JP2001130790A - 大型プリンタのロール紙カバーおよび該ロール紙カバーを備えた大型プリンタ - Google Patents

大型プリンタのロール紙カバーおよび該ロール紙カバーを備えた大型プリンタ

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JP2001130790A
JP2001130790A JP31177699A JP31177699A JP2001130790A JP 2001130790 A JP2001130790 A JP 2001130790A JP 31177699 A JP31177699 A JP 31177699A JP 31177699 A JP31177699 A JP 31177699A JP 2001130790 A JP2001130790 A JP 2001130790A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 頭出し操作時には,給紙部において生じ得る
ロール紙の撓みの発生を防止できるとともに,給送時に
は,ロール紙の搬送妨害とならないロール紙カバーを提
供する。 【解決手段】 ロール紙5を覆うロール紙カバー21
は,前面に平坦な前端部21aと,前面から後方側に続
く曲面部21bと,後端部に切欠部(開口部)21dと
を備えている。ロール紙カバー21の内面は,ロール紙
5の給送時には,ロール紙5に接触しない距離に配置さ
れる。一方,前端部21aは,ロール紙5が給紙部2に
戻される時は,戻された用紙が前端部21aの内面に接
触して,曲面部21bに案内される距離に配置される。
前端部21aから曲面部21bに案内されたロール紙
は,曲面部21bの曲面形状に沿って後方側の切欠部2
1dに案内され,切欠部21dから外部にはみ出した
「たるみ」5bを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,A1判またはB1
判程度の大きさの印刷用紙まで印刷を行うことができる
大型プリンタのロール紙カバーおよび該ロール紙カバー
を備えた大型プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】A1判またはB1判程度の大きさの印刷
用紙まで印刷を行うことができる大型プリンタでは,印
刷用紙として,単票紙のほかに,主として,ロール紙が
用いられる。このため,大型プリンタには,ロール紙を
セットできる給紙部が設けられ,この給紙部には,ロー
ル紙軸を支持する軸受部と,ロール紙を保護するための
ロール紙カバーが設けられている。
【0003】ロール紙は,大型プリンタの給紙部にセッ
トされた後,操作者により,印刷部に設けられた紙案内
部の斜面に沿って印字ヘッド側に繰り出される。その
後,ロール紙先端を印刷開始位置に合わせる操作(いわ
ゆる頭出し操作)が行われ,頭出し操作後,ロール紙
は,印刷部に設けられた紙送りローラによって搬送され
ながら印字ヘッドによって印刷され,排紙される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような大型プリン
タにおいて,ロール紙カバーは,紙送りローラによるロ
ール紙の搬送を妨害しないように,搬送中のロール紙か
ら距離を置き,接触しない位置に配置される必要があ
る。
【0005】一方,この距離をあまり大きくすると,頭
出し操作時に,ロール紙カバー内で,ロール紙に撓みが
生じる場合がある。この撓みは,頭出し操作が,繰り出
されたロール紙を紙送りローラにより給紙部側に戻すこ
とによって行われる一方,給紙部のロール紙軸を支持す
る軸受部が,ロール紙軸を逆転させてロール紙を巻き戻
すための駆動機構を備えていないことから,戻された用
紙が給紙部において行き場をなくすことによって生じる
ものである。
【0006】このようなロール紙の撓みは,ロール紙に
好ましくない曲がり癖,折れ曲がり,皺等を生じさせる
場合があり,これらは,印字品質の劣化の原因ともな
る。
【0007】本発明は,このような状況に鑑みなされた
ものであり,その課題は,頭出し操作時には,給紙部に
おいて生じ得るロール紙の撓みの発生を防止できるとと
もに,給送時には,ロール紙の搬送妨害とならないロー
ル紙カバーを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に,本願請求項1に記載の発明に係る大型プリンタのロ
ール紙カバーは,大型プリンタの給紙部にセットされ,
その上部から前部を経て下方に繰り出されて該給紙部の
前面側下部に設けられた紙案内部の上面に沿って給送さ
れるロール紙を覆うために,該給紙部に取り付けられた
ロール紙カバーであって,該ロール紙カバーの内面が,
前記ロール紙が前記紙案内部の上面に沿って給送される
時は,給送されるロール紙に接触しない距離に配置さ
れ,該ロール紙カバーの前端部の内面が,前記紙案内部
の上面とほぼ平行な平面に形成され,かつ,該内面と前
記紙案内部の上面との間の垂直距離が,前記ロール紙が
給紙部側に戻される時に,該内面が戻されたロール紙に
接触して,該戻されたロール紙を該ロール紙カバーの後
方側に案内する距離であり,該ロール紙カバーの前記前
端部から後端部に向けて続く部分の内面が,ロール紙の
円筒形状に沿った曲面を備えている,ことを特徴とす
る。
【0009】本願請求項1に記載の発明によると,ロー
ル紙カバーの内面が,ロール紙が紙案内部の上面に沿っ
て給送される時は,給送されるロール紙に接触しない距
離に配置されている。したがって,ロール紙カバーによ
るロール紙の搬送妨害は生じない。これにより,給紙部
からの給送がスムーズに行われ,搬送妨害により生じる
印字品質の劣化を防止できる。
【0010】一方,ロール紙カバーの前端部の内面が,
紙案内部の上面とほぼ平行な平面に形成され,かつ,該
内面と紙案内部の上面との間の垂直距離が,前記ロール
紙が給紙部側に戻される時に,該内面が戻されたロール
紙に接触して,該戻されたロール紙を該ロール紙カバー
の後方側に案内する距離とされている。したがって,戻
されたロール紙は,ロール紙カバーの前端部に接触案内
されて,前端部に続く後方側に案内される。そして,ロ
ール紙カバーの前端部から後端部に向けて続く部分の内
面が,ロール紙の円筒形状に沿った曲面を備えているの
で,前端部から接触案内されたロール紙は,この曲面に
沿って,ロール紙カバーの後端部側に移動し,後端部側
で重力により下方に垂れ下がった「たるみ」として形成
される。
【0011】これにより,前端部で生じ得る「撓み」の
発生を防止することができ,撓みの発生による印字品質
の劣化を防止することができる。
【0012】本願請求項2に記載の発明に係る大型プリ
ンタのロール紙カバーは,請求項1において,該ロール
紙カバーの後端部が,該後端部で撓んでいるロール紙を
外部に逃がす開口部を備えている,ことを特徴とする。
【0013】本願請求項2に記載の発明によると,ロー
ル紙カバーの後端部が,該後端部でたるんでいるロール
紙を外部に逃がす開口部を備えているので,「たるみ」
の形成が助勢され,ロール紙カバー前端部で生じ得る
「撓み」の発生をより一層効果的に防止できる。また,
ロール紙カバーをコンパクトにした場合でも,「たる
み」を後端部で十分に形成することができ,ロール紙カ
バー前端部で生じ得る「撓み」の発生を防止できる。さ
らに,「たるみ」がロール紙カバーに接触しないので,
ロール紙給送時において,ロール紙カバーによる搬送妨
害を防止できる。
【0014】本願請求項3に記載の発明に係る大型プリ
ンタのロール紙カバーは,請求項1または2において,
前記ロール紙カバーの前端部が,前記紙案内部の上端部
との間に,ロール紙の給送方向に沿った間隙を形成する
ように構成され,該間隙の給送方向に沿った距離が,前
記ロール紙が給紙部側に戻される時に,前記前端部の内
面により,戻されたロール紙が該ロール紙カバーの後方
側に案内され,かつ,操作者が前記前端部と前記紙案内
部の上端部との間に手を挟まれない距離である,ことを
特徴とする。
【0015】本願請求項3に記載の発明によると,ロー
ル紙カバーの前端部が,紙案内部の上端部との間に,ロ
ール紙の給送方向に沿った間隙を形成するように構成さ
れ,この間隙の給送方向に沿った距離が操作者が手を挟
まれない距離である。したがって,本願請求項3に記載
の発明に係るロール紙カバーが開閉可能なものであって
も,操作者は,開閉時に,ロール紙の前端部と紙案内部
との間で手を挟むことがなく,操作者の怪我を防止でき
る。
【0016】一方,該間隙を設けたことにより,ロール
紙を戻した時に,ロール紙が該間隙からはみ出し,撓み
を形成したり,ロール紙カバーの前端部から後方側への
案内が行われず,撓みが生じる場合がある。しかし,間
隙の給送方向に沿った距離を,ロール紙が給紙部側に戻
される時に,戻されたロール紙が前端部の内面により該
ロール紙カバーの後方側に案内される距離としたので,
このような撓みの形成も防止することができる。
【0017】本願請求項4に記載の発明に係る大型プリ
ンタのロール紙カバーは,請求項1から3のいずれか1
項において,前記ロール紙カバーの前端部が,単票紙を
下方から支持して前記紙案内部に案内する案内板として
兼用されるものである,ことを特徴とする。
【0018】本願請求項4に記載の発明によると,ロー
ル紙カバーの前端部が,単票紙を下方から支持して紙案
内部に案内する案内板として兼用されるので,単票紙の
案内板を新たに設けることなく,単票紙の印刷を行うこ
とができ,製造コストの増加を抑えることができる。
【0019】また,ロール紙カバーの前端部は,紙案内
部の上面から本願請求項1に記載の垂直距離をおいて設
けられているので,単票紙は,前端部から紙案内部にか
けて凹状に反った状態で配置されることとなる。これに
より,単票紙下端部が紙案内部の上面に接触しやすくな
り,単票紙の給送を確実に行うことができる。
【0020】本願請求項5に記載の発明に係る大型プリ
ンタは,請求項1から4のいずれか1項に記載の大型プ
リンタのロール紙カバーを備えていることを特徴とす
る。本願請求項5に記載の発明によると,大型プリンタ
において,本願請求項1から4のいずれか1項に記載の
発明と同様の作用効果を得ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は,本発明に係るロール紙カ
バーを適用した大型プリンタの全体構成を示す斜視図で
ある。この大型プリンタ1は,A1判またはB1判程度
の大きさの印刷用紙まで印刷を行うことができ,給紙部
2,印刷部3および排紙部4を備えている。排紙部4の
下部には,操作者が立った状態でこの大型プリンタ1を
操作しやすい高さに支持するための脚部(図示略)を取
り付けることもできる。
【0022】給紙部2は,大型プリンタ1の後方上部に
突き出るように形成されている。給紙部2には,本発明
に係るロール紙カバー21が開閉自在に取り付けられて
いる。ロール紙カバー21の内部には,ロール紙ホルダ
(図示略)が取り付けられ,該ロール紙ホルダにロール
紙(図示略)がセットされるようになっている。また,
ロール紙カバー21の前端部21aの上面には,単票紙
(図示略)がセットされるようになっている。前端部2
1aの先端と印刷部3の上部との間には,操作者がロー
ル紙カバー21を開閉する際に手を差し入れるための間
隙(開口部)25が形成されている。ロール紙または単
票紙(以下,両者をあわせて「印刷用紙」という。)
は,印刷部3に給送されるようになっている。この印刷
部2の詳細な構成および作用効果については,後に詳述
する。
【0023】印刷部3は,その内部に,図示しないプラ
テン,キャリッジ等を備えるとともに,その前面に,突
出して形成されたインク・カートリッジ・ケース32を
備えている。インク・カートリッジ・ケース32の内部
には,インクを蓄えたインク・カートリッジ(図示略)
が収納され,キャリッジに取り付けられた印字ヘッド
(図示略)にインク・チューブ(図示略)を介してイン
クを供給している。給紙部2から印刷部3に給送された
印刷用紙は,副走査方向に搬送されながら印字ヘッドに
よって印刷される。
【0024】印刷部3の前面には,フロント・カバー3
1が,手動により開閉可能に取り付けられている。この
フロント・カバー31の内部には,開口部(図示略)が
形成され,この開口部を介して,メンテナンス(紙詰ま
りを起こした印刷用紙の除去,プラテンの清掃等)を行
うことができるようになっている。
【0025】排紙部4には,印刷部3で印刷された印刷
用紙が搬送され,搬送されてきた印刷用紙は,排紙斜面
41に沿って斜め下方に排紙されるようになっている。
【0026】次に,給紙部2の詳細な構成および作用効
果について詳述する。図2は,ロール紙カバー21が開
いた状態の給紙部2の正面図であり,図3は,同状態の
大型プリンタ1の平面図である。
【0027】給紙部2の本体の両側壁20,20には,
ロール紙カバー21の両カバー側壁21c,21cおよ
びロール紙ホルダ22,22が取り付けられている。カ
バー側壁21c,21cは,左右対称構造である点を除
いて同じ構造を備えている。ロール紙ホルダ22,22
についても同様である。したがって,以下では,右側の
カバー側壁21cおよび右側のロール紙ホルダ22につ
いて説明し,左側のカバー側壁21cおよび左側のロー
ル紙ホルダ22についての説明は省略する。
【0028】図4,図5および図6は,右側のカバー側
壁21cおよび右側のロール紙ホルダ22の左側面図
(一部断面図)であり,図4はロール紙カバー21が閉
じた状態を,図5はロール紙カバー21が開閉途中にあ
る状態を,図6はロール紙カバー21が開いた状態を,
それぞれ示している。図7は,ロール紙ホルダ22の平
面図である。図8は,ロール紙ホルダ22にセットされ
るロール紙軸(スピンドル)6およびこのロール紙軸6
に装着されるロール紙5を示す斜視図である。図9は,
ロール紙ホルダ22にセットされたロール紙軸6の操作
説明図である。図10は,給紙部2と印刷部3の一部と
を示す左側断面図である。
【0029】なお,図4から図6および図10は,いず
れも左側面図であるので,これらの図における右側が給
紙部2(大型プリンタ1)の前方側となる。
【0030】まず,図6および図7を参照して,ロール
紙ホルダ22について詳述する。ロール紙ホルダ22
は,軸受部22aおよび仮置き部22bを備えている。
軸受部22aは,ロール紙が最終的にセットされる部分
で,ロール紙が印刷部3に給送される時に,後に詳述す
る図8のロール紙軸6の軸端部61を支持する。仮置き
部22bは,ロール紙軸6の軸端部61を軸受部22a
にセットする前または軸受部22aから取り出す際に一
時的に軸端部61が置かれる部分であり,ロール紙をセ
ットする操作者の負担を軽減するために設けられてい
る。軸受部22aおよび仮置き部22bの奥行き(図7
における横方向の幅)は,軸端部61を安定して支持で
きる長さに設定されている。
【0031】軸受部22aは,ロール紙が給紙時に安定
して回動するように,給紙部2の側壁20(図2および
図3参照)の中央部付近に配置され,セットされたロー
ル紙軸6の中心は,符号Aに示す位置に配置される。
【0032】軸受部22aは,上方から軸端部61を嵌
め込むことができるように上方に向かって開口した構造
を有し,軸端部61が嵌まり込んで回動できる大きさの
円弧状の凹曲面を有する凹部220と,上方に向かって
直線的に立ち上がり,軸端部61を後方から支持する直
線部221とから構成されている。凹部220には,ロ
ール紙軸6の回動を円滑にするために,2つのローラ2
20a,220bと軸端部61を上方に向けて付勢する
付勢部材(バネ等)220cとが取り付けられている。
【0033】仮置き部22bは,軸受部22aの前方側
斜め上方に隣接して配置され,円弧状の凹曲面を有する
凹部222から構成されている。凹部222は,その前
端(図6における右端)がその後端(図6における左
端)の斜め上方に位置するように配置されており,これ
により,凹部222は,後方側斜め上方に向かって開口
した構造を有する。また,凹部222の最も低い地点
は,凹部220の同地点よりも高い位置となるように配
置されるとともに,凹部222の後端は,軸受部22a
の凹部220の前端よりも高い位置に配置され,両端間
は後方に向かって下降した直線部223で連接されてい
る。
【0034】凹部222の深度(本実施の形態では凹部
222の前端から最も低い地点までの鉛直下方の深度)
は,軸端部61を凹部222に素早く当接させることが
できるように,軸受部22aの深度(本実施の形態では
凹部220の前端から最も低い地点までの鉛直下方の深
度)よりも小さく形成されている。また,凹部222
は,軸端部61の凹部222への位置決めを容易にする
ために,軸受部22aの凹部220よりも大きな曲率半
径を有するように形成されている。さらに,凹部222
の後端近傍部分は,仮置き部22bから軸受部22aへ
のロール紙軸6の移動を容易にするために,ほぼ水平に
なるように形成されている。
【0035】次に,図8を参照して,ロール紙ホルダ2
2にセットされるロール紙軸6について詳述する。円柱
状のロール紙軸6は,左右のロール紙ホルダ22,22
(図2および図3参照)にセットされる軸端部61,6
1を備えている。図8における右側の軸端部61は,右
側のロール紙ホルダ22にセットされ,図8における左
側の軸端部61は,左側のロール紙ホルダ22にセット
される。
【0036】右側の軸端部61の近傍には,ロール紙軸
6を手動により回動させるための円盤形状のハンドル部
62が固設されている。このハンドル部62の直径は,
回動操作を容易にし,かつ,後述するストッパとしての
機能を果たすために,装着されるロール紙5の直径より
も大きくなるように設定されていることが好ましい。ハ
ンドル部62には,ロール紙軸6の中央部に向かって突
設された円筒状のロール紙芯受部62aが一体的に形成
されている。
【0037】左側の軸端部61の近傍には,ロール紙5
が装着された後,ロール紙5の左側端を衝止するストッ
パ(可動用紙ストッパ)63が嵌め込まれ,固定され
る。
【0038】ロール紙5は,操作者によって,ハンドル
部62側から見て左巻きになるようにロール紙軸6に挿
通された後,芯5aがロール紙芯受部62aに嵌め込ま
れて,ロール紙5の右側端がハンドル部62に当接する
まで押し込まれる。その後,ストッパ63が,ロール紙
5の左側端に当接するまでロール紙軸6に嵌め込まれ,
固定される。これにより,ロール紙5は,両側端をハン
ドル部62およびストッパ63によりそれぞれ衝止され
ることとなり,安定した給紙が可能となる。したがっ
て,ハンドル部62は,ロール紙軸6の手動による回動
に用いられるだけでなく,ロール紙5の右側端を衝止す
るためのストッパ(固定用紙ストッパ)としても兼用さ
れる。
【0039】次に,図6および図7を再び参照して,ロ
ール紙5が装着されたロール紙軸6(以下,単に「ロー
ル紙軸6」という。)をロール紙ホルダ22にセットす
る操作について説明する。
【0040】ロール紙カバー21が図6に示すように開
けられた状態において,ロール紙軸6(軸端部61)
は,操作者によって,まず仮置き部22b(左右の仮置
き部22b,22b)にセットされる。仮置き部22b
は,前述したように,軸受部22aの前方で,かつ上方
に位置し,その深度が小さく形成されているので,仮置
き部22bへのセット操作は,ロール紙軸6を軸受部2
2aに直接セットする場合よりも容易に行うことができ
る。
【0041】続いて,ロール紙軸6は,操作者によっ
て,仮置き部22bから軸受部22aへ転がり落とすよ
うにして,軸受部22aにセットされる。仮置き部22
bが軸受部22aの斜め上方に配置されているととも
に,直線部223が軸受部22aに向かって下降して形
成されているので,操作者は,重力を利用して,小さな
力で転がり落とすことができる。
【0042】このように,ロール紙ホルダ22に仮置き
部22bを設けたことにより,ロール紙軸6のセット操
作が容易となり,操作者の負担が軽減される。特に,本
実施の形態のような大型プリンタ1では,ロール紙5が
重くなるので,ロール紙軸6のセット操作を容易にし,
操作者の負担を軽減するということは,大型プリンタ1
そのものを使いやすいものとする観点から重要となって
くる。
【0043】なお,ロール紙軸6をロール紙ホルダ22
から取り出す時も,ロール紙軸6を軸受部22aから仮
置き部22bに一旦置いた後,取り出すことができるの
で,取り出す際の操作も容易となり,操作者の負担を軽
減することができる。
【0044】ロール紙軸6をロール紙ホルダ22にセッ
トした後,ロール紙軸6に装着されたロール紙5は,そ
の上部から前部を経て斜め下方に繰り出され,印刷部3
に給送される。印刷終了後やロール紙の交換時等には,
繰り出されたロール紙5が巻き取られ,ロール紙軸6
は,ロール紙ホルダ22から取り出される。このロール
紙5の繰り出し操作および巻き取り操作は,ロール紙軸
6を回動させることにより行われるが,この際,ロール
紙軸6にはハンドル部62が設けられているので,図9
に示すように,操作者はハンドル部62を持って回動操
作を行うことができる。このように,操作者の手7がロ
ール紙5に直接触れることがないので,ロール紙5に手
の汗,皮脂,汚れ等が付着することを防止でき,その結
果,印字品質の劣化を防止できる。また,ハンドル部6
2が円盤形状をしているので,回動操作を行いやすいと
いう利点もある。
【0045】なお,ハンドル部62は,右利きの操作者
が操作しやすいようにロール紙軸6の右側に取り付けら
れているが,左側に取り付けることもできる。
【0046】次に,図4から図6および図10を参照し
て,ロール紙カバー21について詳述する。ロール紙カ
バー21は,内部にセットされたロール紙5が外部から
見えるように,透明な合成樹脂材(たとえばプラスチッ
ク等)により一体形成されている。このロール紙カバー
21は,カバー側壁21c,21cと,これらの両カバ
ー側壁21c,21c間に亘って一体的に形成され,ロ
ール紙5をカバーする前端部21aおよび曲面部21b
とから構成され,これらは,その内面が,ロール紙カバ
ー21の内部にセットされるロール紙5に接触しない大
きさに形成されている。
【0047】カバー側壁21cは,給紙部2の本体の側
壁20(図2および図3参照)に,手動により回動自在
に取り付けられている。回動中心Bは,軸受部22aに
セットされるロール紙軸6(図8参照)の中心(軸心)
Aとほぼ同じ位置(より詳細には,中心Aよりも僅かに
後方側の斜め下方の位置)に設けられている。
【0048】前端部21aは,ロール紙カバー21が閉
じた状態において,印刷部3の内部に設けられた紙案内
部33とほぼ平行な平面として形成されている。したが
って,前端部21aの内面も,紙案内部33とほぼ平行
に形成されている。
【0049】曲面部21bは,前端部21aからロール
紙カバー21の後方側に向けての部分に形成され,ロー
ル紙5の円筒形状に沿った形状(図4に示す閉じた状態
において,ロール紙軸6の軸心Aを中心とした円筒形
状)を有する。
【0050】ロール紙カバー21の後端部には,切欠部
21dが形成されている。この切欠部21dには,ロー
ル紙5を覆う部材が設けられておらず,開放された開口
部が形成されている。
【0051】ロール紙カバー21は,ロール紙をロール
紙ホルダ22にセットする時,または,セットされたロ
ール紙を取り出す時に開けられ,印刷時または大型プリ
ンタ1を使用していない時は,閉じた状態にされる。
【0052】操作者が閉じた状態のロール紙カバー21
の一部を持って,手動により後方側に向けて回動させる
と,ロール紙カバー21は,図4に示す状態から図5に
示す状態を経て図6に示す状態に遷移し,開いた状態と
なる。また,開いた状態のロール紙カバー21を手動に
より前方側に向けて回動させると,ロール紙カバー21
は,図6に示す状態から図5に示す状態を経て図4に示
す状態に遷移し,閉じた状態となる。
【0053】図4に示す閉じた状態の位置(以下「閉状
態終端位置」という。)と,図6に示す開いた状態の位
置(以下「開状態終端位置」という。)とは,ともに,
ロール紙カバー21の回動を規制する図示しないストッ
パ等によって規定されている。
【0054】この開閉操作(すなわち回動操作)におい
て,ロール紙カバー21がロール紙5の円筒形状に沿っ
た曲面部21bを有し,かつ,回動中心Bがロール紙軸
6の中心Aとほぼ同じ位置にあるので,ロール紙カバー
21は,ロール紙5の円筒面にほぼ沿うようにして開閉
する。これにより,ロール紙カバー21の開閉に伴う該
カバー21の占有スペースを小さくすることができる。
【0055】さらに,回動中心Bは,中心Aよりも後方
側(斜め下方)に僅かに偏倚して位置するので,ロール
紙カバー21は,閉じた状態から開いた状態に向かうに
したがい,前端部21aおよび曲面部21bは,後方に
変位して行く。これにより,開いた状態において,給紙
部2の前面に形成されるロール紙セット/取り出し用開
口部(前端部21aと給紙部2の本体下部(または印刷
部3の本体上部)との間に形成される開口部)を,図2
および図3に示すように大きく形成することができ,ロ
ール紙5のセットおよび取り出しを行いやすくすること
ができる。
【0056】一方,ロール紙カバー21の後端部には,
切欠部(開口部)21dが設けられているので,ロール
紙カバー21が開いた状態では,図3に示すように,ロ
ール紙カバー21の後端部と給紙部2の本体後部(また
は印刷部3の本体後部)との間には,間隙27が形成さ
れる。これにより,ロール紙カバー21を開いた時に,
操作者がロール紙カバー21によって手を挟む危険を防
止することができる。したがって,切欠部21dは,ロ
ール紙カバー21が開いた状態において,操作者が手を
挟まれない程度または手が通る程度の長さ(すなわち図
4の円周方向の長さ)に亘って形成されていることが好
ましい。
【0057】カバー側壁21cには,円弧状押圧部21
0がカバー側壁21cと一体的に形成されている。この
円弧状押圧部210は,回動中心Bを中心とする円弧の
形状を有するレール部210dと,レール部210dの
中央部にカバー側壁21cと一体的に形成された接続部
210cとによって構成されている。レール部210d
は,接続部210cによってカバー側壁21cの本体に
接続支持される一方,接続部210c以外の周囲の部分
は,カバー側壁21cを貫通して形成された円弧状のス
リット211によって囲まれている。レール部210d
の外周部両端には,凹陥部210aおよび210bが形
成されている。給紙部2の本体の側壁20(図2および
図3参照)には,ピン(棒状部材)20aが固設され,
レール部210dの外周部側に位置するスリット211
に挿通している。
【0058】レール部210dの位置および円周方向の
長さは,ロール紙カバー21が閉状態終端位置に位置す
る時に,ピン20aが凹陥部210aに嵌まり込み,か
つ,ロール紙カバー21が開状態終端位置に位置する時
に,ピン20aが凹陥部210bに嵌まり込むにように
設定されている。
【0059】レール部210dは,その外周部によって
ピン20aを半径方向外側に向けて押圧するように構成
されている。この押圧力は,本実施の形態では,レール
部210dがピン20aによって半径方向内側に向けて
押されることにより撓み,撓んだ状態から元に戻ろうと
する復元力を利用している。このため,ピン20aを押
圧していない状態におけるレール部210dの外周部
は,ピン20aを押圧している状態よりも半径方向外側
に向けて膨らんで形成されている。すなわち,中心Bか
らレール部210dの外周部までの距離は,中心Bから
ピン20aの表面(押圧点)までの距離よりも大きくさ
れている。ただし,レール部210dの両端部はよく撓
むのに対し,中央部は接続部210cが存在することか
ら両端部ほど撓まないので,中央部の膨らみ量は,両端
部の膨らみ量よりも小さく設定されている。
【0060】したがって,ロール紙カバー21が回動す
ると,レール部210dの外周部は,ピン20aに圧接
した状態で摺動する。これにより,レール部210dと
ピン20aとの間には,回動を抑制する摩擦抵抗(摺動
抵抗)が発生し,この摩擦抵抗は,ロール紙カバー21
の回動速度を低下させ,あるいは,回動を停止させるよ
うに作用する。
【0061】その結果,ロール紙カバー21が重力によ
り自然回動して,操作者に衝突し,あるいは,給紙部2
の本体(または印刷部3)との間で手を挟むことによる
操作者の怪我を防止できる。また,ロール紙カバー21
が給紙部2の本体(または印刷部3)に衝突して破損す
る事態も防止できる。特に,大型プリンタでは,ロール
紙カバー21も大きくなり,それに伴い重くなるので,
このような怪我および破損を防止することはより重要と
なってくる。
【0062】また,レール部210dがピン20aを押
圧するように構成されていることから,ピン20aは,
閉状態終端位置および開状態終端位置において,凹陥部
210aおよび210bにそれぞれ嵌まり込むようにな
っている。これにより,ロール紙カバー21は,閉状態
終端位置および開状態終端位置において,ピン20aに
より係止され,重力によって自然に回動しないようにな
る。その結果,前記と同様に,自然回動による操作者の
怪我およびロール紙カバー21の破損を防止することが
できる。また,ロール紙カバー21は閉じた状態および
開いた状態を維持するので,閉じた状態におけるロール
紙の給紙(特に,前端部21aを利用した単票紙の給
紙)を安定して行うことができるとともに,開いた状態
におけるロール紙のセットまたは取り出しを落ち着いて
確実に行うことができる。
【0063】さらに,円弧状押圧部210をレール部2
10dにより構成したので,温度変化により円弧状押圧
部210が変形した場合でも,この変形を,レール部2
10dの撓みにより吸収することができる。また,温度
変化により摺動摩擦力は多少変化するものの,この摺動
摩擦力を温度変化にかかわらず安定して発生させること
ができる。
【0064】なお,凹陥部210aおよび210bによ
るピン20aの係止は,前述したように,ロール紙カバ
ー21を閉じた状態および開いた状態に維持するととも
に,操作者があまり大きな力を加えなくても解除できる
ように構成されていることが好ましい。
【0065】前端部21aの内面と給紙部3の紙案内部
33の上面とは,離間して配置されている。両者間の距
離L1(前端部21aの内面と紙案内部33の上面との
間の垂直距離)は,ロール紙5が紙送りローラ36によ
って給紙部3(紙案内部33およびキャリッジ34に搭
載された印字ヘッド35)に向けて給送される時に,ロ
ール紙5が前端部21aに接触せず,かつ,一旦給送さ
れたロール紙5が紙送りローラ36によって給紙部2に
戻される時(たとえば頭出し操作時)は,戻されたロー
ル紙5が前端部21aに接触して,その後方に形成され
た曲面部21bに案内される距離に設定されている。
【0066】これにより,ロール紙5の給送時には,ロ
ール紙5がロール紙カバー21に接触することにより生
じる搬送抵抗の増加を防止でき,ひいては搬送抵抗の増
加に伴う印字品質の劣化を防止できる。
【0067】一方,ロール紙5を給紙部2に戻す時は,
戻されたロール紙5が前端部21aからその後方にある
曲面部21bに案内され,さらに曲面部21bの曲面形
状によって後方側に案内され,後方側で下方に垂れ下が
った「たるみ」5bとして形成される。これにより,戻
されたロール紙5が前端部21a付近で滞留することを
防止でき,滞留による「撓み」の発生を防止できる。そ
の結果,ロール紙に好ましくない曲がり癖,折れ曲が
り,皺等が生じることを防止できる。
【0068】さらに,ロール紙カバー21の後方側に
は,前述したように。切欠部(開口部)21dが形成さ
れており,この切欠部21dは,「たるみ」5bを外部
に逃がすように作用する。これにより,「たるみ」5b
の形成が助勢され,前端部21aから曲面部21bを介
して後方側へのロール紙5の案内をより一層スムーズに
行うことができ,「撓み」の発生をより一層効果的に防
止できる。
【0069】なお,このような距離L1として,たとえ
ば2[mm]から7[mm]の間の距離が好ましい。
【0070】前端部21aの先端と紙案内部33の上端
との間には,前述した間隙25が形成され,操作者がロ
ール紙カバー21を開閉する際に手を指し入れることが
できるようになっている。
【0071】この間隙25の縦方向(給送方向)の長さ
L2は,操作者が,ロール紙カバー21を開閉する時に
手を指し入れることができるとともに,閉じる時に誤っ
て手を挟まないようにする一方で,ロール紙5を給紙部
2に戻す時に,ロール紙5が,前述したように,前端部
21aから曲面部21bに撓むことなく案内される長さ
に設定されている。このような長さL2としては,15
[mm]から40[mm]の間の長さ,より望ましくは
20[mm]から25[mm]の間の長さが好ましい。
【0072】前端部21aは,単票紙をその上面に置
き,印刷部3に案内するガイド面としても利用される。
このため,前端部21aの延長線上にある印刷部3の上
面には,単票紙を紙案内部33に給送するための間隙
(開口部)37が形成され,前端部21aの上面に置か
れた単票紙は,この間隙37から紙案内部33および紙
送りローラ36に向けて給送される。
【0073】この給送の時,前端部21aの内面(裏
面)は紙案内部33から距離L1だけ離間して配置され
ているので,前端部21aの上面(表面)と紙案内部3
3との間では,単票紙が凹状に反った状態で置かれるこ
ととなる。これにより,単票紙の先端部(下端部)が紙
案内部33に接触しやすくなり,単票紙の給送を確実に
行うことができる。
【0074】
【発明の効果】本発明によると,ロール紙カバーの内面
が,ロール紙が紙案内部の上面に沿って給送される時
は,給送されるロール紙に接触しない距離に配置されて
いる。したがって,ロール紙カバーによるロール紙の搬
送妨害は生じない。これにより,給紙部からの給送がス
ムーズに行われ,搬送妨害により生じる印字品質の劣化
を防止できる。
【0075】一方,ロール紙カバーの前端部の内面が,
紙案内部の上面とほぼ平行な平面に形成され,かつ,該
内面と紙案内部の上面との間の垂直距離が,前記ロール
紙が給紙部側に戻される時に,該内面が戻されたロール
紙に接触して,該戻されたロール紙を該ロール紙カバー
の後方側に案内する距離とされる。したがって,戻され
たロール紙は,ロール紙カバーの前端部に接触案内され
て,前端部に続く後方側に案内される。そして,ロール
紙カバーの前端部から後端部に向けて続く部分の内面
が,ロール紙の円筒形状に沿った曲面を備えているの
で,前端部から接触案内されたロール紙は,この曲面に
沿って,ロール紙カバーの後端部側に移動し,後端部側
で重力により下方に垂れ下がった「たるみ」として形成
される。
【0076】これにより,前端部で生じ得る「撓み」の
発生を防止することができ,撓みの発生による印字品質
の劣化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】大型プリンタの全体構成を示す斜視図である。
【図2】ロール紙カバーが開いた状態の給紙部の正面図
である。
【図3】ロール紙カバーが開いた状態の大型プリンタの
平面図である。
【図4】ロール紙カバーが閉じた状態における右側のカ
バー側壁および右側のロール紙ホルダの左側面図(一部
断面図)である。
【図5】ロール紙カバーが開閉途中にある状態における
右側のカバー側壁および右側のロール紙ホルダの左側面
図(一部断面図)である。
【図6】ロール紙カバーが開いた状態における右側のカ
バー側壁および右側のロール紙ホルダの左側面図(一部
断面図)である。
【図7】ロール紙ホルダの平面図である。
【図8】ロール紙軸およびこのロール紙軸に装着される
ロール紙を示す斜視図である。
【図9】ロール紙ホルダにセットされたロール紙軸の操
作説明図である。
【図10】給紙部と印刷部の一部とを示す左側断面図で
ある。
【符号の説明】
1 大型プリンタ 2 給紙部 3 印刷部 21 ロール紙カバー 21a 前端部 21b 曲面部 21d 切欠部(開口部) 33 紙案内部 25 間隙

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大型プリンタの給紙部にセットされ,そ
    の上部から前部を経て下方に繰り出されて該給紙部の前
    面側下部に設けられた紙案内部の上面に沿って給送され
    るロール紙を覆うために,該給紙部に取り付けられたロ
    ール紙カバーであって,該ロール紙カバーの内面が,前
    記ロール紙が前記紙案内部の上面に沿って給送される時
    は,給送されるロール紙に接触しない距離に配置され,
    該ロール紙カバーの前端部の内面が,前記紙案内部の上
    面とほぼ平行な平面に形成され,かつ,該内面と前記紙
    案内部の上面との間の垂直距離が,前記ロール紙が給紙
    部側に戻される時に,該内面が戻されたロール紙に接触
    して,該戻されたロール紙を該ロール紙カバーの後方側
    に案内する距離であり,該ロール紙カバーの前記前端部
    から後端部に向けて続く部分の内面が,ロール紙の円筒
    形状に沿った曲面を備えている,ことを特徴とする大型
    プリンタのロール紙カバー。
  2. 【請求項2】 請求項1において,該ロール紙カバーの
    後端部が,該後端部でたるんでいるロール紙を外部に逃
    がす開口部を備えている,ことを特徴とする大型プリン
    タのロール紙カバー。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において,前記ロール
    紙カバーの前端部が,前記紙案内部の上端部との間に,
    ロール紙の給送方向に沿った間隙を形成するように構成
    され,該間隙の給送方向に沿った距離が,前記ロール紙
    が給紙部側に戻される時に,前記前端部の内面により,
    戻されたロール紙が該ロール紙カバーの後方側に案内さ
    れ,かつ,操作者が前記前端部と前記紙案内部の上端部
    との間に手を挟まれない距離である,ことを特徴とする
    大型プリンタのロール紙カバー。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか1項におい
    て,前記ロール紙カバーの前端部が,単票紙を下方から
    支持して前記紙案内部に案内する案内板として兼用され
    るものである,ことを特徴とする大型プリンタのロール
    紙カバー。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか1項に記載の
    大型プリンタのロール紙カバーを備えていることを特徴
    とする大型プリンタ。
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