JP2001126769A - 円筒形リチウムイオン電池 - Google Patents

円筒形リチウムイオン電池

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JP2001126769A
JP2001126769A JP30488599A JP30488599A JP2001126769A JP 2001126769 A JP2001126769 A JP 2001126769A JP 30488599 A JP30488599 A JP 30488599A JP 30488599 A JP30488599 A JP 30488599A JP 2001126769 A JP2001126769 A JP 2001126769A
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shaft core
battery
separator
positive electrode
ion battery
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Kenji Nakai
賢治 中井
Toshiaki Konuki
利明 小貫
Kensuke Hironaka
健介 弘中
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Original Assignee
Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高容量、高出力でありながらも、信頼性に優
れた円筒形リチウムイオン電池を提供する。 【解決手段】 フィラーとしガラス繊維を30%分散混
入させたポリエチレン製中空円筒状軸芯11にアクリル
系接着剤30でポリエチレン製セパレータ33の先端部
を接着し、セパレータ33のみを軸芯11の回りに1周
以上捲回した。軸芯11とセパレータ33との接着面積
は軸芯11の外周表面積の40%以下とした。捲回群の
軸芯11長手方向への移動に対する保持力が向上し、電
池に振動が加わっても、リード片の切断や捲回群の移動
損傷による内部短絡を防止でき、軸芯11両端部にへた
りを生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は円筒形リチウムイオ
ン電池に係り、特に、正極集電体に充放電によりリチウ
ムを放出・収容可能な活物質を塗着した帯状の正極と、
負極集電体に充放電によりリチウムを収容・放出可能な
炭素質物質を塗着した帯状の負極とが、リチウムイオン
が通過可能な帯状のセパレータを介して電気的絶縁性を
有する円筒状軸芯の回りに捲回された電極捲回群を備
え、電極捲回群は軸芯と共に円筒形電池容器に内蔵さ
れ、軸芯の両端は電池容器両端面を封口する蓋板に固定
された集電部材に支持又は固定される共に電極捲回群は
電池容器内で軸芯に支持又は固定され、正極及び負極か
ら導出された複数のリードが集電部材に接続された構造
の円筒形リチウムイオン電池に関する。
【0002】
【従来の技術】リチウムイオン二次電池は、高出力、高
エネルギー密度である点から、EV(電気自動車)用電
源として注目されている。リチウムイオン二次電池はそ
の形状で、円筒形と角形とに分類することができる。通
常、円筒形電池の内部は、電極が正極、負極共に活物質
が金属箔に塗着された帯状であり、正極、負極が直接接
触しないようにセパレータを挟んで円筒状の軸芯の回り
に断面が渦巻状に捲回され、電極捲回群が形成された捲
回式構造が採られている。そして、電池容器となる円筒
形の缶又は容器に電極捲回群が収納され、電解液注液
後、封口し、初充電することで電池としての機能が付与
される。
【0003】EV用電源用途に適した概ね容量30Ah
以上の高容量、高出力のリチウムイオン二次電池におい
ては、電池長さ、電池径ともに大きくなる。上述したよ
うに、活物質が金属箔に塗着された帯状の電極は、大き
な電池径に対応させるべく、活物質の塗着量を増加させ
て電極を厚くすると、活物質層が剥離、脱落して電極形
状が維持できなくなる。このため、帯状の電極の捲回回
数を多くすることで電極捲回群の径を大きくしている。
【0004】一方、大電流放電が可能で高出力の電池を
得るために、例えば特開平第9−92335号公報に
は、電極から数多くのリードを取り出し、そのリードを
集結させて電池端子を兼ねる集電部材を電池内に構成す
る技術が提案されている。
【0005】
【本発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述
のような捲回式構造を有し、電極捲回群が長く、多数回
捲回された電極捲回群においては、電極捲回群自体の自
重が大きくなるので、電池に振動が加わった場合に、電
池内で電極捲回群が軸芯の長手方向に沿って移動し、リ
ードの切断が起こったり、電極捲回群の破損により内部
短絡を引き起こす場合がある。また、EVに搭載された
電池には、低温環境、高温環境にかかわらず、当然振動
が加わることになるので、電池の耐振動性を確保するこ
とは、EV用電池の信頼性を確保する上で極めて重要な
課題である。
【0006】本発明は上記事案に鑑み、高容量、高出力
でありながらも、信頼性に優れた円筒形リチウムイオン
電池を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、正極集電体に充放電によりリチウムを放出
・収容可能な活物質を塗着した帯状の正極と、負極集電
体に充放電によりリチウムを収容・放出可能な炭素質物
質を塗着した帯状の負極とが、リチウムイオンが通過可
能な帯状のセパレータを介して電気的絶縁性を有する円
筒状軸芯の回りに捲回された電極捲回群を備え、前記電
極捲回群は前記軸芯と共に円筒形電池容器に内蔵され、
前記軸芯の両端は前記電池容器両端面を封口する蓋板に
固定された集電部材に支持又は固定される共に前記電極
捲回群は前記電池容器内で前記軸芯に支持又は固定さ
れ、前記正極及び負極から導出された複数のリードが前
記集電部材に接続された構造の円筒形リチウムイオン電
池において、前記電極捲回群の巻き始め部は、前記セパ
レータのみが前記軸芯の回りに1周以上捲回されてお
り、前記セパレータの捲回開始端部は前記軸芯にアクリ
ル系接着材で接着され、前記軸芯と前記捲回開始端部と
の接着面積は前記軸芯の外周表面積の40%以下であ
る、ことを特徴とする。
【0008】本発明では、電極捲回群の巻き始め部はセ
パレータのみが軸芯の回りに1周以上捲回されているの
で、電極捲回群が電解液に濡れた状態となると、正極及
び負極の活物質が膨潤し、セパレータと軸芯との接触箇
所に軸芯長手方向のずれに対する摩擦力が生じ、電極捲
回群の軸芯長手方向への移動に対する保持力が向上す
る。セパレータの捲回開始端部は軸芯にアクリル系接着
材で接着され捲回作業性が高められるが、軸芯と捲回開
始端部との接着面積が軸芯の外周表面積の40%を超え
ると、軸芯長手方向のずれに対する摩擦力が低下し電極
捲回群の軸芯長手方向への移動に対する保持力を低下さ
せる。このため本発明では、軸芯と軸芯開始端部との接
着面積を軸芯の外周表面積の40%以下とすることによ
り、電極捲回群の軸芯長手方向への移動に対する保持力
の向上を図った。本発明によれば、電極捲回群の軸芯長
手方向への移動に対する保持力が向上するので、円筒型
リチウムイオン電池に振動が加わっても、リードの切断
や電極捲回群の破損による内部短絡を防止することがで
きる。
【0009】この場合において、前記接着材には、アク
リル系接着剤、アクリル系両面粘着テープ及びアクリル
系片面粘着テープのいずれかを用いることができる。ま
た、前記軸芯を、ポリオレフィン系樹脂を主体とした材
料とすれば、軸芯両端のへたりが少なくなるので望まし
く、ガラス繊維をフィラーとして分散したポリオレフィ
ン系樹脂がより望ましく、ポリオレフィン系樹脂をポリ
プロピレンとすることが更に望ましい。そして、本発明
は、30Ah以上の容量を有する電池に適用することが
望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、図面を参
照して本発明をEV搭載用円筒形リチウムイオン電池に
適用した第1の実施の形態について説明する。
【0011】<電池製造方法> [正極板の作製]充放電によりリチウムを放出・収容可能
な活物質であるコバルト酸リチウム(LiCoO)粉
末やマンガン酸リチウム(LiMn)粉末87重
量部と、導電剤として鱗片状黒鉛(平均粒径:20μ
m)8.7重量部と、結着剤としてポリフッ化ビニリデ
ン(PVDF)4.3重量部と、を混合し、これに分散
溶媒のN−メチル−2−ピロリドン(MNP)を添加、
混練したスラリを、厚さ20μmのアルミニウム箔(正
極集電体)の両面に塗布した。このとき、正極板長寸方
向の一方の側縁に幅50mmの未塗布部を残した。その
後乾燥、プレス、裁断して幅300mm、後述する所定
長さ及び正極活物質合剤塗布部所定厚さの帯状の正極板
を得た。正極活物質合剤層の空隙率はいずれも35+−
2%とした。正極板のスラリ未塗布部に切り欠きを入
れ、切り欠き残部をリード片とした。また、隣り合うリ
ード片を20mm間隔とし、リード片の幅は10mmと
した。
【0012】[負極板の作製]充放電によりリチウムを収
容・放出可能な黒鉛質炭素である大阪ガスケミカル株式
会社(以下、大阪ガスケミカルという。)製のMCMB
粉末や、非晶質炭素である呉羽化学工業株式会社(以
下、呉羽化学という。)製カーボトロンP粉末92重量
部に結着剤として8重量部のポリフッ化ビニリデンを添
加し、これに分散溶媒のN−メチル−2−ピロリドンを
添加、混練したスラリを、厚さ10μmの圧延銅箔(負
極集電体)の両面に塗布した。このとき、負極板長寸方
向の一方の側縁に幅50mmの未塗布部を残した。その
後乾燥、プレス、裁断して幅305mm、後述する所定
長さ及び負極活物質塗布部所定厚さの帯状の負極板を得
た。負極活物質層の空隙率はいずれも35+−2%とし
た。負極板のスラリ未塗布部に正極板と同様に切り欠き
を入れ、切り欠き残部をリード片とした。また、隣り合
うリード片を20mm間隔とし、リード片の幅を10m
mとした。
【0013】[電池の作製]図2に示すように、捲回群の
巻き始め部は、後述するポリオレフィン系樹脂等の樹脂
製で電気的絶縁性を有する、直径14mm、内径8mm
の中空管(中空円筒状)の軸芯11に、アクリル系接着
材としてのアクリル系接着剤30で、厚さ40μm、幅
310mmのリチウムイオンが通過可能なポリエチレン
製セパレータ33の先端部(捲回開始端部)を接着し
て、セパレータ33のみを軸芯11の回りに1周以上捲
回した。その後、上記作製した正極板31と負極板32
とをこれら両極板が直接接触しないようにセパレータ3
3を挟むようにして、圧縮ローラ34、35により、セ
パレータ33、正極板31、負極板32及びセパレータ
33の順で積層された積層電極の厚さを調整して、正極
板31及び負極板32を軸芯11の回りに40回以上捲
回して(電極)捲回群とした。
【0014】このとき、正極板31及び負極板32のリ
ード片(図1の符号9参照)が、それぞれ捲回群の互い
に反対側の両端面に位置するようにした。捲回群径は、
正極板31、負極板32及びセパレータ33の長さ及び
正極板31、負極板32の厚さを調整し、63+−0.
5mmとした。
【0015】図1に示すように、正極板31から導出さ
れているリード片9を変形させ、その全てを、軸芯11
のほぼ延長線上にある集電部材の一部としての極柱(正
極外部端子1)周囲から一体に張り出している鍔部7周
面付近に集合、接触させた後、リード片9と鍔部7周面
とを超音波溶接してリード片9を鍔部7周面に接続し固
定した。
【0016】負極外部端子1’と負極板32から導出さ
れているリード片9との接続操作も、正極外部端子1と
正極板31から導出されているリード片9との接続操作
と同様に行った。
【0017】その後、正極外部端子1及び負極外部端子
1’の鍔部7周面全周に絶縁被覆8を施した。この絶縁
被覆8は、捲回群6外周面全周にも及ぼした。絶縁被覆
8には、基材がポリプロピレンで、その片面にヘキサメ
タアクリレートからなる粘着剤を塗布した粘着テープを
用いた。この粘着テープを鍔部7周面から捲回群6外周
面に亘って少なくとも1周以上巻いて絶縁被覆8とし
た。そして、捲回群6を外径67mm、内径66mmの
ステンレス製電池容器5内に挿入した。
【0018】次に、アルミナ製で円盤状の電池蓋4裏面
と当接する部分の厚さ2mm、内径16mm、外径25
mmの第2のセラミックワッシャ3’を、図1に示すよ
うに、先端が正極外部端子1を構成する極柱、先端が負
極外部端子1’を構成する極柱にそれぞれ嵌め込んだ。
また、アルミナ製で厚さ2mm、内径16mm、外径2
8mmの平板状の第1のセラミックワッシャ3を電池蓋
4に載置し、正極外部端子1、負極外部端子1’をそれ
ぞれ第1のセラミックワッシャ3に通した。その後、電
池蓋4周端面を電池容器5開口部に嵌合し、双方の接触
部全域をレーザ溶接した。このとき、正極外部端子1、
負極外部端子1’は、電池蓋4の中心にある穴を貫通し
て電池蓋4外部に突出している。そして、図1に示すよ
うに、第1のセラミックワッシャ3、金属製のナット2
底面よりも平滑な金属ワッシャ14を、この順に正極外
部端子1、負極外部端子1’にそれぞれ嵌め込んだ。な
お、電池蓋4には電池の内圧上昇に応じて開裂する開裂
弁10が設けられている。開裂弁10の開裂圧は、1.
3×10〜1.8×10Pa(130〜180N/
cm)とした。
【0019】次いで、ナット2を正極外部端子1、負極
外部端子1’にそれぞれ螺着し、第2のセラミックワッ
シャ3’、第1のセラミックワッシャ3、金属ワッシャ
14を介して電池蓋4を鍔部7とナット2の間で締め付
けにより固定した。このときの締め付けトルク値は5N
・mとした。なお、締め付け作業が終了するまで金属ワ
ッシャ14は回転しなかった。この状態で、電池蓋4裏
面と鍔部7の間に介在させたゴム(EPDM)製Oリン
グ16の圧縮により電池容器5内部の発電要素は外気か
ら遮断される。
【0020】その後、電池蓋4に設けた注液口15から
電解液を所定量電池容器5内に注入し、その後注液口1
5を封止することにより円筒形リチウムイオン電池21
を完成させた。
【0021】電解液には、エチレンカーボネートとジメ
チルカーボネートとジエチルカーボネートの体積比1:
1:1の混合溶液中へ6フッ化リン酸リチウム(LiP
)を1モル/リットル溶解したものを用いた。な
お、円筒形リチウムイオン電池21には、電池容器5の
内圧の上昇に応じて電流を遮断する電流遮断機構は設け
られていない。
【0022】(第1実施例)次に、本実施形態に従って
作製した円筒形リチウムイオン電池21の実施例につい
て説明する。まず、本実施例の正極板31及び負極板3
2を次のように作製した。
【0023】<正極板>[正極板C−1] 正極活物質に
日本化学工業株式会社(以下、日本化学という。)製セ
ルシードC−10を用いたコバルト酸リチウムとし、正
極集電体を含んだ電極厚さ195μm、長さ636cm
の正極板31を作製した(以下、この正極板を正極板C
−1という。)。このときの正極活物質合剤層のかさ密
度は2.77g/cmとした。[正極板C−2] 正極
活物質に日本化学製セルシードC−10を用いたコバル
ト酸リチウムとし、正極集電体を含んだ電極厚さ199
μm、長さ629cmの正極板31を作製した(以下、
この正極板を正極板C−2という。)。このときの正極
活物質合剤層のかさ密度は2.77g/cmとした。
[正極板M−1] 正極活物質を三井金属株式会社(以
下、三井金属という。)製のマンガン酸リチウムとし、
正極集電体を含んだ電極厚さ240μm、長さ620c
mの正極板31を作製した(以下、この正極板を正極板
M−1という。)。このときの正極活物質合剤層のかさ
密度は2.61g/cmとした。[正極板M−2] 正
極活物質を三井金属製のマンガン酸リチウムとし、正極
集電体を含んだ電極厚さ243μm、長さ618cmの
正極板31を作製した(以下、この正極板を正極板M−
2という。)。このときの正極活物質合剤層のかさ密度
は2.61g/cmとした。
【0024】<負極板> [負極板B−1] 黒鉛質炭素として、大阪ガスケミカル
製のMCMBを用い、負極集電体を含んだ電極厚さ17
3μm、長さ654cmの負極板32を作製した(以
下、この負極板を負極板B−1という。)。このときの
負極活物質合剤層のかさ密度は1.35g/cmとし
た。 [負極板B−2] 黒鉛質炭素として、大阪ガスケミカル
製のMCMBを用い、負極集電体を含んだ電極厚さ14
1μm、長さ638cmの負極板32を作製した(以
下、この負極板を負極板B−2という。)。このときの
負極活物質合剤層のかさ密度は1.35g/cmとし
た。 [負極板P−1] 非晶質炭素として、呉羽化学製カーボ
トロンPを用い、負極集電体を含んだ電極厚さ175μ
m、長さ647cmの負極板32を作製した(以下、こ
の負極板を負極板P−1という。)。このときの負極活
物質合剤層のかさ密度は0.98g/cmとした。 [負極板P−2] 非晶質炭素として、呉羽化学製カーボ
トロンPを用い、負極集電体を含んだ電極厚さ140μ
m、長さ636cmの負極板32を作製した(以下、こ
の負極板を負極板P−2という。)。このときの負極活
物質合剤層のかさ密度は0.98g/cmとした。
【0025】<構成> (実施例1−1)下表1に示すように、正極板C−1、
負極板B−1を組み合わせ、軸芯11の材質に、フィラ
ーとしてガラス繊維を30%分散混入させたポリプロピ
レン(GF/PP)を用いて電池21を作製した。図3
の斜線部に示すように、軸芯11に接着剤30を幅W5
mm、長さL306mmの範囲で塗布して軸芯11とセ
パレータ33とを固定した。軸芯11とセパレータ33
との接着面積Sは、軸芯11の外周表面積Sの11
%となる。
【0026】
【表1】
【0027】(実施例1−2)表1に示すように、正極
板C−2、負極板P−1を組み合わせ、それ以外は実施
例1−1と同様に電池21を作製した。 (実施例1−3)表1に示すように、正極板M−1、負
極板B−2を組み合わせ、それ以外は実施例1−1と同
様に電池21を作製した。 (実施例1−4)表1に示すように、正極板M−2、負
極板P−2を組み合わせ、それ以外は実施例1−1と同
様に電池21を作製した。
【0028】(実施例1−5)図4の斜線部に示すよう
に、軸芯11とセパレータ33との固定には、軸芯11
に接着剤30を幅W10mm、長さL51mmの範囲で
3箇所、ほぼ等間隔になるように塗布した。表1に示す
ように、軸芯11とセパレータ33との接着面積S
は、軸芯11の外周表面積Sの11%となる。それ
以外は実施例1−4と同様に電池21を作製した。 (実施例1−6)表1及び図3に示すように、軸芯11
に接着剤30を幅W18mm、長さL306mmの範囲
で塗布した。軸芯11とセパレータ33との接着面積S
は、軸芯11の外周表面積Sの39%となる。それ
以外は実施例1−4と同様に電池21を作製した。 (実施例1−7)表1及び図4に示すように、軸芯11
に接着剤30を幅W36mm、長さL51mmの範囲で
3箇所、ほぼ等間隔になるように塗布した。軸芯11と
セパレータ33との接着面積Sは、軸芯11の外周表
面積Sの39%となる。それ以外は実施例1−5と同
様に電池21を作製した。
【0029】(実施例1−8)表1に示すように、軸芯
11の材質を、ガラス繊維を混入させていないポリプロ
ピレン(PP)とした以外は、実施例1−4と同様に電
池21を作製した。 (実施例1−9)表1に示すように、軸芯11の材質を
ポリプロピレン(ガラス繊維なし)とした以外は、実施
例1−6と同様に電池21を作製した。 (実施例1−10)表1に示すように、軸芯11の材質
をポリテトラフロロエチレン(PTFE)とした以外
は、実施例1−4と同様に電池21を作製した。 (実施例1−11)表1に示すように、軸芯11の材質
をポリテトラフロロエチレンとした以外は、実施例1−
6と同様に電池21を作製した。
【0030】<比較例の構成>また、以上の実施例と比
較するために、同時に比較例1−1〜比較例1−4の円
筒形リチウムイオン電池を作製した。
【0031】(比較例1−1)表1及び図3に示すよう
に、軸芯11とセパレータ33との固定には、アクリル
系接着剤30を幅W20mm、長さL306mmの範囲
で塗布した。軸芯11とセパレータ33との接着面積S
は、軸芯11の外周表面積S の43%となる。それ
以外は実施例1−4と同様に電池を作製した。 (比較例1−2)表1及び図4に示すように、軸芯11
とセパレータ33との固定には、接着剤30を幅W40
mm、長さL51mmの範囲で3箇所、ほぼ等間隔にな
るように塗布した。軸芯11とセパレータ33との接着
面積Sは、軸芯11の外周表面積Sの43%とな
る。それ以外は実施例1−5と同様に電池を作製した。 (比較例1−3)表1に示すように、軸芯11の材質を
ポリプロピレン(ガラス繊維なし)とした以外は、比較
例1−1と同様に電池を作製した。(比較例1−4)表
1に示すように、軸芯11の材質をポリテトラフロロエ
チレンとした以外は、比較例1−1と同様に電池を作製
した。
【0032】<試験・評価> [試験]次に、以上のように作製した実施例及び比較例の
各電池について、25+−3°Cにて、4.2V定電
圧、電流制限(上限)30A、5時間の充電の後、30
A定電流、終止電圧2.5Vの条件で放電し、放電容量
を計測した。
【0033】その後、電池温度を60+−3°Cまで加
温し、環境温度60+−3°Cにて、電池の長さ方向
(軸芯11の長手方向)に、振幅1mm、振動数10H
zで6時間、50Hzで6時間、100Hzで6時間、
振動を加える、振動試験を行った。各振動数で振動試験
の後、実施例及び比較例の各電池を解体し、捲回群6の
移動とリード片9の切断の有無及び軸芯11の状況を目
視にて観察した。
【0034】[試験結果]放電容量測定結果及び振動試験
結果を下表2に示す。なお、表2において、「○」はリ
ード片9に切断がなく電極群6に移動が認められなかっ
たものを示し、「×」はリード片9が一部切断し電極群
6に移動が認められたものを示している。
【0035】
【表2】
【0036】[評価]実施例1−1〜実施例1−9の電池
では、いずれもリード片9の切断がなく捲回群6の移動
も見られなかった。実施例1−10及び実施例1−11
の電池では、振動数10Hz、50Hzでの振動後、リ
ード片9の切断はなく捲回群6の移動も見られなかった
が、振動数100Hzでの振動後においては、捲回群6
の移動に伴い一部のリード片9が切断されていた。
【0037】一方、軸芯11と接着剤30との接着面積
が、軸芯11の外周表面積Sに対して40%を超
える比較例の電池では、いずれも捲回群6の移動に伴い
一部のリード片9が切断されていた。これは、電解液雰
囲気で60°Cと比較的高温になった接着剤30が、ず
れに対するホールド性を喪失することが原因として考え
られる。セパレータ33と軸芯11との保持力は、捲回
群6が電解液に濡れた状態では、セパレータ33と軸芯
11とが直接接している状態の方が大きいために、接着
剤30との接触面積Sは、捲回作業性を損なわない範
囲において可能な限り小さい方がよいことが分かる。
【0038】軸芯11の材質にポリプロピレンやポリテ
トラフロロエチレンを用いた実施例1−8〜実施例1−
11及び比較例1−3、1−4の軸芯11には、振動試
験の後、両端部にへたりが観察された。これは、軸芯1
1の材料自体の硬度不足と、加温による軸芯11の膨張
と、が原因と思われる。フィラーとしてガラス繊維を分
散混入させたポリプロピレン製の軸芯11を用いた電池
では、実施例、比較例にかかわりなく、振動試験後の軸
芯11両端部にへたりは観察されなかった。
【0039】なお、実施例1−1〜実施例1−4の電池
を対比してみると、正極板31の正極活物質や負極板3
2の負極活物質の種類に影響されることがないことも明
らかである。
【0040】(第2実施形態)次に、本発明に係る円筒
形リチウムイオン電池の第2の実施の形態について説明
する。本実施形態は、軸芯11とセパレータ33との固
定に接着剤30に代えて両面粘着テープを用いたもので
ある。なお、本実施形態において、第1実施形態と同一
部材は同一の符号を付しその説明を省略し、異なる箇所
のみ説明する。
【0041】図5に示すように、本実施形態では、軸芯
11にアクリル系接着剤を主体としたアクリル系接着材
としての両面粘着テープ40でセパレータ33の先端部
を固定し、セパレータ33のみを軸芯11の回りに1周
以上捲回して円筒形リチウムイオン電池22を作製し
た。
【0042】(第2実施例)次に、本実施形態に従って
作製した円筒形リチウムイオン電池22の実施例につい
て説明する。なお、本実施例では、上述した第1実施例
と同様に、まず、正極板31及び負極板32を作製し
た。
【0043】<構成> (実施例2−1)下表3に示すように、正極板C−1、
負極板B−1を組み合わせ、軸芯11の材質に、フィラ
ーとしてガラス繊維を30%分散混入させたポリプロピ
レンを用いて電池22を作製した。図6の斜線部に示す
ように、幅W5mm、長さL306mmの積水化学工業
株式会社(以下、積水化学という。)製両面粘着テープ
#575を用いて軸芯11とセパレータ33とを固定し
た。軸芯11と両面粘着テープ40との当接接着面積S
は、軸芯11の外周表面積Sの11%となる。
【0044】
【表3】
【0045】(実施例2−2)表3に示すように、正極
板C−2、負極板P−1を組み合わせ、それ以外は実施
例2−1と同様に電池22を作製した。 (実施例2−3)表3に示すように、正極板M−1、負
極板B−2を組み合わせ、それ以外は実施例2−1と同
様に電池22を作製した。 (実施例2−4)表3に示すように、正極板M−2、負
極板P−2を組み合わせ、それ以外は実施例2−1と同
様に電池22を作製した。
【0046】(実施例2−5)表3及び図7に示すよう
に、軸芯11とセパレータ33との固定には、幅W10
mm、長さL51mmの積水化学製両面粘着テープ#5
75を3枚、ほぼ等間隔に用いた。軸芯11と両面粘着
テープ40との当接接着面積S は、軸芯11の外周表
面積Sの11%となる。それ以外は実施例2−4と同
様に電池22を作製した。 (実施例2−6)表3及び図6に示すように、幅W18
mm、長さL306mmの積水化学製両面粘着テープ#
575を用いた。軸芯11と両面粘着テープ40との当
接接着面積Sは、軸芯11の外周表面積Sの39%
となる。それ以外は実施例2−4と同様に電池22を作
製した。 (実施例2−7)表3及び図7に示すように、軸芯11
とセパレータ33との固定には、幅W36mm、長さL
51mmの積水化学製両面粘着テープ#575を3枚用
いた。軸芯11と両面粘着テープ40との当接接着面積
は、軸芯11の外周表面積Sの39%となる。そ
れ以外は実施例2−5と同様に電池22を作製した。
【0047】(実施例2−8)表3に示すように、軸芯
11の材質をポリプロピレン(ガラス繊維なし)とした
以外は、実施例2−4と同様に電池22を作製した。 (実施例2−9)表3に示すように、軸芯11の材質を
ポリプロピレン(ガラス繊維なし)とした以外は、実施
例2−6と同様に電池22を作製した。 (実施例2−10)表3に示すように、軸芯11の材質
をポリテトラフロロエチレンとした以外は、実施例2−
4と同様に電池22を作製した。 (実施例2−11)表3に示すように、軸芯11の材質
をポリテトラフロロエチレンとした以外は、実施例2−
6と同様に電池22を作製した。
【0048】<比較例の構成>また、本実施例と比較す
るために、同時に比較例2−1〜比較例2−5の円筒形
リチウムイオン電池を作製した。
【0049】(比較例2−1)表3及び図6に示すよう
に、軸芯11とセパレータ33との固定には、幅W20
mm、長さL306mmの積水化学製両面粘着テープ#
575を用いた。軸芯11と両面粘着テープ40との当
接接着面積Sは、軸芯11の外周表面積Sの43%
となる。それ以外は実施例2−4と同様に電池を作製し
た。 (比較例2−2)表3及び図7に示すように、軸芯11
とセパレータ33との固定には、幅W40mm、長さL
51mmの積水化学製両面粘着テープ#575を3枚用
いた。軸芯11と両面粘着テープ40との当接接着面積
は、軸芯11の外周表面積Sの43%となる。そ
れ以外は実施例2−5と同様に電池を作製した。
【0050】(比較例2−3)表3に示すように、軸芯
11の材質をポリプロピレン(ガラス繊維なし)とした
以外は、比較例2−1と同様に電池を作製した。 (比較例2−4)表3に示すように、軸芯11の材質を
ポリテトラフロロエチレンとした以外は、比較例2−1
と同様に電池を作製した。
【0051】(比較例2−5)表3に示すように、正極
板M−2、負極板P−2を組み合わせ、軸芯11の材質
には、フィラーとしてガラス繊維を30%分散混入させ
たポリプロピレンを用い、軸芯11とセパレータ33と
の固定には、幅W5mm、長さL306mmのゴム系粘
着剤が使用されている積水化学社両面粘着テープ#58
4を用いた。軸芯11と両面粘着テープ40との当接接
着面積Sは、軸芯11の外周表面積Sの11%とな
る。それ以外は実施例2−4と同様に電池を作製した。
【0052】<試験・評価> [試験]次に、本実施例及び比較例の各電池について、第
1実施例と同様に、放電容量を計測し、振動試験を行い
捲回群6の移動とリード片9の切断の有無及び軸芯11
の状況を目視にて観察した。これらの結果を表4に示
す。なお、表4において、「○」及び「×」は表2に示
した場合と同じである。
【0053】
【表4】
【0054】[評価]実施例2−1〜実施例2−9の電池
では、いずれもリード片9の切断がなく捲回群6の移動
も見られなかった。実施例1−10及び実施例1−11
の電池では、振動数10Hz、50Hzでの振動後、リ
ード片9の切断はなく捲回群6の移動も見られなかった
が、振動数100Hzでの振動後においては、捲回群6
の移動に伴い一部のリード片9が切断されていた。
【0055】一方、両面粘着テープ40の軸芯11への
当接接着面積Sが、軸芯11の外周表面積Sに対し
て40%を超える比較例の電池では、いずれも捲回群6
の移動に伴い一部のリード片9が切断されていた。これ
は、電解液雰囲気で60°Cと比較的高温になった両面
粘着テープ40が、ずれに対するホールド性を喪失する
ことが原因として考えられる。第1実施例と同様に、セ
パレータ33と軸芯11との保持力は、電解液にぬれた
状態では、セパレータ33と軸芯11とが直接接してい
る状態の方が大きいために、両面粘着テープ40との当
接接触面積Sは、捲回作業性を損なわない範囲におい
て可能な限り小さい方がよいことが分かる。
【0056】軸芯11の材質にポリプロピレンやポリテ
トラフロロエチレンを用いた実施例2−8〜実施例2−
11、及び比較例2−3、2−4の電池の振動試験後の
軸芯11は、両端部にへたりが観察された。これは、第
1実施例と同様に、軸芯11の材料自体の硬度不足と、
加温による軸芯11の膨張が原因と思われる。フィラー
としてガラス繊維を分散混入させたポリプロピレン製の
軸芯11を用いた電池では、実施例、比較例にかかわり
なく、振動試験後の軸芯11両端部にへたりは観察され
なかった。
【0057】また、両面粘着テープ40にアクリル系以
外の粘着剤を使用したテープを用いた比較例2−5の電
池では、振動試験後の捲回群6の移動に伴うリード片9
の切断が見られた。
【0058】なお、実施例2−1〜実施例2−4の電池
を対比してみると、第1実施例同様、正極板31の正極
活物質や負極板32の負極活物質の種類に影響されるこ
とがないことも明らかである。
【0059】(第3実施形態)次に、本発明に係る円筒
形リチウムイオン電池の第3の実施の形態について説明
する。本実施形態は、軸芯11とセパレータ33との固
定に片面粘着テープを用いたものである。なお、本実施
形態において、第1実施形態と同一部材は同一の符号を
付しその説明を省略し、異なる箇所のみ説明する。
【0060】図8に示すように、本実施形態では、軸芯
11にアクリル系接着剤を主体としたアクリル系接着材
としての片面粘着テープ50でセパレータ33の先端部
を固定し、セパレータ33のみを軸芯11の回りに1周
以上捲回して円筒形リチウムイオン電池23を作製し
た。
【0061】(第3実施例)次に、本実施形態に従って
作製した円筒形リチウムイオン電池23の実施例につい
て説明する。なお、本実施例では、第1実施例と同様
に、まず、正極板31及び負極板32を作製した。
【0062】<構成> (実施例3−1)下表5に示すように、正極板M−2、
負極板P−2を組み合わせ、軸芯11の材質に、フィラ
ーとしてガラス繊維を30%分散混入させたポリプロピ
レンを用いて電池23を作製した。図9の斜線部に示す
ように、幅W10mm、長さL306mmの日東電工株
式会社(以下、日東電工という。)製片面粘着テープ#
3073DFを用いて軸芯11とセパレータ33とを固
定した。軸芯11と片面粘着テープ50との当接接着面
積Sが、軸芯11の外周表面積S の11%となるよ
うに、セパレータ33の先端から片面粘着テープ50を
はみ出させて貼り付けた。
【0063】
【表5】
【0064】(実施例3−2)表5に示すように、正極
板M−2、負極板P−2を組み合わせ、軸芯11の材質
に、フィラーとしてガラス繊維を30%分散混入させた
ポリプロピレンを用いて電池23を作製した。図10の
斜線部に示すように、軸芯11とセパレータ33との固
定には、幅W15mm、長さL51mmの日東電工製片
面粘着テープ#3073DFを用いた。軸芯11と片面
粘着テープ50との当接接着面積Sは、軸芯11の外
周表面積Sの11%となるように、セパレータ33の
先端から片面粘着テープ50をはみ出させて貼り付け
た。
【0065】(実施例3−3)表5及び図9に示すよう
に、軸芯11とセパレータ33との固定には、幅W23
mm、長さL306mmの日東電工製片面粘着テープ#
3073DFを用いた。軸芯11と片面粘着テープ50
との当接接着面積Sは、軸芯11の外周表面積S
39%となるように、セパレータ33の先端から粘着テ
ープ50をはみ出させて貼り付けた。それ以外は実施例
3−1と同様に電池23を作製した。 (実施例3−4)表5及び図10に示すように、軸芯1
1とセパレータ33との固定には、幅W41mm、長さ
L51mmの日東電工製片面粘着テープ#3073DF
を用いた。軸芯11と片面粘着テープ50との当接接着
面積Sは、軸芯11の外周表面積Sの39%となる
ように、セパレータ33の先端から片面粘着テープ50
をはみ出させて貼り付けた。それ以外は実施例3−2と
同様に電池23を作製した。
【0066】<比較例の構成>また、本実施例と比較す
るために、同時に比較例3−1〜比較例3−2の円筒形
リチウムイオン電池を作製した。
【0067】(比較例3−1)表5及び図9に示すよう
に、軸芯11とセパレータ33との固定には、幅W25
mm、長さL306mmの日東電工製片面粘着テープ#
3073DFを用いた。軸芯11と片面粘着テープ50
との当接接着面積Sは、軸芯11の外周表面積S
43%となるように、セパレータ33の先端から片面粘
着テープ50をはみ出させて貼り付けた。それ以外は実
施例3−1と同様に電池を作製した。 (比較例3−2)表5及び図10に示すように、軸芯1
1とセパレータ33との固定には、幅W41mm、長さ
L56mmの日東電工製片面粘着テープ#3073DF
を用いた。軸芯11と片面粘着テープ50との当接接着
面積Sは、軸芯11の外周表面積Sの43%となる
ように、セパレータ33の先端から片面粘着テープ50
をはみ出させて貼り付けた。それ以外は実施例3−2と
同様に電池を作製した。
【0068】<試験・評価> [試験]次に、本実施例及び比較例の各電池について、第
1実施例と同様に、放電容量を計測し、振動試験を行い
捲回群6の移動とリード片9の切断の有無及び軸芯11
の状況を目視にて観察した。これらの結果を表6に示
す。なお、表6において、「○」及び「×」は表2に示
した場合と同じである。
【0069】
【表6】
【0070】[評価]実施例3−1〜実施例3−4の電池
では、いずれもリード片9の切断がなく捲回群6の移動
も見られなかった。一方、片面粘着テープ50の軸芯1
1への当接接着面積Sが、軸芯11の外周表面積S
に対して40%を超える比較例の電池では、いずれも捲
回群6の移動に伴い一部のリード片9が切断されてい
た。これは、電解液雰囲気で60°Cと比較的高温にな
った片面粘着テープ50が、ずれに対するホールド性を
喪失することが原因として考えられる。セパレータ33
と軸芯11との保持力は、電解液にぬれた状態では、セ
パレータ33と軸芯11とが直接接している状態の方が
大きいために、片面粘着テープ50との当接接触面積S
は、捲回作業性を損なわない範囲において可能な限り
小さい方がよいことが明らかとなった。
【0071】なお、本実施例では、実施例及び比較例の
電池とも、軸芯11の材質に、フィラーとしてガラス繊
維を30%分散混入させたポリプロピレンを用いたの
で、振動試験後の軸芯11両端部にへたりは観察されな
かった。
【0072】以上の実施形態の円筒形リチウムイオン電
池21〜23では、捲回群6の軸芯11長手方向へのず
れ(移動)に対する保持力を向上させたので、電池に振
動が加わっても、リード片9の切断や捲回群6の移動損
傷による内部短絡を防止することができ、また、長期間
振動が加わる状態に置かれても、軸芯11両端部にへた
りを生ぜず捲回群6に異常な加重が掛かることによる内
部短絡を惹起しないので、信頼性に優れた電池であると
いうことができる。電池容量が30Ah以上の高容量、
高出力の大型二次電池で、上述したように信頼性に優れ
た電池は、特に電気自動車の電源に適している。
【0073】なお、以上の実施形態では、軸芯11にポ
リプロピレンを用いた例を示したが、ポリエチレンを用
いても上記と同様の効果を得ることができることも確認
されている。
【0074】また、以上の実施形態では、電気自動車用
電源等に用いられる大形の二次電池について例示した
が、実質容量30Ah以上の電池であれば、電池の用途
や大きさには限定されないことはいうまでもない。ま
た、有底筒状容器(缶)に電池上蓋がカシメによって封
口されている構造の円筒形リチウムイオン電池にも本発
明の適用が可能である。
【0075】また、以上の実施形態では、絶縁被覆8
に、基材がポリイミドで、その片面にヘキサメタアクリ
レートからなる粘着剤を塗布した粘着テープを用いた
が、これに限定されるものではなく、例えば、基材がポ
リプロピレンやポリエチレン等のポリオレフィンで、そ
の片面又は両面にヘキサメタアクリレートやブチルアク
リレート等のアクリル系粘着剤を塗布した粘着テープ
や、粘着剤を塗布しないポリオレフィンやポリイミドか
らなるテープ等を好適に使用することができる。
【0076】更に、以上の実施形態では、リチウムイオ
ン電池用の正極にコバルト酸リチウムやマンガン酸リチ
ウム、負極に黒鉛質炭素や非晶質炭素、電解液にエチレ
ンカーボネートとジメチルカーボネートとジエチルカー
ボネートの体積比1:1:1の混合液中へ6フッ化リン
酸リチウムを1モル/リットル溶解したものを用いた
が、本発明の電池の製造方法には特に制限はなく、また
結着剤、負極活物質、非水電解液も通常用いられている
いずれのものも使用可能である。EV用途向け高容量、
高出力の電池で、かつ安全性を確実に確保するために
は、正極活物質としてリチウム・コバルト複合酸化物や
リチウム・ニッケル複合酸化物を用いるよりも、リチウ
ムマンガン複酸化物であるマンガン酸リチウムを用いる
ことがより望ましい。
【0077】また、以上の実施形態ではポリフッ化ビニ
リデンを結着剤として使用したが、これ以外のリチウム
イオン電池用極板活物質結着剤としては、テフロン、ポ
リエチレン、ポリスチレン、ポリブタジエン、ブチルゴ
ム、ニトリルゴム、スチレン/ブタジエンゴム、多硫化
ゴム、ニトロセルロース、シアノエチルセルロース、各
種ラテックス、アクリロニトリル、フッ化ビニル、フッ
化ビニリデン、フッ化プロピレン、フッ化クロロプレン
等の重合体及びこれらの混合体等を用いてもよい。
【0078】更に、以上の実施形態に示した以外のリチ
ウム二次電池用正極活物質としては、リチウムを挿入・
脱離可能な材料であり、予め十分な量のリチウムを挿入
したリチウムマンガン複酸化物が好ましく、スピネル構
造を有したマンガン酸リチウムや、結晶中のマンガンや
リチウムの一部をそれら以外の元素で置換又はドープし
た材料を使用してもよい。また、リチウムとマンガンと
の原子比が化学量論比からずれた活物質を使用しても以
上の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0079】また更に、以上の実施形態に示した以外の
リチウムイオン電池用負極活物質を使用しても本発明の
適用は制限されない。例えば、天然黒鉛や、人造の各種
黒鉛材、コークスなどの炭素質材料等を使用してもよ
く、その粒子形状においても、鱗片状、球状、繊維状、
塊状等、特に制限されるものではない。
【0080】また、電解液としては、一般的なリチウム
塩を電解質とし、これを有機溶媒に溶解した電解液を使
用してもよく、リチウム塩や有機溶媒にも特に制限され
るものではない。例えば、電解質としては、LiClO
、LiAsF、LiPF 、LiBF、LiB
(C、CHSOLi、CFSOLi
等やこれらの混合物を用いることができる。
【0081】そして、本実施形態以外の非水電解液有機
溶媒としては、プロピレンカーボネート、エチレンカー
ボネート、エチルメチルカーボネート、ビニレンカーボ
ネート、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキ
シエタン、γ−ブチロラクトン、テトラヒドロフラン、
1,3−ジオキソラン、4−メチル−1,3−ジオキソ
ラン、ジエチルエーテル、スルホラン、メチルスルホラ
ン、アセトニトリル、プロピオニトリル等又はこれら2
種類以上の混合溶媒を用いることができ、更に、混合配
合比についても限定されるものではない。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電極捲回群の巻き始め部はセパレータのみが軸芯の回り
に1周以上捲回されており、セパレータの捲回開始端部
は軸芯にアクリル系接着材で接着され、軸芯と捲回開始
端部との接着面積は軸芯の外周表面積の40%以下とし
たので、電極捲回群の軸芯長手方向への移動に対する保
持力が向上し、円筒形リチウムイオン電池に振動が加わ
っても、リードの切断や電極捲回群の破損による内部短
絡を防止することができる、という効果を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用可能な第1実施形態のEV搭載用
円筒形リチウムイオン電池の断面図である。
【図2】第1実施形態の捲回群巻き始め部のセパレータ
の捲回開始端部近傍を示す軸芯円周方向断面図である。
【図3】第1実施形態のセパレータの捲回開始端部及び
アクリル系接着剤の塗布位置を示す平面図である。
【図4】第1実施形態のセパレータの捲回開始端部及び
アクリル系接着剤の3箇所の塗布位置を示す平面図であ
る。
【図5】第2実施形態の捲回群巻き始め部のセパレータ
の捲回開始端部近傍を示す軸芯円周方向断面図である。
【図6】第2実施形態のセパレータの捲回開始端部及び
アクリル系両面粘着テープの接着位置を示す平面図であ
る。
【図7】第2実施形態のセパレータの捲回開始端部及び
アクリル系両面粘着テープの3箇所の接着位置を示す平
面図である。
【図8】第3実施形態の捲回群巻き始め部のセパレータ
の捲回開始端部近傍を示す軸芯円周方向断面図である。
【図9】第3実施形態のセパレータの捲回開始端部及び
アクリル系片面粘着テープの接着位置を示す平面図であ
る。
【図10】第3実施形態のセパレータの捲回開始端部及
びアクリル系片面粘着テープの3箇所の接着位置を示す
平面図である。
【符号の説明】
1 正極外部端子(集電部材の一部) 1’ 負極外部端子(集電部材の一部) 4 電池蓋(蓋) 5 電池容器 6 捲回群(電極捲回群) 7 鍔部(集電部材の一部) 9 リード片(リード) 11 軸芯 30 接着剤(接着材) 31 正極板(正極) 32 負極板(負極) 33 セパレータ 40 両面粘着テープ(接着材) 50 片面粘着テープ(接着材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 弘中 健介 東京都中央区日本橋本町二丁目8番7号 新神戸電機株式会社内 Fターム(参考) 5H014 AA02 AA04 AA06 BB00 BB08 EE01 EE08 EE10 HH04 HH06 5H022 AA09 AA18 CC08 CC12 CC19 5H029 AJ03 AJ05 AJ12 AK03 AL06 AL07 AM03 AM05 AM07 BJ02 BJ14 CJ05 CJ07 CJ22 DJ02 DJ04 DJ05 DJ07 DJ15 EJ06 EJ12 HJ04 HJ07 HJ12 HJ19

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正極集電体に充放電によりリチウムを放
    出・収容可能な活物質を塗着した帯状の正極と、負極集
    電体に充放電によりリチウムを収容・放出可能な炭素質
    物質を塗着した帯状の負極とが、リチウムイオンが通過
    可能な帯状のセパレータを介して電気的絶縁性を有する
    円筒状軸芯の回りに捲回された電極捲回群を備え、前記
    電極捲回群は前記軸芯と共に円筒形電池容器に内蔵さ
    れ、前記軸芯の両端は前記電池容器両端面を封口する蓋
    板に固定された集電部材に支持又は固定される共に前記
    電極捲回群は前記電池容器内で前記軸芯に支持又は固定
    され、前記正極及び負極から導出された複数のリードが
    前記集電部材に接続された構造の円筒形リチウムイオン
    電池において、 前記電極捲回群の巻き始め部は、前記セパレータのみが
    前記軸芯の回りに1周以上捲回されており、 前記セパレータの捲回開始端部は前記軸芯にアクリル系
    接着材で接着され、前記軸芯と前記捲回開始端部との接
    着面積は前記軸芯の外周表面積の40%以下である、こ
    とを特徴とする円筒形リチウムイオン電池。
  2. 【請求項2】 前記接着材は、アクリル系接着剤、アク
    リル系両面粘着テープ及びアクリル系片面粘着テープの
    いずれか1つであることを特徴とする請求項1に記載の
    円筒形リチウムイオン電池。
  3. 【請求項3】 前記軸芯は、ポリオレフィン系樹脂を主
    体とした材料からなることを特徴とする請求項1又は請
    求項2に記載の円筒形リチウムイオン電池。
  4. 【請求項4】 前記ポリオレフィン系樹脂には、ガラス
    繊維がフィラーとして分散されたことを特徴とする請求
    項3に記載の円筒形リチウムイオン電池。
  5. 【請求項5】 前記ポリオレフィン系樹脂は、ポリプロ
    ピレンであることを特徴とする請求項4に記載の円筒形
    リチウムイオン電池。
  6. 【請求項6】 前記円筒形リチウムイオン電池は、30
    Ah以上の容量を有する電池であることを特徴とする請
    求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の円筒形リチ
    ウムイオン電池。
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