JP2007246052A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】空洞共鳴音の低減と操縦安定性向上を両立することができる空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】一対のビードコア12を跨いで配置されたカーカス14と、カーカス14のタイヤ径方向外側に配置されたベルト28と、ベルト28のタイヤ径方向外側に配置されタイヤ周方向に沿って巻回されたベルト補強層30と、ビードコア12のタイヤ径方向外側に配置されたゴム製のビードフィラー22と、を備える空気入りタイヤ1において、ベルト補強層30は、複数本並列配置された熱収縮性有機繊維コードを一体的にゴム被覆してなるリボン状のコードストリップを、該コードストリップの幅の1.2倍以上のピッチで巻回して構成されており、ビードフィラー22の少なくとも上端部のゴム硬さが85以下とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、車両などに装着して用いられる空気入りタイヤに関するものである。
空気入りタイヤはその構造上、タイヤ内部の円管長さに起因する空洞共鳴現象を有することが知られており、空洞共鳴はタイヤ内部の空気が加振されることにより発生する。この空洞共鳴が車軸を介して車室内に伝達されると車室内の静粛性を妨げるので好ましくない。
そこで、空洞共鳴を抑制する技術が種々開発されている。例えば特許文献1ではトレッド部の剛性を低下させることにより、タイヤモード周波数を低下させ空洞共鳴の抑制を図っている。
特開2002−96609号公報
ところで、空洞共鳴を抑制するには、タイヤ自体の変形を抑制することが有効であるが、実際には路面入力がある限りタイヤの変形を伴うことは避けられない。そこで、タイヤが変形してもタイヤ内部の空気を加振させないようにするには、タイヤ全体で変形を負担することが有効であると考えられている。
タイヤ全体で変形を負担するためには、カーカスのタイヤ径方向外側に設けられているベルトのタイヤ周方向の剛性を低減するのが有効である。しかしながら、ベルトの剛性を低下させたり、ベルトの巻回角度(タイヤ周方向に対する傾き)を大きくすると、コーナリングパワーの低下を招いて操舵初期の応答性が低下し、操縦安定性に影響がでる虞がある。
そこで、この発明は、操縦の応答性、安定性が良好で、しかも空洞共鳴を抑制することができる空気入りタイヤを提供するものである。
この発明に係る空気入りタイヤでは、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
請求項1に係る発明は、一対のビードコアを跨いで配置されたカーカスと、前記カーカスのタイヤ径方向外側に配置されたベルトと、前記ベルトのタイヤ径方向外側に配置されタイヤ周方向に沿って巻回されたベルト補強層と、前記ビードコアのタイヤ径方向外側に配置されたゴム製のビードフィラーと、を備える空気入りタイヤにおいて、前記ベルト補強層は、複数本並列配置された熱収縮性有機繊維コードを一体的にゴム被覆してなるリボン状のコードストリップを、該コードストリップの幅の1.2倍以上のピッチで巻回して構成されており、前記ビードフィラーの少なくとも上端部のゴム硬さが85以下であることを特徴とする。
ここで、「ゴム硬さ」とは、JIS K6253に規定するスプリング式硬さ試験機A型により得られたゴム硬さのことをいうものとする。
このように構成することにより、ベルト補強層において隣接するコードストリップ間に所定の隙間が形成されるとともに、ビードフィラーのゴム硬さを低減してサイドウォールのゴム硬さに近づけることができるので、ベルトの剛性を低減させることなく、タイヤ周方向の剛性を低減してタイヤ全体で変形を負担することができる。その結果、空洞共鳴音の低減と操縦安定性の向上の両立を図ることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の発明において、前記ビードフィラーのタイヤ径方向に沿う長さがタイヤ断面高さの25〜45%の範囲であることを特徴とする。このように構成することにより、操縦安定性が向上する。
ここで、「タイヤ断面高さ」とは、JATMAに定める断面高さの定義に従い、「タイヤを適用リムに装着し、規定の空気圧とし、無負荷状態のタイヤの外径とリム径の差の1/2」をいうものとする。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、サイド部における前記カーカスのタイヤ幅方向外側にゴム製のサイド補強層を備えることを特徴とする。
このように構成することにより、タイヤ全体で変形を負担させつつタイヤ周方向の剛性を増大して、操縦安定性を向上させることができる。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の発明において、前記サイド補強層のタイヤ径方向外側の端部がタイヤ断面高さの40〜65%の範囲に位置することを特徴とする。
このように構成することにより、サイド部におけるタイヤ周方向の剛性を過大にならないようにすることができ、その結果、空洞共鳴音の低減と操縦安定性の向上の両立を図ることができる。
請求項5に係る発明は、請求項3または請求項4に記載の発明において、前記サイド補強層のゴム硬さが95以上であることを特徴とする。
このように構成することにより、サイド部におけるタイヤ周方向の剛性を確実に増大することができ、その結果、空洞共鳴音の低減と操縦安定性の向上の両立を図ることができる。
請求項6に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記ベルト補強層のコードストリップのピッチは、タイヤ幅方向の中央部のピッチがタイヤ幅方向の端部側のピッチよりも大きいことを特徴とする。
このように構成することにより、ベルト補強層においてタイヤ幅方向の中央部におけるタイヤ周方向の剛性を低減することができ、空洞共鳴音の低減効果がさらに向上する。
請求項1および請求項2に係る発明によれば、ベルトの剛性を低減させることなく、タイヤ周方向の剛性を低減してタイヤ全体で変形を負担することができるので、空洞共鳴音の低減と操縦安定性の向上の両立を図ることができる。
請求項3から請求項5に係る発明によれば、さらに操縦安定性が向上する。
請求項6に係る発明によれば、空洞共鳴音の低減効果をさらに向上させることができる。
以下、この発明に係る空気入りタイヤの実施の形態を図1から図3の図面を参照して説明する。
図1に示すように、空気入りタイヤ1(以下、「タイヤ1」と略称する)は、ビード部2に配置された1対のビードコア12,12と、1対のビードコア12,12にトロイド状に跨り、ビード部2、サイド部3、ショルダ部4、クラウン部5に亘って配置されたカーカス14を備えている。このカーカス14は、2枚のカーカスプライ(カーカス層)16,17から構成され、各カーカスプライ16,17は、タイヤ周方向に対して70〜90度傾斜したコードをゴム被覆して構成されている。なお、この実施の形態では、カーカス14を2枚のカーカスプライ16,17で構成したが、カーカスプライは2枚に限るものではなく、1枚あるいは3枚以上であってもよい。
カーカスプライ16,17は、ビードコア12の回りをタイヤ幅方向内側から外側へ向けて折り返されており、カーカスプライ16がビードコア12に直接接触し、カーカスプライ17はカーカスプライ16に重ねて配置されている。
カーカスプライ17においてビードコア12を折り返した後の部分(以下、折り返し部と称す。カーカスプライ16についても同様に呼称する。)17bのタイヤ径方向外側端部はサイド部3の略中央に位置しており、カーカスプライ16においてビードコア12を折り返す前の部分(以下、本体部と称す。カーカスプライ17についても同様に呼称する。)16aのタイヤ幅方向外側に重ねられている。これに対して、カーカスプライ16における折り返し部16bのタイヤ径方向外側端部はカーカスプライ17の折り返し部17bよりもタイヤ径方向内側に位置し、カーカスプライ16の本体部16aからタイヤ幅方向に離間して配置されている。なお、カーカスプライ17の本体部17aはカーカスプライ16の本体部16aに当接して重ねられており、カーカスプライ17の本体部17aの内側にはインナーライナー34が形成されている。
カーカスプライ16の本体部16aとカーカスプライ16,17の折返部16b,17bとの間には、ビード部2の剛性を確保するために、比較的硬度の高いゴムからなるビードフィラー22が設けられている。このビードフィラー22は断面が略三角形状をなし、ビードコア12に隣接してタイヤ径方向外側に配置されている。
また、タイヤ1のサイド部3には、カーカスプライ17の折り返し部17bのタイヤ径方向外側端部と、該折り返し部17bから露出するカーカスプライ16の本体部16aとに跨がって、硬質ゴムシートからなるサイド補強層20がタイヤ幅方向外側に添設されている。
タイヤ1のクラウン部5において、カーカス14のタイヤ径方向外側には、内側ベルト層26と外側ベルト層27の2層からなるベルト28がカーカス14に当接して設けられている。内側ベルト層26はカーカス14に当接してタイヤ径方向外側に配置され、外側ベルト層27は内側ベルト層26に当接してタイヤ径方向外側に配置されている。内側ベルト層26及び外側ベルト層27はそれぞれ、タイヤ周方向に対して比較的小さな角度で傾斜して延びるコードをゴム被覆して構成されており、この実施の形態では、内側ベルト層26と外側ベルト層27は互いにコードを交錯させるように配置されている。なお、この実施の形態では、ベルト28を2層で構成したが、これに限られず3層以上で構成してもよい。
内側ベルト層26のタイヤ幅方向端部は外側ベルト層27のタイヤ幅方向端部よりもタイヤ幅方向外側へ突出している。
内側ベルト層26のタイヤ幅方向端部内面とカーカスプライ17の外面との間には、補間層29が設けられており、補間層29は内側ベルト層26の該端部よりもタイヤ幅方向外側に延び、カーカスプライ17の外面に当接している。
さらに、ベルト28のタイヤ径方向外側には、内側ベルト補強層31が外側ベルト層27に当接して設けられている。内側ベルト補強層31のタイヤ幅方向端部は、内側ベルト層26および外側ベルト層27のタイヤ幅方向端部よりもタイヤ幅方向外側に延出し、補間層29に当接している。
図2に示すように、内側ベルト補強層31は、リボン状のコードストリップ33をタイヤ周方向にスパイラル状に巻き付けて構成されている。コードストリップ33は、図3に示すように、複数本並列に配置された熱収縮性有機繊維からなるコード34を一体的にゴム35で被覆して構成されている。
また、内側ベルト補強層31のタイヤ径方向外側であって、ショルダー部4の近傍には、外側ベルト補強層32が内側ベルト補強層31に当接して設けられている。外側ベルト補強層32も、内側ベルト補強層31と同様、リボン状のコードストリップ33をタイヤ周方向にスパイラル状に巻き付けて構成されている。コードストリップ33の構成も内側ベルト補強層31のコードストリップ33と同じである。この実施の形態において、内側ベルト補強層31と外側ベルト補強層32の2層は、ベルト補強層30を構成する。
ところで、タイヤ1は路面入力がある限り変形を避けることができない。タイヤの変形を前提として空洞共鳴を抑制するには、タイヤ1全体で変形を負担することによりタイヤ内部の空気を加振させないようにするのが有効である。それには、内側ベルト層26、外側ベルト層27の剛性を低下させたり、これらベルト層26,27の巻回角度(タイヤ周方向に対する傾き)を大きくすることによって、ベルト28のタイヤ周方向の剛性を低減するのが有効であるが、それでは、コーナリングパワーの低下を招いて操舵初期の応答性が低下し、操縦安定性が低下する虞がある。
そこで、この実施の形態におけるタイヤ1では、ベルト28については従来構造を変更しないで、他の部分に改良を加えることで空洞共鳴の低減と操縦安定性の向上の両立を図っている。以下、これについて詳述する。
まず、このタイヤ1では、ベルト補強層30の内側ベルト補強層31および外側ベルト補強層32のいずれにおいても、コードストリップ33をタイヤ周方向に巻き付ける際のタイヤ幅方向のピッチ(以下、コードストリップのピッチと略す)Pと、コードストリップ33の幅Wとの比(以下、PW比と称す)を1.2以上(P≧1.2W)に設定することにより、隣接するコードストリップ33,33間に0.2W以上の寸法の隙間を設けている。このようにすると、内側ベルト層26および外側ベルト層27の構成(すなわち、これらベルト層26,27の材料や巻回角度等)を変更することなく、タイヤ1の周方向の剛性を低減することができる。
また、このタイヤ1では、サイド部3にも着目し、タイヤ1全体で変形を負担するために、ビードフィラー22のゴム硬さを低減しサイド部3のサイドウォール36のゴム硬さに近づけている。ただし、操縦安定性を確保するために、サイドウォール36のゴム硬さHdを40〜60(40≦Hd≦60)とし、ビードフィラー22のゴム硬さHdを75〜85(75≦Hd≦85)とし、ビードフィラー22をタイヤ径方向に沿って計測した長さLをタイヤ断面高さ(セクションハイト)SHの25%〜45%(0.25SH≦L≦0.45SH)とする。
ここで、「タイヤ断面高さ」とは、JATMAに定める断面高さの定義に従い、「タイヤを適用リムに装着し、規定の空気圧とし、無負荷状態のタイヤの外径とリム径の差の1/2」をいうものとする。また「ゴム硬さ」とは、JIS K6253に規定するスプリング式硬さ試験機A型により得られたゴム硬さのことをいうものとする。
なお、ビードフィラー22のゴム硬さHdについては、少なくともビードフィラー22においてタイヤ径方向外側の部分のゴム硬さが75〜85であればよく、必ずしもビードフィラー22全体のゴム硬さを75〜85にする必要はない。
このように、ベルト28については従来構造を変更しないので、コーナリングパワーの低下を防止して操舵初期の応答性低下を抑制することができ、且つ、ベルト補強層30とビードフィラー22に改良を加えることにより、タイヤ1全体で変形を負担することができるので、タイヤ1内の空洞共鳴を低減することができる。
さらに、このタイヤ1では、操縦安定性のさらなる向上を図るため、サイド部3にサイド補強層20を設けている。サイド補強層20を設けることにより、タイヤ1全体で変形を負担させつつ、タイヤ1の周方向の剛性を増大して操縦安定性を向上させることができる。
この場合、効果的に操縦安定性向上と空洞共鳴音低減を両立させるためには、サイド補強層20におけるタイヤ径方向外側端部の位置hを、タイヤ断面高さSHの40%〜65%(0.4SH≦h≦0.65SH)に配置するのが望ましく、また、サイド補強層20のゴム硬さHdを95以上(Hd≧95)にするのが望ましい。サイド補強層20のゴム硬さを規制することにより、サイド部3におけるタイヤ周方向の剛性を確実に増大することができる。一方、サイド補強層20におけるタイヤ径方向外側端部の位置hを規制することにより、サイド部3におけるタイヤ周方向の剛性が過大にならないようにすることができる。
なお、タイヤ1全体で変形を負担するためには、タイヤ幅方向の中央部におけるタイヤ周方向の剛性を低減することが特に有効である。これを実現するためには、内側ベルト補強層31において、タイヤ幅方向の中央部におけるコードストリップ33のピッチPCLを、タイヤ幅方向の端部(すなわち、ショルダー部4に近い部位)におけるコードストリップ33のピッチPSHOよりも大きくする(PCL≧PSHO)ことによって可能である。
[実施例]
次に、この発明に係る空気入りタイヤを試作し、従来構造のタイヤとの比較性能評価を行ったので以下に説明する。
従来例、比較例、実施例1〜3のタイヤは、タイヤサイズが235/50R19のノーマルなラジアルタイヤであり、2枚のカーカスプライで構成されるカーカスと、2層のベルト層からなるベルトと、2層のベルト補強層と、ビードのタイヤ径方向外側に設けられたビードフィラーとを備えており、それぞれ表1に示す諸元を有している。それぞれのタイヤの諸元の相違点を説明する。
従来例のタイヤは、ベルト補強層におけるコードストリップのPW比を1(P=W)としており、したがって隣り合うコードストリップ間に隙間を有していない。また、タイヤのサイド部にサイド補強層がなく、ビードフィラーのゴム硬さは97である。
比較例のタイヤは、ベルト補強層におけるコードストリップのPW比はこの発明の範囲内の1.3(P=1.3W)であるが、ビードフィラーのゴム硬さは従来例と同じ97で、この発明の範囲外としたものである。
実施例1,2のタイヤは、ベルト補強層におけるコードストリップのPW比を1.3(P=1.3W)としている。実施例3のタイヤは、内側ベルト補強層のタイヤ幅方向の中央部におけるPW比を1.7(PCL=1.7W)、内側ベルト補強層のタイヤ幅方向の端部におけるPW比を1.3(PSHO=1.3W)とし、すなわち、中央部におけるコードストリップのピッチPCLを、端部におけるコードストリップのピッチPSHOよりも大きくした例である。
実施例1〜3のタイヤのビードフィラーのゴム硬さは80である。
実施例1のタイヤはサイド補強層がなく、実施例2,3のタイヤはサイド補強層を備えている。
これらタイヤを装着したテスト車両により実走テストを行い、操縦安定性と空洞共鳴音低減についてフィーリング評価を行った。その評価結果を表1に示す。なお、表1において操縦安定性評価、空洞共鳴音低減評価はいずれも数値が大きいほど優れている。
Figure 2007246052
表1に示す評価結果から、ベルト補強層のPW比が1.3以上で、且つ、ビードフィラーのゴム硬さが80の場合に、空洞共鳴音低減の効果が顕著に表れる。特に、実施例3のようにタイヤ幅方向中央部におけるコードストリップのピッチPCLを、端部におけるコードストリップのピッチPSHOよりも大きくすると、空洞共鳴音低減の効果がより顕著になる。
ただし、操縦安定性との両立を考えた場合には、サイド補強層を備えるのが好ましいことがわかる。
この発明に係る空気入りタイヤの一実施の形態におけるタイヤ幅方向の断面図である。 前記実施の形態における空気入りタイヤのベルト補強層の断面図である。 前記ベルト補強層を構成するコードストリップの断面図である。
符号の説明
1 空気入りタイヤ
12 ビードコア
14 カーカス
20 サイド補強層
22 ビードフィラー
28 ベルト
30 ベルト補強層
33 コードストリップ
34 コード

Claims (6)

  1. 一対のビードコアを跨いで配置されたカーカスと、前記カーカスのタイヤ径方向外側に配置されたベルトと、前記ベルトのタイヤ径方向外側に配置されタイヤ周方向に沿って巻回されたベルト補強層と、前記ビードコアのタイヤ径方向外側に配置されたゴム製のビードフィラーと、を備える空気入りタイヤにおいて、
    前記ベルト補強層は、複数本並列配置された熱収縮性有機繊維コードを一体的にゴム被覆してなるリボン状のコードストリップを、該コードストリップの幅の1.2倍以上のピッチで巻回して構成されており、前記ビードフィラーの少なくとも上端部のゴム硬さが85以下であることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記ビードフィラーのタイヤ径方向に沿う長さがタイヤ断面高さの25〜45%の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. サイド部における前記カーカスのタイヤ幅方向外側にゴム製のサイド補強層を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記サイド補強層のタイヤ径方向外側の端部がタイヤ断面高さの40〜65%の範囲に位置することを特徴とする請求項3に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記サイド補強層のゴム硬さが95以上であることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記ベルト補強層のコードストリップのピッチは、タイヤ幅方向の中央部のピッチがタイヤ幅方向の端部側のピッチよりも大きいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気入りタイヤ。
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