JP3508765B2 - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JP3508765B2
JP3508765B2 JP2002166303A JP2002166303A JP3508765B2 JP 3508765 B2 JP3508765 B2 JP 3508765B2 JP 2002166303 A JP2002166303 A JP 2002166303A JP 2002166303 A JP2002166303 A JP 2002166303A JP 3508765 B2 JP3508765 B2 JP 3508765B2
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浩昭 細見
徹 高見
昭夫 野村
聡 中嶋
義治 松本
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Seiko Epson Corp
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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Unwinding Webs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばPOS(P
oint−Of−Sale)システムに用いられるレシ
ートプリンタ等のプリンタに関し、特に、ロール状の記
録紙の残量を検出する紙終端検出手段を備えたプリンタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のプリンタとして、ロ
ール状の記録紙に対してサーマルヘッド等によって印字
等を行った後、例えばレシート等として手渡すため、カ
ッターによってその記録紙を切断するものが知られてい
る。
【0003】この種のプリンタにおいては、従来より、
記録紙の残量を検出するための紙終端検出手段が設けら
れている。この紙終端検出手段としては、例えば、ロー
ル状の記録紙の残量が一定量以下になったときに、記録
紙の巻芯部の空間部に検出子が入り込むことで検出スイ
ッチが動作し、これによって記録紙の残量がわずかであ
ることを検出するものが知られている(例えば、実公昭
61−3872号公報、実公平1−14597号公報参
照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のプ
リンタは、通常の場合、略水平なる平坦な台の上に設置
されるものであるが、事務機器等の設置場所の効率を高
めるため、空間を利用して鉛直な壁面に設置される場合
もある。
【0005】しかしながら、このようなプリンタを鉛直
な壁面に設置した場合、次のような問題が生ずる。
【0006】すなわち、一般に、この種のプリンタにお
いては、記録紙の交換を容易にするために、ロール状の
記録紙の巻芯部を軸により回転自在に支持することをせ
ずに、装置本体の収納部に記録紙を投げ込んでロール状
の記録紙の外径を収納部の底部に接地させる構成のもの
が多い。
【0007】しかし、ロール状の記録紙が安定する位置
は、プリンタを鉛直な壁面上に設置した場合と水平に設
置した場合とでは大きく異なることから、水平に設置す
ることを想定して配置された上述の紙終端検出手段は、
記録紙の残量を正確に検出することができないという問
題があった。
【0008】かかる問題に対しては、記録紙の安定する
位置に応じて紙終端検出手段を複数設けることも考えら
れるが、その場合、限られたスペースの中で複数配置し
なければならないことから構造が複雑化になり、更に
は、検出手段の信号の処理が複雑になり、また、更には
コストアップの原因にもなるという新たな問題が生じて
しまうものである。
【0009】本発明は、このような従来の技術の課題を
考慮してなされたもので、その目的とするところは、プ
リンタの設置角度が異なる場合であっても、ロール状の
記録紙の正確な紙終端の検出が可能で、かつ、構成が簡
素な紙終端検出手段を備えたプリンタを提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のプリンタは、ロール状の記録紙に印刷を行
うプリンタにおいて、記録紙を収納し、プリンタが置か
れた姿勢に応じて、記録紙を第1の位置及び第2の位置
のいずれか一方に案内する収納部と、記録紙の残量が一
定量以下になったことを検出するための検出手段とを有
し、その検出手段は、第1の位置及び第2の位置の各々
に対応して設置された複数の検出位置のいずれか1つに
選択的に位置するように、収納部に移動可能に取り付け
られていることを特徴とする。これによれば、プリンタ
の設置角度に応じて、記録紙は、その残量が少なくなる
と、収納部の中の第1の位置及び第2の位置のいずれか
一方に案内される。検出手段は、複数の検出位置のいず
れか1つに選択的に位置するように、収納部に移動可能
に取り付けられているため、プリンタの設置角度が変わ
った場合であっても、検出位置の変更の作業は極めて容
易である。
【0011】また、収納部に、紙検出手段と係合して、
検出手段を各検出位置に位置決めする係合部を設けても
良い。これによれば、検出手段を移動したとしても記録
紙の巻芯部と検出手段の検出子との位置関係が正確に一
定に保たれ、検出精度がよくなる。
【0012】更に、収納部の一方の側面に軸部材によっ
て回転可能に付着した検出フレームと、検出フレームに
移動可能に取り付けられた検出レバーと、記録紙の残量
が一定量以下になったときに記録紙の巻芯部の空間に入
るように検出レバーの端に設置された検出部材を備えた
ものを、検出手段として用いても良い。この場合におい
て、更に検出フレームに、検出フレームを手動で回転さ
せるための把持部を、設けるようにしてもよい。これに
よれば、エンドユーザーが治工具なしで容易に検出位置
を変更できるので、プリンタの姿勢をその用途に応じて
変更しやすく作業性は極めて容易となる。
【0013】また、検出フレームに、軸部が挿通するも
のであって中間部に軸部の外径より小さい幅に括れた括
れ部を備えた長孔を設けても良い。これによれば、巻芯
の種類の変更等に応じて、検出手段の位置の調整を行う
とき、検出手段の移動をクリック感で確認できる。
【0014】更に、検出手段として、光学的な手段によ
って記録紙の残量が一定量以下になったことを検出する
手段を採用しても良い。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るプリンタの好
ましい実施の形態を図1〜図11を参照して詳細に説明
する。
【0016】図2は、本発明に係るプリンタの一実施の
形態の外観構成を示す斜視図である。本実施の形態のプ
リンタ1は、例えば、POSシステム等に用いられるレ
シートプリンタ等に適用されるものである。
【0017】本実施の形態のプリンタ1は、例えば記録
媒体の一つであるロール状の記録紙Sに対して感熱方式
の印字ヘッド39(図3参照)により印字等の記録を行
うもので、概ね前方には記録部、紙カット部、後方には
記録紙Sを収納保持するためのロール紙収納部とから構
成される。
【0018】そして、プリンタ機構8(図2参照)は、
樹脂からなるケース本体4に取り付けられたパネル2や
上部カバー5等により覆われている。
【0019】ここで、カバーフレーム10には、上部カ
バー5が取り付けられている。そして、オープンボタン
7を矢印B方向に押すと、カバーオープンレバー9が時
計方向に回転されてそのロック機構が外され、上部カバ
ー5は矢印C方向に開いてロール紙収納部が露出するよ
うに構成される。
【0020】図1及び図2は、本実施の形態のプリンタ
1の内部のプリンタ機構8を示す斜視図であり、図1
は、カバーフレーム10が開かれた状態のプリンタ機構
8の左側面を見た外観図、図2はカバーフレーム10が
閉じられた状態のプリンタ機構8の右側面を見た外観図
である。
【0021】プリンタ機構8は、金属等からなる本体フ
レーム13の上に設けられた開閉自在のカバーフレーム
10と、可動刃32及びその駆動手段を収納するための
オートカッタユニット11を有している。
【0022】カバーフレーム10は、本体フレーム13
の両側の上端部に設けられた支軸14を中心として揺動
即ち開閉自在に取り付けられている。なお、カバーフレ
ーム10には、カバーフレーム10を閉じた際に記録紙
Sとの接触を避けるための円弧状の蓋部15が設けられ
ている。
【0023】図1に示すように、カバーフレーム10を
開いた内部には、樹脂製のロール紙ホルダ17が配置さ
れている。さらに、ロール紙ホルダ17には本体フレー
ム13の左右の側面板と係合するスリット溝27が設け
られており、スリット溝27が本体フレーム13の左右
の側面部の凸部と係合すると、ロール紙ホルダ17の幅
方向が規制される為、記録紙Sに対して記録紙収納部の
内側は適正な幅が維持される。
【0024】また、本体フレーム13の左側面には、記
録紙Sの紙の残量が少なくなってきたことを検出するた
めの紙終端検出器24が支軸であるボルト25を中心と
して回動可能に取り付けられている。これは、本プリン
タ1の設置角度を変える場合、それに合わせて、紙終端
検出器24を最適位置にするためのものである。例え
ば、図1に示すように、本体フレーム13の底面28を
下にして設置する場合、紙終端検出器24の検出レバー
63は本体フレーム13に設けられた孔32aと対向す
る位置に固定される。一方、本体フレーム13の背面2
9を下にして設置する場合、検出レバー63は孔32b
と対向する位置に固定される。
【0025】図3は、プリンタ機構8の側断面図を示す
ものであり、ロール紙ホルダ17に記録紙Sが保持さ
れ、紙送りしている状態を示している。図3において
は、使用初期の外径が大きい大径の記録紙Sが収納され
た状態を示しており、紙送りされて、記録紙Sの外径が
小さくなっていくと記録紙Sは案内部38(第1の位
置)に落ち込むようになる。そして、前述した紙終端検
出器24によって、記録紙Sの外径が小径になったこと
を検出する。この点については、後述する。
【0026】記録紙Sは、プラテン18と印字ヘッド3
9に挟持され、プラテン18が回転するとその摩擦力で
紙送りされる。印字ヘッド39を通過した記録紙Sは可
動刃32と固定刃33の間を通り、矢印D方向へ排出さ
れる。
【0027】なお、本体フレーム13の底面28の後方
側には、プリンタ1を若干傾けて設置するための傾斜部
28aが設けられている。また、本体フレーム13の後
部には、本体フレーム13の背面29を下にしてプリン
タ1を設置する場合に記録紙Sを保持するための案内部
60(第2の位置)が設けられている。
【0028】以上、本実施の形態に係るプリンタ1の全
体の基本構成について概略を説明した。次に、本願発明
の特徴とする紙終端検出器24について、図4から図1
1を用いて、更に詳細に説明する。
【0029】図4は、記録紙Sが小径となった場合の安
定位置を示すための説明図であり、本体フレーム13の
底面28を下にしてプリンタ1を水平面H上に設置した
場合を示すものである。
【0030】上述したように、記録紙Sが大径の状態に
おいては、記録紙Sはロール紙ホルダ17の前方側に形
成された支持面17aとロール紙ホルダ17の後方側に
形成された折曲部17bによって支持されるが、紙送り
されて、記録紙Sが小径になっていくと、図4に示すよ
うに、記録紙Sは、支持面17cと折曲部17bによっ
て支持されるようになる。ここで、支持面17cは支持
面17aより後方側に形成され、支持面17aよりも水
平に近い角度になるように形成されている。
【0031】さらに、紙送りされて記録紙Sが小径にな
っていくと、記録紙Sは案内部38に落ち込み、これに
よって保持される。ここで、案内部38は、互いに向き
合う方向に形成された支持面17dと支持面17eとか
ら構成される。この場合、支持面17dは支持面17c
の後方側に形成され、また、支持面17eは折曲部17
bと連続して形成される。また、これら支持面は、周囲
の面より略リブ状に突出し、少ない接触面積で記録紙S
を支持している。
【0032】図4に示すように、本実施の形態において
は、水平面Hに対する支持面17dの角度αが水平面H
に対する支持面17eの角度βよりも小さく(例えば、
α=25°、β=65°)なるように形成されている。
【0033】また、水平面Hに対する支持面17dの角
度αは水平面Hに対する支持面17cの角度よりも大き
くなるように形成されており、その結果、引き出される
記録紙Sの角度も、記録紙Sの径が小さくなるに従って
小さくなる(δ<γ)。
【0034】図5は、本体フレーム13の底面28の傾
斜部28aを下にしてプリンタ1を水平面H上に設置し
た場合の記録紙Sの安定位置を示すものである。
【0035】図5に示すように、この場合においても、
記録紙Sが小径になったときには、記録紙Sは案内部3
8の支持面17d及び17eによって保持される。
【0036】なお、本実施の形態においては、プリンタ
1を設置した場合に上部カバー5が水平になるように、
傾斜部28aが底面28に対して20°傾けて形成され
ている。その結果、この場合には、α=β=45°とな
る。また、引き出される記録紙Sの角度δは59°とな
る。
【0037】図6は、例えば、鉛直な壁面にプリンタ1
を設置する場合のように、本体フレーム13の背面29
を下にしてプリンタ1を設置する場合の記録紙Sの安定
位置を示すものである。
【0038】図6に示すように、この場合において、記
録紙Sが小径になったときには、記録紙Sは本体フレー
ム13の後端部に設けられた案内部60によって保持さ
れる。この案内部60は、図6に示すように、ロール紙
ホルダ17の後端部に形成された支持面17fと、支持
面61aから構成される。この支持面61aを備えた支
持部材61は、ロール紙ホルダ17とは別体であり、ロ
ール紙ホルダ17に固定されているものである。
【0039】本実施の形態においては、図4に示す水平
面H上にプリンタ1を設置した場合と同様に、水平面H
に対する支持面17fの角度αよりも、水平面Hに対す
る上記支持部61の支持面61aの角度βが大きくなる
ように構成されている。この場合、例えば、α=26
°、β=64°となるように構成され、また、引き出さ
れる記録紙Sの角度δは87°となる。
【0040】図7〜図9は、本実施の形態における紙終
端検出器24を示すものであり、図7は正面図、図8は
本体フレームへの固定部分の拡大正面図、図9は側面図
である。
【0041】図7に示すように、本実施の形態の紙終端
検出器24は、概ね、ともに長尺の部材からなる検出フ
レーム62と検出レバー63とから構成される。検出フ
レーム62と検出レバー63は、ともにアクリロニトリ
ル・ブタジエン・スチレン共重合体(ABS)、ポリア
セタール(POM)等の樹脂材料からなる。そして、検
出レバー63の基端部に対称に2つの支軸63a、63
bが設けられ、図9に示すように、これらの支軸63
a、63bを中心にして検出レバー63が検出フレーム
62に回動自在に係止されている。
【0042】検出レバー63の先端部には、記録紙Sの
側端面と当接する検出子64が設けられている。この検
出子64は、例えば樹脂材料からなるが、検出レバー6
3に一体的に形成するようにしてもよい。また、検出子
64は、検出レバー63の長手方向と直交する方向に延
びるように形成される。検出子64は、後述するよう
に、記録紙Sの巻芯部75の空間76内に入り込みやす
いように先細に形成されている。
【0043】また、図9に示すように、検出レバー63
の中央部分には、後述する突起65が設けられている。
この突起65は、例えば樹脂製の板状の部材からなり、
検出子64と同様に、検出レバー63の長手方向と直交
する方向に延びるように形成される。この場合、突起6
5の長さは検出子64の長さより若干短く形成される。
なお、突起65は、検出レバー63と一体的に形成する
こともできる。
【0044】さらに、突起65の検出子64と対向する
側、すなわち、記録紙Sの半径方向外方側には傾斜面6
5aが形成され、突起65の先端部分が先細に形成され
ている。
【0045】一方、図7および図9に示すように、検出
フレーム62には、検出レバー63の突起65を逃がす
ための窓部62aが形成されている。また、検出フレー
ム62のほぼ中央部には支持部66が形成され、この支
持部66上にリミットスイッチ67が設けられている。
そして、検出レバー63の回動によってこのリミットス
イッチ67がオン、オフするように構成される。なお、
本実施の形態においては、リミットスイッチ67内のバ
ネによるスイッチピン68の押圧力により検出レバー6
3が検出フレーム62に押し付けられるように構成され
る。なお、このリミットスイッチ67は上述の中継基板
16に接続されている。
【0046】図7に示すように、検出フレーム62の検
出レバー63が設けられていない側の端部には、紙終端
検出器24を回動させるための把持部69が一体的に形
成されている。この把持部69は、板状の基部に3つの
凸部69a〜69cが形成されて構成される。
【0047】図7及び図8に示すように、3つの凸部6
9a〜69cの曲率中心付近には支軸としてのボルト2
5を通すための長孔72が形成されており、しかも、こ
の長孔72は、そのほぼ中央部分がくびれるように膨出
部73が形成されている。
【0048】その周囲には、ナット70を回転不可とな
るように環状のリブ71が形成されている。
【0049】なお、本実施の形態においては、検出フレ
ーム62は樹脂からなり、しかも、金属製のボルト25
は、その頭部が直接本体フレーム13に接触するように
構成されている。したがって、ボルト25は電気的に本
体フレーム13と接続されているから、静電気はボルト
25に帯電することがなく、紙終端検出器24のリミッ
トスイッチ67は静電気による破壊は起こらない。
【0050】図10は、本実施の形態における紙終端検
出器24を本体フレーム13に取り付けた状態を示すも
のであり、図10(a)は、本体フレーム13の底面2
8及びその傾斜部28aを下にしてプリンタ1を設置す
る場合、図10(b)は、本体フレーム13の背面29
を下にしてプリンタ1を設置する場合を示すものであ
る。
【0051】上述したように、紙終端検出器24は、支
軸であるボルト25を中心にして本体フレーム13に回
動自在に取り付けられ、検出レバー63の検出子64が
本体フレーム13に設けられた孔32a及び孔32bに
入り込むように構成される。すなわち、孔32a及び孔
32bは、支軸から等距離の位置に設けられている。こ
の場合、孔32a及び孔32bは、支軸であるボルト2
5を中心として、例えば90°の角度をもって設けられ
る。
【0052】そして、孔32a、孔32bは、上述した
ロール紙ホルダ17の案内部の近傍に設けられている。
したがって、案内部38及び案内部60についても、支
軸であるボルト25を中心として、例えば90°の角度
をもって設けられる。一方、孔32a及び孔32bは、
それぞれ紙終端検出器24の長手方向に扁平する楕円の
形状に形成されている。さらに、孔32a及び孔32b
の近傍には検出レバー63の突起65を通すための四角
形状の孔74a、74bが形成されている。なお、図1
に示すように、把持部69の凸部69a〜cはロール紙
ホルダ17に形成したスリット状の案内孔170内に挿
入されている。
【0053】一方、図に示しているように、本体フレー
ム13の左側面には、紙終端検出部材と係合する係合部
である曲げ起こし部80〜83が検出手段側に向かって
形成されている。これらは、検出フレーム62の平行に
形成されている両側62b、62cと当接し、紙終端検
出器24の位置を定めるものである。従って、紙終端検
出器24を曲げ起こし部80、81の間に配置すると、
検出レバー63の検出子64は記録紙Sが小径になった
とき保持される案内部38と対応する。
【0054】そして、プリンタ1の設置角度を変える場
合には、ボルト25を緩めて紙終端検出器24を回動可
能な状態にし、把持部69の凸部69c又は69aをつ
まんで時計方向又は反時計方向に回転させ、曲げ起こし
部82、83の間に配置する紙終端検出器を配置する。
検出レバー63の検出子64は記録紙Sが小径になった
とき保持される案内部60と対応する孔32bに、突起
部65は孔74bに挿入される。
【0055】また、市販されている記録紙には、巻芯の
外径が18mmと22mmの2種類があり、本実施の形態で
は、記録紙の巻芯の種類に対応可能となっている。すな
わち、巻芯の外径が大きい場合は、検出レバー63の検
出子64が案内部の底部から離れるようにあるいは、巻
芯の外径が小さい場合は、近づくように紙終端検出器を
ボルト25に対して調整する。本実施の形態において
は、ボルト25を通すための調整用の長孔72が形成さ
れ、しかも、この長孔72は、そのほぼ中央部分がくび
れるように膨出部73が形成されていることから、クリ
ック感をもって検出レバー63を最適位置に移動させる
ことができる。
【0056】図11は、本実施の形態における紙終端検
出器24の動作を示すものであり、図11(a)は、紙
終端検出器24がオフの場合、図11(b)は紙終端検
出器24がオンの状態を示すものである。
【0057】図11(a)に示すように、記録紙Sの残
量が多い状態においては、検出レバー63の検出子64
又は突起65が記録紙Sの側面に突き当たるため、検出
レバー63が押し戻され、リミットスイッチ67はオフ
の状態に保たれる。
【0058】ところで、本実施の形態のような感熱式プ
リンタの場合、記録紙Sがドットプリンタのように断続
的に搬送されないので、巻戻しによる弛んだ記録紙がロ
ール状の記録紙Sと幅方向にずれが生じた場合にその修
正ができない課題がある。それを防止するために、記録
紙Sをある程度揺動させるようにロール紙ホルダ17の
支持面17a、17c、17d、17eの位置や角度に
工夫がなされている。詳述すると、記録紙Sは案内部3
8上に位置し易いが、紙送りされると斜面のなだらかな
支持面17cに乗り上げ、急角度で形成された支持面1
7aによって記録紙Sは案内部38まで巻戻される。こ
のように記録紙Sの外径が大きい場合は断続的に巻戻し
されながら繰り出される。記録紙Sが小径になると、案
内部38から脱しにくくなるが、幅方向にずれが生じて
も、重さも軽いの容易に修正される。
【0059】記録紙Sが中位の径の場合は、記録紙Sの
外周が急角度に形成された支持部17aに当接する位置
に移動すると、検出レバー63の検出子64が記録紙S
の側面から外れ、リミットスイッチ67が誤動作してし
まうという問題がある。しかし、図11(a)に示すよ
うに、本実施の形態によれば、記録紙Sが揺動した場合
であっても、検出レバー63の検出子64又は突起65
のいずれか一方が記録紙Sの側面に突き当たるため、検
出レバー63は常に押し戻され、リミットスイッチ67
はオフの状態に保たれる。
【0060】そして、図11(b)に示すように、記録
紙Sの残量がごくわずかになった場合には、記録紙Sが
移動して検出レバー63の検出子64が巻芯部75の空
間76内に入り込むため、リミットスイッチ67がオフ
の状態になり、その旨の信号がFFC等によって接続さ
れた本プリンタを制御する主回路基板(図示せず)に接
続される。
【0061】以上述べたように本実施の形態のプリンタ
1によれば、残量が一定量以下になった記録紙Sを安定
させるための複数の案内部38、60が設けられ、紙終
端検出器24の位置をプリンタ1の設置角度に応じて案
内部38又は案内部60の近傍に移動可能としたことか
ら、プリンタ1の設置角度が変わった場合であっても、
残量が一定量以下になった記録紙Sの巻芯部75と紙終
端検出器24との位置関係を常に一定に保つことがで
き、設置位置によらずロール状の記録紙Sの正確な紙終
端の検出が可能になり、しかも、複数の紙終端検出手段
を設ける必要がないので、構成を複雑にすることもな
い。
【0062】また、本実施の形態においては、紙終端検
出器24が直交する位置に位置決めされることから、プ
リンタ1を水平な台の上のみならず、例えば、鉛直な壁
面に設置した場合においても、常にロール状の記録紙S
の正確な紙終端の検出を行うことができる。
【0063】また、紙終端検出器24は、ボルト25及
びナット70によって本体フレーム13に回動自在に固
定され、これらを緩めて紙終端検出器24を回動するこ
とによりその位置を移動できるので、紙終端検出器24
と記録紙Sの巻芯部75との相対的な位置関係を変える
ことなく、きわめて容易にプリンタ1の案内部38又は
60の近傍に紙終端検出器24を移動することができ、
プリンタ1の設置作業を楽に行うことができる。
【0064】さらに、検出レバー63には、記録紙Sに
対向する突起65が設けられていることから、記録紙S
が揺動した場合であっても、紙終端検出器24は常にオ
フの状態に保たれるため、紙終端の検出の誤動作を防止
することができる。
【0065】この場合、突起65の側部に傾斜面65a
が設けられていることから、紙終端検出器24を移動す
る際に、本体フレーム13の孔74a又は74bの縁に
より記録紙収納部の外側へ移動されて引っかかることが
なく、容易にニアエンド検出器24の移動を行うことが
でき、プリンタ1の設置作業を楽に行うことができる。
【0066】一方、本実施の形態においては、案内部6
0を構成する支持部61がロール紙ホルダ17と別体に
構成されていることから、本体フレーム13を製造する
際に型抜きを容易に行うことができ、製造工程を簡易化
することができる。
【0067】なお、本発明は上述の実施の形態に限られ
ることなく、種々の変更を行うことができる。例えば、
上述の実施の形態においては、案内部を2つ設けるよう
にしたが、3つ以上案内部を設け、各案内部の位置に応
じて紙終端検出手段を位置決めるようにしてもよい。
【0068】また、上述の実施の形態においては、紙終
端検出手段を互いに直交する位置に位置決めるように構
成したが、本発明はこれに限られず、プリンタの設置角
度に応じて種々の角度に位置決めるようにしてもよい。
【0069】さらに、紙終端検出手段についても、リミ
ットスイッチを用いたものには限られず、例えば、光学
的な手段によって記録紙の紙終端を検出するものを用い
ることもできる。もっとも、本実施の形態のように、リ
ミットスイッチを用いたものを使用すれば、簡易かつ確
実に紙終端の検出を行うことができるというメリットが
ある。
【0070】さらにまた、本体フレームの後部に設けら
れる案内部を構成する支持部を、上部カバーと一体的に
形成することもできる。ただし、本実施の形態のよう
に、別体とした支持部を、ロール紙ホルダに固定するよ
うに構成すれば、この案内部の組立精度を向上させるこ
とができる。
【0071】さらにまた、紙終端検出手段の位置決めと
して、本体フレームに曲げ起こし部を設けて紙終端検出
器をその間に位置させる実施の形態としたが、一つの曲
げ起こし部であってもよいものであり、また本体フレー
ムもしくは検出フレームの一方に凸部を他方に孔もしく
は穴を配置してそれらを係合させてもよいものである。
【0072】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、プリ
ンタの設置角度に応じて、記録紙は、その残量が少なく
なると、収納部の中の第1の位置及び第2の位置のいず
れか一方に案内される。そして、検出手段は、複数の検
出位置のいずれか1つに選択的に位置するように、収納
部に移動可能に取り付けられているため、プリンタの設
置角度が変わった場合であっても、検出位置の変更の作
業は極めて容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るプリンタの一実施の形態の内部
構成を示す斜視図で、カバーフレームを開けた状態を示
すものである。
【図2】 同実施の形態の外観構成を示す斜視図であ
る。
【図3】 同実施の形態の内部構成を示す側断面図であ
る。
【図4】 同実施の形態において記録紙が小径となった
場合の安定位置を示すための説明図である。
【図5】 同実施の形態における本体フレームの底面の
傾斜部を下にして水平面上にプリンタを設置した場合の
記録紙の安定位置を示す説明図である。
【図6】 同実施の形態における本体フレームの背面を
下にしてプリンタを設置した場合の記録紙の安定位置を
示す説明図である。
【図7】 同実施の形態における紙終端検出器を示す正
面図である。
【図8】 同実施の形態における紙終端検出器の本体フ
レームへの固定部分を示す拡大正面図である。
【図9】 同実施の形態における紙終端検出器を示す側
面図である。
【図10】 同実施の形態における紙終端検出器を本体
フレームに取り付けた状態を示すものであり、図10
(a)は、本体フレームの底面及びその傾斜部を下にし
てプリンタを設置する場合、図10(b)は、本体フレ
ームの背面を下にしてプリンタを設置する場合を示すも
のである。
【図11】 同実施の形態における紙終端検出器の動作
を示す説明図であり、図11(a)は、紙終端検出器が
オフの状態、図11(b)は紙終端検出器がオンの状態
を示すものである。
【符号の説明】
10 カバーフレーム 13 本体フレーム 17 ロール紙ホルダ 24 紙終端検出器 25 ボルト 32a、32b 孔 38 案内部 60 案内部 61 支持部 61a 支持面 62 フレーム 63 検出レバー 64 検出子 65 突起部 67 リミットスイッチ 69 把持部 69a、69b、69c 凸部 70 ナット 71 リブ 72 長孔 73 膨出部 75 巻芯部 76 空間 S 記録紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B65H 26/08 B41J 3/20 109Z (72)発明者 中嶋 聡 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイ コーエプソン株式会社内 (72)発明者 松本 義治 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイ コーエプソン株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−312876(JP,A) 特開 平8−40616(JP,A) 実開 昭64−21158(JP,U) 実開 昭57−188740(JP,U) 実開 昭54−118204(JP,U) 実開 昭63−110451(JP,U) 実公 平1−14597(JP,Y2) 実公 昭61−3872(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 15/00 - 15/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状の記録紙に印刷を行うプリンタ
    において、 前記記録紙を収納し、プリンタが置かれた姿勢に応じ
    て、前記記録紙を第1の位置及び第2の位置のいずれか
    一方に案内する収納部と、 前記記録紙の残量が一定量以下になったことを検出する
    ための検出手段とを有し、 前記検出手段は、前記第1の位置及び前記第2の位置の
    各々に対応して設置された複数の検出位置のいずれか1
    つに選択的に位置するように、前記収納部に移動可能に
    取り付けられていることを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記収納部は、前記
    紙検出手段と係合して、前記検出手段を各検出位置に位
    置決めする係合部を有していることを特徴とするプリン
    タ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記検出手段
    は、前記収納部の一方の側面に軸部材によって回転可能
    に付着した検出フレームと、当該検出フレームに移動可
    能に取り付けられた検出レバーと、前記記録紙の残量が
    一定量以下になったときに記録紙の巻芯部の空間に入る
    ように前記検出レバーの端に設置された検出部材を備え
    ていることを特徴とするプリンタ。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記検出フレームを
    手動で回転させるための把持部を更に含むことを特徴と
    するプリンタ。
  5. 【請求項5】 請求項3において、前記検出フレームに
    は前記軸部材が貫通する長い孔が形成され、前記長い孔
    の中央部分が括れていることを特徴とするプリンタ。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2において、前記検出手段
    は、光学的な手段によって記録紙の残量が一定量以下に
    なったことを検出する手段であることを特徴とするプリ
    ンタ。
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