JP2001206602A - ロール紙のニヤエンド検出装置 - Google Patents
ロール紙のニヤエンド検出装置Info
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- JP2001206602A JP2001206602A JP2000022875A JP2000022875A JP2001206602A JP 2001206602 A JP2001206602 A JP 2001206602A JP 2000022875 A JP2000022875 A JP 2000022875A JP 2000022875 A JP2000022875 A JP 2000022875A JP 2001206602 A JP2001206602 A JP 2001206602A
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Abstract
ができ、しかもニヤエンド検出時の巻径を変えたい場合
にも柔軟に対応することのできるロール紙のニヤエンド
検出装置を提供する。 【解決手段】 印字部に向けて引き出されるロール紙R
を転動可能に収納するロール紙収納部102の側面に設
けられて、ロール紙の巻径が所定値以下となり、ロール
紙位置が降下した際に、ロール紙の中空の芯部の内側r
1に変位可能な第1の検出突起部K1と、該ロール紙の
外周r2に沿って変位可能な第2の検出突起部K2の両
方が前記収納部の内側に変位することによってニヤエン
ド検出スイッチ(マイクロスイッチ8)の出力が切り替
わるようにした。
Description
体とする印字装置におけるロール紙の残量(ニヤエン
ド)を検出するロール紙のニヤエンド検出装置に関す
る。
いう)を印字媒体として用いるプリンタを備えた装置と
しては、乗車券の発券機や売店のレジスターなどがあ
る。
収納したロール紙を引き出し、サーマルプリンタ等によ
って所望の印字を行った後に、印字済みの紙片を排出す
るようになっている。
ロール紙を完全に使い切った状態で報知したのでは、交
換に要する時間内において装置が停止して稼働率が低下
したり、印字の途中で紙切れになってしまうと顧客を長
時間待たせるという不都合を生じるので、ロール紙が一
定の残量になった際に交換を促す、所謂ニアエンド検出
が一般的に行われている。
によるものが多かった。この光センサ方式のニヤエンド
検出は、例えば収納部のロール紙側面に対向する箇所に
発光素子と受光素子のペアを配設し、ロール紙が所定の
巻径になると、発光素子から出射されロール紙側面で反
射された光が受光素子に達しなくなり、受光素子から出
力される信号の変化に基づいてロール紙のニヤエンドを
検出するようになっていた。
来の光センサ方式のニヤエンド検出は、部品点数が少な
く構成も簡単であるというメリットはあるものの、光の
散乱等の影響を受けやすく、またメンテナンス等の為に
上記発券装置やレジスターの内部機構を開放した際に外
部光が受光素子に入射して誤作動する等の問題点を有し
ていた。
および受光素子は収納部の側面に固定されているので、
ロール紙のニヤエンド検出時の巻径(即ち、残量)を変
更したい場合などに柔軟に対応することができないとい
う難点もあった。
されたものであり、ロール紙のニヤエンドを確実に検出
することができ、しかもニヤエンド検出時の巻径を変え
たい場合にも柔軟に対応することのできるロール紙のニ
ヤエンド検出装置を提供することを目的としている。
に、本発明は、印字部に向けて引き出されるロール紙を
転動可能に収納するロール紙収納部と、該収納部の側面
側に設けられて前記ロール紙の巻径が所定値以下とな
り、ロール紙が所定位置まで降下した際に前記収納部の
内側に変位するように付勢された揺動部材と、この揺動
部材の変位に伴って出力が切り替わるスイッチとを少な
くとも備えるロール紙のニヤエンド検出装置であって、
前記揺動部材は、巻径が所定値以下となった際にロール
紙の中空の芯部の内側に変位可能な第1の検出突起部
と、該ロール紙の外周に沿って変位可能な第2の検出突
起部とを備え、上記第1と第2の検出突起部の両方が前
記収納部の内側に変位した際に、上記スイッチの出力が
切り替わり、その出力の変化に基づいてロール紙のニヤ
エンドを検出するようにしたものである。
下になり、ロール紙が所定位置まで降下すると、第1の
検出突起部がロール紙の中空の芯部の内側に変位し、同
時に第2の検出突起部がロール紙の外周に沿って変位
し、それに伴う揺動部材の変位によりスイッチの出力が
切り替わるので、誤作動の確率を低減することができ、
確実にロール紙のニヤエンドを検出することができる。
に取り付け可能なフレームに揺動可能に軸支されると共
に、弾性体により収納部の内側に付勢され、上記第1と
第2の検出突起部がロール紙の側面に押し当てられた際
に回動軸を中心に後退するように構成され、上記第1と
第2の検出突起部とは上記揺動部材の回動軸と略平行に
並設するとよい。
へ付勢されたスイッチボタンを有するマイクロスイッチ
で構成され、そのスイッチボタンは上記揺動部材の回動
軸近傍に当接され、上記第1と第2の検出突起部がロー
ル紙の側面に当接した未検出状態において、上記スイッ
チボタンを押圧状態に維持するとともに、上記第1と第
2の検出突起部がロール紙の側面に当接していない状態
において、上記スイッチボタンの押圧を解除した状態と
なるように構成してもよい。
なくとも一方は、互いの相対距離を変更可能に取り付け
られ、前記ロール紙のニヤエンドの検出可能な巻径を変
更できるように構成することもできる。
起部を移動させることによりロール紙のニヤエンド検出
を行う巻径(即ち、ロール紙の残量)を変えたい場合に
も柔軟に対応することができる。
図面に基づいて説明する。
検出装置Sを適用した印字装置の斜視図、図2はロール
紙のニヤエンド検出装置Sの斜視図、図3はその側面図
(a),上面図(b)および平面図(c)、図4および
図5はロール紙のニヤエンド検出装置Sの動作を示す概
略説明図である。
置100は、発券装置やレジスター(共に図示せず)等
に組み込まれるものであり、ロール紙Rを収納する収納
部102と、そこから引き出されたロール紙に印字を行
うサーマルプリンタ110とが一体的に構成されてい
る。
字装置100のフレーム101の一側方に設けられてい
る。
き出して搬送経路103に挿入し、ロール紙搬送用のロ
ーラ104を備える開閉自在な蓋部材105を矢印A方
向に回動させることにより、印刷可能な状態となるよう
に構成されている。
から図5に示す通りであり、ベース部材1に検知部材2
が、鉛直方向に配置される揺動軸3を中心に矢印B1,
B2方向に揺動可能に取り付けられている。
形成され、フレーム101に固定するためのビス穴1a
が形成されている。また、ベース部材1には、検知部材
2の揺動軸3を軸支するフレーム部材4が設けられてい
る。
(例えば、ABS樹脂)の揺動部材5と、ロール紙Rの
中空の芯部の内側r1に変位可能な第1の検出突起部K
1と、ロール紙Rの外周r2に沿って変位可能な第2の
検出突起部K2とから構成されている。
突起部K2は、印字装置100の使用状態において縦
(鉛直方向)に並ぶように配置されている。
部K2は、芯部の内側r1および外周r2に沿って移動
し易いように、先端部にテーパ部tが設けられている。
また、第2の検出突起部K2は芯材によって揺動部材5
に固設されるが、第1の検出突起部K1は揺動部材5に
形成されたスライド溝5aに芯材の端部が挿通され、蝶
ネジ7等によって固定したり緩めたりできるように構成
されている。これにより、第1の検出突起部K1の蝶ネ
ジ7を緩めてスライド溝5aに沿って移動させることに
より、第2の検出突起部K2との相対距離を変化させる
ことで、検出すべきロール紙Rの残量(巻径)を適宜変
更することができる。
1に設けられたマイクロスイッチ8のスイッチボタン8
aと当接する作用部5bが設けられている。ここで、ス
イッチボタン8aと作用部5bの関係は、図4(a)お
よび(b)の概略図に示すように、第1の検出突起部K
1と第2の検出突起部K2がロール紙Rの側部に当接し
て矢印B1方向に揺動部材5が後退している場合には、
作用部5bがマイクロスイッチ8のスイッチボタン8a
を押圧する状態となる。本実施形態ではこの状態でマイ
クロスイッチ8がオン状態となる。なお、この図4
(b)の状態において、揺動部材5は、マイクロスイッ
チ8に内蔵されスイッチボタン8aを外側へ押圧するバ
ネの付勢力により矢印B2方向に付勢される。
なって、第1の検出突起部K1がロール紙Rの芯部の内
側r1に移動し、かつ第2の検出突起部K2が残量が少
なくなったロール紙Rの外周r2に沿って収納部102
の内側に移動した場合には、図5(b)に示すように揺
動部材5はスイッチボタン8aの付勢力により矢印B2
方向に移動すると同時に、作用部5bによるスイッチボ
タン8aの押圧は解除され、マイクロスイッチ8はオフ
状態に移行する。
例えばロール紙Rの残量がある場合には点灯し、残量が
所定量まで減ると点滅または消灯する報知ランプあるい
は、残量が所定量まで減った際に鳴動する報知ブザー等
に接続されている。
ンド検出装置の構成である。
施形態に係るロール紙のニヤエンド検出装置の動作につ
いて説明する。
いる印字装置100の収納部102にロール紙Rをセッ
トし、ロール紙Rの端部をサーマルプリンタ110の挿
入口103に挿入してから、蓋部材105を矢印A方向
に回動させて印刷可能状態とされる。
検出突起部K1および第2の検出突起部K2はロール紙
Rの側部r3に当接して揺動部材5が矢印B1方向に後
退される(図2および図4(b)参照)。これによりマ
イクロスイッチ8のスイッチボタン8aが揺動部材5の
作用部5bにより押圧されてオン状態とされる。これに
より、例えば券売機やレジスターの表面に設置される報
知ランプが点灯または消灯され、ロール紙Rの残量がま
だあることを報知する。
々に小さくなり、所定の巻径に達して、ロール紙Rが収
納部102内の所定位置まで降下すると、第1の検出突
起部K1がロール紙Rの芯部の内側r1に移動し、かつ
第2の検出突起部K2が所定量の残量に達したロール紙
Rの外周r2に沿って収納部102の内側に移動する。
り、マイクロスイッチ8はスイッチボタン8aへの作用
部5bによる押圧が解除されてオフ状態となる。これに
より、例えば券売機やレジスターの表面に設置される報
知ランプが消灯あるいは点灯したり、報知ブザーが鳴る
などしてロール紙Rの残量が少ないことを報知する。よ
って、駅員や店員は、上記の報知に基づいて、券売機や
レジスターのロール紙Rが完全に無くなる前に交換する
ことができる。
置Sの構成によれば、第1の検出突起部K1と第2の検
出突起部K2の双方の移動に伴って、ロール紙Rのニヤ
エンドを検出するので、誤作動が少なく、ロール紙Rの
交換時期を確実に報知することができる。
る蝶ネジ7を緩めてスライド溝5aに沿って移動させる
ことにより、ロール紙Rの報知させたい残量(巻径)を
変えることができる。
知手段としての報知ランプ等は、本実施形態のようにロ
ール紙Rのニヤエンドが検出された際に点灯あるいは消
灯される場合に限らず、ニヤエンドが検出された際に点
滅して報知するようにしてもよい。また、報知手段は券
売機やレジスタの本体に設けられる場合に限らず、印字
装置100の外側面や管理室等に設けられるようにして
もよい。
クロスイッチ8のスイッチボタン8aにより付勢される
構成としたが、別途板バネ等の弾性部材により付勢する
ようにしてもよい。また、第1の検出突起部K1の固定
は蝶ネジ7に限らず通常のネジであってもよい。
置Sを備えたロール紙保持具の用途は券売機やレジスタ
ーに限定されるものではなく、ロール紙を用いるプリン
タを備えた装置全般に適用することが可能である。
ル紙のニヤエンド検出装置は、印字部に向けて引き出さ
れるロール紙を転動可能に収納するロール紙収納部と、
該収納部の側面側に設けられて前記ロール紙の巻径が所
定値以下となり、ロール紙が所定位置まで降下した際に
前記収納部の内側に変位するように付勢された揺動部材
と、この揺動部材の変位に伴って出力が切り替わるスイ
ッチとを少なくとも備えるロール紙のニヤエンド検出装
置であって、前記揺動部材は、巻径が所定値以下となっ
た際にロール紙の中空の芯部の内側に変位可能な第1の
検出突起部と、該ロール紙の外周に沿って変位可能な第
2の検出突起部とを備え、上記第1と第2の検出突起部
の両方が前記収納部の内側に変位した際に、上記スイッ
チの出力が切り替わり、その出力の変化に基づいてロー
ル紙のニヤエンドを検出するようにしたので、ロール紙
の巻径が所定値以下になり、ロール紙が所定位置まで降
下すると、第1の検出突起部がロール紙の中空の芯部の
内側に変位し、同時に第2の検出突起部がロール紙の外
周に沿って変位し、それに伴う揺動部材の変位によりス
イッチの出力が切り替わるので、誤作動の確率を低減す
ることができ確実にロール紙のニヤエンドを検出するこ
とができるという効果がある。
置Sを適用したロール紙保持具の斜視図である。
置Sの斜視図である。
置Sの側面図、上面図および平面図である。
置Sの動作を示す概略説明図である。
置Sの動作を示す概略説明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 印字部に向けて引き出されるロール紙を
転動可能に収納するロール紙収納部と、該収納部の側面
側に設けられて前記ロール紙の巻径が所定値以下とな
り、ロール紙が所定位置まで降下した際に前記収納部の
内側に変位するように付勢された揺動部材と、この揺動
部材の変位に伴って出力が切り替わるスイッチとを少な
くとも備えるロール紙のニヤエンド検出装置であって、 前記揺動部材は、巻径が所定値以下となった際にロール
紙の中空の芯部の内側に変位可能な第1の検出突起部
と、該ロール紙の外周に沿って変位可能な第2の検出突
起部とを備え、 上記第1と第2の検出突起部の両方が前記収納部の内側
に変位した際に、上記スイッチの出力が切り替わり、そ
の出力の変化に基づいてロール紙のニヤエンドを検出す
ることを特徴とするロール紙のニヤエンド検出装置。 - 【請求項2】 上記揺動部材は、上記収納部の側方に取
り付け可能なフレームに揺動可能に軸支されると共に、
弾性体により収納部の内側に付勢され、上記第1と第2
の検出突起部がロール紙の側面に押し当てられた際に回
動軸を中心に後退するように構成され、上記第1と第2
の検出突起部とは上記揺動部材の回動軸と略平行に並設
されていることを特徴とする請求項1記載のロール紙の
ニヤエンド検出装置。 - 【請求項3】 上記スイッチは、弾性体により外側へ付
勢されたスイッチボタンを有するマイクロスイッチで構
成され、そのスイッチボタンは上記揺動部材の回動軸近
傍に当接され、上記第1と第2の検出突起部がロール紙
の側面に当接した未検出状態において、上記スイッチボ
タンを押圧状態に維持するとともに、上記第1と第2の
検出突起部がロール紙の側面に当接していない状態にお
いて、上記スイッチボタンの押圧を解除した状態となる
ように構成されていることを特徴とする請求項1または
請求項2に記載のロール紙のニヤエンド検出装置。 - 【請求項4】 上記第1と第2の検出突起部の少なくと
も一方は、互いの相対距離を変更可能に取り付けられ、
前記ロール紙のニヤエンドの検出可能な巻径を変更でき
るように構成されていることを特徴とする請求項1から
請求項3の何れかに記載のロール紙のニヤエンド検出装
置。
Priority Applications (1)
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JP2000022875A JP3679672B2 (ja) | 2000-01-31 | 2000-01-31 | ロール紙のニヤエンド検出装置 |
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---|---|---|---|
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001206602A true JP2001206602A (ja) | 2001-07-31 |
JP3679672B2 JP3679672B2 (ja) | 2005-08-03 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country | Link |
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JP (1) | JP3679672B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004113088A1 (en) * | 2003-06-25 | 2004-12-29 | Telecom Italia S.P.A. | Device for detecting end of paper in a printer |
US7553098B2 (en) * | 2005-08-09 | 2009-06-30 | Seiko Epson Corporation | Roll paper printer |
-
2000
- 2000-01-31 JP JP2000022875A patent/JP3679672B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004113088A1 (en) * | 2003-06-25 | 2004-12-29 | Telecom Italia S.P.A. | Device for detecting end of paper in a printer |
CN100400303C (zh) * | 2003-06-25 | 2008-07-09 | 意大利电信股份公司 | 用来探测在打印机中的纸端的装置 |
US7553097B2 (en) | 2003-06-25 | 2009-06-30 | Telecom Italia S.P.A. | Device for detecting end of paper in a printer |
US7553098B2 (en) * | 2005-08-09 | 2009-06-30 | Seiko Epson Corporation | Roll paper printer |
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