JP2001129151A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001129151A
JP2001129151A JP31794899A JP31794899A JP2001129151A JP 2001129151 A JP2001129151 A JP 2001129151A JP 31794899 A JP31794899 A JP 31794899A JP 31794899 A JP31794899 A JP 31794899A JP 2001129151 A JP2001129151 A JP 2001129151A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 図柄の変動表示にバリエーションを持たせる
ことにより、遊技の面白さを高めることができる遊技機
とする。 【解決手段】 遊技に必要な複数種類の図柄をそれぞれ
変動表示可能な複数の変動表示部を有する変動表示手段
には、遊技に使用する所定数の変動表示部(例えば3個
のリール4b〜d)よりも多数の変動表示部(例えば4
個のリール4a〜d)を有するとともに、複数の変動表
示部の中から前記所定数の変動表示部を視認可能とする
ための視認可能領域62と、前記所定数の変動表示部以
外の変動表示部を隠蔽するための隠蔽領域63とを設
け、選択手段により選択されて視認可能領域62に位置
する所定数の変動表示部を使用して遊技を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機に関し、特
に、遊技に必要な複数種類の図柄を変動表示するための
変動表示手段を備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の遊技機として知られ
ているスロットマシンは、開閉可能な前面扉を有する筐
体を備えており、前面扉の前面に表示窓を設け、表示窓
には、筐体の内部に配置した複数のリールの外周表面を
それぞれ臨ませている。
【0003】このような従来のスロットマシンでは、遊
技メダルを投入することにより遊技の開始条件が整い、
遊技者がスタートスイッチを操作すると、複数のリール
が回転してリールの表面に描かれた複数の図柄が高速で
移動する。そして、遊技者が各リールに対応したストッ
プスイッチを操作すると、各リールの回転が停止し、リ
ールの表面に描かれた複数の図柄が停止表示される。
【0004】ここで、停止表示された図柄の組み合わせ
が所定の組み合わせとなった場合には、賞としての遊技
メダルが払い出される。また、停止表示された図柄の組
み合わせが所定の特別入賞態様となったことを開始条件
として、一般遊技と比較して遊技者にとって有利な特別
遊技を行わせる。この特別遊技は、いわゆるビッグボー
ナス・ゲームやレギュラーボーナス・ゲームと称される
遊技で、一般遊技と比較してより多くの遊技メダルを獲
得できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のスロットマシンでは、複数のリールからなる変
動表示手段により複数種類の図柄を変動表示して遊技を
行っているが、各遊技において複数のリールの全てが使
用されているため、図柄の変動表示にバリエーションを
持たせることができず、遊技が単調なものとなってい
た。このため、遊技者が遊技に飽きてしまうこともあ
り、図柄の変動表示にバリエーションを持たせて遊技の
面白さを高めることができる遊技機の開発が望まれてい
た。
【0006】本発明は、上述した事情に鑑み提案された
もので、図柄の変動表示にバリエーションを持たせるこ
とにより、遊技の面白さを高めることができる遊技機を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る遊技機は、
上述した目的を達成するために以下の特徴点を備えてい
る。請求項1記載の本発明に係る遊技機は、遊技に必要
な複数種類の図柄をそれぞれ変動表示可能な複数の変動
表示部を有する変動表示手段と、前記図柄の変動表示を
開始させるための開始手段と、遊技者に操作可能に設け
られ、変動表示中の前記図柄を停止させるための停止手
段と、乱数を用いた抽選結果に基づいて、一般遊技より
も遊技者にとって有利な条件で遊技可能な特別遊技を行
わせるための制御手段と、前記図柄が所定の停止表示態
様を構成した場合に遊技者に対して利益を付与するため
の利益付与手段を備えた遊技機において、前記変動表示
手段には、遊技に使用する所定数の変動表示部よりも多
数の変動表示部を有するとともに、前記複数の変動表示
部のうちから前記所定数の変動表示部を視認可能とする
ための視認可能領域と、前記所定数の変動表示部以外の
変動表示部を隠蔽するための隠蔽領域とを備え、前記複
数の変動表示部のうちから前記視認領域において視認可
能な所定数の変動表示部を選択するための選択手段を設
けたとを特徴とするものである。
【0008】請求項2記載の本発明に係る遊技機は、前
記請求項1記載の発明に係る遊技機の特徴点に加えて、
前記複数の変動表示部は、前記視認可能領域及び隠蔽領
域に対して移動可能に設けられ、前記選択手段の選択に
従って、前記所定数の変動表示部を前記視認領域に移動
させるとともに、前記所定数の変動表示部以外の変動表
示部を前記隠蔽領域に移動させることを特徴とするもの
である。
【0009】請求項3記載の発明に係る遊技機は、前記
請求項1記載の発明に係る遊技機の特徴点に加えて、前
記視認可能領域及び隠蔽領域は、前記複数の変動表示部
に対して移動可能に設けられ、前記選択手段の選択に従
って、前記視認可能領域を前記所定数の変動表示部の位
置に移動させるとともに、前記隠蔽領域を前記所定数の
変動表示部以外の位置に変動表示部に移動させることを
特徴とするものである。
【0010】請求項4記載の本発明に係る遊技機は、前
記請求項1〜3のうちいずれか1項記載の発明に係る遊
技機の特徴点に加えて、前記選択手段では、前記特別遊
技の開始及び終了を契機として、前記所定数の変動表示
部の選択を行うことを特徴とするものである。
【0011】なお、上述した各請求項における各手段等
を具体的に説明すると、変動表示部を有する変動表示手
段は、複数の回転可能なリール等により構成され、開始
手段は、遊技に使用するリールの回転を一斉に開始させ
るためのスタートスイッチにより構成され、停止手段
は、遊技に使用するリールの回転を個別に停止させるた
めのストップスイッチにより構成される。
【0012】また、制御手段は、CPU、ROM、RA
M等を備えたマイクロコンピュータにより構成される。
また、利益付与手段は、賞としての遊技メダルを払い出
すためのホッパ及びその付属装置により構成される。ま
た、選択手段は、上述したマイクロコンピュータ等によ
り構成される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明に
係る遊技機の実施形態を説明する。なお、以下の説明で
は、代表的な遊技機としてスロットマシンを例にとって
説明する。
【0014】<スロットマシン>図1は、本発明に係る
スロットマシン1の一実施形態を示す斜視図である。本
発明に係るスロットマシン1は、図1に示すように、前
面に開閉可能な前面扉2を有する筐体3を備えている。
前面扉2には、その前面のほぼ中央より上部に、複数の
リール4(図2〜4に示す)の外周表面を臨ませた遊技
領域5が設けられている。なお、後に詳述するが、本実
施形態では4個のリール4a〜dが設けられており、こ
のうち任意の3個のリール4(a〜dのうちいずれか3
個)を使用して遊技を行うようになっている。
【0015】また、遊技領域5の下方には、再遊技の入
賞時に点灯する再遊技表示ランプ6、前回のリール回転
が開始してから次回のリール回転の開始を許可するまで
の待機時間を表示するための遊技停止表示ランプ7、入
賞が発生した旨を表示するための入賞表示ランプ8、ス
タートスイッチ17が有効化されている旨を表示するた
めの遊技開始表示ランプ9、遊技メダルの投入が許可さ
れている旨を表示するための遊技メダル投入ランプ10
が設けられている。
【0016】また、遊技領域5のさらに下方に位置する
前面扉2の前面には、クレジットされた範囲内で遊技に
供する遊技メダルを1枚ずつ投入するための第1ベット
スイッチ11と、クレジットされた範囲内で遊技に供す
る遊技メダルを2枚投入するための第2ベットスイッチ
12と、クレジットされた範囲内で遊技に供する遊技メ
ダルを最大許容賭け数(本実施形態では3枚)まで投入
するためのマックスベットスイッチ13と、遊技に供す
る遊技メダルを1枚ずつ投入するためのメダル投入口1
4と、遊技に供する遊技メダルを複数枚同時に投入する
ための一括メダル投入口15が設けられている。
【0017】なお、図示しないが、スロットマシン1に
カードユニットを付帯して設け、プリペイドカード等の
有価媒体を挿入して遊技メダルの貸出操作を行うこと
で、スロットマシン1内に遊技メダルを投入するのと同
様にしてクレジット部にクレジット可能なカード式スロ
ットマシン1としてもよい。また、スロットマシン1に
カードユニットを付帯して設けることにより、遊技メダ
ルの貸出操作によって、スロットマシン1本体のホッパ
を作動させて、所定枚数の遊技メダルをメダル受皿に貸
し出すようにしたカード式スロットマシン1としてもよ
い。
【0018】さらに、遊技領域5の下方に位置する前面
扉2の前面には、遊技者が獲得した遊技メダルをクレジ
ットするか払い出すかを切り替えるためのC/Pスイッ
チ16と、遊技メダルの投入を条件として遊技に使用す
る各リール4(a〜dのうちいずれか3個)の回転を開
始させるためのスタートスイッチ17と、遊技に使用す
る各リール4(a〜dのうちいずれか3個)に個別に対
応して各リール4(a〜dのうちいずれか3個)の回転
を停止させるためのストップスイッチ18a〜cが設け
られている。また、筐体3の内部には、各リール4a〜
dを内部から照明するためのバックランプ19(図2に
示す)が設けられている。
【0019】なお、本実施形態では、3個のリール4
(a〜dのうちいずれか3個)を選択して遊技を行うよ
うになっており、この3個のリール4(a〜dのうちい
ずれか3個)にそれぞれ対応させて3個のストップスイ
ッチ18a〜cが設けられているが、ストップスイッチ
18の数はこれに限られず、遊技に使用されるリール4
の個数に対応して増減することができる。
【0020】また、前面扉2の下部には、賞として払い
出された遊技メダルを受け入れるためのメダル受皿20
が設けられており、メダル受皿20に臨むようにして、
メダル払出口21が設けられている。また、メダル受皿
20の上方に位置する前面扉2の前面には、左右一対の
透音孔22,22が設けられており、筐体3の内部には
各透音孔22に臨むようにしてそれぞれスピーカ23が
設けられている。
【0021】また、筐体3の正面上部には、入賞に対し
て支払われる配当遊技メダルの枚数を表示した配当表示
部24が設けられており、配当表示部24の上方には、
複数の装飾ランプ(図示せず)を配置した装飾部25が
設けられている。この装飾部25は、左右方向に複数の
区画(例えば8個の区画)に区切られており、各区画内
にそれぞれ装飾ランプを配設してあり、遊技状態に合わ
せてこれらの装飾ランプを点灯したり点滅させることに
より、遊技の面白さを高めることができるようになって
いる。
【0022】また、筐体3の内部には、メダル払出口2
1に連通する位置に、賞としての遊技メダルを払い出す
ためのホッパ26(図2に示す)が配置されている。ま
た、筐体3の内部には、スロットマシン1を電気的に制
御するための制御装置29(図2に示す)が設けられて
いる。
【0023】また、一括メダル投入口15の右側に位置
する前面扉2には、前面扉2の開閉を行うとともに、打
ち止め処理後に遊技を再開させるためのドアキー27が
設けられている。このドアキー27は、筐体3内に設け
られた打ち止め解除スイッチ28(図2に示す)に連動
しており、鍵を差し込んで右に回すことにより前面扉2
を開くことができ、鍵を差し込んで左に回すことにより
打ち止め解除スイッチ28をオンとして打ち止めを解除
することができる。
【0024】<制御装置>スロットマシン1における一
連の遊技動作は、筐体3内に設けられた制御装置29に
より制御される。この制御装置29を、図2に基づいて
説明する。図2に示すように、制御装置29は、CPU
30、ROM31、RAM32、CPU30の動作クロ
ック信号を生成するためのクロック回路33、ビッグボ
ーナス・ゲームの発生確率を設定するための確率設定部
34を備えている。
【0025】上記ROM31には、スロットマシン1の
遊技における処理の手順がシーケンスプログラムとして
記憶されているとともに、抽選確率等を決定するための
入賞確率テーブル等のデータが記憶されており、シーケ
ンスプログラムに基づいてCPU30等が動作すること
によりスロットマシン1における遊技が制御される。
【0026】上記クロック回路33は、所定周波数の基
準クロックを発生するためのクロックパルス発生器35
と、基準クロック信号を分周することによりCPU30
の動作クロック信号を生成するための分周器36を備え
ている。
【0027】上記確率設定部34は、CPU30の制御
に従って一定範囲の乱数を発生させるための乱数発生器
37と、乱数発生器37で発生した乱数の中から任意の
乱数を抽出してCPU30へ送信するための乱数サンプ
リング回路38を備えている。また、この確率設定部3
4には、ビッグボーナス・ゲームの抽選確率を設定する
ための確率設定スイッチ39が接続されている。
【0028】上記CPU30に備えられた複数のI/O
ポートには、第1ベットスイッチ11、第2ベットスイ
ッチ12、マックスベットスイッチ13、C/Pスイッ
チ16、スタートスイッチ17、メダル投入口14,1
5から投入された遊技メダルを検出するためのメダルセ
ンサ41、選択スイッチ19、打ち止め処理を行うか否
かを切り替えるための打ち止め設定スイッチ40、打ち
止めを解除するための打ち止め解除スイッチ28、モー
タ駆動回路42、リール位置検出回路43、リール停止
信号回路44、ホッパ駆動回路45、払出完了信号回路
46、スピーカ駆動回路47、ランプ駆動回路48、リ
ールユニット移動制御回路49が接続されている。
【0029】以下、上記各回路について詳しく説明す
る。上記モータ駆動回路42には、各リール4a〜dを
それぞれ回転駆動するためのステッピングモータ50a
〜dが接続されており、CPU30の制御に基づいて各
ステッピングモータ50a〜dへ駆動パルスを供給ある
いは供給停止することにより、各リール4a〜dの回転
を開始させたり停止させたりする。
【0030】上記リール位置検出回路43には、リール
4a〜dの回転位置を検出するための光学センサ等から
なる位置検出センサ(図示せず)が設けられており、こ
の位置検出センサで検出されたリール4a〜dの位置検
出信号がCPU30へ送信される。
【0031】上記リール停止信号回路44には、遊技に
使用するリール4(a〜dのうちいずれか3個)を停止
させるためのストップスイッチ18a〜cが接続されて
おり、遊技者によりストップスイッチ18a〜cが操作
されると、これを検知してストップスイッチ検出信号が
CPU30へ送信される。
【0032】上記リールユニット移動制御回路49に
は、リールユニット移動装置50が接続されており、C
PU30の制御に基づいてリールユニット移動装置50
を駆動し、リール4(a〜dのうち移動可能となってい
るもの)を移動させて、遊技に使用するリール4(a〜
dのうちいずれか3個)を表示窓に臨ませる。上記ホッ
パ駆動回路45には、遊技メダルを貯留するためのホッ
パ26が接続されている。
【0033】上記払出完了信号回路46には、メダル貯
留部52およびメダル検出部53が接続されている。メ
ダル貯留部52は、メダル投入口14や一括メダル投入
口15から投入された遊技メダルや賞として払い出され
る遊技メダルを貯留記憶するための部分で、所定の最大
許容貯留数に達するまで遊技メダルを貯留記憶すること
ができる。この最大許容貯留数は、例えば50枚となっ
ており、50枚までの遊技メダルを貯留記憶するととも
に、この50枚を超えた遊技メダルは、実際にホッパ2
6からメダル受皿20に払い出される。また、実際に払
い出される遊技メダルは、メダル検出部53により、ホ
ッパ26からメダル受皿20に払い出される際に計数さ
れる。そして、入賞時の遊技メダルの払出動作におい
て、メダル貯留部52に加算記憶される加算値、あるい
はメダル検出部53における計数値が所定の払出枚数に
達すると、払出完了信号回路46からCPU30に対し
払出完了信号が送信される。
【0034】スピーカ駆動回路47には、効果音等を発
生するためのスピーカ23が接続されており、ランプ駆
動回路48には、表示窓を通して視認される図柄をリー
ル4a〜dの内面側から透過照明するためのバックラン
プ19が接続されている。
【0035】また、入賞態様や特別入賞態様の発生も、
制御装置29により制御されている。すなわち、遊技店
と遊技者の利益の公平を図るとともに、遊技の楽しさを
増加させるために、ストップスイッチ18a〜cの操作
のみに基づいて遊技に使用するリール4(a〜dのうち
いずれか3個)を停止させず、予め制御装置29におい
て入賞態様の発生を許可するか否かの抽選を行い、抽選
結果が入賞態様の発生を許可した場合にのみ、停止図柄
の組み合わせが入賞態様となるように遊技に使用するリ
ール4(a〜dのうちいずれか3個)の停止制御を行っ
ている。
【0036】例えば、抽選結果が特別遊技の発生を許可
している場合には、ストップスイッチ18a〜cの操作
タイミングが、特別入賞態様となる図柄が停止表示され
るタイミングから若干ずれている場合であっても、いわ
ゆる「引き込み」と称されるリール4の回転制御を行う
ことにより、停止図柄の組み合わせが特別入賞態様とな
るように遊技に使用する各リール4(a〜dのうちいず
れか3個)を停止させている。一方、抽選結果が特別遊
技の発生を許可していない場合には、特別入賞態様とな
る図柄が停止表示されるタイミングでストップスイッチ
18a〜cが操作された場合であっても、いわゆる「す
べり」と称されるリール4の回転制御を行うことによ
り、停止図柄の組み合わせが特別入賞態様とならないよ
うに遊技に使用する各リール4(a〜dのうちいずれか
3個)を停止させている。
【0037】<入賞態様>予め定めた入賞態様には、一
般的な入賞態様の他に、一般遊技と比較して遊技者に有
利な特別遊技の開始条件となる特別入賞態様がある。さ
らに、特別入賞態様には、いわゆるビッグボーナス・ゲ
ームの入賞態様とレギュラーボーナス・ゲームの入賞態
様とがある。また、他の入賞態様として、チャレンジタ
イムの遊技を開始させるための入賞態様がある。
【0038】一般的な入賞態様は、例えば、有効となっ
た入賞ライン上に停止表示された図柄の組み合わせが
「スイカ」「スイカ」「スイカ」となった場合、左側の
表示窓に「チェリー」が停止表示された場合等であり、
所定枚数、例えば2枚〜10枚の遊技メダルが払い出さ
れる。本実施形態では、停止表示された図柄の組み合わ
せが「スイカ」「スイカ」「スイカ」となった場合に1
0枚の遊技メダルが払い出され、左側の表示窓に「チェ
リー」が停止表示された場合等に2枚の遊技メダルが払
い出される。
【0039】さらにこの他にも、再遊技の入賞態様が設
定されており、有効となった入賞ライン上に停止表示さ
れた図柄の組み合わせが「プラム」「プラム」「プラ
ム」となった場合に、直前の遊技と同様の条件により再
遊技を行うことができる。
【0040】<ビッグボーナス・ゲーム>上記したビッ
グボーナス・ゲームの入賞態様とは、例えば、有効とな
った入賞ライン上に停止表示された図柄の組み合わせ
が、「7」「7」「7」となったことを開始条件として
行われる遊技であり、所定枚数、例えば15枚の遊技メ
ダルが払い出された後、さらに、一般遊技と比較して多
くのメダルを獲得でき遊技者にとって有利なビッグボー
ナス・ゲームを行うことができる。
【0041】このビッグボーナス・ゲームでは、一般遊
技とほぼ同様の遊技を最大30回まで行うことができ、
このビッグボーナス・ゲームにおける一般遊技中に、有
効となった入賞ライン上に停止表示された図柄の組み合
わせが「スイカ」「スイカ」「スイカ」となると、10
枚の遊技メダルが払い出され、左側の表示窓に「チェリ
ー」が停止表示されると、2枚の遊技メダルが払い出さ
れ、有効となった入賞ライン上に停止表示された図柄の
組み合わせが特定入賞態様である「プラム」「プラム」
「プラム」となると、5枚の遊技メダルが払い出される
とともに最大3回のJACゲームを行うことができる。
【0042】なお、ビッグボーナス・ゲームにおける一
般遊技は、再遊技の入賞態様がないことと、特別遊技の
開始条件となる特別入賞態様に代えてJACゲームに移
行するための特定入賞態様があることを除いては、入賞
態様を構成する停止図柄の組み合わせや、入賞態様を構
成した場合に払い出される遊技メダル数等において、ビ
ッグボーナス・ゲーム中以外に行われる一般遊技とほぼ
同様の条件で遊技が行われる。
【0043】<JACゲーム>JACゲームでは、所定
枚数、例えば1枚の遊技メダルを投入してスタートスイ
ッチ17を操作し、遊技に使用するリール4(a〜dの
うちいずれか3個)の回転を開始させた後、各ストップ
スイッチ18a〜cを操作して遊技に使用する各リール
4(a〜dのうちいずれか3個)の回転を停止させる。
そして、停止図柄の組み合わせが所定の組み合わせ、例
えば「プラム」「プラム」「プラム」となった場合に、
所定枚数、例えば15枚の遊技メダルが払い出される。
【0044】このJACゲームでは、最大ゲーム回数と
最大入賞回数が制限されており、例えば上記したゲーム
が、最大ゲーム回数である12回行われるか、または、
上記した入賞が、最大入賞回数である8回に達するとJ
ACゲームが終了する。また、上述したビッグボーナス
・ゲームの他に、いわゆるレギュラーボーナス・ゲーム
と称される特別遊技の入賞態様がある。
【0045】<レギュラーボーナス・ゲーム>レギュラ
ーボーナス・ゲームの入賞態様とは、例えば、有効とな
った入賞ライン上に停止表示された図柄の組み合わせ
が、「BAR」「BAR」「BAR」となったことを開
始条件として行われる遊技であり、所定枚数、例えば1
5枚のメダルが払い出された後、さらに、レギュラーボ
ーナス・ゲームを行うことができる。
【0046】このレギュラーボーナス・ゲームは、上述
したビッグボーナス・ゲームと比較して獲得できる利益
が少なくなっており、例えば上述したJACゲームを最
大1回行うことができるようになっている。
【0047】<チャレンジタイム>この他に、チャレン
ジタイムと称される遊技態様がある。チャレンジタイム
とは、例えば、有効となった入賞ライン上に停止表示さ
れた図柄の組み合わせが、赤色の「7」「7」「7」と
なってビッグボーナス・ゲームが行われた後、このビッ
グボーナス・ゲームが終了したことを開始条件として行
われるゲームである。
【0048】このチャレンジタイムの遊技では、抽選結
果がリプレイ及びビッグボーナス・ゲームの入賞を許可
した場合以外には、遊技に使用するリール4(a〜dの
うちいずれか3個)の乱数抽選に基づいた停止制御を行
わない。したがって、チャレンジタイムの遊技中には、
いわゆる目押し技術を駆使しなければリプレイ及びビッ
グボーナス・ゲーム以外の入賞態様を構成させることが
困難となる。このため、遊技に熟練した遊技者にとって
は遊技の楽しさを最大限に引き出すことができる。
【0049】このチャレンジタイムの遊技では、遊技メ
ダルの最大純増枚数と、最大遊技回数と、終了となる抽
選結果が設定されており、いずれかの終了条件を満足す
るとチャレンジタイムの遊技が終了する。すなわち、例
えば、獲得した遊技メダルの枚数から遊技に供した遊技
メダルの枚数を差し引いた純増枚数が200枚を超える
か、遊技回数が99回を超えるか、ビッグボーナス・ゲ
ームに当選するとチャレンジタイムの遊技が終了する。
【0050】<遊技領域>上記した遊技領域5には、遊
技に使用するリール4を視認可能とするための視認可能
領域と、遊技に使用しないリール4を隠蔽するための隠
蔽領域とが設けられており、視認可能領域には、筐体3
の内部に配設されたリール4a〜dの外周表面が臨んで
いる。以下、遊技領域5の具体的な実施例を図面を参照
して説明する。
【0051】<実施例1>図3(a),(b)は、実施
例1に係る遊技領域5の正面図である。図3(a),
(b)に示すように、実施例1に係る遊技領域5には、
横並びに3個の表示窓61a〜cが設けられており、こ
の表示窓61a〜cが設けられた遊技領域5が、遊技に
使用するリール4(例えばb〜d)を視認可能とするた
めの視認可能領域62となっている。また、遊技領域5
の左右両端部は、遊技に使用しないリール4(例えば
a)を隠蔽するための隠蔽領域63となっている。
【0052】筐体3の内部には、横並びに4個のリール
4a〜dが回転可能に配置されており、これらのリール
4a〜dのうち遊技に使用するためのリール4(例えば
b〜d)の外周表面が表示窓61a〜cに臨んでいる。
【0053】また、4個のリール4a〜cは、横方向に
一連に移動可能となっており、アクチュエータ等からな
るリールユニット移動装置の駆動により横方向に移動し
て、表示窓61a〜c内に、遊技に使用するリール4
(例えばb〜d)の外周表面を臨ませるともに、遊技に
使用しないリール4(例えばa)を隠蔽領域63内に隠
蔽する。
【0054】なお、図示していないが、表示窓61a〜
dの周辺には、各表示窓61a〜dを横断して、有効と
なる入賞ラインを表示するための入賞ライン表示を施し
てある。この入賞ライン表示は、遊技に使用するリール
4(例えばb〜d)に対して、横3本と、この横線と交
差する斜め2本の合計5本からなっている。
【0055】上記した各リール4a〜dの外周表面に
は、複数種類の図柄が所定間隔で表示された、透光性を
有するリールテープが貼り付けられている。図柄の種類
は、例えば、「7」、「BAR」、「スイカ」、「チェ
リー」、「プラム」等であり、各リール4a〜d毎にそ
れぞれ21個の図柄が表示されている。なお、図柄の種
類および各リール4a〜dに表示する図柄の個数は、適
宜変更して実施することができる。例えば、図柄の種類
は、上述したものの他に「ベル」、「オレンジ」、「人
物」、「動物」、「魚」、「JAC」等を使用すること
ができ、さらに各図柄毎に複数種類の彩色を施して図柄
を区別するようにしてもよい。さらに、各リール4a〜
dでは、それぞれ異なるパターンで図柄を表示するよう
にしてもよい。
【0056】また、各リール4a〜dの内部には、表示
窓61a〜cを通して視認される図柄をリール4a〜d
の内面側から透過照明するためのバックランプ19(図
2に示す)が、それぞれ縦並びに3個ずつ設けられてい
る。このバックランプ19を点灯あるいは点滅させるこ
とにより、各リール4a〜dを内面から照明して、有効
となる入賞ライン上に停止表示される図柄を強調表示す
ることができる。
【0057】実施例1に係るリール4a〜dの具体的構
成を図4に示す。実施例1に係るリール4a〜dは、図
4に示すように、枠体71内に横並びに配設されてお
り、この枠体71をリールユニット移動装置(図示せ
ず)により横方向に移動することにより、遊技に使用す
る3個のリール4(b〜dまたはa〜c)の外周表面を
表示窓61a〜c内に臨ませる。リールユニット移動装
置は、リール4a〜dを支持した枠体71を移動できれ
ばどのような装置であってもよいが、例えばモータ、電
磁ソレノイド、油圧シリンダ、空気圧シリンダ等のアク
チュエータおよびその付属装置により構成することがで
きる。
【0058】<実施例1に係るスロットマシンにおける
遊技>上記した実施例1に係るスロットマシン1で遊技
を行うには、まず実際にメダル投入口14に遊技メダル
を投入するか、いずれかのベットスイッチ11,12,
13を操作することによりクレジットの範囲内で遊技に
供するための遊技メダルを投入する。この状態では、4
個のリール4a〜dのうち遊技に使用する3個のリール
4b〜dの外周表面が表示窓61a〜cに臨んでおり、
遊技に使用しないリール4aが左側の隠蔽領域63内に
隠蔽される(図3(a))。
【0059】なお、図示しないが、遊技メダルが投入さ
れると、投入された遊技メダルの枚数に応じて有効とな
る入賞ラインが決定される。例えば、1枚の遊技メダル
を投入した場合には、中央の横ライン1本が有効とな
り、2枚の遊技メダルを投入した場合には、上中下の横
ライン3本が有効となり、最大許容賭け数である3枚の
遊技メダルを投入した場合には、上中下の横ライン3本
と斜めライン2本の合計5本のラインが有効となる。
【0060】つぎに、遊技者がスタートスイッチ17を
操作すると遊技に使用する3個のリール4b〜dが一斉
に回転を開始し、リール4b〜dの外周表面に表示され
た複数種類の図柄が表示窓61a〜c内を上下に移動表
示される。そして、リール4b〜dの回転が所定の速度
に達すると各ストップスイッチ18a〜cが有効化され
る。
【0061】つぎに、遊技者が各ストップスイッチ18
a〜cを操作すると、対応するリール4b〜dの回転が
それぞれ停止する。ここで、有効となった入賞ライン上
に停止表示された図柄の組み合わせが予め定めた入賞態
様となっている場合には、各入賞態様に対応する枚数の
遊技メダルが賞として払い出され、あるいはクレジット
として加算される。
【0062】また、ビッグボーナス・ゲームに移行する
ための特別入賞態様である「7」「7」「7」が停止表
示されると、リールユニット移動装置により4個のリー
ル4a〜dが右方向に移動して、表示窓61a〜c内に
リール4a〜cの外周表面が臨むとともに、リール4d
が右側の隠蔽領域63内に隠蔽される(図3(b))。
【0063】この状態で、ビッグボーナス・ゲームが行
われ、ビッグボーナス・ゲームが終了すると、リールユ
ニット移動装置により4個のリール4a〜dが左方向に
移動して、表示窓61a〜c内にリール4b〜dの外周
表面が臨むとともに、リール4aが左側の隠蔽領域63
内に隠蔽された状態に戻る(図3(a))。
【0064】すなわち、リール4aは、ビッグボーナス
・ゲームにおいて使用される特別リールとなっており、
ビッグボーナス・ゲームでは、一般遊技と異なるリール
構成により遊技を行うことができるようになっている。
【0065】<実施例2>図5(a),(b)は、実施
例2に係る遊技領域5の正面図である。図5(a),
(b)に示すように、実施例2に係る遊技領域5には、
横並びに3個の表示窓61a〜cが設けられており、こ
の表示窓61a〜cが設けられた遊技領域5が、遊技に
使用するリール4(例えば4a〜c)を視認可能とする
ための視認可能領域62となっている。
【0066】筐体3の内部には、横並びに3個のリール
4a〜cが回転可能に配置されている。さらに、リール
4cの内部には、リール4cの内周径よりも小さな外周
径を有する4個目のリール4dが収納されている。すな
わち、実施例2に係る遊技領域5では、リール4cが隠
蔽領域63として機能する。また、リール4cは右方向
に移動可能となっており、リールユニット移動装置によ
り右方向に移動することができる。
【0067】通常の状態では、これらのリール4a〜d
のうち遊技に使用する3個のリール4a〜cの外周表面
が表示窓61a〜c内に臨んでおり、遊技に使用しない
リール4dは、隠蔽領域63であるリール4c内に隠蔽
されている。そして、リールユニット移動装置によりリ
ール4cが右方向に移動すると、リール4cが表示窓6
1c内から移動して、リール4a,b,dが表示窓53
a〜c内に臨んで遊技に使用するリール4となる。
【0068】なお、リール4c,dの位置を入れ替える
ことができれば、リール4c,dの入替方法はどのよう
なものであってもよく、例えば隠蔽領域63を表示窓6
1cの上方に設け、リール4cが上方に待避して隠蔽領
域63に移動した後、リール4dが表示窓61c内に臨
むようにしてもよい。
【0069】また、図示していないが、表示窓61a〜
dの周辺には、各表示窓61a〜dを横断して、有効と
なる入賞ラインを表示するための入賞ライン表示を施し
てある。この入賞ライン表示は、遊技に使用するリール
4(例えばa〜c)に対して、横3本と、この横線と交
差する斜め2本の合計5本からなっている。上記した各
リール4a〜dの外周表面には、実施例1と同様に、複
数種類の図柄が所定間隔で表示された、透光性を有する
リールテープが貼り付けられている。
【0070】各リール4a〜dの内部には、表示窓61
a〜cを通して視認される図柄をリール4a〜dの内面
側から透過照明するためのバックランプ19(図2に示
す)が、それぞれ縦並びに3個ずつ設けられている。こ
のバックランプ19を点灯あるいは点滅させることによ
り、各リール4a〜dを内面から照明して、有効となる
入賞ライン上に停止表示される図柄を強調表示すること
ができる。
【0071】実施例2に係るリール4c,dの具体的構
成を図6に示す。実施例2に係るリール4c,dは、図
6に示すように、それぞれ枠体81に回転可能に支持さ
れている。また、リール4dの外周径はリール4cの内
周径よりも小さくなっており、リール4cの内部にリー
ル4dを収納可能となっている。
【0072】また、リール4cの回転軸82は中空とな
っており、この回転軸82内にリール4dの回転軸83
が回転可能に支持されている。また、リール4cの回転
軸82の右端部には、リールユニット移動装置として機
能する電磁ソレノイド84のロッドが連結されており、
枠体81と回転軸82の間には、リール4cに対して左
方向の付勢力を与えるためのコイルバネ85が取り付け
られている。したがって、電磁ソレノイド84が励磁し
ていない場合には、リール4cはコイルバネ85の付勢
力により左方向に付勢されて、その外周表面を表示窓4
c内に臨ませるとともに、リール4dを内部に収容した
状態となっている。
【0073】また、電磁ソレノイド84が励磁すると、
コイルバネ85の付勢力に抗してリール4cが右方向に
移動し、表示窓4c内にリール4dの外周表面が臨む状
態となる。また、リール4cの回転軸82にはギヤ86
を介してステッピングモータ87が接続されており、ス
テッピングモータ87の駆動によりリール4cが回転す
る。同様に、リール4dの回転軸83にはギヤ88を介
してステッピングモータ89が接続されており、ステッ
ピングモータ89の駆動によりリール4dが回転する。
【0074】なお、リールユニット移動装置は上述した
電磁ソレノイド84に限られず、リール4cを移動でき
ればどのような装置であってもよく、例えばモータ、油
圧シリンダ、空気圧シリンダ等のアクチュエータおよび
その付属装置により構成することができる。
【0075】<実施例2に係るスロットマシンにおける
遊技>上記した実施例2に係るスロットマシン1で遊技
を行うには、まず実際にメダル投入口14に遊技メダル
を投入するか、いずれかのベットスイッチ11,12,
13を操作することによりクレジットの範囲内で遊技に
供するための遊技メダルを投入する。この状態では、4
個のリール4a〜dのうち遊技に使用するリールとして
リール4a〜cの外周表面が表示窓61a〜cに臨んで
おり、遊技に使用しないリール4dはリール4c内に隠
蔽されている(図5(a))。
【0076】なお、図示しないが、遊技メダルが投入さ
れると、投入された遊技メダルの枚数に応じて有効とな
る入賞ラインが決定される。例えば、1枚の遊技メダル
を投入した場合には、中央の横ライン1本が有効とな
り、2枚の遊技メダルを投入した場合には、上中下の横
ライン3本が有効となり、最大許容賭け数である3枚の
遊技メダルを投入した場合には、上中下の横ライン3本
と斜めライン2本の合計5本のラインが有効となる。
【0077】つぎに、遊技者がスタートスイッチ17を
操作すると遊技に使用する各リール4a〜cが一斉に回
転を開始し、リール4a〜cの外周表面に表示された複
数種類の図柄が表示窓61a〜c内を上下に移動表示さ
れる。そして、リール4a〜cの回転が所定の速度に達
すると各ストップスイッチ18a〜cが有効化される。
【0078】つぎに、遊技者が各ストップスイッチ18
a〜cを操作すると、対応するリール4a〜cの回転が
それぞれ停止する。ここで、有効となった入賞ライン上
に停止表示された図柄の組み合わせが予め定めた入賞態
様となっている場合には、各入賞態様に対応する枚数の
遊技メダルが賞として払い出され、あるいはクレジット
として加算される。
【0079】また、ビッグボーナス・ゲームに移行する
ための特別入賞態様である「7」「7」「7」が停止表
示されると、電磁ソレノイド84が励磁してリール4c
が右方向に移動し、表示窓61a〜c内にリール4a,
b,dの外周表面が臨む状態となる(図5(b))。
【0080】この状態で、ビッグボーナス・ゲームが行
われ、ビッグボーナス・ゲームが終了すると、電磁ソレ
ノイド84bの励磁が解除され、コイルバネ85の付勢
力によりリール4cが左方向に移動し、表示窓61a〜
c内にリール4a〜cの外周表面が臨むとともに、リー
ル4dがリール4c内に隠蔽された状態に戻る(図3
(a))。
【0081】すなわち、リール4dは、ビッグボーナス
・ゲームにおいて使用される特別リールとなっており、
ビッグボーナス・ゲームでは、一般遊技と異なるリール
構成により遊技を行うことができるようになっている。
【0082】なお、上述した実施例1,2において、遊
技に使用する3個のリールと、通常は隠蔽領域63内に
隠蔽されビッグボーナス・ゲームにおいて視認可能とな
って遊技に使用される特別リールは、4個のリール4a
〜dのうちいずれのリールであってもよい。また、リー
ル4の数は4個に限られず、5個以上であってもよい
し、遊技に使用するリールの数も1個、2個あるいは4
個以上であってもよい。
【0083】また、上述した実施例1,2では、変動表
示手段としてリール4a〜dを使用しているが、液晶表
示装置、プラズマディスプレイ、CRTディスプレイ等
により変動表示手段を構成し、複数種類の図柄を変動表
示するようにしてもよい。
【0084】また、上述した実施例1,2では、3つの
表示窓61a〜c内に遊技に使用されるリール4(例え
ばb〜d)を配置しているが、1つの表示窓61内に遊
技に使用される3個のリール4(例えばb〜d)の全て
を配設してもよい。また、有効となる入賞ラインを5本
としているが、有効となる入賞ラインは、7本、9本等
の任意の数であってもよい。また、各入賞ライン表示の
に対応して、有効となる入賞ラインを表示するための入
賞ライン表示ランプを設けてもよい。
【0085】また、上述した実施例1,2では、ビッグ
ボーナス・ゲームの開始及び終了を契機として、遊技に
使用するリール4(例えばb〜d)と、遊技に使用しな
いリール4(例えばa)を入れ替えているが、リール4
a〜dを入れ替えるタイミングはどのようなものであっ
てもよく、例えば遊技者が操作する選択スイッチを設け
て、遊技者の操作に基づいて遊技に使用するリール4
(a〜dのうちいずれか3個)を選択するようにしても
よいし、乱数抽選による抽選結果に基づいて遊技に使用
するリール4(a〜dのうちいずれか3個)を選択する
ようにしてもよい。
【0086】さらに、上述した実施形態では代表的な遊
技機としてスロットマシン1を例にとって説明したが、
本発明に係る遊技機は、他の遊技機、例えばパチンコ
機、パチスロ遊技機等であってもよい。
【0087】
【発明の効果】本発明に係る遊技機は上述した構成を有
するので、以下に示すような効果を奏することができ
る。請求項1記載の本発明に係る遊技機では、遊技に使
用する所定数の変動表示部よりも多数の変動表示部を有
するとともに、複数の変動表示部のうちから前記所定数
の変動表示部を視認可能とするための視認可能領域と、
前記所定数の変動表示部以外の変動表示部を隠蔽するた
めの隠蔽領域とを備え、前記複数の変動表示部のうちか
ら前記視認可能領域において視認可能な所定数の変動表
示部を選択するための選択手段を設け、選択手段により
選択されて視認可能領域に位置する所定数の変動表示部
を使用して遊技を行うようになっている。
【0088】また、請求項2記載の本発明に係る遊技機
では、複数の変動表示部は、視認可能領域及び隠蔽領域
に対して移動可能に設けられ、選択手段の選択に従っ
て、前記所定数の変動表示部を視認領域に移動させると
ともに、前記所定数の変動表示部以外の変動表示部を隠
蔽領域に移動させるようになっている。
【0089】また、請求項3記載の本発明に係る遊技機
では、視認可能領域及び隠蔽領域は、複数の変動表示部
に対して移動可能に設けられ、選択手段の選択に従っ
て、視認可能領域を前記所定数の変動表示部の位置に移
動させるとともに、隠蔽領域を遊技に前記所定数の変動
表示部以外の変動表示部の位置に移動させるようになっ
ている。
【0090】したがって、請求項1〜3記載の本発明に
係る遊技機によれば、遊技によって使用される変動表示
部が異なるので、図柄の変動表示にバリエーションを持
たせて、遊技の面白さを高めることができる。さらに、
目押し等の技術が必要な場合、遊技者の補助を行うこと
ができる。
【0091】また、遊技に使用される変動表示部のみが
視認可能となり、遊技に使用されない変動表示部は隠蔽
されるので、従来の遊技機と同様の感覚で遊技を行うこ
とができる。
【0092】請求項4記載の本発明に係る遊技機では、
一般遊技よりも遊技者にとって有利な条件で遊技可能な
特別遊技の開始及び終了を契機として、前記所定数の変
動表示部の選択を行うようになっている。したがって、
特別遊技を行っている間は、一般遊技と異なった変動表
示部を使用して遊技を行うことができるので、遊技の面
白さをさらに高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るスロットマシンの斜
視図
【図2】図1に示すスロットマシンの制御装置の概略構
成を示すブロック図
【図3】実施例1に係る遊技領域の説明図
【図4】実施例1に係るリールの斜視図
【図5】実施例2に係る遊技領域の説明図
【図6】実施例2に係るリール(一部)の斜視図
【符号の説明】
1 スロットマシン 2 前面扉 3 筐体 4 リール 5 遊技領域 6 再遊技表示ランプ 7 遊技停止表示ランプ 8 入賞表示ランプ 9 遊技開始表示ランプ 10 遊技メダル投入ランプ 11 第1ベットスイッチ 12 第2ベットスイッチ 13 マックスベットスイッチ 14 メダル投入口 15 一括メダル投入口 16 C/Pスイッチ 17 スタートスイッチ 18 ストップスイッチ 19 バックランプ 20 メダル受皿 21 メダル払出口 22 透音孔 23 スピーカ 24 配当表示部 25 装飾部 26 ホッパ 27 ドアキー 28 打ち止め解除スイッチ 29 制御装置 30 CPU 31 ROM 32 RAM 33 クロック回路 34 確率設定部 35 クロックパルス発生器 36 分周器 37 乱数発生器 38 乱数サンプリング回路 39 確率設定スイッチ 40 打ち止め設定スイッチ 41 メダルセンサ 42 モータ駆動回路 43 リール位置検出回路 44 リール停止信号回路 45 ホッパ駆動回路 46 払出完了信号回路 47 スピーカ駆動回路 48 ランプ駆動回路 49 リールユニット移動制御回路 50 ステッピングモータ 51 リールユニット移動装置 52 メダル貯留部 53 メダル検出部 61 表示窓 62 視認可能領域 63 隠蔽領域 71,81 枠体 82,83 回転軸 84 電磁ソレノイド 85 コイルバネ 86,88 ギヤ 87,89 ステッピングモータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技に必要な複数種類の図柄をそれぞれ
    変動表示可能な複数の変動表示部を有する変動表示手段
    と、 前記図柄の変動表示を開始させるための開始手段と、 遊技者に操作可能に設けられ、変動表示中の前記図柄を
    停止させるための停止手段と、 乱数を用いた抽選結果に基づいて、一般遊技よりも遊技
    者にとって有利な条件で遊技可能な特別遊技を行わせる
    ための制御手段と、 前記図柄が所定の停止表示態様を構成した場合に遊技者
    に対して利益を付与するための利益付与手段を備えた遊
    技機において、 前記変動表示手段には、 遊技に使用する所定数の変動表示部よりも多数の変動表
    示部を有するとともに、 前記複数の変動表示部のうちから前記所定数の変動表示
    部を視認可能とするための視認可能領域と、 前記所定数の変動表示部以外の変動表示部を隠蔽するた
    めの隠蔽領域とを備え、 前記複数の変動表示部のうちから前記視認可能領域にお
    いて視認可能な所定数の変動表示部を選択するための選
    択手段を設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記複数の変動表示部は、前記視認可能
    領域及び隠蔽領域に対して移動可能に設けられ、 前記選択手段の選択に従って、前記所定数の変動表示部
    を前記視認領域に移動させるとともに、前記所定数の変
    動表示部以外の変動表示部を前記隠蔽領域に移動させる
    ことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記視認可能領域及び隠蔽領域は、前記
    複数の変動表示部に対して移動可能に設けられ、 前記選択手段の選択に従って、前記視認可能領域を前記
    所定数の変動表示部の位置に移動させるとともに、前記
    隠蔽領域を前記所定数の変動表示部以外の変動表示部の
    位置に移動させることを特徴とする請求項1記載の遊技
    機。
  4. 【請求項4】 前記選択手段では、前記特別遊技の開始
    及び終了を契機として、前記所定数の変動表示部の選択
    を行うことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1
    項記載の遊技機。
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