JP2001130229A - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents

空気入りラジアルタイヤ

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JP2001130229A
JP2001130229A JP31913199A JP31913199A JP2001130229A JP 2001130229 A JP2001130229 A JP 2001130229A JP 31913199 A JP31913199 A JP 31913199A JP 31913199 A JP31913199 A JP 31913199A JP 2001130229 A JP2001130229 A JP 2001130229A
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JP
Japan
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tire
bead
reinforcing layer
outer end
pneumatic radial
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JP31913199A
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Hiroshi Nishigata
宏志 西潟
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Bridgestone Corp
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C9/00Reinforcements or ply arrangement of pneumatic tyres
    • B60C9/02Carcasses
    • B60C9/04Carcasses the reinforcing cords of each carcass ply arranged in a substantially parallel relationship
    • B60C9/08Carcasses the reinforcing cords of each carcass ply arranged in a substantially parallel relationship the cords extend transversely from bead to bead, i.e. radial ply
    • B60C9/09Carcasses the reinforcing cords of each carcass ply arranged in a substantially parallel relationship the cords extend transversely from bead to bead, i.e. radial ply combined with other carcass plies having cords extending diagonally from bead to bead, i.e. combined radial ply and bias angle ply

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 操縦安定性の向上と乗心地の向上とを高い次
元で両立させた空気入りラジアルタイヤを提供すること
にある。 【解決手段】 トレッド部1と、サイドウォール部2
と、ビード部3とを具え、それぞれのビード部3に配設
したビードコア4間にトロイダルに延在させるととも
に、側端部分をビードコア4の周りで半径方向外方に巻
返した少なくとも一枚のカーカスプライ5と、カーカス
プライ5の本体部5aと巻返し部5bとの間で、ビード
コア4の外周面に隣接させて配置した、ほぼ三角形形状
のビードフィラ7と、少なくとも一本の、渦巻状巻回構
造のコード8aよりなり、半径方向内端をビードコア4
の近傍に位置させ、半径方向外端をビードフィラ7の半
径方向外端より外方に位置させたコード補強層8とを具
える空気入りラジアルタイヤにおいて、ビードフィラ7
を構成するゴムのショアA硬度を65度以上とし、か
つ、タイヤの幅方向断面内で、コード補強層8の半径方
向外端位置を、ビードコア4側から測って、タイヤ断面
高さの30〜85%の範囲とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気入りラジア
ルタイヤ、なかでもタイヤビード部およびサイドウォー
ル部の改良に関するものであり、とくには操縦安定性お
よび乗心地を高い次元で両立させたものである。
【0002】
【従来の技術】近年、空気入りラジアルタイヤにおい
て、操縦安定性の向上を目的として、タイヤビード部か
らサイドウォール部の剛性を高めることが一般的であ
る。これがため、従来は、ビード部からサイドウォール
部にかけて、ビードコアおよびビードフィラを内包す
る、いわゆるフリッパを配設する構成、およびビード部
からサイドウォール部にかけて、いわゆるワイヤインサ
ートを配設する構成等が広く採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、このような
従来技術によって、ビード部からサイドウォール部にか
けての部分を、フリッパまたはワイヤインサート等で補
強してタイヤ剛性を高めると、操縦安定性は向上する
が、タイヤの上下方向の剛性も高まることになって、乗
心地が低下するという他の問題があった。
【0004】従来例による、コード(ワイヤインサー
ト)11aを模試的にタイヤ横方向から示すならば、図
6のようになり、この構造を採用した場合には、コード
11aがタイヤの側面視のラジアル線分に対して20〜
45°の角度で延在するので、タイヤの上下方向の剛性
を高めることになって、負荷転動に際しての、ビード部
からサイドウォール部にかけてのたわみ変形を拘束する
ため、乗心地の低下が不可避であった。
【0005】この発明は、従来技術が抱えるこのような
問題を解決することを課題とするものであり、それの目
的とするところは、操縦安定性の向上と乗心地の向上と
を高い次元で両立させた空気入りラジアルタイヤを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の空気入りラジ
アルタイヤは、トレッド部と、サイドウォール部と、ビ
ード部とを具え、それぞれのビード部に配設したビード
コア間にトロイダルに延在させるとともに、側端部分を
ビードコアの周りで半径方向外方に巻返した少なくとも
一枚のカーカスプライと、カーカスプライの本体部と巻
返し部との間で、ビードコアの外周面に隣接させて配置
されて、半径方向外方に向けて漸次薄肉となる、ほぼ三
角形形状のビードフィラと、少なくとも一本の、渦巻状
巻回構造のコードよりなり、半径方向内端をビードコア
の近傍に位置させ、半径方向外端をビードフィラの半径
方向外端より外方に位置させたコード補強層とを具える
空気入りラジアルタイヤにおいて、ビードフィラを構成
するゴムのショアA硬度を65度以上とし、かつ、タイ
ヤの幅方向断面内で、コード補強層の半径方向外端位置
を、ビードコア側から測って、タイヤ断面高さの30〜
85%の範囲としたものである。
【0007】この空気入りラジアルタイヤでは、ほぼ三
角形形状のビードフィラは、フィラゴムのショアA硬度
を65度以上とすることにより、タイヤビード部の補強
に有効に寄与して、ビード部剛性を高め、操縦安定性の
向上をもたらす。なお、とくに好ましくは、上記ショア
A硬度を83度以上として、操縦安定性の一層の向上を
担保する。
【0008】また、ゴム補強層は、ビード部およびサイ
ドウォール部の両者をより有効に補強して、とくには、
タイヤの前後方向の剛性を増加させて、操縦安定性のさ
らなる向上をもたらす。この一方で、このコード補強層
のコードは、実施的には、ラジアル線分と直交するタイ
ヤ周方向に延在し、半径方向で、コード相互間にゴム質
が存在するので、タイヤの上下方向での剛性の増加を、
そのゴム質の緩衝作用の下に有利に抑制することがで
き、タイヤの上下方向の振動入力に対して、優れた乗心
地を確保することができる。
【0009】しかもこのコード補強層は、その半径方向
外端の位置を、タイヤ幅方向断面内で、ビードコア側か
ら測って、タイヤ断面高さの30〜85%の範囲とする
ことにより、ベルト端セパレーションのおそれなしに、
操縦安定性をより一層向上させることができる。すなわ
ち、コード補強層の半径方向外端位置を、タイヤ断面高
さの30%以下とした場合には、サイドウォール部の剛
性をそれほど高めることができず、サイドウォール部の
補強効果が小さくなるので、操縦安定性を大きく向上さ
せることは困難である。しかるに、上記外端位置をタイ
ヤ断面高さの85%以上とした場合には、カーカスプラ
イのクラウン部の外周側に配設したベルトの側端部分に
おける歪みを緩和する、サイドウォール部の変形領域が
少なくなってベルト端セパレーションが発生し易くな
り、耐疲労特性の低下を招くこととなる。なお、より好
適には、上記タイヤの半径方向外端の位置を、タイヤの
幅方向断面内で、ビードコア側から測って、タイヤ断面
高さの40〜85%とすることによって、操縦安定性の
向上をより実効あるものとする。
【0010】したがって、この空気入りラジアルタイヤ
によれば、ビードフィラおよびコード補強層のそれぞれ
の作用下で、耐疲労特性の低下なしに、操縦安定性と乗
心地とをともに高い次元で両立させることができる。
【0011】かかるタイヤにおいてより好ましくは、タ
イヤのリム組み姿勢で、ビードフィラの半径方向外端位
置をリムフランジの半径方向外端位置とほぼ等しくす
る。これによれば、タイヤの上下方向の剛性を低めるこ
とができ、乗心地性能をより向上させることができる。
【0012】また好ましくは、コード補強層の半径方向
内端を、ビードコアとビードフィラの半径方向外端との
間に位置させる。かかるタイヤによれば、ビードフィラ
とコード補強層とが重なりあうことで、剛性の段差を少
なくすることができ、タイヤサイドウォール部の局部的
な変形を生じさせないことにより、操縦安定性を一層向
上させることができる。
【0013】そして好ましくは、コード補強層を、ナイ
ロン、ポリエステル、芳香族ポリアミドもしくはスチー
ルからなるコードにより構成する。コード補強層のコー
ドをこれらのいずれかの材料により形成することで、操
縦安定性をより一層向上させることができる。
【0014】加えて好ましくは、タイヤの偏平率を20
〜65%とし、さらに好ましくは、20〜55%とす
る。これによれば、偏平率が低下による乗心地の悪化を
抑制するとともに、偏平率が小さいタイヤに求められる
操縦安定性の確保が達成できる。
【0015】また好ましくは、コード補強層のコード
を、50mm幅当たり10〜60本配設する。コードを
50mm幅当たり10本配設することで、ビード部から
サイドウォール部にかけて、補強効果が十分確保され
て、とくに、タイヤ前後方向の剛性が高まり、操縦安定
性を一層向上させることができ、また、コードを50m
m幅当たり60本以下とすることで、タイヤ上下方向の
剛性を必要以上に高めることなく、乗心地を高い次元で
確保することができる。
【0016】そして好ましくは、コード補強層を構成す
るコードの配設間隔を、コード補強層の半径方向外方区
域で、その内方区域よりも大きくする。これによれば、
負荷荷重に対するたわみ変形を、曲げ剛性の小さい、サ
イドウォール部の半径方向外方区域に集中させることが
できるとともに、タイヤの上下方向の剛性を必要以上に
高めることなく、タイヤ全体としてはたわみ易くして、
操縦安定性を高めてなお、すくれた乗心地を確保するこ
とができる。なおこれによれば、サイドウォール部の変
形領域が大きくなるので、耐疲労特性を有利に向上させ
ることができる。
【0017】この場合、より好ましくは、コードの配設
間隔を、コード補強層の半径方向内端から外端に向けて
漸増させる。ここでは、タイヤのビード部からサイドウ
ォール部にわたる剛性を半径方向外方に向けて緩やかに
変化させることができるので、サイドウォール部のたわ
みが半径方向内側から外側に向けて漸増し、タイヤ全体
がたわみ易くなって乗心地が向上するとともに、耐疲労
特性も一層向上する。
【0018】また好ましくは、ビードフィラの半径方向
外方位置に、厚みが2mm以下の硬質ゴム部材を配設
し、より好ましくは、その硬質ゴム部材をビードフィラ
の半径方向外端に隣接させて配設し、その配設領域を、
タイヤ半径方向の10〜50mmの範囲とする。これに
よれば、タイヤサイドウォール部の剛性を、上記硬質ゴ
ム部材により適宜調整することができ、操縦安定性と乗
心地との調整を図ることができ、また、硬質ゴム部材の
配設領域をタイヤ半径方向の10mm以上の範囲とする
ことで、サイドウォール部の剛性を高めて操縦安定性を
さらに向上させることができ、上記配設領域を50mm
以下の範囲とすることで、サイドウォール部の剛性を必
要以上に高めることなく、乗心地を高い次元で確保する
ことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
図面に示すところに基づいて説明する。図1はこの発明
の実施の形態を示すタイヤ幅方向の断面図であり、図中
1は、トレッド部を、2は、トレッド部1の側部から半
径方向内方へ延びるサイドウォール部を、そして3は、
サイドウォール部2の半径方向内方に連続させて設けた
ビード部をそれぞれ示す。
【0020】ここでは、それぞれのビード部3に配設し
たビードコア4間にトロイダルに延びる少なくとも一枚
のカーカスプライ5からなるラジアルカーカスを配設す
るとともに、そのカーカスプライ5の側部を、ビードコ
ア4の周りに巻返して半径方向外方に大きく巻上げ、そ
の側端部分を、ラジアルカーカスのクラウン部の外周側
に配置した、少なくとも一枚、ここでは二枚のベルト層
6a、6bからなるベルト6の内周側に位置させる。
【0021】またここでは、たとえば、タイヤの赤道面
と直交する方向に延びるコードよりなるカーカスプライ
5の本体部5aと巻返し部5bとの間で、ビードコア4
の外周面に隣接させてビードフィラ7を配設するととも
に、このビードフィラ7と、カーカスプライ5の巻返し
部5bとの間で、ビード部3からサイドウォール部2に
わたる半径方向領域内にコード補強層8を配設する。
【0022】ここで、ビードフィラ7を構成するゴムの
ショアA硬度は65度以上とすることが好ましく、より
好ましくは83度以上とする。またビードフィラ7の半
径方向外端位置は、タイヤリム10のリムフランジ10
aより半径方向外方にあっても良いことはもちろんであ
るが、とくに乗心地の観点からは、図示のように、タイ
ヤのリム組み姿勢で、リムフランジ10aの半径方向外
端位置とほぼ等しくするのが好ましい。
【0023】またここでは、コード補強層8のコード8
aは、図2に示すように、タイヤのラジアル線分に対し
てほぼ90°の渦巻状巻回構造とし、コード8aはビー
ド部3からサイドウォール部2にかけて等間隔に配設
し、タイヤの幅方向断面内で、コード補強層8の、適用
リムのリム径対応位置からの半径方向外端高さhは、タ
イヤ断面高さHの30〜85%、好ましくは40〜85
%とする。そして、コード補強層8の半径方向内端を、
ビードコアとビードフィラの半径方向外端との間に位置
させる。
【0024】そしてここでは、コード補強層8を構成す
るコード8aを、ナイロン、ポリエステル、芳香族ポリ
アミドもしくはスチールからなるコード8aにより構成
し、かかるコード8aの配設密度を、好ましくは、50
mm幅当たり10〜60本とする。
【0025】加えてここでは、タイヤの偏平率を、好ま
しくは20〜65%とし、より好ましくは30〜55%
とする。
【0026】以上のように構成してなる空気入りラジア
ルタイヤによれば、ビードフィラ7およびコード補強層
8の作用に基づいて、先に述べたように、タイヤ上下方
向の剛性を必要以上に高めることなく、タイヤ前後方向
の剛性を高めることにより、操縦安定性と乗心地とを高
い次元で向上させることができる。
【0027】次に、図3および図4はこの発明の他の実
施の形態を示す図である。コード補強層8を構成するコ
ード8aの配設間隔は、コード補強層8の全配設域にわ
たって均一とすることも可能であるが、この形態では、
その配設間隔を、コード補強層8の半径方向外方区域
で、その内方区域よりも大きくし、好ましくは、コード
補強層8のの半径方向内端から外端に向けて漸増させ
る。なお、この空気入りラジアルタイヤは、コード8a
の配設間隔が、半径方向内端と外端で異なること以外
は、図1および図2にかかる空気入りラジアルタイヤと
その構成を同じくするものである。
【0028】さらに、図5はこの発明の他の実施の形態
を示す図である。この空気入りラジアルタイヤは、ビー
ドフィラ7の半径方向外方位置に硬質ゴム部材9を配設
したものであり、この構成以外は図にかかるタイヤとそ
の構成を同じくするものである。なお、この形態におけ
るコード8aの配設パターンは図4に示すものと同一で
ある。
【0029】以上の図3および図4、または図5に示す
構成の空気入りラジアルタイヤにおいても、この発明の
目的とする、操縦安定性の向上と乗心地の向上とを高い
次元で両立させることを実現することができる。なお、
以上のいずれの形態においても、コード補強層8をビー
ドフィラ7のタイヤ幅方向外側に隣接させて配置してい
るが、コード補強層8を、ビードフィラ7のタイヤ幅方
向内側に隣接させて配置することもである。
【0030】
【実施例】以下に実施例タイヤ、従来例タイヤおよび比
較例タイヤの実車走行による、操縦安定性と乗心地に関
する実施例について説明する。供試タイヤのサイズを2
05/55R16とし、リムサイズを16×6.5JJ
とし、タイヤの内圧を220kPとした。実施例タイヤ
および比較例タイヤは図1に示す補強構造を、従来例タ
イヤは図5に示す補強構造を有するものとし、比較例タ
イヤは、タイヤ断面高さに対するコード補強層の半径方
向外端位置の比、すなわちh/Hの値が異なること以外
は図1にかかるタイヤと同じ構造を有するものとした。
なお、実施例タイヤでは、h/Hを、30、45、5
5、80、85%に変化させた。これに対し、従来例タ
イヤでは、ゴムのショアA硬度を95度とするととも
に、h/Hを46%とした。比較例タイヤでは、ゴムの
ショアA硬度を80度とするとともに、h/Hを25、
90%に変化させた。
【0031】ここで、操縦安定性は、国産FR乗用車を
もって、20m間隔で直線状に配置した10個のパイロ
ンを、スラローム走行した際の走行時間を計測すること
により評価し、乗心地は、スムースなアスファルト路面
に高さが20mm、幅が20mmの鉄製の突起を10m
間隔で車輛の進行方向に対して垂直に10個配置し、こ
れらの突起の上を時速60km/hで通過したときのフ
ィーリングによって評価した。その結果を表1に示す。
ここにおいて、表1中では、指数値が大きいほど操縦安
定性および乗心地はともに高い値を示すものとした。
【0032】
【表1】
【0033】表1から明らかなように、実施例タイヤで
は、従来例タイヤおよび比較例タイヤに比して、操縦安
定性と乗心地とを高い次元で両立させることができる。
【0034】
【発明の効果】かくして、この発明によれば、上記実施
例からも明らかなように、ビードフィラとコード補強層
との作用の下で、タイヤの上下方向の剛性増加を抑制し
て、とくにその前後方向の剛性を高めることにより、操
縦安定性と乗心地とを高い次元で両立させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態の一例を示す横断面図
である。
【図2】 図1にかかる、コード補強層を構成するコー
ドの渦巻状巻回構造をタイヤの横方向から示す図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態の他の例を示す横断面
図である。
【図4】 図3にかかる、コード補強層を構成するコー
ドの渦巻状巻回構造をタイヤの横方向から示す図であ
る。
【図5】 この発明の実施の形態の他の例を示す横断面
図である。
【図6】 従来例にかかるコード(ワイヤインサート)
をタイヤの横方向から示す図である。
【符号の説明】
1 トレッド部 2 サイドウォール部 3 ビード部 4 ビードコア 5 カーカスプライ 5a 本体部 5b 巻返し部 6 ベルト 6a、6b ベルト層 7 ビードフィラ 8、11 コード補強層 8a、11a コード(ワイヤインサート) 9 硬質ゴム部材 10 リム 10a リムフランジ H タイヤ断面高さ h コード補強層の半径方向外端位置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレッド部と、サイドウォール部と、ビ
    ード部とを具え、それぞれのビード部に配設したビード
    コア間にトロイダルに延在させるとともに、側端部分を
    ビードコアの周りで半径方向外方に巻返した少なくとも
    一枚のカーカスプライと、カーカスプライの本体部と巻
    返し部との間で、ビードコアの外周面に隣接させて配置
    した、ほぼ三角形形状のビードフィラと、少なくとも一
    本の、渦巻状巻回構造のコードよりなり、半径方向内端
    をビードコアの近傍に位置させ、半径方向外端をビード
    フィラの半径方向外端より外方に位置させたコード補強
    層とを具える空気入りラジアルタイヤにおいて、 ビードフィラを構成するゴムのショアA硬度を65度以
    上とし、かつ、タイヤの幅方向断面内で、コード補強層
    の半径方向外端位置を、ビードコア側から測って、タイ
    ヤ断面高さの30〜85%の範囲としてなる空気入りラ
    ジアルタイヤ。
  2. 【請求項2】 タイヤのリム組み姿勢で、ビードフィラ
    の半径方向外端位置を、リムフランジの半径方向外端位
    置とほぼ等しくしてなる請求項1に記載の空気入りラジ
    アルタイヤ。
  3. 【請求項3】 コード補強層の半径方向内端を、ビード
    コアとビードフィラの半径方向外端との間に位置させて
    なる請求項1もしくは2に記載の空気入りラジアルタイ
    ヤ。
  4. 【請求項4】 前記コード補強層を、ナイロン、ポリエ
    ステル、芳香族ポリアミド、もしくはスチールからなる
    コードにより構成してなる請求項1〜3のいずれかに記
    載の空気入りラジアルタイヤ。
  5. 【請求項5】 タイヤの偏平率を20〜65%としてな
    る請求項1〜4のいずれかに記載の空気入りラジアルタ
    イヤ。
  6. 【請求項6】 コード補強層のコードを、50mm幅当
    たり10〜60本配設してなる請求項1〜5のいずれか
    に記載の空気入りラジアルタイヤ。
  7. 【請求項7】 コード補強層を構成するコードの配設間
    隔を、コード補強層の半径方向外方区域で、その内方区
    域よりも大きくしてなる請求項1〜6のいずれかに記載
    の空気入りラジアルタイヤ。
  8. 【請求項8】 前記コードの配設間隔を、コード補強層
    の半径方向内端から外端に向けて漸増させてなる請求項
    1〜7のいずれかに記載の空気入りラジアルタイヤ。
  9. 【請求項9】 ビードフィラの半径方向外方位置に、厚
    みが2mm以下の硬質ゴム部材を配設してなる請求項1
    〜8のいずれかに記載の空気入りラジアルタイヤ。
  10. 【請求項10】 前記硬質ゴム部材を、ビードフィラの
    半径方向外端に隣接させて配設するとともに、その配設
    領域を、タイヤ半径方向の10〜50mmの範囲として
    なる請求項1〜9のいずれかに記載の空気入りラジアル
    タイヤ。
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