用紙搬送品質および画像形成の生産性を向
上させることができる。
【0172】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の画像形成装置において、用紙反転装置によって搬送経
路に送り出した用紙の給紙装置によるレジストローラま
での搬送の速度をレジストローラによる用紙のプリンタ
エンジンに対する搬送速度より速くすることで、搬送す
る用紙の間隔を小さくすることが可能になり、搬送する
用紙間隔の拡大によるプリンタエンジンの磨耗劣化の低
減することができ、用紙搬送品質および画像形成の生産
性を向上させることができる。
【0173】請求項10に記載の発明は、請求項8また
は9記載の画像形成装置において、プリンタエンジンへ
搬送する用紙の搬送速度の程度を変更することで、搬送
する用紙の間隔を調節することが可能になり、搬送する
用紙間隔の拡大によるプリンタエンジンの磨耗劣化の低
減することができ、用紙搬送品質および画像形成の生産
性を向上させることができる。
【0174】請求項11に記載の発明は、請求項8また
は9記載の画像形成装置において、用紙の搬送速度をプ
リンタエンジンで搬送する際の用紙の搬送速度より大き
くする時間を変更することで、搬送する用紙の間隔を調
節することが可能になり、搬送する用紙間隔の拡大によ
るプリンタエンジンの磨耗劣化の低減することができ、
用紙搬送品質および画像形成の生産性を向上させること
ができる。
【0175】請求項12に記載の発明は、請求項8〜1
1のいずれかの一に記載の画像形成装置において、用紙
反転装置で搬送経路に送り出した用紙の搬送を開始して
から用紙検出センサによって用紙を検出するまでの時間
に基づいて、用紙反転装置で搬送経路に送り出した用紙
の搬送速度を大きくするので、搬送する用紙の間隔を小
さくすることが可能になり、搬送する用紙間隔の拡大に
よるプリンタエンジンの磨耗劣化を低減して、用紙搬送
品質および画像形成の生産性を向上させることができ
る。
【0176】請求項13に記載の発明は、請求項8〜1
1のいずれかの一に記載の画像形成装置において、先行
する用紙の後端を検出してから後行する用紙の先端を検
出するまでの時間に基づいて、先行する用紙の後端と後
行する用紙の先端との搬送間隔を略一定に維持するよう
に後行する用紙の搬送速度を大きくするので、例えば、
用紙の搬送方向の長さの誤差が大きい用紙を搬送する場
合にも、搬送する用紙の間隔を小さくすることが可能に
なり、搬送する用紙間隔の拡大によるプリンタエンジン
の磨耗劣化の低減することができ、用紙搬送品質および
画像形成の生産性を向上させることができる。
【0177】請求項14に記載の発明は、請求項8〜1
1のいずれかの一に記載の画像形成装置において、用紙
反転装置で搬送経路に送り出した用紙の搬送を開始して
から用紙検出センサによって用紙を検出するまでの時間
に基づいて、用紙の搬送を搬送経路中の所定の位置で一
時停止するので、部品点数を増加せずに、また、給紙装
置による一時収納部への用紙搬送を妨げることなく、搬
送する用紙の間隔を小さくすることが可能になり、搬送
する用紙間隔の拡大によるプリンタエンジンの磨耗劣化
の低減することができ、用紙搬送品質および画像形成の
生産性を向上させることができる。
【0178】請求項15に記載の発明は、請求項9に記
載の画像形成装置において、用紙反転装置によって搬送
経路に送り出した用紙がレジストローラに突き当たった
状態で用紙の搬送を一時停止するので、用紙搬送を再開
した場合に、プリンタエンジンへ迅速かつ高精度に用紙
を搬送することが可能になり、用紙搬送品質および画像
形成の生産性を向上させることができる。
【0179】請求項16に記載の発明は、請求項15に
記載の画像形成装置において、部品点数を少なくして、
製造コストを低減することができる。
【0180】請求項17に記載の発明は、請求項8に記
載の画像形成装置において、一時収納部で用紙をスイッ
チバックする際に発生する用紙間隔のばらつきを、速度
制御手段による用紙の搬送速度の制御により補正するこ
とが可能となり、用紙間隔をさらに縮小することが可能
となる。また、かかる用紙間隔のばらつきの補正を行う
ことで、従来のレジストローラに相当する給紙用のロー
ラを設け、これを連続的に駆動してレジストレーション
動作を行わないようにしても、用紙間隔を精度よく保つ
ことができる。
【0181】請求項18に記載の発明は、請求項9に記
載の画像形成装置において、一時収納部で用紙をスイッ
チバックする際に発生する用紙間隔のばらつきを、速度
制御手段による用紙の搬送速度の制御により補正するこ
とが可能となり、用紙間隔をさらに縮小することが可能
となる。
【0182】請求項19に記載の発明は、請求項17ま
たは18に記載の画像形成装置において、用紙の搬送速
度の制御を用紙の搬送を停止する時間の大きさにより行
うので、複雑な速度演算や変速実行時間を演算する必要
がなくなり、簡易な制御で用紙間隔をさらに縮小するこ
とが可能となる。
【0183】請求項20に記載の発明は、電子写真方式
で画像形成を行う画像形成装置について、請求項1〜1
9のいずれかの一に記載の発明と同様の作用、効果を奏
する。
【0184】請求項21に記載の発明は、デジタル電子
写真方式で画像形成を行う画像形成装置について、請求
項1〜19のいずれかの一に記載の発明と同様の作用、
効果を奏することができる。
【0185】請求項22に記載の発明は、プリンタにつ
いて請求項1〜19のいずれかの一に記載の発明と同様
の作用、効果を奏することができる。
【0186】請求項23に記載の発明は、複写機につい
て請求項1〜19のいずれかの一に記載の発明と同様の
作用、効果を奏することができる。
【0187】請求項24に記載の発明は、ファクシミリ
装置について請求項1〜19のいずれかの一に記載の発
明と同様の作用、効果を奏することができる。
【0188】請求項25に記載の発明は、複合機につい
て請求項1〜19のいずれかの一に記載の発明と同様の
作用、効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態である画像形成装置の
概略構成を示す概念図である。
【図2】前記画像形成装置の給紙装置の構成を示す概念
図である。
【図3】前記給紙装置の動作を説明する概念図である。
【図4】前記給紙装置の動作を説明する概念図である。
【図5】前記給紙装置の動作を説明するダイヤグラムで
ある。
【図6】前記給紙装置の動作を説明する概念図である。
【図7】前記給紙装置の動作を説明する概念図である。
【図8】前記給紙装置の動作を説明する概念図である。
【図9】前記給紙装置の動作を説明する概念図である。
【図10】前記給紙装置の動作を説明する概念図であ
る。
【図11】前記給紙装置の動作を説明するダイヤグラム
である。
【図12】前記給紙装置の制御系の電気的な接続を示す
ブロック図である。
【図13】前記給紙装置のスイッチバック経路の近傍に
設けられている搬送ローラの駆動機構を示す概念図であ
る。
【図14】前記搬送ローラの作用を説明する概念図であ
る。
【図15】前記給紙装置におけるレジストレーション動
作を説明するフローチャートである。
【図16】この発明の実施の形態2の画像形成装置の概
略構成を示す概念図である。
【図17】前記画像形成装置の制御系の電気的な接続を
示すブロック図である。
【図18】前記画像形成装置の用紙搬送動作を示すダイ
ヤグラムである。
【図19】この発明の実施の形態3である画像形成装置
の概略構成を示す概念図である。
【図20】前記画像形成装置の制御系の電気的な接続を
示すブロック図である。
【図21】前記画像形成装置の用紙搬送動作を示すダイ
ヤグラムである。
【図22】前記画像形成装置の制御の流れを示すフロー
チャートである。
【図23】この発明の実施の形態4である画像形成装置
の用紙搬送動作を示すダイヤグラムである。
【図24】前記画像形成装置の用紙搬送における制御の
流れを示すフローチャートである。
【図25】この発明の実施の形態5である画像形成装置
の用紙搬送動作を示すダイヤグラムである。
【図26】同ダイヤグラムである。
【図27】この発明の実施の形態6である画像形成装置
の概略構成を示す概念図である。
【図28】前記画像形成装置の用紙搬送動作を示すダイ
ヤグラムである。
【図29】この発明の実施の形態7である画像形成装置
の概略構成を示す概念図である。
【図30】前記画像形成装置の制御系の電気的な接続を
示すブロック図である。
【図31】前記画像形成装置の用紙搬送動作を示すダイ
ヤグラムである。
【図32】この発明の実施の形態8である画像形成装置
の概略構成を示す概念図である。
【図33】前記画像形成装置の制御系の電気的な接続を
示すブロック図である。
【図34】前記画像形成装置の用紙搬送動作を示すダイ
ヤグラムである。
【図35】この発明の実施の形態9であるプリンタの概
略構成を示す概念図である。
【図36】この発明の実施の形態10である複写機の概
略構成を示す概念図である。
【図37】この発明の実施の形態11であるファクシミ
リ装置の概略構成を示す概念図である。
【図38】この発明の実施の形態12である複合機の概
略構成を示す概念図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 プリンタエンジン 3 用紙 4 積層収納部 5 給紙装置 8 デジタル光書込装置 16 搬送経路 17 一時収納部 18 搬送経路 19 搬送経路 20 給紙装置 21 給紙装置 22 用紙反転装置 23 用紙検出センサ 24 レジストローラ 32 圧接・開放装置 41…レジストセンサ 42…用紙検出センサ 43…兼用センサ 51…プリンタ 52…入力端子 53…制御部 61…複写機 62…画像読取装置 63…制御部 71…ファクシミリ装置 72…画像読取装置 73…送受信装置 74…制御部 81…複合機 82…画像読取装置 83…送受信装置 84…入力端子 85…出力端子 86…制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村中 政一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2C061 AP01 AP03 AP04 AP07 AQ06 HH07 HJ03 HK19 HN17 3F049 DA12 EA13 EA14 EA23 LA02 LA03 LA05 LA07 LB03 3F053 BA03 BA14 BA27 LA02 LA05 LA07 LB01 3F102 AA02 AA07 AA10 AA11 AB01 BA07 BA11 CA03 CB01 DA08 FA07 5C062 AA02 AA05 AB17 AB22 AB30 AB32 AB38 AC09 AC11 AC12 AC13 AC58 AC66 AE15 BA01 BA04

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙上に画像形成を行うプリンタエンジ
    ンと、 用紙が積層されて収納される積層収納部と、 この積層されている用紙を1枚ずつ分離して前記プリン
    タエンジンに搬送する給紙装置と、 前記搬送を行う搬送経路上に設けられ前記積層収納部か
    ら取り出された前記用紙が一時的に収納される一時収納
    部と、 この一時収納部に前記積層収納部から搬送された前記用
    紙を先端から収納し、また、前記一時収納部に収納され
    ている前記用紙の後端を先端とするように前記用紙をス
    イッチバックして前記プリンタエンジンに向けて送り出
    す用紙反転装置とを備え、 前記給紙装置は、前記一時収納部より前記積層収納部側
    の前記搬送経路で前記用紙を送る場合と前記一時収納部
    より前記プリンタエンジン側の前記搬送経路で前記用紙
    を送る場合とで前記用紙の搬送速度を異ならせている画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記給紙装置は、前記一時収納部から前
    記プリンタエンジンに向けて前記用紙を送る場合より前
    記積層収納部から前記一時収納部に向けて前記用紙を送
    る場合の前記用紙の搬送速度を速くしている請求項1に
    記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記給紙装置は、前記一時収納部より前
    記積層収納部側の前記搬送経路と前記一時収納部より前
    記プリンタエンジン側の前記搬送経路とで前記用紙の搬
    送およびその停止のタイミングを別個独立としている請
    求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記用紙反転装置は、前記用紙をニップ
    して正逆回転可能なーラ対からなり、このローラ対の正
    逆回転により前記用紙の前記一時収納部への収納および
    前記プリンタエンジンに向けての送り出しを行なう請求
    項1〜3のいずれかの一に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記ローラ対間を圧接させまた当該圧接
    を開放する圧接・開放装置を備え、 前記開放により前記一時収納部から前記搬送路に送り出
    されつつある前記用紙と前記搬送路から前記一時収納部
    に収納されつつある前記用紙とが重畳し合って前記一時
    収納部内に同時に存在することを可能とする請求項4に
    記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記一時収納部内であって前記一時収納
    部内に同時に存在する用紙が重畳し合わない領域で前記
    用紙を検出する用紙検出センサを備え、 前記用紙検出センサにより前記一時収納部に進入してく
    る前記用紙の進入側先端部および前記一時収納部内から
    送出される前記用紙の送出側先端部のいずれも検出可能
    とした請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記一時収納部内から送出される前記用
    紙の前記送出側先端部の前記用紙検出センサによる検出
    信号に基づいて前記搬送経路から前記プリンタエンジン
    に前記用紙を供給する際のレジストレーション動作のタ
    イミングをとるタイミング手段を備えている請求項6に
    記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 用紙上に画像形成を行うプリンタエンジ
    ンと、 用紙が積層されて収納される積層収納部と、 この積層されている用紙を1枚ずつ分離して前記プリン
    タエンジンに搬送する給紙装置と、 前記搬送を行う搬送経路上に設けられ前記積層収納部か
    ら取り出された前記用紙が一時的に収納される一時収納
    部と、 この一時収納部に前記積層収納部から搬送された前記用
    紙を先端から収納し、また、前記一時収納部に収納され
    ている前記用紙の後端を先端とするように前記用紙をス
    イッチバックして前記プリンタエンジンに向けて送り出
    す用紙反転装置とを備え、 前記給紙装置は、前記一時収納部から前記プリンタエン
    ジンへ搬送する前記用紙の搬送速度を前記プリンタエン
    ジンでの画像形成の際の用紙搬送速度より大きくする画
    像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記用紙反転装置によって前記搬送経路
    に送り出した前記用紙の先端を検出するレジストセンサ
    と、 前記レジストセンサによって検出した前記用紙の前記プ
    リンタエンジンに対する搬送タイミングを前記画像形成
    の動作に同期させるレジストローラとを備え、 前記用紙反転装置によって前記搬送経路に送り出した前
    記用紙の前記給紙装置による前記レジストローラまでの
    搬送の速度を前記レジストローラによる前記用紙の前記
    プリンタエンジンに対する搬送速度より速くしている請
    求項8に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記給紙装置は、前記一時収納部から
    前記プリンタエンジンへ搬送する前記用紙の搬送速度の
    程度を変更する用紙間距離調節手段を備える請求項8ま
    たは9記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記給紙装置は、前記一時収納部から
    前記プリンタエンジンへ搬送する前記用紙の搬送速度を
    前記プリンタエンジンで搬送する際の用紙の搬送速度よ
    り大きくする時間を変更する用紙間距離調節手段を備え
    る請求項8または9記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記用紙反転装置によって前記搬送経
    路に送り出した前記用紙を検出する用紙検出センサと、 前記給紙装置によって前記用紙反転装置で前記搬送経路
    に送り出した前記用紙の搬送を開始してから前記用紙検
    出センサによって前記用紙を検出するまでの時間を計時
    する計時手段とを備え、 前記給紙装置は、前記計時手段によって計時した時間に
    基づいて前記用紙反転装置によって前記搬送経路に送り
    出した前記用紙の搬送速度を大きくする請求項8〜11
    のいずれかの一に記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記用紙反転装置によって前記搬送経
    路に送り出した前記用紙を検出する用紙検出センサと、 前記用紙検出センサによって先行する前記用紙の後端を
    検出してから後行する前記用紙の先端を検出するまでの
    時間を計時する計時手段とを設け、 前記給紙装置は、前記計時手段によって計時した時間に
    基づいて先行する前記用紙の後端と後行する前記用紙の
    先端との搬送間隔を略一定に維持するように後行する前
    記用紙の搬送速度を大きくする請求項8〜11のいずれ
    かの一に記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記用紙反転装置によって前記搬送経
    路に送り出した前記用紙を検出する用紙検出センサと、 前記給紙装置によって前記用紙反転装置で前記搬送経路
    に送り出した前記用紙の搬送を開始してから前記用紙検
    出センサによって前記用紙を検出するまでの時間を計時
    する計時手段とを設け、 前記給紙装置は、前記計時手段によって計時した時間に
    基づいて前記用紙の搬送を前記搬送経路中の所定の位置
    で一時停止する請求項8〜11のいずれかの一に記載の
    画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記用紙反転装置によって前記搬送経
    路に送り出した前記用紙を検出する用紙検出センサと、 前記給紙装置によって前記用紙反転装置で前記搬送経路
    に送り出した前記用紙の搬送を開始してから前記用紙検
    出センサによって前記用紙を検出するまでの時間を計時
    する計時手段とを設け、 前記給紙装置は、前記計時手段によって計時した時間に
    基づいて前記用紙の搬送を前記搬送経路中の所定の位置
    で一時停止するものであり、 前記給紙装置は、前記用紙反転装置によって前記搬送経
    路に送り出した前記用紙が前記レジストローラに突き当
    たった状態で前記用紙の搬送を一時停止する請求項9に
    記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記レジストセンサは、前記用紙検出
    センサと兼用である請求項15に記載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記搬送経路の前記一時収納部から前
    記プリンタエンジンまでの間で前記一時収納部側で前記
    用紙を検出する用紙検出センサと、 この用紙の検出の結果に応じて前記用紙反転装置による
    前記用紙の搬送速度を制御する速度制御手段と、を備え
    ている請求項8に記載の画像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記搬送経路の前記一時収納部から前
    記プリンタエンジンまでの間で前記レジストセンサより
    前記一時収納部側で前記用紙を検出する用紙検出センサ
    と、 この用紙の検出の結果に応じて前記用紙反転装置による
    前記用紙の搬送速度を制御する速度制御手段と、を備え
    ている請求項9に記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記速度制御手段は、前記用紙検出セ
    ンサにより前記用紙の先端の検出後における前記用紙反
    転装置による前記用紙の搬送を停止する時間の大きさに
    より前記搬送速度の制御を行うものである請求項17ま
    たは18に記載の画像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記プリンタエンジンは、前記画像形
    成を電子写真方式で行うことを特徴とする請求項1〜1
    9のいずれかの一に記載の画像形成装置。
  21. 【請求項21】 前記プリンタエンジンは、前記画像形
    成を感光体に対する静電潜像の光書込みにデジタル光書
    込装置を用いるデジタル電子写真方式で行なうことを特
    徴とする請求項20に記載の画像形成装置。
  22. 【請求項22】 請求項1〜21のいずれかの一に記載
    の画像形成装置と、 画像データの入力を受付ける入力端子と、 前記画像形成装置を制御して前記画像データに基づく画
    像の形成を用紙上に行わせる制御部と、を備えているプ
    リンタ。
  23. 【請求項23】 原稿の画像を読み取る画像読取装置
    と、 請求項1〜21のいずれかの一に記載の画像形成装置
    と、 前記画像読取装置および前記画像形成装置を制御して前
    記画像読取装置で読み取った原稿の画像データに基づく
    画像形成を前記画像形成装置で用紙上に行わせる制御部
    と、を備えている複写機。
  24. 【請求項24】 原稿の画像を読み取る画像読取装置
    と、 請求項1〜21のいずれかの一に記載の画像形成装置
    と、 ネットワークを介して外部との間で画像データの送受信
    を行う送受信装置と、 前記画像読取装置、前記画像形成装置および送受信装置
    を制御して、前記画像読取装置で読み取った原稿の画像
    データを前記送受信装置でネットワークを介して外部に
    送信し、前記送受信装置でネットワークを介して外部か
    ら受信した画像データ基づく画像形成を前記画像形成装
    置で用紙上に行わせる制御部と、を備えているファクシ
    ミリ装置。
  25. 【請求項25】 原稿の画像を読み取る画像読取装置
    と、 請求項1〜21のいずれかの一に記載の画像形成装置
    と、 ネットワークを介して外部との間で画像データの送受信
    を行う送受信装置と、 画像データの入力を受付ける入力端子と、 画像データを出力する出力端子と、 前記画像読取装置、前記画像形成装置および送受信装置
    を制御して、選択的に、前記入力端子で受付けた前記画
    像データに基づく画像の形成を前記画像形成装置で行
    い、前記画像読取装置で読み取った原稿の画像データを
    前記出力端子を介して外部に出力し、前記画像読取装置
    で読み取った原稿の画像データを前記送受信装置でネッ
    トワークを介して外部に送信し、または、前記送受信装
    置でネットワークを介して外部から受信した画像データ
    基づく画像形成を前記画像形成装置で用紙上に行なう制
    御部と、を備えている複合機。
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