JP3743203B2 - 画像形成装置および搬送制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像形成装置および画像形成装置の搬送制御方法に関し、特に、転写紙を高速に搬送する際の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機、プリンタ、ファクシミリ装置などの画像形成装置においては、複写処理を開始してから第1枚目の複写紙が出力されるまでの時間(ファーストコピータイム)や、単位時間あたりの複写紙の出力枚数が重要視されてきている。
【0003】
そして、これらの性能を向上させるために、画像形成装置内部では、転写紙の搬送が滞ることなく、略連続的に行うことが望ましい。
このため、レジストローラ,感光体ドラム,定着ローラを転写紙が通過する通常の第2の搬送速度に対し、その2倍の第1の搬送速度で給紙トレイからの搬送や両面画像形成の際の反転再給紙の搬送を行う画像形成装置が好ましい。
【0004】
そして、このように2つの速度を切り換えて搬送を行う場合、一定速度のレジストローラ直前に配置された搬送ローラでは、クラッチ機構を用いて速度の切り替えを行うようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、クラッチ機構を用いると、切り替え時間や応答時間が必要になる。さらに、2つの搬送ローラで転写紙を挟持して搬送する場合には、2つの搬送ローラの応答時間の微妙なずれにより、駆動源に対する過負荷や、転写紙と搬送ローラとの擦れによる転写紙へのダメージや異常音の発生といった不具合が発生する。
【0006】
このような不具合を防止するため、従来は、2つの搬送ローラで転写紙を挟持する場合に、2つの搬送ローラのグリップ力に差を設ける手法や、2つの搬送ローラで挟持される転写紙に余分なたわみを設ける手法などが採用されていた。
【0007】
しかし、2つの搬送ローラ間の転写紙にたわみを設けることは、転写紙の搬送に無駄な時間を設けることに繋がり、高速性を若干犠牲にすることになっていた。
【0008】
さらに、2つの搬送ローラにグリップ力の差を設ける場合であっても、駆動源に対する過負荷、転写紙へのダメージや異音発生を完全に防止できるものではなかった。
【0009】
従って、本発明の目的は、2つの搬送ローラで転写紙を挟持しつつ異なる搬送速度に切り換えて搬送する際に、搬送ローラのグリップ力の差や転写紙のたわみに頼ることなく、また、駆動源に対する過負荷、転写紙のダメージや異音を発生することのない画像形成装置および搬送制御方法を実現することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
すなわち、上記課題を解決する本願発明は以下に述べるようなものである。
(1)請求項1記載の発明は、複数の搬送ローラをそれぞれ駆動する複数の駆動源と、それぞれ駆動源の異なる複数の搬送ローラ間に1枚の転写紙を狭持した状態で、該転写紙の搬送速度を異なる搬送速度に切り換えるための前記複数の駆動源を制御する駆動制御手段と、を備えてなる画像形成装置における搬送制御方法であって、前記複数の駆動源はステッピングモータであり、前記駆動制御手段は前記複数のステッピングモータの加減速時の駆動周波数を同一のパターンに基づいて変更して駆動せしめることを特徴とする画像形成装置の搬送制御方法である。
【0011】
また、請求項4記載の発明は、複数の搬送ローラをそれぞれ駆動する駆動源としての複数のステッピングモータと、それぞれ駆動源の異なる複数の搬送ローラ間に1枚の転写紙を狭持した状態で、該転写紙の搬送速度を異なる搬送速度に切り換えるための前記複数の駆動源を制御する駆動制御手段と、を備え、前記駆動制御手段は前記複数のステッピングモータの加減速時の駆動周波数を同一のパターンに基づいて変更して駆動せしめる制御を行うことを特徴とする画像形成装置である。
【0012】
これらの発明では、複数の搬送ローラをそれぞれ独立したステッピングモータで駆動するようにしており、かつ、複数のステッピングモータの加減速時の駆動周波数を同一のパターンに基づいて変更して駆動するようにしているため、転写紙を挟持しつつ搬送する2つの搬送ローラは、起動から停止までが同期した状態になる。
【0013】
このため、2つの搬送ローラで転写紙を挟持しつつ異なる搬送速度に切り換えて搬送する際に、搬送ローラのグリップ力の差や転写紙のたわみに頼ることなく、また、駆動源に対する過負荷、転写紙のダメージや異音を発生することのない搬送制御を実現できる。
【0014】
(2)請求項2記載の発明は、前記駆動周波数は、共通の発振源から発生された周波数を分周して生成する、ことを特徴とする請求項1記載の搬送制御方法である。
【0015】
また、請求項5記載の発明は、前記駆動制御手段は、基本クロックを生成するための共通の発振源と、前記発振源で生成された基本クロックの周波数を分周して、前記複数のステッピングモータをそれぞれ駆動する駆動パルスを生成する複数の分周器と、を備えたことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置である。
【0016】
これらの発明では、複数の搬送ローラはそれぞれ独立したステッピングモータにより駆動されているが、発振源が共通であるため、完全に同期した状態を作り出すことができる。これにより、転写紙を挟持しつつ搬送する2つの搬送ローラは、起動から停止までが完全に同期した状態になる。
【0017】
このため、2つの搬送ローラで転写紙を挟持しつつ異なる搬送速度に切り換えて搬送する際に、搬送ローラのグリップ力の差や転写紙のたわみに頼ることなく、また、駆動源に対する過負荷、転写紙のダメージや異音を発生することのない搬送制御を実現できる。
【0018】
(3)請求項3記載の発明は、前記複数の搬送ローラの一方は転写紙の反転を行う反転搬送ローラであることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の搬送制御方法である。
【0019】
また、請求項6記載の発明は、前記複数の搬送ローラの一方は転写紙の反転を行う反転搬送ローラである、ことを特徴とする請求項4または請求項5のいずれかに記載の画像形成装置である。
【0020】
これらの発明では、複数の搬送ローラはそれぞれ独立したステッピングモータにより駆動されており、一方の搬送ローラは反転搬送ローラであるため、両面画像形成の際の反転再給紙の搬送の際にも、2つの搬送ローラで転写紙を挟持しつつ異なる搬送速度に切り換えて搬送する際に、搬送ローラのグリップ力の差や転写紙のたわみに頼ることなく、また、駆動源に対する過負荷、転写紙のダメージや異音を発生することのない搬送制御を実現できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態の画像形成装置の主要部分の電気的構成例を示すブロック図、図2は本発明の実施の形態例の画像形成装置の全体の構成を示すブロック図、図3は本発明の実施の形態例の画像形成装置の機械的構成を示す側断面図である。
【0022】
まず、図2と図3とを参照して画像形成装置の全体について説明する。この図2において、10は自動原稿搬送手段(以下、ADFとも言う)であり、原稿を読み取るための搬送を行う手段である。20は原稿を光学的にスキャンして読み取って画像データを生成する画像読み取り部である。50は画像データを電子写真方式により記録媒体(以下、転写紙という)p上に記録する画像形成部である。
【0023】
100は各部を制御する制御手段としてのCPUであり、図示されない処理プログラムに従って各部を制御する。
110はコピー枚数、拡大・縮小率、転写紙サイズ(A4,A4R,B5,B5R)などの選択や指定、コピー開始などの各種操作を行なう操作部であり、操作された結果はCPU100に伝達される。
【0024】
120はADF10の原稿搬送を制御するADF制御部であり、CPU100の指示に従って原稿搬送状態を制御する。130は圧縮された画像データを記憶する記憶手段としての画像メモリであって、記憶(格納)と読み出し(出力)とを行うことが可能なメモリで構成されている。
【0025】
140は画像読み取り部20で読み取られた画像データを処理する読み取り画像処理部である。150は読み取り画像処理部で処理された画像データを画像メモリ130に書き込むための圧縮処理と、画像メモリ130から読み出された圧縮状態の画像データを伸長するための伸長処理とを行う圧縮伸長回路である。160は伸長されて元の状態に戻った画像データを画像形成用に処理する記録画像処理部である。
【0026】
170は後述する駆動源の駆動状態を制御し転写紙の搬送制御を行う駆動制御手段であり、180は駆動制御手段170の制御に基づいて転写紙の搬送を行う搬送ローラを駆動する第1および第2駆動源である。
【0027】
図3は本発明の実施の形態例で用いる画像形成装置の断面構成を示す構成図である。この図3において、原稿の両面搬送が可能なADF10の原稿載置部11には、原稿第1頁の表面を上にした状態の原稿dが複数枚載置されている。ローラ12a、ローラ12bを介して送り出された原稿の1枚目はローラ13を介して搬送される。
【0028】
この時、光源23により原稿dの原稿面が照射され、その反射光がミラー24,25,26、結像光学系27を介して光電変換手段であるCCD28の受光面に像を結ぶ。ここで、光源23、ミラー24,25,26、結像光学系27及びCCD28を有する光学系、並びに、図示されていない光学系駆動手段とで画像読み取り部20を構成している。
【0029】
この図3において、原稿dをプラテンガラス21上に読み取り面を下に向けた状態に載置して読み取る場合には、光学系はプラテンガラス21に沿って走査して読み取りを行う。
【0030】
また、原稿dを搬送しながら読み取る場合には、第2のプラテンガラス22下に光源23とミラー24とが固定された状態で読み取りを行う。そして、読み取られた原稿dの画像データは、CCD28から図示しない読み取り画像処理部140に送られる。
【0031】
なお、原稿dがADF10により両面搬送される場合には、原稿dの1ページ目が読み取られると、今度は反転ローラ14を介して再度ローラ13へ反転搬送せしめ、原稿裏面の画像が画像読み取り部20で読み取られ、読み取られた画像データが読み取り画像処理部140に送られる。
【0032】
このようにして、表面と裏面との画像が読み取られた原稿dは、再度反転ローラ14で反転されて、表面を下に向けた状態で排紙皿16に排出され積載されていく。
【0033】
このようにして画像読み取り部20で読み取られた画像データは、読み取り画像処理部140で所定の画像処理が行なわれた後、圧縮伸長回路150で圧縮されて画像メモリ180に記憶される。
【0034】
一方、転写紙が積載されている給紙カセット30から、搬送ローラ181により転写紙pが送り出され、画像形成部50へ搬送される。
画像形成部50に搬送される転写紙pは、その入口付近のレジストローラ185に突き当てられ、ループ形成ローラ186によって転写紙にループを形成し、その後タイミング同期がとられて、像担持体となる感光体ドラム51表面へ搬送される。
【0035】
記録画像処理部160から画像書き込み部40に画像データが入力され、画像書込み部40内のレーザダイオードから画像データに応じたレーザ光を感光体ドラム51上に照射し、静電潜像を形成する。この静電潜像を現像部53で現像することで、感光体ドラム51上にトナー像を形成する。
【0036】
このトナー像は感光体ドラム51の下部の転写部54により転写紙pに転写される。そして、感光体ドラム51に当接している転写紙pは分離部55により分離される。感光体ドラム51から分離された転写紙pは搬送機構58を介して定着部59に入り、トナー像が熱と圧力とにより定着される。このようにして、転写紙pに画像が形成される。
【0037】
なお、両面画像形成の際の反転再給紙の必要がある場合には、トナー像が定着された転写紙pは、ガイド61を介して下方に搬送され、反転部63に入る。次に、反転部63に入ってきた転写紙pは、反転搬送ローラ190により反転されて送り出され、反転搬送路64を経由して再度画像形成部50に送られる。前記原稿dの片面の画像形成が終了した画像形成部50では、感光体ドラム51上に残留付着したトナーがクリーニング部56で除去され、次の画像形成に備えている。
【0038】
この状態で転写紙pのもう一方の面(未だ画像形成されていない面)が画像形成部50に搬入され、画像が形成される。分離部55で感光体ドラム51から分離された転写紙pは搬送機構58を介して再度定着部59に入って定着される。このようにして、裏面と表面との画像形成が完了した転写紙p、または、一方の面の画像形成が完了した転写紙pは機外に排出される。
【0039】
ここで、図1を参照して駆動制御手段170の詳細について説明する。この図1に示すように、駆動制御手段170は、所定の周波数の基本クロックを生成する発振源(オシレータ)171と、基本クロックをCPU100からの設定により分周する第1分周器172、基本クロックをCPU100からの分周比設定により分周する第2分周器173、第1分周器172で分周された分周信号からステッピングモータSMaを駆動するための駆動パルスを生成するドライバ174、第2分周器173で分周された分周信号からステッピングモータSMbを駆動するための駆動パルスを生成するドライバ175と、を備えている。
【0040】
なお、本実施の形態例では、発振源171を1つとして同期の向上,低コスト化を実現でき好ましいが、それぞれのドライバ174,175に対応して発振源を設けてもよい。
【0041】
また、搬送ローラ182aと搬送ローラ183aとは、1枚の転写紙を挟持した状態で速度を切り換えて搬送するための、それぞれ異なる駆動源(ステッピングモータSMaとステッピングモータSMb)により駆動される搬送ローラである。なお、ローラ182bとローラ183bとは、それぞれ搬送ローラ182aと搬送ローラ183aとの回転に応じて回転する従動ローラである。そして、CPU100からの分周のための設定とは、ステッピングモータSMa,SMbの加減速時の駆動周波数を同一のパターンに基づいて変更して駆動せしめるための設定を意味している。
【0042】
図4はステッピングモータSMaとステッピングモータSMbの加減速時の駆動周波数のパターンを示す説明図である。なお、ステッピングモータSMaにより駆動される搬送ローラ182aと、ステッピングモータSMbにより駆動される搬送ローラ183aとは、それぞれ、図3に示す位置に配置されている搬送ローラ189と反転搬送ローラ190とに該当する。
【0043】
ここで、図4におけるAの期間では、定着部59から排出された転写紙pが反転部63に入り反転搬送ローラに向けて搬送されている状態を示す。このAの期間では、ステッピングモータSMaおよびSMbはcw(時計回転)方向に回転し、搬送ローラ189および反転搬送ローラ190により第2の搬送速度(s)で転写紙が搬送され、定着部59から転写紙の後端が完全に排出されるまで搬送する。
【0044】
そして、定着部59から転写紙の後端が完全に排出されたことをセンサ400により検知されると、図4におけるBの期間において第1の搬送速度(2s)に切り換えがなされる。このBの期間においては、ステッピングモータSMaおよびSMbはcw(時計回転)方向に回転し、搬送ローラ189および反転搬送ローラ190により第1の搬送速度(2s)で転写紙が搬送される。このBの期間に置いては、大サイズの転写紙pは搬送ローラ189および反転搬送ローラ190とで挟持された状態で搬送速度が切り替えられて搬送される。この第1の搬送速度で転写紙pの後端が反転ローラの直前に達するまで搬送される。
【0045】
その後、図4におけるCの期間では、ステッピングモータSMbはccw(反時計回転)方向に逆回転し、反転搬送ローラ190により負の第1の搬送速度(s)で逆回転することで転写紙pを反転搬送せしめる。このとき、ステッピングモータSMaは駆動する必要はなく停止せしめているが、SMbと共に駆動せしめてもよい。そして、転写紙pが反転搬送された後にステッピングモータSMbは停止し、次の転写紙の搬送に備える。
【0046】
ここでは、搬送ローラ189を駆動する第1駆動源と、反転搬送ローラ190を駆動する第2駆動源とが独立している。
また、第1駆動源は、前記搬送ローラ189と共に搬送ローラ187,188の駆動を行い、定着部より下流かつ反転搬送ローラ190よりも上流の搬送ローラ187,188,189を同一の第1駆動源により駆動している。これは、前記搬送速度の切り換え時において、転写紙pはこれらの搬送ローラ187,188,189により挟持された状態になるため、搬送速度の切り換え時における転写紙pの搬送不良を防止できるために好ましい。
【0047】
また、定着部から排出された転写紙pを反転せしめて排紙トレイ上へ排出する場合においては、前記第1駆動源を逆転せしめることで前記搬送ローラ187〜189は反転搬送のための搬送ローラとも兼ねることが好ましい。反転時において、大サイズの転写紙の場合は、前記搬送ローラ190にも挟持された状態で反転搬送されるため、本実施の形態例のような駆動周波数を同一パターンにすることで転写紙のタイミングズレを防止できる。
【0048】
このように、本実施の形態例によれば、複数の搬送ローラをそれぞれ独立したステッピングモータで駆動するようにしており、かつ、複数のステッピングモータの加減速時の駆動周波数を同一のパターンに基づいて変更して駆動するようにしているため、転写紙を挟持しつつ搬送する2つの搬送ローラは、起動から停止までが同期した状態になる。
【0049】
このため、2つの搬送ローラで転写紙を挟持しつつ異なる搬送速度に切り換えて搬送する際に、搬送ローラのグリップ力の差や転写紙のたわみに頼ることなく、また、駆動源に対する過負荷、転写紙のダメージや異音を発生することのない搬送制御を実現できる。
【0050】
また、複数の搬送ローラはそれぞれ独立したステッピングモータにより駆動されているが、発振源が共通であるため、完全に同期した状態を作り出すことができる。これにより、転写紙を挟持しつつ搬送する2つの搬送ローラは、起動から停止までが完全に同期した状態になる。
【0051】
また、本実施の形態例において、複数の搬送ローラはそれぞれ独立したステッピングモータにより駆動されているが、このうちの一方の搬送ローラを反転搬送ローラとした場合にも、両面画像形成の際の反転再給紙の搬送の際に、2つの搬送ローラで転写紙を挟持しつつ異なる搬送速度に切り換えて搬送する際に、搬送ローラのグリップ力の差や転写紙のたわみに頼ることなく、また、駆動源に対する過負荷、転写紙のダメージや異音を発生することのない搬送制御を実現できる。
【0052】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明では、複数の搬送ローラをそれぞれ独立したステッピングモータで駆動するようにしており、かつ、複数のステッピングモータの加減速時の駆動周波数を同一のパターンに基づいて変更して駆動するようにしているため、転写紙を挟持しつつ搬送する2つの搬送ローラは、起動から停止までが同期した状態になる。このため、2つの搬送ローラで転写紙を挟持しつつ異なる搬送速度に切り換えて搬送する際に、搬送ローラのグリップ力の差や転写紙のたわみに頼ることなく、また、駆動源に対する過負荷、転写紙のダメージや異音を発生することのない搬送制御を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の画像形成装置の主要部分の電気的な構成を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態例の画像形成装置の全体の電気的な構成を示す機能ブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態例の画像形成装置の機械的な構成を示す構成図である。
【図4】本発明の実施の形態例の画像形成装置の動作時の駆動周波数のパターンを示す説明図である。
【符号の説明】
10 ADF(自動原稿搬送手段)
20 画像読み取り部
30 給紙部
40 画像書込み部
50 画像形成部
100 CPU
110 操作部
120 ADF制御部
130 画像メモリ
140 読み取り画像制御部
150 圧縮伸長回路
160 記録画像処理部
170 駆動制御手段
171 発振源
172 第1分周器
173 第2分周器
174,175 ドライバ
181〜183 搬送ローラ
185 レジストローラ
186 ループ形成ローラ
187〜189 搬送ローラ
190 反転搬送ローラ
SMa ステッピングモータ(第1駆動源)
SMb ステッピングモータ(第2駆動源)

Claims (6)

  1. 複数の搬送ローラをそれぞれ駆動する複数の駆動源と、それぞれ駆動源の異なる複数の搬送ローラ間に1枚の転写紙を狭持した状態で、該転写紙の搬送速度を異なる搬送速度に切り換えるための前記複数の駆動源を制御する駆動制御手段と、を備えてなる画像形成装置における搬送制御方法であって、
    前記複数の駆動源はステッピングモータであり、
    前記駆動制御手段は前記複数のステッピングモータの加減速時の駆動周波数を同一のパターンに基づいて変更して駆動せしめることを特徴とする画像形成装置の搬送制御方法。
  2. 前記駆動周波数は、共通の発振源から発生された周波数を分周して生成する、
    ことを特徴とする請求項1記載の搬送制御方法。
  3. 前記複数の搬送ローラの一方は転写紙の反転を行う反転搬送ローラであることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の搬送制御方法。
  4. 複数の搬送ローラをそれぞれ駆動する駆動源としての複数のステッピングモータと、
    それぞれ駆動源の異なる複数の搬送ローラ間に1枚の転写紙を狭持した状態で、該転写紙の搬送速度を異なる搬送速度に切り換えるための前記複数の駆動源を制御する駆動制御手段と、を備え、
    前記駆動制御手段は前記複数のステッピングモータの加減速時の駆動周波数を同一のパターンに基づいて変更して駆動せしめる制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記駆動制御手段は、基本クロックを生成するための共通の発振源と、
    前記発振源で生成された基本クロックの周波数を分周して、前記複数のステッピングモータをそれぞれ駆動する駆動パルスを生成する複数の分周器と、
    を備えたことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記複数の搬送ローラの一方は転写紙の反転を行う反転搬送ローラである、
    ことを特徴とする請求項4または請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
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