JP2001130808A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JP2001130808A
JP2001130808A JP30885899A JP30885899A JP2001130808A JP 2001130808 A JP2001130808 A JP 2001130808A JP 30885899 A JP30885899 A JP 30885899A JP 30885899 A JP30885899 A JP 30885899A JP 2001130808 A JP2001130808 A JP 2001130808A
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Japan
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paper
frame
sensor
sheet
diameter
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JP30885899A
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English (en)
Inventor
Sadashi Nonaka
禎志 野中
Yuji Masuda
雄二 増田
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Star Micronics Co Ltd
Original Assignee
Star Micronics Co Ltd
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Publication date
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  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙終端検知手段を移動させて用紙の残量検
知径を変更する作業を容易に行うことができるととも
に、同手段の設定位置を高い精度で定める。 【解決手段】 フィン28が形成されたセンサフレーム
21と光センサ30とを備えた用紙終端センサ20を、
フレーム10に対し用紙Sの収束方向に沿って移動自在
に取り付ける。複数の残量検知径に応じたスリット42
をフレーム10に形成し、これらスリット42のいずれ
か1つにフィン28を係合させて用紙終端センサ20を
位置決めする。センサフレーム21はコイルばね48に
より側板11に圧接させられ、コイルばね48に抗して
センサフレーム21をフレーム10から離れる方向に押
すことにより用紙終端センサ20は移動自在となり、そ
の取付位置の変更、すなわち用紙Sの残量検知径の変更
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばPOS(Poi
nt Of Sale)システムに用いられる電子キャッシュレジ
スタ等の小型プリンタに係り、特に、ロール状の用紙の
残量を検知する用紙終端検知手段を備えたプリンタに関
する。
【0002】
【従来の技術】上記電子キャッシュレジスタのプリンタ
としては、ロール状に蓄積された用紙を引き出し、その
搬送路においてサーマルヘッドにより用紙に対し印字を
行った後、用紙をカットしてレシートとして排出すると
いった構成のものが知られている。この種のプリンタに
おいては、用紙の交換を容易とするために、用紙の巻芯
を回転自在に支持せず、収納部に用紙を単に置く形式の
ものが多い。ロール状の用紙にあっては、消費に伴って
縮径し、ついには用紙切れに達するが、その用紙切れの
直前に、用紙の残量がわずかであることを検知して用紙
の要交換を警告するための用紙終端検知手段が設けられ
たプリンタが提供されている。そして、上記のように用
紙を単に置く形式のプリンタには、用紙の残量が一定量
を下回った時に、用紙の縮径に伴って下降する円筒状の
巻芯の内空を検知子が検知する用紙終端検知手段が一般
に適用されている。検知子としては、紙管の内空に入り
込むことによりスイッチONとなる接触式や、光センサ
等が採用されている。
【0003】ところで、市販の用紙は、巻芯の径の大き
さによって複数の種類がある。また、同じ種類のもので
あっても用紙残量の検出量を変更したい場合がある。し
たがって、用紙終端検知手段が固定的に備えられている
と、異なる種類の用紙を使用した場合、用紙終端が検知
された時点における用紙の残量が一定しない。また、残
量検知量を任意に変更することもできない。そこで、用
紙終端検知手段を、用紙の消費に伴って下降する巻芯の
移動方向に沿って移動自在に設け、用紙の残量検知径
(残量検知時点での用紙の外径)を変更可能としたプリ
ンタが提供されている。具体的には、検知子を備えた支
持体を、プリンタフレームに対し巻芯の移動方向に沿っ
て移動自在に組み込み、支持体に形成した移動方向に延
びる長孔に通したねじによって、支持体をプリンタフレ
ームにねじ止めする構成が挙げられる。この場合、ねじ
を緩めて支持体を移動させ、検知子が適宜な残量検知径
に相当する位置で支持体を再びねじ止めする。支持体の
位置は、目盛りを見ながら調整するようになされてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の用紙終端検
知手段にあっては、ドライバ等の工具を用いてねじを緩
め、支持体を移動させた後に再び工具でねじ止めすると
いった作業を要することになる。このような作業は手間
がかかるとともに、ユーザーレベルでは困難な場合が多
かった。また、検知子を位置決めするには微調整を要
し、目盛りを合わせるようにしても、その位置を高精度
で定めることが困難であった。
【0005】したがって本発明は、用紙終端検知手段を
移動させて用紙の残量検知径を変更する作業をきわめて
容易に行うことができるとともに、同手段の設定位置を
高精度で定めることができるプリンタを提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ロール状の用
紙を収納する用紙収納部が画成されたフレームと、この
フレームに設けられ、用紙収納部に収納された用紙の外
周面を受けるとともにロール径の縮小に伴って該用紙を
一定の収納位置に収束させるガイド部と、フレームに設
けられ、用紙収納部に収納された用紙の径の変動を検知
することにより該用紙の残量が一定量を下回ったことを
検知する用紙終端検知手段とを備えたプリンタにおい
て、用紙終端検知手段が、前記フレームに、用紙の残量
検知径を変更可能とすべく用紙の収束方向に沿って移動
自在、かつ自身とフレームとに設けられた凹凸係合手段
により段階的に位置決め可能に取り付けられ、さらに、
付勢手段によってフレームに圧接されることにより、そ
の位置が保持されることを特徴としている。
【0007】本発明によれば、次のようにして用紙の残
量検知径を変更する。まず、付勢手段に抗して用紙終端
検知手段をフレームから離れる方向に作用させてフレー
ムに対する用紙終端検知手段の圧接状態を弱めるか、用
紙終端検知手段をフレームから離間させる。この状態を
保持しながら用紙終端検知手段を移動させ、適宜な残量
検知径に相当する位置において用紙終端検知手段を離す
とともに、凹凸係合手段によって用紙終端検知手段をフ
レームに係合させる。用紙終端検知手段は、凹凸係合手
段によりフレームに対し位置決めされるとともに、付勢
手段によって再びフレームに圧接されて設定位置が保持
される。このように、本発明では用紙の残量検知径の変
更を、工具等を要することなく手作業で容易に行うこと
ができる。また、凹凸係合手段によって位置決めされる
ことにより、用紙終端検知手段の設定位置は高精度で定
められる。
【0008】本発明の用紙終端検知手段は、例えば、検
知子と、この検知子を支持する支持体とを備えた構成と
される。検知子は、用紙の残量が一定量を下回った時
に、用紙の縮径に伴って下降する円筒状の巻芯の内空を
検知するものとする。該検知子としては、紙管の内空に
入り込むことによりスイッチONとなる接触式や、光セ
ンサ等が用いられる。上記用紙の収束方向は巻芯の下降
方向に相当し、支持体をこの方向に沿ってフレームに対
し移動自在に取り付ける。前記凹凸係合手段は、支持体
とフレームのいずれか一方に設けた溝や孔等の凹部と、
これらに係合するように他方に設けた凸部とから構成さ
れる。上記付勢手段としては、ばねが適宜に用いられる
が、支持体を弾性を有する材料で成形し、支持体自身の
弾性によりフレームに圧接する構成を採用することもで
きる。
【0009】本発明のプリンタは、上記用紙収納部に用
紙の収納位置が複数設定されている場合にも対応すべ
く、複数の収納位置に対応してフレームに対する用紙終
端検知手段の取付位置が変更可能であることを好ましい
形態としている。プリンタにあっては、水平な台の上で
横置きにする通常の設置形態の他に、例えば、台の上、
あるいは壁掛けの状態で縦置きにして使用可能なものあ
る。その場合、用紙収納部に用紙を単に置く収納形態で
は収納位置(用紙が収束されていく位置)が変わってく
るが、本発明によれば、プリンタの設置形態に応じて用
紙終端検知手段の取付位置を適宜に変更することによ
り、用紙の残量検知が常に的確になされる。
【0010】上記のように用紙終端検知手段の取付位置
を変更するには、用紙終端検知手段をフレームから一旦
外し、再び取り付けるといった作業になる。しかしなが
ら、取付位置の変更を容易とする観点から、用紙終端検
知手段を、フレームに対し支持軸を介して回動自在に取
り付け、用紙終端検知手段を回動させることにより取付
位置を変更することができる構成がより好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4を参照して本発
明の実施形態を説明する。 (1)第1実施形態 図1は、本発明の第1実施形態に係るプリンタのプリン
タ本体1を概略的に示す側面図である。このプリンタ
は、電子キャッシュレジスタとして用いられる小型プリ
ンタである。プリンタ本体1は箱状のフレーム10を主
体としており、このフレーム10に用紙終端センサ(用
紙終端検知手段)20が取り付けられている。図1で
は、プリンタ本体1に使用初期の大径の用紙Sが収納さ
れた状態を示している。また、図2では用紙Sが消費さ
れて残量検知径に達し、用紙終端センサ20が用紙終端
を検知した時の状態を示している。用紙Sは感熱式であ
って、巻芯を中心としてロール状に巻かれて蓄積されて
おり、図1、図2の円弧線Rは巻芯の内径を示してい
る。
【0012】フレーム10は、左右一対の側板(図1,
図2では左側の側板しか見えない)11と底板12とを
備えており、フレーム10の内部には、側板11および
用紙ホルダ13によって用紙収納部14が画成されてい
る。当該プリンタは、フレーム10の底板12を水平な
台に接地させて用いる横置き専用である。前記用紙終端
センサ20は、左側の側板11に取り付けられている。
用紙収納部14は、フレーム10の後端部にヒンジ結合
された図示せぬカバーにより閉じられるようになってい
る。用紙Sは、先端部が下側から手前側(図1、図2で
右側)に引き出されるようにして用紙収納部14に収納
される。
【0013】用紙ホルダ13は、前方から後方(図1、
図2で右から左)に向かい、第1〜第4の傾斜面13a
〜13dを有している。第1,第2の傾斜面13a,1
3bは前方に向かって上り勾配に、また、第3,第4の
傾斜面13c,13dは後方に向かって上り勾配にそれ
ぞれ形成されている。第1〜第3の傾斜面13a〜13
cが、図1に示すように使用初期の大径の用紙Sの外周
面を受けて収納状態を保持する。用紙Sは消費に伴って
縮径していき、小径となった用紙Sは、第2,第3の傾
斜面13b,13cにガイドされ、これら傾斜面13
b,13cによって形成される側方視三角形状の凹所1
5に収束される。この凹所15が一定の用紙収納位置で
あり、用紙Sが縮径するにつれ、巻芯は凹所15に下降
していく。
【0014】用紙Sの先端部は、用紙ホルダ13の第1
の傾斜面13a上の用紙搬送路に沿って引き出され、フ
レーム10の外部に排出される。用紙Sの排出直前部に
は、用紙Sに対して印字を行う印字機構と、印字用紙を
カットするカッタ機構(いずれも図示略)とが配置され
ている。印字機構は、例えば、フレーム10に設けられ
たサーマルヘッドと、カバーに設けられ、カバーが閉じ
た状態でサーマルヘッドに圧接するプラテンローラとか
ら構成される。その場合、用紙はプラテンローラとサー
マルヘッドの摩擦作用で搬送路を搬送される。カッタ機
構は、例えば、カバーに設けられた固定刃と、フレーム
10に設けられ、固定刃と協同して用紙をカットする可
動刃とから構成される。
【0015】次に、用紙終端センサ20について説明す
る。用紙終端センサ20は、図3に示すように、長尺な
センサフレーム21と、このセンサフレーム21に設け
られた反射型光センサ30とから構成されている。セン
サフレーム21は、透明な樹脂製であって、図4に示す
ように、底板22と周壁23とを有し、ほぼ中央に形成
された仕切り24によって凹所25a,25bが形成さ
れている。凹所25a側の底板22には、センサフレー
ム21の長手方向に延びる長孔26が形成されており、
さらに、底板22の端部には、裏側に突出する凸部27
が形成されている。一方、図3に示すように、凹所25
b側の端部には光センサ30が収納されており、凹所2
5bには光センサ30に接続された回路基板31が嵌め
込まれている。光センサ30の光は、透明なセンサフレ
ーム21の底板22を透過して裏側に照射され、縮径し
た用紙Sの巻芯の内空を検知する。その検知信号は、プ
リンタ本体1に設けられた図示せぬ制御部で処理され、
LED等からなる表示部の点灯により用紙Sの残量がわ
ずかであることが知らされる。
【0016】センサフレーム21における周壁23に
は、周壁23に直交して外側に突出する一対のフィン2
8が形成されている。このフィン28は、仕切り24よ
りもやや長孔26側に形成されている。また、底板22
のフィン28に挟まれる箇所には、裏側に突出する操作
凸部29が形成されている。
【0017】上記構成からなる用紙終端センサ20が取
り付けられるフレーム10の左側の側板11には、図3
に示すように、取付用のボス40が、外側(左側)に突
出して形成されている。このボス40は、センサフレー
ム21の長孔26に挿入されるもので、側方から見て用
紙Sの巻芯の下降方向に沿う線上の所定箇所に形成され
ている。このボス40の下方には、センサフレーム21
の操作凸部29が入り込む矩形状の操作窓41が開口し
ている。図1に示すように、この操作窓41の前側の開
口縁には、上下にわたって3段階にスリット42が形成
されている。これらスリット42に、用紙終端センサ2
0のフィン28が係合される。スリット42は、巻芯の
大きさによって種類の異なる用紙の残量検知径や変更し
たい残量検知量に対応して形成されている。
【0018】操作窓41の下方には、センサフレーム2
1を挟む一対の円筒状のガイド凸部43が外側に突出し
て形成されている。さらにガイド凸部43の下方には、
光センサ30の照射光および光センサ30が受ける反射
光を通すセンサ窓44が開口している。また、ボス40
の上方には、センサフレーム21の凸部27が嵌合する
ガイド溝45が形成されている。ガイド溝45、ボス4
0、操作窓41、ガイド凸部43およびセンサ窓44
は、この順で用紙Sの収束方向(巻芯の下降方向)に沿
って連なっている。ガイド溝45は、この方向に沿って
延びている。
【0019】用紙終端センサ20は、センサフレーム2
1の長孔26にボス40を挿入し、ガイド凸部43の間
にセンサフレーム21を嵌め込み、さらに、フィン28
をいずれかのスリット42に係合させて底板22を側板
11に合わせることにより、フレーム10への取付状態
となる。この状態で、凸部27はガイド溝45に嵌合さ
せられる。図3に示すように、用紙終端センサ20は、
長孔26を通してボス40にねじ込まれるねじ(支持
軸)46によってフレーム10に取り付けられる。ねじ
46には2つのワッシャ47a,47bが装着され、こ
れらワッシャ47a,47b間には圧縮状態のコイルば
ね(付勢手段)48が介装されている。このコイルばね
48の弾発力により、センサフレーム21の底板22は
側板11に圧接させられる。用紙終端センサ20は、こ
の取付状態で、長手方向が用紙Sの収束方向に一致して
延びている。
【0020】用紙終端センサ20は、フィン28がスリ
ット42に係合していることにより位置決めされる。し
かしながら、フレーム10の内側から指を操作窓41に
通し、操作凸部29をコイルばね48の弾発力に抗して
外側に押すと、凸部27を支点として用紙終端センサ2
0全体が外側に押されてスリット42に対するフィン2
8の係合が外れ、用紙終端センサ20を長手方向に移動
させることができる。このような操作により、用紙終端
センサ20は、一対のガイド凸部43と、凸部27が嵌
合しているガイド溝45とにガイドされて長手方向のみ
に移動可能となる。そして、フィン28が適宜なスリッ
ト42に係合する位置で操作凸部29を離すと、センサ
フレーム21はコイルばね48の弾発力で側板11に圧
接させられ、フィン28はいずれかのスリット42に係
合して位置決めがなされる。用紙終端センサ20の移動
は、すなわち光センサ30による用紙Sの残量検知径の
変更である。スリット42は、用紙ホルダ13の凹所1
5に近い順から、残量検知径が例えば23mm、27m
m、31mmの3段階に設定される。
【0021】上記プリンタによれば、図2に示すよう
に、消費に伴い用紙Sが縮径して巻芯の内空が用紙終端
センサ20の光センサ30に至ると、光センサ30によ
って用紙終端であることが検知され、所定の表示部が点
灯して用紙Sの残量がわずかであることが知らされる。
そして、用いる用紙Sの巻芯の大きさが異なる場合や残
量検知径を変更したい場合には、それに応じて上記のよ
うに用紙終端センサ20を移動させ、フィン28を適宜
なスリット42に係合させて残量検知径を変更する。例
えば、巻芯が大きい用紙を用いる場合にはフィン28を
ボス40に最も近いスリット42に係合させ、巻芯が小
さい用紙を用いる場合にはボス40から最も離れたスリ
ット42に係合させる。巻芯がこれらの中間の大きさの
用紙を用いる場合には、中間のスリット42にフィン2
8を係合させる。
【0022】本実施形態の用紙終端センサ20は、工具
等を用いることなく手作業で容易に残量検知径の変更を
行うことができる。また、センサフレーム21のフィン
28をフレーム10のスリット42に係合させることに
より位置決めがなされるので、光センサ30の設定位置
が高精度で定められる。さらに、コイルばね48により
センサフレーム21がフレーム10に圧接させられるこ
とにより、用紙終端センサ20にがたつきが生じず、残
量検知径が安定する。なお、用紙終端センサ20の移動
は、ユーザーが上記のようにフレーム10の内側から操
作窓41を利用して行うことができるが、メーカー側に
とっては、出荷前にフレーム10の外側から行うことも
できる。その場合、センサフレーム21をコイルばね4
8に抗して持ち上げ、用紙終端センサ20を所望の位置
に移動させることになる。
【0023】(2)第2実施形態 次に、図5および図6を参照して本発明の第2実施形態
を説明する。これら図において上記第1実施形態と同一
の構成要素には同一の符合を付し、それらの説明を省略
する。
【0024】第2実施形態のプリンタは、横置き、ある
いは壁に掛けた縦置きの状態で使用される。縦置きの場
合には、図6に示すように、用紙Sの排出側を上に配
し、フレーム10の底板12を鉛直にして壁に掛けて用
いる。フレーム10内の後方(図5で左方)には、横方
向に延びるガイドバー16が、左右の側板11にわたっ
て架け渡されている。縦置きした場合、用紙ホルダ13
の第4の傾斜面13dとガイドバー16が、図6に示す
ように用紙Sの外周面を受けて収納状態を保持する。消
費に伴って縮径していく用紙Sは、第4の傾斜面13d
とガイドバー16にガイドされ、これら第4の傾斜面1
3dとガイドバー16とによって形成される凹所17に
収束される。
【0025】フレーム10の所定箇所には、縦置きに対
応して、上記と同様のガイド溝45B、操作窓41B、
ガイド凸部43Bおよびセンサ窓44Bが、用紙Sの収
束方向(巻芯の下降方向)に沿って形成されている。縦
置き側のスリット42Bは、図5において操作窓41B
の上側の縁に形成されている。なお、図5および図6で
は、横置き側と縦置き側の構成要素を明確にするため
に、横置き側の構成要素の符合にはAを、また、縦置き
側の構成要素の符合にはBを付してある。
【0026】このプリンタによれば、横置きで使用する
場合には、図5に示すように、用紙終端センサ20を横
置き側に配置して第1実施形態と同様に作用させる。一
方、縦置きで使用する場合には、ねじ46を外して一旦
用紙終端センサ20をフレーム10から外し、図6に示
すように縦置き側に配置を変え、用紙終端センサ20の
図6における左側のフィン28Bをスリット42Bに係
合させる。このように、第2実施形態では横置きと縦置
きの設置形態に対応して用紙終端センサ20を付け替え
ることができる。
【0027】(3)第3実施形態 次に、図7および図8を参照して本発明の第3実施形態
を説明する。これら図においては上記第2実施形態と同
一の構成要素には同一の符合を付し、それらの説明を省
略する。
【0028】第3実施形態の用紙終端センサ20は、横
置き側および縦置き側の位置の間を、ねじ46を中心に
フレーム10の側板11に沿って回動自在とされてい
る。そのため、図5および図6における各一対のガイド
凸部43A・43A,43B・43Bのうち、回動の邪
魔となる内側の各ガイド凸部43A,43Bが省かれて
いる。そして、残されたガイド凸部43A,43Bの間
には、用紙終端センサ20の回動軌跡に沿った弧状凸部
50が形成されている。この弧状凸部50の高さは、操
作窓41A(41B)を利用してフレーム10の内側か
らセンサフレーム21の操作凸部29を押すと、センサ
フレーム21が乗り上げることができる程度に設定され
ている。弧状凸部50の両端面は、省かれたガイド凸部
43A,43Bの代わりのガイド面51A,51Bをそ
れぞれ構成する。すなわち、各ガイド面51A,51B
は、各ガイド凸部43A,43Bとの間にセンサフレー
ム21を挟んで用紙終端センサ20の長手方向の移動を
ガイドする機能を有する。
【0029】側板11における横置き側と縦置き側の操
作窓41A,41Bの間には、これら操作窓41A,4
1Bを連通させる連通孔52が形成されている。この連
通孔52は、用紙終端センサ20を回動させる際にフィ
ン28および操作凸部29が側板11に干渉することを
避けるためのもので、弧状凸部50と同心的な弧状に形
成されている。縦置き側の操作窓41Bにおける各スリ
ット42Bが形成された開口縁のボス40に近接する箇
所には、もう1つスリット53Bが形成されている。こ
のスリット53Bには、横置き状態で使用していた用紙
終端センサ20のフィン28Aがボス40に最も近いス
リット42Aに係合していた状態から、用紙終端センサ
20を回動させると、縦置き側のフィン28Bが係合す
るようになされている。一方、センサフレーム21の凸
部27が嵌合する横置き側のガイド溝45Aには、用紙
終端センサ20の回動に伴って凸部27が通る弧状溝5
4が連なっている。そして、縦置き側のガイド溝45B
は弧状溝54まで延びており、双方のガイド溝45A,
45Bは、弧状溝54を介してつながっている。
【0030】本実施形態によれば、プリンタを横置きに
して使用する場合には、図7に示すように、用紙終端セ
ンサ20を横置き側に配置して用紙終端の検知がなされ
るようにする。
【0031】次に、図8は縦置きで使用する場合を示し
ている。このように用紙終端センサ20を縦置き側に配
置するには、次のような操作を行う。図7に示すよう
に、フィン28Aがボス40に最も近いスリット42A
に係合している横置きの配置状態から、操作窓41Aを
利用してフレーム10の内側から操作凸部29を外側に
押すことにより、スリット42Aに対するフィン28A
の係合を外す。次いで、操作凸部29を手掛かりにして
用紙終端センサ20を縦置き側にやや回動させ、弧状凸
部50にセンサフレーム21を乗り上げさせる。センサ
フレーム21の凸部27は、回動によって弧状溝54に
入り込むので回動を妨げない。この時点で操作凸部29
から指を離すと、センサフレーム21はコイルばね48
の弾発力により弧状凸部50に圧接する。
【0032】さらに、用紙終端センサ20を縦置き側に
回動させていき、ガイド凸部43Bと弧状凸部50のガ
イド面51Bとの間にセンサフレーム21が至ると、コ
イルばね48の弾発力によりセンサフレーム21がその
間に入り込む。用紙終端センサ20の回動中において
は、凸部27は弧状溝54を通り、また、操作凸部29
およびフィン28A,28Bは連通孔52を通る。ま
た、センサフレーム21は、弧状凸部50の表面を摺接
し、ガイド凸部43Bとガイド面51Bとの間に入り込
んだ時にはクリック感をもって確実に縦置き側に移動し
たことが認識される。
【0033】この状態においては、フィン28Bがスリ
ット53Bに係合し、かつ、光センサ30はセンサ窓4
4Bに配置されていない。次いで、操作窓41Bを利用
して再び操作凸部29を押すことによりフィン28Bを
スリット53Bから外し、用紙終端センサ20を長手方
向に沿って操作窓41B方向に移動させ、フィン28B
が適宜なスリット42Bに係合する位置で操作凸部29
を離す。この時、センサフレーム21の凸部27は、縦
置き側のガイド溝45Bに沿って移動する。センサフレ
ーム21はコイルばね48の弾発力で側板11に圧接さ
せられ、フィン28Bはいずれかのスリット42Bに係
合する。また、光センサ30はセンサ窓44Bに配置さ
れる。用紙終端センサ20を横置きの配置に戻すには、
上記と逆の操作を行えばよい。
【0034】本実施形態によれば、用紙終端センサ20
をねじ46を中心に回動させることにより、横置きと縦
置きの2位置への取付位置の変更をきわめて容易に行う
ことができる。その変更操作は、用紙終端センサ20を
長手方向に移動させる残量検知径の変更操作と同様に手
作業で可能なことから、きわめて便利である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
用紙終端検知手段を移動させて用紙の残量検知径を変更
する作業をきわめて容易に行うことができる。また、用
紙終端検知手段の位置決めが凹凸係合手段により段階的
になされるので、同手段の設定位置を高精度で定めるこ
とができるとともに、その設定位置が付勢手段により確
実に保持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るプリンタ本体の
側面図である。
【図2】 本発明の第1実施形態における用紙終端セン
サの用紙終端検知時を示す側面図である。
【図3】 本発明の第1実施形態に係る用紙終端センサ
の取付状態を示す一部断面側面図である。
【図4】 同用紙終端センサのセンサフレームを示す図
であって、(a)は正面図、(b)は(a)のb−b線
矢視図、(c)は裏面図、(d)は側面図である。
【図5】 本発明の第2実施形態に係るプリンタ本体を
横置きした状態の側面図である。
【図6】 本発明の第2実施形態に係るプリンタ本体を
縦置きした状態の側面図である。
【図7】 本発明の第3実施形態に係るプリンタ本体を
横置きした状態の側面図である。
【図8】 本発明の第3実施形態に係るプリンタ本体を
縦置きした状態の側面図である。
【符号の説明】
10…フレーム 13b…第2の傾斜面(ガイド部) 13c…第3の傾斜面(ガイド部) 13d…第4の傾斜面(ガイド部) 14…用紙収納部 15,17…凹所(収納位置) 16…ガイドバー(ガイド部) 20…用紙終端センサ(用紙終端検知手段) 28,28A,28B…スリット(凹凸係合手段) 42,42A,42B…スリット(凹凸係合手段) 46…ねじ(支持軸) 48…コイルばね(付勢手段) S…用紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C060 BA03 BA10 3F048 AA05 AB01 AC04 BA01 CB03 CB08 DC12 3F105 AA02 AB04 BA22 DA44 DB11 DC11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状の用紙を収納する用紙収納部が
    画成されたフレームと、 このフレームに設けられ、前記用紙収納部に収納された
    前記用紙の外周面を受けるとともに、ロール径の縮小に
    伴って該用紙を一定の収納位置に収束させるガイド部
    と、 前記フレームに設けられ、前記用紙収納部に収納された
    前記用紙の径の変動を検知することにより該用紙の残量
    が一定量を下回ったことを検知する用紙終端検知手段と
    を備えたプリンタにおいて、 前記用紙終端検知手段は、前記フレームに、前記用紙の
    残量検知径を変更可能とすべく用紙の収束方向に沿って
    移動自在、かつ自身とフレームとに設けられた凹凸係合
    手段により段階的に位置決め可能に取り付けられ、さら
    に、付勢手段によってフレームに圧接されることによ
    り、その位置が保持されることを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記用紙収納部には前記収納位置が複数
    設定され、これら収納位置に対応して前記フレームに対
    する前記用紙終端検知手段の取付位置が変更可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記用紙終端検知手段は、前記フレーム
    に対して支持軸を介して回動自在に取り付けられ、該回
    動動作により取付位置が変更可能とされていることを特
    徴とする請求項2に記載のプリンタ。
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